JP3948120B2 - ガスケットとガスケットの成形方法及びこのガスケットを用いた円筒形アルカリ電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する利用分野】
本発明は、耐クラック性と安定した防爆機能とを有するガスケットとその成形方法及びこのガスケットを備えて構成される耐漏液性に優れた円筒形アルカリ電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
円筒形アルカリ電池は、誤使用などにより過充電、過放電された場合に電池ケース体の内部で激しいガス発生が起こり、電池内圧が異常に上昇することによって、電解液等が漏液を起こしたり、場合によっては破裂する危険がある。このため、円筒型アルカリ電池においては、電池内部でガスが発生して電池の内圧が上昇した場合に、内部に発生したガスを速やかに外部に排気するための防爆機構が備えられている。
【0003】
上述した防爆機構は、一般に、電池ケース体の開口部を封止するガスケットに形成された薄膜部が防爆安全弁として機能することにより構成されている。すなわち、円筒形アルカリ電池は、ガス発生により上昇した電池内圧の応力がガスケットに集中することによってガスケットで最も肉薄に形成された薄膜部が開裂して、電池内部に発生したガスを外部に排気して電池の内圧上昇による破裂等を防止している。
【0004】
従来のガスケットは、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂やゴム等によって成形されるとともに、図6乃至図9に示すように、それぞれ異なる形状に成形された種々のガスケットが提案されている。
【0005】
例えば、図6に示すガスケット50は、中央に断面凸型に形成された肉厚な円筒型の部分(以下、ホブ部51と称する。)と、ホブ部51の外周側にホブ部51と同心に形成される円盤状の部分(以下、ダイヤフラム部52と称する。)と、ホブ部51とダイヤフラム部52との間に形成されるとともにダイヤフラム部52の上面側に形成される薄膜部53と、ダイヤフラム部52の外周側に連続して形成されかつ断面屈曲して形成される外周部54とを備えて構成されるものである。ホブ部51は、下部開口部55bが上部開口部55aよりも広く開口するように内周面下部がテーパ状に形成されたホブ孔55を有する筒状に形成されている。薄膜部53は、図10に示すように、ホブ部51と同心の2個の円弧状に形成されている。
【0006】
また、図7に示すガスケット60は、ガスケット50と同様にホブ部61と、ダイヤフラム部62と、薄膜部63及び外周部64とを備えて構成されるものである。ホブ部61は、下部内径が上部内径よりも大きく形成され、内周面が段差状のホブ孔65を有する筒型に形成されている。薄膜部63は、図10に示すように、ガスケット50の薄膜部53と同様にホブ部61と同心の2個の円弧状に形成されている。
【0007】
図8に示すガスケット70は、断面凸型に形成されたホブ部71と、ホブ部71と同心に形成されかつホブ部71の上端面方向に向かって傾斜して形成されたダイヤフラム部72と、ホブ部71とダイヤフラム部72との間に形成されるとともにダイヤフラム部72の上面側に形成される薄膜部73と、ダイヤフラム部72の外周側に位置しかつ断面屈曲して形成された外周部74とにより構成されるものである。ホブ部71は、その下端部がガスケット50やガスケット60のホブ部51、61の下端部よりも長く、ダイヤフラム部72の下面より下方に突き出て形成されている。また、ホブ部71は、内径が一様なストレートのホブ孔75を有する筒型に形成されている。薄膜部73は、図11に示すように、ホブ部71と同心環状に形成される。
【0008】
図9に示すガスケット80は、ホブ部81と、ホブ部81と同心に形成されたダイヤフラム部82と、ダイヤフラム部82の一部に形成される薄膜部83と、ダイヤフラム部82の外側に位置して形成される外周部84とにより構成されるものである。ホブ部81は、ダイヤフラム部82の上下方向にそれぞれ同程度突き出てかつ内径が一様なストレートのホブ孔85を有して筒状に形成される薄膜部83は、図12に示すように、ダイヤフラム部82の一部に形成された円形状の孔部に形成される。
【0009】
上述したようなガスケット50、60、70、80(以下、単にガスケット50等と称する。)の成形方法は、成形金型内に構成された空間に射出ゲートから溶融樹脂を流し込む射出成形によって成形される。従来のガスケット50等においては、図13に示す成形金型90を使用してガスケットを成形する方法が提案されている。成形金型90は、上側金型90aと下側金型90bとが組み合わされることによりホブ部が成形される円筒形の空間部91と、ダイヤフラム部が形成される平盤状の空間部92と、外周部が形成される屈曲した空間部93と、平盤状の空間部の内周側に薄膜部が成形される薄膜状の空間部94とが構成される。ガスケット50は、円筒形の空間部91の底面側、すなわち下側金型90bのコアピン95の基端部に隣接して開口するピンポイントゲート96から成形金型90内に樹脂が流し込まれて成形される。
【0010】
また、ガスケット50等は、図14に示す成形金型90とは異なるゲート方式の成形金型100を使用してガスケット成形する方法が提案されている。成形金型100は、上述した成形金型90と同様にその内部に円筒形状の空間部101と、平盤状の空間部102と、屈曲した空間部103と、薄膜状の空間部104とが構成される。ガスケット50等は、屈曲した空間部103の端部に開口するサイドゲート105から樹脂が流し込まれて成形される。
【0011】
ガスケット50等は、この他にホブ部が成形される円筒状の空間部の底面からのフィルムゲ−ト又はディスクゲ−ト、ダイヤフラム部が成形される平盤状の空間部からの単若しくは多点ピンゲ−ト、外周部が成形される屈曲した空間部からのサブマリンゲートなどの種々のゲート方式の成形金型により成形される方法が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
円筒形アルカリ電池を構成するガスケットには、上述したように、種々の形状に成形されたものが提案されるとともに、ガスケットの形状に対応する成形金型及び成形金型に開口するゲート方式も複数提案されている。
【0013】
しかしながら、ガスケットは、成形金型内に溶融樹脂を流し込んで射出成形する場合に、その形状と成形金型の型割やゲート方式とが不適当だと、溶融樹脂の流れる方向が一定にならなかったり、金型内の空気が十分に抜けきらない等の理由で溶融樹脂が均一に充填されず充填が不十分なままガスケットが成形される。ガスケットは、溶融樹脂の充填が不十分なまま成形されるとホブ部におけるボイド、ヒケ、ウエルドによる強度低下、薄膜部のウエルドや強度のバラツキ等の成形不良が発生する。
【0014】
ガスケットは、上述したようなガスケットの成形不良によって、ホブ部に集電棒を挿入する際の衝撃や集電棒を挿入した後のホブ部に対する応力、長期の常温保存及び過酷な温度条件下の保存によってホブ部にクラックが発生し易くなる。ガスケットは、ホブ部においてクラックが生じると、ホブ部と集電棒との間のシールが破壊され、電池内の電解液等がホブ部と集電棒との間を這い上がって漏液が生ずるという問題があった。また、ガスケットは、ホブ部にクラックが生じると、防爆安全弁としての機能を有する薄膜部が不均一、不安定に開裂するという問題があった。
【0015】
円筒形アルカリ電池においては、上述したようなガスケットのホブ部におけるクラックの発生や薄膜部の不均一な開裂が耐漏液性を低下させる大きな原因となっていた。
【0016】
さらに、ガスケットは、ホブ部のボイド、ヒケ、ウエルドによる強度低下や、薄膜部のウエルド、強度のバラツキ等が生じないように長期にわたって問題のないレベルを維持するように成形することは技術的に非常に困難であった。
【0017】
そこで本発明は、耐クラック性に優れかつ一定の状態で安定して開裂する防爆安全弁を有するガスケットとこのガスケットの成形方法及びこのガスケットを備えて構成される耐漏液性に優れた円筒形アルカリ電池を提供することを目的にするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本発明に係るガスケットは、外周面がテーパ状に形成されるとともに、上部開口部よりも下部開口部が広く開口しかつ集電棒が挿入される孔部が形成される円筒部と、円筒部の外周側に円筒部と同心環状に形成される円盤状部と、円筒部と円盤状部との間に円筒部と同心環状に形成されるとともに円盤状部の下面側に形成される薄膜部と、円盤状部の外周側に位置するとともに断面屈曲して形成される外周部とを備えて構成され、円筒部の下部開口部が開口する下端部が円盤状部の下面より下方に突き出て形成されるとともに、円筒部と薄膜部との境界部が面取り形状又は曲面状とされかつ円盤状部と薄膜部との境界部が略垂直なエッジ形状に形成される。
【0019】
また、本発明に係るガスケットの成型方法は、上側金型と下側金型とが組み合わされることにより円筒状の空間部と、円筒状の空間部の外周側に位置する平盤状の空間部と、平盤状の空間部の外周側に位置する屈曲した空間部が連続して構成されかつ円筒状の空間部と平盤状の空間部との間に上側金型に形成され円筒状の空間部側が面取り形状又は曲面状に形成された突出部が下側金型に向かって突き出ることによって薄膜状の空間部が構成されるとともに、上側金型に円筒状の空間部の上部に開口する射出ゲートが設けられ、下側金型に円筒状の空間部の底部に形成されるエジェクタスリーブと屈曲した空間部に形成されたエジェクタピンとのうち少なくともいずれか一方が設けられた成形金型を使用してガスケットを成形する。
【0020】
さらに、本発明に係る円筒形アルカリ電池は、上述した構成を有するガスケットにより電池ケース体の開口部が封止されて構成される。
【0021】
本発明に係るガスケット及びガスケットの製造方法によれば、ホブ部が形成される空間部の上部に開口した射出ゲートから樹脂が充填されかつ上側金型から突き出る突出部の円筒状の空間部側に面取りを施し、下側金型にエジェクタスリーブとエジェクタピンとのうち少なくともいずれか一方が設けられることにより、樹脂の流れがスムーズになり金型内に均一に充填され、耐クラック性に優れたガスケットが成形される。また、本発明に係るガスケット及びガスケットの製造方法によれば、円筒部と薄膜部との境界部が面取り形状又は曲面状に形成されるとともに、円盤状部と薄膜部との境界部が略垂直なエッジ形状に形成されることにより、円盤状部と薄膜部との境界部が安定して開裂する。さらに、本発明に係る円筒形アルカリ電池によれば、上述したように耐クラック性に優れかつ安定して開裂する薄膜部が形成されたガスケットによって電池ケース体の開口部が封止されるため、耐漏液性が改善される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るガスケットと、ガスケットの成形方法及びこのガスケットを用いた円筒形アルカリ電池について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態に係るガスケット1は、図1に示すように、外周側に断面屈曲して形成される外周部2と、中央に位置して形成される肉厚なホブ部3と、外周部2とホブ部3との間に形成される平盤状のダイヤフラム部4と、ホブ部3とダイヤフラム部4との間に形成される薄膜部5とにより構成される。ガスケット1は、上述した各部が一体に成形されて構成されている。また、ガスケット1は、図2(a)及び(b)に示すように、上述した各部が同心環状に形成されている。
【0023】
ガスケット1は、図3に示すように、円筒形アルカリ電池6において、集電棒7が挿入された状態で座金8とともに、正極合剤9、セパレータ10及びゲル状負極11が内蔵された電池ケース体12の開口部12aを封止する。円筒形アルカリ電池6は、ガスケット1と座金8により封止された開口部12aがさらに負極カバー13と絶縁ワッシャ14とにより閉塞されている。
【0024】
外周部2は、図3に示すように、ガスケット1が電池ケース体12の開口部12aを封止した上から負極カバー13を取り付ける場合に、正極と一体となって形成されている電池ケース体12と負極カバー13との間に挟み込まれ、電池ケース体12と負極カバー13とを絶縁する。
【0025】
ホブ部3は、図1に示すように、中央にホブ孔部15が設けられた円筒状に形成されている。ホブ部3は、その外周面下部がテーパ状に形成されるとともに、内周面下部も外周面下部と同様にテーパ状に形成されている。ホブ部3は、外周面下部と内周面下部とがそれぞれテーパ状に形成されることにより、集電棒7が上部開口部15aから下部開口部15b側に向かって挿入される際のホブ部3内周面下部への衝撃及び集電棒7挿入後の集電棒7によるホブ部3の内周面に対する応力を緩和して、クラックの発生を抑制する。ガスケット1は、ホブ部3におけるクラックの発生が抑制されることによって、ガスケット1と集電棒7とのシールが破壊されず、電解液等の這い上がりによる円筒形アルカリ電池6漏液を抑制する。なお、本実施の形態においては、ホブ部3の内周面下部をテーパ状に形成しているがこのような構成に限らず、内周面下部が内周面上部よりも広く形成されて、集電棒7挿入時の衝撃等を緩和する構造とされていればよく、例えばホブ部3の内周面が凸型の段差状に形成されていてもよい。
【0026】
ホブ部3は、ホブ孔部15の下部開口部15bが開口する下端部がダイヤフラム部4の下面よりも突き出て形成されている。ホブ部3は、その下端部がダイヤフラム部4の下面よりも突き出るように形成されることにより、ガスケット1と集電棒7との接触面積を大きくできる。このため、ガスケット1は、電池ケース体12内の電解液等がホブ部3と集電棒7との間を這い上がる距離が長くなるため円筒形アルカリ電池6漏液を抑制する。
【0027】
ホブ部3は、その内径が集電棒7の外径に対して80%乃至90%の範囲になるようにホブ孔部15が形成される。ホブ部3は、その内径が集電棒7の外径の80%に満たないと集電棒7挿入時にホブ部3にかかる衝撃や応力が大きくなるため、ホブ部3にクラックが発生し易くなり集電棒7とのシールを破壊し、漏液が生じる。また、ホブ部3は、その内径が集電棒7の外径の90%を超えると、ホブ部3と集電棒7との密着性が低くなり十分に電解液等の這い上がりによる漏液を抑制することができなくなる。
【0028】
ダイヤフラム部4は、誤使用等により円筒形アルカリ電池6内でガスが発生して電池内圧が上昇した場合に、その応力を受ける。
【0029】
薄膜部5は、電池内部にガスが発生して電池内圧が上昇して、ダイヤフラム部4が応力を受けると開裂してガスを排出する防爆安全弁としての機能を有する。薄膜部5は、図2(a)、(b)に示すように、ホブ部3とダイヤフラム部4との間にホブ部3と同心環状に形成される。
【0030】
薄膜部5は、図4(a)に示すように、ダイヤフラム部4の下面側に形成され、その外周側、すなわちダイヤフラム部4との境界部に略垂直に切り立ったエッジ形状の垂直面16が形成されるとともに、その内周側、すなわちホブ部3との境界部に面取り形状に切り取られた傾斜面17が形成される。傾斜面17は、その面取り長さCが0.01mm乃至0.20mmの範囲に形成されるものが好適である。また、薄膜部5は、図4(b)に示すように、ホブ部3との境界部が上述したような傾斜面17ではなく、曲面18が形成されたものでもよい。曲面18は、その曲率半径Rが0.05mm乃至0.30mmの範囲に形成されるものが好適である。薄膜部5は、ホブ部3との境界部に傾斜面17又は曲面18が形成されることによりホブ部3との境界部の厚みが増し強度が強くなるため、円筒形アルカリ電池の内圧が上昇した場合に開裂する部位がエッジ形状の垂直面16に形成されかつホブ部3側に比べダイヤフラム部4との境界部が薄く強度が弱いダイヤフラム部4側に限定されるため、安定して開裂する。
【0031】
上述したガスケット1は、図5に示す成形金型19内に樹脂が充填されることにより成形される。成形金型19は、上側金型19aと下側金型19bが組み合わされることにより、その内部に一体の空間部が構成される。成形金型19は、その内部にホブ部3が成形される円筒形空間部と20、ダイヤフラム部4が成形される平盤状空間部21と、外周部2が成形される屈曲空間部22と、薄膜部5が成形される薄膜状空間部23とが構成される。
【0032】
上側金型19aには、円筒状空間部20の上面に成形金型19内に溶融樹脂を充填する射出ゲート24が配設される。ガスケット1は、射出ゲート24が円筒状空間部20の上面に形成されることにより射出ゲート24から成形金型19内に流れ込んだ溶融樹脂が上方から下方に一定方向に流れる。このため、ガスケット1は、成形金型19での溶融樹脂の流れがスムーズになり、ボイド、ヒケ、ウエルド等の成形不良が低減される。なお、射出ゲート24は、リングゲート、ディスクゲート、又はフィルムゲートとされている。
【0033】
また、上側金型19aには、薄膜状空間部23が構成される部分に下側金型19bに向かって突き出て形成される突出部25が設けられる。突出部25は、その内周側、すなわち円筒状空間部20側が面取り形状又は曲面状に形成されている。成形金型19においては、上側金型19aに突出部25が設けられかつその内周側が面取り形状又は曲面状に形成されることにより、ガスケット1の射出成形時のホブ部3から外周部2方向への溶融樹脂の流れがスムーズになる。
【0034】
下側金型19bには、円筒状空間部19の中央を貫通するようにコアピン26が形成されている。コアピン26は、ホブ部3のホブ孔部15の型となるため、その外周面下部がテーパ状に形成されている。
【0035】
下側金型19bには、コアピン26の外周側、すなわち円筒状空間部20の底部にエジェクタスリーブ27が設けられている。また、下側金型19bには、エジェクタスリーブ27のさらに外周側の屈曲空間部22にエジェクタピン28が設けられている。成形金型19は、エジェクタスリーブ27と下側金型19bとの隙間やエジェクタピン28と下側金型19bとの隙間から射出成形時に成形金型19内の空気が抜け易くなる。このため、成形金型19においては、ガスケット1を成形する際に、成形金型19内の空気が十分に抜けるため、ボイド、ヒケ、ウエルド等の成形不良を抑制することができる。エジェクタスリーブ27とエジェクタピン28とは、射出成形のたびに摺動し下側金型19aとの隙間が維持されるため、エアベントとしての効果が経時的に保持される。
【0036】
なお、本実施の形態においては、成形金型19がエジェクタスリーブ27とエジェクタピン28とを備えるものとして構成したが、どちらか片方でもエアベントとしての効果を発揮し得るため、エジェクタスリーブ27とエジェクタピン28のうち少なくともどちらか一方が下側金型19aに設けられていればよい。
【0037】
【実施例】
ガスケットについて、以下に示す試験品1乃至試験品13の円筒形アルカリ電池に対して種々の試験を行った結果に基づき具体的に説明する。なお、試験品1乃至試験品13は、特に示す条件以外の形状や成形方法については上述した実施の形態に係るガスケット1と同じ成形方法により同じ形状に成形されるガスケットが用いられる。
【0038】
まず、試験品1乃至試験品6について一定保存条件下での漏液の発生及びクラックの発生の有無についての試験を行った。漏液発生等の有無についての試験は、電池製造から常温常湿の保存条件で1年及び2年保存後と、温度75℃、湿度50%の保存条件で40日、80日及び120日保存後とにおいて漏液の有無を判定し、漏液の判定は目視で行った。また、漏液した電池については解体し、ガスケットのクラック発生の有無を20倍の顕微鏡で観察した。漏液発生等の有無についての試験は、1種類の試験品について100個ずつそれぞれ行った。その結果を表1に示す。試験に使用した試験品1乃至試験品6に係る円筒形アルカリ電池の構成は、以下に示す通りである。
【0039】
試験品1乃至試験品6は、ホブ部内径がそれぞれ集電棒外径の80%、90%、74%、77%、93%、96%に形成されたガスケットを備えた円筒形アルカリ電池である。なお、試験品1乃至試験品6は、ホブ部内径以外は同じ形状に成形されたガスケットが用いられている。
【0040】
【表1】
【0041】
表1に示すように、試験品1及び試験品2は、各条件下において漏液が発生しておらず、クラックも発生していないことが確認された。これに対し、試験品3乃至試験品6は、いずれも漏液が発生しており、また試験品3と試験品4については、クラックも発生していることが確認された。この結果から、円筒形アルカリ電池は、ガスケットのホブ部内径が集電棒の外径の80%乃至90%に形成されたものが好適であることが判断できる。
【0042】
つぎに、試験品1と、試験品7乃至試験品9とについて薄膜部の開裂圧の測定試験を行った。薄膜部開裂圧の測定試験は、油圧式の専用測定装置にて1種類の試験品について50個ずつそれぞれ行い、各試験品の安全弁開裂圧の平均値と標準偏差、すなわち薄膜部が開裂した圧力のばらつきとを算出した。その結果を表2に示す。試験に使用した試験品6及び試験品7に係る円筒形アルカリ電池の構成は、以下に示す通りである。
【0043】
試験品7は、薄膜部をダイヤフラムの上面側に形成したものであり、試験品8は、ホブ部の内径を均一にしてホブ孔部をストレートに形成したものであり、試験品9は、薄膜部内周側が面取りされていないものである。
【0044】
【表2】
【0045】
表2に示すように、試験品1は、試験品7乃至試験品9に比べて開裂圧の標準偏差が小さいことが確認された。この結果から、円筒形アルカリ電池においては、薄膜部がダイヤフラム部の下面側に形成されかつ内周側が面取りされているとともに、ホブ部内径下部がテーパ状に形成されているガスケットの薄膜部が最も開裂する圧力のばらつきが小さく、安定して開裂することが判断できる。
【0046】
さらに、試験品1と試験品10とについて上述した方法で一定保存条件下での漏液の発生及びクラックの発生の有無についての試験を行った。なお、試験品10は、ホブ部の下端部がダイヤフラム部下面よりも突き出て形成されていないものである。
【0047】
【表3】
【0048】
表3に示すように、試験品1は、漏液が発生していないのに対し、試験品10は、漏液が発生してることが確認された。この結果から、円筒形アルカリ電池においては、ガスケットのホブ部下端部がイヤフラム部下面よりも突き出て形成されている方が耐漏液性に優れていると判断できる。
【0049】
最後に、試験品1と試験品11乃至試験品13について集電棒挿入の衝撃によるクラック発生の有無についての試験を行った。集電棒の挿入試験は、ガスケットを温度100℃のドライ条件下で24時間乾燥させた後、ホブ部の内径に対して160%の外径の集電棒を挿入して、ホブ部におけるクラックの発生を20倍の顕微鏡で観察して行う。集電棒の挿入試験は、上述したような作業を1種類の試験品について500個ずつそれぞれ行い、各試験品の1個あたりのクラック発生数を算出した。その結果を表4に示す。なお、試験品1は、ガスケットを成形する成形金型に、成形金型19を使用したものであり、試験品11は、エジェクタスリーブとエジェクタピンとが設けられていない成形金型19を使用したものであり、試験品12は、ホブ部底面からのピンポイントゲートが設けられた成形金型を使用したものであり、試験品13は、外周部側面からのサイドゲートが設けられた成形金型を使用したものである。
【0050】
【表4】
【0051】
表4に示すように、試験品1は、クラックが発生していないことが確認された。これに対し、試験品11乃至試験品13は、それぞれクラックが発生していることが確認された。この結果から、円筒形アルカリ電池は、ガスケットがホブ部上部からのリング、ディスク又はフィルムゲートが設けられかつエジェクタスリーブとエジェクタピンとが設けられた成形金型を使用するものが好適であることが判断できる。
【0052】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明に係るガスケットとこのガスケットの成形方法によれば、樹脂の充填が均一かつ十分に行われる成形金型において耐クラック性に優れたガスケットが成形されるため、ホブ部のボイド、ヒケ、ウエルドによる強度低下や、安全弁のウエルド、強度バラツキ等の成形不良の発生を抑制できる。また、本発明に係るガスケットとこのガスケットの成形方法によれば、ガスケットに形成された薄膜部の内周側に面取りを施すとともに外周側をエッジに形成することにより、内周側に比して強度の弱い薄膜部の外周側が安定して開裂する。したがって、本発明に係るガスケットとこのガスケットの成形方法及び円筒形アルカリ電池は、上述したように耐クラック性に優れるとともに安定した防爆機能を有するガスケットにより電池ケース体を封止するため、円筒形アルカリ電池の耐漏液性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスケットの縦断面図である。
【図2】(a)は、ガスケットの平面図であり、(b)は、ガスケットの底面図である。
【図3】円筒形アルカリ電池の縦断面図である。
【図4】(a)は、ホブ部と薄膜部との境界部を面取り形状としたガスケットの要部拡大断面図であり、(b)は、ホブ部と薄膜部との境界部を曲面状としたガスケットの要部拡大断面図である。
【図5】ガスケットを成形する成形金型の縦断面図である。
【図6】第1の従来例のガスケットの縦断面図である。
【図7】第2の従来例のガスケットの縦断面図である。
【図8】第3の従来例のガスケットの縦断面図である。
【図9】第4の従来例のガスケットの縦断面図である。
【図10】第1及び第2の従来例のガスケットの底面図である。
【図11】第3の従来例のガスケットの底面図である。
【図12】第4の従来例のガスケットの底面図である。
【図13】従来例のガスケットを成形する第1の成型用金型の縦断面図である。
【図14】従来例のガスケットを成形する第2の成型用金型の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ガスケット,2 外周部,3 ホブ部,4 ダイヤフラム部,5 薄膜部,6 円筒形アルカリ電池,7 集電棒,12 電池ケース体,15 ホブ孔部,16 垂直面,17 傾斜面,18 曲面,19 成形金型,19a 上側金型,19b 下側金型,20 円筒状空間部,21 平盤状空間部,22 屈曲空間部,23 薄膜状空間部,25 突出部,24 射出ゲート,27 エジェクタスリーブ,28 エジェクタピン
Claims (5)
- 外周面がテーパ状に形成されるとともに、上部開口部よりも下部開口部が広く開口しかつ集電棒が挿入される孔部が形成される円筒部と、
上記円筒部の外周側に円筒部と同心環状に形成される円盤状部と、
上記円筒部と上記円盤状部との間に円筒部と同心環状に形成されるとともに上記円盤状部の下面側に形成される薄膜部と、
上記円盤状部の外周側に位置するとともに断面屈曲して形成される外周部とを備え、
上記円筒部の下部開口部が開口する下端部が上記円盤状部の下面より下方に突き出て形成されるとともに、上記円筒部と薄膜部との境界部が面取り形状又は曲面状とされかつ上記円盤状部と薄膜部との境界部が略垂直なエッジ形状に形成されていることを特徴とするガスケット。 - 上記ガスケットは、上記円筒部の内径が上記集電棒の外径に対して80%乃至90%となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスケット。
- 上側金型と下側金型とを組み合わせることによって内部に空間が構成される成形金型内に樹脂を充填してガスケットを成形するガスケットの成形方法において、
上記上側金型と上記下側金型とが組み合わされることにより円筒状の空間部と、上記円筒状の空間部の外周側に位置する平盤状の空間部と、上記平盤状の空間部の外周側に位置する屈曲した空間部が連続して構成されかつ円筒状の空間部と平盤状の空間部との間に上側金型に形成され上記円筒状の空間部側が面取り形状又は曲面状に形成された突出部が下側金型に向かって突き出ることによって薄膜状の空間部が構成されるとともに、
上記上側金型に上記円筒状の空間部の上部に開口する射出ゲートが設けられ、
上記下側金型に上記円筒状の空間部の底部に形成されるエジェクタスリーブと上記屈曲した空間部に形成されたエジェクタピンとのうち少なくともいずれか一方が設けられて成形金型内に樹脂が均一に充填されるようにした成形金型を使用してガスケットを成形することを特徴とするガスケットの成形方法。 - 上記成形金型の上側金型に形成される射出ゲートは、リングゲート、ディスクゲート、又はフィルムゲートであることを特徴とする請求項3に記載のガスケットの成形方法。
- 外周面がテーパ状に形成されるとともに、上部開口部よりも下部開口部が広く開口しかつ集電棒が挿入される孔部が形成される円筒部と、
上記円筒部の外周側に円筒部と同心環状に形成される円盤状部と、
上記円筒部と上記円盤状部の間に円筒部と同心に形成されるとともに、上記円盤状部の下面側に形成される薄膜部と、
断面屈曲して形成されかつ上記円盤状部の外周側に位置する外周部とを備え、
上記円筒部の下部開口部が開口する下端部が上記円盤状部の下面より下方に突き出て形成されるとともに、上記円筒部と薄膜部との境界部が面取り形状又は曲面状とされかつ上記円盤状部と薄膜部との境界部が略垂直なエッジ形状に形成されたガスケットによってケース体の開口部が封止されることを特徴とする円筒形アルカリ電池。
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