JP4097832B2 - 冷却庫のセンサ状態検出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食材に差し込んだ芯温センサが抜き取られたことを検出する際に用いて好適な冷却庫のセンサ状態検出方法に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】
一般に、調理過程で必要な食材の冷却工程では、雑菌の繁殖を抑え、鮮度,味,栄養価等を保持する必要があることから、加熱処理された高温(60〜80℃)の食材を急速冷却する。このような高温の食材を冷却する際に好適な冷却庫は、既に、本出願人が特開平5−10643号公報により提案しており、この冷却庫によれば、温度センサにより食材の表面温度と内部温度(芯温)を検出し、表面温度が食材の氷結温度直前の温度に設定した第一の設定温度に達するまでは、第一の設定温度よりも低い温度の冷風により急速冷却するとともに、表面温度が第一の設定温度に達した後は、表面温度を第一の設定温度に維持するように制御する。この場合、温度センサは、食材に差し込むことにより食材の表面温度と内部温度を同時に検出し、食材の冷却又は保存が終了すれば、食材から抜き取られるとともに、食材は冷却庫から取り出される。
【0003】
ところで、食材から温度センサが抜き取られ、かつ食材が冷却庫から取り出されたことにより、冷却が終了したことを報知するチャイム(ブザー)やアラームランプの作動を自動でオフにする冷却終了処理を行う場合、食材から温度センサが抜き取られたことを自動で検出する必要がある。
【0004】
従来、温度センサが抜き取られたことを自動で検出する方法としては、温度センサを食材に差し込んだことによりオンするスイッチ接点を用いたもの或いは温度センサを食材に差し込んだことにより変化する電気的抵抗を検出するものが知られているが、いずれもハードウェアの追加構成が必要になるなど、検出系全体のコストアップを招くとともに、検出系の故障や誤作動を生じやすいなど、検出の確実性及び信頼性に劣る問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術に存在する課題を解決したものであり、ハードウェアの追加構成を不要にして検出系全体のコストダウンを図れるとともに、検出系の故障や誤作動を防止して検出の確実性及び信頼性を高めることができる冷却庫のセンサ状態検出方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】
本発明に係る冷却庫のセンサ状態検出方法は、食材Fa…の冷却が終了した後、当該食材Fa…に差し込んだ芯温センサ2a…が抜き取られたことを検出するに際し、食材Fa…の冷却が終了したなら、芯温センサ2a…により検出される検出温度Tda…と庫内温度センサ6により検出される庫内温度Tmの偏差yを求め、当該偏差yが予め設定した設定値以下になったなら、芯温センサ2a…が食材Fa…から抜き取られたものとして検出することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る他の態様に係るセンサ状態検出方法は、食材Fa…の冷却が終了したなら、芯温センサ2a…により検出される検出温度Tda…の変化率xを求めるとともに、当該検出温度Tda…と庫内温度センサ6により検出される庫内温度Tmの偏差yを求め、変化率xが予め設定した設定値以上になり、かつ偏差yが予め設定した設定値以下になったなら、芯温センサ2a…が食材Fa…から抜き取られたものとして検出することを特徴とする。
【0008】
これにより、食材Fa…の冷却が終了すれば、作業者は、冷却庫1の開閉ドアを開けた状態で食材Fa…から芯温センサ2a…を抜き取るため、芯温センサ2a…により検出される検出温度Tda…は、急速に上昇するとともに、食材Fa…を取り出した後、開閉ドアを閉じれば、急速に下降し、以後は庫内温度Tmを検出することになる。したがって、この温度変化、即ち、検出温度Tda…の変化率xを求めれば、芯温センサ2a…が抜き取られたことを検出できる。また、抜き取られた芯温センサ2a…は庫内に放置されるため、芯温センサ2a…により検出される検出温度Tdaと庫内温度センサ6により検出される庫内温度Tmの差は理論上零となる。したがって、検出温度Tda…と庫内温度Tmの偏差y求めれば、芯温センサ2a…が抜き取られたことを検出できる。
【0009】
本発明は以上の原理に基づいて芯温センサ2a…が食材Fa…から抜き取られたことを検出するものであり、基本的には、上述した偏差yが設定値以下になったことにより、芯温センサ2a…が抜き取られたものとして検出するとともに、上述した変化率xが設定値以上になり、かつ当該偏差yが設定値以下になったことにより、芯温センサ2aが抜き取られたものとして検出する。この場合にはより確実性及び信頼性の高い検出が行われる。
【0010】
【実施例】
次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0011】
まず、本実施例に係るセンサ状態検出方法を実施できる冷却庫1の構成について、図5及び図6を参照して説明する。
【0012】
冷却庫1は、断熱ケース20の前面部に開閉ドア21を備えるとともに、内部の前部には冷却室22を有する。また、冷却室22には複数段のトレー23…を備え、冷却する食材Fa,Fb,Fcはトレー23…に載置される。この場合、実施例の食材Fa…は、食材Fa,Fb,Fcの順に冷却終了が遅いものとし、一例を挙げれば、食材Faに“唐揚”を、食材Fbに“コロッケ”を、食材Fcに“トンカツ”を適用できる。一方、断熱ケース20の後部には冷凍機24及び上下一対の庫内ファン3u、3dを備えるとともに、断熱ケース20の上部にはコンピュータ機能を有するコントローラ4を備え、冷凍機24及び庫内ファン3u、3dは、コントローラ4により駆動制御される。
【0013】
さらに、コントローラ4の入力側には、図5に示すように、コード5a,5b,5cを介して芯温センサ2a,2b,2cを接続するとともに、庫内温度を検出する庫内温度センサ6を接続する。この場合、各芯温センサ2a,2b,2cは、冷却室22に配し、この冷却室22に収容した食材Fa,Fb,Fcに差し込むことにより、当該食材Fa,Fb,Fcの芯温(検出温度)Tda,Tdb,Tdcを検出する。さらに、コントローラ4の入力側には、設定部を含む操作部7を接続する。一方、コントローラ4の出力側には、インバータ8を介して前記庫内ファン3u、3dを接続するとともに、チャイム(ブザー),音声,アラームランプ等を利用できる報知部9を接続する。
【0014】
次に、本実施例に係るセンサ状態検出方法を含む冷却庫1の使用方法について、各図を参照しつつ図2(図1)に示すフローチャートに従って説明する。
【0015】
まず、冷却庫1では、予め、最後の芯温センサ2cにより検出される検出温度Tdcが設定温度Tsに達した以降における保存温度Tp,加熱処理された食材Fa,Fb,Fcを冷却室22に収容し、急冷時間twが経過した後の冷却温度Tcs,冷却モードを終了させる設定温度Tsをそれぞれ設定する。この場合、実施例は保存温度Tpを18〔℃〕,冷却温度Tcsを15〔℃〕,設定温度Tsを18〔℃〕に設定した場合を例示する。
【0016】
今、冷却庫1の冷却室22に加熱処理された食材Fa,Fb,Fcを収容した場合を想定する。この場合、食材Fa…の温度は60〜80℃程度の高温状態にある。各食材Fa…は各トレー23…にそれぞれ載置し、食材Faには芯温センサ2aを、食材Fbには芯温センサ2bを、食材Fcには芯温センサ2cをそれぞれ差し込む(図6参照)。そして、急冷処理モードにより、冷凍機24をフルパワーで運転するとともに、庫内ファン3u、3dを作動させ、例えば、−20℃前後で風速5〜7m/s程度の冷風を冷却室22に送り、急速冷却により食材Fa…を一気に冷却する(ステップS1)。このときの冷却温度Tcfは、図3に示すようになる。また、庫内ファン3u、3dは一方を正転、他方を逆転、或いは一方を作動、他方を停止させ、送風方向を所定周期で反転させる。なお、図6において、送風方向の正方向を矢印H1、逆方向を矢印H2で示す。
【0017】
この急冷処理モードによる急冷時間twは、本出願人が既に提案した特許第2668320号公報で開示される方法により設定される。即ち、予め、急冷期間における設定した異なる庫内温度間の降温時間を、異なる条件により複数検出し、かつ各降温時間に対応する最適な急冷時間を求めるとともに、降温時間と急冷時間の変換特性を求めて記憶する。そして、当該急冷処理モードにより急冷する際に、異なる庫内温度間の降温時間を検出し、この降温時間と変換特性から対応する急冷時間twを求め、この急冷時間twだけ急冷を行う。一方、急冷時間twが経過したなら、庫内温度Tmが予め設定した冷却温度Tcsとなるようにディファレンシャル制御を行う。
【0018】
また、コントローラ4は、庫内温度センサ6により検出される庫内温度Tmと芯温センサ2a,2b,2cにより検出される検出温度Tda,Tdb,Tdcを監視する。食材Fa,Fb,Fcは時間の経過に従って急速冷却されるため、検出温度Tda,Tdb,Tdcは速やかに下降する。実施例では、食材Faが最も冷却終了が早いため、図3に示すように、検出温度Tdaが最初に時間taにおいて設定温度Tsに達する。検出温度Tdaが設定温度Tsに達することにより、コントローラ4は時間taにおける冷却開始からの経過時間(冷却時間)を記録する(ステップS2,S3)。また、報知部9に指令信号を付与して当該報知部9を作動させる(ステップS4)。この場合、チャイム(ブザー)を一定時間鳴らしたり、音声により報知を行うことができる。この際、作業者がチャイムを聞き逃すことも有り得るため、食材Faが冷却庫1から取り出されるまでは一定時間おきにチャイムを鳴らしたり、或いは同時にアラームランプを点灯させることもできる。なお、アラームランプは、一つを共通に使用してもよいし、各芯温センサ2a…に対応させて複数設けてもよい。報知部9が作動したなら、作業者は開閉ドア21を開け、芯温センサ2aを食材Faから抜き取った後、食材Faを冷却庫1から取り出すとともに、取り出した食材Faは、速やかにパッキング(真空パック詰め)する。
【0019】
一方、コントローラ4は、食材Faから芯温センサ2aが抜き取られたことを自動で検出し、食材Faの冷却が終了したことに伴う冷却終了処理を行う。冷却終了処理は、例えば、報知部9におけるチャイムの停止やアラームランプの消灯などである。芯温センサ2aが食材Faから抜き取られたことの検出は、本実施例に係るセンサ状態検出方法により行う。この場合、検出温度Tdaと庫内温度Tmを監視することにより容易に行うことができ、以下、具体的処理手順について、図1に示すフローチャート及び図4を参照して説明する。
【0020】
今、作業者が食材Faを冷却庫1から取り出すために、開閉ドア21を開けた場合を想定する(ステップS11)。作業者は開閉ドア21を開けた状態において、食材Faから芯温センサ2aを抜き取るため、芯温センサ2aにより検出される検出温度Tdaは、図4に符号Tdapで示すように急速に上昇するとともに、食材Faを取り出した後、開閉ドア21を閉じれば、急速に下降し、以後は庫内温度Tm(冷却温度Tcs)を検出する。したがって、この温度変化を検出すれば、開閉ドア21を開けて芯温センサ2aを抜き取ったことを検出できるため、コントローラ4は、検出温度Tdaと庫内温度Tmを監視し、検出温度Tdaが設定温度Tsに達したなら、検出温度Tdaの変化率xを演算により求める(ステップS12)。即ち、検出温度Tdaを一定周期でサンプリングし、サンプリングした前後の検出値の比率から変化率xを算出する。そして、変化率xが設定値以上になったなら、コントローラ4は、芯温センサ2aを抜き取ったものと仮判定する(ステップS13)。
【0021】
次いで、検出温度Tdaと庫内温度Tmの偏差を求める(ステップS14)。芯温センサ2aは食材Faから抜き取られた状態で、冷却室22内に放置されるため、芯温センサ2aは庫内温度Tmを検出することになり、検出温度Tdaと庫内温度Tmの差は理論上零となる。したがって、検出温度Tdaと庫内温度Tmの偏差y求め、その偏差yが設定値以下になったなら、芯温センサ2aを抜き取ったものと判定する(ステップS15)。
【0022】
よって、変化率xが設定値以上になり、かつ偏差yが設定値以下になったことの双方の結果が得られたなら、最終的に芯温センサ2aが抜き取られたものとして判定(検出)し、食材Faの冷却が終了したことに伴う冷却終了処理、即ち、前述した報知部9におけるチャイムの停止やアラームランプの消灯などの処理を行う(ステップS16)。なお、このような判定(検出)は、基本的に、偏差yが設定値以下になることのみに基づいて行ってもよいし、簡易的には、変化率xが設定値以上になることのみに基づいて行ってもよい。即ち、偏差yと変化率xのいずれか一方を監視するのみでも芯温センサ2aが抜き取られたことを検出できるが、変化率xと偏差yの双方を組み合わせることによって、より確実性及び信頼性の高い検出を行うことができる。
【0023】
他方、残りの食材Fb,Fcに対しても同様の処理が行われる。即ち、食材Faの次には食材Fbが冷却終了となるため、図3に示すように、検出温度Tdbは時間tbにおいて設定温度Tsに達する。よって、コントローラ4は、食材Faの場合と同様に、時間tbで冷却開始からの経過時間(冷却時間)を記録するとともに、報知部9に指令信号を付与して当該報知部9を作動させる(ステップS5,S1,S2,S3,S4)。また、最後の食材Fcも、図3に示すように、検出温度Tdcは時間tcにおいて設定温度Tsに達する。よって、コントローラ4は、食材Faの場合と同様に、時間tcで冷却開始からの経過時間(冷却時間)を記録するとともに、報知部9に指令信号を付与して当該報知部9を作動させる(ステップS5,S1,S2,S3,S4)。この場合、各食材Fa…が保存されている場合もあり得るが、芯温センサ2a…が抜き取られたことは自動で検出されるため、この時点で、さらに、次の食材Fb…が保存モードにあれば、報知部9によりチャイムを鳴らし続けたり、或いはアラームランプを点灯し続けるなどの処理を行えばよい。
【0024】
そして、最後の芯温センサ2cにより検出される検出温度Tdcが設定温度Tsに達したなら、冷却温度Tcsを予め設定した保存温度Tpに変更、即ち、シフトアップする(ステップS5,S6)。また、庫内ファン3u,3dを減速させる処理を行う(ステップS7)。この場合、周波数制御を行うインバータ8により庫内ファン3u,3dの風速を0.1〜0.2〔m/s〕程度に極力抑える。これにより、冷却庫1から取り出されない食材Fa…が存在しても、以後は正規の保存モードとなり、食材Fa…の乾燥が防止される。
【0025】
よって、このような本実施例に係る冷却庫1のセンサ状態検出方法によれば、ハードウェアの追加構成が不要となり、ソフトウェアの変更のみで実施可能となるため、検出系全体のコストダウンが図られるとともに、検出系の故障や誤作動が回避されることにより、検出の確実性及び信頼性が高められる。また、複数の芯温センサ2a…を用いた実施例の食材冷却方法によれば、複数種類の食材Fa,Fb,Fcのそれぞれに対応して、冷却の終了した旨が報知されるため、同時に冷却を行う各種食材Fa,Fb,Fcの全てに対して過冷却及び冷却不足を生ずることなく最適な冷却を行うことができ、食材品質の確実な劣化防止が図られる。また、最後の芯温センサ2cにより検出される検出温度Tdcが設定温度Tsに達したことにより保存モードに移行するため、冷却終了の最も遅い食材Fcに対しても的確な冷却を行うことができるとともに、冷却時間全体の短縮化が実現されるため、冷却庫1の効率的な使用が可能になる。
【0026】
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細部の構成、手法、数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。例えば、設定温度Tsと保存温度Tpは同値であってもよいし異値であってもよい。また、芯温センサ2a…は三つの場合を例示したが、単一又は任意の数量で実施できる。
【0027】
【発明の効果】
このように、本発明に係る冷却庫のセンサ状態検出方法は、基本的に、食材の冷却が終了したなら、芯温センサにより検出される検出温度と庫内温度センサにより検出される庫内温度の偏差を求め、当該偏差が予め設定した設定値以下になったなら、芯温センサが食材から抜き取られたものとして検出するようにしたため、ソフトウェアの変更のみで実施可能となり、ハードウェアの追加構成が不要になることに基づく検出系全体のコストダウンを図れるとともに、検出系の故障や誤作動を防止して検出の確実性及び信頼性を高めることができるという顕著な効果を奏する。
【0028】
また、芯温センサにより検出される検出温度の変化率を求めるとともに、検出温度と庫内温度センサにより検出される庫内温度の偏差を求め、変化率が予め設定した設定値以上になり、かつ偏差が予め設定した設定値以下になったなら、芯温センサが食材から抜き取られたものとして検出するようにすれば、上記効果に加え、更なる検出の確実性及び信頼性を高めることができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るセンサ状態検出方法の処理手順を順を追って示すフローチャート、
【図2】同センサ状態検出方法を実施できる冷却庫の食材冷却方法の処理手順を順を追って示すフローチャート、
【図3】同食材冷却方法による各部の温度及び処理のタイミングチャート、
【図4】同センサ状態検出方法の検出原理を説明するための各部の温度特性図、
【図5】同センサ状態検出方法を実施できる冷却庫の電気系ブロック系統図、
【図6】同センサ状態検出方法を実施できる冷却庫の内部構造図、
【符号の説明】
1 冷却庫
2a… 芯温センサ
6 庫内温度センサ
Fa… 食材
Tda… 検出温度
Tm 庫内温度
Claims (2)
- 食材の冷却が終了した後、当該食材に差し込んだ芯温センサが抜き取られたことを検出する冷却庫のセンサ状態検出方法において、食材の冷却が終了したなら、前記芯温センサにより検出される検出温度と庫内温度センサにより検出される庫内温度の偏差を求め、当該偏差が予め設定した設定値以下になったなら、前記芯温センサが食材から抜き取られたものとして検出することを特徴とする冷却庫のセンサ状態検出方法。
- 食材の冷却が終了した後、当該食材に差し込んだ芯温センサが抜き取られたことを検出する冷却庫のセンサ状態検出方法において、食材の冷却が終了したなら、前記芯温センサにより検出される検出温度の変化率を求めるとともに、当該検出温度と庫内温度センサにより検出される庫内温度の偏差を求め、前記変化率が予め設定した設定値以上になり、かつ前記偏差が予め設定した設定値以下になったなら、前記芯温センサが食材から抜き取られたものとして検出することを特徴とする冷却庫のセンサ状態検出方法。
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Cited By (1)
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1999
- 1999-02-26 JP JP05081499A patent/JP4097832B2/ja not_active Expired - Lifetime
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