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JP4265543B2 - 常時噛合い式スタータ - Google Patents

常時噛合い式スタータ Download PDF

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Description

本発明は、エンジンのリングギヤにピニオンが常時噛み合わされている常時噛合い式のスタータに関し、特に、エンジンの停止及び再始動を自動制御するアイドルストップシステムに用いて好適である。
近年、エンジンの停止及び再始動を自動制御するエンジン制御システム(アイドルストップシステム、エコランシステム等とも呼ばれる)が徐々に採用されている。同システムは、例えば、交差点や渋滞等で車両が一旦停止した時に、エンジンを自動停止させ、発進時にエンジンを自動的に再始動させるもので、車両の燃費向上あるいは排気エミッションの改善に効果がある。
上記システムに採用されるスタータの一例として、ベルト駆動によりエンジンを始動するベルト駆動型始動装置が知られている。この始動装置は、図4に示す様に、エンジン側のクランクプーリにベルトを介して常時連結されるスタータプーリ100を備え、このスタータプーリ100からベルト伝動によってクランクプーリにモータ110の回転力を伝達してエンジンを始動させるものであり、エンジン始動後のオーバラン(エンジンの回転によってモータ110が回されること)を防止するために、機械式の一方向クラッチ120を内蔵している。
しかし、上記の始動装置では、例えば、登り坂でエンストした時等に、エンジンが逆回転すると、一方向クラッチ120が接続されるため、エンジンの回転がクラッチ120を介してモータ110側に伝達される。この時、モータ110の回転軸に連結される減速機130(遊星歯車減速装置)によって回転数が倍速されるため、モータ110に多大なストレスが加わる。
そこで、エンジン始動後に、エンジンとモータとを完全に切り離すために、電磁クラッチを内蔵した始動装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−342935公報
ところが、上記の特許文献1に記載された始動装置では、エンジンの始動開始時に発生する衝撃トルクやエンジンからの急激なトルク変動が直接電磁クラッチに伝達されるため、クラッチ滑りが発生する可能性がある。このため、過大なトルクに対応できる様に、電磁クラッチを大型化する必要があり、車両への搭載性が悪化する問題を有していた。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、モータとピニオンとの間でトルクの伝達を断続できる電磁クラッチを有し、その電磁クラッチを小型化できる常時噛合い式スタータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明の常時噛合い式スタータは、回転力を発生するモータと、このモータの回転が減速装置を介して伝達される出力軸と、この出力軸に支持され、エンジンのリングギヤに常時噛み合わされるピニオンと、モータとピニオンとの間でトルクの伝達を断続する電磁クラッチと、この電磁クラッチとピニオンとの間に設けられ、トルクの伝達開始時に生じる衝撃トルクおよびエンジンから伝達される急激なトルク変動を緩和する衝撃緩和装置とを備え、減速装置は、モータの電機子軸に設けられる太陽歯車と、この太陽歯車と同心に配置されて回転可能に設けられた内歯歯車と、両歯車に噛み合う遊星歯車とで構成され、内歯歯車の回転が拘束された状態で、太陽歯車が回転することにより、遊星歯車が自転運動と公転運動を行い、その公転運動が出力軸に伝達される遊星歯車減速装置であり、電磁クラッチは、内歯歯車に直接または間接的に連結されたクラッチ板を有し、このクラッチ板を電磁力により吸引して内歯歯車の回転を拘束することでトルクの伝達を可能にし、電磁力の消滅によりクラッチ板を切り離して内歯歯車の回転を許容することでトルクの伝達を遮断することを特徴とする。
上記の構成によれば、エンジン始動後に電磁クラッチをオフすることで、モータとピニオンとの間でトルクの伝達を遮断できる。これにより、例えば、登り坂でエンストした時等にエンジンが逆回転した場合でも、エンジンの回転がモータに伝達されることはなく、モータに多大なストレスが加わることを防止できる。
また、電磁クラッチとピニオンとの間に衝撃緩和装置を設けているので、エンジンの始動開始時に発生する衝撃トルクや、急激なエンジンのトルク変動を衝撃緩和装置にて低減できる。その結果、電磁クラッチに過剰なトルクが加わることはなく、電磁クラッチの小型化が可能となり、スタータ全体の小型軽量化を達成できる。
さらに、エンジン始動時に、電磁クラッチにより内歯歯車の回転が拘束されると、モータの回転が太陽歯車から遊星歯車に伝達され、その遊星歯車が自転しながら公転することで、その公転運動が出力軸に伝達されてピニオンが回転する。
エンジンが始動すると、リングギヤに常時噛み合っているピニオンがエンジンによって回されるため、そのピニオンの回転が出力軸に伝達され、出力軸が回転することで遊星歯車が公転運動する。この時、電磁クラッチにより内歯歯車の回転が許容されていると、その内歯歯車が遊星歯車の公転運動を受けて回転するため、遊星歯車の回転が太陽歯車に伝達されることはなく、モータ側へのトルク伝達が遮断される。
(請求項の発明)
請求項1に記載した常時噛合い式スタータにおいて、衝撃緩和装置は、出力軸の外周に配設され、ピニオンは、出力軸の外周に軸受を介して相対回転可能に嵌合すると共に、衝撃緩和装置を介して出力軸に連結されていることを特徴とする。
これにより、エンジン始動時には、減速後のモータトルクが出力軸より衝撃緩和装置を介してピニオンに伝達され、そのトルク伝達時に発生する衝撃トルクが衝撃緩和装置により低減される。一方、エンジン始動後は、エンジンのトルク変動がピニオンから出力軸に伝達される際に、衝撃緩和装置により低減される。
(請求項の発明)
請求項に記載した常時噛合い式スタータにおいて、電磁クラッチは、電磁力を発生する励磁コイルを有し、この励磁コイルが衝撃緩和装置の外周側に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、出力軸の外周に衝撃緩和装置と電磁クラッチとを同心状に配置できるので、衝撃緩和装置と電磁クラッチの配置スペースを小さくでき、延いては、電磁クラッチと衝撃緩和装置とを設けることによるスタータの大型化を回避できる。
(請求項の発明)
請求項1〜に記載した何れかの常時噛合い式スタータにおいて、モータからピニオンに至るトルクの伝達経路に過大トルクの伝達を遮断できるトルクリミッタを設けたことを特徴とする。
これにより、衝撃緩和装置の能力を超える過大トルクが加わった時には、トルクリミッタが作動して過大トルクをカットできるので、電磁クラッチに過大トルクが加わることはなく、電磁クラッチの小型軽量化を実現できる。
(請求項の発明)
請求項に記載した常時噛合い式スタータにおいて、電磁クラッチのクラッチ板は、請求項に記載したトルクリミッタを介して内歯歯車に連結されていることを特徴とする。 この場合、クラッチ板と内歯歯車との間にトルクリミッタを設けているので、クラッチ板が電磁力によって吸引されている状態でも、減速装置に過大トルクが加わると、トルクリミッタが作動して、クラッチ板と内歯歯車との連結状態が解除され、内歯歯車が回転することにより、電磁クラッチに過大トルクが加わることを回避できる。
(請求項の発明)
請求項1〜に記載した何れかの常時噛合い式スタータは、エンジンの停止および再始動を自動制御するエンジン自動停止/再始動システムに用いられることを特徴とする。
本発明のスタータは、エンジン始動後にピニオンがエンジンのリングギヤから離脱することはなく、常時噛み合わされているため、上記のエンジン自動停止/再始動システムに用いた場合、エンジンを再始動する際に、通常のピニオン飛び込み式スタータの様に、ピニオンを移動してリングギヤに噛み合わせる必要がなく、エンジンの再始動を短時間で行うことが可能である。

本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はスタータ1の断面図、図2はスタータ1の一部拡大断面図である。
実施例1に係るスタータ1は、例えば、交差点や渋滞等で車両が一旦停止した時にエンジン2(図3参照)を自動停止させ、発進時にエンジン2を自動的に再始動させるエンジン自動停止/再始動システム(アイドルストップシステムと呼ぶ)に適用される。
このスタータ1は、図1に示す様に、回転力を発生するモータ3と、このモータ3の通電回路に設けられるメイン接点4(図3参照)を開閉する電磁スイッチ5と、モータ3の回転が減速装置6を介して伝達される出力軸7と、この出力軸7に支持されるピニオン8と、モータ3と出力軸7との間でトルクの伝達を断続する電磁クラッチ9と、過大トルクの伝達を遮断するトルクリミッタ10と、トルクの伝達開始時に生じる衝撃トルク等を緩和する衝撃緩和装置11等より構成される。
モータ3は、磁束を発生する界磁12と、整流子13を有する電機子14と、整流子13上に配置されるブラシ15等より構成される周知の直流電動機であり、センタハウジング16を介してフロントハウジング17に固定されている。
界磁12は、磁気回路を形成するヨーク12aの内周に複数の永久磁石12bを周方向等間隔に配置して構成される。なお、永久磁石12bに替えて、界磁コイルを使用することもできる。
電機子14は、電機子軸14aに固定された電機子鉄心14bに電機子コイル14cを巻線して構成され、電機子軸14aの両端が回転自在に支持されている。
電磁スイッチ5は、図3に示す様に、スタータリレー18を介してバッテリ19から通電されるソレノイド5aを内蔵し、このソレノイド5aへの通電によって発生する電磁力を利用してメイン接点4を開閉する。この電磁スイッチ5は、モータ3の径方向外側に配設され、前記センタハウジング16に固定されている。
なお、スタータリレー18は、最初のエンジン始動を行う時に、運転者が始動スイッチ20をST位置(図3参照)に投入することで、リレーコイル18aに通電されて閉作動するが、エンジン2の再始動時には、エンジン2の自動停止及び再始動を制御するアイドルストップ用のECU21(図3参照)を通じてリレーコイル18aに通電される。
減速装置6は、図2に示す様に、モータ3の電機子軸14aに形成された太陽歯車6aと、この太陽歯車6aと同心に配置されて回転可能に設けられた内歯歯車6bと、両歯車6a、6bに噛み合う複数の遊星歯車6cとで構成される周知の遊星歯車減速機である。この減速装置6は、内歯歯車6bの回転が拘束された状態で、電機子14が回転すると、電機子14の回転が太陽歯車6aから遊星歯車6cに伝達され、その遊星歯車6cが自転しながら太陽歯車6aの周囲を公転することで、その公転運動が出力軸7に伝達される。
出力軸7は、モータ3の電機子軸14aと同軸線上に配置されて、一端側が軸受22を介してフロントハウジング17に回転自在に支持され、他端側が減速装置6を介して電機子軸14aに連結されている。
ピニオン8は、出力軸7の外周に軸受23を介して相対回転可能に嵌合すると共に、エンジン2のリングギヤ24に常時噛み合わされている。
電磁クラッチ9は、スタータリレー18を介してバッテリ19より通電される励磁コイル9aと、この励磁コイル9aの周囲に磁気回路を形成するハウジング9bと、このハウジング9bの端面に対向して軸方向(図1の左右方向)に可動するクラッチ板9c等より構成される。クラッチ板9cは、ゴム等の弾性材25を介してトルクリミッタ10に連結され、そのトルクリミッタ10と一体に回転可能に設けられている。この電磁クラッチ9は、励磁コイル9aの無通電時に、ハウジング9bの端面とクラッチ板9cとの間に所定のギャップ(例えば、0.3mm)が維持されることで、クラッチ板9cの回転が許容されている。一方、励磁コイル9aに通電されて電磁力が発生すると、ハウジング9bとクラッチ板9cとの間に吸引力が作用して、クラッチ板9cがハウジング9bの端面に吸着されることで、クラッチ板9cの回転が拘束される。
トルクリミッタ10は、図2に示す様に、ボールベアリング26を介してセンタハウジング16に回転自在に支持されると共に、電磁クラッチ9の弾性材25を介してクラッチ板9cに連結されたセンタプレート10aと、このセンタプレート10aに対し摩擦力によって回転規制され、且つ減速装置6の内歯歯車6bに連結された回転ディスク10bと、この回転ディスク10bをセンタプレート10aに押圧して前記摩擦力を発生させる皿ばね10c等より構成される。
このトルクリミッタ10は、センタプレート10aの回転が拘束された状態、つまり、電磁クラッチ9のクラッチ板9cがハウジング9bの端面に吸着されている状態で、回転ディスク10bの静止トルクを越える過大トルクが減速装置6に加わると、センタプレート10aに対し回転ディスク10bが滑る(回転する)ことにより、内歯歯車6bの回転が許容されて過大トルクを吸収することができる。
衝撃緩和装置11は、ピニオン8に連結されてピニオン8と一体に回転する回転部材11aと、出力軸7の外周に例えばセレーション嵌合して出力軸7と一体に回転する回転部材11bと、両回転部材11a、11bの間に介在されるゴム等の弾性部材11c等より構成され、図1に示す様に、弾性部材11cが中間部材11dを介して直列に複数個使用されている。
この衝撃緩和装置11は、例えば、エンジン始動時に発生する衝撃トルク、あるいはエンジン2から受ける急激なトルク変動に対し、弾性部材11cが変形する(撓む)ことによって、衝撃トルクやトルク変動を吸収することができる。
次に、上記スタータ1の作動及び効果を説明する。
エンジン2の再始動時には、アイドルストップ用のECU21により、スタータリレー18を介して電磁スイッチ5のソレノイド5aと電磁クラッチ9の励磁コイル9aに同時に通電される。この時、電磁スイッチ5によりモータ3のメイン接点4が閉じるタイミングより、電磁クラッチ9が作動する(クラッチ板9cがハウジング9bの端面に吸着される)タイミングの方が早くなる。これは、電磁クラッチ9のハウジング9bとクラッチ板9cとの間に設定されるギャップがコンマ数ミリ(例えば、0.3mm)であり、メイン接点4の開閉ストロークと比較して極めて小さいためである。仮に、メイン接点4が閉じるタイミングと、クラッチ板9cがハウジング9bの端面に吸着されるタイミングとが同じであっても、モータ3が実際に回転を開始するまでには、モータ3の慣性モーメントによって立ち上がりに時間が掛かるため、結果的に、モータ3の回転開始より電磁クラッチ9の方が早く作動することになる。
電磁クラッチ9が作動すると、トルクリミッタ10を介してクラッチ板9cに連結される内歯歯車6bの回転が拘束されるため、モータ3から出力軸7へのトルク伝達が可能となる。これにより、モータ3の回転が減速装置6を介して出力軸7に伝達され、出力軸7の回転がピニオン8からリングギヤ24に伝達されて、エンジン2をクランキングする。この時、大きな慣性エネルギを持ったエンジン2を始動させるため、ピニオン8からリングギヤ24にトルクが伝達される際に衝撃トルクが発生する。この衝撃トルクは、ピニオン8と出力軸7との間に設けられた衝撃緩和装置11によって効果的に吸収される。
エンジン2が再始動すると、電磁スイッチ5のソレノイド5aと電磁クラッチ9の励磁コイル9aへの通電が同時に停止される。これにより、バッテリ19からモータ3への通電が停止されて電機子14の回転が停止すると共に、電磁クラッチ9のクラッチ板9cが弾性材25の復元力によってハウジング9bの端面から引き離され、回転可能になることで、トルクリミッタ10を介してクラッチ板9cに連結された内歯歯車6bの回転が許容される。その結果、モータ3と出力軸7との間でトルクの伝達経路が遮断される。
また、エンジン2が始動すると、常時リングギヤ24に噛み合っているピニオン8がエンジン2によって回されるが、上記の様にクラッチ板9cが切り離されて、モータ3と出力軸7との間でトルクの伝達経路が遮断されるため、ピニオン8の回転がモータ3側へ伝達されることはない。従って、登り坂等でエンストしてエンジン2が逆回転した場合でも、エンジン2の回転が増速されてモータ3に伝達されることはなく、モータ3に多大なストレスが加わることを防止できる。
更に、エンジン2が自動停止する寸前(エンジン2が自身の慣性で回転している状態)で再始動する必要がある場合でも、モータ3の回転開始より先に電磁クラッチ9が作動し、且つ始動時に発生する衝撃トルクを衝撃緩和装置11にて吸収できるので、エンジン回転中であっても、本スタータ1を作動させて、エンジン2を再始動できる。
この様に、本実施例のスタータ1は、エンジン始動時に発生する衝撃トルク、およびエンジン2の急激なトルク変動等を衝撃緩和装置11にて吸収できる。また、衝撃緩和装置11で吸収しきれない過大な衝撃は、トルクリミッタ10でカットできる。その結果、電磁クラッチ9に過大なトルクが加わることはなく、クラッチ滑りが発生することもないため、前述の特許文献1に記載された公知技術と比較して、クラッチ板9cを吸着する電磁クラッチ9の吸引力を低減することが可能であり、それに伴って、電磁クラッチ9の小型軽量化が可能となる。
スタータの断面図である。 減速装置とトルクリミッタの構成を示す拡大断面図である。 スタータの電気回路図である。 従来技術に係わるベルト式スタータの断面図である。
符号の説明
1 スタータ
2 エンジン
3 モータ
6 減速装置
6a 太陽歯車
6b 内歯歯車
6c 遊星歯車
7 出力軸
8 ピニオン
9 電磁クラッチ
9a 励磁コイル
9c クラッチ板
10 トルクリミッタ
11 衝撃緩和装置
14a 電機子軸
24 リングギヤ

Claims (6)

  1. 回転力を発生するモータと、
    このモータの回転が減速装置を介して伝達される出力軸と、
    この出力軸に支持され、エンジンのリングギヤに常時噛み合わされるピニオンと、
    前記モータと前記ピニオンとの間でトルクの伝達を断続する電磁クラッチと、
    この電磁クラッチと前記ピニオンとの間に設けられ、トルクの伝達開始時に生じる衝撃トルクおよびエンジンから伝達される急激なトルク変動を緩和する衝撃緩和装置とを備えた常時噛合い式スタータにおいて、
    前記減速装置は、前記モータの電機子軸に設けられる太陽歯車と、この太陽歯車と同心に配置されて回転可能に設けられた内歯歯車と、両歯車に噛み合う遊星歯車とで構成され、前記内歯歯車の回転が拘束された状態で、前記太陽歯車が回転することにより、前記遊星歯車が自転運動と公転運動を行い、その公転運動が前記出力軸に伝達される遊星歯車減速装置であり、
    前記電磁クラッチは、前記内歯歯車に直接または間接的に連結されたクラッチ板を有し、このクラッチ板を電磁力により吸引して前記内歯歯車の回転を拘束することでトルクの伝達を可能にし、前記電磁力の消滅により前記クラッチ板を切り離して前記内歯歯車の回転を許容することでトルクの伝達を遮断することを特徴とする常時噛合い式スタータ。
  2. 請求項1に記載した常時噛合い式スタータにおいて、
    前記衝撃緩和装置は、前記出力軸の外周に配設され、
    前記ピニオンは、前記出力軸の外周に軸受を介して相対回転可能に嵌合すると共に、前記衝撃緩和装置を介して前記出力軸に連結されていることを特徴とする常時噛合い式スタータ。
  3. 請求項に記載した常時噛合い式スタータにおいて、
    前記電磁クラッチは、電磁力を発生する励磁コイルを有し、この励磁コイルが前記衝撃緩和装置の外周側に配置されることを特徴とする常時噛合い式スタータ。
  4. 請求項1〜に記載した何れかの常時噛合い式スタータにおいて、
    前記モータから前記ピニオンに至るトルクの伝達経路に過大トルクの伝達を遮断できるトルクリミッタを設けたことを特徴とする常時噛合い式スタータ。
  5. 請求項に記載した常時噛合い式スタータにおいて、
    前記電磁クラッチのクラッチ板は、請求項に記載したトルクリミッタを介して前記内歯歯車に連結されていることを特徴とする常時噛合い式スタータ。
  6. 請求項1〜に記載した何れかの常時噛合い式スタータは、
    エンジンの停止および再始動を自動制御するエンジン自動停止/再始動システムに用いられることを特徴とする常時噛合い式スタータ。
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