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JP4412209B2 - 熱電変換素子モジュールの製造方法 - Google Patents

熱電変換素子モジュールの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、冷却装置や加熱装置あるいは発電装置等に用いられる熱電変換素子モジュールに関するものである。
従来、図19に示すように、熱電変換素子モジュール10としては、p型の熱電変換素子1pおよびn型の熱電変換素子1nが交互に配置され、これらの熱電変換素子1p,1nの一方の面が第1電極3に接合され、他方の面が第2電極6に接合されて交互に電気的に直列に接続される構造となっており、第1電極3および第2電極6のそれぞれ外側の面がアルミナ基板や樹脂基板等の絶縁基板20,50に接合されたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、上記絶縁基板20,50がないスケルトン型モジュールもよく知られている。
特開平05−063243号公報
しかしながら、第1電極3および第2電極6が絶縁基板20,50に接合された構造の熱電変換素子モジュール10では、熱電変換素子モジュール10が冷却装置や加熱装置に用いられる場合は、熱電変換素子1p,1nの吸熱および放熱、あるいは熱電変換素子モジュール10が発電装置に用いられる場合は、熱電変換素子1p,1nに与えられる熱が絶縁基板20,50を介して伝わるために熱抵抗が高くなり、熱電変換効率が低くなる。熱伝導率の高い基板を用いることにより熱抵抗を下げることも可能であるが、このような基板は高価である。
一方、スケルトン型モジュールでは、上記熱が第1電極3および第2電極6を介して伝わるため、熱電変換効率は高いが、第1電極3および第2電極6を1枚ずつ熱電変換素子1p,1nに接合しなければならず、製造コストが高くなる。
本発明は、このような事情に鑑み、熱電変換効率が高く安価な熱電変換素子モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明では、一方の面が第1電極に接合され、他方の面が第2電極に接合されて、p型およびn型の熱電変換素子が交互に電気的に直列に接続された熱電変換素子モジュールを製造する製造方法において、帯状に形成され、その長手方向に沿って第1電極を保持する第1絶縁シート片が複数枚材料取り可能な大きさの第1絶縁シートを用いて、この第1絶縁シートの片側の面の各第1絶縁シート片に対応する位置に第1電極を接合する工程と、第1絶縁シートの各第1絶縁シート片に対応する位置に第1貫通孔を形成する工程と、第1絶縁シートの幅方向の少なくとも一方の端部にパーフォレーションを形成する工程と、第1絶縁シートのパーフォレーションにスプロケットの送り爪を係合させた状態で当該スプロケットを回転させることにより、第1絶縁シートの搬送および位置決めを行う工程と、熱電変換素子の一方の面を第1絶縁シートの第1貫通孔から第1電極に接合する工程と、熱電変換素子の他方の面を第2電極に接合する工程と、第1絶縁シートを切断して各第1絶縁シート片を分離する工程とを含んでいる。
た、熱電変換素子モジュールの製造方法において、熱電変換素子の他方の面を第2電極に接合する工程には、帯状に形成され、その長手方向に沿って第2電極を保持する第2絶縁シート片が複数枚材料取り可能な大きさの第2絶縁シートを用いて、この第2絶縁シートの片側の面の各第2絶縁シート片に対応する位置に第2電極を接合する工程と、第2絶縁シートの各第2絶縁シート片に対応する位置に第2貫通孔を形成する工程と、第2絶縁シートの幅方向の少なくとも一方の端部にパーフォレーションを形成する工程と、第2絶縁シートのパーフォレーションにスプロケットの送り爪を係合させた状態で当該スプロケットを回転させることにより、第2絶縁シートの搬送および位置決めを行う工程と、熱電変換素子の他方の面を第2絶縁シートの第2貫通孔から第2電極に接合する工程とを含み、第2絶縁シートを切断して各第2絶縁シート片を分離する工程をさらに含んでいる。
または、熱電変換素子の他方の面を第2電極に接合する工程では、片面に第2電極が剥離可能に貼り付けられたシート体を用いて、このシート体に貼り付けられた第2電極に熱電変換素子の他方の面を接合し、その後にシート体と第2電極とを剥離することも可能である。
さらに、上記絶縁シートにパーフォレーションを形成する工程では、当該絶縁シートの幅方向の両端部にパーフォレーションを形成し、上記絶縁シートの各絶縁シート片の間に、両端部に形成されたパーフォレーションの近傍まで当該絶縁シートの幅方向に延びるスリットを設ける工程をさらに備え、上記絶縁シートを切断して各絶縁シート片を分離する工程では、当該絶縁シートの両端部をパーフォレーションよりも内側で長手方向に沿って切断することにより行うこともできる。
なお、上述の各工程は、必ずしも上記のように記載した順に行われる必要はない。
本発明に係る熱電変換素子モジュールの製造方法によれば、第1絶縁シートにパーフォレーションを形成し、このパーフォレーションを利用してスプロケットで第1絶縁シートを搬送するようにしたから、第1絶縁シートに作用する張力によって第1絶縁シートがその長手方向にカールすることを抑制することができるため、肉厚の薄い第1絶縁シートを使用することができるようになる
また、スプロケットの回転数によって第1絶縁シートの搬送距離を正確に設定することができるため、スプロケットを回転させるだけで第1絶縁シートの位置決めを行うことができる。従って、第1絶縁シートを搬送する同一ライン上で、熱電変換素子と第1電極とおよび第2電極との接合を行うことができ、熱電変換素子モジュールの生産性を飛躍的に向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、従来の熱電変換素子モジュール10と同一構成部分には同一符号を付す。
図1に示すように、第1参考例の熱電変換素子モジュール10Aは、複数個のp型およびn型の熱電変換素子1p,1nと、これらの熱電変換素子1p,1nを挟んで上下に配置される第1電極3および第2電極6と、第1電極3を保持する第1絶縁シート片2と、第2電極6を保持する第2絶縁シート片5とを備えている。
上記熱電変換素子1p,1nは、熱電特性をもつもの(ペルチェ効果およびベーゼック効果を得るもの)であり、例えばBi−Te−Sb−Seの合金等からなっている。このp型およびn型の熱電変換素子1p,1nは交互に配置され、上下両面がそれぞれ第1電極3と第2電極6とに直列に接合されるようになっている。
上記第1電極3および第2電極6は、銅等の熱伝導率の高い材料からなり、隣り合う熱電変換素子1p,1nを跨る長さを有し、20μm程度の厚さで短冊状に構成されている。また、第1電極3と第2電極6とは、隣り合う熱電変換素子1p,1nを交互に跨るように配置されている。
上記第1絶縁シート片2および第2絶縁シート片5は、例えばポリイミド等の絶縁樹脂からなり、上記第1電極3および第2電極6を保持可能な長さを有し、5〜50μm程度の厚さで短冊状に構成され、それぞれの絶縁シート片2,5には熱電変換素子1p,1nが挿通可能な第1貫通孔2aおよび第2貫通孔5aが形成されている。
この貫通孔2a,5aは、隣り合う熱電変換素子1p,1nが1つの貫通孔2a(または5a)内に挿通可能となるような形状としてもよいし、個々の熱電変換素子1p,1nが個別に挿通可能となるような形状としてもよい。
上記第1電極3は、図2に示すように、第1絶縁シート片2の上面に第1貫通孔2aを覆うように接合されて保持され、上記第2電極6は、図示はしていないが、同様に第2絶縁シート片5の下面に第2貫通孔5aを覆うように接合されて保持されている。
なお、上記電極3,6は、上記貫通穴2a,5aを完全に覆う必要はなく、例えば電極3,6の長さが貫通孔2a,5aの長さよりも短い場合は、電極3,6の左右両端部と貫通孔2a,5aの左右両端部との間に隙間があってもよい。
そして、熱電変換素子1p,1nは、上面を第1絶縁シート片2の第1貫通孔2aから接合材4を介して第1電極3に接合され、下面を第2絶縁シート片5の第2貫通孔5aから接合材4を介して第2電極6に接合されて電気的に直列に接続されている。
上記接合材4は、半田や導電性の接着剤等である。ただし、接合材4として半田を用いる場合には、熱電変換素子1p,1nの第1電極3および第2電極6と接合される上下両面にNiメッキを施し、さらにAuメッキを施す等のメッキ処理を施すことが好ましい。
このように構成された熱電変換素子モジュール10Aでは、例えば第2電極6の左端部に位置するものと右端部に位置するものとの間に、第1電極3でn型の熱電変換素子1nからp型の熱電変換素子1pへ電流が流れるように電圧をかけると、熱電変換素子1p,1nの上面で吸熱作用が発生し、下面で放熱作用が発生する。このとき冷却物7を第1電極3の上に載せた場合は、冷却物7の熱は第1電極3を介して熱電変換素子1p,1nに吸熱され、第2電極6を介して下方に放熱されるので、冷却物7を冷却することができる。
上記電流を流す向きを逆にすると、冷却および放熱の作用は上下逆になる。
このように、第1参考例の熱電変換素子モジュール10Aでは、第1電極3を第1貫通孔2aが形成された第1絶縁シート片2の上面に第1貫通孔2aを覆うように接合し、熱電変換素子1p,1nの上面を第1絶縁シート片2の第1貫通孔2aから第1電極3に接合するとともに、第2電極6を第2貫通孔5aが形成された第2絶縁シート片5の下面に第2貫通孔5aを覆うように接合し、熱電変換素子1p,1nの下面を第2絶縁シート片5の第2貫通孔5aから第2電極6に接合したから、熱電変換素子1p,1nの吸熱等が第1電極3および第2電極6から直接伝わるため、従来の絶縁基板を介して熱が伝わる構造の熱電変換素子モジュール10よりも熱電変換効率を高くすることができる。
また、第1電極3は第1絶縁シート片2に、第2電極6は第2絶縁シート片5に接合されて保持されているので、スケルトン型モジュールに比べ、第1電極3および第2電極6をまとめて熱電変換素子1p,1nに接合することができるため、製造コストを安くすることができ、さらにはスケルトン型モジュールの高い熱電変換効率を保ったまま、熱電変換素子モジュール10Aの剛性を高くすることができる。
次に、熱電変換素子モジュール10Aを製造する方法を説明する。
まず、図3に示すように、第1絶縁シート片2が複数枚材料取り可能な大きさのポリイミド等からなる第1絶縁シート2Aを用意する。この第1絶縁シート2Aは、切断部2b(二点鎖線部分)で切断することにより、第1絶縁シート片2として切断可能となっている。
上記切断部2bには、後工程で切断し易いように、例えば切欠きを入れたりエッチングにより厚さを薄くしたりする等の加工を施しておくことが好ましい。また、この第1絶縁シート2Aには、位置決め用の穴を形成しておくことが好ましい。
第1工程では、第1絶縁シート2Aの片側の面の各第1絶縁シート片2に対応する位置に第1電極3をそれぞれ接合する。この第1電極3の第1絶縁シート2Aへの接合は、導体のプリント印刷や銅板の接着等によって行うことができる。なお、銅板の接着の後、エッチング処理を施して銅板のサイズ調整を行うようにしてもよい。
第2工程では、第1絶縁シート2Aの各第1絶縁シート片2に対応する位置、すなわち第1電極3が接合されている位置に第1貫通孔2aをそれぞれ形成する。
この第2工程は、必ずしも第1工程の後に行われる必要はなく、先に第1絶縁シート2Aに第1貫通孔2aを形成し、その後に第1貫通孔2aを覆うように銅板等の第1電極3を接着してもよい。
同様にして、図4に示すように、第2絶縁シート片5が複数枚材料取り可能な大きさのポリイミド等からなる第2絶縁シート5Aを用意し、切断部5b(二点鎖線部分)に後工程で切断し易いような加工を施し、位置決め用の穴を形成しておく。
第3工程では、第1工程と同様に、第2絶縁シート5Aの片側の面の各第2絶縁シート片5に対応する位置に第2電極6をそれぞれ接合する。
第4工程では、第2工程と同様に、第2絶縁シート5Aの各第2絶縁シート片5に対応する位置、すなわち第2電極6が接合されている位置に第2貫通孔5aをそれぞれ形成する。
上記第3工程および第4工程も相互に入れ替えが可能である。
図5(a)に示すように、第5工程では、第1絶縁シート2Aと第2絶縁シート5Aとを、熱電変換素子1p,1nを挟んで各電極3,6が外側を向くように対向させ、熱電変換素子1p,1nの上面を第1絶縁シート2Aの第1貫通孔2aから接合材4で第1電極3に接合するとともに、下面を第2絶縁シート5Aの第2貫通孔5aから接合材4で第2電極6に接合する。
具体的には、第2絶縁シート5Aの第2貫通孔5aから露出している第2電極6の熱電変換素子1p,1nが接合される部分に半田からなる接合材4を塗布し、その上に熱電変換素子1p,1nを重ねる。
ついで、第1絶縁シート2Aの第1貫通孔2aから露出している第1電極3の熱電変換素子1p,1nが接合される部分に半田からなる接合材4を塗布し、この第1絶縁シート2Aを、第1電極3が上側を向く姿勢で接合材4が上記熱電変換素子1p,1nの上に位置するように重ねる。この第1絶縁シート2Aを重ねる際には、各絶縁シート2A,5Aに形成した位置決め穴を利用して各絶縁シート2A,5A相互の位置合わせを行う。
そして、図5(b)に示すように、熱電変換素子1p,1nが接合材4を介して第1電極3および第2電極6に挟み込まれた状態で、さらにその外側を上下からヒーター8で挟み込んで各電極3,6を加熱して接合材4を溶かし、その後冷却して接合材4を固めて熱電変換素子1p,1nと第1電極3および第2電極6とを接合する。
上記加熱を行うに際しては、窒素雰囲気等の非酸化雰囲気で行うことにより、各電極3,6および熱電変換素子1p,1nの酸化を防止し、熱電性能の低下を抑制することができる。第1参考例の熱電変換素子モジュール10Aでは、第1電極3および第2電極6が剥き出しになっている部分が多く、酸化雰囲気で上記加熱を行うと、第1電極3および第2電極6の表面が酸化することにより熱伝導が悪くなり熱電性能が低下するためである。
また、熱電変換素子1p,1nと各電極3,6とを接合する接合材4としては、必ずしも半田を用いる必要はなく、導電性接着剤等を用いてもよい。
上記第5工程までを行った状態では、図6および図7に示すように、複数の熱電変換素子モジュール10Aが第1絶縁シート2Aおよび第2絶縁シート5Aに設けられた熱電変換素子モジュール集合体12となっている。
この熱電変換素子モジュール集合体12の第1絶縁シート2Aおよび第2絶縁シート5Aを、切断部2bおよび切断部5bで切断することにより、複数の熱電変換素子モジュール10Aが分離独立状態となり、熱電変換素子モジュール10Aを製造することができる。
本製造方法では、第1絶縁シート片2が複数枚材料取り可能な大きさの第1絶縁シート2Aと、第2絶縁シート片5が複数枚材料取り可能な大きさの第2絶縁シート5Aとを用いて、一旦熱電変換素子モジュール集合体12を製造したから、熱電変換素子モジュール10Aの各製造工程を複数モジュール分まとめて行うことができ、各絶縁シート2A,5A上に複数モジュール分の熱電変換素子1p,1nを同時に接合する等して複数モジュールをまとめて製造できるため、熱電変換素子モジュール10Aの製造工程が効率的になるとともに、量産化が可能となる。
また、熱電変換素子モジュール集合体12を取り扱うことにより、一度に複数の熱電変換素子モジュール10Aを取り扱うことができ、搬送等に至便である。
なお、熱電変換素子モジュール10Aの製造方法は、上記参考例で示した方法に限らず、第2工程の後に第1絶縁シート2Aを切断部2bで切断し、第4工程の後に第2絶縁シート5Aを切断部5bで切断してから、個々の熱電変換素子モジュール10Aごとに熱電変換素子1p,1nと各電極3,6とを接合してもよい。
このようにしても、複数モジュール分の第1絶縁シート片2と第1電極3および第2絶縁シート片5と第2電極6とをまとめて接合することができるため、製造コストを抑えることができる。
また、第1工程の前に各絶縁シート2A,5Aを各絶縁シート片2,5に切断したり、あるいは各絶縁シート片2,5を個別に製造したりして、個々の絶縁シート片2(または5)を個別に電極3(または6)と接合しても熱電変換素子モジュール10Aを製造することも可能である。
あるいは絶縁シート片2(または5)と電極3(または6)とをモールド成形によって一体に成形して接合することも可能である。
次に、第2参考例の熱電変換素子モジュール10Bを図8に示す。なお、第1参考例の熱電変換素子モジュール10Aおよび従来の熱電変換素子モジュール10と同一構成部分には同一符号を付す。
第2参考例の熱電変換素子モジュール10Bでは、第1電極3が、第1参考例の熱電変換素子モジュール10Aと同様に第1貫通孔2aが形成された第1絶縁シート片2の上面に第1貫通孔2aを覆うように接合されており、第2電極6が従来の熱電変換素子モジュール10と同様にアルミナ基板等の絶縁基板50の上面に接合されている。
そして、熱電変換素子1p,1nの上面は、第1貫通孔2aから接合材4を介して第1電極3に接合され、熱電変換素子1p,1nの下面は、接合材4を介して第2電極6の上面に接合されている。
このため、熱電変換素子1p,1nの上面の吸熱等は、第1電極3から直接伝達され、熱電変換素子1p,1nの下面の放熱等は、絶縁基板50を介して伝達される。
上記絶縁基板50を放熱側として構成する場合には、絶縁基板50に放熱フィンを一体成形し、放熱効率を高めるようにしてもよい。また、絶縁基板50はなくてもよく、第2電極6が個別に熱電変換素子1p,1nに接合されていてもよい。
このように、第1電極3を第1貫通孔2aが形成された第1絶縁シート片2の上面に接合し、熱電変換素子1p,1nの上面を第1絶縁シート片2の第1貫通孔2aから第1電極3に接合しても、従来の熱電変換素子モジュール10よりも熱電変換効率を高くすることができる。
また、スケルトン型モジュールに比べ、第1電極3を1枚ずつ熱電変換素子1p,1nに接合することを要せず、第1電極3をまとめて熱電変換素子1p,1nに接合することができるため、製造コストを安くすることができる。
次に、熱電変換素子モジュール10Bを製造する方法を説明する。
上述した第1参考例の熱電変換素子モジュール10Aの製造方法と同様に、第1絶縁シート片2が複数枚材料取り可能な大きさの第1絶縁シート2A(図3参照)を用いて、この第1絶縁シート2Aの各第1絶縁シート片2に対応する位置に第1電極3を接合するとともに第1貫通孔2aを形成する。
絶縁基板50にも第2電極6を接合しておく。
第2電極6の熱電変換素子1p,1nが接合される部分に半田からなる接合材4を塗布し、その上に熱電変換素子1p,1nを重ねる。
ついで、第1絶縁シート2Aの第1貫通孔2aから露出している第1電極3の熱電変換素子1p,1nが接合される部分に半田からなる接合材4を塗布し、この第1絶縁シート2Aを、第1電極3が上側を向く姿勢で接合材4が上記熱電変換素子1p,1nの上に位置するように重ねる。
そして、熱電変換素子1p,1nが接合材4を介して第1電極3および第2電極6に挟み込まれた状態で、図5(b)に示したのと同様に、さらにその外側を上下からヒーター8で挟み込んで第1電極3と第2電極6および絶縁基板50とを加熱して半田を溶かし、その後冷却して半田を固めて熱電変換素子1p,1nと第1電極3および第2電極6とを接合する。
また、熱電変換素子1p,1nと各電極3,6との接合としては、接合材4として半田を用いる必要はなく、導電性接着剤等を用いてもよい。
なお、絶縁基板50がない絶縁素子モジュール10Bを製造するには、第1絶縁シート2Aを下側にして、その上に接合材4を介して熱電変換素子1p,1nを重ね、さらにその上に接合材4を塗布した第2電極6を1枚ずつ重ね、その後ヒーター8で上下から挟み込んで加熱すればよい。
上記熱電変換素子1p,1nと各電極3,6との接合までを行った状態では、図6に示したのと同様に、複数の熱電変換素子モジュール10Bが第1絶縁シート2Aに設けられた熱電変換素子モジュール集合体となっている。
この熱電変換素子モジュール集合体の第1絶縁シート2Aを、切断部2bで切断することにより、複数の熱電変換素子モジュール10Bが分離独立状態となり、熱電変換素子モジュール10Bを製造することができる。
本製造方法では、第1絶縁シート片2が複数枚材料取り可能な大きさの第1絶縁シート2Aを用いて、一旦熱電変換素子モジュール集合体12を製造したから、熱電変換素子モジュール10Bの各製造工程を複数モジュール分まとめて行うことができ、第1絶縁シート2A上に複数モジュール分の熱電変換素子1p,1nを同時に接合する等して複数モジュールをまとめて製造できるため、熱電変換素子モジュール10Bの製造工程が効率的になるとともに、量産化が可能となる。
また、熱電変換素子モジュール集合体を取り扱うことにより、一度に複数の熱電変換素子モジュール10Bを取り扱うことができ、搬送等に至便である。
なお、熱電変換素子モジュール10Bの製造方法は、上記参考例で示した方法に限らず、第1参考例に対して示した別の製造方法を採用することも可能である。
次に、第3参考例の熱電変換素子モジュール10Cを図9に示す。
この熱電変換素子モジュール10Cは、第1参考例の熱電変換素子モジュール10Aと比べ、第1絶縁シート片2に形成される第1貫通孔2aの形状および第2絶縁シート片5に形成される第2貫通孔5aの形状のみが異なっており、他の構成部分は同じである。
上記第1貫通孔2aは、図10に示すように、熱電変換素子1p,1nが個別に圧入可能な形状となっており、図示はしないが、上記第2貫通穴5aも同様に熱電変換素子1p,1nが個別に圧入可能な形状となっている。
このようにすれば、第1絶縁シート片2または第2絶縁シート片5の第1電極3または第2電極6が接合されている側と反対側への撓みが、貫通孔2a,5aの内周面と熱電変換素子1p,1nの外周面との接触によって規制されるので、熱電変換素子モジュール10Cの剛性を向上させることができる。
この熱電変換素子モジュール10Cは、上述した熱電変換素子モジュール10Aの製造方法と同様の方法で製造することができる。
なお、第1貫通孔2aおよび第2貫通孔5aは、必ずしも両方共熱電変換素子1p,1nが圧入可能な形状である必要はなく、少なくとも一方が圧入可能な形状であれば、他方が遊嵌可能な形状であっても熱電変換素子モジュール10Cの剛性を向上させることはできる。
次に、第4参考例の熱電変換素子モジュール10Dを図11に示す。
この熱電変換素子モジュール10Dも、第2参考例の熱電変換素子モジュール10Bと比べ、第1絶縁シート片2に形成される第1貫通孔2aの形状のみが異なっており、他の構成部分は同じである。
その効果は、上記第3参考例の熱電変換素子モジュール10Cと同様である。
なお、上記第1参考例から第4参考例では、第1電極3が上側、第2電極が下側に配置された形態を示したが、第1電極3が下側、第2電極6が上側であってもよい。
上述した各製造方法では、熱電変換素子モジュール10A〜10Dを断続的に製造することはできるが、以下に説明する本発明にかかる実施形態の製造方法によれば、熱電変換素子モジュール10A〜10Dを連続的に製造することも可能である。
まず、図12に示すように、帯状に形成され、その長手方向に沿って第1絶縁シート片2が複数枚材料取り可能な大きさの第1絶縁シート2Bを用意する。そして、上記第1絶縁シート2Aと同様に、第1絶縁シート2Bの片側の面(図12では下面)の各第1絶縁シート片2に対応する位置に第1電極3を接合するとともに第1貫通孔2aを形成する。
ついで、第1絶縁シート2Bの幅方向の両端部にパーフォレーション2dを形成するとともに、各第1絶縁シート片2の間に第1絶縁シート2Bの幅方向に延びるスリット2eを直線上に並ぶように2つずつ形成する。上記スリット2eは、外側の端部がパーフォレーション2dの近傍に位置するようになっていることが好ましい。
なお、第1電極の接合工程と、第1貫通孔2aの形成工程と、パーフォレーション2dの形成工程と、スリット2eの形成工程とを行う順序は、どの工程が先に行われてもよく、適宜選定可能である。
そして、第1絶縁シート2Bのパーフォレーション2dにスプロケット9の送り爪91を係合させた状態で、当該スプロケット9を回転させることにより、第1絶縁シート2Bを所定位置に搬送し、その位置で、図13に示すように、熱電変換素子1p,1nと第1電極3および第2電極6との接合を行う。
具体的には、まず、第1貫通孔2aから上方に露出している第1電極3の熱電変換素子1p,1nが接合される部分に、スクリーン印刷等でクリーム半田等のペースト状の接合材4を塗布する。第1絶縁シート2Bは、長手方向ではスプロケット9の回転数によって、幅方向ではスプロケット9の送り爪91とパーフォレーション2dとの係合によって位置決めされているので、予め設定した位置にスクリーン印刷すればよい。
そして、図13(a)に示すように、接合材4の上に熱伝変換素子1p,1nを載置する。
ついで、上述した製造方法と同様に、予め用意しておいた第2絶縁シート片5に第2電極6を接合するとともに第2貫通孔5aを形成し、さらに第2貫通孔5aから露出している第2電極6の熱電変換素子1p,1nが接合される部分に接合材4を塗布する。
なお、熱伝変換素子1p,1nに予め半田メッキ等が施されている場合には、第1電極3および第2電極6に接合材4を塗布する工程は省略可能である。
そして、図13(b)に示すように、第2絶縁シート片5を第2電極6が上側を向く姿勢で熱伝変換素子1p,1nの上に重ね、図13(c)に示すように、さらにその外側をヒーター8で挟み込んで各電極3,6を加熱して接合材4を溶かし、その後冷却して接合材4を固めて熱電変換素子1p,1nと第1電極3および第2電極6とを接合する。
その後に、図14(a)に示すように、第1電極3のうちリード線引出電極として構成されている電極(図14(a)では手前側両端部の電極)が配置されている方の第1絶縁シート2Bの端部を、パーフォレーション2dよりも内側(図中の二点鎖線の位置)で長手方向に沿って切断する。
そして、リード線11を半田15等を用いてリード線引出電極に接続する。この状態では、まだ第1絶縁シート2Bの奥側の端部にパーフォレーション2dが残っているので、スプロケット9の回転数によって位置決めされた状態でリード線11をリード線引出電極に接続することができる。
ついで、第1絶縁シート2Bの奥側の端部を、パーフォレーション2dよりも内側(同じく図中の二点鎖線の位置)で長手方向に沿って切断する。スリット2eは、直線上に並んで設けられているので、第1絶縁シート2Bの奥側の端部を切断しても、スリット2eの間に位置する連結部16によって各第1絶縁シート2は連結されたままの状態となる。そのため、この状態のままとすれば、複数の熱伝変換素子モジュール10A〜10Dをまとめて取り扱うことができるようになり、輸送等に至便である。
最後に、図14(c)に示すように、連結部16を切断すれば、各第1絶縁シート片2を分離することができ、熱電変換素子モジュール10A〜10Dを製造することができる。
このように、第1絶縁シート2Bにパーフォレーション2dを形成し、このパーフォレーション2dを利用してスプロケット9で第1絶縁シート2Bを搬送すれば、第1絶縁シート2Bに作用する張力によって第1絶縁シート2Bがその長手方向にカールすることを抑制することができるため、肉厚の薄い第1絶縁シート2Bを使用して、熱電変換効率の高い熱電変換素子モジュール10A〜10Dを製造することができるようになる。
肉厚の薄い第1絶縁シート2Bであればカールし易いが、この第1絶縁シート2Bから第1絶縁シート片2を構成すれば、第1電極3に接合される第1絶縁シート片2自体の熱容量が小さくなることや第2絶縁シート片5との間隔が広がること等の理由から、熱電変換素子モジュール10A〜10Dの熱電変換効率が高くなるからである。
また、スプロケット9の回転数によって第1絶縁シート2Bの搬送距離を正確に設定することができるため、スプロケット9を回転させるだけで第1絶縁シート2Bの位置決めを行うことができる。従って、第1絶縁シート2Bを搬送する同一ライン上で、熱電変換素子1p,1nと第1電極3および第2電極6との接合を行うことができ、熱電変換素子モジュール10A〜10Dの生産性を飛躍的に向上させることができる。
なお、上記製造方法では、第1絶縁シート2Bのみをスプロケット9で搬送しているが、図15に示すように、帯状に形成され、その長手方向に沿って第2絶縁シート片5が複数枚材料取り可能な大きさの第2絶縁シート5Bを用いれば、この第2絶縁シート5Bをスプロケット9で搬送するようにすることもできる。
第2絶縁シート5Bを用いて熱電変換素子モジュール10A〜10Dを製造するには、第1絶縁シート2Bと同様に、幅方向の両端部にパーフォレーション5dを形成するとともに、各第2絶縁シート5の間にスリット5eを形成する。
そして、第2絶縁シート5Bを、第1絶縁シート2Bに接合された第1電極3に接合材4(図15では省略)を介して載置された熱電変換素子1p,1nを当該第2絶縁シート5Bに接合された第2電極6で接合材4(同じく省略)を介して押さえ込むように搬送し、この状態でその外側をヒーター8で挟み込んで加熱すればよい。
なお、第2絶縁シート5Bを切断して各第2絶縁シート片5を分離するには、第1絶縁シート2Bと同様にすればよい。
このようにすれば、さらに製造工程を簡略化することができ、生産性をより向上させることができる。
さらに、第2電極6を、熱電変換素子1p,1nに接合するには、図16に示すように、幅方向の両端部にパーフォレーション(図示は省略)が形成された帯状のシート体13を用いて、このシート体13の下面に第2電極6を剥離可能に貼り付け、シート体13を搬送させながら当該シート体13に貼り付けられた第2電極6を熱電変換素子1p,1nの上面に接合するようにしてもよい。
前記シート体13としては、例えば薄肉のステンレス鋼板等を使用することができる。
そして、第2電極6を熱電変換素子1p,1nに接合した後に、シート体13と第2電極6とを剥離することにより、簡単に片側がスケルトンタイプの熱電変換素子モジュールを製造することができる。
また、上述した熱電変換素子モジュールを連続的に製造する各製造方法においては、図17に示すように、熱電変換素子1p,1nと第1電極3および第2電極6とを接合した後、第1絶縁シート2Bの幅方向の両端部を切断する前に、その状態のまま洗浄槽14内に溜められた洗浄液中を通過させることにより、接合材4として半田を用いた場合の半田の溶解により発生するスラックスやその他の付着物を洗浄するようにすることもできる。
このようにすれば、第1絶縁シート2Bを搬送する同一ライン上で洗浄工程を行うことができる。また、本参考例の熱電変換素子モジュール10A〜10Dでは、少なくとも第1電極3が外側に露出しているため、第1絶縁シート2Bを切断して熱電変換素子モジュール10A〜10Dを分離独立状態とした後に洗浄を行えば、第1電極3を損傷するおそれがあるが、上記のように搬送ライン上で洗浄を行えば、第1電極3の損傷を抑制することができる。
また、上述の製造方法では、第1絶縁シート2Bの幅方向の両端部にパーフォレーション2dを形成したが、パーフォレーション2dは少なくとも一方の端部に形成されていればよい。ただし、上述の製造方法のように、パーフォレーション2dを両端部に形成すれば、スプロケット9の送り爪91で第1絶縁シート2Bを幅方向に引っ張りながら搬送することができるため、その幅方向のカールをも抑制して、熱電変換素子1p,1nを載置する位置等の精度を向上させることができる。
さらに、パーフォレーション2dを両端部に形成した場合には、図18に示すように、スリット2eを両端部のパーフォレーション2dの近傍まで延在する形状とすれば、第1絶縁シート2Bの両端部をパーフォレーション2dよりも内側(図中の二点鎖線の位置)で長手方向に沿って切断するだけで、各絶縁シート片2を分離することができ、切断工程を簡略化することができる。
また、図12に示すように、スリット2eを各第1絶縁シート片2の間で直線上に並ぶように形成した場合には、それらの間を切断するために、工具をスリット2eの両脇に配設される熱電変換素子1p,1nの間に挿入しなければならず、工具が熱電変換素子1p,1nに接触しないようにするためにスリット2eの幅を大きくする必要があり、その分絶縁シート片2の取り数が減少するが、図18に示すようにスリット2eをパーフォレーション2d近傍まで延在させることにより、工具をスリット2eの両脇の熱電変換素子1p,1nの間に挿入しなくてもよくなるため、スリット2eの幅を小さくすることができ、その分絶縁シート片2の取り数が増加する。この効果は、第2絶縁基板5Bでも同様に得ることができる。
第1参考例の熱電変換素子モジュールの正面断面図である。 第1参考例の第1電極と第1絶縁シート片とが接合された状態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 第1絶縁シートに第1電極が接合された状態を示す下面図である。 第2絶縁シートに第1電極が接合された状態を示す平面図である。 (a)(b)は第1参考例の熱電変換素子モジュールを製造する方法を説明する説明図である。 図5(b)のI−I線断面図である。 図5(b)のII−II線断面図である。 第2参考例の熱電変換素子モジュールの正面断面図である。 第3参考例の熱電変換素子モジュールの正面断面図である。 第3参考例の第1電極と第1絶縁シート片とが接合された状態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は下面図である。 第4参考例の熱電変換素子モジュールの正面断面図である。 本発明に係る実施形態の帯状の第1絶縁シートをスプロケットで搬送する状態を示した斜視図である。 (a)〜(c)は他の製造方法を説明する説明図である。 (a)〜(c)は他の製造方法を説明する説明図である。 (a)は帯状の第2絶縁シートを用いたときの正面断面図、(b)はその斜視図である。 シート体を用いたときの正面断面図である。 洗浄槽内を通過させる方法を説明する説明図である。 スリットを他の形状としたときの第1絶縁シートおよび第2絶縁シートの斜視図である。 従来の熱電変換素子モジュールの正面図である。
1p,1n 熱電変換素子
2 第1絶縁シート片
2A,2B 第1絶縁シート
2a 第1貫通孔
2b,5b 切断部
2d,5d パーフォレーション
2e,5e スリット
3 第1電極
4 接合材
5 第2絶縁シート片
5A,5B 第2絶縁シート
5a 第2貫通孔
6 第2電極
7 冷却物
8 ヒーター
9 スプロケット
91 送り爪
10A,10B,10C,10D 熱電変換素子モジュール
11 リード線
12 熱電変換素子モジュール集合体
13 シート体
14 洗浄槽
20,50 絶縁基板

Claims (4)

  1. 一方の面が第1電極に接合され、他方の面が第2電極に接合されて、p型およびn型の熱電変換素子が交互に電気的に直列に接続された熱電変換素子モジュールを製造する製造方法において、
    帯状に形成され、その長手方向に沿って第1電極を保持する第1絶縁シート片が複数枚材料取り可能な大きさの第1絶縁シートを用いて、この第1絶縁シートの片側の面の各第1絶縁シート片に対応する位置に第1電極を接合する工程と、
    第1絶縁シートの各第1絶縁シート片に対応する位置に第1貫通孔を形成する工程と、
    第1絶縁シートの幅方向の少なくとも一方の端部にパーフォレーションを形成する工程と、
    第1絶縁シートのパーフォレーションにスプロケットの送り爪を係合させた状態で当該スプロケットを回転させることにより、第1絶縁シートの搬送および位置決めを行う工程と、
    熱電変換素子の一方の面を第1絶縁シートの第1貫通孔から第1電極に接合する工程と、
    熱電変換素子の他方の面を第2電極に接合する工程と、
    第1絶縁シートを切断して各第1絶縁シート片を分離する工程とを含むことを特徴とする熱電変換素子モジュールの製造方法。
  2. 熱電変換素子の他方の面を第2電極に接合する工程には、
    帯状に形成され、その長手方向に沿って第2電極を保持する第2絶縁シート片が複数枚材料取り可能な大きさの第2絶縁シートを用いて、この第2絶縁シートの片側の面の各第2絶縁シート片に対応する位置に第2電極を接合する工程と、
    第2絶縁シートの各第2絶縁シート片に対応する位置に第2貫通孔を形成する工程と、
    第2絶縁シートの幅方向の少なくとも一方の端部にパーフォレーションを形成する工程と、
    第2絶縁シートのパーフォレーションにスプロケットの送り爪を係合させた状態で当該スプロケットを回転させることにより、第2絶縁シートの搬送および位置決めを行う工程と、
    熱電変換素子の他方の面を第2絶縁シートの第2貫通孔から第2電極に接合する工程とを含み、
    第2絶縁シートを切断して各第2絶縁シート片を分離する工程をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子モジュールの製造方法。
  3. 熱電変換素子の他方の面を第2電極に接合する工程では、
    片面に第2電極が剥離可能に貼り付けられたシート体を用いて、このシート体に貼り付けられた第2電極に熱電変換素子の他方の面を接合し、その後にシート体と第2電極とを剥離することを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子モジュールの製造方法。
  4. 上記絶縁シートにパーフォレーションを形成する工程では、当該絶縁シートの幅方向の両端部にパーフォレーションを形成し、
    上記絶縁シートの各絶縁シート片の間に、両端部に形成されたパーフォレーションの近傍まで当該絶縁シートの幅方向に延びるスリットを設ける工程をさらに備え、
    上記絶縁シートを切断して各絶縁シート片を分離する工程では、当該絶縁シートの両端部をパーフォレーションよりも内側で長手方向に沿って切断することにより行うことを特徴とする請求項のいずれか項に記載の熱電変換素子モジュールの製造方法。
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