JP3991687B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調ケースへの流入空気が、冷却用熱交換器のコア面と略平行に流入するようになっている車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平9−309320号公報にて、エバポレータを内蔵する空調ケースの空気流入口から、エバポレータのコア面と略平行に空気が流入するようになっている車両用空調装置が記載されている。
【0003】
そして、一般的にこの種の空調装置の空気流入口は、図9(a)に示すようにコア面12aの下端から上端側に向かって長手状に延びる形状である。そして、空気流入口11iの長手方向における下端から上端までの縦寸法H1は、コア面12aの下端から上端までの縦寸法H2より小さく設定されており、空気流入口11iにて空気通路が縦方向に急拡大するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、本発明者らによる空気流れ解析および試験等により、図9(a)に示す従来の空調装置において、空気流入口11iから流入してコア面12aに到達するまでの空気の流れが、図10の矢印A、B、Cに示すような流れになっていることが分かった。
【0005】
すなわち、図10の矢印Aに示すように、空気流入口11iから流入した空気は空調ケース11のうちコア面12aに対して垂直に拡がる垂直壁面11dに衝突する。そして、矢印Bに示すように、矢印Aに示す空気の一部がコア面12aのうち空気流入口11iの縦寸法H1を超える拡大部分12cに向かって上方へ巻上がり、コア面12aの縦方向全体に拡がる。
【0006】
そして、上方へ巻上がった空気の一部は、空調ケース11のうち上側の壁面11cに衝突して、コア面12aと略平行に空気流入口11i側に旋回する。そして、矢印Cに示すように、前記旋回した空気の多くはさらにコア面12aに対して平行に循環してしまう。
【0007】
従って、コア面12aのうち、前記旋回した空気の空気流れ下流部近傍における風速が低くなってしまい、ひいては、コア面12aを通過する空気の風速分布が不均一になってしまうということが分かった。
【0008】
また、図10ではエバポレータ12が略鉛直に配置された空調装置を示しているが、略水平に配置された空調装置においても、同様の理由により、コア面12aを通過する空気の風速分布が不均一になってしまうということが分かった。
【0009】
なお、上記公報には、空調ケース11のうちコア面12aと対向する対向壁面11bを矢印Aに示す流入方向に階段形状に形成して、コア面12aを通過する空気の風速分布のうち矢印Aの方向の分布を均一化させることが記載されているが、これは図10の矢印Cに示す旋回流れを改善するものではない。
【0010】
また、図9(b)に示すように、空気流入口11iの縦寸法H1をコア面12aの縦寸法H2とほぼ同じ大きさに設定することにより、上記旋回を抑制して前記風速分布を均一にすることが考えられる。しかしながら、このような図9(b)に示す空調装置では、空気流入口11iの縦寸法H1が送風機2bの吹出口の縦寸法H6より大きくなることに起因して、送風時に生じる騒音が増大してしまう。
【0011】
本発明は、上記点に鑑み、空調ケースへの流入空気が冷却用熱交換器のコア面と略平行に流入するようになっている車両用空調装置において、送風時に生じる騒音の増大を招くことなく、コア面を通過する空気の風速分布の均一化を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、空気通路(14)を形成する空調ケース(11)と、空気通路(14)に配置されて空気を冷却する冷却用熱交換器(12)とを備え、空調ケース(11)のうち冷却用熱交換器(12)の空気流れ上流側に位置するケース上流部(11F)には、冷却用熱交換器(12)のコア面(12a)と略平行に空気が流入される空気流入口(11i)が形成されており、空気流入口(11i)の寸法のうちコア面(12a)と略平行方向における縦寸法(H1)は、コア面(12a)の縦寸法(H2)より小さく設定されており、空気流入口(11i)から流入した空気の一部が、コア面(12a)のうち空気流入口(11i)の縦寸法(H1)を超える拡大部分(12c)に向かって曲げられて、コア面(12a)の縦方向全体に拡がるようになっている車両用空調装置において、ケース上流部(11F)のうちコア面(12a)の拡大部分(12c)と対向する部分に、空気通路(14)に向けて突出し、かつ、拡大部分(12c)との間に所定の隙間(14a)を有する空気流れ変更部(110)を備え、空気流れ変更部(110)は、直方体形状に形成され、拡大部分(12c)に向かって曲げられた空気のうちコア面(12a)と略平行に旋回しようとする空気が、空気流れ変更部(110)に衝突して所定の隙間(14a)を通じてコア面(12a)に向かって流れるように、空気流れ変更部(110)を配置したことを特徴とする。
【0013】
これにより、図5の矢印A、Bに例示するようにコア面(12a)の拡大部分(12c)に向かって曲げられた空気のうちコア面(12a)と略平行に旋回しようとする空気を、空気流れ変更部(110)により強制的にコア面(12a)に向かわせることができる。よって、コア面(12a)のうち、前記旋回した空気の空気流れ下流部近傍における風速を高めることができ、ひいては、コア面(12a)を通過する空気の風速分布の均一化を図ることができる。
【0014】
また、本発明では、空気流入口(11i)の縦寸法(H1)をコア面(12a)の縦寸法(H2)より小さく設定したままで、空気流れ変更部(110)を形成することにより上記風速分布の均一化を図ることができるものであるため、送風時に生じる騒音の増大を招くことなく上記風速分布の均一化を図ることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、空気通路(14)を形成する空調ケース(11)と、空気通路(14)に配置されて空気を冷却する冷却用熱交換器(12)とを備え、空調ケース(11)のうち冷却用熱交換器(12)の空気流れ上流側に位置するケース上流部(11F)には、冷却用熱交換器(12)のコア面(12a)と略平行に空気が流入される空気流入口(11i)が形成されており、空気流入口(11i)の寸法のうちコア面(12a)と略平行方向における縦寸法(H1)は、コア面(12a)の縦寸法(H2)より小さく設定されており、空気流入口(11i)から流入した空気の一部が、コア面(12a)のうち空気流入口(11i)の縦寸法(H1)を超える拡大部分(12c)に向かって曲げられて、コア面(12a)の縦方向全体に拡がるようになっている車両用空調装置において、ケース上流部(11F)のうちコア面(12a)の拡大部分(12c)と対向する部分に、空気通路(14)に向けて突出し、かつ、拡大部分(12c)との間に所定の隙間(14a)を有する空気流れ変更部(110)を備え、空気流れ変更部(110)は、縦方向の突出量が空気流入口(11i)と反対側から空気流入口(11i)側に向かって階段状に大きくなる形状に形成され、拡大部分(12c)に向かって曲げられた空気のうちコア面(12a)と略平行に旋回しようとする空気が、空気流れ変更部(110)に衝突して所定の隙間(14a)を通じてコア面(12a)に向かって流れるように、空気流れ変更部(110)を配置したことを特徴とする。これにより、請求項1に記載の発明と同様の効果を発揮することができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明では、空気流入口(11i)の縦寸法(H1)とコア面(12a)の縦寸法(H2)との差をH4とすると、空気流れ変更部(110)の寸法のうち縦方向における最大長さ(H3)は、0.25×H4≦H3≦H4となるように設定されていることを特徴とする。このような設定は、上記風速分布の均一化を図る上で好ましい。
【0017】
ここで、空気流入口(11i)から流入する空気の主流は、空気流入口(11i)から流入した直後に縦方向に少なからず拡大して拡がる。従って、ここで、上記最大長さ(H3)をH4と略同一の長さに設定すると、空気流れ変更部(110)が前記主流の拡大の妨げとなってしまう。そこで、上記最大長さ(H3)を前記主流の拡大の妨げとならないように設定することが好ましい。
【0018】
また、請求項4に記載の発明では、空気流入口11iの寸法のうちコア面(12a)に対して略垂直な方向における寸法をL1とすると、空気流れ変更部(110)の寸法のうちコア面(12a)に対して略垂直な方向における最大長さ(H3)は、0.25×L1≦L3≦0.80×L1となるように設定されていることを特徴とする。このような設定は、上記風速分布の均一化を図る上で好ましい。
【0019】
また、請求項5に記載の発明では、コア面12aの寸法のうち空気流入口(11i)に対して略垂直な方向における寸法をW2とすると、空気流れ変更部(110)の寸法のうち空気流入口(11i)に対して略垂直な方向における最大長さ(W3)は、0.05×W2≦W3≦0.45×W2となるように設定されていることを特徴とする。このような設定は、上記風速分布の均一化を図る上で好ましい。
【0020】
また、請求項6に記載の発明では、空気流れ変更部(110)は、ケース上流部(11F)の外壁を陥没させて形成されていることを特徴としている。
【0021】
これにより、この外壁の陥没部分を有効利用でき、好適である。例えば、請求項7に記載の発明のように、外壁の陥没部分に、送風機(2b)と空調ケース(11)とを連結する連結部材(50)を配置するようにすれば、陥没させない場合のケース上流部(11F)の外壁に連結部材(50)を配置する場合に比べて、空調装置全体の小型化を図ることができる。
【0022】
また、請求項8に記載の発明のように、外壁の陥没部分に、熱交換媒体を流通させる配管(13a)を保持するブラケット(50)を配置するようにすれば、陥没させない場合のケース上流部(11F)の外壁にブラケット(50)を配置する場合に比べて、空調装置全体の小型化を図ることができる。
【0023】
また、請求項9および12に記載の発明のように、ケース上流部(11F)のうち空気流入口(11i)が形成された流入側側壁面(11a)が、空気流入口(11i)における空気流れ方向に対して略垂直に拡がる壁面である場合には、空気流入口(11i)にて空気通路が急拡大する度合が大きいため、コア面(12a)のうち、Uターン状に旋回した空気の空気流れ下流部近傍における風速が低くなってしまう度合が大きく、ひいては、コア面(12a)を通過する空気の風速分布が特に不均一になり易い。従って、このような場合に請求項1ないし8または11のいずれか1つに記載の車両用空調装置を用いて好適である。
【0024】
また、請求項10および13に記載の発明では、ケース上流部(11F)のうちコア面(12a)と対向する対向壁面(11b)を、コア面(12a)への突出量が空気流入口(11i)側から空気流入口(11i)と反対側に向かって階段状に大きくなる形状に形成することを特徴とする。
【0025】
これにより、コア面(12a)のうち空気流入口(11i)からの空気の流入方向において、空気流入口(11i)から遠離る部分の風速が空気流入口(11i)近傍の風速に比べて著しく速くなってしまうことを抑制でき、空気流入口(11i)からの空気の流入方向におけるコア面(12a)での風速分布を均一にすることができる。
【0026】
また、請求項11に記載の発明では、ケース上流部(11F)は、空気流入口(11i)が形成された流入側側壁面(11a)と、コア面(12a)と対向する対向壁面(11b)と、拡大部分(12c)側にて流入側側壁面(11a)および対向壁面(11b)に対して略垂直に拡がる拡大部分側壁面(11c)とを有し、空気流れ変更部(110)を、流入側側壁面(11a)、対向壁面(11b)および拡大部分側側壁面(11c)が交差するケース上流部(11F)の角部に相当する部分に形成したことを特徴とする。
【0027】
このように、空気流れ変更部(110)を形成することは、上記風速分布の均一化を図る上で好ましい。
【0028】
また、請求項14に記載の発明のように、冷却用熱交換器(12)は略鉛直に配置され、空気流入口(11i)は、略水平の方向に空気を流入するように形成され、拡大部分(12c)に向かって曲げられる空気の曲がる向きは、下方から上方に向かう向きである場合に、請求項1ないし13のいずれか1つに記載の車両用空調装置を用いて好適である。
【0029】
また、請求項15に記載の発明のように、空調ケース(11)を、車室内前方の計器盤のうち車両左右方向の略中央部に配置し、空気流入口(11i)へ空気を送風する送風機(2b)を、空調ケース(11)側方の助手席側にオフセット配置した場合に、請求項1ないし14のいずれか1つに記載の車両用空調装置を用いて好適である。
請求項16に記載の発明では、空気通路(14)を形成する空調ケース(11)と、空気通路(14)に配置されて空気を冷却する冷却用熱交換器(12)とを備え、空調ケース(11)は、冷却用熱交換器(12)の空気流れ上流側に位置するケース上流部(11F)を有し、ケース上流部(11F)には、冷却用熱交換器(12)のコア面(12a)と略平行に空気が流入される空気流入口(11i)が形成されており、空気流入口(11i)の縦寸法(H1)がコア面(12a)の縦寸法(H2)より小さく設定されることによって、コア面(12a)には、その縦方向において空気流入口(11i)よりも拡大された拡大部分(12c)が設けられ、ケース上流部(11F)は、空気流入口(11i)が形成された流入側側壁面(11a)を有し、流入側側壁面(11a)は、空気流入口(11i)における空気流れ方向に対して略垂直に拡がる形状であり、さらに、ケース上流部(11F)は、コア面(12a)と対向する対向壁面(11b)と、拡大部分(12c)側にて流入側側壁面(11a)および対向壁面(11b)に対して略垂直に拡がる拡大部分側側壁面(11c)とを有し、対向壁面(11b)は、コア面(12a)に対して垂直に拡がる垂直壁面(11d)を有する階段形状に形成され、対向壁面(11b)の階段形状は、コア面(12a)への突出量が空気流入口(11i)側から空気流入口(11i)と反対側に向かって大きくなる形状になっており、空気流入口(11i)から流入した空気の一部が、垂直壁面(11d)に衝突することによって拡大部分(12c)に向かって曲げられて、縦方向全体に拡がり、拡大部分側側壁面(11c)に衝突してコア面(12a)と略平行に空気流入口(11i)側に旋回するようになっている車両用空調装置において、ケース上流部(11F)のうち拡大部分(12c)と対向する部分であって、流入側側壁面(11a)、対向壁面(11b)および拡大部分側側壁面(11c)が交差するケース上流部(11F)の角部に相当する部分に、拡大部分側側壁面(11c)から空気通路(14)に向けて縦方向に突出し、かつ、拡大部分(12c)との間に所定の隙間(14a)を有する空気流れ変更部(110)が配置され、空気流れ変更部(110)は、その突出量が空気流入口(11i)と反対側から空気流入口(11i)側に向かって連続的に大きくなるテーパ形状に形成され、空気流れ変更部(110)と拡大部分側側壁面(11c)との境界が、垂直壁面(11d)よりも空気流入口(11i)側に設定されており、空気流入口(11i)側に旋回する空気が、空気流れ変更部(110)に衝突して所定の隙間(14a)を通じてコア面(12a)に向かって流れることを特徴とする。これにより、請求項1、2に記載の発明と同様の効果を発揮することができる。
【0030】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図に基づいて説明する。
【0032】
(第1実施形態)
図1〜図5は第1実施形態であり、第1実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部は、大別して、空調ユニット1と、この空調ユニット1に空気を送風する送風機ユニット2との2つの部分に分かれている。図1は空調ユニット1および送風機ユニット2を上方から見た上面図で、図2は空調ユニット1の斜視図である。また、図3は図1のA−A断面図であり、図4は図1のB−B断面図である。
【0033】
そして、空調ユニット1は、車室内前方の図示しない計器盤内側のうち、車両左右方向の略中央部に配置されており、車室内前部のの計器盤内側の略中央部にて、車両の前後方向、上下方向および幅(左右)方向に対して、各図の矢印で示す搭載方向で配置されている。
【0034】
これに対し、送風機ユニット2は車室内前方の図示しない計器盤内側のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されている。送風機ユニット2は周知のごとく外気(車室外空気)と内気(車室内空気)を切替導入する内外気切替箱2a、およびこの内外気切替箱2aを通して空気を吸入し送風する遠心式の送風機2bを備えている。
【0035】
空調ユニット1は樹脂製の空調ケース11を有し、この空調ケース11の内部には車室内へ向かって空気が流れる空気通路が構成される。なお、本例では、車両幅方向の中央部の分割面Pにて左右に分割された左側ケース11Lと右側ケース11Rとを一体に締結することにより空調ケース11が構成されている。
【0036】
この空調ケース11内に冷却用熱交換器をなす蒸発器12と暖房用熱交換器をなすヒータコア13を両方とも一体的に内蔵している。空調ケース11のうち最も車両前方側には、空調ケース11のうち空気流れの最も上流に位置するケース上流部11Fにより、空気入口空間14が形成されている。
【0037】
そして、図2に示すように、ケース上流部11Fのうち送風機ユニット2側の流入側側壁面11aには、蒸発器12のコア面12aと略平行に空気が流入される空気流入口11iが形成されている。そして、図1に示す接続ダクト3により、送風機ユニット2の遠心式送風機2bのスクロールケーシング出口と空気流入口11iとが接続されており、これにより、空気入口空間14には空気流入口11iから送風空気が流入する。この空気流入口11iの形状、寸法等は後に詳述する。
【0038】
なお、本実施形態の接続ダクトは、図9(a)に示す接続ダクト3と同じ形状であり、断面積が空気流れ方向に略同一である。なお、本発明は、空気流入口11iの縦寸法H1がコア面12aの縦寸法H2より小さく設定されている空調装置に適用して効果を発揮するものであり、図9(b)に示す接続ダクト3のように断面積が空気流れ上流から下流に向かうにつれて拡大するような形状であっても前記設定であれば、本発明を適用できる。
【0039】
そして、図3に示すように、空調ケース11内において空気入口空間14直後の部位に蒸発器12が略垂直に配置されている。この蒸発器12は周知のごとく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して、空調空気を冷却するものである。そして、蒸発器12の空気流れ下流側(車両後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア13が配置されている。
【0040】
なお、蒸発器12のタンク部12bは上下両端に配置されている。また、本実施形態におけるコア面12aとは、2つのタンク部12bの間にて積層配置されたチューブおよびコルゲートフィンからなるコア部の、空気流れ上流側の面のことをいう。
【0041】
ヒータコア13は、蒸発器12を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に、図示しない車両エンジンから高温の温水(エンジン冷却水)が流れ、この温水を熱源として空気を加熱するものである。ヒータコア13の上方部にはヒータコア13をバイパスして冷風が通過する冷風バイパス通路15が形成されている。
【0042】
また、蒸発器12とヒータコア13との間には平板状のエアミックスドア16が回転軸16aを中心にして回転可能に配置されている。このエアミックスドア16は、ヒータコア13の熱交換用コア部で加熱される温風と、冷風バイパス通路15を通過する冷風との風量割合を調整する。エアミックスドア16はこの風量割合の調整により車室内への吹出空気温度を調節する温度調節手段を構成する。
【0043】
一方、空調ケース11において、ヒータコア13の空気流れ下流側(車両後方側)の部位には、ヒータコア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延びる壁面17が空調ケース11に一体成形されている。この壁面17によりヒータコア13の直後から上方に向かう温風通路18が形成されている。この温風通路18の下流側(上方側)はヒータコア13の上方部において冷風バイパス通路15の下流側と合流し、冷風と温風の混合を行う空気混合部19を形成している。
【0044】
そして、空調ケース11の上面部において、空気混合部19に隣接する部位に、空気混合部19から温度調節された空調空気が流入するデフロスタ開口部20が開口している。このデフロスタ開口部20は平板状のデフロスタドア21により開閉される。このデフロスタドア21は回転軸22を中心として回転可能になっており、デフロスタ開口部20と連通口23を切替開閉する。この連通口23は空気混合部19からの空調空気を後述のフェイス開口部24a、24bとフット用連通口25側へ流すための通路となる。
【0045】
空調ケース11の上面部において、デフロスタ開口部20よりも車両後方側(乗員寄り)の部位にセンタフェイス開口部24aとサイドフェイス開口部24bが設けられている。なお、中央寄りの2つのセンタフェイス開口部24aは図示しないセンタフェイスダクトを介して、計器盤上方側の中央部に配置されるセンタフェイス吹出口(図示せず)に接続される。
【0046】
また、センタフェイス開口部24aの左右外側に位置する2つのサイドフェイス開口部24bは、図示しないサイドフェイスダクトを介して、計器盤上方側の左右両端部近傍に配置されるサイドフェイス吹出口(図示せず)に接続される。この両フェイス吹出口から車室内の乗員上半身側に向けて空調風が吹き出される。また、デフロスタ開口部20には図示しないデフロスタダクトを介して計器盤上面のデフロスタ吹出口(図示せず)に接続され、このデフロスタ吹出口から車両前面窓ガラスの内面に向けて空調風が吹き出される。
【0047】
上記した両フェイス開口部24a、24bとフット用連通口25は、フットフェイス切替用ドア29により切替開閉される。このドア29は回転軸29aを中心として回転可能な平板状ドアから構成される。
【0048】
次に、フット用連通口25は、空調ケース11においてフェイス開口部24a、24bの下方側、すなわち、空調ケース11のうち壁面17の上部に設けられており、壁面17の上部にて空調ケース11の車両幅方向の全域にわたって開口している。そして、この連通口25は、空調ケース11の壁面17の下方かつ左右両側面に開口するフット吹出口31a、31bと連通しており、ヒータコア13を通過した空調風が、フット用連通口25を通過してフット吹出口31a、31bから乗員足元部に向けて吹き出されるようになっている。
【0049】
また、空調ケース11内にてヒータコア13の熱交換用コア部の空気流れ上流側に仕切り部材35を配置し、この仕切り部材35によりヒータコア13の熱交換用コア部の空気通路を上側の前席用通路36と下側の後席用通路37とに仕切っている。
【0050】
ここで、仕切り部材35はヒータコア13の空気流れ上流側にて、空調ケース11内部空間の車両幅方向の全長にわたって延びるように配置されている。空調ケース11内の空気通路において、ヒータコア13の上方部位および下方部位には、それぞれヒータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる前席用冷風バイパス通路15、後席用冷風バイパス通路38が形成されている。
【0051】
また、蒸発器12とヒータコア13との間には平板状の前席用エアミックスドア16および後席用エアミックスドア39がそれぞれ回転可能に配置されている。前席用エアミックスドア16は、ヒータコア13の熱交換用コア部の前席用通路36で加熱される温風と、前席用冷風バイパス通路15を通ってヒータコア13をバイパスする冷風との風量割合を調整する。
【0052】
また、後席用エアミックスドア39は、ヒータコア13の熱交換用コア部の後席用通路37で加熱される温風と、後席用冷風バイパス通路38を通ってヒータコア13をバイパスする冷風との風量割合を調整する。
【0053】
この両アミックスドア16、39はそれぞれ回転軸16a、39aと一体に結合されており、この回転軸16a、39aを中心として独立に回転可能になっている。前席用エアミックスドア16は上記風量割合の調整により車室内前席側への吹出空気温度を独立に調節する前席側温度調節手段を構成する。後席用エアミックスドア39は上記風量割合の調整により車室内後席側への吹出空気温度を独立に調節する後席側温度調節手段を構成する。
【0054】
ヒータコア13の熱交換用コア部の後席用通路37で加熱された温風と、後席用冷風バイパス通路38を通ってヒータコア13をバイパスする冷風は後席用空気混合部40において混合して所望温度の空気となる。
【0055】
この後席用空気混合部40の下流側(車両後方側)には、後席用フェイス開口部41および後席用フット開口部42が配置されている。本例では、空調ケース11の後方側下端部において車両幅方向の中央部に後席用フェイス開口部41を配置し、この後席用フェイス開口部41の左右両側に図2に示すように後席用フット開口部42を配置している。
【0056】
そして、中央部の後席用フェイス開口部41と左右両側の後席用フット開口部42内にはそれぞれ後席フェイス用ドア43と、後席フット用ドア44が回転軸45により回転可能に配置されている。
【0057】
そして、これらの各ドア43、44の回転により、後席用フェイス開口部41のみを開放する後席側フェイスモードと、後席用フット開口部42のみを開放する後席側フットモードと、後席用フェイス開口部41および後席用フット開口部42を同時に開放する後席側バイレベルモードと、この両開口部41、42を同時に閉塞する後席側シャットモードとを選択できるようになっている。
【0058】
後席用のフェイス開口部41は図示しない後席用フェイス接続ダクトを経て後席用フェイス吹出口に接続され、この後席用フェイス吹出口から後席乗員の上半身側へ空調風を吹出す。また、後席用のフット開口部42は図示しない後席用フット接続ダクトを経て後席用フット吹出口に接続され、この後席用フット吹出口から後席乗員の足元側へ空気を吹き出す。
【0059】
ヒータコア13の空気下流側部位において後席用通路37に対向する下方側部位に切替ドア46が回転軸46aにより回転可能に配置されており、そして、切替ドア46が図3の実線位置に操作されると、後席用通路37と前席用温風通路18との連通を遮断する。
【0060】
これに反し、切替ドア46が図3の2点鎖線位置に操作されると、後席用通路37と後席用空気混合部40との連通を遮断して後席用通路37を前席用温風通路18に連通させる。
【0061】
なお、空調ケース11の内部に構成される空気通路は、最前部の空気入口空間14から蒸発器12およびヒータコア13を通過して、車両前方側から車両後方側へ向かって流れ、その後に、車両後方側の上部に位置する複数の吹出開口部20、24a、24b、25へ向かって流れるようになっている。
【0062】
次に、上記構成において第1実施形態の作動を簡単に説明する。吹出モードとしてフェイスモードが設定されていると、デフロスタドア21によりデフロスタ開口部20を閉じて連通口23を全開する。また、フットフェイス切替用ドア29はフット開口部25を閉じてフェイス開口部24a、24bを全開する。
【0063】
このとき、エアミックスドア16を図2の実線位置に操作すると、冷風バイパス通路15を全開する最大冷房状態が設定される。この状態において、送風機ユニット2の送風機2bおよび冷凍サイクルが運転されると、送風機ユニット2からの送風空気が空調ケース11の最前部の空気入口空間14に流入した後、蒸発器12で冷却されて冷風となる。
【0064】
最大冷房状態ではこの冷風がそのまま、冷風バイパス通路15を通過して空気混合部19および連通口23を経てフェイス開口部24a、24bへ向かい、図示しないフェイス吹出口から乗員の上半身に向けて冷風が吹き出す。
【0065】
車室内吹出空気温度の制御のために、エアミックスドア16を図3の実線位置(最大冷房位置)から2点鎖線位置(最大暖房位置)側へ操作すると、エアミックスドア16の開度位置に従って、冷風バイパス通路15からの冷風と温風通路18からの温風が空気混合部19にて混合され、所望温度に調節される。
【0066】
次に、吹出モードとしてフットモードが設定された場合を説明すると、このときはデフロスタドア21を、デフロスタ開口部20が少量開放され、連通口23はほぼ全開となる位置に操作する。そして、フットフェイス切替用ドア29はフット開口部25を全開し、フェイス開口部24a、24bを全閉する位置に操作する。
【0067】
従って、エアミックスドア16により温度制御された空調風(温風)の一部が空気混合部19、デフロスタ開口部20を通過して図示しないデフロスタ吹出口から車両窓ガラスに向かって吹き出して、車両窓ガラスの防曇効果を発揮する。これと同時に、空調風(温風)の大部分は空気混合部19、連通口23、フット開口部25を通過してフットダクト31内に流入する。そして、フットダクト31の下端部に開口するフット吹出口31a、31bから乗員足元部に向けて空調風を吹き出して、乗員足元部を暖房する。
【0068】
なお、以上は、フェイスモードおよびフットモード時の作動について説明したが、その他に、フェイス開口部24a、24bとフット開口部25を同時に開口するバイレベルモード、デフロスタ開口部20とフット開口部25を同程度開口するフットデフロスタモード、デフロスタ開口部25を全開し、連通口28を閉塞するデフロスタモード、さらには、上述の後席側フェイスモード、後席側フットモード、後席側バイレベルモード、および後席側シャットモード等を選択できる。
【0069】
次に、本発明の要部である、空調ケース11のうち空気流れの最も上流に位置するケース上流部11Fの形状、および空気流入口11iの形状、寸法等を説明する。
【0070】
図4に示すように、空気流入口11iは、コア面12aの下端から上端側に向かって延びる形状であり、空気流入口11iの長手方向における下端から上端までの縦寸法H1は、コア面12aの下端から上端までの縦寸法H2より小さく設定されている。そして、図5は、ケース上流部11Fおよび空気流れ変更部110等を模式的に示す斜視図であり、矢印Aに示すように空気流入口11iから流入した空気が、階段形状の対向壁面11bのうちコア面12aに対して垂直に拡がる垂直壁面11dに衝突する。
【0071】
そして、矢印Bに示すように、矢印Aに示す空気の一部がコア面12aのうち空気流入口11iの縦寸法H1を超える拡大部分12c(図4の斜線部分)に向かって上方へ巻上がり、コア面12aの縦方向全体に拡がる。そして、上方へ巻上がった空気の一部は、空調ケース11のうち上側の壁面11cに衝突して、コア面12aと略平行に空気流入口11i側に旋回する。
【0072】
ここで、ケース上流部11Fの内壁には、空気入口空間14に向けて突出し、かつ、コア面12aとの間に所定の隙間14aを有する空気流れ変更部110が備えられている。
【0073】
そして、上記拡大部分12cに向かって曲げられた空気Bのうちコア面12aと略平行に旋回しようとする空気が、空気流れ変更部110に衝突して隙間14aを通じてコア面12aに向かって流れるように、空気流れ変更部110は配置されている。
【0074】
具体的には、本実施形態の空気流れ変更部110は立方体形状に形成されている。そして、ケース上流部11Fのうち、コア面12aと対向する面を対向壁面11bとし、コア面12aの上端側にて対向壁面11bおよび上記流入側側壁面11aに対して略垂直に拡がる面を上端側壁面11cとし、これらの流入側側壁面11a、対向壁面11bおよび上端側壁面11cからなるケース上流部11Fの角部に、空気流れ変更部110を形成している。なお、上端側壁面11cは、本発明における拡大部分側側壁面に該当するものである。
【0075】
また、本実施形態の対向壁面11bは、図10に示すように、コア面12aへの突出量が空気流れ上流から下流に向かって階段状に大きくなる形状に形成されており、これにより、上記公報に記載の空調装置と同様に、コア面12aを通過する空気の風速分布のうち矢印Aの方向の分布を均一化させるようにしている。
【0076】
なお、空気流れ変更部110の寸法に関し、上端側壁面11cから下方への突出寸法をH3とし、対向壁面11bからコア面11aへの突出寸法をL3とし、流入側側壁面11aから垂直壁面11dへの突出寸法をW3とする。また、コア面11aの幅寸法をW2、空気流入口11iの幅寸法をL1とする。そして、空気流入口11iの縦寸法H1とコア面12aの縦寸法H2との差をH4とする。
【0077】
そして、空気流れ変更部110の好ましい寸法は次に示すとおりである。0.05×W2≦W3≦0.45×W2、または、0.25×L1≦L3≦0.80×L1、または、0.25×H4≦H3≦H4、または、0.10×H1≦H3≦0.45×H1。
【0078】
また、この空気流れ変更部110は、図3および図4に示すようにケース上流部11Fの外壁を陥没させて形成されており、この陥没部110aに、ヒータコア13に接続された温水配管13aを保持するブラケット50を配置して、空調ユニット1の小型化を図っている。なお、この陥没部110aに、空調ユニット1と送風機ユニット2とを連結する連結部材を配置するようにしてもよく、本実施形態では、ブラケット50がこの連結部材を兼ねるようになっている。
【0079】
なお、温水配管13aに替えてエバポレータ12の冷媒配管をブラケット50に保持させるようにしてもよい。
【0080】
以上により本実施形態によれば、コア面12aの拡大部分12cに向かって曲げられた空気Bのうちコア面12aと略平行に旋回しようとする空気が、空気流れ変更部110に衝突して所定の隙間14aを通じてコア面12aに向かって流れることとなり、旋回した空気のうちさらにコア面12aに対して平行に循環しようとする空気Cを、空気流れ変更部110により矢印Dに示すように強制的にコア面12aに向かわせることができる。
【0081】
よって、コア面12aのうち、旋回した空気の空気流れ下流部(図6の符号E)近傍における風速を高めることができ、ひいては、コア面12aを通過する空気の風速分布の均一化を図ることができる。
【0082】
この風速分布の改善の度合は、本発明者らの実験により図6に示すように改善されたことが確認されている。すなわち、図6(a)は、本実施形態から空気流れ変更部110を取り除いた状態の空調装置による風速分布を示し、図6(b)は本実施形態の空調装置による風速分布を示す図である。
【0083】
図6中の数値は、空気流入口11iからの風量が571m3/hの場合における風速m/sを示しており、この数値に示されるように、本実施形態によれば、コア面12aのうち、旋回した空気の空気流れ下流部Eの近傍における風速が高められ、ひいてはコア面12a全体の風速分布の均一化が図られていることが確認できる。
【0084】
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、空気流れ変更部110を単純な立方体形状に形成しているが、本実施形態では、図7に示すように、空気流れ変更部110を、上下方向の突出量H3が空気流れ上流から下流に向かって階段状に大きくなる形状に形成している。
【0085】
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、空気流れ変更部110を単純な立方体形状に形成しているが、本実施形態では、図8に示すように、空気流れ変更部110を、上下方向の突出量H3が空気流れ上流から下流に向かって連続的に大きくなるテーパ形状に形成している。
【0086】
(他の実施形態)
上記第1〜第3実施形態では、エバポレータ12が水平に配置された空調装置に本発明を適用させているが、エバポレータ12が鉛直に配置された空調装置にも本発明を用いて好適である。
【0087】
また、上記第1実施形態では対向壁面11bを階段形状に形成しているが、このように階段形状に形成されていない場合においても本発明を用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る空調ユニットおよび送風機ユニットを上方から見た上面図である。
【図2】図1に示す空調ユニットの斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】第1実施形態に係るケース上流部および空気流れ変更部等を模式的に示す斜視図である。
【図6】(a)は、第1実施形態の空調装置から空気流れ変更部を取り除いた状態の空調装置によるエバポレータの風速分布を示す図であり、(b)は本実施形態の空調装置によるエバポレータの風速分布を示す図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る図1のB−B断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る図1のB−B断面図である。
【図9】従来の空調装置を示す正面図である。
【図10】図9(a)の空調装置による空気流れを模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
11…空調ケース、11F…ケース上流部、11i…空気流入口、
12…エバポレータ(冷却用熱交換器)、12a…コア面、
14…空気入口空間(空気通路)、14a…所定の隙間、
110…空気流れ変更部、H1…空気流入口の縦寸法、
H2…コア面の縦寸法。
Claims (16)
- 空気通路(14)を形成する空調ケース(11)と、
前記空気通路(14)に配置されて空気を冷却する冷却用熱交換器(12)とを備え、
前記空調ケース(11)のうち前記冷却用熱交換器(12)の空気流れ上流側に位置するケース上流部(11F)には、前記冷却用熱交換器(12)のコア面(12a)と略平行に空気が流入される空気流入口(11i)が形成されており、
前記空気流入口(11i)の寸法のうち前記コア面(12a)と略平行方向における縦寸法(H1)は、前記コア面(12a)の縦寸法(H2)より小さく設定されており、
前記空気流入口(11i)から流入した空気の一部が、前記コア面(12a)のうち前記空気流入口(11i)の縦寸法(H1)を超える拡大部分(12c)に向かって曲げられて、前記コア面(12a)の縦方向全体に拡がるようになっている車両用空調装置において、
前記ケース上流部(11F)のうち前記コア面(12a)の拡大部分(12c)と対向する部分に、前記空気通路(14)に向けて突出し、かつ、前記拡大部分(12c)との間に所定の隙間(14a)を有する空気流れ変更部(110)を備え、
前記空気流れ変更部(110)は、直方体形状に形成され、
前記拡大部分(12c)に向かって曲げられた空気のうち前記コア面(12a)と略平行に旋回しようとする空気が、前記空気流れ変更部(110)に衝突して前記所定の隙間(14a)を通じて前記コア面(12a)に向かって流れるように、前記空気流れ変更部(110)を配置したことを特徴とする車両用空調装置。 - 空気通路(14)を形成する空調ケース(11)と、
前記空気通路(14)に配置されて空気を冷却する冷却用熱交換器(12)とを備え、
前記空調ケース(11)のうち前記冷却用熱交換器(12)の空気流れ上流側に位置するケース上流部(11F)には、前記冷却用熱交換器(12)のコア面(12a)と略平行に空気が流入される空気流入口(11i)が形成されており、
前記空気流入口(11i)の寸法のうち前記コア面(12a)と略平行方向における縦寸法(H1)は、前記コア面(12a)の縦寸法(H2)より小さく設定されており、
前記空気流入口(11i)から流入した空気の一部が、前記コア面(12a)のうち前記空気流入口(11i)の縦寸法(H1)を超える拡大部分(12c)に向かって曲げられて、前記コア面(12a)の縦方向全体に拡がるようになっている車両用空調装置において、
前記ケース上流部(11F)のうち前記コア面(12a)の拡大部分(12c)と対向する部分に、前記空気通路(14)に向けて突出し、かつ、前記拡大部分(12c)との間に所定の隙間(14a)を有する空気流れ変更部(110)を備え、
前記空気流れ変更部(110)は、前記縦方向の突出量が前記空気流入口(11i)と反対側から前記空気流入口(11i)側に向かって階段状に大きくなる形状に形成され、
前記拡大部分(12c)に向かって曲げられた空気のうち前記コア面(12a)と略平行に旋回しようとする空気が、前記空気流れ変更部(110)に衝突して前記所定の隙間(14a)を通じて前記コア面(12a)に向かって流れるように、前記空気流れ変更部(110)を配置したことを特徴とする車両用空調装置。 - 前記空気流入口(11i)の縦寸法(H1)と前記コア面(12a)の縦寸法(H2)との差をH4とすると、
前記空気流れ変更部(110)の寸法のうち前記縦方向における最大長さ(H3)は、0.25×H4≦H3≦H4となるように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。 - 空気流入口11iの寸法のうち前記コア面(12a)に対して略垂直な方向における寸法をL1とすると、
前記空気流れ変更部(110)の寸法のうち前記コア面(12a)に対して略垂直な方向における最大長さ(L3)は、0.25×L1≦L3≦0.80×L1となるように設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記コア面12aの寸法のうち前記空気流入口(11i)の略垂直方向における寸法をW2とすると、
前記空気流れ変更部(110)の寸法のうち前記空気流入口(11i)に対して略垂直な方向における最大長さ(W3)は、0.05×W2≦W3≦0.45×W2となるように設定されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記空気流れ変更部(110)は、前記ケース上流部(11F)の外壁を陥没させて形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 前記外壁の陥没部分に、前記空気流入口(11i)に空気を送風する送風機(2b)と前記空調ケース(11)とを連結する連結部材(50)を配置したことを特徴とする請求項6に記載の車両用空調装置。
- 前記外壁の陥没部分に、熱交換媒体を流通させる配管(13a)を保持するブラケット(50)を配置したことを特徴とする請求項6に記載の車両用空調装置。
- 前記ケース上流部(11F)のうち前記空気流入口(11i)が形成された流入側側壁面(11a)は、前記空気流入口(11i)における空気流れ方向に対して略垂直に拡がる形状であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 前記ケース上流部(11F)のうち前記コア面(12a)と対向する対向壁面(11b)は、前記コア面(12a)への突出量が前記空気流入口(11i)側から前記空気流入口(11i)と反対側に向かって階段状に大きくなる形状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 前記ケース上流部(11F)は、前記空気流入口(11i)が形成された流入側側壁面(11a)と、前記コア面(12a)と対向する対向壁面(11b)と、前記拡大部分(12c)側にて前記流入側側壁面(11a)および前記対向壁面(11b)に対して略垂直に拡がる拡大部分側壁面(11c)とを有し、
前記空気流れ変更部(110)を、前記流入側側壁面(11a)、前記対向壁面(11b)および前記拡大部分側側壁面(11c)が交差する前記ケース上流部(11F)の角部に相当する部分に形成したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記流入側側壁面(11a)は、前記空気流入口(11i)における空気流れ方向に対して略垂直に拡がる形状であることを特徴とする請求項11に記載の車両用空調装置。
- 前記対向壁面(11b)は、前記コア面(12a)への突出量が前記空気流入口(11i)側から前記空気流入口(11i)と反対側に向かって階段状に大きくなる形状に形成されていることを特徴とする請求項11または12に記載の車両用空調装置。
- 前記冷却用熱交換器(12)は略鉛直に配置され、
前記空気流入口(11i)は、略水平の方向に空気を流入するように形成され、
前記拡大部分(12c)に向かって曲げられる空気の曲がる向きは、下方から上方に向かう向きであることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記空調ケース(11)を、車室内前方の計器盤のうち車両左右方向の略中央部に配置し、
前記空気流入口(11i)へ空気を送風する送風機(2b)を、前記空調ケース(11)側方の助手席側にオフセット配置したことを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 空気通路(14)を形成する空調ケース(11)と、
前記空気通路(14)に配置されて空気を冷却する冷却用熱交換器(12)とを備え、
前記空調ケース(11)は、前記冷却用熱交換器(12)の空気流れ上流側に位置するケース上流部(11F)を有し、
前記ケース上流部(11F)には、前記冷却用熱交換器(12)のコア面(12a)と略平行に空気が流入される空気流入口(11i)が形成されており、
前記空気流入口(11i)の縦寸法(H1)が前記コア面(12a)の縦寸法(H2)より小さく設定されることによって、前記コア面(12a)には、その縦方向において前記空気流入口(11i)よりも拡大された拡大部分(12c)が設けられ、
前記ケース上流部(11F)は、前記空気流入口(11i)が形成された流入側側壁面(11a)を有し、
前記流入側側壁面(11a)は、前記空気流入口(11i)における空気流れ方向に対して略垂直に拡がる形状であり、
さらに、前記ケース上流部(11F)は、前記コア面(12a)と対向する対向壁面(11b)と、前記拡大部分(12c)側にて前記流入側側壁面(11a)および前記対向壁面(11b)に対して略垂直に拡がる拡大部分側側壁面(11c)とを有し、
前記対向壁面(11b)は、前記コア面(12a)に対して垂直に拡がる垂直壁面(11d)を有する階段形状に形成され、
前記対向壁面(11b)の階段形状は、前記コア面(12a)への突出量が前記空気流入口(11i)側から前記空気流入口(11i)と反対側に向かって大きくなる形状になっており、
前記空気流入口(11i)から流入した空気の一部が、前記垂直壁面(11d)に衝突することによって前記拡大部分(12c)に向かって曲げられて、前記縦方向全体に拡がり、前記拡大部分側側壁面(11c)に衝突して前記コア面(12a)と略平行に前記空気流入口(11i)側に旋回するようになっている車両用空調装置において、
前記ケース上流部(11F)のうち前記拡大部分(12c)と対向する部分であって、前記流入側側壁面(11a)、前記対向壁面(11b)および前記拡大部分側側壁面(11c)が交差する前記ケース上流部(11F)の角部に相当する部分に、前記拡大部分側側壁面(11c)から前記空気通路(14)に向けて前記縦方向に突出し、かつ、前記拡大部分(12c)との間に所定の隙間(14a)を有する空気流れ変更部(110)が配置され、
前記空気流れ変更部(110)は、その突出量が前記空気流入口(11i)と反対側から前記空気流入口(11i)側に向かって連続的に大きくなるテーパ形状に形成され、
前記空気流れ変更部(110)と前記拡大部分側側壁面(11c)との境界が、前記垂直壁面(11d)よりも前記空気流入口(11i)側に設定されており、
前記空気流入口(11i)側に旋回する空気が、前記空気流れ変更部(110)に衝突して前記所定の隙間(14a)を通じて前記コア面(12a)に向かって流れることを特徴とする車両用空調装置。
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