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JP4268308B2 - 光電スイッチ - Google Patents

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JP4268308B2
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッド部および本体部により構成されるとともに所定の検出領域における物体の有無を検出する光電スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工場の生産ライン等で物体の有無を検出するために光電スイッチが用いられている。光電スイッチは、所定の検出領域に光を投射し、物体からの帰還光を受光することにより、物体の有無を判定するものである。
【0003】
透過型の光電スイッチでは、検出対象物が検出領域に存在しない場合に、投光部から投射された光が受光部に入光する。この場合、受光部での受光量のレベルが所定のしきい値以下の場合に検出対象物が存在すると判定される。一方、反射型の光電スイッチでは、検出対象物が検出領域に存在する場合に、投光部から投射された光が検出対象物により反射され、その反射光が受光部に入光する。この場合、受光部での受光量のレベルが所定のしきい値を超えたときに検出対象物が存在すると判定される。光電スイッチの感度は上記のしきい値を変化させることにより調整される。
【0004】
このような光電スイッチの1つとして、ヘッド部と本体部とが分離された分離型の光電スイッチがある。ヘッド部には、主として光を投射する投光部および検出対象物からの帰還光を受光する受光部が内蔵されている。また、本体部には、主としてヘッド部の投光部および受光部を制御するための制御部および電源回路が内蔵されているとともに、ヘッド部での受光量およびしきい値を表示する表示部やしきい値を調整するためのスイッチが設けられている。本体部の表示部には、しきい値に対する受光量の余裕度も表示される。
【0005】
分離型の光電スイッチでは、検出対象物の近くに広いスペースがない場合に、ヘッド部のみを検出対象物の近くに設置し、本体部を検出対象物から離れた場所に設置することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような分離型の光電スイッチを設置する際には、ノイズ等による誤検出が生じないように、例えば、検出領域に検出対象物が存在するときにしきい値に対して受光量が十分に高くなりかつ検出領域に検出対象物が存在しないときにしきい値に対して受光量が十分に低くなるようにヘッド部の位置を調整する必要がある。
【0007】
しかしながら、本体部がヘッド部から離れた場所に設置されていると、本体部の表示部の表示を確認しながらヘッド部の位置調整を行うことができない。そのため、ヘッド部の位置調整を正確に行うことが困難になるとともに、ヘッド部の位置調整の作業性が低下する。
【0008】
本発明の目的は、本体部がヘッド部から離れた位置にある場合でも本体部での処理に関する情報を正確かつ容易に確認することが可能な分離型の光電スイッチを提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、本体部がヘッド部から離れた位置にある場合でもヘッド部の位置調整を正確かつ容易に行うことが可能な分離型の光電スイッチを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
(1)第1の発明
第1の発明に係る光電スイッチは、検出領域に光を投射するとともに検出領域からの帰還光を受光することにより検出領域における検出対象物の有無を検出する光電スイッチであって、検出領域からの帰還光の受光状態に応じた受光信号を出力する受光手段と、表示手段と、固定電源回路とを備えるヘッド部と、ヘッド部と信号線および電源線により接続され、受光手段により出力される受光信号を信号線を介して受ける本体部とを備え、本体部は、信号線を介してヘッド部から受けた受光信号に基づいて検出領域における検出対象物の有無の検出処理を行う処理手段と、本体表示部と、可変電源回路とを備え、処理手段は、検出領域における検出対象物の有無の検出処理のために信号線を介してヘッド部から受けた受光信号に基づく処理信号を生成する生成手段と、検出領域における検出対象物の有無を判定するための基準値を設定する設定手段と、生成手段により生成された処理信号を設定手段により設定された基準値と比較することにより検出領域における検出対象物の有無を判定する判定手段と、設定手段により設定された基準値に対する生成手段により生成された処理信号の相対値を余裕度として算出する算出手段とを含み、本体表示部は、処理信号および基準値を数値で表示し、可変電源回路は、算出手段により算出された余裕度に応じた可変電圧を電源線を介してヘッド部に供給し、固定電源回路は、可変電源回路から電源線を介して供給される可変電圧を受け、固定の基準電圧を受光手段および表示手段に供給し、表示手段は、本体部の可変電源回路から電源線を介して供給される可変電圧と、固定電源回路から供給される基準電圧とに基づいて本体部の算出手段により算出された余裕度を表示するものである。
【0011】
本発明に係る光電スイッチにおいては、ヘッド部の受光手段により検出領域からの帰還光の受光状態に応じた受光信号が出力され、信号線を介して本体部に与えられる。本体部においては、検出領域における検出対象物の有無の検出処理のために信号線を介してヘッド部から受けた受光信号に基づく処理信号が生成手段により生成される。また、設定手段により検出領域における検出対象物の有無を判定するための基準値が設定される。そして、判定手段により処理信号が基準値と比較されることにより検出領域における検出対象物の有無が判定されるとともに、基準値に対する処理信号の相対値が余裕度として算出手段により算出される。さらに、本体表示部により処理信号および基準値が数値で表示され、可変電源回路により余裕度に応じた可変電圧が電源線を介してヘッド部に供給される。ヘッド部においては、可変電源回路から電源線を介して供給された可変電圧が固定電源回路に与えられ、固定電源回路により受光手段および表示手段に固定の基準電圧が供給される。また、本体部の可変電源回路から電源線を介して供給される可変電圧と、固定電源回路から供給される基準電圧とに基づいて、本体部の算出手段により算出された余裕度が表示手段により表示される。
【0012】
このように、ヘッド部の表示手段により本体部の処理に関する情報が表示されるので、本体部がヘッド部から離れた場所に設置される場合でも、ヘッド部の表示手段の表示により処理手段の処理に関する情報を確認することができる。
また、ヘッド部の表示手段により余裕度が表示されるので、本体部がヘッド部から離れた場所に設置される場合でも、ヘッド部の表示手段の表示を確認しながらヘッド部を位置調整することができる。したがって、余裕度が十分に大きくなるように、ヘッド部の位置調整を正確かつ容易に行うことができる。さらに、ヘッド部の位置調整の作業性が向上する。また、光電スイッチが安定に検出動作を行っているか否かをヘッド部の表示により確認することができる。
さらに、本体部の算出手段により算出された余裕度に応じた電圧がヘッド部を駆動するための電源電圧として電源線を介してヘッド部に供給されるとともに、供給された電圧に基づいて表示手段により余裕度が表示される。これにより、ヘッド部を駆動するための電源電圧を供給するための電源線と余裕度を伝送するための信号線とが共用される。したがって、ヘッド部で余裕度を表示することによる信号線の増加が抑制される。
【0016】
)第の発明
の発明に係る光電スイッチは、第の発明に係る光電スイッチの構成において、本体表示部は、算出手段により算出された余裕度をさらに表示するものである。
【0017】
この場合、本体部では、余裕度が本体表示部により表示される。それにより、ユーザは、本体表示部において余裕度を容易に認識することが可能となる。
【0020】
)第の発明
の発明に係る光電スイッチは、第1または第2の発明に係る光電スイッチの構成において、ヘッド部は、検出領域に光を投射する投光手段をさらに備えたものである。
【0021】
この場合、ヘッド部の投光手段から検出領域に光が投射され、検出領域からの帰還光がヘッド部の受光部により受光される。
【0022】
)第の発明
の発明に係る光電スイッチは、第1〜第3のいずれかの発明に係る光電スイッチの構成において、表示手段は、複数の第1の発光ダイオードを含み、余裕度は、各第1の発光ダイオードが点灯または消灯されることにより表示されるものである。
この場合、表示手段においては、複数の第1の発光ダイオードの各々が点灯または消灯されることにより、余裕度が表示される。
【0023】
(5)第5の発明
第5の発明に係る光電スイッチは、第4の発明に係る光電スイッチの構成において、表示手段は、複数の第1の発光ダイオードにそれぞれ対応する複数の比較器と、電源線を介して供給される可変電圧を分圧することにより複数の第1の発光ダイオードにそれぞれ対応する複数の可変電位を得る分圧手段とをさらに含み、複数の比較器の各々は、分圧手段により得られた対応する可変電位と固定電源回路から供給される基準電圧との比較結果を出力し、複数の第1の発光ダイオードの各々は、対応する比較器の比較結果に応じて点灯または消灯するものである。
この場合、表示手段においては、分圧手段により電源線を介して供給される可変電圧が分圧され、複数の第1の発光ダイオードにそれぞれ対応する複数の可変電位が得られる。そして、複数の第1の発光ダイオードにそれぞれ対応する複数の比較器の各々から、分圧手段により得られた対応する可変電位と固定電源回路から供給される基準電圧との比較結果が出力される。そして、対応する比較器の比較結果に応じて複数の第1の発光ダイオードの各々が点灯または消灯される。
【0024】
(6)第6の発明
第6の発明に係る光電スイッチは、第4または第5の発明に係る光電スイッチの構成において、本体表示部は、一列に配列された複数の第2の発光ダイオードを含み、複数の第2の発光ダイオードの点灯または消灯により余裕度を棒グラフ状に表示し、表示手段は、複数の第1の発光ダイオードが一列に配列されることにより余裕度を棒グラフ状に表示し、本体表示部の複数の第2の発光ダイオードの個数は、表示手段の複数の第1の発光ダイオードの個数よりも多いものである。
この場合、本体部の本体表示部においては、一列に配列された複数の第2の発光ダイオードが点灯または消灯されることにより、余裕度が棒グラフ状に表示される。また、ヘッド部の表示手段においては、一列に配列された複数の第1の発光ダイオードが点灯または消灯されることにより、余裕度が棒グラフ状に表示される。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態における分離型の光電スイッチの外観斜視図である。図1の光電スイッチは反射型の光電スイッチである。
【0031】
図1に示すように、分離型の光電スイッチは、ヘッド部1および本体部2により構成される。ヘッド部1と本体部2とはケーブル31a,31bにより接続されている。
【0032】
ヘッド部1のケーシング11内には、検出対象物にレーザ光を投射する投光部および検出対象物からの反射光を受光する受光部が内蔵されている。ケーシング11の上面には、余裕度表示部12およびレーザ表示灯13が設けられている。余裕度表示部12は、3つの余裕度表示用LED(発光ダイオード)12a,12b,12cからなり、後述する余裕度を表示する。レーザ表示灯13は、投光部のレーザダイオードの点灯の有無を表示する。
【0033】
本体部2のケーシング21の上面には、受光量表示部22、しきい値表示部23、余裕度表示部24、レーザ表示灯25、動作表示灯26A,26B、チャンネル表示灯27A,27B、調整スイッチ28および設定スイッチ29が設けられている。
【0034】
本実施の形態の光電スイッチには、2種類のしきい値を設定することができる。この2種類のしきい値に対応して2つのチャンネル“A”,“B”が設けられている。チャンネル表示灯27A,27Bは、それぞれチャンネル“A”,“B”に対応して設けられている。チャンネル“A”が選択されているときにはチャンネル表示灯27Aが点灯し、チャンネル“B”が選択されているときにはチャンネル表示灯27Bが点灯する。
【0035】
動作表示灯26A,26Bは、それぞれチャンネル“A”,“B”に対応して設けられている。チャンネル“A”が選択されているときには、動作表示灯26Aの点灯および消灯により検出領域における検出対象物の有無の検出結果が表示される。チャンネル“B”が選択されているときには、動作表示灯26Bの点灯および消灯により検出領域における検出対象物の有無の検出結果が表示される。レーザ表示灯25は、ヘッド部1のレーザダイオードの点灯の有無を表示する。
【0036】
受光量表示部22は、4つの7セグメントLEDからなり、ヘッド部1での受光量を数値で表示する。しきい値表示部23は、7セグメントLEDからなり、しきい値を数値で表示する。余裕度表示部24は、一列に配列された複数のLEDからなり、余裕度を棒グラフ状に表示する。本実施の形態では、余裕度はしきい値に対する受光量の比で表される。
【0037】
調整スイッチ28は、しきい値表示部23に表示されたしきい値を調整するために用いられる。設定スイッチ29は、しきい値を設定するために用いられる。検出領域に検出対象物がある状態で設定スイッチ29を押した後、検出領域に検出対象物がない状態で設定スイッチ29を再び押すと、検出領域に検出対象物がある状態での受光量と検出領域に検出対象物がない状態での受光量との中間のレベルにしきい値が自動的に設定される。
【0038】
設定されたしきい値はしきい値表示部23に表示される。しきい値表示部23に表示されたしきい値を調整スイッチ28を用いて調整した後、調整後のしきい値が新たなしきい値として設定される。
【0039】
本体部2のケーシング21の端面には出力ケーブル30が接続されている。出力ケーブル30からは、検出領域における検出対象物の有無の検出結果を示す検出信号が出力される。
【0040】
図2は図1の分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。また、図3は受光信号およびしきい値を用いた判定処理を説明するための図である。
【0041】
ヘッド部1は、レーザ駆動回路101、レーザダイオード102、モニタ用フォトダイオード103、フォトダイオード104、受光回路105、固定電源回路106およびLED点灯回路107を含む。レーザ駆動回路101、レーザダイオード102およびモニタ用フォトダイオード103が投光部を構成し、フォトダイオード104および受光回路105が受光部を構成する。LED点灯回路107には図1の余裕度表示部12が含まれる。
【0042】
本体部2は、CPU(中央演算処理装置)201、表示部202、操作部203、可変電源回路204、トランジスタ205、増幅器206、A/D(アナログ/デジタル)変換器207および出力回路208を含む。
【0043】
表示部202は、図1の受光量表示部22、しきい値表示部23、余裕度表示部24、レーザ表示灯25、動作表示灯26A,26B、チャンネル表示灯27A,27Bを含む。操作部103は、図1の調整スイッチ28および設定スイッチ29を含む。
【0044】
本体部2のCPU201は、トランジスタ205のベースにヘッド部1のレーザダイオード102の点灯を制御するためのパルス信号PLSを与える。パルス信号PLSに応答して、トランジスタ205がオンオフする。トランジスタ205のコレクタは、ケーブル31aを介してヘッド部1のレーザ駆動回路101に接続されている。それにより、CPU201から出力されるパルス信号PLSに応答してレーザ駆動回路101がレーザダイオード102を駆動する。
【0045】
レーザダイオード102が点灯すると、レーザ光が検出領域に投射される。モニタ用フォトダイオード103はレーザダイオード102から発生するレーザ光の光量をモニタするために用いられる。
【0046】
検出領域に検出対象物500が存在する場合には、検出対象物500からの反射光がフォトダイオード104で受光される。受光回路105は、フォトダイオード104での受光量に対応するアナログの受光信号RSを出力する。受光回路105から出力された受光信号RSは、ケーブル31bを介して本体部2に与えられる。
【0047】
本体部2の増幅器206は、受光回路105から出力された受光信号RSを増幅し、A/D変換器207に与える。A/D変換器207は、増幅器206により増幅された受光信号RSをアナログ/デジタル変換し、デジタルの受光信号LSをCPU201に与える。
【0048】
CPU201には、操作部203の設定スイッチ29および調整スイッチ28の操作により予めしきい値THが設定されている。CPU201は、A/D変換器207から与えられた受光信号LSのレベルをしきい値THと比較することにより検出領域における検出対象物500の有無を検出し、検出結果を示す検出信号DTを出力回路208を介して図1の出力ケーブル30から出力する。
【0049】
図3(a)に示すように、受光信号LSのレベルLVがしきい値THよりも高いときには、検出領域に検出対象物500が存在すると判定する。また、図3(b)に示すように、受光信号LSのレベルLVがしきい値THよりも低い場合には、検出領域に検出対象物500が存在しないと判定する。
【0050】
また、CPU201は、受光信号LSのレベルLVとしきい値THとの比を算出することにより余裕度を求める。図3(a)の場合には、余裕度は1よりも大きい値で表され、図3(b)の場合には、余裕度は1よりも小さい値で表される。
【0051】
CPU201は、算出した余裕度に対応する制御信号DPを可変電源回路204に与える。可変電源回路204は、制御信号DPに応じた可変電圧VAをケーブル31aを介してヘッド部1に供給する。余裕度が1よりも大きい場合には可変電圧VAのレベルが低くなり、余裕度が1よりも小さい場合には可変電圧VAのレベルが高くなる。すなわち、可変電圧VAのレベルが余裕度を表している。
【0052】
この可変電圧VAは、ヘッド部1のレーザ駆動回路101、固定電源回路106およびLED点灯回路107に与えられる。固定電源回路106は、可変電圧VAを受け、固定の基準電圧Vrefをレーザ駆動回路101、受光回路105およびLED点灯回路107に与える。なお、レーザ駆動回路101は、モニタ用フォトダイオード103に流れる電流に基づいて可変電圧VAのレベルにかかわらずレーザダイオード102の光量を一定に制御する。
【0053】
LED点灯回路107は、後述するように、可変電圧VAのレベルに応じて図1の余裕度表示用LED12a,12b,12cを点灯または消灯させる。
【0054】
本実施の形態においては、フォトダイオード104および受光回路105が受光手段に相当し、CPU201、操作部203およびA/D変換器207が処理手段に相当する。A/D変換器207が生成手段に相当し、CPU201および操作部203が設定手段に相当し、CPU201が判定手段および算出手段に相当する。また、余裕度表示部12が表示手段に相当し、表示部202が表示部に相当する。さらに、レーザ駆動回路101およびレーザダイオード102が投光手段に相当し、ケーブル31aが電源線に相当し、ケーブル31bが信号線に相当する。さらに、LED点灯回路107および余裕度表示部12が動作部に相当する。また、余裕度が処理手段の処理に関する情報に相当し、受光信号LSが処理信号に相当し、しきい値THが基準値に相当する。
【0055】
図4は図2のLED点灯回路107の構成を示す回路図である。
図4に示すように、LED点灯回路107は、抵抗R1,R2,R3,R4,R11,R12,R13、比較器111,112,113および余裕度表示用LED12a,12b,12cを含む。
【0056】
可変電圧VAを受ける電源端子NVと接地端子との間に抵抗R1,R2,R3,R4が直列に接続されている。比較器111の一方の入力端子は抵抗R1,R2間のノードN1に接続され、比較器112の一方の入力端子は抵抗R2,R3間のノードN2に接続され、比較器113の一方の入力端子は抵抗R3,R4間のノードN3に接続されている。
【0057】
比較器111,112,113の他方の入力端子は、基準電圧Vrefを受ける電源端子NRに接続されている。比較器111の出力端子は余裕度表示用LED12cおよび抵抗R11を介して電源端子NRに接続され、比較器112の出力端子は余裕度表示用LED12bおよび抵抗R12を介して電源端子NRに接続され、比較器113の出力端子は余裕度表示用LED12aおよび抵抗R13を介して電源端子NRに接続されている。
【0058】
比較器111,112,113は、それぞれノードN1,N2,N3の電位を基準電圧Vrefと比較する。
【0059】
可変電圧VAが最も低い第1のレベル以下になり、ノードN1,N2,N3のすべての電位が基準電圧Vrefよりも低くなると、比較器111,112,113の出力信号がローレベルとなる。それにより、余裕度表示用LED12a,12b,12cに電流が流れ、余裕度表示用LED12a,12b,12cが点灯する。
【0060】
可変電圧VAが第1のレベル以上で2番目に低い第2のレベル以下になり、ノードN2,N3の電位が基準電圧Vrefよりも低くなると、比較器112,113の出力信号がローレベルとなる。それにより、余裕度表示用LED12a,12bに電流が流れ、余裕度表示用LED12a,12bが点灯する。
【0061】
可変電圧VAが第2のレベル以上で3番目に低い第3のレベル以下になり、ノードN3の電位が基準電圧Vrefよりも低くなると、比較器113の出力信号がローレベルとなる。それにより、余裕度表示用LED12aに電流が流れ、余裕度表示用LED12aが点灯する。
【0062】
可変電圧VAが第3のレベル以上になり、ノードN3の電位が基準電圧Vrefよりも高くなると、比較器111,112,113の出力信号がすべてハイレベルとなる。それにより、すべての余裕度表示用LED12a,12b,12cが点灯しない。
【0063】
このようにして、例えば、余裕度の値が1.1(110%)以上の場合には、3つの余裕度表示用LED12a,12b,12cが点灯し、余裕度の値が1(100%)以上1.1(110%)未満の場合には、2つの余裕度表示用LED12a,12bが点灯し、余裕度の値が0.9(90%)以上1(100%)未満の場合には、1つの余裕度表示用LED12aが点灯し、余裕度の値が0.9(90%)未満の場合には、すべての余裕度表示用LED12a,12b,12cが消灯する。
【0064】
特に、余裕度が高く3つの余裕度表示用LED12a,12b,12cが点灯しているときに可変電圧VAのレベルが最も低くなるので、安定な検出時にヘッド部1で発生する熱量が小さくなる。それにより、発熱によるレーザダイオード102の性能の低下が防止される。
【0065】
本実施の形態の光電スイッチにおいては、ヘッド部1の余裕度表示部12に余裕度が表示されるので、本体部2がヘッド部1から離れた場所に設置される場合でも、ヘッド部1の余裕度表示部12の表示を確認しながらヘッド部1を位置調整することができる。したがって、検出領域に検出対象物500が存在する場合に余裕度の値が1よりも十分に大きくなり、検出領域に検出対象物500が存在しない場合に余裕度の値が1よりも十分に小さくなるように、ヘッド部1の位置調整を正確かつ容易に行うことができる。また、ヘッド部1の位置調整の作業性が向上する。
【0066】
さらに、ヘッド部1の余裕度表示部12に余裕度が表示されるので、本体部2の表示を見ることなく光電スイッチが安定に検出を行っているか否かを容易に確認することができる。
【0067】
また、本体部2のCPU201により算出された余裕度がヘッド部1の電源電圧として用いられる可変電圧VAによりヘッド部1に伝送されるので、余裕度を伝送するための信号線が不要となる。したがって、ヘッド部1で余裕度を表示することによるケーブルの増加が抑制される。
【0068】
なお、本実施の形態では、余裕度をしきい値THに対する受光量のレベルLVの比で表しているが、余裕度を受光量のレベルLVとしきい値THとの差で表してもよい。
【0069】
また、本実施の形態の光電スイッチでは、投光部の発光素子としてレーザダイオード102を用いているが、発光素子としてLEDを用いてもよい。
【0070】
また、本実施の形態の光電スイッチでは、本体部2に受光量表示部22、しきい値表示部23および余裕度表示部24が設けられているが、本体部2に受光量表示部22およびしきい値表示部23が設けられてもよく、あるいは本体部2にしきい値表示部23および余裕度表示部24が設けられてもよい。
【0071】
また、本実施の形態の光電スイッチでは、ヘッド部1の余裕度表示部12が複数の余裕度表示用LED12a,12b,12cにより余裕度を棒グラフ状に表示しているが、余裕度表示部において余裕度を数値で表示してもよい。
【0072】
さらに、本実施の形態では、本発明の光電スイッチを反射型の光電スイッチに適用した場合について説明したが、本発明は、透過型の光電スイッチにも同様に適用することができる。
【0073】
この場合、図2のヘッド部1は、投光ヘッドおよび受光ヘッドに分離される。投光ヘッドには、レーザ駆動回路101およびレーザダイオード102が内蔵され、受光ヘッドには、フォトダイオード104、受光回路105、固定電源回路106およびLED点灯回路107が内蔵されるともに、図1の余裕度表示部12が設けられる。なお、投光ヘッドにも、余裕度表示部12を設けてもよい。
【0074】
本発明の光電スイッチは、三角測量の原理を利用した三角測距方式の光電スイッチにも適用することができる。ここで、三角測距方式の光電スイッチについて説明する。
【0075】
図5は本発明の第2の実施の形態における三角測距方式の光電スイッチのヘッド部の主要部の構成を示す模式図である。
【0076】
図5において、ヘッド部800は、LED801、投光レンズ802、受光レンズ803およびPSD(光位置検出素子)804を備える。また、このヘッド部800には、図1に示した余裕度表示部12が設けられる。
【0077】
LED801から出射された光は、投光レンズ802を通して検出対象物900に照射される。検出対象物900からの反射光は、受光レンズ803を通してPSD804の受光面上に光スポットとして受光される。
【0078】
PSD804の受光面上での光スポットの位置は、光電スイッチ800と検出対象物900との間の距離により変化する。検出対象物900が光電スイッチ800に近づくと、光スポットはPSD804の受光面の一端部e1側に形成され、検出対象物900が光電スイッチ800から離れると、光スポットはPSD804の受光面上の他端部e2側に形成される。
【0079】
PSD804は、受光面上での光スポットの位置に応じた2つの受光信号N,Fを出力する。一方の受光信号NはPSD804の受光面の一端部e1から光スポットまでの距離に比例したレベル(電流値)を有し、他方の受光信号Fは受光面の他端部e2から光スポットまでの距離に比例したレベル(電流値)を有する。したがって、2つの受光信号N,Fを用いて光電スイッチ800から検出対象物900までの距離を検出することができる。
【0080】
LED801からの投射光の光軸上において、検出対象物からの反射光がPSD804の受光面上に入射可能な範囲が検出領域となる。検出領域内に予め設定位置STが設定され、設定位置STに対して光電スイッチ800に近い側が検出可能範囲となり、設定位置STに対して光電スイッチ800から離れた側が非検出範囲となる。光電スイッチ800は、検出可能範囲からの反射光をPSD804が受光した場合に検出対象物900が存在すると判定する。
【0081】
図6はPSD804から出力される受光信号N,Fを用いた判定処理を説明するための図である。
【0082】
受光信号Nと受光信号Fとの差(N−F)が検出領域内での検出対象物900の位置に対応する。実際の処理では、受光信号の差(N−F)を全受光量に相当する(N+F)で除算することにより正規化を行い、位置信号{(N−F)/(N+F)}を得る。この位置信号は、検出領域内での検出対象物900の位置を表す位置情報となる。
【0083】
図6(a)に示すように、位置信号のレベルLVが予め設定されたしきい値THよりも高い場合に検出可能範囲内に検出対象物900が存在すると判定し、図6(b)に示すように、位置信号のレベルLVがしきい値THよりも低い場合に検出可能範囲内に検出対象物900が存在しないと判定する。このしきい値THを調整することにより検出領域内の設定位置STを移動させることができる。
【0084】
図5の光電スイッチでは、しきい値THに対する位置信号のレベルLVの比が余裕度となる。図6(a)の場合には、余裕度は1よりも大きな値で表される。図6(b)の場合には、余裕度は1よりも小さい値で表される。検出対象物900が検出可能範囲内で設定位置STから十分に離れた位置にある場合には、余裕度は1よりも十分に大きな値となる。
【0085】
なお、本実施の形態の光電スイッチの本体部には、図1に示したしきい値表示部23および余裕度表示部24が設けられるとともに、受光量表示部22の代わりに位置情報を表示する位置情報表示部が設けられる。本実施の形態の光電スイッチの他の部分の構成は、図1〜図4の光電スイッチの構成と同様である。
【0086】
本実施の形態では、PSD804が受光手段に相当し、LED801が投光手段に相当する。また、余裕度が処理手段の処理に関する情報に相当し、位置信号が処理信号に相当し、しきい値THが基準値に相当する。
【0087】
本実施の形態の光電スイッチにおいても、ヘッド部800の余裕度表示部に余裕度が表示されるので、本体部がヘッド部800から離れた場所に設置される場合でも、ヘッド部800の余裕度表示部の表示を確認しながらヘッド部800の位置調整を行うことができる。したがって、検出領域の検出可能範囲に検出対象物900が存在する場合に余裕度の値が1よりも十分に大きくなり、検出領域の検出可能範囲に検出対象物900が存在しない場合に余裕度の値が1よりも十分に小さくなるように、ヘッド部800の位置調整を正確かつ容易に行うことができる。また、ヘッド部800の位置調整の作業性が向上する。
【0088】
本実施の形態においても、余裕度を位置信号のレベルLVとしきい値THとの差で表してもよい。その場合には、余裕度は、設定位置STに対する検出対象物900の変位を表している。
【0089】
なお、上記の実施の形態では、1つの本体部および1つのヘッド部により構成される分離型の光電スイッチについて説明したが、本発明は、1つの本体部に対して複数のヘッド部が接続される分離型の光電スイッチにも適用することができる。その場合には、各ヘッド部に図1の余裕度表示部12が設けられる。
【0090】
図7は本発明の第3の実施の形態における分離型の光電スイッチのヘッド部の外観斜視図である。図7の光電スイッチの本体部は図1の光電スイッチの本体部2と同様である。
【0091】
図7において、ヘッド部1aのケーシング11の上面には、余裕度表示部12Aが設けられている。余裕度表示部12Aは4つの7セグメントLEDからなり、余裕度を数値で表示する。
【0092】
図8は図7の分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。図8の光電スイッチが図2の光電スイッチと異なるのは、ヘッド部1aにLED点灯回路107の代わりにA/D変換器121および7セグメント表示回路122が設けられている点である。本実施の形態においては、余裕度表示部12Aが表示手段に相当し、A/D変換器121、7セグメント表示回路122および余裕度表示部12Aが動作部に相当する。
【0093】
本体部2の可変電源回路204からケーブル31aを介してヘッド部1aに供給される可変電圧VAはA/D変換器121に与えられる。また、固定電源回路106からA/D変換器121および7セグメント表示回路122に固定の基準電圧Vrefが与えられる。A/D変換器121は、可変電圧VAを余裕度を表すデジタル信号に変換し、7セグメント表示回路122に与える。7セグメント表示回路122は、そのデジタル信号に基づいて図7の7セグメントLEDからなる余裕度表示部12Aに余裕度を数値で表示する。
【0094】
本実施の形態の光電スイッチにおいては、本体部2のCPU201により算出された余裕度がヘッド部1aの電源電圧として用いられる可変電圧VAによりヘッド部1aに伝送されるので、余裕度を伝送するための信号線が不要となる。したがって、ヘッド部1aで余裕度を表示することによるケーブルの増加が抑制される。
【0095】
なお、本実施の形態の光電スイッチにおいて、ヘッド部1aに余裕度、しきい値および受光量のうち2つまたは3つを切替表示可能に構成してもよい。この場合、ヘッド部1aに表示を切り替える切替手段を設けてもよい。
【0096】
図9は本発明の第4の実施の形態における分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。
【0097】
図9の光電スイッチが図2の光電スイッチと異なるのは、ヘッド部1bにLED点灯回路107の代わりにゲイン切替回路123が設けられている点である。本実施の形態では、ゲイン切替回路123および受光回路105が動作部に相当する。
【0098】
本体部2のCPU201は、ヘッド部1bの受光回路105のゲインを切り替えるための制御信号DGを可変電源回路204に与える。可変電源回路204は、制御信号DGに応じた可変電圧VAをケーブル31aを介してヘッド部1bに供給する。この可変電圧VAはゲイン切替回路123に与えられる。また、固定電源回路106からゲイン切替回路123に固定の基準電圧Vrefが与えられる。ゲイン切替回路123は、可変電圧VAのレベルに応じて受光回路105のゲインを切り替える。
【0099】
図10は図9の受光回路105およびゲイン切替回路123の構成を示す回路図である。
【0100】
受光回路105は、演算増幅器114、抵抗R21,R22,R23、コンデンサC21およびスイッチング素子SWにより構成される。また、ゲイン切替回路123は、比較器115および抵抗R31,R32,R33により構成される。
【0101】
ゲイン切替回路123の抵抗R31,R32間のノードN21の電位は可変電圧VAのレベルに応じて変化する。比較器115はノードN21の電位を直流電源E2の基準電位と比較し、比較結果をスイッチ制御信号CSとして受光回路105のスイッチング素子SWに与える。受光回路105の演算増幅器114、コンデンサC21および抵抗R22,R23により増幅回路が構成される。ゲイン切替回路123から出力されるスイッチ制御信号CSに応答してスイッチング素子SWがオンまたはオフすることにより増幅回路のゲインが切り替わる。それにより、受光回路105から出力される受光信号RSのレベルが変化する。
【0102】
本実施の形態の光電スイッチにおいては、本体部2のCPU201から出力される受光回路105のゲインを切り替えるための制御信号DGがヘッド部1bの電源電圧として用いられる可変電圧VAによりヘッド部1bに伝送されるので、ゲインを切り替えるための制御信号DGを伝送するための信号線が不要となる、したがって、ケーブルを増加することなく本体部2からヘッド部1bの受光回路105のゲインを切り替えることができる。
【0103】
図11は本発明の第5の実施の形態における分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。
【0104】
図11の光電スイッチが図2の光電スイッチと異なるのは、ヘッド部1cにLED点灯回路107の代わりに発光量切替回路124が設けられている点である。本実施の形態では、発光量切替回路124、レーザ駆動回路101およびレーザダイオード102が動作部に相当する。
【0105】
本体部2のCPU201は、ヘッド部1cのレーザダイオード102の発光量を切り替えるための制御信号DLを可変電源回路204に与える。可変電源回路204は、制御信号DLに応じた可変電圧VAをケーブル31aを介してヘッド部1cに供給する。この可変電圧VAは発光量切替回路124に与えられる。また、固定電源回路106から発光量切替回路124に固定の基準電圧Vrefが与えられる。発光量切替回路124は、可変電圧VAのレベルに応じて発光量切替信号SLをレーザ駆動回路101に与える。レーザ駆動回路101は、発光量切替回路124から与えられる発光量切替信号SLに応答してレーザダイオード102に供給する電流を変化させる。
【0106】
図12は図11のレーザ駆動回路101および発光量切替回路124の構成を示す回路図である。
【0107】
図12に示すように、レーザ駆動回路101は、比較器117、トランジスタ118、定電圧ダイオード119および抵抗R54,R55,R56,R57により構成される。また、発光量切替回路124は、比較器116および抵抗R51,R52,R53により構成される。
【0108】
発光量切替回路124の抵抗R51,R52間のノードN31の電位は可変電圧VAに応じて変化する。比較器116は、ノードN31の電位を直流電源E3の基準電位と比較し、比較結果を発光量切替信号SLとしてノードN32に出力する。レーザ駆動回路101の比較器117は、ノードN32に出力された発光量切替信号SLのレベルをモニタ用フォトダイオード103と抵抗R57との間のノードN33の電位と比較し、比較結果を示す出力信号をトランジスタ118のベースに与える。比較器117の出力信号のレベルに応じてトランジスタ118のエミッタ電流が変化する。それにより、レーザダイオード102に供給される電流の量が変化し、レーザダイオード102の発光量が変化する。
【0109】
本実施の形態の光電スイッチにおいては、本体部2のCPU201から出力されるレーザダイオード103の発光量を切り替えるための制御信号DLがヘッド部1cの電源電圧として用いられる可変電圧VAによりヘッド部1cに伝送されるので、発光量を切り替えるための制御信号DLを伝送するための信号線が不要となる。したがって、ケーブルを増加することなく本体部2からヘッド部1cのレーザダイオード103の発光量を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における分離型の光電スイッチの外観斜視図である。
【図2】図1の分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。
【図3】受光信号およびしきい値を用いた判定処理を説明するための図である。
【図4】図2のヘッド部におけるLED点灯回路の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の他の実施の形態における三角測距方式の光電スイッチのヘッド部の主要部の構成を示す模式図である。
【図6】受光信号およびしきい値を用いた判定処理を説明するための図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における分離型の光電スイッチのヘッド部の外観斜視図である。
【図8】図7の分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態における分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。
【図10】図9の受光回路およびゲイン切替回路の構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態における分離型の光電スイッチの構成を示すブロック図である。
【図12】図11のレーザ駆動回路および発光量切替回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,800 ヘッド部
2 本体部
11,21 ケーシング
12,12A 余裕度表示部
12a,12b,12c 余裕度表示用LED
22 受光量表示部
23 しきい値表示部
24 余裕度表示部
28 調整スイッチ
29 設定スイッチ
31a,31b ケーブル
101 レーザ駆動回路
102 レーザダイオード
104 フォトダイオード
105 受光回路
106 固定電源回路
107 LED点灯回路
111,112,113 比較器
121 A/D変換器
122 7セグメント表示回路
123 ゲイン切替回路
124 発光量切替回路
201 CPU
202 表示部
203 操作部
204 可変電源回路
205 トランジスタ
206 増幅器
207 A/D変換器
R1,R2,R3,R4,R11,R12,R13 抵抗

Claims (6)

  1. 検出領域に光を投射するとともに検出領域からの帰還光を受光することにより検出領域における検出対象物の有無を検出する光電スイッチであって、
    前記検出領域からの帰還光の受光状態に応じた受光信号を出力する受光手段と、表示手段と、固定電源回路とを備えるヘッド部と、
    前記ヘッド部と信号線および電源線により接続され、前記受光手段により出力される受光信号を前記信号線を介して受ける本体部とを備え、
    前記本体部は、前記信号線を介して前記ヘッド部から受けた受光信号に基づいて前記検出領域における検出対象物の有無の検出処理を行う処理手段と、本体表示部と、可変電源回路とを備え、
    前記処理手段は、前記検出領域における検出対象物の有無の検出処理のために前記信号線を介して前記ヘッド部から受けた受光信号に基づく処理信号を生成する生成手段と、前記検出領域における検出対象物の有無を判定するための基準値を設定する設定手段と、前記生成手段により生成された処理信号を前記設定手段により設定された基準値と比較することにより前記検出領域における検出対象物の有無を判定する判定手段と、前記設定手段により設定された基準値に対する前記生成手段により生成された処理信号の相対値を余裕度として算出する算出手段とを含み、
    前記本体表示部は、前記処理信号および前記基準値を数値で表示し、
    前記可変電源回路は、前記算出手段により算出された余裕度に応じた可変電圧を前記電源線を介して前記ヘッド部に供給し、
    前記固定電源回路は、前記可変電源回路から前記電源線を介して供給される可変電圧を受け、固定の基準電圧を前記受光手段および前記表示手段に供給し、
    前記表示手段は、前記本体部の前記可変電源回路から前記電源線を介して供給される可変電圧と、前記固定電源回路から供給される前記基準電圧とに基づいて前記本体部の前記算出手段により算出された余裕度を表示することを特徴とする光電スイッチ。
  2. 前記本体表示部は、前記算出手段により算出された余裕度をさらに表示することを特徴とする請求項記載の光電スイッチ。
  3. 前記ヘッド部は、前記検出領域に光を投射する投光手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の光電スイッチ。
  4. 前記表示手段は、複数の第1の発光ダイオードを含み、
    前記余裕度は、各第1の発光ダイオードが点灯または消灯されることにより表示されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光電スイッチ。
  5. 前記表示手段は、前記複数の第1の発光ダイオードにそれぞれ対応する複数の比較器と、前記電源線を介して供給される前記可変電圧を分圧することにより前記複数の第1の発光ダイオードにそれぞれ対応する複数の可変電位を得る分圧手段とをさらに含み、
    前記複数の比較器の各々は、前記分圧手段により得られた対応する可変電位と前記固定電源回路から供給される前記基準電圧との比較結果を出力し、前記複数の第1の発光ダイオードの各々は、対応する比較器の比較結果に応じて点灯または消灯することを特徴とする請求項4記載の光電スイッチ。
  6. 前記本体表示部は、一列に配列された複数の第2の発光ダイオードを含み、前記複数の第2の発光ダイオードの点灯または消灯により前記余裕度を棒グラフ状に表示し、
    前記表示手段は、前記複数の第1の発光ダイオードが一列に配列されることにより前記余裕度を棒グラフ状に表示し、
    前記本体表示部の前記複数の第2の発光ダイオードの個数は、前記表示手段の前記複数の第1の発光ダイオードの個数よりも多いことを特徴とする請求項4または5記載の光電スイッチ。
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