JP3864533B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の吸気装置において、エアクリーナケースとキャップ部材と燃料供給管との配置形態の改良に関するもので、吸気系部品を1ユニットの組立体(モジュール構造)として構成するようにした吸気装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、雑誌「日経メカニカル ′97年4月号」には、吸気系部品を1ユニットの組立体(モジュール構造)として構成するようにした吸気装置が記載されており、この従来技術では、エアクリーナのキャップ部材を最上部に配置し、このキャップ部材の下方にエアクリーナケースを配置し、さらにこのエアクリーナケースの下方に吸気マニホルドを配置している。そして、上記エアクリーナケースと吸気マニホルドとの合わせ面により、燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給管を挟み込み固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術によると、エアクリーナのクリーンサイドの空間(エアクリーナエレメントにより濾過された清浄空気が流入する空間)が必然的にエアクリーナエレメントの下方へ位置することになるので、エアクリーナエレメントのメンテナンスのためにエアクリーナエレメントを脱着する際に、塵埃等の異物がクリーンサイド側へ混入しやすいという不具合が生じる。
【0004】
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、エアクリーナエレメントの脱着時において、エアクリーナのクリーンサイド側への異物混入を抑制することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、吸気を濾過するエアクリーナエレメント(15)を収容する、エアクリーナケース(13)とキャップ部材(14)とを略水平方向に並んで配置し、吸気マニホルドパイプ(24)をエアクリーナケース(13)の下側に配置し、エアクリーナケース(13)の底面部と吸気マニホルドパイプ(24)の上面部との間に、燃料噴射弁(26)に燃料を供給する燃料供給管(29)を挟み込み固定することを特徴としている。
【0006】
これによると、エアクリーナ(12)のクリーンサイドの空間(18)をダストサイドの空間(17)に対して水平方向の側方に位置させることができる。
従って、エアクリーナエレメント(15)のメンテナンスのために、キャップ部材(14)をケース(13)から取り外してエアクリーナエレメント(15)を脱着する際に、ダストサイドの空間(17)の塵埃等の異物が下方へ落下してもクリーンサイドの空間(18)へ異物の混入が生じることを防止できる。
【0007】
また、エアクリーナケース(13)の底面部と吸気マニホルドパイプ(24)の上面部との間で、燃料供給管(29)を挟み込み固定しているから、燃料供給管(29)の組付に際しては、燃料供給管(29)を吸気マニホルドパイプ(24)の上面部に載置して、燃料供給管(29)の上面側をエアクリーナケース(13)の底面部で押さえつけるという簡単な手段で燃料供給管(29)を確実に保持固定できる。
【0008】
しかも、吸気マニホルドパイプ(24)をエアクリーナケース(13)の下側に配置しているから、エアクリーナ(12)のキャップ部材(14)およびケース(13)を吸気が略水平方向に流れた後に、吸気マニホルドパイプ(24)を吸気が下方へ湾曲状に流れるという吸気経路を構成できる。従って、吸気経路の途中に下方へのUターン部がなく、吸気を上方から下方へとスムースに流して、内燃機関の吸気ポート(10b)に供給できるので、吸気経路の途中に塵埃、水等が滞留する恐れがない。
【0009】
また、このような配置形態により、吸気装置全体の体格を比較的小型にまとめることが可能となる。
なお、本発明において、「略水平方向」とは、厳密な水平方向を意味するものでなく、後述するように、クリーンサイドの空間(18)への異物混入防止の目的を阻害しない範囲で、ある程度の角度範囲にて水平方向から傾斜した方向をも包含する用語として用いている。
【0010】
本発明は、具体的には、請求項2記載のごとく、エアクリーナケース(13)の底面部に押さえ部(31)を形成するとともに、吸気マニホルドパイプ(24)の上面部に支持台(30)を形成し、この押さえ部(31)と支持台(30)との合わせ面(32)により燃料供給管(29)を挟み込み固定する構成とすることができる。
【0011】
さらに、本発明は、請求項3に記載のごとく押さえ部(31)と支持台(30)との合わせ面(32)を略水平方向に延びるように配置するとともに、エアクリーナケース(13)とキャップ部材(14)との合わせ面(16)を略垂直方向に延びるように配置し、両合わせ面(16、32)を略直交状態に配置する構成とすることにより好適に実施できる。
【0012】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1、図2は車両走行用内燃機関の吸気装置に本発明を適用した一実施形態を示しており、内燃機関10は例えば3気筒タイプであり、その気筒列方向は図1、2の紙面垂直方向である。10aはこの内燃機関10のシリンダヘッドで、10bは吸気ポートある。
【0014】
この内燃機関10の直ぐ側方に隣接して、本発明による吸気装置11が配設されている。この吸気装置11は、後述する種々な吸気系部品をコンパクトに集積化した1ユニットの組立体(モジュール構造)から構成されている。
この吸気装置11のうち、内燃機関10寄りの部位の上方側にエアクリーナ12が配置され、このエアクリーナ12は、エアクリーナケース13と、キャップ部材14と、エアクリーナエレメント15とから構成されている。ここで、キャップ部材14は内燃機関10寄りに配置され、エアクリーナケース13はキャップ部材14よりも内燃機関10から遠ざかる側に配置されている。従って、この両者13、14は水平方向に並んで配置され、その合わせ面16が略垂直方向に延びるようになっている。
【0015】
なお、エアクリーナケース13およびキャップ部材14はいずれも樹脂製であり、ナイロンのようなある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂材料の成形品であり、以下説明する他の樹脂製の構成部品もエアクリーナケース13およびキャップ部材14と同様の樹脂にて成形される。
また、エアクリーナエレメント15は、その具体的形状の図示を省略したが、例えば、波板状の濾過部を有し、この濾過部全体の平面形状は長方形であり、この長方形の外周4辺に鍔状部15aが外方へ突き出している。この濾過部と鍔状部15aは同一の濾材(例えば、合成繊維の不織布、濾紙等)から一体成形されている。そして、このエアクリーナエレメント15の鍔状部15aをエアクリーナケース13とキャップ部材14との合わせ面16で挟み込み固定するようになっている。
【0016】
キャップ部材14の一側面(内燃機関10寄りの側面)には、内燃機関10の上方へ水平に突出する空気入口14aが一体成形されており、この空気入口14aは車両エンジンルーム内の空気(外気)をキャップ部材14内に導入するためのものである。
また、図2に拡大図示するように、キャップ部材14の底面部のうち、エアクリーナケース13側の端部に複数の係止突起14bが下方へ突出形成されており、これに対し、エアクリーナケース13の底部には、キャップ部材14の底面部の下方側へ突出する突出部13aを形成するとともに、この突出部13aに複数の係止突起14bが嵌入される複数の係止穴13bが開けてある。
【0017】
従って、この係止穴13bに係止突起14bを嵌入することにより、キャップ部材14の底面部をエアクリーナケース13の底部の突出部13aに位置決めして係止できる。一方、キャップ部材14の上面部の端部14c(図1)は図示しない周知の結合手段(例えば、金属ばねクリップ)によりエアクリーナケース13の上面部に脱着可能に結合される。
【0018】
上記した空気入口14aからの導入空気は、エアクリーナエレメント15の濾過部を図1の矢印aのごとく略水平方向に通過することにより、空気中の塵埃等が濾過部にて除去されて、空気が清浄化される。従って、図1において、エアクリーナエレメント15の左側はダストサイドの空間17であり、エアクリーナエレメント15の右側はクリーンサイドの空間18である。エアクリーナケース13内に形成されるクリーンサイドの空間18の出口部位には、円形状の出口穴19が形成されている。この出口穴19に金属製または樹脂製のスロットルボディ20の上流端が接続されている。
【0019】
ここで、エアクリーナケース13とスロットルボディ20との接続は、図示しないねじ等の締結手段にて行う。スロットルボディ20の内部にはスロットルバルブ21がシャフト21aを中心として回動可能に配置されている。このスロットルバルブ21は、周知のごとく車両のアクセル機構により操作されて内燃機関10に吸入される吸気量を調整するものである。
【0020】
スロットルボディ20の下流側には吸気マニホルド22が配置されている。この吸気マニホルド22は、スロットルボディ20の下流側空間の容積を拡大して吸気脈動を緩和する樹脂製サージタンク23を有し、さらに、このサージタンク23から内燃機関10の気筒数と同数(例えば、3本)に分岐した樹脂製吸気マニホルドパイプ24を有している。
【0021】
サージタンク23は、内燃機関10と反対側の部位において上方側に位置している。そして、図1に示すように、サージタンク23の下方側からスロットルボディ20およびエアクリーナ12の下方を通って内燃機関10の吸気ポート10bに向かって吸気マニホルドパイプ24が湾曲状の形状で延びるように配置されている。複数本の吸気マニホルドパイプ24の出口部(下端部)には取付部をなすフランジ部25が樹脂にて一体成形されている。
【0022】
このフランジ部25は内燃機関10の取付面10cに沿った平板形状を有しており、取付面10cにフランジ部25は図示しないねじにて締め付け固定されるようになっている。このフランジ部25の締め付け固定により吸気装置11全体を内燃機関10に固定することができる。
なお、内燃機関10の側方に隣接して配置される吸気装置11において、エアクリーナケース13、キャップ部材14、スロットルボディ20、サージタンク23、吸気マニホルドパイプ24、フランジ部25等の吸気系部品は一体に連結されて1ユニットの組立体として組立られている。
【0023】
一方、複数の吸気マニホルドパイプ24の出口側(換言すると、内燃機関10の吸気ポート10bの上流側)の部位に、それぞれ燃料(ガソリン)を噴射する燃料噴射弁26がフランジ部25に配置されている。すなわち、フランジ部25には、複数の吸気マニホルドパイプ24毎に対応して燃料噴射弁26の装着穴27が開けられており、この装着穴27にシール材28を介して燃料噴射弁26が挿入され、脱着可能に保持されている。
【0024】
この燃料噴射弁26は、エアクリーナ12の下側と吸気マニホルドパイプ24の上側との間の空間(すなわち、エアクリーナ12の外部空間)に配置されている。そして、複数(例えば3個)の燃料噴射弁26の燃料入口側端部(上端部)は1本の燃料供給管(分配管)29の分岐管部29aにそれぞれ一体に接続される。
【0025】
ここで、燃料供給管29は、エアクリーナケース13の下側の外部空間において各燃料噴射弁26の燃料入口側端部(上端部)近傍の位置を機関気筒列方向に沿って配置されている。そして、各吸気マニホルドパイプ24の上面部には燃料供給管29の支持台30が一体成形されており、この支持台30の上面は略水平に形成され、半円状の凹部30aが設けられている。
【0026】
また、エアクリーナケース13の底面部には燃料供給管29の押さえ部31が下方へ突出するように成形されており、この押さえ部31には弾性変形可能な弾性押圧片31aが一体成形されている。この弾性押圧片31aは下方への湾曲形状に成形され、燃料供給管29に対して矢印b方向のばね力を作用させて燃料供給管29を支持台30の凹部30a上に保持する。
【0027】
燃料噴射弁26からの燃料噴射方向cに対する反力として矢印d方向のの燃料圧が燃料供給管29に作用するので、この燃料圧dに対向する、燃料供給管29の保持力を弾性押圧片31aのばね力で得るようにしてある。
エアクリーナケース13の底面部の押さえ部31と、吸気マニホルドパイプ24の上面部の支持台30との合わせ面(燃料供給管29の挟み込み面)32は、略水平方向に延びるようになっているので、この合わせ面32と、エアクリーナケース13とキャップ部材14との合わせ面16は直交する関係になっている。
【0028】
なお、燃料噴射弁26は周知のごとく内燃機関電子制御装置により開弁時間が自動制御される電磁式の燃料噴射手段である。燃料供給管29の一端側は、図示しない燃料配管を介して燃料供給ポンプに接続され、この燃料供給ポンプから燃料が燃料供給管29に圧送される。
次に、上記構成において作用を説明する。内燃機関10が運転されると、エアクリーナ12のキャップ部材14の空気入口14aから外気が吸入され、この吸気はキャップ部材14内のダスト側の空間17内に流入した後、エアクリーナエレメント15の濾過部を図1の矢印aのごとく通過する。これにより、空気中の塵埃等がエアクリーナエレメント15にて除去されて、吸気が清浄化される。
【0029】
次に、この清浄化された吸気は、クリーン側の空間18から出口穴19を経て、スロットルボディ20に至り、スロットルバルブ21により流量調整される。次いで、吸気はサージタンク23を通過して脈動が吸収され、しかる後、吸気は複数の吸気マニホルドパイプ24に分配される。
図1から理解されるように、吸気は、空気入口14aからキャップ部材14、エアクリーナエレメント15、エアクリーナケース13、およびスロットルボディ20を経てサージタンク23の部位まで略水平方向に流れた後に、下方へ方向転換して吸気マニホルドパイプ24に流入し、この吸気マニホルドパイプ24を下方へ湾曲状に通過して吸気ポート10bに流入する。従って、吸気経路の途中に異物、水等が滞留することなく、スムースに吸気ポート10bに向かって吸気が流れる。
【0030】
一方、燃料は、図示しない燃料供給ポンプにて圧送され、燃料供給管29を経て各燃料噴射弁26に分配される。そして、各燃料噴射弁26を電子制御により適時開弁することにより、燃料が各吸気マニホルドパイプ24の出口側の部位に噴射される。従って、燃料と空気が混合気となって、内燃機関10の吸気ポート10bから各気筒内に吸入される。
【0031】
ところで、エアクリーナ12のケース13とキャップ部材14とを略水平方向に配置して、この両者13、14の合わせ面16を垂直方向に延びるように配置し、エアクリーナエレメント15を吸気が略水平方向に通過するように配置しているから、クリーンサイドの空間18はダストサイドの空間17に対して水平方向の側方に位置することになる。従って、エアクリーナエレメント15のメンテナンスのために、キャップ部材14をケース13から取り外してエアクリーナエレメント15を脱着する際に、ダストサイドの空間17の塵埃等の異物が下方へ落下してもクリーンサイドの空間18へ侵入することはない。
【0032】
また、エアクリーナケース13の底面部の押さえ部31と、吸気マニホルドパイプ24の上面部の支持台30との合わせ面32を、略水平方向に延びるように形成して、この合わせ面32により燃料供給管29の挟み込み固定しているから、燃料供給管29の組付に際しては、燃料供給管29を吸気マニホルドパイプ24の上面部の支持台30上に載置して、燃料供給管29の上面側をエアクリーナケース13の底面部の押さえ部31で押さえつけるという簡単な手段で燃料供給管29を確実に保持固定できる。
【0033】
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、両合わせ面16、32を略直交関係に設定しているが、ケース13とキャップ部材14との合わせ面16を垂直方向から若干の角度(例えば、30°程度)クリーンサイドの空間18側へ傾けて配置することも可能である。この程度の若干の傾斜角度であるならば、エアクリーナエレメント15の脱着時における、クリーンサイドの空間18側への異物落下は実用上、ほとんど問題とならないレベルに抑えることができる。
【0034】
また、ケース13とキャップ部材14との合わせ面16をダストサイドの空間17側へ傾けて配置することも可能である。ダストサイドの空間17側への合わせ面16の傾斜配置は、エアクリーナエレメント15の脱着時における、クリーンサイドの空間18側への異物落下に対して全く問題ない。しかし、この空間17側への合わせ面16の傾斜配置はキャップ部材14と内燃機関10等との干渉が生じるので、この傾斜配置も所定角度例えば、45°以内に制限するのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す内燃機関の吸気装置の要部断面側面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10…内燃機関、11…吸気装置、12…エアクリーナ、
13…エアクリーナケース、14…キャップ部材、
15…エアクリーナエレメント、16、32…合わせ面、
20…スロットルボディ、22…吸気マニホルド、23…サージタンク、
24…吸気マニホルドパイプ、25…フランジ部、26…燃料噴射弁、
29…燃料供給管。
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の吸気装置において、エアクリーナケースとキャップ部材と燃料供給管との配置形態の改良に関するもので、吸気系部品を1ユニットの組立体(モジュール構造)として構成するようにした吸気装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、雑誌「日経メカニカル ′97年4月号」には、吸気系部品を1ユニットの組立体(モジュール構造)として構成するようにした吸気装置が記載されており、この従来技術では、エアクリーナのキャップ部材を最上部に配置し、このキャップ部材の下方にエアクリーナケースを配置し、さらにこのエアクリーナケースの下方に吸気マニホルドを配置している。そして、上記エアクリーナケースと吸気マニホルドとの合わせ面により、燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給管を挟み込み固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術によると、エアクリーナのクリーンサイドの空間(エアクリーナエレメントにより濾過された清浄空気が流入する空間)が必然的にエアクリーナエレメントの下方へ位置することになるので、エアクリーナエレメントのメンテナンスのためにエアクリーナエレメントを脱着する際に、塵埃等の異物がクリーンサイド側へ混入しやすいという不具合が生じる。
【0004】
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、エアクリーナエレメントの脱着時において、エアクリーナのクリーンサイド側への異物混入を抑制することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、吸気を濾過するエアクリーナエレメント(15)を収容する、エアクリーナケース(13)とキャップ部材(14)とを略水平方向に並んで配置し、吸気マニホルドパイプ(24)をエアクリーナケース(13)の下側に配置し、エアクリーナケース(13)の底面部と吸気マニホルドパイプ(24)の上面部との間に、燃料噴射弁(26)に燃料を供給する燃料供給管(29)を挟み込み固定することを特徴としている。
【0006】
これによると、エアクリーナ(12)のクリーンサイドの空間(18)をダストサイドの空間(17)に対して水平方向の側方に位置させることができる。
従って、エアクリーナエレメント(15)のメンテナンスのために、キャップ部材(14)をケース(13)から取り外してエアクリーナエレメント(15)を脱着する際に、ダストサイドの空間(17)の塵埃等の異物が下方へ落下してもクリーンサイドの空間(18)へ異物の混入が生じることを防止できる。
【0007】
また、エアクリーナケース(13)の底面部と吸気マニホルドパイプ(24)の上面部との間で、燃料供給管(29)を挟み込み固定しているから、燃料供給管(29)の組付に際しては、燃料供給管(29)を吸気マニホルドパイプ(24)の上面部に載置して、燃料供給管(29)の上面側をエアクリーナケース(13)の底面部で押さえつけるという簡単な手段で燃料供給管(29)を確実に保持固定できる。
【0008】
しかも、吸気マニホルドパイプ(24)をエアクリーナケース(13)の下側に配置しているから、エアクリーナ(12)のキャップ部材(14)およびケース(13)を吸気が略水平方向に流れた後に、吸気マニホルドパイプ(24)を吸気が下方へ湾曲状に流れるという吸気経路を構成できる。従って、吸気経路の途中に下方へのUターン部がなく、吸気を上方から下方へとスムースに流して、内燃機関の吸気ポート(10b)に供給できるので、吸気経路の途中に塵埃、水等が滞留する恐れがない。
【0009】
また、このような配置形態により、吸気装置全体の体格を比較的小型にまとめることが可能となる。
なお、本発明において、「略水平方向」とは、厳密な水平方向を意味するものでなく、後述するように、クリーンサイドの空間(18)への異物混入防止の目的を阻害しない範囲で、ある程度の角度範囲にて水平方向から傾斜した方向をも包含する用語として用いている。
【0010】
本発明は、具体的には、請求項2記載のごとく、エアクリーナケース(13)の底面部に押さえ部(31)を形成するとともに、吸気マニホルドパイプ(24)の上面部に支持台(30)を形成し、この押さえ部(31)と支持台(30)との合わせ面(32)により燃料供給管(29)を挟み込み固定する構成とすることができる。
【0011】
さらに、本発明は、請求項3に記載のごとく押さえ部(31)と支持台(30)との合わせ面(32)を略水平方向に延びるように配置するとともに、エアクリーナケース(13)とキャップ部材(14)との合わせ面(16)を略垂直方向に延びるように配置し、両合わせ面(16、32)を略直交状態に配置する構成とすることにより好適に実施できる。
【0012】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1、図2は車両走行用内燃機関の吸気装置に本発明を適用した一実施形態を示しており、内燃機関10は例えば3気筒タイプであり、その気筒列方向は図1、2の紙面垂直方向である。10aはこの内燃機関10のシリンダヘッドで、10bは吸気ポートある。
【0014】
この内燃機関10の直ぐ側方に隣接して、本発明による吸気装置11が配設されている。この吸気装置11は、後述する種々な吸気系部品をコンパクトに集積化した1ユニットの組立体(モジュール構造)から構成されている。
この吸気装置11のうち、内燃機関10寄りの部位の上方側にエアクリーナ12が配置され、このエアクリーナ12は、エアクリーナケース13と、キャップ部材14と、エアクリーナエレメント15とから構成されている。ここで、キャップ部材14は内燃機関10寄りに配置され、エアクリーナケース13はキャップ部材14よりも内燃機関10から遠ざかる側に配置されている。従って、この両者13、14は水平方向に並んで配置され、その合わせ面16が略垂直方向に延びるようになっている。
【0015】
なお、エアクリーナケース13およびキャップ部材14はいずれも樹脂製であり、ナイロンのようなある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂材料の成形品であり、以下説明する他の樹脂製の構成部品もエアクリーナケース13およびキャップ部材14と同様の樹脂にて成形される。
また、エアクリーナエレメント15は、その具体的形状の図示を省略したが、例えば、波板状の濾過部を有し、この濾過部全体の平面形状は長方形であり、この長方形の外周4辺に鍔状部15aが外方へ突き出している。この濾過部と鍔状部15aは同一の濾材(例えば、合成繊維の不織布、濾紙等)から一体成形されている。そして、このエアクリーナエレメント15の鍔状部15aをエアクリーナケース13とキャップ部材14との合わせ面16で挟み込み固定するようになっている。
【0016】
キャップ部材14の一側面(内燃機関10寄りの側面)には、内燃機関10の上方へ水平に突出する空気入口14aが一体成形されており、この空気入口14aは車両エンジンルーム内の空気(外気)をキャップ部材14内に導入するためのものである。
また、図2に拡大図示するように、キャップ部材14の底面部のうち、エアクリーナケース13側の端部に複数の係止突起14bが下方へ突出形成されており、これに対し、エアクリーナケース13の底部には、キャップ部材14の底面部の下方側へ突出する突出部13aを形成するとともに、この突出部13aに複数の係止突起14bが嵌入される複数の係止穴13bが開けてある。
【0017】
従って、この係止穴13bに係止突起14bを嵌入することにより、キャップ部材14の底面部をエアクリーナケース13の底部の突出部13aに位置決めして係止できる。一方、キャップ部材14の上面部の端部14c(図1)は図示しない周知の結合手段(例えば、金属ばねクリップ)によりエアクリーナケース13の上面部に脱着可能に結合される。
【0018】
上記した空気入口14aからの導入空気は、エアクリーナエレメント15の濾過部を図1の矢印aのごとく略水平方向に通過することにより、空気中の塵埃等が濾過部にて除去されて、空気が清浄化される。従って、図1において、エアクリーナエレメント15の左側はダストサイドの空間17であり、エアクリーナエレメント15の右側はクリーンサイドの空間18である。エアクリーナケース13内に形成されるクリーンサイドの空間18の出口部位には、円形状の出口穴19が形成されている。この出口穴19に金属製または樹脂製のスロットルボディ20の上流端が接続されている。
【0019】
ここで、エアクリーナケース13とスロットルボディ20との接続は、図示しないねじ等の締結手段にて行う。スロットルボディ20の内部にはスロットルバルブ21がシャフト21aを中心として回動可能に配置されている。このスロットルバルブ21は、周知のごとく車両のアクセル機構により操作されて内燃機関10に吸入される吸気量を調整するものである。
【0020】
スロットルボディ20の下流側には吸気マニホルド22が配置されている。この吸気マニホルド22は、スロットルボディ20の下流側空間の容積を拡大して吸気脈動を緩和する樹脂製サージタンク23を有し、さらに、このサージタンク23から内燃機関10の気筒数と同数(例えば、3本)に分岐した樹脂製吸気マニホルドパイプ24を有している。
【0021】
サージタンク23は、内燃機関10と反対側の部位において上方側に位置している。そして、図1に示すように、サージタンク23の下方側からスロットルボディ20およびエアクリーナ12の下方を通って内燃機関10の吸気ポート10bに向かって吸気マニホルドパイプ24が湾曲状の形状で延びるように配置されている。複数本の吸気マニホルドパイプ24の出口部(下端部)には取付部をなすフランジ部25が樹脂にて一体成形されている。
【0022】
このフランジ部25は内燃機関10の取付面10cに沿った平板形状を有しており、取付面10cにフランジ部25は図示しないねじにて締め付け固定されるようになっている。このフランジ部25の締め付け固定により吸気装置11全体を内燃機関10に固定することができる。
なお、内燃機関10の側方に隣接して配置される吸気装置11において、エアクリーナケース13、キャップ部材14、スロットルボディ20、サージタンク23、吸気マニホルドパイプ24、フランジ部25等の吸気系部品は一体に連結されて1ユニットの組立体として組立られている。
【0023】
一方、複数の吸気マニホルドパイプ24の出口側(換言すると、内燃機関10の吸気ポート10bの上流側)の部位に、それぞれ燃料(ガソリン)を噴射する燃料噴射弁26がフランジ部25に配置されている。すなわち、フランジ部25には、複数の吸気マニホルドパイプ24毎に対応して燃料噴射弁26の装着穴27が開けられており、この装着穴27にシール材28を介して燃料噴射弁26が挿入され、脱着可能に保持されている。
【0024】
この燃料噴射弁26は、エアクリーナ12の下側と吸気マニホルドパイプ24の上側との間の空間(すなわち、エアクリーナ12の外部空間)に配置されている。そして、複数(例えば3個)の燃料噴射弁26の燃料入口側端部(上端部)は1本の燃料供給管(分配管)29の分岐管部29aにそれぞれ一体に接続される。
【0025】
ここで、燃料供給管29は、エアクリーナケース13の下側の外部空間において各燃料噴射弁26の燃料入口側端部(上端部)近傍の位置を機関気筒列方向に沿って配置されている。そして、各吸気マニホルドパイプ24の上面部には燃料供給管29の支持台30が一体成形されており、この支持台30の上面は略水平に形成され、半円状の凹部30aが設けられている。
【0026】
また、エアクリーナケース13の底面部には燃料供給管29の押さえ部31が下方へ突出するように成形されており、この押さえ部31には弾性変形可能な弾性押圧片31aが一体成形されている。この弾性押圧片31aは下方への湾曲形状に成形され、燃料供給管29に対して矢印b方向のばね力を作用させて燃料供給管29を支持台30の凹部30a上に保持する。
【0027】
燃料噴射弁26からの燃料噴射方向cに対する反力として矢印d方向のの燃料圧が燃料供給管29に作用するので、この燃料圧dに対向する、燃料供給管29の保持力を弾性押圧片31aのばね力で得るようにしてある。
エアクリーナケース13の底面部の押さえ部31と、吸気マニホルドパイプ24の上面部の支持台30との合わせ面(燃料供給管29の挟み込み面)32は、略水平方向に延びるようになっているので、この合わせ面32と、エアクリーナケース13とキャップ部材14との合わせ面16は直交する関係になっている。
【0028】
なお、燃料噴射弁26は周知のごとく内燃機関電子制御装置により開弁時間が自動制御される電磁式の燃料噴射手段である。燃料供給管29の一端側は、図示しない燃料配管を介して燃料供給ポンプに接続され、この燃料供給ポンプから燃料が燃料供給管29に圧送される。
次に、上記構成において作用を説明する。内燃機関10が運転されると、エアクリーナ12のキャップ部材14の空気入口14aから外気が吸入され、この吸気はキャップ部材14内のダスト側の空間17内に流入した後、エアクリーナエレメント15の濾過部を図1の矢印aのごとく通過する。これにより、空気中の塵埃等がエアクリーナエレメント15にて除去されて、吸気が清浄化される。
【0029】
次に、この清浄化された吸気は、クリーン側の空間18から出口穴19を経て、スロットルボディ20に至り、スロットルバルブ21により流量調整される。次いで、吸気はサージタンク23を通過して脈動が吸収され、しかる後、吸気は複数の吸気マニホルドパイプ24に分配される。
図1から理解されるように、吸気は、空気入口14aからキャップ部材14、エアクリーナエレメント15、エアクリーナケース13、およびスロットルボディ20を経てサージタンク23の部位まで略水平方向に流れた後に、下方へ方向転換して吸気マニホルドパイプ24に流入し、この吸気マニホルドパイプ24を下方へ湾曲状に通過して吸気ポート10bに流入する。従って、吸気経路の途中に異物、水等が滞留することなく、スムースに吸気ポート10bに向かって吸気が流れる。
【0030】
一方、燃料は、図示しない燃料供給ポンプにて圧送され、燃料供給管29を経て各燃料噴射弁26に分配される。そして、各燃料噴射弁26を電子制御により適時開弁することにより、燃料が各吸気マニホルドパイプ24の出口側の部位に噴射される。従って、燃料と空気が混合気となって、内燃機関10の吸気ポート10bから各気筒内に吸入される。
【0031】
ところで、エアクリーナ12のケース13とキャップ部材14とを略水平方向に配置して、この両者13、14の合わせ面16を垂直方向に延びるように配置し、エアクリーナエレメント15を吸気が略水平方向に通過するように配置しているから、クリーンサイドの空間18はダストサイドの空間17に対して水平方向の側方に位置することになる。従って、エアクリーナエレメント15のメンテナンスのために、キャップ部材14をケース13から取り外してエアクリーナエレメント15を脱着する際に、ダストサイドの空間17の塵埃等の異物が下方へ落下してもクリーンサイドの空間18へ侵入することはない。
【0032】
また、エアクリーナケース13の底面部の押さえ部31と、吸気マニホルドパイプ24の上面部の支持台30との合わせ面32を、略水平方向に延びるように形成して、この合わせ面32により燃料供給管29の挟み込み固定しているから、燃料供給管29の組付に際しては、燃料供給管29を吸気マニホルドパイプ24の上面部の支持台30上に載置して、燃料供給管29の上面側をエアクリーナケース13の底面部の押さえ部31で押さえつけるという簡単な手段で燃料供給管29を確実に保持固定できる。
【0033】
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、両合わせ面16、32を略直交関係に設定しているが、ケース13とキャップ部材14との合わせ面16を垂直方向から若干の角度(例えば、30°程度)クリーンサイドの空間18側へ傾けて配置することも可能である。この程度の若干の傾斜角度であるならば、エアクリーナエレメント15の脱着時における、クリーンサイドの空間18側への異物落下は実用上、ほとんど問題とならないレベルに抑えることができる。
【0034】
また、ケース13とキャップ部材14との合わせ面16をダストサイドの空間17側へ傾けて配置することも可能である。ダストサイドの空間17側への合わせ面16の傾斜配置は、エアクリーナエレメント15の脱着時における、クリーンサイドの空間18側への異物落下に対して全く問題ない。しかし、この空間17側への合わせ面16の傾斜配置はキャップ部材14と内燃機関10等との干渉が生じるので、この傾斜配置も所定角度例えば、45°以内に制限するのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す内燃機関の吸気装置の要部断面側面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10…内燃機関、11…吸気装置、12…エアクリーナ、
13…エアクリーナケース、14…キャップ部材、
15…エアクリーナエレメント、16、32…合わせ面、
20…スロットルボディ、22…吸気マニホルド、23…サージタンク、
24…吸気マニホルドパイプ、25…フランジ部、26…燃料噴射弁、
29…燃料供給管。
Claims (3)
- 内燃機関(10)への吸気を濾過するエアクリーナエレメント(15)を、エアクリーナケース(13)とこのエアクリーナケース(13)に脱着可能なキャップ部材(14)の内部に収容するとともに、
前記エアクリーナケース(13)の空気下流側に、前記内燃機関(10)への吸気量を調整するスロットルバルブ(21)を内蔵するスロットルボディ(20)を配置し、
このスロットルボディ(20)の空気下流側に、前記内燃機関(10)の吸気ポート(10b)に向けて延びる吸気マニホルドパイプ(24)を有する吸気マニホルド(22)を配置する内燃機関の吸気装置において、
前記エアクリーナケース(13)と前記キャップ部材(14)とを略水平方向に並んで配置し、前記エアクリーナエレメント(15)を前記吸気が略水平方向に通過するように配置し、
前記吸気マニホルドパイプ(24)を前記エアクリーナケース(13)の下側に配置し、
前記エアクリーナケース(13)の底面部と前記吸気マニホルドパイプ(24)の上面部との間に、前記内燃機関(10)の燃料噴射弁(26)に燃料を供給する燃料供給管(29)を挟み込み固定することを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 前記エアクリーナケース(13)の底面部に押さえ部(31)を形成するとともに、前記吸気マニホルドパイプ(24)の上面部に支持台(30)を形成し、
この押さえ部(31)と支持台(30)との合わせ面(32)により前記燃料供給管(29)を挟み込み固定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記押さえ部(31)と前記支持台(30)との合わせ面(32)を略水平方向に延びるように配置し、
前記エアクリーナケース(13)と前記キャップ部材(14)との合わせ面(16)を略垂直方向に延びるように配置し、
前記両合わせ面(16、32)を略直交状態に配置したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
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