JP2003159929A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Abstract
席用通路とに仕切り、前席側および後席側への吹出空気
温度を独立に制御可能な機能を持つ車両用空調装置にお
いて、ドア操作機構の小型、簡素化を図る。 【解決手段】 暖房用熱交換器13の空気出口側に、暖
房用熱交換器13の空気通路を前席用通路16と後席用
通路17とに仕切る切替ドア70を配置し、切替ドア7
0は、前席用通路16と後席用通路17とを仕切る仕切
り位置と、後席用通路17を遮断して暖房用熱交換器1
3の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット位
置との間で操作され、切替ドア70と後席用エアミック
スドア21を、共通の操作機構(58、21b、70
b)に連結して連動操作する。
Description
出空気温度と後席側への吹出空気温度とを独立に制御可
能な車両用空調装置に関するものである。
には、暖房用熱交換器として前席側および後席側で共通
の1つの熱交換器を空調ケース内に備え、この暖房用熱
交換器を通過する温風と暖房用熱交換器をバイパスする
冷風との風量割合を調整する前席用および後席用エアミ
ックスドアを独立に設置して、車室内の前席側および後
席側への吹出空気温度を独立に制御可能な車両用空調装
置が記載されている。
出口側に、暖房用熱交換器の空気通路を前席用通路と後
席用通路とに仕切る切替ドアを配置し、通常時は、この
切替ドアを前席用通路と後席用通路との仕切り位置に操
作し、一方、前席側への暖房能力を高める必要のあると
きは、切替ドアを暖房用熱交換器の空気通路全体が前席
用通路となる位置(後席側シャット位置)に操作するよ
うになっている。
の仕切り壁が固定壁でなく、可動式の切替ドアで構成さ
れるため、通常時は、切替ドアにより暖房用熱交換器
(13)の空気通路を前席用通路と後席用通路とに仕切
ることができる。そのため、暖房用熱交換器の前席用通
路で加熱された温風と、前席用冷風バイパス通路からの
冷風との風量割合を前席用エアミックスドアにより調整
して、前席用吹出開口部からの吹出空気温度を独立に調
整できる。
された温風と、後席用冷風バイパス通路からの冷風との
風量割合を後席用エアミックスドアにより調整して、後
席用吹出開口部からの吹出空気温度を独立に調整でき
る。従って、車室内前後への吹出空気温度を独立制御で
きる。
のあるとき(例えば、デフロスタモード時)は、切替ド
アを暖房用熱交換器の空気通路全体が前席用通路となる
後席側シャット位置に操作するから、暖房用熱交換器の
全熱交換面積を利用して前席側への吹出空気を加熱する
ことができる。そのため、車室内前後への独立温度制御
機能を持つものにおいても、必要に応じて前席側の暖房
能力を効果的に高めることができる。
技術においては、切替ドアの操作機構として、前席吹出
モード切替用アクチュエータ機構にリンク機構を介して
切替ドアを連結して、切替ドアを前席吹出モード切替用
アクチュエータ機構により操作するものと、切替ドア駆
動用の専用モータを有するアクチュエータ機構を設ける
ものが記載されている。
暖房用熱交換器の空気出口部の下方部に設置され、フェ
イス開口部等の前席用吹出開口部の設置部位(空調ケー
ス上面部)に対してかなり離れた部位に位置している。
従って、切替ドアと前席吹出モード切替用アクチュエー
タ機構との間に連動のための長いリンク機構を介在する
必要があり、リンク機構の煩雑化、コストアップを生じ
る。
り、リンク機構の組付自体が困難になってしまう場合も
ある。
構を追加するので、コストアップを招くとともに、この
追加アクチュエータ機構の搭載スペース確保に苦慮する
という不具合がある。
暖房用熱交換器の空気通路を前席用通路と後席用通路と
に仕切り、前席側および後席側への吹出空気温度を独立
に制御可能な機能を持つ車両用空調装置において、ドア
操作機構の小型、簡素化を図ることを目的とする。
路を前席用通路と後席用通路とに仕切り、前席側および
後席側への吹出空気温度を独立に制御可能な機能を持つ
車両用空調装置において、後席側への吹出空気温度の制
御機能を向上することを他の目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、暖房用熱交換器(1
3)を通過する温風と前席用冷風バイパス通路(18)
を通過する冷風との風量割合を調整する前席用エアミッ
クスドア(20)と、暖房用熱交換器(13)を通過す
る温風と後席用冷風バイパス通路(19)を通過する冷
風との風量割合を調整する後席用エアミックスドア(2
1)とを備え、暖房用熱交換器(13)の空気出口側
に、暖房用熱交換器(13)の空気通路を前席用通路
(16)と後席用通路(17)とに仕切る切替ドア(7
0)を配置し、切替ドア(70)は、前席用通路(1
6)と後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置と、後
席用通路(17)を遮断して暖房用熱交換器(13)の
空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット位置と
の間で操作されるようになっており、切替ドア(70)
と後席用エアミックスドア(21)を共通の操作機構
(58、21b、70b)に連結し、共通の操作機構
(58、21b、70b)により切替ドア(70)と後
席用エアミックスドア(21)を連動して操作すること
を特徴とする。
エアミックスドア(21)はともに暖房用熱交換器(1
3)に隣接配置されるから、共通の操作機構(58、2
1b、70b)を暖房用熱交換器(13)の近傍位置に
配置することにより、両ドア(21、70)とその共通
の操作機構とを近接配置でき、ドア連結用の機構を小
型、簡素に構成できる。
いて、後席用エアミックスドア(21)を最大暖房位置
とし、且つ、切替ドア(70)を仕切り位置とする最大
暖房側第1操作位置と、後席用エアミックスドア(2
1)を最大暖房位置に保持したまま、切替ドア(70)
を後席側シャット位置に移動させる最大暖房側第2操作
位置とを持つように、共通の操作機構(58、21b、
70b)を構成したことを特徴とする。
の操作機構(58、21b、70b)により操作して
も、操作機構の作動位置として最大暖房側第1操作位置
を選択すると、後席側の暖房能力を最大にでき、一方、
最大暖房側第2操作位置を選択すると、暖房用熱交換器
(13)の熱交換部全体を通過した温風をすべて前席側
へ吹出して、後席側への空気吹出を遮断するので、前席
側の暖房能力を最大状態に向上できる。
いて、前席用吹出開口部として、車両窓ガラス内面に向
けて空気を吹き出すデフロスタ吹出開口部(25)を備
えており、前席側の吹出モードとして、デフロスタ吹出
開口部(25)から車両窓ガラス内面に向けて空気を吹
き出すデフロスタモードが選択されると、共通の操作機
構(58、21b、70b)を最大暖房側第2操作位置
に操作することを特徴とする。
的に前席側の暖房能力を最大状態にして車両窓ガラスの
防曇性能を効果的に向上できる。従って、車両窓ガラス
が曇った場合でも、窓ガラスの曇りを短時間で除去する
ことが可能となり、車両運転上の安全性確保のために極
めて有利である。
いて、共通の操作機構は電気的に制御されるアクチュエ
ータ機構(58、21b、70b)を有しており、前席
側の吹出モードとして、デフロスタモードが選択された
ことを示す信号を出すデフロスタモード信号手段(5
1)と、デフロスタモード信号手段(51)からの信号
が入力され、アクチュエータ機構(58、21b、70
b)を制御する制御手段(40)とを備え、デフロスタ
モード時には、制御手段(40)によりアクチュエータ
機構(58、21b、70b)を最大暖房側第2操作位
置に操作することを特徴とする。
御手段(40)によりアクチュエータ機構(58、21
b、70b)を電気的に自動制御して、窓ガラスの防曇
性能を向上できる。
器(13)を通過する温風と前席用冷風バイパス通路
(18)を通過する冷風との風量割合を調整する前席用
エアミックスドア(20)と、暖房用熱交換器(13)
を通過する温風と後席用冷風バイパス通路(19)を通
過する冷風との風量割合を調整する後席用エアミックス
ドア(21)とを備え、暖房用熱交換器(13)の空気
出口側に、暖房用熱交換器(13)の空気通路を前席用
通路(16)と後席用通路(17)とに仕切る切替ドア
(70)を配置し、切替ドア(70)は、前席用通路
(16)と後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置
と、後席用通路(17)を遮断して暖房用熱交換器(1
3)の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット
位置との間で操作されるようになっており、切替ドア
(70)を後席用エアミックスドア(21)と連動して
操作し、後席用エアミックスドア(21)が最大冷房位
置側から最大暖房位置側へ向かって移動するときに、切
替ドア(70)を後席側シャット位置から仕切り位置側
へ移動するようにしたことを特徴とする。
(21)が最大冷房位置側から最大暖房位置側へ向かっ
て移動することにより、暖房用熱交換器(13)の後席
用通路(17)部の通路面積を増加する。これに連動し
て、切替ドア(70)が後席側シャット位置から仕切り
位置側へ移動することにより、暖房用熱交換器(13)
の後席用通路(17)部の空気出口部の通路面積を増加
する。
と切替ドア(70)の両ドアの開度特性の調整により後
席側吹出空気温度の制御特性を種々調整できる。その結
果、各車種ごとに異なる温度制御特性への要求に対して
容易に対応できる。
器(13)を通過する温風と前席用冷風バイパス通路
(18)を通過する冷風との風量割合を調整する前席用
エアミックスドア(20)と、暖房用熱交換器(13)
を通過する温風と後席用冷風バイパス通路(19)を通
過する冷風との風量割合を調整する後席用エアミックス
ドア(21)とを備え、暖房用熱交換器(13)の空気
出口側に、暖房用熱交換器(13)の空気通路を前席用
通路(16)と後席用通路(17)とに仕切る切替ドア
(70)を配置し、切替ドア(70)は、前席用通路
(16)と後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置
と、後席用通路(17)を遮断して暖房用熱交換器(1
3)の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット
位置との間で操作されるようになっており、後席用エア
ミックスドア(21)が最大冷房位置にあるとき、切替
ドア(70)を後席側シャット位置に操作することを特
徴とする。
1)が最大冷房位置にあるとき、切替ドア(70)がも
し仕切り位置に位置していると、図6に例示するよう
に、矢印bによる温風洩れが生じて、後席側最大冷房時
における後席側吹出空気温度を上昇させ、後席側最大冷
房能力を阻害する原因となる。
ックスドア(21)が最大冷房位置にあるとき、図5に
例示するように、切替ドア(70)を後席側シャット位
置に操作するから、矢印aによる洩れ温風が後席側の吹
出空気(冷風)に混入することを切替ドア(70)によ
り防止できる。その結果、後席側最大冷房能力を確実に
確保できる。
器(13)を通過する温風と前席用冷風バイパス通路
(18)を通過する冷風との風量割合を調整する前席用
エアミックスドア(20)と、暖房用熱交換器(13)
を通過する温風と後席用冷風バイパス通路(19)を通
過する冷風との風量割合を調整する後席用エアミックス
ドア(21)とを備え、暖房用熱交換器(13)の空気
出口側に、暖房用熱交換器(13)の空気通路を前席用
通路(16)と後席用通路(17)とに仕切る切替ドア
(70)を配置し、切替ドア(70)は、前席用通路
(16)と後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置
と、後席用通路(17)を遮断して暖房用熱交換器(1
3)の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット
位置との間で操作されるようになっており、後席用エア
ミックスドア(21)が最大暖房位置から最大冷房位置
側へ向かって移動することに連動して、切替ドア(7
0)を仕切り位置から後席側シャット位置へ向かって移
動させるようになっており、後席用エアミックスドア
(21)が最大暖房時の開度から最大冷房側へ所定開度
変化するまでの所定区間(α、図4参照)における後席
用冷風バイパス通路(19)の開度増加割合に対して、
切替ドア(70)による後席用通路(17)の開度減少
割合を小さくすることを特徴とする。
1)が最大暖房位置から最大冷房側へ移動して、後席用
冷風バイパス通路(19)を微小開度開くと、後席用冷
風バイパス通路(19)への冷風流入量が急増する傾向
にある。そのため、後席用エアミックスドア(21)が
最大暖房位置から最大冷房側へ移動すると、後席側の吹
出空気温度が急激に低下して、後席側の吹出空気温度制
御特性が悪化する。
ミックスドア(21)が最大暖房時の開度から最大冷房
側へ所定開度変化するまでの所定区間(α)における後
席用冷風バイパス通路(19)の開度増加割合に対し
て、切替ドア(70)による後席用通路(17)の開度
減少割合を小さくしている。
路(17)の開度減少割合を小さくするとは、図4の1
点鎖線eの特性のように文字通り、開度減少割合を小さ
くする場合と、請求項8に記載の発明のように、前記所
定区間(α)の間、切替ドア(70)を仕切り位置に保
持し、後席用エアミックスドア(21)が所定開度移動
した後に、切替ドア(70)を仕切り位置から後席側シ
ャット位置へ向かって移動させる場合の両方を含む。後
者の場合は所定区間(α)の間、後席用通路(17)の
開度減少が生じないので、後席用通路(17)の開度減
少割合を小さくするとは開度減少を0にする場合を含
む。
1)の最大暖房近傍の所定区間(α)において、後席用
通路(17)の開度減少割合を小さくすると、切替ドア
(70)の操作位置変化により後席用通路(17)を通
過する温風量の減少を抑制して、最大暖房近傍の状態で
後席側の吹出空気温度が急激に低下することを回避で
き、後席側の吹出空気温度制御特性の悪化を防止でき
る。
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
施形態による車両用空調装置の室内ユニット部を図1、
図2に基づいて説明する。室内ユニット部は、大別し
て、空調ユニット10と、この空調ユニット10に空気
を送風する送風機ユニット1(図2参照)との2つの部
分に分かれている。
(図示せず)内側のうち、中央部から助手席側へオフセ
ットして配置されており、これに対し、空調ユニット1
0は車室内前部の計器盤(図示せず)内側のうち、車両
幅(左右)方向の略中央部に配置されている。送風機ユ
ニット1は周知のごとく内外気切替箱2を有し、この内
外気切替箱2には外気(車室外空気)を導入する外気導
入口3と、内気(車室内空気)を導入する内気導入口4
と、この両導入口3、4を切替開閉する内外気切替ドア
5が設けられている。
切替箱2を通して空気を吸入して送風する送風機6が配
置されている。この送風機6は遠心式の送風ファン7
と、この送風ファン7を収納しているスクロールケーシ
ング8と、送風ファン7の駆動用モータ9とから構成さ
れている。
される空気通路を構成する樹脂製の空調ケース11を有
し、この空調ケース11内に冷房用熱交換器をなす蒸発
器12と暖房用熱交換器をなすヒータコア13を両方と
も一体的に内蔵している。空調ユニット10部は、車室
内前部の計器盤内側の略中央部にて、車両の前後方向お
よび上下方向に対して、図1の矢印で示す搭載方向で配
置されている。
には空気入口空間14が形成されている。この空気入口
空間14には、送風機ユニット1のスクロールケーシン
グ8の出口から送風空気が流入する。
4直後の部位に蒸発器12が略垂直に配置されている。
この蒸発器12は周知のごとく冷凍サイクルの冷媒の蒸
発潜熱を空調空気から吸熱して、空調空気を冷却するも
のである。そして、蒸発器12の空気流れ下流側(車両
後方側)に、所定の間隔を開けてヒータコア13が配置
されている。
冷風を再加熱するものであって、その内部に、図示しな
い車両エンジンから高温の温水(エンジン冷却水)が流
れ、この温水を熱源として空気を加熱するものである。
ヒータコア13は周知のごとく温水が通過する偏平チュ
ーブとこれに接合されたコルゲートフィンとからなる熱
交換用コア部13aを有しており、この熱交換用コア部
13aの空気通路は、空調ケース11内の仕切り部材1
5により上側の前席用通路16と下側の後席用通路17
とに仕切られている。
の空気流れ上流に配置され、かつ、空調ケース11内部
空間の車両幅方向の全長にわたって延びるように形成さ
れている。空調ケース11内の空気通路において、ヒー
タコア13の上方部位および下方部位には、それぞれヒ
ータコア13をバイパスして空気(冷風)が流れる前席
用冷風バイパス通路18、後席用冷風バイパス通路19
が形成されている。
には平板状の前席用エアミックスドア20および後席用
エアミックスドア21がそれぞれ回転可能に配置されて
いる。前席用エアミックスドア20は、ヒータコア13
の熱交換用コア部13aの前席用通路16で加熱される
温風と、前席用冷風バイパス通路18を通ってヒータコ
ア13をバイパスする冷風との風量割合を調整する。
ータコア13の熱交換用コア部13aの後席用通路17
で加熱される温風と、後席用冷風バイパス通路19を通
ってヒータコア13をバイパスする冷風との風量割合を
調整する。
れ回転軸20a、21aと一体に結合されており、この
回転軸20a、21aを中心として独立に回転可能にな
っている。前席用エアミックスドア20は上記風量割合
の調整により車室内前席側への吹出空気温度を独立に調
節する前席側温度調節手段を構成する。後席用エアミッ
クスドア21は上記風量割合の調整により車室内後席側
への吹出空気温度を独立に調節する後席側温度調節手段
を構成する。
回転軸20a、21aは、空調ケース11に回転自在に
支持され、かつ回転軸21a、21bの一端部はそれぞ
れ空調ケース11の外部に突出する。ここで、前席用エ
アミックスドア20の回転軸20aの突出端部はリンク
機構20b(図1)を介して駆動用モータ56の出力軸
に連結される。この駆動用モータ56を有するアクチュ
エータ機構により前席用エアミックスドア20の回転位
置(開度)を独立に調節する。
軸21aの突出端部はリンク機構21b(図1)を介し
て、駆動用モータ58の出力軸に連結される。この駆動
用モータ58を有するアクチュエータ機構により後席用
エアミックスドア21の回転位置(開度)を独立に調節
する。
ア13の空気流れ下流側(車両後方側)の部位には、ヒ
ータコア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延び
る壁面22が空調ケース11に一体成形されている。こ
の壁面22の下端部、すなわち、ヒータコア13の空気
出口部の下方部に、切替ドア70が回転軸70aにより
回動可能に配置されている。この切替ドア70の詳細は
後述する。
から上方に向かう前席用温風通路23が形成されてい
る。前席用温風通路23の下流側(上方側)はヒータコ
ア13の上方部において冷風バイパス通路18の下流側
と合流し、冷風と温風の混合を行う前席用空気混合部2
4を形成している。
て、前席用空気混合部24に隣接する部位にデフロスタ
開口部25が開口している。このデフロスタ開口部25
は空気混合部24から温度調節された空調空気が流入す
るものであって、図示しないデフロスタダクトを介して
デフロスタ吹出口に接続され、このデフロスタ吹出口か
ら車両前面窓ガラスの内面に向けて空調風を吹き出す。
タドア26により開閉される。このデフロスタドア26
は、空調ケース11の上面部近傍に配置された回転軸2
7を中心として回転するようになっている。デフロスタ
ドア26はデフロスタ開口部25と連通口28を切替開
閉する。この連通口28は空気混合部24からの空調空
気を後述の前席用フェイス開口部29と前席用フット開
口部30側へ流すための通路となる。
スタ開口部25よりも車両後方側(乗員寄り)の部位に
前席用フェイス開口部29が設けられており、この前席
用フェイス開口部29は図示しない前席用フェイスダク
トを介して計器盤上方側に配置されている前席用フェイ
ス吹出口に接続され、この前席用フェイス吹出口から車
室内の乗員上半身側に向けて空調風を吹き出す。
ェイス開口部29の下方側に前席用フット開口部30が
設けられている。この前席用フット開口部30は、空調
ケース11の左右両側の側面に開口している図示しない
前席用フット吹出口に接続され、この前席用フット吹出
口から前席の運転席側および助手席側の乗員足元に空気
を吹き出す。
フット開口部30との間に平板状の前席側フットフェイ
ス切替用ドア31が回転軸32により回転可能に配置さ
れている。この切替用ドア31により前席用フェイス開
口部29と前席用フット開口部30の入口側通路33が
切替開閉される。
トフェイス切替用ドア31は、前席用吹出モードドア手
段であって、図示しないリンク機構を介して共通の駆動
用モータ57(後述の図3参照)の出力軸に連結され
る。この駆動用モータ57を有する共通のアクチュエー
タ機構により両ドア26、31が連動操作されるように
なっている。
3aの後席用通路17で加熱された温風と、後席用冷風
バイパス通路19を通ってヒータコア13をバイパスす
る冷風は後席用空気混合部34において混合して所望温
度の空気となる。
後方側)には、後席用フェイス開口部35および後席用
フット開口部36が配置されている。本例では、空調ケ
ース11の後方側下端部において車両左右方向(図1の
紙面垂直方向)の中央部に後席用フェイス開口部35を
配置し、この後席用フェイス開口部35の左右両側に後
席用フット開口部36を配置している。図2はこの両開
口部35、36の配置を模式的に示している。
5と左右両側の後席用フット開口部36内にはそれぞれ
後席フェイス用ドア37と、後席フット用ドア38が回
転軸39により回転可能に配置されている。
出モード切替ドア37、38は車両左右方向に延びる1
本の回転軸39に連結され、連動操作されるが、各ドア
37、38の回転軸39に対する取付角度を変えること
により、1本の回転軸39の回転角の変化により、後席
用フェイス開口部35のみの開放状態(後席側フェイス
モード)と、後席用フット開口部36のみの開放状態
(後席側フットモード)と、後席用フェイス開口部35
および後席用フット開口部36を同時に開放する状態
(後席側バイレベルモード)と、この両開口部35、3
6を同時に閉塞する状態(後席側シャットモード)とを
選択できるようになっている。
しない後席用フェイス接続ダクトを経て後席用フェイス
吹出口に接続され、この後席用フェイス吹出口から後席
乗員の上半身側へ空調風を吹出す。また、後席用のフッ
ト開口部36は図示しない後席用フット接続ダクトを経
て後席用フット吹出口に接続され、この後席用フット吹
出口から後席乗員の足元側へ空気を吹出す。
転軸39は、空調ケース11に回転自在に支持され、か
つ回転軸39の一端部は空調ケース11の外部に突出し
て、図示しないリンク機構を介して駆動用モータ59
(後述の図3参照)の出力軸に連結される。この駆動用
モータ59を有するアクチュエータ機構により後席用吹
出モード切替ドア37、38の操作位置を切り替える。
の空気下流側部位において後席用通路17に対向する下
方側部位に配置されており、そして、切替ドア70が図
1の破線位置c1に操作されると、切替ドア70が仕切
り部材15の延長上に位置して、ヒータコア13の前席
用通路16と後席用通路17とを仕切り、後席用通路1
7と前席用温風通路23との連通を遮断する。従って、
破線位置c1は切替ドア70の「仕切り位置」である。
線位置c2に操作されると、後席用通路17と後席用空
気混合部34との連通を遮断して後席用通路17を前席
用温風通路23に連通させる。従って、2点鎖線位置c
2は切替ドア70の「後席側シャット位置」である。
21と連動して操作されるため、切替ドア70の回転軸
70aの一端部を空調ケース11の外部に突出して、リ
ンク機構70bを介して、前述した後席用エアミックス
ドア21のアクチュエータ機構の駆動用モータ58の出
力軸に連結している。
部の前席用通路16、冷風バイパス通路18、温風通路
23、空気混合部24、連通路28等により前席用通路
100(図2)を構成し、ヒータコア13部の後席用通
路17、冷風バイパス通路19、空気混合部34等によ
り後席用通路200(図2)を構成している。
概要を示すブロック図であり、空調用制御装置(以下E
CUという)40により各種空調機器を自動制御するよ
うになっている。このECU40はマイクロコンピュー
タとその周辺回路等から構成されるもので、送風機ユニ
ット1および空調ユニット10に装備される各種空調機
器を予め設定されたプログラムに従って制御するもので
ある。なお、ECU40は、自動車エンジンのイグニッ
ションスイッチ(図示せず)がオンされたときに、車載
バッテリー(図示せず)から電源が供給される。
センサ信号、車室内前方の計器盤部に設置される空調用
の前席側操作パネル42、および車室内後席側に設置さ
れる空調用の後席側操作パネル43からの操作信号が入
力される。センサ群41としては、周知のごとく車室外
温度(外気温)を検出する外気温センサ44、車室内温
度(内気温)を検出する内気温センサ45、車室内への
日射量を検出する日射センサ46、蒸発器12の吹出空
気温度を検出する蒸発器吹出温度センサ47、ヒータコ
ア13の温水温度を検出する水温センサ48等が設けら
れる。
定器49、前席側風量設定器50、前席側吹出モード設
定器51、内外気モード設定器52等が設けられ、同様
に、後席側操作パネル43にも後席側温度設定器53、
後席側吹出モード設定器54等が設けられる。
調機器の駆動手段として、内外気切替ドア6の駆動用モ
ータ55、送風ファン7の駆動用モータ9、前席用エア
ミックスドア20のアクチュエータ機構の駆動用モータ
56、前席用吹出モードドア26、31のアクチュエー
タ機構の駆動用モータ57、後席用エアミックスドア2
1および切替ドア70の共通のアクチュエータ機構の駆
動用モータ58、および後席用吹出モード切替ドア3
7、38のアクチュエータ機構の駆動用モータ59等が
設けられている。
動を説明する。最初に、室内ユニット部の基本的作動を
概略説明する。前席側および後席側の吹出モードとして
フェイスモードが設定されていると、デフロスタドア2
6によりデフロスタ開口部25を閉じて連通口28を全
開する。また、前席側フットフェイス切替用ドア31は
前席用フット開口部30の入口側通路33を全閉する。
また、後席用吹出モード切替ドア37、38は、後席用
のフェイス開口部35を開口し、後席用のフット開口部
36を閉塞する。
図1のa1位置に操作すると、ヒータコア13の前席用
通路16を全閉し、前席用冷風バイパス通路18を全開
する最大冷房状態が設定される。この状態において、送
風機6および冷凍サイクルが運転されると、送風機ユニ
ット1からの送風空気がケース11の最前部の空気入口
空間14に流入した後、蒸発器12で冷却されて冷風と
なる。
席用冷風バイパス通路18を通過して前席用空気混合部
24および連通口28を経て前席用フェイス開口部29
へ向かい、図示しない前席用フェイス吹出口から前席乗
員の上半身に向けて冷風が吹き出す。
に、前席用エアミックスドア20を図1のa1位置(最
大冷房位置)から中間開度位置(実線位置)に操作する
と、前席用エアミックスドア20の開度位置に従って冷
風の大部分が前席用冷風バイパス通路18を通過し、残
余の一部の冷風はヒータコア13の前席用通路16に流
入して加熱され、温風となり、前席用温風通路23を上
昇する。そして、前席用冷風バイパス通路18からの冷
風と前席用温風通路23からの温風が前席用空気混合部
24にて混合され、所望温度に調節される。
のb1位置に操作すると、ヒータコア13の後席用通路
17への空気流れが遮断され、後席用冷風バイパス通路
19が全開されるので、後席側の最大冷房状態が設定さ
れる。この最大冷房状態では、蒸発器12出口からの冷
風がそのまま、後席用冷風バイパス通路19を通過して
後席用空気混合部34を経て後席用フェイス開口部35
へ向かい、後席用フェイス吹出口35bから後席乗員の
上半身に向けて冷風が吹き出す。
冷房位置b1から中間開度位置(実線位置)に操作する
と、ヒータコア13の後席用通路17が開放されるの
で、後席側においても、後席用エアミックスドア21の
開度位置に従って後席用冷風バイパス通路19からの冷
風と、後席用通路17からの温風との風量割合を調節で
き、後席用空気混合部34にて冷風と温風が混合され、
所望温度に調節できる。
席用エアミックスドア21の操作位置(回転位置)をそ
れぞれ独立に制御することにより、前席のフェイス吹出
空気温度と後席側のフェイス吹出空気温度を独立に制御
できる。
が、その他に、(1)前席用フェイス開口部29と前席
用フット開口部30を同時に開口する前席側のバイレベ
ルモード、後席用のフェイス開口部35および後席用の
フット開口部36を同時に開口する後席側のバイレベル
モード、(2)デフロスタ開口部25を少量開放すると
ともに前席用フット開口部30を全開する前席側のフッ
トモード、後席用のフェイス開口部35を閉塞し、後席
用のフット開口部36を開口する後席側のフットモー
ド、(3)デフロスタ開口部25を全開し、連通口28
を閉塞するデフロスタモード等の吹出モードを選択でき
る。
おいても、前席用エアミックスドア20と後席用エアミ
ックスドア21の操作位置(回転位置)の制御により、
前席側の吹出空気温度と後席側の吹出空気温度を独立に
制御できる。
位置(開度)および後席用エアミックスドア21の操作
位置(開度)は、ECU40の制御出力により駆動モー
タ56、58の作動角が制御されて自動調節される。こ
の駆動モータ56、58の作動角は、ECU40におい
て公知の手法によりそれぞれ独立に算出される前席用ド
ア目標開度および後席用ドア目標開度と、両エアミック
スドア20、21の実際の開度とが一致するように制御
される。
ア目標開度は、公知のごとく前席側目標吹出温度および
後席側目標吹出温度に基づいて算出される。ここで、前
席側目標吹出温度は車室内前席側に吹き出す空気の目標
温度であり、車両空調熱負荷条件の変動にかかわらず、
車室内前席側空間の温度を前席側設定温度に維持するた
めに必要な温度である。
は、前席側空調操作パネル42の前席側温度設定器49
の前席側設定温度信号、およびセンサ群41の検出信号
のうち、空調熱負荷条件を示す内気温信号TR、外気温
信号TAM、日射量信号TS等に基づいて算出される。
出す空気の目標温度であり、車両空調熱負荷条件の変動
にかかわらず、車室内後席側空間の温度を後席側設定温
度に維持するために必要な温度である。後席側目標吹出
温度も、同様に、後席側空調操作パネル43の後席側温
度設定器53の後席側設定温度信号、および空調熱負荷
条件を示す内気温信号TR、外気温信号TAM、日射量
信号TS等に基づいて算出される。
席側目標吹出温度と、蒸発器吹出空気温度TEおよびヒ
ータコア温水温度TWに基づいて算出され、後席用ドア
目標開度も同様に、上記の後席側目標吹出温度と、蒸発
器吹出空気温度TEおよびヒータコア温水温度TWに基
づいて算出される。
13の前席側通路16を全閉する最大冷房位置(図1の
破線位置a1)を0%とし、ヒータコア13の前席側通
路16を全開する最大暖房位置(図1の2点鎖線位置a
2)を100%とする百分率で算出される。同様に、後
席用ドア目標開度もヒータコア13の後席側通路17を
全閉する最大冷房位置(図1の破線位置b1)を0%と
し、ヒータコア13の後席側通路17を全開する最大暖
房位置(図1の2点鎖線位置b2)を100%とする百
分率で算出される。
ち、後席用エアミックスドア21と切替ドア70との連
動作動について詳述する。図4は横軸に、後席用エアミ
ックスドア21および切替ドア70の共通のアクチュエ
ータ機構の駆動用モータ58の作動角であり、図示の例
では図4の横軸のが作動角=0の位置であり、図4の
横軸のが作動角の最大量の位置である。
動角=0の位置から作動角を増大すると、後席用エア
ミックスドア21が最大冷房位置b1側から最大暖房位
置b2側へ向かって移動し、そのドア開度が増大する。
これに連動して、切替ドア70は後席側シャット位置c
2から仕切り位置c1側へ移動するようにしてある。そ
して、駆動用モータ58の作動角がまで増大すると、
後席用エアミックスドア21が最大暖房位置b2に到達
する。
との間の中間領域において後席用エアミックスドア
21の開度が連続的に変化して後席側吹出空気温度を変
化させるので、この中間領域が温度制御領域をなす。
あると、後席用エアミックスドア21が最大冷房位置b
1となり、これに連動して、切替ドア70が後席側シャ
ット位置c2に位置する。図5はこの状態を示してお
り、ヒータコア13の熱交換部13aのうち、後席用通
路17部分に、図5の矢印aのように温風が流れても、
この温風が後席側空気混合部34側へ流れることを切替
ドア70により阻止できる。
が最大冷房位置にあるときに、切替ドア70が図6のよ
うに仕切り位置に操作されていると、図6の矢印bの経
路にて温風が後席側空気混合部34側へ流れ込み、最大
冷房時における後席側吹出空気温度を上昇させる。これ
により、後席側の最大冷房能力を低下させる。しかし、
第1実施形態によると、後席側の最大冷房時における温
風の混入を切替ドア70により阻止して、後席側の最大
冷房能力を良好に発揮できる。
ミックスドア20が最大冷房位置a1に固定されている
ときに、後席用エアミックスドア21が最大冷房位置b
1から温度制御領域へ移動すると、ヒータコア13の熱
交換部13aのうち、後席用通路17部分を通過した温
風が前席用温風通路23を経て前席用空気混合部24側
へ流入することが懸念される。
2)に比して後席側通路200(図2)の方が圧損がか
なり高く、後席側通路200での圧力低下が大きいの
で、ヒータコア13の後席用通路17部分を通過した温
風が前席用空気混合部24側へ流入しにくいようになっ
ている。また、前席側通路100の風量に比して後席側
通路200(図2)の風量が大幅に少ない。以上2つの
理由から、ヒータコア13の後席用通路17部分を通過
した温風が前席側の冷風中に流入して前席側の最大冷房
能力を阻害することはない。このことは実験により確認
している。
動角=との間の中間領域においては、後席用エアミ
ックスドア21の開度が連続的に変化することに連動し
て、切替ドア70が後席側シャット位置c2から仕切り
位置c1側へ連続的に移動する。従って、後席用エアミ
ックスドア21の開度変化によりヒータコア13の熱交
換部13aの入口側にて後席用通路17と後席用冷風バ
イパス通路19の通路面積の比率が変化する。また、ヒ
ータコア13の熱交換部13aの出口側では後席用通路
17の出口側通路面積が切替ドア70の移動により変化
する。
aのうち、後席用通路17部分を通過する温風と後席用
冷風バイパス通路19を通過する冷風との風量割合は、
図7に示すように後席用エアミックスドア21の開度変
化と切替ドア70の操作位置変化との両方の組み合わせ
で調整される。
両ドア21、70の作動特性の選択により種々調整でき
るので、後席側吹出空気温度の制御特性の調整(各車種
毎の要求に対応する制御特性の調整)が容易になる。
て、後席用エアミックスドア21が最大暖房位置b2に
到達する作動角の所定量αだけ手前側の位置にて切替
ドア70が仕切り位置c1に到達し、この所定量αの区
間では切替ドア70が仕切り位置c1を保持する。そし
て、駆動用モータ58の作動角がに到達すると、後席
用エアミックスドア21が遅れて最大暖房位置b2に到
達する。このような関係に後席用エアミックスドア21
と切替ドア70とを連動操作することにより、次の利点
が得られる。
最大暖房位置b2から最大冷房側へ移動して、後席用冷
風バイパス通路19を微小開度開いた際の空気流れを説
明すると、後席用冷風バイパス通路19はヒータコア1
3の熱交換部13a側の通路に比して圧損が小さいの
で、後席用冷風バイパス通路19を微小開度開いても後
席用冷風バイパス通路19への冷風流入量が急増する傾
向にある。そのため、もし、後席用冷風バイパス通路1
9が後席用冷風バイパス通路19を開くと同時に切替ド
ア70が図4の破線の作動特性dのように仕切り位置c
1から後席側シャット位置c2側へ移動すると、ヒータ
コア13の熱交換部13aのうち後席用通路17の出口
側通路面積を切替ドア70が減少させ、後席側の温風量
を減少させる。
最大暖房位置b2から最大冷房側へ移動すると、後席側
の吹出空気温度が急激に低下する特性となり、後席側の
吹出空気温度制御特性が悪化する。
エアミックスドア21が最大暖房位置b2から中間温度
制御域へ所定開度(上記所定量αに対応する開度)移動
するまでの所定区間の間、切替ドア70を仕切り位置c
1に保持し、後席用エアミックスドア21が所定開度移
動した後に、切替ドア70を仕切り位置c1から後席側
シャット位置c2側へ向かって移動させる。図8は後席
用エアミックスドア21が所定の微小開度θだけ後席用
冷風バイパス通路19を開くとともに、切替ドア70が
仕切り位置c1に保持されている状態を示す。
が後席用冷風バイパス通路19を微小開度開く際に、ヒ
ータコア13の後席用通路17部分の出口側通路面積を
切替ドア70が減少させることがない。この結果、後席
用冷風バイパス通路19の微小開度時に切替ドア70に
より後席側の温風量を減少させることがなく、最大暖房
近傍における後席側吹出空気温度の急低下を防止でき
る。
ドア21が最大暖房位置b2に到達する作動角の所定
量αだけ手前側の区間にて、切替ドア70を仕切り位置
c1に保持しているが、図4の1点鎖線eの作動特性に
示すように、後席用エアミックスドア21が最大暖房位
置b2に到達する作動角より所定量αだけ手前側の位
置にて、切替ドア70を仕切り位置c1の直前の位置ま
で到達させ、その後の所定量αの区間では、後席用エア
ミックスドア21の開度変化に比して切替ドア70の移
動量を微小量にしてもよい。このように変形しても、上
記の例と同様の効果が得られる。
暖房位置b2から最大冷房位置側へ向かって移動する際
の後席用冷風バイパス通路19の開度増加割合に対し
て、切替ドア70が仕切り位置c1から後席側シャット
位置c2側へ向かって移動する際の後席用通路17部分
の開度減少割合を小さくすればよい。
のからに変化させる場合の作動を説明すると、駆動
用モータ58の作動角のうち、からの間の作動角は
前述したようにECU40において算出される後席用ド
ア目標開度に基づいて決定される。
ら前席側吹出モードとしてデフロスタモードを選択する
信号が出ると、ECU40はこのデフロスタモード信号
を受けて駆動用モータ58の作動角を最大量とする制御
出力を駆動用モータ58に加える。これにより、駆動用
モータ58の作動角が最大量となり、作動角がから
に変化することにより、切替ドア70を仕切り位置c
1から後席側シャット位置c2側へ移動する。このと
き、後席用エアミックスドア21の回転軸21aと駆動
用モータ58の出力軸とを連結するリンク機構21b
に、駆動用モータ58の作動角のからへの変化があ
っても、後席用エアミックスドア21を最大暖房位置b
2に保持するアイドル溝機構(図示せず)が備えてある
ので、後席用エアミックスドア21は最大暖房位置b2
に保持される。
で、ヒータコア13の熱交換部13aの前席用通路16
部及び後席用通路17部を通過した温風をすべてデフロ
スタ吹出開口部25を通して車両前面窓ガラスに吹き出
すことができる。これにより、デフロスタ吹出温風の風
量を増大して、デフロスタ能力(防曇能力)を向上でき
る。
20も最大暖房位置a1に操作されているが、前席用エ
アミックスドア20の開度調整によりデフロスタ吹出空
気温度を調節することができる。
施形態では、後席用エアミックスドア21と切替ドア7
0を連動操作する共通の操作機構を、駆動用モータ58
と、リンク機構21b、70bにより構成している。
作動角がとなる位置が本発明の最大暖房側第1操作位
置を構成し、駆動用モータ58の作動角が最大量のと
なる位置が本発明の最大暖房側第2操作位置を構成す
る。
スタモードが選択されたことを示す信号を出すデフロス
タモード信号手段を、前席側操作パネル42に備えられ
る前席側吹出モード設定器51により構成し、ECU4
0により本発明の制御手段を構成している。
は、図4に示すように駆動用モータ58の作動角が0の
位置から増加すると、後席用エアミックスドア21が
最大冷房位置b1から最大暖房位置b2側へ移動すると
同時に、切替ドア70が後席側シャット位置c2から仕
切り位置c1側へ向かって移動し、そして、駆動用モー
タ58の作動角変化に対する切替ドア70の操作位置変
化割合を一定にしているが、第2実施形態では、図10
に示すように、駆動用モータ58の作動角が0の位置
から増加するとき、駆動用モータ58の作動角が所定量
βに増加するまでの間、切替ドア70の操作位置変化割
合を小さくし、駆動用モータ58の作動角が所定量βに
増加した後に、切替ドア70の操作位置変化割合を大き
くして、切替ドア70を仕切り位置c1側へ向かって移
動させるようにしている。
風バイパス通路19やヒータコア13の後席用通路17
の具体的形状、ドア21、70の形態等により、後席用
エアミックスドア21が最大冷房位置b1から最大暖房
位置b2側へ移動するとき、切替ドア70も同時に後席
側シャット位置c2から仕切り位置c1側へ移動する
と、後席側吹出空気温度の急上昇が発生するする場合が
ある。
所定量βの区間では切替ドア70の操作位置変化割合を
小さくして、ヒータコア13の後席用通路17の開度増
加を微少量に抑制できる。これにより、最大冷房近傍位
置における後席側吹出空気温度の急上昇を抑止できる。
あり、駆動用モータ58の作動角の変化に対して、切替
ドア70の操作位置を連続的に変化させずに、階段状に
変化させるようにしている。
は、後席用エアミックスドア21と切替ドア70を連動
操作する共通の操作機構を、電気的に制御される駆動用
モータ58を有するアクチュエータ機構により構成して
いるが、この共通の操作機構を手動操作される手動操作
機構により構成してもよい。
スドア21と切替ドア70を、駆動用モータ58を有す
る共通のアクチュエータ機構により連動操作している
が、切替ドア70および後席用エアミックスドア21に
それぞれ専用の駆動用モータを有するアクチュエータ機
構を設け、この両アクチュエータ機構をECU40によ
り電気的に連動させて、切替ドア70および後席用エア
ミックスドア21を図4、10、11に示す作動パター
ンにて連動操作するようにしてもよい。つまり、請求項
5〜8においては、上記専用の2つのアクチュエータ機
構をECU40により電気的に連動させて、後席用エア
ミックスドア21と切替ドア70を連動操作するように
してもよい。
空調ユニット部の縦断面図である。
系全体の概略断面図である。
る。
切替ドアの作動パターン説明図である。
ニット部の縦断面図である。
の、空調ユニット部の縦断面図である。
ニット部の縦断面図である。
ニット部の縦断面図である。
ニット部の縦断面図である。
と切替ドアの作動パターン説明図である。
と切替ドアの作動パターン説明図である。
13…ヒータコア(暖房用熱交換器)、16…前席用通
路、17…後席用通路、18…前席用冷風バイパス通
路、19…後席用冷風バイパス通路、20…前席用エア
ミックスドア、21…後席用エアミックスドア、21b
…リンク機構、25…デフロスタ開口部、51…前席用
吹出モード設定器、58…駆動用モータ、70…切替ド
ア、70b…リンク機構。
Claims (8)
- 【請求項1】 車室内へ吹き出す空気を加熱する暖房用
熱交換器(13)と、 前記暖房用熱交換器(13)をバイパスして冷風が流れ
る前席用冷風バイパス通路(18)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記前席
用冷風バイパス通路(18)を通過する冷風との風量割
合を調整する前席用エアミックスドア(20)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記前席用冷
風バイパス通路(18)からの冷風とを混合した空気が
流出する前席用吹出開口部(25、29、30)と、 前記冷房用熱交換器(12)で冷却された冷風が前記暖
房用熱交換器(13)をバイパスして流れる後席用冷風
バイパス通路(19)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記後席
用冷風バイパス通路(19)を通過する冷風との風量割
合を調整する後席用エアミックスドア(21)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記後席用冷
風バイパス通路(19)からの冷風とを混合した空気が
流出する後席用吹出開口部(35、36)とを備える車
両用空調装置において、 前記暖房用熱交換器(13)の空気出口側に、前記暖房
用熱交換器(13)の空気通路を前席用通路(16)と
後席用通路(17)とに仕切る切替ドア(70)を配置
し、 前記切替ドア(70)は、前記前席用通路(16)と前
記後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置と、前記後
席用通路(17)を遮断して前記暖房用熱交換器(1
3)の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット
位置との間で操作されるようになっており、 前記切替ドア(70)と前記後席用エアミックスドア
(21)を共通の操作機構(58、21b、70b)に
連結し、 前記共通の操作機構(58、21b、70b)により前
記切替ドア(70)と前記後席用エアミックスドア(2
1)を連動して操作することを特徴とする車両用空調装
置。 - 【請求項2】 前記後席用エアミックスドア(21)を
最大暖房位置とし、且つ、前記切替ドア(70)を前記
仕切り位置とする最大暖房側第1操作位置と、前記後席
用エアミックスドア(21)を最大暖房位置に保持した
まま、前記切替ドア(70)を前記後席側シャット位置
に移動させる最大暖房側第2操作位置とを持つように、
前記共通の操作機構(58、21b、70b)を構成し
たことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記前席用吹出開口部として、車両窓ガ
ラス内面に向けて空気を吹き出すデフロスタ吹出開口部
(25)を備えており、 前席側の吹出モードとして、前記デフロスタ吹出開口部
(25)から車両窓ガラス内面に向けて空気を吹き出す
デフロスタモードが選択されると、前記共通の操作機構
(58、21b、70b)を前記最大暖房側第2操作位
置に操作することを特徴とする請求項2に記載の車両用
空調装置。 - 【請求項4】 前記共通の操作機構は電気的に制御され
るアクチュエータ機構(58、21b、70b)を有し
ており、 前記前席側の吹出モードとして、前記デフロスタモード
が選択されたことを示す信号を出すデフロスタモード信
号手段(51)と、 前記デフロスタモード信号手段(51)からの信号が入
力され、前記アクチュエータ機構(58、21b、70
b)を制御する制御手段(40)とを備え、 前記デフロスタモード時には、前記制御手段(40)に
より前記アクチュエータ機構(58、21b、70b)
を前記最大暖房側第2操作位置に操作することを特徴と
する請求項3に記載の車両用空調装置。 - 【請求項5】 車室内へ吹き出す空気を加熱する暖房用
熱交換器(13)と、 前記暖房用熱交換器(13)をバイパスして冷風が流れ
る前席用冷風バイパス通路(18)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記前席
用冷風バイパス通路(18)を通過する冷風との風量割
合を調整する前席用エアミックスドア(20)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記前席用冷
風バイパス通路(18)からの冷風とを混合した空気が
流出する前席用吹出開口部(25、29、30)と、 前記冷房用熱交換器(12)で冷却された冷風が前記暖
房用熱交換器(13)をバイパスして流れる後席用冷風
バイパス通路(19)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記後席
用冷風バイパス通路(19)を通過する冷風との風量割
合を調整する後席用エアミックスドア(21)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記後席用冷
風バイパス通路(19)からの冷風とを混合した空気が
流出する後席用吹出開口部(35、36)とを備える車
両用空調装置において、 前記暖房用熱交換器(13)の空気出口側に、前記暖房
用熱交換器(13)の空気通路を前席用通路(16)と
後席用通路(17)とに仕切る切替ドア(70)を配置
し、 前記切替ドア(70)は、前記前席用通路(16)と前
記後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置と、前記後
席用通路(17)を遮断して前記暖房用熱交換器(1
3)の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット
位置との間で操作されるようになっており、 前記切替ドア(70)を前記後席用エアミックスドア
(21)と連動して操作し、前記後席用エアミックスド
ア(21)が最大冷房位置側から最大暖房位置側へ向か
って移動するときに、前記切替ドア(70)を前記後席
側シャット位置から前記仕切り位置側へ移動するように
したことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項6】 車室内へ吹き出す空気を加熱する暖房用
熱交換器(13)と、 前記暖房用熱交換器(13)をバイパスして冷風が流れ
る前席用冷風バイパス通路(18)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記前席
用冷風バイパス通路(18)を通過する冷風との風量割
合を調整する前席用エアミックスドア(20)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記前席用冷
風バイパス通路(18)からの冷風とを混合した空気が
流出する前席用吹出開口部(25、29、30)と、 前記冷房用熱交換器(12)で冷却された冷風が前記暖
房用熱交換器(13)をバイパスして流れる後席用冷風
バイパス通路(19)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記後席
用冷風バイパス通路(19)を通過する冷風との風量割
合を調整する後席用エアミックスドア(21)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記後席用冷
風バイパス通路(19)からの冷風とを混合した空気が
流出する後席用吹出開口部(35、36)とを備える車
両用空調装置において、 前記暖房用熱交換器(13)の空気出口側に、前記暖房
用熱交換器(13)の空気通路を前席用通路(16)と
後席用通路(17)とに仕切る切替ドア(70)を配置
し、 前記切替ドア(70)は、前記前席用通路(16)と前
記後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置と、前記後
席用通路(17)を遮断して前記暖房用熱交換器(1
3)の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット
位置との間で操作されるようになっており、 前記後席用エアミックスドア(21)が最大冷房位置に
あるとき、前記切替ドア(70)を前記後席側シャット
位置に操作することを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項7】 車室内へ吹き出す空気を加熱する暖房用
熱交換器(13)と、 前記暖房用熱交換器(13)をバイパスして冷風が流れ
る前席用冷風バイパス通路(18)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記前席
用冷風バイパス通路(18)を通過する冷風との風量割
合を調整する前席用エアミックスドア(20)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記前席用冷
風バイパス通路(18)からの冷風とを混合した空気が
流出する前席用吹出開口部(25、29、30)と、 前記冷房用熱交換器(12)で冷却された冷風が前記暖
房用熱交換器(13)をバイパスして流れる後席用冷風
バイパス通路(19)と、 前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記後席
用冷風バイパス通路(19)を通過する冷風との風量割
合を調整する後席用エアミックスドア(21)と、 前記暖房用熱交換器(13)からの温風と前記後席用冷
風バイパス通路(19)からの冷風とを混合した空気が
流出する後席用吹出開口部(35、36)とを備える車
両用空調装置において、 前記暖房用熱交換器(13)の空気出口側に、前記暖房
用熱交換器(13)の空気通路を前席用通路(16)と
後席用通路(17)とに仕切る切替ドア(70)を配置
し、 前記切替ドア(70)は、前記前席用通路(16)と前
記後席用通路(17)とを仕切る仕切り位置と、前記後
席用通路(17)を遮断して前記暖房用熱交換器(1
3)の空気通路全体を前席用通路とする後席側シャット
位置との間で操作されるようになっており、 前記後席用エアミックスドア(21)が最大暖房位置か
ら最大冷房位置側へ向かって移動することに連動して、
前記切替ドア(70)を前記仕切り位置から前記後席側
シャット位置へ向かって移動させるようになっており、 前記後席用エアミックスドア(21)が前記移動をする
際の前記後席用冷風バイパス通路(19)の開度増加割
合に対して、前記切替ドア(70)が前記移動をする際
の前記後席用通路(17)の開度減少割合を小さくする
ことを特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項8】 前記後席用エアミックスドア(21)が
最大暖房位置から最大冷房位置側へ所定開度移動するま
での間、前記切替ドア(70)を前記仕切り位置に保持
し、前記後席用エアミックスドア(21)が前記所定開
度移動した後に、前記切替ドア(70)を前記仕切り位
置から前記後席側シャット位置へ向かって移動させるこ
とを特徴とする請求項7に記載の車両用空調装置。
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