JP4149627B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式・静電記録方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等のカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11に搬送ベルトに沿って画像形成部が並んだタンデムタイプといわれるカラー画像形成装置の構成を示す。
各々異なる色(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:K)の画像を形成する画像形成部1Y,1M,1C,1Kは、転写紙2を搬送する搬送ベルト3に沿って一列に配置されている。搬送ベルト3は、その一方が駆動回転する駆動ローラと他方が従動回転する従動ローラである搬送ローラ4,5によって架設されており、搬送ローラの回転により矢印方向に回転駆動される。
【0003】
搬送ベルト3の下部には、転写紙2が収納された給紙トレイ6が備えられている。収納された転写紙2のうち最上位置にある転写紙は、画像形成時には給紙され、静電吸着によって搬送ベルト3上に吸着される。吸着された転写紙2は、第1の画像形成部(イエロー)1Yに搬送され、ここでイエローの画像形成が行われる。第1の画像形成部1Yは、感光体ドラム7Yと感光体ドラム7Yの周囲に配置された帯電器8Y、露光器9Y、現像器10Y、感光体クリーナ11Yから構成されている。
【0004】
感光体ドラム7Yの表面は、帯電器8Yで一様に帯電された後、露光器9Yによりイエローの画像に対応したレーザ光12Yで露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は現像器10Yで現像され、感光体ドラム7Y上にトナー像が形成される。このトナー像は、感光体ドラム7Yと搬送ベルト3上の転写紙2と接する位置(転写位置)で転写器13Yによって転写され、転写紙上に単色(イエロー)の画像を形成する。転写が終わった感光体ドラム7Yは、ドラム表面に残った不要なトナーを感光体クリーナ11Yによってクリーニングされ、次の画像形成に備えることとなる。
【0005】
このように、第1の画像形成部1Yで単色(イエロー)を転写された転写紙2は、搬送ベルト3によって第2の画像形成部(マゼンタ)1Mに搬送される。ここでも同様に、感光体ドラム7M上に形成されたトナー像(マゼンタ)は、転写紙2上に重ねて転写される。
【0006】
転写紙2は、さらに第3の画像形成部(シアン)1C、第4の画像形成部(ブラック)1Kに搬送され、同様に形成されたトナー像を転写されてカラー画像を形成していく。第4の画像形成部1Kを通過してカラー画像が形成された転写紙2は、搬送ベルト3から剥離され、定着器14にて定着された後、排紙される。
【0007】
図11に示したタンデムタイプの画像形成装置においては、その構成上、各色間の位置合わせ技術が重要な課題となる。各色の位置ずれの成分としては、主に次のようなものがある。
(1)スキュー
(2)副走査方向のレジストずれ
(3)副走査方向のピッチムラ
(4)主走査方向の倍率誤差
(5)主走査方向のレジストずれ
【0008】
図12は一般的な位置ずれ検知手段とその周辺部を示す斜視図、図13は位置ずれ検知手段の拡大図、図14は図13のスリットの拡大図である。
これらの図に基づき、特開平10−198110号公報に示す位置ずれ検知の技術を説明する。
【0009】
検知手段は発光部15、スリット16、受光部17からなり、搬送ベルト3上に形成された位置ずれ検知用マーク18を検知する。検知手段は、主走査方向の両端に配置され、各々に対応して検知用マーク18が形成される。スリット16は、主走査方向に平行なライン(以下、横線と呼ぶ)とそのラインに対して傾斜したライン(以下、斜め線と呼ぶ)それぞれを検知するために、それらと平行な開口部(各々幅a、長さb)からなっている。
【0010】
図15は検知用マークの拡大図である。
この図に基づき他の従来技術を説明する。検知用マーク18は、K,C,M,Yそれぞれの横線、斜め線によって構成されており、各々のラインの幅はスリット開口部の幅aと同一であり、長さは開口部bよりも長くしている。位置ずれ検知用マーク18は、この例ではK−C−M−Yの順に並んでおり、横線4つと斜め線4つで1つの対と見做している。
【0011】
そして、感光体半周分の距離だけ離れた位置に同色同形状のトナーマークが複数対存在し、かつ互いのトナーマーク対は感光体半周周長の整数倍とは異なる距離離れた位置に存在し、かつ、感光体半周分の距離だけ離れた位置に同色同形状のトナーマーク対が複数存在し、かつトナーマーク対の間隔内にトナーマークが1個以上存在するパターンを形成する。この例では感光体1周の周長間に4対のマークが形成されている。
【0012】
また、各々のラインの間隔は、所定の長さdを目標として形成される。この長さdとは、位置ずれがあっても各ライン列の順序の逆転が起こらないように設定された値である。このようにすることによって、ラインがスリット16の開口部に来た際の検知信号は、綺麗な山形もしくは谷形の波形となり、ライン中央を正確に求めることができる。
【0013】
これらの横線、斜め線を用いて、各々の対においてBKの横線を基準にして各ラインの検知時間差及び左右の検知結果を比較し、さらに4対の演算結果の平均をとることによって、感光体の回転むらに起因する検知誤差を除去でき、正確なスキュー、副走査レジストずれ、主走査レジストずれ、主走査倍率誤差の補正を行っている。
【0014】
図16は副走査方向の書き出しタイミングを補正する際のタイミングチャート、図17は主走査方向の書き出しタイミングを補正する際のタイミングチャートである。
これらの図に基づき、特許第2642351号、第2765626号に示す位置ずれ量補正の技術を説明する。図16の場合、補正分解能は1ドットであるとする。副走査方向の画像領域信号(書込みイネーブル信号)は、同期検知信号のタイミングで書き出しを調整している。マーク検知、演算の結果、1ドット書き出し位置を早くしたい場合、図16に示すように、同期検知信号1つ分早く書込みイネーブル信号をアクティブにすればよい。
【0015】
また、図17の場合、補正分解能は1ドットであるとする。まず、画像書込みクロックは、同期検知信号の立ち下がりエッジにより、各ラインともに正確に位相の合ったクロックが得られるようになっている。このクロック信号に同期して画像の書き込みが行われるが、主走査方向の画像書込みイネーブル信号も、このクロックに同期して作られている。
【0016】
マーク検知、演算の結果、1ドット書き出し位置を早くしたい場合には、図17に示すように、1クロック分早く書込みイネーブル信号をアクティブにすればよい。さらに、マーク検知、演算の結果、主走査方向の倍率が基準色に対してずれているときは、周波数を非常に小さいステップで変更できるデバイス、例えばクロックジェネレータ等を用いることにより倍率を変更できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
各色の各種のずれの補正を所定の分解能Rにて行う場合、従来の演算、補正方法では、基準色ともう1色の間のずれ量はそれぞれR/2以内に収まっていたが、n≧3であるn色間で位置合わせをした場合、ある色間では最大Rずれることがあった。
【0018】
本発明は、各色の位置ずれを抑えて高画質の出力を得ることができるフルカラー画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、搬送ベルトと、複数色の画像を形成し、前記搬送ベルトに沿って配置されたタンデム方式の画像形成部と、
該画像形成部が前記搬送ベルト上に形成した複数色からなる位置ずれ検知用マークの位置ずれ量を検知する位置ずれ検知手段と、該位置ずれ検知手段が検知した前記位置ずれ量を前記画像の補正分解能の大きさRで補正する補正手段と、を有するカラー画像形成装置において、前記複数色はn色で、該n色の中のいずれか1色が基準色であって、前記位置ずれ検知手段は、前記基準色を除く(n−1)色において、前記基準色との位置ずれ量である対基準色位置ずれ量Ziを検知し、前記対基準位置ずれ量Ziを前記補正分解能の大きさRで除算し、当該除算結果の整数部分の値miと、小数部分である第1の小数部分の値f1iと、を算出する第1演算手段と、前記対基準色位置ずれ量Ziの正負を判定する正負判定手段と、前記対基準色位置ずれ量Zi≧0のときは前記第1の小数部分の値f1iから前記補正分解能の最小単位を減算して第2の小数部分f2iを算出し、前記対基準色位置ずれ量Zi<0のときは前記第1の小数部分の値f1iに前記補正分解能の最小単位を加算して第2の小数部分f2iを算出する第2演算手段と、前記第1の小数部分の値f1iの絶対値または前記第2の小数部分f2iの絶対値を、前記(n−1)色の各色において夫々選択して得られる絶対値で構成された2 n−1 通りの組み合わせの中で、各組み合わせにおける当該(n−1)個の絶対値の和と、当該(n−1)個の絶対値から2個を選ぶ組み合わせ全てにおける当該2個の絶対値の差分の和と、を加算した総和を演算して、該総和が最小値となる1通りの絶対値の組み合わせを判定する第3の演算手段と、を有し、前記補正手段は、前記(n−1)色の補正の際、当該総和が最小値となる1通りの組み合わせにおいて、(a)第1の小数部分の値f1iが選択され、かつ、Zi≧0のとき、負方向にmi・R補正し、(b)第2の小数部分の値f2iが選択され、かつ、Zi≧0のとき、負方向にmi・R+R補正し、(c)第1の小数部分の値f1iが選択され、かつ、Zi<0のとき、正方向に|mi・R|補正し、(d)第2の小数部分の値f2iが選択され、かつ、Zi<0のとき、正方向に|mi・R−R|補正することを特徴とするカラー画像形成装置。(但し、nは2以上の整数、iは1〜n−1の整数である。)
【0022】
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載のカラー画像形成装置において、n=4であり、かつ前記n色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを特徴とするものである。
【0023】
また、上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項1記載のカラー画像形成装置において、n=3であり、かつ前記n色がイエロー、マゼンタ、シアンであることを特徴とするものである。
【0024】
また、上記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、請求項2記載のカラー画像形成装置において、前記画像の画像データ種類を利用者が選択可能な画像種類選択手段を備え、前記補正手段は、当該選択された画像データ種類が“ワン・ポイントカラー”または“文字・写真混在”であったときは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色間で補正を行う4色間補正演算モードと、当該選択された画像データ種類が“写真”であったときは、イエロー、マゼンタ、シアンの3色間で補正を行う3色間補正演算モードと、を備えることを特徴とするものである。
【0025】
また、上記目的を達成するために、請求項5記載の発明は、請求項4記載のカラー画像形成装置において、前記4色間補正演算モードと、前記3色間補正演算モードと、の各々について直前に行った補正を記憶しておくための記憶手段と、当該記憶した補正と、選択された画像データ種類と、に基づき、前記基準色に対する各色の位置を変更する位置変更手段と、を有することを特徴とするものである。
【0026】
請求項1記載の発明では、各色間の位置ずれ量が(n−1)・R/n以内かつ最小となるように位置ずれ量の演算、補正を行うことで、高画質の出力が得られる。
【0028】
また、請求項2記載の発明では、4色間の位置ずれ量が3・R/4以内であり、かつ最小となるように位置ずれ量の演算、補正を行うことで、高画質の出力が得られる(BK線画等を含む画像等の画質の向上)。
【0029】
また、請求項3記載の発明では、3色間の位置ずれ量が2・R/3以内であり、かつ最小となるように位置ずれ量の演算、補正を行うことで、高画質の出力が得られる(自然画等の画質の向上)。
【0030】
また、請求項4及び請求項5記載の発明では、各色を出力画像の種類に最適な相対位置関係とすることで、画像データの種類によらず常に高画質の画像が出力される。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1はプリンタとPCのブロック図、図2は図1に示すプリンタエンジン制御部の要部ブロック図である。
PC101にはプリンタドライバがインストールされており、プリンタコントローラ102及びプリンタエンジン制御部103に対して種々の設定を行う。PC101上のアプリケーションソフトから印刷が実行されると、データはプリンタコントローラ102に送られ、所定の画像処理等がなされた後、プリンタエンジン制御部103に送られ、画像形成がなされる。
【0032】
図2において、発光部111から照射される光は、スリット112を通り、受光部113に受光される。受光部113から得られた信号は、AMP114によって増幅され、フィルター115によってライン検知の信号成分のみを通過させ、A/D変換器116によってアナログデータからデジタルデータへと変換される。データのサンプリングは、サンプリング制御部118によって制御され、サンプリングされたデータは、FIFOメモリ117に格納される。ここでは、1組の検知センサにおける構成のみを示したが、もう1組においても同様の構成をとる。
【0033】
1通りマークの検知が終了した後、格納されていたデータは、I/Oポート119を介し、データバス120により、CPU121及びRAM122にロードされ、種々のずれ量を算出するための演算処理を行う。本発明においては、RAM122は、少なくとも直前に行った検知、演算、補正時の基準色に対する各色の画像位置情報を記憶しておき、補正時にそれらを呼び出し、補正を行うといったことにも用いられている。一方、ROM123には、種々のずれ量を演算するためのプログラムを始め各種のプログラムが格納してある。なお、アドレスバス124によって、ROMアドレス、RAMアドレス、各種入出力機器の指定を行っている。
【0034】
また、CPU121は、受光部113からの検知信号を適当なタイミングでモニタしており、搬送ベルト及び発光部111の劣化等が起こっても、確実に検知ができるように発光量制御部125によって発光量を制御しており、受光部113からの受光信号のレベルが常に一定となるようにしている。
【0035】
CPU121は、求めた各種補正量に基づき、主、副レジストの変更及び倍率誤差に基づき画周波数を変更するために、書込制御基板126に対してその設定を行う。書込制御基板126には、出力周波数を非常に細かく設定できるデバイス、例えばVCO(Voltage Controlled Oscillator)を利用したクロックジェネレータ等を、基準色を含め各色に対して備えている。この出力を画像クロックとして用いている。
【0036】
以下、具体的な実施形態を説明する。
まず第1の実施形態として、4色間で補正後の位置ずれ量を最小にする方法を説明する。基準色がBKである場合を説明する。
図3はBKを基準として、他色が取り得るレジスト位置関係を示したものであり、単位はドットである。従来の位置合わせ演算、補正方法では、基準色に対してドット単位の補正を行っていたため、補正後には各色ともBKに対して−1/2ドットから1/2ドットの範囲内に収まっていた。
【0037】
しかし、他色間のずれ量としては、最悪1ドットずれてしまうといったことが起こっていた。例えば、補正後にBK以外のYMCがそれぞれ、▲1▼−a,▲1▼−b,▲2▼−cのレジスト位置にあるとすると、BKと各色間は1/2ドット以内に収まっているが、▲1▼−a,▲1▼−bとでは1ドットずれている。ところが、▲1▼−bは1ドット負方向に移動することによって、▲1▼−aと同位置とすることができる。
【0038】
上述の通り、適当な色を1ドット移動させることによって従来よりもずれ量を小さく収めることができるが、4色間の場合、図3の太線のように、4色が各々1/4ドットずつずれた位置関係にあるときが最も補正後のずれ量が大きくなり(残ってしまい)、その量は最大3/4ドットである。
【0039】
例えば、BK以外のYMCがそれぞれ、▲1▼−a,▲2▼−c,▲4▼−dのレジスト位置にあるとすると、▲1▼−aと▲4▼−dでは3/4ドットずれている。仮に▲4▼−dを▲4▼−eに移動させたとしても、BKと▲4▼−eとのずれ量はやはり3/4ドットであり、これ以上ずれ量を小さくすることができない。逆に、▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼以外のレジスト位置関係にあるときは、同様に適当な色を1ドット移動させることによって、3/4ドット以内に収めることができる。
【0040】
また、各色の配置の仕方によってはさらにずれ量を小さくすることができる。その最適な各色の配置の仕方は、ドット単位の補正を行った場合に残ってしまう端数(少数部)のずれ量の総和を求め、最小となるように配置すればよい。すなわち、各色が最も密集するような配置の仕方を求めることとなる。
【0041】
図4及び図5はその方法を示すフローチャートである。図中、各変数を次のように定義する。
Z1:YのKに対するずれ量(mm)
Z2:MのKに対するずれ量(mm)
Z3:CのKに対するずれ量(mm)
P:ドットサイズ
m1:Z1/Pの整数部かつ絶対値が最小のもの
m2:Z2/Pの整数部かつ絶対値が最小のもの
m3:Z3/Pの整数部かつ絶対値が最小のもの
f1:Z1/Pの小数部
f2:Z2/Pの小数部
f3:Z3/Pの小数部
f11:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数(=f1)
f12:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数(=f2)
f13:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数(=f3)
f21:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数で、Z1≧0のときf1−1、Z1<0のときf1+1
f22:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数で、Z2≧0のときf2−1、Z2<0のときf2+1
f23:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数で、Z3≧0のときf3−1、Z3<0のときf3+1
【0042】
まず、位置ずれの検知結果から、各色のずれ量Z1,Z2,Z3をそれぞれ求め(ステップS1)、Z1/P,Z2/P,Z3/Pをそれぞれ計算し(ステップS2)、その各整数部で絶対値が最小のものをそれぞれm1,m2,m3に代入し(ステップS3)、その小数部をそれぞれf1,f2,f3に代入する(ステップS4)。
【0043】
次に、i≦3である間、ステップS5からステップS10までの間をループする。ループ中、Zi≧0であるかどうかを判定し(ステップS6)、Yesならばf1iにfi、f2iにfi−1を代入し(ステップS7)、Noであるならばf1iにfi、f2iにfi+1を代入し(ステップS8)、iをインクリメントする(ステップS9)。
【0044】
次に、ステップS5からステップS10までに求めた各色2つずつの小数部を表す変数f1iまたはf2iについて、それらの全ての組み合わせについてずれ量の総和をそれぞれ計算する。具体的には、ずれ量の総和Djを求める関数として、
を定義し、f11またはf21、f12またはf22、f13またはf23の全ての組み合わせ、すなわち23 通りのDj(j=1,2,3,・・・23 )をそれぞれ求める(ステップS11〜ステップS14)。そして、Djのうち最小となるものを検索する(ステップS15)。
【0045】
次に、Ziの符号とステップS15にて求めた最小となるものの各色の小数点を表す変数が何であったかを調べ、補正量を決定していく。ここではY,M,Cの順に補正量を求めていくこととする。まず、Z1≧0であるかどうかを判定し(ステップS16)、Yesであるならば、Yの小数部がf11であるかどうかを判定し(ステップS17)、Yesであるならば、Yの補正量を負方向にm1とし(ステップS18)、Noであるならば、Yの小数部がf21であるので、Yの補正量を負方向に(m1+1)とする(ステップS19)。
【0046】
また、ステップS16にてNoであるならば、Yの小数部がf11であるかどうかを判定し(ステップS20)、Yesであるならば、Yの補正量を正方向にm1とし(ステップS21)、Noであるならば、Yの小数部がf21であるので、Yの補正量を正方向に(m1−1)とする(ステップS22)。
【0047】
次に、Z2≧0であるかどうかを判定し(ステップS23)、Yesであるならば、Mの小数部がf12であるかどうかを判定し(ステップS24)、Yesであるならば、Mの補正量を負方向にm2とし(ステップS25)、Noであるならば、Mの小数部がf22であるので、Mの補正量を負方向に(m2+1)とする(ステップS26)。
【0048】
また、ステップS23にてNoであるならば、Mの小数部がf12であるかどうかを判定し(ステップS27)、Yesであるならば、Mの補正量を正方向にm2とし(ステップS28)、Noであるならば、Mの小数部がf22であるので、Mの補正量を正方向に(m2−1)とする(ステップS29)。
【0049】
次に、Z3≧0であるかどうかを判定し(ステップS30)、Yesであるならば、Cの小数部がf13であるかどうかを判定し(ステップS31)、Yesであるならば、Cの補正量を負方向にm3とし(ステップS32)、Noであるならば、Cの小数部がf23であるので、Cの補正量を負方向に(m3+1)とする(ステップS33)。
【0050】
また、ステップS30にてNoであるならば、Cの小数部がf13であるかどうかを判定して(ステップS34)、Yesであるならば、Cの補正量を正方向にm3とし(ステップS35)、Noであるならば、Cの小数部がf23であるので、Cの補正量を正方向に(m3−1)とし(ステップS36)、リターンする。上述のようにして決められた各色の補正量に従い補正が行われる。
【0051】
次に、第2の実施形態として、3色間で補正後の位置ずれ量を最小にする方法を説明する。基準色がYである場合を説明する。
図6はYを基準として、他色が取り得るレジスト位置関係を示したものであり、単位はドットである。従来の位置合わせ演算、補正方法では、基準色に対してドット単位の補正を行っていたため、補正後には各色ともYに対して−1/2ドットから1/2ドットの範囲内に収まっていた。
【0052】
しかし、他色間のずれ量としては、先の4色間の場合と同様に、最悪1ドットずれてしまうといったことが起こっていた。この場合も適当な色を1ドット移動させることによって従来よりもずれ量を小さく収めることができるが、3色間の場合、図6の太線のように、3色が各々1/3ドットずつずれた位置関係にあるときが最も補正後のずれ量が大きくなり(残ってしまい)、その量は最大2/3ドットである。
【0053】
例えば、Y以外のMCがそれぞれ、▲1▼−a,▲3▼−bのレジスト位置にあるとすると、▲1▼−aと▲3▼−bとでは2/3ドットずれている。仮に▲3▼−bを▲3▼−cに移動させたとしても、Yと▲3▼−cとのずれ量はやはり2/3ドットであり、これ以上ずれ量を小さくすることができない。逆に、▲1▼,▲2▼,▲3▼以外のレジスト位置関係にあるときは、同様に適当な色を1ドット移動させることによって、2/3ドット以下に収めることができる。
【0054】
また、各色の配置の仕方によってはさらにずれ量を小さくすることができる。その最適な各色の配置の仕方は、ドット単位の補正を行った場合に残ってしまう端数(少数部)のずれ量の総和を求め、最小となるように配置すればよい。すなわち、各色が最も密集するような配置の仕方を求めることとなる。
【0055】
図7及び図8はその方法を示すフローチャートである。図中、各変数を次のように定義する。
Z1:MのYに対するずれ量(mm)
Z2:CのYに対するずれ量(mm)
P:ドットサイズ〔=25.4/600(mm)〕
m1:Z1/Pの整数部
m2:Z2/Pの整数部
f1:Z1/Pの小数部
f2:Z2/Pの小数部
f11:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数(=f1)
f12:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数(=f2)
f21:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数で、Z1≧0のときf1−1、Z1<0のときf1+1
f22:ずれ量の総和を計算する際の小数部を表す変数で、Z2≧0のときf2−1、Z2<0のときf2+1
【0056】
まず、位置ずれの検知結果から、各色のずれ量Z1,Z2をそれぞれ求め(ステップS1)、Z1/P,Z2/Pをそれぞれ計算し(ステップS2)、その各整数部で絶対値が最小のものをそれぞれm1,m2に代入し(ステップS3)、その小数部をそれぞれf1,f2に代入する(ステップS4)。
【0057】
次に、i≦2である間、ステップS5からステップS10までの間をループする。ループ中、Zi≧0であるかどうか判定し(ステップS6)、Yesならばf1iにfi、f2iにfi−1を代入し(ステップS7)、Noであるならばf1iにfi、f2iにfi+1を代入し(ステップS8)、iをインクリメントする(ステップS9)。
【0058】
次に、ステップS5からステップS10までに求めた各色2つずつの小数部を表す変数f1iまたはf2iについて、それらの全ての組み合わせについてずれ量の総和を計算する。具体的には、ずれ量の総和Djを求める関数として、
を定義し、f11またはf21、f12またはf22、f13またはf23の全ての組み合わせ、すなわち22 通りのDj(j=1,2,3,・・・22 )をそれぞれ求める(ステップS11〜ステップS14)。そして、Djのうち最小となるものを検索する(ステップS15)。
【0059】
次に、Ziの符号とステップS15にて求めた最小となるものの各色の小数点を表す変数が何であったかを調べ、補正量を決定していく。ここではM,Cの順に補正量を求めていくこととする。
【0060】
まず、Z1≧0であるかどうかを判定し(ステップS16)、Yesであるならば、Mの小数部がf11であるかどうかを判定し(ステップS17)、Yesであるならば、Mの補正量を負方向にm1とし(ステップS18)、Noであるならば、Mの小数部がf21であるので、Mの補正量を負方向に(m1+1)とする(ステップS19)。
【0061】
また、ステップS16にてNoであるならば、Mの小数部がf11であるかどうか判定し(ステップS20)、Yesであるならば、Mの補正量を正方向にm1とし(ステップS21)、Noであるならば、Mの小数部がf21であるので、Mの補正量を正方向に(m1−1)とする(ステップS22)。
【0062】
次に、Z2≧0であるかどうかを判定し(ステップS23)、Yesであるならば、Cの小数部がf12であるかどうかを判定し(ステップS24)、Yesであるならば、Cの補正量を負方向にm2とし(ステップS25)、Noであるならば、Cの小数部がf22であるので、Cの補正量を負方向に(m2+1)とする(ステップS26)。
【0063】
また、ステップS23にてNoであるならば、Cの小数部がf12であるかどうかを判定して(ステップS27)、Yesであるならば、Cの補正量を正方向にm2とし(ステップS28)、Noであるならば、Cの小数部がf22であるので、Cの補正量を正方向に(m2−1)とし(ステップS29)、リターンする。上述のようにして決められた各色の補正量に従い補正が行われる。
【0064】
次に、第3の実施形態を説明する。
先に4色間、3色間で位置合わせをした場合について示したが、他の画像形成装置では、さらに多くの色の現像剤を用いるものもある。一般的に、n色間で位置合わせを行う場合(n≧2)、4色間、3色間の場合と同様に、n色各色のずれ量が(n−1)/nドット以下に収まるように位置ずれ量の演算、補正を行うこととする。
【0065】
次に、第4の実施形態としてn色間で補正後の位置ずれ量を最小にする方法を説明する。
先に4色間、3色間のずれ量をそれぞれ3/4ドット、2/3ドット以内で最小にする演算、補正方法を示したが、他の画像形成装置では、さらに多くの色の現像剤を用いるものもある。一般的に、n色間で位置合わせを行う場合(n≧2)、4色間、3色間の場合と同様に、n色間のずれ量を(n−1)/nドット以下に収めることができるが、各色の配置の仕方によってはさらにずれ量を小さくすることができる。
【0066】
その最適な各色の配置の仕方は、ドット単位の補正を行った場合に残ってしまう端数(小数部)のずれ量の総和を求め、最小となるようにすればよい。すなわち、各色が最も密集するような配置の仕方を求めることとなる。その方法を以下に示す。
【0067】
位置ずれ量演算のための基準色からの位置ずれ量Ziを符号を含めて基準色以外のn−1色に対してそれぞれ算出し(i=1,2,3,・・・n−1)、各ZiからZi/RをZi/R=mi+fi(mi:整数部かつその絶対値が最小のもの、fi:小数部)と表し、小数部fiに関してさらに、
▲1▼Zi≧0のとき、f1i=fi、f2i=fi−1
▲2▼Zi<0のとき、f1i=fi、f2i=fi+1
とし、基準色以外のn−1色に対してf1i,f2iをそれぞれ求め、各色のf1i,f2iから全ての組み合わせについてのずれ量の総和をそれぞれ求め、その総和が最小となるものを選択し、そのときの各色のZiの符号と小数部がf1iであるかf2iであるかに応じて以下のように補正を行うこととする。
【0068】
(a)Zi≧0かつそのときの各色の小数部がf1iのとき、負方向にmi・R補正
(b)Zi≧0かつそのときの各色の小数部がf2iのとき、負方向に(mi+1)・R補正
(c)Zi<0かつそのときの各色の小数部がf1iのとき、正方向に|mi・R|補正
(d)Zi<0かつそのときの各色の小数部がf2iのとき、正方向に|(mi−1)・R|補正
【0069】
次に、第5の実施形態を説明する。
本画像形成装置から出力する画像データとしては、YMCKをトータルに合わせた方がよい画像データ、例えばBKの線画が中心であり、カラー画像をワンポイント用いたもの等や、YMC間のずれ量を極力小さくした方がよい画像データ、例えば自然画等がある。本発明の画像形成装置では、このような出力画像データに従い補正方法を変更することとしている。以下、補正方法の変更の仕方について述べる。
【0070】
本画像形成装置はPC101(図1参照)の出力装置として用いることができるが、PC101においてはいわゆるプリンタドライバと呼ばれるソフトウェアがインストールされている必要がある。このプリンタドライバはプリンタに対してPC101上から種々の設定を行うものである。
【0071】
図9に本装置のプリンタドライバのユーティリティ画面を示す。
この画面内でユーザは解像度、出力する色、出力画像のデータ種類等の設定を行う。もし今、画像種類が“写真”として選択されているならば、画像データとしてはYMCが中心となるので、位置合わせとしては前述のYMC間のずれ量が小さくなるような補正方法にしている。
【0072】
また、画像種類が“ワンポイント・カラー”または“文字・写真混在”が選択されているならば、BKの線画を含んでいるということになるので、位置合わせとしては前述のYMCKをトータルに合わせるような補正方法にしている。
【0073】
このように、プリンタドライバ上で選択された出力画像の種類に合わせて最適な補正方法を選択することによって、画像データの種類によらず常に高画質の画像を出力することができる。
【0074】
次に、第6の実施形態を説明する。
現在のプリンタドライバ上の画像種類の選択が変更された際には、それに伴い画像位置も変更することとしている。このために、本発明の画像形成装置には、少なくとも直前に行った検知、演算、補正時各色の基準色に対する画像位置情報を画像種類に合わせて各々記憶しておくための記憶手段を備え、前記記憶したデータとPC101上のドライバ上の画像データ種類の選択情報に基づき、前記記憶してあるデータを呼び出し、基準色に対する画像位置を変更することとしている。
【0075】
このような画像位置の変更が可能なのは、検知する必要が無い場合であって、現在の各色の画像位置関係が直前に行った検知結果に比べ大差が無い場合である。再度検知を行う必要性が生じた際、例えば、所定の通紙枚数、環境温度、装置各部の温度上昇等が所定の条件を超えた際には、検知、演算結果及びドライバ上の画像データ種類の選択情報に基づき、新たに各色の画像位置を設定し直すこととなる。
【0076】
次に、第5、第6の実施形態の処理内容を説明する。
図10は本発明に関する位置ずれ補正制御を示すフローチャートである。
まず、検知を行うべきかを判定し(ステップS1)、Yesならばマーク形成と検知を行い(ステップS2)、各種ずれ量を算出し(ステップS3)、4色間の最適位置の演算を行い(ステップS4)、その結果から各色の位置情報を記憶し(ステップS5)、次に3色間の最適位置の演算を行い(ステップS6)、その結果から各色の位置情報を記憶する(ステップS7)。
【0077】
次に、プリンタドライバの画像種類の設定が写真モードかどうかを判定し(ステップS8)、Yesならば3色間の最適位置データを選択採用し(ステップS9)、Noならば4色間の最適位置データを選択採用し(ステップS10)、補正を実行する(ステップS11)。もし、ステップS1にてNoであるならば、プリンタドライバの画像種類の設定が写真モードかどうかを判定し(ステップS12)、Yesならば3色間の最適位置データを呼び出し(ステップS13)、Noならば4色間の最適位置データを呼び出し(ステップS14)、補正を実行し、リターンする。
【0078】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、各色間の位置ずれ量が(n−1)・R/n以内であり、かつ最小となるように位置ずれ量の演算、補正を行うことで、高画質の出力を得ることができる。
【0080】
請求項2記載の発明によれば、4色間の位置ずれ量が3・R/4以内であり、かつ最小となるように位置ずれ量の演算、補正を行うことで、高画質の出力を得ることができる(BK線画等を含む画像等の画質の向上)。
【0081】
請求項3記載の発明によれば、3色間の位置ずれ量が2・R/3以内であり、かつ最小となるように位置ずれ量の演算、補正を行うことで、高画質の出力を得ることができる(自然画等の画質の向上)。
【0082】
請求項4及び請求項5記載の発明によれば、各色を出力画像の種類に最適な相対位置関係とすることで、画像データの種類によらず常に高画質の画像を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタとPCのブロック図である。
【図2】図1に示すプリンタエンジン制御部の要部ブロック図である。
【図3】BKを基準として、他色が取り得るレジスト位置関係を示す図である。
【図4】4色間の最適位置演算のフローチャート(その1)である。
【図5】4色間の最適位置演算のフローチャート(その2)である。
【図6】Yを基準として、他色が取り得るレジスト位置関係を示す図である。
【図7】3色間の最適位置演算のフローチャート(その1)である。
【図8】3色間の最適位置演算のフローチャート(その2)である。
【図9】本装置のプリンタドライバのユーティリティ画面を示す図である。
【図10】本発明の位置ずれ補正制御のフローチャートである。
【図11】カラー画像形成装置の一例を示す構成図である。
【図12】一般的な位置ずれ検知手段とその周辺部を示す斜視図である。
【図13】位置ずれ検知手段の拡大図である。
【図14】図13のスリットの拡大図である。
【図15】検知用マークの拡大図である。
【図16】副走査方向の書き出しタイミングを補正する際のタイミングチャートである。
【図17】主走査方向の書き出しタイミングを補正する際のタイミングチャートである。
【符号の説明】
101 PC
102 プリンタコントローラ
103 プリンタエンジン制御部
111 発光部
112 スリット
113 受光部
114 AMP
115 フィルタ
116 A/D変換器
117 FIFOメモリ
118 サンプリング制御部
119 I/Oポート
120 データバス
121 CPU
122 RAM
123 ROM
124 アドレスバス
125 発光量制御部
126 書込制御基板
Claims (5)
- 搬送ベルトと、
複数色の画像を形成し、前記搬送ベルトに沿って配置されたタンデム方式の画像形成部と、
該画像形成部が前記搬送ベルト上に形成した複数色からなる位置ずれ検知用マークの位置ずれ量を検知する位置ずれ検知手段と、
該位置ずれ検知手段が検知した前記位置ずれ量を前記画像の補正分解能の大きさRで補正する補正手段と、を有するカラー画像形成装置において、
前記複数色はn色で、該n色の中のいずれか1色が基準色であって、
前記位置ずれ検知手段は、前記基準色を除く(n−1)色において、前記基準色との位置ずれ量である対基準色位置ずれ量Ziを検知し、
前記対基準位置ずれ量Ziを前記補正分解能の大きさRで除算し、当該除算結果の整数部分の値miと、小数部分である第1の小数部分の値f1iと、を算出する第1演算手段と、
前記対基準色位置ずれ量Ziの正負を判定する正負判定手段と、
前記対基準色位置ずれ量Zi≧0のときは前記第1の小数部分の値f1iから前記補正分解能の最小単位を減算して第2の小数部分f2iを算出し、前記対基準色位置ずれ量Zi<0のときは前記第1の小数部分の値f1iに前記補正分解能の最小単位を加算して第2の小数部分f2iを算出する第2演算手段と、
前記第1の小数部分の値f1iの絶対値または前記第2の小数部分f2iの絶対値を、前記(n−1)色の各色において夫々選択して得られる絶対値で構成された2n−1通りの組み合わせの中で、各組み合わせにおける当該(n−1)個の絶対値の和と、当該(n−1)個の絶対値から2個を選ぶ組み合わせ全てにおける当該2個の絶対値の差分の和と、を加算した総和を演算して、該総和が最小値となる1通りの絶対値の組み合わせを判定する第3の演算手段と、
を有し、
前記補正手段は、前記(n−1)色の補正の際、当該総和が最小値となる1通りの組み合わせにおいて、
(a)第1の小数部分の値f1iが選択され、かつ、Zi≧0のとき、負方向にmi・R補正し、
(b)第2の小数部分の値f2iが選択され、かつ、Zi≧0のとき、負方向にmi・R+R補正し、
(c)第1の小数部分の値f1iが選択され、かつ、Zi<0のとき、正方向に|mi・R|補正し、
(d)第2の小数部分の値f2iが選択され、かつ、Zi<0のとき、正方向に|mi・R−R|補正することを特徴とするカラー画像形成装置。
(但し、nは2以上の整数、iは1〜n−1の整数である。) - 請求項1記載のカラー画像形成装置において、
n=4であり、かつ前記n色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 請求項1記載のカラー画像形成装置において、
n=3であり、かつ前記n色がイエロー、マゼンタ、シアンであることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 請求項2記載のカラー画像形成装置において、
前記画像の画像データ種類を利用者が選択可能な画像種類選択手段を備え、
前記補正手段は、当該選択された画像データ種類が“ワン・ポイントカラー”または“文字・写真混在”であったときは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色間で補正を行う4色間補正演算モードと、
当該選択された画像データ種類が“写真”であったときは、イエロー、マゼンタ、シアンの3色間で補正を行う3色間補正演算モードと、
を備えることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 請求項4記載のカラー画像形成装置において、
前記4色間補正演算モードと、前記3色間補正演算モードと、の各々について直前に行った補正を記憶しておくための記憶手段と、
当該記憶した補正と、選択された画像データ種類と、に基づき、前記基準色に対する各色の位置を変更する位置変更手段と、
を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
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