JP2008196373A - スタータ - Google Patents
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Abstract
【課題】イグニッションキースイッチOFF時にスタータ側に発生する逆起電力により、イグニッションキースイッチの接点間に発生するアークを防止する。
【解決手段】スタータ1は、モータ11と、モータ11に対する電力供給を制御するマグネットスイッチ部4と、モータ11によって駆動されエンジンのリングギヤ16と噛合するアイドルギヤ15とを有する。ケース部5内には、ダイオード96を備えたダイオードユニット97が配置されている。ダイオード96は、マグネットスイッチ部4と接続されており、イグニッションキースイッチOFF時にマグネットスイッチ部4のコイル81に発生する逆起電力を吸収する逆起電力吸収回路を形成する。ダイオード96は、マグネットスイッチ部4と電気的に接続されたスイッチ端子内に収容しても良い。
【選択図】図1
【解決手段】スタータ1は、モータ11と、モータ11に対する電力供給を制御するマグネットスイッチ部4と、モータ11によって駆動されエンジンのリングギヤ16と噛合するアイドルギヤ15とを有する。ケース部5内には、ダイオード96を備えたダイオードユニット97が配置されている。ダイオード96は、マグネットスイッチ部4と接続されており、イグニッションキースイッチOFF時にマグネットスイッチ部4のコイル81に発生する逆起電力を吸収する逆起電力吸収回路を形成する。ダイオード96は、マグネットスイッチ部4と電気的に接続されたスイッチ端子内に収容しても良い。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等のエンジンに取り付けられるエンジン始動用のスタータに関し、特に、イグニッションキースイッチOFF時にスタータ側に発生する逆起電力によってイグニッションキースイッチに生じるアーク防止技術に関する。
自動車や自動二輪車、大型発電機等に使用されるエンジンでは、エンジンに取り付けられたスタータ(始動電動機)によって始動動作が行われるのが一般的である。特許文献1には、このようなスタータとして、軸方向に移動可能なアイドルギヤを備えたものが記載されている。この場合、アイドルギヤは、スタータによって回転駆動されるピニオンと噛合しており、ピニオンは、オーバーランニングクラッチを介してモータの回転軸に接続されている。
アイドルギヤはまた、エンジンのリングギヤと噛合・離脱可能に配置されている。イグニッションキースイッチがONされると、スタータに併設されたマグネットスイッチのコイルに電力が供給され、その作用によりアイドルギヤが軸方向に移動する。図6は、従来のスタータの回路構成を示す説明図であり、図6に示すように、静止状態(図6(a))からイグニッションキースイッチ151がONされると(図6(b))、バッテリ152から、マグネットスイッチ153のコイル154に電力が供給される。コイル154が励磁されると、マグネットスイッチ153が作動し、モータ155に対してバッテリ152から電力が供給され、モータ155が起動する(図6(c))。
モータ155が始動すると、アイドルギヤが軸方向に移動してアイドルギヤとリングギヤとが噛合し、リングギヤがスタータによって駆動され、エンジンが始動する。エンジン始動に伴い、ピニオンの回転数がモータ回転軸の回転数よりも早くなると、オーバーランニングクラッチの作用によりピニオンが空転し、エンジンの回転はモータ側には伝達されずクラッチ部分にて遮断される。エンジン始動後、イグニッションキースイッチ151がOFFされると、アイドルギヤは先とは逆方向に移動し、両ギヤの噛合が解除され、スタータは当初の状態に復帰する。
一方、イグニッションキースイッチ151がOFFされると、コイル154には自己誘導による逆起電力が発生する。しかしながら、図6のような回路構成のスタータでは、コイル154部分は開回路となっているため、そこで発生した起電力には逃げ場が存在しない。このため、図6(d)に示すように、コイル154の逆起電力によって、イグニッションキースイッチ151の接点間に放電(アーク)が発生するおそれがあるという問題があった。
本発明の目的は、イグニッションキースイッチOFF時にスタータ側に発生する逆起電力により、イグニッションキースイッチの接点間に発生するアークを防止することにある。
本発明のスタータは、電動モータと、前記電動モータに対する電力供給を制御するスイッチ部と、前記電動モータによって駆動されエンジンのリングギヤと噛合するアイドルギヤとを有してなるエンジン始動用のスタータであって、前記スイッチ部は、ダイオードを備えた逆起電力吸収回路を有することを特徴とする。
本発明にあっては、スイッチ部にダイオードを備えた逆起電力吸収回路を設けたので、イグニッションキースイッチOFF時にスタータ側に発生する逆起電力は、逆起電力吸収回路に流れる。このため、逃げ場のない逆起電力によって、イグニッションキースイッチの接点間にアークが発生するのを防止できる。
前記スタータに、前記スイッチ部と電気的に接続され前記スタータ外の電源と接続されるスイッチ端子を設け、前記ダイオードを前記スイッチ端子内に収容するようにしても良く、これにより、スタータ内にダイオードを収容・配置するための部品や部分が不要となる。
また、前記スイッチ部に、前記スイッチ端子と電気的に接続されたコイルと、前記コイルが巻装された固定鉄心と、前記固定鉄心の内側に配置された可動鉄心と、前記可動鉄心に接続され前記可動鉄心と協働するスイッチプレートと、前記スイッチプレートが接触することにより前記電動モータと電源との間を電気的に接続する導電プレートとを設け、前記ダイオードの一端側を前記スイッチ端子と前記コイルとの間に接続し、他端側を接地するようにしても良い。
本発明のスタータによれば、電動モータを用いたエンジン始動用のスタータにて、電動モータに対する電力供給を制御するスイッチ部に、ダイオードを備えた逆起電力吸収回路を設けたので、イグニッションキースイッチOFF時にスタータ側に発生する逆起電力を逆起電力吸収回路に逃がすことができ、逃げ場のない逆起電力によってイグニッションキースイッチ接点間に発生するアークを防止することが可能となる。
また、スイッチ部と電気的に接続されたスイッチ端子内にダイオードを収容することにより、スタータ内にダイオードを収容・配置するための部品が不要となり、部品点数や組付工数の削減を図ることができ、製品コストを低減させることが可能となる。また、ダイオードを収容するスペースを省くことができ、スタータの小型化を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1であるスタータの構成を示す断面図である。図1のスタータ1は、自動車用エンジンの始動に使用され、停止しているエンジンに対して、燃料の吸入、微粒化、圧縮、点火に必要な回転を与える。
スタータ1は、大別すると、モータ部2、ギヤ部3、マグネットスイッチ部4、ケース部5及びアイドル部6とから構成されている。モータ部2には駆動源であるモータ(電動モータ)11が配設され、ギヤ部3には減速装置である遊星歯車機構12やオーバーランニングクラッチ13、ピニオン14などが配設されている。アイドル部6には、ピニオン14と噛合するアイドルギヤ15が配設されている。アイドルギヤ15は、軸方向(図中左右方向)に移動可能に取り付けられており、図中左方向(以下、左右方向は図1を基準とし「図中」の記載は省略する)に移動すると、エンジンのリングギヤ16と噛合する。モータ11の回転力は、遊星歯車機構12及びオーバーランニングクラッチ13を介してピニオン14に伝わり、アイドルギヤ15からリングギヤ16へと伝達され、エンジンが始動される。
モータ11は、円筒形状のモータハウジング21内にアーマチュア22を回動自在に配置した構成となっている。モータハウジング21はモータ11のヨークを兼ねており、鉄等の磁性体金属によって形成されている。モータハウジング21の右端部には、金属製のエンドカバー23が取り付けられる。一方、モータハウジング21の左端部は、ケース部5のギヤカバー24に取り付けられる。エンドカバー23はセットボルト25によってギヤカバー24に固定され、モータハウジング21はエンドカバー23とギヤカバー24との間に固定される。
モータハウジング21の内周面には、周方向に複数個の永久磁石26が固定されており、永久磁石26の内側にはアーマチュア22が配設される。アーマチュア22は、モータ軸27に固定されたアーマチュアコア28と、アーマチュアコア28に巻装されたアーマチュアコイル29とから構成されている。モータ軸27の右端部は、エンドカバー23に取り付けられたメタル軸受31によって回動自在に支持されている。一方、モータ軸27の左端部は、ピニオン14等が取り付けられたドライブシャフト(出力軸)32の端部に回動自在に支持されている。ドライブシャフト32の右端部には軸受部33が凹設されており、モータ軸27はそこに取り付けられたメタル軸受34によって回動自在に支持される。
アーマチュアコア28の一端側には、モータ軸27に外嵌固定されたコンミテータ35が隣接配置されている。コンミテータ35の外周面には、導電材にて形成されたコンミテータ片36が複数個取り付けられており、各コンミテータ片36にはアーマチュアコイル29の端部が固定されている。モータハウジング21の左端部には、ブラシホルダ37が取り付けられている。ブラシホルダ37には、周方向に間隔をあけて、ブラシ収容部38が4個配置されている。各ブラシ収容部38にはそれぞれブラシ39が出没自在に内装されている。ブラシ39の突出先端部(内径側先端部)は、コンミテータ35の外周面に摺接している。
ブラシ39の後端側には図示しないピグテールが取り付けられており、ブラシホルダ37の導電プレート41と電気的に接続されている。導電プレート41にはスイッチ部42が設けられており、スイッチプレート43が導電プレート41に接触すると電源ターミナル44とブラシ39との間が電気的に接続され、コンミテータ35に電力が供給される。スイッチプレート43はスイッチシャフト45に取り付けられており、マグネットスイッチ部4が通電されると、スイッチシャフト45が左方に移動し、スイッチプレート43が導電プレート41に接触するようになっている。
ギヤ部3の遊星歯車機構12には、インターナルギヤユニット46とドライブプレートユニット47が設けられている。インターナルギヤユニット46は、ギヤカバー24の右端部に固定されており、その内周側には内歯歯車48が形成されている。インターナルギヤユニット46の中央にはメタル軸受49が内装されており、ドライブシャフト32の右端側が回動自在に支持されている。ドライブプレートユニット47は、ドライブシャフト32の右端部に固定されており、遊星歯車51が3個等分間隔で取り付けられている。遊星歯車51は、ベースプレート52に固定された支持ピン53に、メタル軸受54を介して回動自在に支持されている。遊星歯車51は内歯歯車48と噛合している。
モータ軸27の左端部には、太陽歯車55が形成されている。太陽歯車55は遊星歯車51と噛合しており、遊星歯車51は、太陽歯車55と内歯歯車48との間で、自転しつつ公転する。モータ11が作動すると、モータ軸27と共に太陽歯車55が回転し、太陽歯車55の回転に伴い、遊星歯車51が内歯歯車48と噛み合いながら太陽歯車55の周りを公転する。これにより、ドライブシャフト32に固定されたベースプレート52が回転し、モータ軸27の回転が減速されてドライブシャフト32に伝達される。
オーバーランニングクラッチ13は、遊星歯車機構12によって減速された回転をピニオン14に対し一回転方向に伝達する。オーバーランニングクラッチ13は、クラッチアウタ(アウタ部)56とクラッチインナ(インナ部)57との間に、ローラ(ローラ部材)58及びクラッチスプリング59を配した構成となっている。クラッチアウタ56は、ボス部56aとクラッチ部56bとからなり、ボス部56aは、ドライブシャフト32のヘリカルスプライン部61に取り付けられている。ボス部56aの内周側には、ヘリカルスプライン部61と噛み合うスプライン部62が形成されている。これにより、クラッチアウタ56は、ドライブシャフト32上をヘリカルスプライン部61に沿って軸方向に移動可能となっている。
ドライブシャフト32にはストッパ63が取り付けられている。ストッパ63は、ドライブシャフト32に装着されたサークリップ64によって軸方向の移動が規制されている。ストッパ63には、ギヤリターンスプリング65の一端側が取り付けられている。ギヤリターンスプリング65の他端側は、ボス部56aの内端壁66に当接している。クラッチアウタ56は、このギヤリターンスプリング65によって右方向に付勢されており、通常時(非通電時)には、クラッチアウタ56はギヤカバー24に固定されたクラッチストッパ67に当接した位置で保持される。
クラッチアウタ56のクラッチ部56b内周には、ピニオン14と一体に形成されたクラッチインナ57が配設されている。クラッチアウタ56とクラッチインナ57の間には、ローラ58及びクラッチスプリング59が複数組配置されている。また、クラッチ部56bの外周にはクラッチカバー68が外装されており、クラッチ部56bの左端面とクラッチカバー68との間には、クラッチワッシャ69が取り付けられている。このクラッチワッシャ69によって、ローラ58及びクラッチスプリング59は、クラッチ部56bの内周側に、軸方向の移動を規制された状態で収容される。
クラッチ部56bの内周壁はカム面となっており、楔状斜面部と曲面部が形成されている。ローラ58は、通常、クラッチスプリング59によって曲面部側に押されている。クラッチアウタ56が回転し、クラッチスプリング59の付勢力に抗して、ローラ58が楔状斜面部とクラッチインナ57の外周面との間に挟持されると、クラッチインナ57はローラ58を介してクラッチアウタ56と一体に回転する。これにより、モータ11が作動しドライブシャフト32が回転すると、その回転はクラッチアウタ56からローラ58を介してクラッチインナ57に伝達され、ピニオン14が回転する。
これに対し、エンジンが始動し、クラッチインナ57がクラッチアウタ56よりも早く回転すると、ローラ58は曲面部側に移動し、クラッチインナ57はクラッチアウタ56に対し空転状態となる。すなわち、クラッチインナ57がオーバーラン状態となると、ローラ58が楔状斜面部とクラッチインナ外周面との間には挟持されず、クラッチインナ57の回転はクラッチアウタ56には伝達されない。従って、エンジン始動後、エンジン側からより高い回転数でクラッチインナ57が回されても、その回転はオーバーランニングクラッチ13にて遮断され、モータ11側には伝達されない。
ピニオン14は冷間鍛造によって形成された鋼製部材であり、アイドルギヤ15と噛合している。ピニオン14は、クラッチインナ57と一体に成形されており、そのギヤ部71の先端部には、円板状の移送フランジ(アイドルギヤ移送手段)72が形成されている。移送フランジ72はアイドルギヤ15の側面に当接しており、後述するように、ピニオン14と共にアイドルギヤ15を右方に移動させ、アイドルギヤ15をリングギヤ16から離脱させる。
クラッチインナ57の外径Aは、ギヤ部71の歯底外径Bよりも小径(A<B)となっている。これにより、ギヤ部71の形成に際しクラッチインナ57が障害となることがなく、クラッチインナ57とギヤ部71が一体となったピニオン14を冷間鍛造によって形成することが可能となる。ピニオン14を冷鍛加工することにより、ギヤ部71の軸方向寸法(図中の寸法X)の精度が向上し、ピニオン14とアイドルギヤ15間など、部品間のガタを小さくすることができ、部品の摩耗や破損を防止できる。また、冷間鍛造によってギヤ部71を形成することにより、加工硬化が生じ、ギヤ部71の強度が増大し、ギヤ連結部の強度アップを図ることが可能となる。
移送フランジ72の基部には、曲面部73が形成されている。移送フランジ72は、後述するように、アイドルギヤ15をリングギヤ16から離脱させる際に、アイドルギヤ15に当接し、アイドルギヤ15を右方に移動させる。その際、移送フランジ72にはアイドルギヤ15の移動に伴って負荷が加わり、移送フランジ72の基部がシャープエッジにてギヤ部71から立ち上がっている場合、角隅部に応力集中が生じ、強度上問題がある。これに対し、当該スタータ1では、移送フランジ72の基部が曲面部73となっているので、応力集中が生じにくく、信頼性向上が図られる。
ピニオン14の内径側には、シャフト孔74とスプリング収容部75が形成されている。シャフト孔74にはピニオンギヤメタル76が取り付けられており、ピニオン14は、ピニオンギヤメタル76を介してドライブシャフト32に回動自在に支持される。スプリング収容部75はクラッチインナ57の内周側に形成されており、そこには、ストッパ63やギヤリターンスプリング65が収容される。
マグネットスイッチ部4は、モータ11に対する電力供給を制御する部位であり、遊星歯車機構12の左方にモータ11や遊星歯車機構12と同心状に配設されている。マグネットスイッチ部4は、ギヤカバー24に固定された鋼製の固定部77と、ドライブシャフト32にそって左右方向に移動自在に配置された可動部78とからなる。固定部77には、ギヤカバー24に固定されたケース79と、ケース79内に収容されたコイル81及びケース79の内周側に取り付けられた固定鉄心82が設けられている。可動部78には、スイッチシャフト45が取り付けられた可動鉄心83が設けられ、可動鉄心83の内周側にはギヤプランジャ84が取り付けられている。可動鉄心83の外周側(図中下端側)には、スイッチリターンスプリング90が取り付けられている。スイッチリターンスプリング90の他端側はギヤカバー24に当接しており、可動鉄心83は右方に付勢されている。
可動鉄心83の内周にはさらに、ブラケットプレート85が固定されている。ブラケットプレート85には、プランジャスプリング86の一端がカシメ固定されている。プランジャスプリング86の他端側は、イグニッションキースイッチがOFFのとき(図1の状態のとき)は、ギヤプランジャ84に当接しており、ギヤプランジャ84はプランジャスプリング86によって左方に付勢されている。ギヤプランジャ84はドライブシャフト32に軸方向に移動可能取り付けられており、可動鉄心83の内周面との間には摺動軸受87が介設されている。
マグネットスイッチ部4のコイル81には、ケース部5に取り付けられたスイッチ端子40から電力が供給される。図2はケース部5の構成を示す説明図であり、図2に示すように、スイッチ端子40はケース部5の外周部に配置されている。また、当該スタータ1では、コイル81とスイッチ端子40との間にダイオード96が接続されている。ダイオード96は、ダイオードユニット97内に収容されており、図1に示すように、ケース部5内に取り付けられている。
図3は、ダイオードユニット97の構成を示す説明図であり、図3に示すように、ダイオードユニット97は、合成樹脂製のケース98内にダイオード96を収容した構成となっている。ケース98には、導電片99a,99bが圧入固定されており(図3(a),(b))、ダイオード96は、導電片99a,99bの間に半田付けにて固定される(図3(c))。ダイオードユニット97には、ダイオード96を取り付けた状態で合成樹脂製の充填材100が充填され(図3(d))、ダイオード96がケース98内に絶縁状態で保持される。
前述のように、マグネットスイッチ部4では、イグニッションキースイッチがOFFされるとコイル81に逆起電力が生じ、従来の始動発電機では、この逆起電力によりイグニッションキースイッチの接点間にアークが発生するおそれがあった。これに対し、当該スタータ1では、マグネットスイッチ部4のコイル81にダイオード96を接続し、コイル81に生じた逆起電力をこのダイオード96を介して逃がしている。図4は、スタータ1の回路構成を示す説明図であり、図4に示すように、マグネットスイッチ部4には、ダイオード96を備えた逆起電力吸収回路101が設けられている。逆起電力吸収回路101では、イグニッションキースイッチ102とコイル81の間に、ダイオード96の一端側が接続されている。一方、ダイオード96の他端側は、コイル81の一端側と同様に接地されている。
このようなスタータ1にて、静止状態(図4(a))からイグニッションキースイッチ102がONされると(図4(b))、バッテリ(電源)103から、コイル81に電力が供給され、スイッチプレート43と導電プレート41が接触してモータ11が起動する(図4(c))。一方、エンジン始動後、イグニッションキースイッチ102がOFFされると、コイル81に逆起電力が発生するが、当該スタータ1では、図4(d)に示すように、この逆起電力は逆起電力吸収回路101によって吸収される。すなわち、ここでは、図6の場合と異なり、コイル81で発生した起電力には、逆起電力吸収回路101という逃げ場が存在する。このため、コイル81に逆起電力が生じても、イグニッションキースイッチ102の接点間に電位差が生じることがなく、イグニッションキースイッチ102におけるアーク発生を防止でき、製品信頼性の向上が図られる。
ケース部5はアルミダイカスト製のギヤカバー24を備えており、ギヤカバー24には、メタル軸受88を介してドライブシャフト32の左端側が回動自在に支持されている。ギヤカバー24にはまた、アイドルギヤ15を支持するアイドルシャフト89が取り付けられている。アイドルシャフト89の左端側は、図示しないアイドルシャフトストッパにて抜け止めされている。ギヤカバー24内には、前述のように、合成樹脂製(例えば、ガラス繊維強化ポリアミド)のクラッチストッパ67やケース79等が固定され、右端面側には、モータハウジング21やエンドカバー23がセットボルト25によって固定されている。
アイドル部6には、アイドルギヤ15が配設されている。アイドルギヤ15は、アイドルシャフト89にメタル軸受91を介して回動自在に支持されている。アイドルギヤ15には、ギヤ部92とボス部93が設けられており、ギヤ部92はピニオン14のギヤ部71と噛合している。ボス部93には、合成樹脂製(例えば、ガラス繊維強化ポリアミド)のスリッププレート94が装着されている。スリッププレート94はリング状に形成され、Cリング95によって抜け止めされてボス部93に外挿される。スリッププレート94の外径は、ギヤ部92の歯底外径よりも若干小さく形成されており、スリッププレート94の外周部は、クラッチカバー68の左端面とギヤ部92の右端面との間に介設される。
次に、このようなスタータ1を用いたエンジン始動動作について説明する。まず、自動車のイグニッションキースイッチ102がOFFされているときは、図1のように、ギヤリターンスプリング65の付勢力によって、クラッチアウタ56はクラッチストッパ67に当接した状態にある。このとき、スイッチプレート43は導電プレート41から離れており、モータ11への給電は行われない。また、アイドルギヤ15は、右方の離脱位置にあり、リングギヤ16とは噛み合っていない状態にある。これに対し、イグニッションキースイッチ102をONすると、アイドルギヤ15が左方へ移動し、リングギヤ16に噛み合う。
すなわち、イグニッションキースイッチ102をONすると、まず、コイル81に電流が流れ、マグネットスイッチ部4に吸引力が発生する。コイル81が励磁されると、ケース79及び固定鉄心82を通る磁路が形成され、可動鉄心83が左方に吸引される。可動鉄心83がスイッチリターンスプリング90の付勢力に抗して左方に移動すると、スイッチシャフト45も左方へ移動し、スイッチプレート43が導電プレート41に接触して接点が閉じる。これにより、電源ターミナル44とブラシ39との間が電気的に接続され、コンミテータ35に電力が供給されてモータ11が起動しアーマチュア22が回転する。また、ブラケットプレート85も左方へ移動し、それに伴って、プランジャスプリング86も押し縮められる。
アーマチュア22が回転すると、遊星歯車機構12を介してドライブシャフト32が回転する。ドライブシャフト32の回転に伴い、ヘリカルスプライン部61に取り付けられたクラッチアウタ56もまた回転する。ヘリカルスプライン部61は、ドライブシャフト32の回転方向を考慮してねじり方向が設定されており、クラッチアウタ56の回転数が増大すると、その慣性マスによって、クラッチアウタ56がヘリカルスプライン部61に沿って左方に移動する(静止位置→作動位置)。クラッチアウタ56が左方へ飛び出すと、ピニオン14もクラッチアウタ56と共に左方に移動する。このとき、ギヤリターンスプリング65もクラッチアウタ56に押されて縮められる。
クラッチアウタ56が左方へ移動すると、アイドルギヤ15もまたクラッチアウタ56に押されて左方へ移動し、リングギヤ16に噛み合う。アイドルギヤ15がリングギヤ16と噛み合うと、モータ11の回転がリングギヤ16に伝達され、リングギヤ16が回転する。リングギヤ16はエンジンのクランク軸に接続されており、リングギヤ16の回転に伴ってクランク軸が回転され、エンジンが始動される。エンジンが始動すると、リングギヤ16からアイドルギヤ15を介してピニオン14が高回転で回転されるが、オーバーランニングクラッチ13の作用によって、その回転はモータ11側には伝達されない。
また、クラッチアウタ56が左方に移動すると、押し縮められていたプランジャスプリング86の付勢力によってギヤプランジャ84が左方に移動し、ギヤプランジャ84はクラッチアウタ56の右端面に当接する。このとき、プランジャスプリング86は自然長状態となり、クラッチアウタ56に当接した状態のギヤプランジャ84とプランジャスプリング86との間には、若干の隙間が生じる。
ここで、エンジンが始動するとピニオン14は高回転で回転され、オーバーランニングクラッチ13は空転方向に回転される。オーバーランニングクラッチ13が空転方向に回されるとクラッチ内に空転トルクが生じ、クラッチアウタ56には切れトルクと呼ばれる回転力が働く。この回転力により、クラッチアウタ56にはヘリカルスプライン部61を介して右方へのスラスト力が生じ、クラッチアウタ56が右方へ移動しアイドルギヤ15がリングギヤ16から離脱するおそれがある。そこで、当該スタータ1では、ギヤプランジャ84によってクラッチアウタ56を作動位置にて保持し、アイドルギヤ15の右方への移動を規制してアイドルギヤ15の離脱を防止している。
一方、エンジンが始動しイグニッションキースイッチ102がOFFされると、マグネットスイッチ部4への通電も停止され、その吸引力も消滅する。すると、スイッチリターンスプリング90の付勢力によってブラケットプレート85が右方に押され、それまで固定鉄心82による吸引力にて左方に保持されていた可動鉄心83が右方に移動する。可動鉄心83が右方に移動すると、スイッチシャフト45も右方へ移動し、スイッチプレート43が導電プレート41から離れ接点が開く。これにより、モータ11に対する給電が遮断され、ドライブシャフト32の回転が停止し、クラッチアウタ56の回転も停止する。なお、イグニッションキースイッチ102のOFFに伴い、前述のように、コイル81に逆起電力が生じるが、この起電力は逆起電力吸収回路101に流れるため、従来のスタータのようにイグニッションキースイッチ102にアークが発生することはない。
クラッチアウタ56の回転が停まると、その慣性マスによる軸方向への移動力も消滅する。このため、押し縮められていたギヤリターンスプリング65の付勢力によって、クラッチアウタ56は、ヘリカルスプライン部61に沿って作動位置から静止位置へと右方へ移動する。このとき、ギヤプランジャ84もクラッチアウタ56に押されて図1の状態に戻る。なお、ギヤリターンスプリング65の付勢力は、この時点におけるプランジャスプリング86の付勢力よりも大きくなるように設定されている。
クラッチアウタ56が右方に移動すると、ピニオン14もまた右方に移動する。ピニオン14が右方に移動すると、ピニオン14の移送フランジ72がアイドルギヤ15のギヤ部92の左端に当接する。これにより、アイドルギヤ15は移送フランジ72によって右方に移動し、アイドルギヤ15がリングギヤ16から離脱する。すなわち、スタータ1では、ピニオン14に一体的に形成された移送フランジ72によって、アイドルギヤ15が静止位置に戻される。
次に、本発明の実施例2であるスタータについて説明する。なお、実施例2では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
前述のように、実施例1のスタータ1では、ダイオード96を備えた逆起電力吸収回路101により、コイル81に生じる逆起電力を逃がし、イグニッションキースイッチ102でのアーク発生を防止している。しかしながら、ダイオード96をダイオードユニット97に収容してケース部5内に配置する構成のため、部品点数が多く、組付工数も嵩むという問題があった。また、ケース部5内にダイオードユニット97を配置するスペースが必要なため、ケース部5のサイズが大きくなり、スタータ1のレイアウト性が良くないという問題もあった。
そこで、本発明者らは、これらの課題を解決すべく、ダイオード96をスイッチ端子40内に配置する構成に想到した。図5は、実施例2のスタータにて使用されるスイッチ端子110の構成を示す説明図である。スイッチ端子110は、合成樹脂製のケース111と、端子板112a,112b及びダイオード96とから構成されている。図5(a)に示すように、ダイオード96はケース111内に収容され、端子板112a,112bの間に半田付けにて固定される。スイッチ端子110には、ダイオード96を取り付けた状態で合成樹脂製の充填材113が充填され(図5(b))、ダイオード96はケース111内に絶縁状態で保持される。
このように、実施例2のスタータでは、ダイオード96がスイッチ端子110に内蔵されているため、ダイオードユニット97は不要となる。また、ケース部5においても、ダイオードユニット97を収容する部分は不要となる。従って、実施例1のスタータ1に比して、部品点数を削減することができ、また、ダイオードユニット97を組み付けるための工数も不要となり、製品コストの低減が図られる。さらに、ケース部5のダイオードユニット収容部分を削減することにより、ケース部5のサイズを小さくすることができ、スタータの小型化を図ることが可能となる。このため、スタータの省スペース化が図られ、車載レイアウト性も向上する。
なお、実施例2のスタータにおけるスイッチ端子110以外の部分は、ダイオードユニット97を省くと共に、ケース部5のダイオードユニット収容部分を削減した点を除いて、実施例1のスタータ1と同様である。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、遊星歯車機構12を介してモータ11によって回転されるドライブシャフト32にオーバーランニングクラッチ13を取り付ける形態のスタータを示したが、モータ軸27の先端部にオーバーランニングクラッチを装着した形態のスタータにも本発明は適用可能である。
例えば、前述の実施例では、遊星歯車機構12を介してモータ11によって回転されるドライブシャフト32にオーバーランニングクラッチ13を取り付ける形態のスタータを示したが、モータ軸27の先端部にオーバーランニングクラッチを装着した形態のスタータにも本発明は適用可能である。
1 スタータ
2 モータ部
3 ギヤ部
4 マグネットスイッチ部
5 ケース部
6 アイドル部
11 モータ
12 遊星歯車機構
13 オーバーランニングクラッチ
14 ピニオン
15 アイドルギヤ
15 移動しアイドルギヤ
16 リングギヤ
21 モータハウジング
22 アーマチュア
23 エンドカバー
24 ギヤカバー
25 セットボルト
26 永久磁石
27 モータ軸
28 アーマチュアコア
29 アーマチュアコイル
31 メタル軸受
32 ドライブシャフト
33 軸受部
34 メタル軸受
35 コンミテータ
36 コンミテータ片
37 ブラシホルダ
38 ブラシ収容部
39 ブラシ
40 スイッチ端子
41 導電プレート
42 スイッチ部
43 スイッチプレート
44 電源ターミナル
45 スイッチシャフト
46 インターナルギヤユニット
47 ドライブプレートユニット
48 内歯歯車
49 メタル軸受
51 遊星歯車
52 ベースプレート
53 支持ピン
54 メタル軸受
55 太陽歯車
56 クラッチアウタ
56a ボス部
56b クラッチ部
57 クラッチインナ
58 ローラ
59 クラッチスプリング
61 ヘリカルスプライン部
62 スプライン部
63 ストッパ
64 サークリップ
65 ギヤリターンスプリング
66 内端壁
67 クラッチストッパ
68 クラッチカバー
69 クラッチワッシャ
71 ギヤ部
72 移送フランジ
73 曲面部
74 シャフト孔
75 スプリング収容部
76 ピニオンギヤメタル
77 固定部
78 可動部
79 ケース
81 コイル
82 固定鉄心
83 可動鉄心
84 ギヤプランジャ
85 ブラケットプレート
86 プランジャスプリング
87 摺動軸受
88 メタル軸受
89 アイドルシャフト
90 スイッチリターンスプリング
91 メタル軸受
92 ギヤ部
93 ボス部
94 スリッププレート
95 Cリング
96 ダイオード
97 ダイオードユニット
98 ケース
99a,99b 導電片
100 充填材
101 逆起電力吸収回路
102 イグニッションキースイッチ
110 スイッチ端子
111 ケース
112a,112b 端子板
113 充填材
151 イグニッションキースイッチ
152 バッテリ
153 マグネットスイッチ
154 コイル
155 モータ
2 モータ部
3 ギヤ部
4 マグネットスイッチ部
5 ケース部
6 アイドル部
11 モータ
12 遊星歯車機構
13 オーバーランニングクラッチ
14 ピニオン
15 アイドルギヤ
15 移動しアイドルギヤ
16 リングギヤ
21 モータハウジング
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23 エンドカバー
24 ギヤカバー
25 セットボルト
26 永久磁石
27 モータ軸
28 アーマチュアコア
29 アーマチュアコイル
31 メタル軸受
32 ドライブシャフト
33 軸受部
34 メタル軸受
35 コンミテータ
36 コンミテータ片
37 ブラシホルダ
38 ブラシ収容部
39 ブラシ
40 スイッチ端子
41 導電プレート
42 スイッチ部
43 スイッチプレート
44 電源ターミナル
45 スイッチシャフト
46 インターナルギヤユニット
47 ドライブプレートユニット
48 内歯歯車
49 メタル軸受
51 遊星歯車
52 ベースプレート
53 支持ピン
54 メタル軸受
55 太陽歯車
56 クラッチアウタ
56a ボス部
56b クラッチ部
57 クラッチインナ
58 ローラ
59 クラッチスプリング
61 ヘリカルスプライン部
62 スプライン部
63 ストッパ
64 サークリップ
65 ギヤリターンスプリング
66 内端壁
67 クラッチストッパ
68 クラッチカバー
69 クラッチワッシャ
71 ギヤ部
72 移送フランジ
73 曲面部
74 シャフト孔
75 スプリング収容部
76 ピニオンギヤメタル
77 固定部
78 可動部
79 ケース
81 コイル
82 固定鉄心
83 可動鉄心
84 ギヤプランジャ
85 ブラケットプレート
86 プランジャスプリング
87 摺動軸受
88 メタル軸受
89 アイドルシャフト
90 スイッチリターンスプリング
91 メタル軸受
92 ギヤ部
93 ボス部
94 スリッププレート
95 Cリング
96 ダイオード
97 ダイオードユニット
98 ケース
99a,99b 導電片
100 充填材
101 逆起電力吸収回路
102 イグニッションキースイッチ
110 スイッチ端子
111 ケース
112a,112b 端子板
113 充填材
151 イグニッションキースイッチ
152 バッテリ
153 マグネットスイッチ
154 コイル
155 モータ
Claims (3)
- 電動モータと、前記電動モータに対する電力供給を制御するスイッチ部と、前記電動モータによって駆動されエンジンのリングギヤと噛合するアイドルギヤとを有してなるエンジン始動用のスタータであって、
前記スイッチ部は、ダイオードを備えた逆起電力吸収回路を有することを特徴とするスタータ。 - 請求項1記載のスタータにおいて、前記スタータは、前記スイッチ部と電気的に接続され前記スタータ外の電源と接続されるスイッチ端子を備え、前記ダイオードは、前記スイッチ端子内に収容されることを特徴とするスタータ。
- 請求項2記載のスタータにおいて、前記スイッチ部は、前記スイッチ端子と電気的に接続されたコイルと、前記コイルが巻装された固定鉄心と、前記固定鉄心の内側に配置された可動鉄心と、前記可動鉄心に接続され前記可動鉄心と協働するスイッチプレートと、前記スイッチプレートが接触することにより前記電動モータと電源との間を電気的に接続する導電プレートとを有し、
前記ダイオードは、一端側が前記スイッチ端子と前記コイルとの間に接続され、他端側が接地されることを特徴とするスタータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007031999A JP2008196373A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | スタータ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007031999A JP2008196373A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | スタータ |
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---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007031999A Pending JP2008196373A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | スタータ |
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