JP4333185B2 - 車両用エンジンマウントブラケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両において防振装置として使用されるエンジンマウントの取り付けに用いられる車両用エンジンマウントブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用エンジンマウントブラケット(以下、ブラケットという)では、図13(a)に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このブラケットBは、車両のエンジンマウントに取り付けられるマウント座部1と、このマウント座部1から互いに異なる方向に延びた第一、第二腕部2、3と、この第一、第二腕部2、3にそれぞれ設けられた第一、第二連結部4、5と、第一、第二腕部2、3を連結する中央連結部6とを備えている。
【0004】
このブラケットは、図13(b)に示すように、アルミニウム合金等の押出し材を、押出し方向に対して直角になる方向に所定幅で切断して板状体を形成し、その後曲げ成型をすることにより形成されている。これにより、マウント座部1と第一、第二連結部4、5とが、第一、第二腕部2、3を介して段違いになるように形成されている。
【0005】
そして、マウント座部1がエンジンマウント7に接続固定されると共に、第一、第二連結部4、5がそれぞれ図示しないエンジンユニットに接続固定されることにより、エンジンマウント7とエンジンユニットとを連結している。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−278064号公報(0013〜0016段落、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のブラケットでは、アルミニウム合金等の押出し材を板状に形成した後に曲げ成型しているので、第一、第二連結部4、5の下面から上面までの高さ及び、中央連結部6の下面から上面までの高さが同じになっていた。
【0008】
そのため、ブラケットの強度を十分に確保しにくく、エンジンユニットやエンジンマウント7等が、車両の振動により揺れることがあった。
【0009】
また剛性を確保することも困難であり、車両前方から応力が作用した場合等にブラケットが破損する恐れも生じていた。
【0010】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、強度及び剛性を簡単な構造で向上させることができる車両用エンジンマウントブラケットを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の車両用エンジンマウントブラケットは、車両のエンジンマウントに取り付けられるマウント座部と、このマウント座部から互いに異なる方向に延びた第一、第二腕部と、この第一、第二腕部の先端部にそれぞれ形成された第一、第二連結部と、第一、第二腕部を連結する中央連結部とを備え、中央連結部は、第一、第二腕部の各々の基部から中間部までの部分を連結し、第一、第二腕部は、それぞれ中央連結部から延在方向に突出して第一連結部と第二連結部とを互いに独立させ、マウント座部の上面には、第一腕部の基部から第二腕部の基部にまでわたると共にほぼ鉛直方向に沿う壁面が、中央連結部に対向して設けられていることを特徴としている。
【0012】
このような請求項1に係る発明によれば、マウント座部の上面に設けられた壁面により、第一、第二連結部から第一、第二腕部を介して伝達される応力が集中することを緩和できる。
【0013】
これにより、簡単な構成で車両用エンジンマウントブラケット全体の強度及び剛性を向上させることが可能となる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用エンジンマウントブラケットであって、第一、第二連結部の少なくとも一方は、上面から高さ方向ほぼ中央までの水平方向の断面積の平均の大きさよりも、下面から高さ方向ほぼ中央までの水平方向の断面積の平均の大きさの方が大きく形成されていることを特徴としている。
【0015】
このような請求項2に係る発明によれば、下面から高さ方向ほぼ中央までの間の断面積の平均を、上面から高さ方向ほぼ中央までの間の断面積の平均よりも大きくすることにより、この腕部に集中した応力を緩和でき、車両用エンジンマウントブラケットの全体の剛性を向上することができる。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の車両用エンジンマウントブラケットであって、第一、第二腕部の少なくとも一方の上面は、上方に向かって突出するように湾曲していることを特徴としている。
【0017】
このような請求項3に係る発明によれば、腕部の上面が上方に向かって突出するように湾曲しているので、この腕部に集中した応力を緩和でき、車両用エンジンマウントブラケットの全体の剛性を向上することができる。
【0018】
また、腕部の下面が下方に膨出していないので、第一、第二連結部をフロントサイドメンバ等の他部材に接続した際に、腕部が邪魔になることを防止することができる。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、第一、第二連結部をつなぐ鉛直面に対して並行な面であって、中央連結部を通る面による断面形状がH型になることを特徴としている。
【0020】
このような請求項4に係る発明によれば、第一、第二連結部から伝達される応力は、第一、第二腕部によって支持されるので中央連結部に作用する応力は比較的小さくなる。そのため、第一、第二連結部をつなぐ鉛直面に対して並行な面であって、中央連結部を通る面による断面形状をH型にし、第一、第二腕部の上下方向の中間部を中央連結部で連結することにより、車両用エンジンマウントブラケットの軽量化を図ることができる。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、第一連結部から第一腕部、マウント座部、第二腕部を通って、第二連結部までを結ぶ線が、平面視U字状になるように形成されていることを特徴としている。
【0022】
このような請求項5に係る発明によれば、第一、第二腕部でなす角度が直線状(180度)に近くなるので、さらに、この第一、第二腕部の中心に集中する応力を緩和することができる。そして、この車両用エンジンマウントブラケットの剛性を向上することができる。
【0023】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、第一連結部の下面から上面までの高さと、第二連結部の下面から上面までの高さとが同じであることを特徴としている。
【0024】
このような請求項6に係る発明によれば、第一連結部と第二連結部とのそれぞれの高さが等しいので、双方の腕部を上下方向の剛性向上がほぼ収束する適当な高さに形成した状態で剛性のばらつきを抑制することができる。これにより、さらに車両用エンジンマウントブラケットの剛性を向上することができる。
【0025】
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、第一、第二連結部のどちらか一方から、マウント座部と反対方向に向かって第三腕部が延在され、この第三腕部に第三連結部が設けられると共に、第一腕部の上面には基部から第一連結部にわたって延在方向に延びる第一壁部が形成され、第二腕部の上面には基部から第二連結部にわたって延在方向に延びる第二壁部が形成され、第一、第二壁部のうち第三腕部が設けられている方がより高くなるように形成されていることを特徴としている。
【0026】
このような請求項7に係る発明によれば、第一、第二壁部によってマウント座部に集中する応力をさらに緩和することが可能となり、このエンジンマウントブラケットの剛性の向上を図ることができる。
【0027】
特に、第三腕部が延在されている第一、第二連結部のどちらか一方は、マウント座部に上下方向の応力が作用した場合、第三連結部によって水平方向の変形(倒れ変形)が抑制される。そのため、第一、第二壁部のうち第三腕部が設けられている方、つまり倒れ変形が抑制される方がより高く形成されて剛性がより向上しており、エンジンマウントブラケット全体の強度及び剛性をさらに高くすることができる。
【0028】
請求項8の発明は、請求項7に記載のエンジンマウントブラケットであって、前記第一、第二連結部のうち第三腕部が延在された一方の下面から上面までの高さと、第三連結部の下面から上面までの高さと、第一、第二連結部のうち第三腕部が延在されていない他方の下面から上面までの高さとが、順に大きくなるように形成されていることを特徴としている。
【0029】
このような請求項8に係る発明によれば、第三腕部が延在されている第一、第二連結部のどちらか一方は、マウント座部に上下方向の応力が作用した場合、第三連結部によって水平方向の変形(倒れ変形)が抑制される。したがって、この変形が抑制される第一、第二腕部のどちらか一方の高さを最も高くして剛性を向上させることにより、このエンジンマウントブラケットの強度及び剛性をさらに高くすることができる。
【0030】
請求項9の発明は、請求項7又は8に記載のエンジンマウントブラケットであって、マウント座部には、第一、第二連結部とマウント座部とに囲まれた位置、及び、第三連結部に対向した位置に、それぞれ凹部又は開口が形成されていることを特徴としている。
【0031】
このような請求項9に係る発明によれば、マウント座部の所定位置に凹部又は開口が形成されているので、振動や騒音を抑制するための上下方向の応力に対する剛性は確保したまま、車両前方から入力する応力があった場合には、剛性が向上した所定の腕部を破断して前方からの応力が後方に伝達することを防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態1】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態1を説明する。
【0033】
図1の10は、自動車等の車両のフレーム(一部破断)を示している。
【0034】
このフレーム10の前部には、両側部にそれぞれ配設されたサイドパネル11、11と、このサイドパネル11、11間の車両前部側に架設されたラジエータコアサポート12と、サイドパネル11、11間の車両後部側に仮設されたダッシュパネル13とによってエンジンルームEが区画形成されている。
【0035】
そして、このエンジンルームE内には、車両前後方向に延在された一対のフロントサイドメンバ14、14がそれぞれサイドパネル11、11の近傍に配設されている。また、この一対のフロントサイドメンバ14、14には、エンジンマウントブラケット20を介してエンジン等を有するエンジンユニット15が取り付け固定されている。
【0036】
エンジンマウントブラケット20は、図2に示すように、エンジンユニット15に設けられたエンジンマウント16(図1参照)に取り付けられるマウント座部30と、このマウント座部30から互いに異なる方向に延びた第一、第二腕部40、50と、この第一、第二腕部40、50にそれぞれ設けられた第一、第二連結部41、51と、第一、第二腕部40、50を連結する中央連結部60とを備えている。
【0037】
マウント座部30は、エンジンマウント16に固定するためのネジ孔31がほぼ中央に貫通形成された円盤形状の座部本体32を有している。
【0038】
この座部本体32の上面32aには、この上面32aから起立するようにほぼ鉛直方向に沿う壁面33が形成されている。また、この壁面33は、第一腕部40の基部40aから第二腕部50の基部50aにまでわたって円弧状に設けられると共に、中央連結部60に対向した位置に設けられている。
【0039】
第一、第二腕部40、50及び第一、第二連結部41、51は、互いに同形状を呈しており、ここでは第一腕部40及び第一連結部41について説明する。
【0040】
第一腕部40は、基端部40aがマウント座部30の座部本体32と一体にされ、一定方向に向かってほぼ直線状に延在されている。ここで、この第一腕部40は、延在されるにつれて次第に上面40bが上方に突出するように湾曲している。なお、下面40cは水平方向に沿って延在された平坦面に形成されている。
【0041】
そして、この第一腕部40の先端部には、ネジ孔41aが上下方向に貫通形成された第一連結部41が設けられている。
【0042】
この第一連結部41は、ネジ孔41aに挿入される図示しないネジを介して、サイドメンバ14に固定されるものである。
【0043】
また、第一連結部41の水平方向の断面積は、上面41bから高さ方向ほぼ中央(以下、中点Nという)までの間の平均の大きさ(S1)よりも、下面41cから中点Nまでの間の平均の大きさ(S2)の方が大きく形成されている(式(1)参照)。つまり、この第一連結部41は、中点Nから下側の方が太くなるように形成されている。
【0044】
S1<S2 ・・・(1)
なお、ここでは、第一、第二腕部40、50及び第一、第二連結部41、51がそれぞれ同形状であり、双方が共に延在されるにつれて上面41b、51bが上方に突出するように湾曲すると共に、中点Nから下側の方が太くなるように形成されている。しかし、この第一、第二連結部41、51のうちどちらか一方がこのような形状にされていればよい。
【0045】
また、第一連結部41の下面41cから上面41bまでの高さ(上下方向の高さH1という)と、第二連結部51の下面51cから上面51bまでの高さ(上下方向の高さH2という)とが同じ高さに形成されている(式(2)参照)。
【0046】
H1=H2 ・・・(2)
中央連結部60は、第一、第二腕部40、50の延在方向の中間部を互いに連結させると共に、図3に示すように、マウント座部30とも一体にされている。そのため、第一、第二腕部40、50の間に扇状に広がるように形成されている。
【0047】
この中央連結部60の上下方向の厚みは、マウント座部30の座部本体32とほぼ同程度であり、第一、第二連結部41、51の上下方向の高さH1、H2と比較して十分に小さくなるように形成されている。
【0048】
また、第一、第二連結部41、51をつなぐ鉛直面に対して並行な面であって、この中央連結部60を通る面による断面形状は、図2(b)に示すようにH型になっている。つまり、この中央連結部60の下面60aと、第一、第二腕部40、50の下面40c、50cとは面一になっておらず、中央連結部60は第一、第二腕部40、50のそれぞれの高さ方向の中間部を連結している。
【0049】
次に、この車両用エンジンマウントブラケット20の作用について説明する。
【0050】
エンジンルームE内に配設されたエンジンユニット15から、エンジンマウントブラケット20、エンジンマウント16を介してフロントサイドメンバ14等のフレーム10に伝達される振動応力の中で、振動騒音を抑制するために最も重要となる応力は、上下方向(鉛直方向)に沿って作用する応力である。
【0051】
したがって、この上下方向に沿って作用する応力を抑制すれば、エンジンユニット15からフレーム10に伝達される振動応力が大幅に抑制され、振動騒音の発生を抑えることができる。
【0052】
ここで、本願発明の基本的な作用について、図4に示すブラケットモデル20´を用いて説明する。
【0053】
このブラケットモデル20´は、直線状に延在された腕部40´と、この腕部40´の一端に設けられた連結部41´と、連結部41´を鉛直方向に沿って貫通するボルトBとを有している。
【0054】
また、ここで、腕部40´の上面40´bは延在されるにつれて次第に上方に向かっており、一方、下面40´cは水平方向に沿って延在されている。
【0055】
このようなブラケットモデル20´に上下方向に沿った応力を作用させた場合の、連結部41´の高さHに応じて変化する荷重点Kにおける剛性を図5に示す。
【0056】
図5に示すように、連結部41´の高さHが小さいときは、腕部40´の剛性の影響が大きく、荷重点Kにおける剛性は比較的小さくなっている。
【0057】
そして、この荷重点Kにおける剛性は、連結部41´の高さHの3乗に比例する腕部40´の上下方向の曲げ剛性に比例して向上する。しかしながら、高さHが一定(ここでは約50mm)以上大きくなると、横方向(水平方向)に連結部41´が倒れるような曲げ応力が腕部40´に作用する。このため、高さHが一定以上大きくなると荷重点Kにおける剛性はあまり変化しなくなる。
【0058】
なお、このような連結部41´の倒れは、腕部40´の連結部41´近傍の下面40´c(図4においてBで示す部分)に上下方向の応力が集中することによって発生する。
【0059】
したがって、エンジンマウントブラケット20の剛性を向上させて、エンジンユニット15から伝達される振動応力を抑制するためには、連結部41´の高さHを必要以上に大きくするよりは、腕部40´と連結部41´の形状を最適化する方が効果的であることが分かる。
【0060】
ここで、上下方向の応力が集中する腕部40´の連結部41´近傍の下面40´c(以下、応力集中部Bという)に集中する応力を緩和させるためには、第一に連結部41´の下面41´c近傍の水平方向断面積を、上面41´b近傍の水平方向断面積よりも大きくすることが考えられる。
【0061】
そして、第二に腕部40´の下面40´cを、下方向に向かって突出させることが考えられる。なお、腕部40´の下面40´cを下方向に向かって突出させた場合では、エンジンユニット15とフレーム10とを連結する際に腕部40´が障害になることがある。そのため、腕部40´の下面40´cを水平方向に沿った平面にし、上面40´bを上方に向かって突出するように湾曲させる形状が有効となる。
【0062】
図5中の黒点α、βは、それぞれ連結部41´の高さHは同等のままで、腕部40´、連結部41´の形状を上述のようにした場合の荷重点Kにおける剛性を示している。
【0063】
これにより、応力集中部Bに集中する応力を緩和させるために、連結部41´の下面41´c近傍の水平方向断面積を、上面41´b近傍の水平方向断面積よりも大きくする形状、及び、腕部40´の下面40´cを、下方向に向かって突出させる形状(ここでは、腕部40´の下面40´cを水平方向に沿った平面にし、上面40´bを上方に向かって突出するように湾曲させる形状)が有効であることが分かる。
【0064】
したがって、図2に示すエンジンマウントブラケット20では、第一、第二連結部41、51の水平方向の断面積は、上面41b、51bから中点Nまでの間の平均の大きさS1よりも、下面41c、51cから中点Nまでの間の平均の大きさS2の方が、それぞれ大きく形成されているので、この第一、第二腕部40、50に集中した応力を緩和でき、エンジンマウントブラケット20の全体の剛性を向上することができる。
【0065】
また、第一、第二腕部40、50は、それぞれ延在されるにつれて次第に上面40b、50bが上方に突出するように湾曲している。そのため、第一、第二腕部40、50に集中した応力を緩和でき、エンジンマウントブラケット20の全体の剛性を向上することができる。
【0066】
また、第一、第二腕部40、50は、それぞれ下面40c、50cが下方に膨出していないので、第一、第二連結部41、52をフロントサイドメンバ14に接続した際に、この第一、第二腕部40、50が邪魔になることを防止することができる。
【0067】
次に、図2に示すような、第一、第二腕部40、50及び第一、第二連結部41、51と、マウントブラケット16に接続固定されるマウント座部30とを一体に形成した場合のエンジンマウントブラケット20の剛性低下要因と、その抑制対策について説明する。
【0068】
図2に示すエンジンマウントブラケット20では、エンジンユニット15から上下方向に沿った応力が伝達した場合、第一、第二腕部40、50が交差する部分(図2においてCで示す部分、以下応力集中部Cという)に応力が集中することとなり、このような応力集中が発生することにより、エンジンマウントブラケットの剛性が低下する。そのため、この応力集中部Cに集中する応力を抑制すれば、エンジンマウントブラケットの剛性を向上させることが可能となる。
【0069】
そして、この発明の実施の形態1では、応力集中部Cに、マウント座部30の座部本体32の上面32aに、この上面32aから起立するようにほぼ鉛直方向に沿う壁面33を形成している。
【0070】
そのため、このマウント座部30に設けられた壁面33により、第一、第二連結部41、51から第一、第二腕部40、50を介して伝達される応力が、応力集中部Cに集中することを緩和できる。そして、簡単な構成でエンジンマウントブラケット20全体の強度及び剛性を向上させることが可能となる。
【0071】
また、第一、第二腕部40、50を互いに連結する中央連結部60には、第一、第二連結部41、51から伝達される応力が第一、第二腕部40、50によって支持されるので、大きな応力が作用しにくくなって、この中央連結部60に作用する応力は比較的小さくなる。
【0072】
そのため、第一、第二腕部40、50の下面40c、50cと中央連結部60の下面とを面一にせず、第一、第二連結部41、51をつなぐ鉛直面に対して並行な面であって、中央連結部60を通る面による断面形状をH型にして、第一、第二腕部40、50の上下方向の中間部を中央連結部60で連結することができる。
【0073】
これにより、エンジンマウントブラケット20の剛性を低下しなくとも軽量化を図ることができる。
【0074】
なお、図6には、この発明の実施の形態1に係るエンジンマウントブラケット20と、従来の板状に形成されたエンジンマウントブラケットB(図13参照)との剛性及び重量を比較した結果を示す。
【0075】
上述のように、マウント座部30に壁面33を設けると共に、第一、第二連結部41、51をつなぐ鉛直面に対して並行な面であって、中央連結部60を通る面による断面形状をH型にする構成により、約20%軽量化を図ることができ、且つ、約5%程度の剛性向上を図ることが可能なる。
【0076】
さらに、この発明の実施の形態1では、第一連結部41の下面41cから上面41bまでの高さH1と、第二連結部51の下面51cから上面51bまでの高さH2とが同じ高さに形成されている。
【0077】
これは、第一、第二腕部40、50を共に上下方向の剛性向上がほぼ収束する適当な高さに形成した状態で互いの剛性のばらつきを抑制することができる。これにより、どちらか一方の腕部に応力が大きく作用することが防止でき、さらにエンジンマウントブラケット20の剛性を向上することができる。
【0078】
【発明の実施の形態2】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態2を説明する。なお、上述の実施の形態1と同等部位については同じ符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0079】
図7に示すエンジンマウントブラケット21では、第一連結部41から第一腕部40、マウント座部30、第二腕部50を通って、第二連結部51までを結ぶ線Lが、平面視U字状になるように形成されている。
【0080】
つまり、第一腕部40の基部40aと、第二腕部50の基部50aとが、比較的離間した位置に設けられていると共に、第一、第二腕部40、50の延在方向の中央部40d、50dが互いに離れる方向に湾曲している。
【0081】
このように、第一、第二腕部40、50が交差する部分(応力集中部C)の、第一、第二腕部40、50によってなす角度を直線状(180度)に近づけることで、この応力集中部Cに集中する応力を緩和することができる。そして、このエンジンマウントブラケット21の剛性をさらに向上することができる。
【0082】
図8にこの発明の実施の形態2の効果を示す。この発明の実施の形態2では、上述の実施の形態1と比較しても、さらなる軽量化及び剛性向上を図ることができる。
【0083】
【発明の実施の形態3】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態3を説明する。なお、上述の実施の形態1及び2と同等部位については同じ符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0084】
図9に示すエンジンマウントブラケット22では、第一連結部41からマウント座部30と反対方向に向かって、つまり、第一腕部40の延在方向に沿って第三腕部70が延在されている。そして、この第三腕部70の先端部には第三連結部71が設けられている。
【0085】
この第三連結部71は、上下方向に沿ってネジ孔71aが貫通形成されており、図示しないネジによってフレーム10に固定される。
【0086】
第三腕部70は第一連結部41の上面41bよりも低い位置から延在されており、第三腕部70の上面70aは延在されるにつれて次第に上方に湾曲するように形成されている。
【0087】
また、第一腕部40の上面40bには基部40aから第一連結部41にまでわたって延在方向に延びる第一壁部43が形成され、第二腕部50の上面50bには基部50aから第二連結部51にまでわたって延在方向に延びる第二壁部53が形成されている。
【0088】
この第一、第二壁部43、53のうち、第三腕部70が設けられている第一腕部40に形成された第一壁部43の高さH5方が、第二壁部53の高さH6よりも高く(大きく)なるように形成されている。
【0089】
なお、第一、第二壁部43、53の上面は第一、第二腕部40、50の上面40b、50bから上方に向かって突出しているが、第一、第二連結部41、51のそれぞれの上面41b、51bと面一にされており、延在されるにつれて高さH5、H6が滑らかに小さくなるように形成されている。
【0090】
さらに、第一、第二連結部41、51のうち第三腕部70が延在された第一連結部41の高さH1と、第三連結部70の下面70bから上面70aまでの高さH3と、第一、第二連結部41、51のうち第三腕部70が延在されていない第二連結部51の高さH2とが、順に大きくなるように形成されている(式(3)参照)。
【0091】
H1>H3>H2 ・・・(3)
このような発明の実施の形態3の構成により、マウント座部30に上下方向に沿った応力が作用した場合、第一連結部41から延在された第三腕部70及び第三連結部71により、第一連結部41が水平方向に倒れる(倒れ変形)ことを防止できる。そのため、第一連結部41の高さH1を高くして剛性をより向上させることが可能となる。
【0092】
そして、上述のように連結部の高さの約3乗に比例する腕部の曲げ剛性を利用してエンジンマウントブラケット23全体の剛性を向上させることができる。
【0093】
また、第一、第二壁部43、53によって第一、第二腕部40、50のそれぞれの剛性が向上し、マウント座部30に集中する応力をさらに緩和することが可能となる。そして、このエンジンマウントブラケット23全体の剛性の向上を図ることができる。
【0094】
特に、第三腕部70が延在されている第一連結部41は、上述のようにマウント座部に上下方向の応力が作用した場合、倒れ変形が抑制される。そのため、この第三腕部70が設けられている第一連結部41、つまり倒れ変形が抑制される方の第一壁部H5がより高く形成されている。これにより第一腕部40の剛性がより向上しており、エンジンマウントブラケット23全体の強度及び剛性をさらに高くすることができる。
【0095】
図10(a)に、この発明の実施の形態3に係るエンジンマウントブラケット23と、第三腕部及び第三連結部が設けられ、且つ、板状に形成された従来のエンジンマウントブラケットの変形例であるエンジンマウントブラケットB´(図10(b)参照)との剛性及び重量を比較した結果を示す。
【0096】
上述のように第一、第二壁部を形成すると共に、第一、第二、第三連結部の高さH1、H2、H3を所定の比率に構成することにより、重量を約60%低減させることができると共に、同等以上の剛性を確保することが可能となる。
【0097】
【発明の実施の形態4】
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態4を説明する。なお、上述の実施の形態1ないし3と同等部位については同じ符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0098】
図11に示すエンジンマウントブラケット24では、発明の実施の形態3と同様に、第一連結部41から第三腕部70が延在され、この第三腕部70の先端部に第三連結部71が設けられている。
【0099】
そして、マウント座部30の座部本体32の上面32aには、第一、第二連結部41、51とマウント座部30とに囲まれた位置、及び、第三連結部71に対向した位置に、それぞれ凹部34、35が形成されている。
【0100】
ここで、第一、第二連結部41、51とマウント座部30とに囲まれた位置とは、第一、第二腕部40、50が交差する部分であり、上下方向の応力が作用した際に応力が集中する部分である。
【0101】
また、第三連結部71に対向した位置とは、第三腕部70が延在された第一腕部40の基部40a近傍であり、第三腕部70及び第三連結部71によって剛性が向上した第一腕部40の反力によって、比較的大きな応力が作用する部分である。
【0102】
このような構成により、大きな応力が集中する第一、第二連結部41、51とマウント座部30とに囲まれた位置、及び、第三連結部71に対向した位置の水平方向の剛性を低減させることができる。
【0103】
そして、振動や騒音を抑制するための上下方向の応力に対する剛性は確保したまま、車両前方から入力する応力があった場合には、剛性が高い第一腕部40を破断して、前方からの応力が後方に伝達することを防止できる。
【0104】
図12に、第三腕部及び第三連結部が設けられ、且つ、板状に形成されたエンジンマウントブラケットB´(図10(b)参照)に対する、この発明の実施の形態4に係るエンジンマウントブラケット24の上下方向の剛性低下代(低下量)と、水平方向の剛性低下代(低下量)を示す。なお、下方に延びるほど低下代(低下量)が大きいことを示している。
【0105】
したがって、図12より上下方向の剛性の低下はわずかであるが、水平方向の剛性は大幅に低下していることが分かる。
【0106】
そのため、車両前方から荷重が入力した場合に、エンジンマウントブラケット24の第一腕部40が破断し、入力した荷重が後方に伝達することを効果的に防止できることが認められる。
【0107】
なお、ここでは、マウント座部30の上面32aに凹部34、35を設けたが、マウント座部30を上下方向に貫通する開口を設けてもよい。
【0108】
【発明の効果】
この発明によれば、強度及び剛性を簡単な構造で向上させることができる車両用エンジンマウントブラケットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車両用エンジンマウントブラケットを有する車両フレームを示す一部破断斜視図である。
【図2】(a)この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第一実施例を示す斜視図である。
(b)図2(a)におけるA−A断面図である。
【図3】図2(a)における車両用エンジンマウントブラケットの平面図である。
【図4】この発明の車両用エンジンマウントブラケットの作用を説明するブラケットモデルの説明図である。
【図5】図4に示すブラケットモデルの連結部の高さと荷重点の剛性との関係を示すグラフである。
【図6】この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第一実施例と従来例との重量及び剛性の割合を示すグラフである。
【図7】この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第二実施例を示す平面図である。
【図8】この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第一、第二実施例と従来例との重量及び剛性の割合を示すグラフである。
【図9】この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第三実施例を示す斜視図である。
【図10】(a)この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第三実施例と図10(b)に示す車両用エンジンマウントブラケットとの重量及び剛性の割合を示すグラフである。
(b)上面が平面に形成された従来の車両用エンジンマウントブラケットの変形例を示す斜視図である。
【図11】この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第四実施例を示す平面図である。
【図12】この発明の車両用エンジンマウントブラケットの第四実施例の剛性低下代の割合を示すグラフである。
【図13】(a)従来の車両用エンジンマウントブラケットの取付状態を示す断面図である。
(b)図13(a)に示す車両用エンジンマウントブラケットの製造方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
16 エンジンマウント
20 エンジンマウントブラケット
30 マウント座部
32a 上面
33 壁面
40 第一腕部
40a 基部
41 第一連結部
50 第二腕部
50a 基部
51 第二連結部
60 中央連結部
Claims (9)
- 車両のエンジンマウントに取り付けられるマウント座部と、該マウント座部から互いに異なる方向に延びた第一、第二腕部と、該第一、第二腕部の先端部にそれぞれ形成された第一、第二連結部と、前記第一、第二腕部を連結する中央連結部とを備えた車両用エンジンマウントブラケットであって、
前記中央連結部は、前記第一、第二腕部の各々の基部から中間部までの部分を連結し、
前記第一、第二腕部は、それぞれ前記中央連結部から延在方向に突出して前記第一連結部と前記第二連結部とを互いに独立させ、
前記マウント座部の上面には、前記第一腕部の基部から前記第二腕部の基部にまでわたると共にほぼ鉛直方向に沿う壁面が、前記中央連結部に対向する位置に設けられていることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。 - 請求項1に記載の車両用エンジンマウントブラケットであって、前記第一、第二連結部の少なくとも一方は、上面から高さ方向ほぼ中央までの水平方向の断面積の平均の大きさよりも、下面から高さ方向ほぼ中央までの水平方向の断面積の平均の大きさの方が大きく形成されていることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。
- 請求項1又は2に記載の車両用エンジンマウントブラケットであって、前記第一、第二腕部の少なくとも一方の上面は、上方に向かって突出するように湾曲していることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。
- 請求項1ないし3のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、前記第一、第二連結部をつなぐ鉛直面に対して並行な面であって、前記中央連結部を通る面による断面形状がH型になることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。
- 請求項1ないし4のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、前記第一連結部から前記第一腕部、前記マウント座部、前記第二腕部を通って、前記第二連結部までを結ぶ線が、平面視U字状になるように形成されていることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。
- 請求項1ないし5のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、前記第一連結部の下面から上面までの高さと、前記第二連結部の下面から上面までの高さとが同じであることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。
- 請求項1ないし6のいずれか一つに記載のエンジンマウントブラケットであって、前記第一、第二連結部のどちらか一方から、前記マウント座部と反対方向に向かって第三腕部が延在され、該第三腕部に第三連結部が設けられると共に、
前記第一腕部の上面には基部から前記第一連結部にわたって延在方向に延びる第一壁部が形成され、前記第二腕部の上面には基部から前記第二連結部にわたって延在方向に延びる第二壁部が形成され、
前記第一、第二壁部のうち前記第三腕部が設けられている方がより高くなるように形成されていることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。 - 請求項7に記載のエンジンマウントブラケットであって、前記第一、第二連結部のうち前記第三腕部が延在された一方の下面から上面までの高さと、前記第三連結部の下面から上面までの高さと、前記第一、第二連結部のうち前記第三腕部が延在されていない他方の下面から上面までの高さとが、順に大きくなるように形成されていることを特徴とする車両用のエンジンマウントブラケット。
- 請求項7又は8に記載のエンジンマウントブラケットであって、前記マウント座部には、前記第一、第二連結部と前記マウント座部とに囲まれた位置、及び、前記第三連結部に対向した位置に、それぞれ凹部または開口が形成されていることを特徴とする車両用エンジンマウントブラケット。
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