[go: up one dir, main page]

JP2000249448A - 冷却庫のセンサ状態検出方法 - Google Patents

冷却庫のセンサ状態検出方法

Info

Publication number
JP2000249448A
JP2000249448A JP11050814A JP5081499A JP2000249448A JP 2000249448 A JP2000249448 A JP 2000249448A JP 11050814 A JP11050814 A JP 11050814A JP 5081499 A JP5081499 A JP 5081499A JP 2000249448 A JP2000249448 A JP 2000249448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
detected
temperature sensor
cooling
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11050814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4097832B2 (ja
Inventor
Kazue Kozu
和重 神津
Masaaki Ota
正明 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP05081499A priority Critical patent/JP4097832B2/ja
Publication of JP2000249448A publication Critical patent/JP2000249448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4097832B2 publication Critical patent/JP4097832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/16Sensors measuring the temperature of products

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハードウェアの追加構成を不要にして検出系全
体のコストダウンを図るとともに、検出系の故障や誤作
動を防止して検出の確実性及び信頼性を高める。 【解決手段】食材Fa…の冷却が終了したなら、芯温セ
ンサ2a…により検出される検出温度Tda…と庫内温
度センサ6により検出される庫内温度Tmの偏差yを求
め、当該偏差yが予め設定した設定値以下になったな
ら、芯温センサ2a…が食材Fa…から抜き取られたも
のとして検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食材に差し込んだ
芯温センサが抜き取られたことを検出する際に用いて好
適な冷却庫のセンサ状態検出方法に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】一般に、調理過程で必要な食材の
冷却工程では、雑菌の繁殖を抑え、鮮度,味,栄養価等
を保持する必要があることから、加熱処理された高温
(60〜80℃)の食材を急速冷却する。このような高
温の食材を冷却する際に好適な冷却庫は、既に、本出願
人が特開平5−10643号公報により提案しており、
この冷却庫によれば、温度センサにより食材の表面温度
と内部温度(芯温)を検出し、表面温度が食材の氷結温
度直前の温度に設定した第一の設定温度に達するまで
は、第一の設定温度よりも低い温度の冷風により急速冷
却するとともに、表面温度が第一の設定温度に達した後
は、表面温度を第一の設定温度に維持するように制御す
る。この場合、温度センサは、食材に差し込むことによ
り食材の表面温度と内部温度を同時に検出し、食材の冷
却又は保存が終了すれば、食材から抜き取られるととも
に、食材は冷却庫から取り出される。
【0003】ところで、食材から温度センサが抜き取ら
れ、かつ食材が冷却庫から取り出されたことにより、冷
却が終了したことを報知するチャイム(ブザー)やアラ
ームランプの作動を自動でオフにする冷却終了処理を行
う場合、食材から温度センサが抜き取られたことを自動
で検出する必要がある。
【0004】従来、温度センサが抜き取られたことを自
動で検出する方法としては、温度センサを食材に差し込
んだことによりオンするスイッチ接点を用いたもの或い
は温度センサを食材に差し込んだことにより変化する電
気的抵抗を検出するものが知られているが、いずれもハ
ードウェアの追加構成が必要になるなど、検出系全体の
コストアップを招くとともに、検出系の故障や誤作動を
生じやすいなど、検出の確実性及び信頼性に劣る問題が
あった。
【0005】本発明は、このような従来技術に存在する
課題を解決したものであり、ハードウェアの追加構成を
不要にして検出系全体のコストダウンを図れるととも
に、検出系の故障や誤作動を防止して検出の確実性及び
信頼性を高めることができる冷却庫のセンサ状態検出方
法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係る冷却庫のセンサ状態検出方法は、食材Fa…の冷却
が終了した後、当該食材Fa…に差し込んだ芯温センサ
2a…が抜き取られたことを検出するに際し、食材Fa
…の冷却が終了したなら、芯温センサ2a…により検出
される検出温度Tda…と庫内温度センサ6により検出
される庫内温度Tmの偏差yを求め、当該偏差yが予め
設定した設定値以下になったなら、芯温センサ2a…が
食材Fa…から抜き取られたものとして検出することを
特徴とする。
【0007】また、本発明に係る他の態様に係るセンサ
状態検出方法は、食材Fa…の冷却が終了したなら、芯
温センサ2a…により検出される検出温度Tda…の変
化率xを求めるとともに、当該検出温度Tda…と庫内
温度センサ6により検出される庫内温度Tmの偏差yを
求め、変化率xが予め設定した設定値以上になり、かつ
偏差yが予め設定した設定値以下になったなら、芯温セ
ンサ2a…が食材Fa…から抜き取られたものとして検
出することを特徴とする。
【0008】これにより、食材Fa…の冷却が終了すれ
ば、作業者は、冷却庫1の開閉ドアを開けた状態で食材
Fa…から芯温センサ2a…を抜き取るため、芯温セン
サ2a…により検出される検出温度Tda…は、急速に
上昇するとともに、食材Fa…を取り出した後、開閉ド
アを閉じれば、急速に下降し、以後は庫内温度Tmを検
出することになる。したがって、この温度変化、即ち、
検出温度Tda…の変化率xを求めれば、芯温センサ2
a…が抜き取られたことを検出できる。また、抜き取ら
れた芯温センサ2a…は庫内に放置されるため、芯温セ
ンサ2a…により検出される検出温度Tdaと庫内温度
センサ6により検出される庫内温度Tmの差は理論上零
となる。したがって、検出温度Tda…と庫内温度Tm
の偏差y求めれば、芯温センサ2a…が抜き取られたこ
とを検出できる。
【0009】本発明は以上の原理に基づいて芯温センサ
2a…が食材Fa…から抜き取られたことを検出するも
のであり、基本的には、上述した偏差yが設定値以下に
なったことにより、芯温センサ2a…が抜き取られたも
のとして検出するとともに、上述した変化率xが設定値
以上になり、かつ当該偏差yが設定値以下になったこと
により、芯温センサ2aが抜き取られたものとして検出
する。この場合にはより確実性及び信頼性の高い検出が
行われる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0011】まず、本実施例に係るセンサ状態検出方法
を実施できる冷却庫1の構成について、図5及び図6を
参照して説明する。
【0012】冷却庫1は、断熱ケース20の前面部に開
閉ドア21を備えるとともに、内部の前部には冷却室2
2を有する。また、冷却室22には複数段のトレー23
…を備え、冷却する食材Fa,Fb,Fcはトレー23
…に載置される。この場合、実施例の食材Fa…は、食
材Fa,Fb,Fcの順に冷却終了が遅いものとし、一
例を挙げれば、食材Faに“唐揚”を、食材Fbに“コ
ロッケ”を、食材Fcに“トンカツ”を適用できる。一
方、断熱ケース20の後部には冷凍機24及び上下一対
の庫内ファン3u、3dを備えるとともに、断熱ケース
20の上部にはコンピュータ機能を有するコントローラ
4を備え、冷凍機24及び庫内ファン3u、3dは、コ
ントローラ4により駆動制御される。
【0013】さらに、コントローラ4の入力側には、図
5に示すように、コード5a,5b,5cを介して芯温
センサ2a,2b,2cを接続するとともに、庫内温度
を検出する庫内温度センサ6を接続する。この場合、各
芯温センサ2a,2b,2cは、冷却室22に配し、こ
の冷却室22に収容した食材Fa,Fb,Fcに差し込
むことにより、当該食材Fa,Fb,Fcの芯温(検出
温度)Tda,Tdb,Tdcを検出する。さらに、コ
ントローラ4の入力側には、設定部を含む操作部7を接
続する。一方、コントローラ4の出力側には、インバー
タ8を介して前記庫内ファン3u、3dを接続するとと
もに、チャイム(ブザー),音声,アラームランプ等を
利用できる報知部9を接続する。
【0014】次に、本実施例に係るセンサ状態検出方法
を含む冷却庫1の使用方法について、各図を参照しつつ
図2(図1)に示すフローチャートに従って説明する。
【0015】まず、冷却庫1では、予め、最後の芯温セ
ンサ2cにより検出される検出温度Tdcが設定温度T
sに達した以降における保存温度Tp,加熱処理された
食材Fa,Fb,Fcを冷却室22に収容し、急冷時間
twが経過した後の冷却温度Tcs,冷却モードを終了
させる設定温度Tsをそれぞれ設定する。この場合、実
施例は保存温度Tpを18〔℃〕,冷却温度Tcsを1
5〔℃〕,設定温度Tsを18〔℃〕に設定した場合を
例示する。
【0016】今、冷却庫1の冷却室22に加熱処理され
た食材Fa,Fb,Fcを収容した場合を想定する。こ
の場合、食材Fa…の温度は60〜80℃程度の高温状
態にある。各食材Fa…は各トレー23…にそれぞれ載
置し、食材Faには芯温センサ2aを、食材Fbには芯
温センサ2bを、食材Fcには芯温センサ2cをそれぞ
れ差し込む(図6参照)。そして、急冷処理モードによ
り、冷凍機24をフルパワーで運転するとともに、庫内
ファン3u、3dを作動させ、例えば、−20℃前後で
風速5〜7m/s程度の冷風を冷却室22に送り、急速
冷却により食材Fa…を一気に冷却する(ステップS
1)。このときの冷却温度Tcfは、図3に示すように
なる。また、庫内ファン3u、3dは一方を正転、他方
を逆転、或いは一方を作動、他方を停止させ、送風方向
を所定周期で反転させる。なお、図6において、送風方
向の正方向を矢印H1、逆方向を矢印H2で示す。
【0017】この急冷処理モードによる急冷時間tw
は、本出願人が既に提案した特許第2668320号公
報で開示される方法により設定される。即ち、予め、急
冷期間における設定した異なる庫内温度間の降温時間
を、異なる条件により複数検出し、かつ各降温時間に対
応する最適な急冷時間を求めるとともに、降温時間と急
冷時間の変換特性を求めて記憶する。そして、当該急冷
処理モードにより急冷する際に、異なる庫内温度間の降
温時間を検出し、この降温時間と変換特性から対応する
急冷時間twを求め、この急冷時間twだけ急冷を行
う。一方、急冷時間twが経過したなら、庫内温度Tm
が予め設定した冷却温度Tcsとなるようにディファレ
ンシャル制御を行う。
【0018】また、コントローラ4は、庫内温度センサ
6により検出される庫内温度Tmと芯温センサ2a,2
b,2cにより検出される検出温度Tda,Tdb,T
dcを監視する。食材Fa,Fb,Fcは時間の経過に
従って急速冷却されるため、検出温度Tda,Tdb,
Tdcは速やかに下降する。実施例では、食材Faが最
も冷却終了が早いため、図3に示すように、検出温度T
daが最初に時間taにおいて設定温度Tsに達する。
検出温度Tdaが設定温度Tsに達することにより、コ
ントローラ4は時間taにおける冷却開始からの経過時
間(冷却時間)を記録する(ステップS2,S3)。ま
た、報知部9に指令信号を付与して当該報知部9を作動
させる(ステップS4)。この場合、チャイム(ブザ
ー)を一定時間鳴らしたり、音声により報知を行うこと
ができる。この際、作業者がチャイムを聞き逃すことも
有り得るため、食材Faが冷却庫1から取り出されるま
では一定時間おきにチャイムを鳴らしたり、或いは同時
にアラームランプを点灯させることもできる。なお、ア
ラームランプは、一つを共通に使用してもよいし、各芯
温センサ2a…に対応させて複数設けてもよい。報知部
9が作動したなら、作業者は開閉ドア21を開け、芯温
センサ2aを食材Faから抜き取った後、食材Faを冷
却庫1から取り出すとともに、取り出した食材Faは、
速やかにパッキング(真空パック詰め)する。
【0019】一方、コントローラ4は、食材Faから芯
温センサ2aが抜き取られたことを自動で検出し、食材
Faの冷却が終了したことに伴う冷却終了処理を行う。
冷却終了処理は、例えば、報知部9におけるチャイムの
停止やアラームランプの消灯などである。芯温センサ2
aが食材Faから抜き取られたことの検出は、本実施例
に係るセンサ状態検出方法により行う。この場合、検出
温度Tdaと庫内温度Tmを監視することにより容易に
行うことができ、以下、具体的処理手順について、図1
に示すフローチャート及び図4を参照して説明する。
【0020】今、作業者が食材Faを冷却庫1から取り
出すために、開閉ドア21を開けた場合を想定する(ス
テップS11)。作業者は開閉ドア21を開けた状態に
おいて、食材Faから芯温センサ2aを抜き取るため、
芯温センサ2aにより検出される検出温度Tdaは、図
4に符号Tdapで示すように急速に上昇するととも
に、食材Faを取り出した後、開閉ドア21を閉じれ
ば、急速に下降し、以後は庫内温度Tm(冷却温度Tc
s)を検出する。したがって、この温度変化を検出すれ
ば、開閉ドア21を開けて芯温センサ2aを抜き取った
ことを検出できるため、コントローラ4は、検出温度T
daと庫内温度Tmを監視し、検出温度Tdaが設定温
度Tsに達したなら、検出温度Tdaの変化率xを演算
により求める(ステップS12)。即ち、検出温度Td
aを一定周期でサンプリングし、サンプリングした前後
の検出値の比率から変化率xを算出する。そして、変化
率xが設定値以上になったなら、コントローラ4は、芯
温センサ2aを抜き取ったものと仮判定する(ステップ
S13)。
【0021】次いで、検出温度Tdaと庫内温度Tmの
偏差を求める(ステップS14)。芯温センサ2aは食
材Faから抜き取られた状態で、冷却室22内に放置さ
れるため、芯温センサ2aは庫内温度Tmを検出するこ
とになり、検出温度Tdaと庫内温度Tmの差は理論上
零となる。したがって、検出温度Tdaと庫内温度Tm
の偏差y求め、その偏差yが設定値以下になったなら、
芯温センサ2aを抜き取ったものと判定する(ステップ
S15)。
【0022】よって、変化率xが設定値以上になり、か
つ偏差yが設定値以下になったことの双方の結果が得ら
れたなら、最終的に芯温センサ2aが抜き取られたもの
として判定(検出)し、食材Faの冷却が終了したこと
に伴う冷却終了処理、即ち、前述した報知部9における
チャイムの停止やアラームランプの消灯などの処理を行
う(ステップS16)。なお、このような判定(検出)
は、基本的に、偏差yが設定値以下になることのみに基
づいて行ってもよいし、簡易的には、変化率xが設定値
以上になることのみに基づいて行ってもよい。即ち、偏
差yと変化率xのいずれか一方を監視するのみでも芯温
センサ2aが抜き取られたことを検出できるが、変化率
xと偏差yの双方を組み合わせることによって、より確
実性及び信頼性の高い検出を行うことができる。
【0023】他方、残りの食材Fb,Fcに対しても同
様の処理が行われる。即ち、食材Faの次には食材Fb
が冷却終了となるため、図3に示すように、検出温度T
dbは時間tbにおいて設定温度Tsに達する。よっ
て、コントローラ4は、食材Faの場合と同様に、時間
tbで冷却開始からの経過時間(冷却時間)を記録する
とともに、報知部9に指令信号を付与して当該報知部9
を作動させる(ステップS5,S1,S2,S3,S
4)。また、最後の食材Fcも、図3に示すように、検
出温度Tdcは時間tcにおいて設定温度Tsに達す
る。よって、コントローラ4は、食材Faの場合と同様
に、時間tcで冷却開始からの経過時間(冷却時間)を
記録するとともに、報知部9に指令信号を付与して当該
報知部9を作動させる(ステップS5,S1,S2,S
3,S4)。この場合、各食材Fa…が保存されている
場合もあり得るが、芯温センサ2a…が抜き取られたこ
とは自動で検出されるため、この時点で、さらに、次の
食材Fb…が保存モードにあれば、報知部9によりチャ
イムを鳴らし続けたり、或いはアラームランプを点灯し
続けるなどの処理を行えばよい。
【0024】そして、最後の芯温センサ2cにより検出
される検出温度Tdcが設定温度Tsに達したなら、冷
却温度Tcsを予め設定した保存温度Tpに変更、即
ち、シフトアップする(ステップS5,S6)。また、
庫内ファン3u,3dを減速させる処理を行う(ステッ
プS7)。この場合、周波数制御を行うインバータ8に
より庫内ファン3u,3dの風速を0.1〜0.2〔m
/s〕程度に極力抑える。これにより、冷却庫1から取
り出されない食材Fa…が存在しても、以後は正規の保
存モードとなり、食材Fa…の乾燥が防止される。
【0025】よって、このような本実施例に係る冷却庫
1のセンサ状態検出方法によれば、ハードウェアの追加
構成が不要となり、ソフトウェアの変更のみで実施可能
となるため、検出系全体のコストダウンが図られるとと
もに、検出系の故障や誤作動が回避されることにより、
検出の確実性及び信頼性が高められる。また、複数の芯
温センサ2a…を用いた実施例の食材冷却方法によれ
ば、複数種類の食材Fa,Fb,Fcのそれぞれに対応
して、冷却の終了した旨が報知されるため、同時に冷却
を行う各種食材Fa,Fb,Fcの全てに対して過冷却
及び冷却不足を生ずることなく最適な冷却を行うことが
でき、食材品質の確実な劣化防止が図られる。また、最
後の芯温センサ2cにより検出される検出温度Tdcが
設定温度Tsに達したことにより保存モードに移行する
ため、冷却終了の最も遅い食材Fcに対しても的確な冷
却を行うことができるとともに、冷却時間全体の短縮化
が実現されるため、冷却庫1の効率的な使用が可能にな
る。
【0026】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、手法、数値等において、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができ
る。例えば、設定温度Tsと保存温度Tpは同値であっ
てもよいし異値であってもよい。また、芯温センサ2a
…は三つの場合を例示したが、単一又は任意の数量で実
施できる。
【0027】
【発明の効果】このように、本発明に係る冷却庫のセン
サ状態検出方法は、基本的に、食材の冷却が終了したな
ら、芯温センサにより検出される検出温度と庫内温度セ
ンサにより検出される庫内温度の偏差を求め、当該偏差
が予め設定した設定値以下になったなら、芯温センサが
食材から抜き取られたものとして検出するようにしたた
め、ソフトウェアの変更のみで実施可能となり、ハード
ウェアの追加構成が不要になることに基づく検出系全体
のコストダウンを図れるとともに、検出系の故障や誤作
動を防止して検出の確実性及び信頼性を高めることがで
きるという顕著な効果を奏する。
【0028】また、芯温センサにより検出される検出温
度の変化率を求めるとともに、検出温度と庫内温度セン
サにより検出される庫内温度の偏差を求め、変化率が予
め設定した設定値以上になり、かつ偏差が予め設定した
設定値以下になったなら、芯温センサが食材から抜き取
られたものとして検出するようにすれば、上記効果に加
え、更なる検出の確実性及び信頼性を高めることができ
るという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るセンサ状態検出方
法の処理手順を順を追って示すフローチャート、
【図2】同センサ状態検出方法を実施できる冷却庫の食
材冷却方法の処理手順を順を追って示すフローチャー
ト、
【図3】同食材冷却方法による各部の温度及び処理のタ
イミングチャート、
【図4】同センサ状態検出方法の検出原理を説明するた
めの各部の温度特性図、
【図5】同センサ状態検出方法を実施できる冷却庫の電
気系ブロック系統図、
【図6】同センサ状態検出方法を実施できる冷却庫の内
部構造図、
【符号の説明】
1 冷却庫 2a… 芯温センサ 6 庫内温度センサ Fa… 食材 Tda… 検出温度 Tm 庫内温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 BA04 BA06 CA02 DA01 EA01 HA01 MA01 MA02 MA12 NA16 PA01 PA02 PA03 PA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食材の冷却が終了した後、当該食材に差
    し込んだ芯温センサが抜き取られたことを検出する冷却
    庫のセンサ状態検出方法において、食材の冷却が終了し
    たなら、前記芯温センサにより検出される検出温度と庫
    内温度センサにより検出される庫内温度の偏差を求め、
    当該偏差が予め設定した設定値以下になったなら、前記
    芯温センサが食材から抜き取られたものとして検出する
    ことを特徴とする冷却庫のセンサ状態検出方法。
  2. 【請求項2】 食材の冷却が終了した後、当該食材に差
    し込んだ芯温センサが抜き取られたことを検出する冷却
    庫のセンサ状態検出方法において、食材の冷却が終了し
    たなら、前記芯温センサにより検出される検出温度の変
    化率を求めるとともに、当該検出温度と庫内温度センサ
    により検出される庫内温度の偏差を求め、前記変化率が
    予め設定した設定値以上になり、かつ前記偏差が予め設
    定した設定値以下になったなら、前記芯温センサが食材
    から抜き取られたものとして検出することを特徴とする
    冷却庫のセンサ状態検出方法。
JP05081499A 1999-02-26 1999-02-26 冷却庫のセンサ状態検出方法 Expired - Lifetime JP4097832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05081499A JP4097832B2 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 冷却庫のセンサ状態検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05081499A JP4097832B2 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 冷却庫のセンサ状態検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000249448A true JP2000249448A (ja) 2000-09-14
JP4097832B2 JP4097832B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=12869246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05081499A Expired - Lifetime JP4097832B2 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 冷却庫のセンサ状態検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4097832B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174477A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Fukushima Industries Corp 厨房での食材管理方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009060338A1 (de) 2009-12-23 2011-06-30 Polytec Automotive GmbH & Co. KG, 82538 Verkleidungsteile von Kraftfahrzeugen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002174477A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Fukushima Industries Corp 厨房での食材管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4097832B2 (ja) 2008-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE40599E1 (en) Low temperature storage cabinet
CA2409732A1 (en) Reduced energy refrigerator defrost method and apparatus
WO2018205386A1 (zh) 肉类微冻保鲜控制方法、控制器及冰箱
US4697429A (en) Rapid chill refrigerator control
JP3303163B2 (ja) 冷却庫の食材冷却方法
JP2000249448A (ja) 冷却庫のセンサ状態検出方法
JP2001355952A (ja) 冷却庫
JPH0510643A (ja) 冷却庫の食材冷却方法
JP4323059B2 (ja) 食材の冷却加工装置
JP2000234832A (ja) 急速冷却機の警報装置
JP4086381B2 (ja) 冷却庫の食材冷却方法
JPH06147716A (ja) 電気冷蔵庫の制御装置
EP3726167A1 (en) Control process for controlling the icing of the evaporator in a blast chiller
JP4303868B2 (ja) 食材の冷却加工装置
WO2020130967A1 (en) A cooling device comprising a variable speed compressor
JP6319688B2 (ja) 急速冷却庫
EP4137763A1 (en) Refrigerator and method therefor
JP2000121223A (ja) 冷却庫の食材冷却方法
JP2002054872A (ja) 異常温度警報装置
JP2001317848A (ja) 食材の冷却加工装置
JP2006329551A (ja) 冷蔵庫の霜取り制御装置
JP2001309772A (ja) 食材の冷却加工装置
US9717268B2 (en) Method of producing cellulose encased sausages
JP4557415B2 (ja) 厨房での食材管理方法
JP2000249443A (ja) 冷却庫の温度制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120321

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130321

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140321

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term