JP4118195B2 - 車両用シート下部シールド構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用シート下部シールド構造に関し、特に、自動車等の車両のシートに使用される車両用シート下部シールド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用シートにおいては、格納性能を向上したシートのシートクッションをシートサイドカバーによって覆うことで、シートの側面視におけるシートクッションの見掛け上の厚さを大きくすると共に、シートサイドカバーによってシートレッグが全体的に覆い隠された構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−146124号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1においては、シートサイドカバーによって、シートの側面視におけるシートクッションの見掛け上の厚さを大きくすることはできるが、シートを前方から見た場合には、シートクッションの見掛け上の厚さを大きくすることはできない。このため、シートの外観品質が低下する。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、シートの外観品質と格納性能を向上できる車両用シート下部シールド構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車両用シート下部シールド構造は、シートクッションの周囲に、前記シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置され、前記シートクッションと重なるオーバラップ量が変化するシールドと、
前記シートクッションが乗員着座位置にある場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションが格納位置にある場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動するシールド移動手段と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、シートクッションが乗員着座位置にある場合には、シールド移動手段によって、シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置されたシールドがシートクッションと重なるオーバラップ量が少なくなる方向へ移動する。このため、シートクッションの周囲において、シートクッションとシールドとを合わせたシートクッション部全体の厚さが厚くなり、シートの外観品質を向上できる。また、シートクッションが格納位置にある場合には、シールド移動手段によって、シールドがシートクッションと重なるオーバラップ量が大きくなる方向へ移動する。このため、シートクッションの周囲において、シートクッションとシールドとを合わせたシートクッション部全体の厚さが薄くなり、シートの格納性能を向上できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用シート下部シールド構造において、前記シールド移動手段は、付勢手段によって前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションを格納位置へ移動させる力によって前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動することを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、シールド移動手段は、付勢手段によってシールドをオーバラップ量が少なくなる方向へ移動すると共に、シートクッションを格納位置へ移動させる力によってシールドをオーバラップ量が大きくなる方向へ移動するため、シールド移動手段の構成が簡単になる。
【0010】
請求項3記載の本発明の車両用シート下部シールド構造は、シートクッションの下部を覆う位置に、前記シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置され、前記シートクッションの周囲と重なるオーバラップ量が変化するシールドと、
前記シートクッションが格納位置にある場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションに乗員が着座した場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動するシールド移動手段と、
を有することを特徴とする。
【0011】
従って、シートクッションが格納位置にある場合には、シールド移動手段によって、シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置されたシールドがシートクッションの周囲と重なるオーバラップ量が大きくなる方向へ移動する。このため、シートクッションの周囲において、シートクッションとシールドとを合わせたシートクッション部全体の厚さが薄くなり、シートの格納性能を向上できる。また、シートクッションに乗員が着座した場合には、シールド移動手段によって、シールドがシートクッションの周囲と重なるオーバラップ量が少なくなる方向へ移動する。このため、シートクッションの周囲において、シートクッションとシールドとを合わせたシートクッション部全体の厚さが厚くなり、シートの外観品質を向上できる。
【0012】
請求項4記載の本発明は、請求項3記載の車両用シート下部シールド構造において、前記シールド移動手段は、付勢手段によって前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションに乗員が着座した際の前記シートクッションの変形によって前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動することを特徴とする。
【0013】
従って、請求項3記載の内容に加えて、シールド移動手段は、付勢手段によってシールドをオーバラップ量が大きくなる方向へ移動すると共に、シートクッションに乗員が着座した際のシートクッションの変形によってシールドをオーバラップ量が少なくなる方向へ移動するため、シールド移動手段の構成が簡単になる。
請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シート下部シールド構造において、前記シールドは、左右の側壁部に設けられ、前記シールドの内側へ向かって立設されたピンを回転中心として上下方向に回転可能とされたことを特徴とする。
従って、シールドは、左右の側壁部にシールドの内側へ向かって立設されたピンを回転中心として上下方向に回転可能とされている。このため、シールドを移動するための構成が簡単である。
請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用シート下部シールド構造において、前記シールドの平面視形状は、前記シートクッションの少なくとも左右の側壁部と前壁部とを囲むコ字状または矩形となっていることを特徴とする。
従って、シールドの平面視形状は、シートクッションの少なくとも左右の側壁部と前壁部とを囲むコ字状または矩形となっている。このため、シートクッションの少なくとも左右の側壁部と前壁部において、シートの外観品質を向上できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明に係る車両用シート下部シールド構造の第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0015】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印INは車幅内側方向を、矢印UPは車体上方方向を示す。
【0016】
図1に示される如く、本実施形態における車両用シート10は、自動車に装備されたリヤシートであり、シートクッション12の後方にシートバック14が前後方向へ回動自在に取付けられている。
【0017】
具体的には、シートバック14の下部には、シートバック14の回動中心となるリクライニング軸18が配設されており、リクライニング軸18は、シートクッション12のフレーム20に回動可能に支持されている。従って、図1に二点鎖線で示すように、シートバック14はリクライニング軸18を中心に車体前方へ回転し、シートクッション12上に前倒し可能となっている。
【0018】
車体のフロア22の後部にはシート格納凹部24が形成されており、シート格納凹部24の前部24Aは、通常使用位置(図1の位置)にあるシートクッション12の後部12Aの下方にオーバーラップしている。なお、通常使用位置では、シートクッション12とフロア22に形成された凸部22Aとの間には隙間23が形成されている。
【0019】
また、シートクッション12とシート格納凹部24の前壁部24Bとは、シート10の前脚部を構成する左右一対の前リンク28で連結されており、シートクッション12とシート格納凹部24の底部24Cとは、シート10の後脚部を構成する左右一対の後リンク30で連結されている。
【0020】
前リンク28の下端部28Aは、シート格納凹部24の前壁部24Bの下端部近傍に固定したブラケット32に車幅方向に沿って配設したピン34によって上下方向へ回転可能に軸支されている。また、前リンク28の上端部28Bは、シートクッション12の前端下部12Bに車幅方向に沿って配設したピン36によって回転可能に軸支されている。
【0021】
一方、後リンク30の下端部30Aは、シート格納凹部24の底部24Cの前後方向略中央部に固定したブラケット38に車幅方向に沿って配設したピン40によって上下方向へ回転可能に軸支されている。また、後リンク30の上端部30Bは、シートクッション12の後端下部12Cに車幅方向に沿って配設したピン(図示省略)によって回転可能に軸支されている。
【0022】
従って、シート10は、前リンク28と後リンク30との回転によって、図1に実線で示す通常使用位置と、図1に二点鎖線で示すシート格納凹部24内の格納位置とへ移動可能となっている。なお、シート10は、図示を省略したロック機構によって通常使用位置及び格納位置に保持されるようになっている。
【0023】
図2に示される如く、シートクッション12における車体後側を除く周囲、即ち、左右の側壁部12Dと前壁部12Eの周囲にはシールド50が配設されており、シールド50の平面視形状は、開口部を車体後方へ向けたコ字状となっている。
【0024】
シールド50の左右の側壁部50A、50Bは、上下幅H1が車体前方から車体後方側へ向かって狭くなっており、各側壁部50A、50Bの後端部には、平面視コ字形状の開口部内側へ向かってピン52がそれぞれ立設されている。これらのピン52は、シートクッション12の各側壁部12Dの後端近傍に形成された孔53に回転可能に軸支されている。
【0025】
ピン52には、シールド移動手段の付勢手段としてのばね54が挿入されており、ばね54の下端部54Bは、シールド50の左右の側壁部50A、50Bにおけるピン52の車体前方側近傍の部位に立設したピン56に係合している。また、ばね54の上端部54Aは、シートクッション12の左右の側壁部12Dにおける孔53を配設した車体前方側近傍の部位に立設したピン57に係合している。
【0026】
また、シールド50の前壁部50Cは上下幅H2が一定となっており、前壁部50Cの上端縁部には、車体後方へ向かってフランジ50Dが形成されている。一方、シートクッション12の前壁部12Eの下端縁部には、車体前方へ向かって左右一対のストッパ60が配設されており、これらのストッパ60の上面とシールド50のフランジ50Dの下面とが係合可能となっている。
【0027】
従って、図1に実線で示される如く、シート10が通常使用位置にある場合には、シールド50はばね54の付勢力によってピン52を中心に下方(図1の矢印A方向)へ回転し、シートクッション12のストッパ60とシールド50のフランジ50Dとが係合した位置で停止しており、シートクッション12における車体後側を除く周囲、即ち、左右の側壁部12D及び前壁部12Eと重なるシールド50のオーバラップ量Wが小さくなる。
【0028】
また、図1に二点鎖線で示される如く、シート10が格納位置にある場合には、シートクッション12を格納位置へ移動させる力によって、シート格納凹部24の底部24Cに当接したシールド50が、ばね54の付勢力に抗してピン52を中心に上方(図1の矢印B方向)へ回転し、シートクッション12における車体後側を除く周囲、即ち、左右の側壁部12D及び前壁部12Eと重なるシールド50のオーバラップ量Wが大きくなる。
【0029】
次に、本実施形態の作用に付いて説明する。
【0030】
本実施形態では、図1に実線で示される如く、シート10が通常使用位置にある時、シールド50はばね54の付勢力によってピン52を中心に下方(図1の矢印A方向)へ回転し、シートクッション12のストッパ60とシールド50のフランジ50Dとが係合した位置で停止している。この結果、シートクッション12における車体後側を除く周囲、即ち、左右の側壁部12D及び前壁部12Eと重なるシールド50のオーバラップ量Wが小さくなる。このため、シートクッション12とシールド50とを合わせたシートクッション部全体の厚さK1が厚くなり、シート10の外観品質を向上できる。
【0031】
また、図1に二点鎖線で示される如く、シート10が格納位置にある場合には、シートクッション12を格納位置へ移動させる力によって、シート格納凹部24の底部24Cに当接したシールド50が、ばね54の付勢力に抗してピン52を中心に上方(図1の矢印B方向)へ回転する。この結果、シートクッション12における車体後側を除く周囲、即ち、左右の側壁部12D及び前壁部12Eと重なるシールド50のオーバラップ量Wが大きくなる。このため、シートクッション12とシールド50とを合わせたシートクッション部全体の厚さK2が薄くなり、シート10の格納性能を向上できる。
【0032】
また、本実施形態では、ばね54の付勢力によってシールド50がシートクッション12に対して下方(図1の矢印A方向)へ移動すると共に、シートクッション12を格納位置へ移動させる力によってシールド50がシートクッション12とのオーバラップ量が上方(図1の矢印B方向)へ移動するため、シールド50を移動するための構成が簡単になる。
【0033】
次に、本発明に係る車両用シート下部シールド構造の第2実施形態を図3〜図5に従って説明する。
【0034】
なお、第1実施形態と同一部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】
図3に示される如く、本実施形態では、シート10のシートクッション12に形成された左右の前脚部60が、車体のフロア22に固定したブラケット61に車幅方向に沿って配設したピン62によって前後方向へ回転可能に軸支されている。
【0036】
一方、シート10のシートクッション12に形成された左右の後脚部63の上端部63Aが、シートクッション12の後端下部12Cに車幅方向に沿って配設したピン64によって前後方向へ回転可能に軸支されている。また、後脚部63の下端部63Bは、フロア22に配設されたストライカ66に着脱可能に係合されている。
【0037】
従って、シート10は、前脚部60が、車体のフロア22に固定したブラケット61のピン62を中心に回転することによって、図3に示す通常使用位置と、図5に示すようにシート10の後方を立ち上げた格納位置(タンブル位置)とへ移動可能となっている。
【0038】
図5に示される如く、シートクッション12の下部を覆う位置にはシールド70が配設されており、シールド70は、底部70Aを有しシートクッション12側が開口部となった矩形箱状となっている。
【0039】
図3に示される如く、シールド70の左右の側壁部70B、前壁部70C及び後壁部70Dは、上下幅Mが一定となっており、各側壁部70Bの前端上部には、シールド70の内側へ向かってピン72がそれぞれ立設されている。これらのピン72は、シートクッション12の各側壁部12Dの前端下部12Gに形成された孔(図示省略)に回転可能に軸支されている。
【0040】
ピン72には、シールド移動手段の付勢手段としてのばね74が挿入されており、ばね74の下端部74Aは、シールド70の左右の側壁部70Bにおけるピン72の車体後方側近傍の部位に立設したピン76に係合している。また、ばね74の上端部74Bは、シートクッション12の左右の側壁部12Dに立設したピン78に係合している。
【0041】
従って、図3に示される如く、シート10が通常使用位置にある場合には、シールド70はばね74の付勢力によってピン72を中心に上方(図3の矢印C方向)へ回転し、シールド70の底部70Aとシートクッション12の下面12Hとが当接した位置で停止しており、シートクッション12と重なるシールド70のオーバラップ量Wが大きくなる。
【0042】
また、図4に示される如く、シート10に乗員84が着座した場合には、シートクッション12の下方への変形によって、シールド70の底部70Aが上方から下方に向かって押圧され、シールド70は、ばね74の付勢力に抗してピン72を中心に下方(図4の矢印D方向)へ回転するようになっている。従って、シートクッション12の乗員着座部においては、側面視においてシートクッション12と重なるシールド70のオーバラップ量Wが小さくなると共に、シールド70によってシートクッション12の座り心地が低下することはない。
【0043】
また、図5に示される如く、シート10がタンブル位置にある場合には、図1と同様に、シールド70は、ばね74の付勢力によってピン72を中心に前方(図5の矢印E方向)へ回転し、シールド70の底部70Aとシートクッション12の下面12Hとが当接した位置で停止しており、シートクッション12と重なるシールド70のオーバラップ量Wが大きくなる。なお、シート10の後脚部63は、ピン64を中心に回転して、シールド70の底部70Aに形成された切欠80内に収納できるようになっている。
【0044】
次に、本実施形態の作用に付いて説明する。
【0045】
本実施形態では、図5に示される如く、シート10が格納位置(タンブル位置)にある場合には、シールド70は、ばね74の付勢力によってピン72を中心に前方(図5の矢印E方向)へ回転し、シールド70の底部70Aとシートクッション12の下面12Hとが当接した位置で停止している。この結果、シートクッション12と重なるシールド70のオーバラップ量Wが大きくなる。このため、シートクッション12とシールド70とを合わせたシートクッション部全体の厚さT1が薄くなるため、シート10の格納性能を向上できる。
【0046】
更に、シートクッション12の下部を箱形状のシールド70で覆うため、シートクッション12の下部と荷物や乗員との干渉を防止することができる。
【0047】
また、図4に示される如く、シート10に乗員84が着座した場合には、シートクッション12の下方への変形によって、シールド70の底部70Aが上方から下方に向かって押圧され、シールド70は、ばね74の付勢力に抗してピン72を中心に下方(図4の矢印D方向)へ回転する。この結果、シートクッション12の乗員着座部においては、側面視においてシートクッション12と重なるシールド70のオーバラップ量Wが小さくなる。このため、シートクッション12の乗員着座部における側面視でのシートクッション12とシールド50とを合わせたシートクッション部全体の厚さT2が厚くなり、シート10の外観品質を向上できる。
【0048】
更に、シールド70がピン72を中心に下方(図4の矢印D方向)へ回転するため、シールド70によってシートクッション12の座り心地が低下することはない。
【0049】
また、本実施形態では、ばね74の付勢力によってシールド70がシートクッション12と重なる方向(図3の矢印C方向または図5の矢印E方向)へ回転すると共に、乗員84が着座した際のシートクッション12の変形によってシールド70がシートクッション12に対して下方(図4の矢印D方向)へ回転するため、シールド70を移動する構成が簡単になる。
【0050】
以上に於いては、本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第1実施形態においては、シールド50の平面視形状をコ字状としたが、シールド50の平面視形状はシートクッション12の全周を囲む矩形状としても良い。
【0051】
また、上記各実施形態では、シールド移動手段としてばね54、74を使用したが、シールド移動手段はリンク機構等の他の構成としても良い。
【0052】
また、上記各実施形態では、シート10をリヤシートとしたが、シート10はリヤシート以外のシートであっても良い。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車両用シート下部シールド構造は、シートクッションの周囲に、シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置され、シートクッションと重なるオーバラップ量が変化するシールドと、シートクッションが乗員着座位置にある場合には、シールドをオーバラップ量が少なくなる方向へ移動すると共に、シートクッションが格納位置にある場合には、シールドをオーバラップ量が大きくなる方向へ移動するシールド移動手段と、を有するため、シートの外観品質と格納性能を向上できるという優れた効果を有する。
【0054】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用シート下部シールド構造において、シールド移動手段は、付勢手段によってシールドをオーバラップ量が少なくなる方向へ移動すると共に、シートクッションを格納位置へ移動させる力によってシールドをオーバラップ量が大きくなる方向へ移動するため、請求項1記載の効果に加えて、シールド移動手段の構成が簡単になるという優れた効果を有する。
【0055】
請求項3記載の本発明の車両用シート下部シールド構造は、シートクッションの下部を覆う位置に、シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置され、シートクッションの周囲と重なるオーバラップ量が変化するシールドと、シートクッションが格納位置にある場合には、シールドをオーバラップ量が大きくなる方向へ移動すると共に、シートクッションに乗員が着座した場合には、シールドをオーバラップ量が少なくなる方向へ移動するシールド移動手段と、を有するため、シートの外観品質と格納性能を向上できるという優れた効果を有する。
【0056】
請求項4記載の本発明は、請求項3記載の車両用シート下部シールド構造において、シールド移動手段は、付勢手段によってシールドをオーバラップ量が大きくなる方向へ移動すると共に、シートクッションに乗員が着座した際のシートクッションの変形によってシールドをオーバラップ量が少なくなる方向へ移動するため、請求項3記載の効果に加えて、シールド移動手段の構成が簡単になるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シート下部シールド構造において、シールドは、左右の側壁部に設けられ、シールドの内側へ向かって立設されたピンを回転中心として上下方向に回転可能とされたため、シールドを移動するための構成が簡単であるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用シート下部シールド構造において、シールドの平面視形状は、シートクッションの少なくとも左右の側壁部と前壁部とを囲むコ字状または矩形となっているため、シートクッションの少なくとも左右の側壁部と前壁部において、シートの外観品質を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における車両用シート下部シールド構造を示す概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態における車両用シート下部シールド構造の要部を示す車体斜め前方外側から見た分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態における車両用シート下部シールド構造を示す概略側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態における車両用シート下部シールド構造の乗員着座状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態における車両用シート下部シールド構造のシート格納状態を示す車体斜め後方外側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 シート
12 シートクッション
22 フロア
24 シート格納凹部
50 シールド
54 ばね(シールド移動手段)
70 シールド
74 ばね(シールド移動手段)
Claims (6)
- シートクッションの周囲に、前記シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置され、前記シートクッションと重なるオーバラップ量が変化するシールドと、
前記シートクッションが乗員着座位置にある場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションが格納位置にある場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動するシールド移動手段と、
を有することを特徴とする車両用シート下部シールド構造。 - 前記シールド移動手段は、付勢手段によって前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションを格納位置へ移動させる力によって前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート下部シールド構造。
- シートクッションの下部を覆う位置に、前記シートクッションの側壁部に対して上下方向に移動可能に配置され、前記シートクッションの周囲と重なるオーバラップ量が変化するシールドと、
前記シートクッションが格納位置にある場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションに乗員が着座した場合には、前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動するシールド移動手段と、
を有することを特徴とする車両用シート下部シールド構造。 - 前記シールド移動手段は、付勢手段によって前記シールドを前記オーバラップ量が大きくなる方向へ移動すると共に、前記シートクッションに乗員が着座した際の前記シートクッションの変形によって前記シールドを前記オーバラップ量が少なくなる方向へ移動することを特徴とする請求項3に記載の車両用シート下部シールド構造。
- 前記シールドは、左右の側壁部に設けられ、前記シールドの内側へ向かって立設されたピンを回転中心として上下方向に回転可能とされたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用シート下部シールド構造。
- 前記シールドの平面視形状は、前記シートクッションの少なくとも左右の側壁部と前壁部とを囲むコ字状または矩形となっていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用シート下部シールド構造。
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