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JPH1182196A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

Info

Publication number
JPH1182196A
JPH1182196A JP23607297A JP23607297A JPH1182196A JP H1182196 A JPH1182196 A JP H1182196A JP 23607297 A JP23607297 A JP 23607297A JP 23607297 A JP23607297 A JP 23607297A JP H1182196 A JPH1182196 A JP H1182196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air cleaner
internal combustion
combustion engine
intake
cleaner case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23607297A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihide Yamaguchi
明英 山口
Yurio Nomura
由利夫 野村
Koichi Hattori
浩一 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP23607297A priority Critical patent/JPH1182196A/ja
Priority to US09/129,173 priority patent/US6089202A/en
Publication of JPH1182196A publication Critical patent/JPH1182196A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気を濾過するエアクリーナ部と吸気マニホ
ルドパイプ部とを含む吸気装置の体格を小型化する。 【解決手段】 エアクリーナケース12からスロットル
ボディおよびサージタンク23を介して吸気マニホルド
パイプ24a〜24cに至る吸気通路がループ状となる
ように、エアクリーナケース12のエアクリーナエレメ
ント14上流部(ダストサイドの空間16)と吸気マニ
ホルドパイプ24a〜24cの出口部を近接して配置
し、さらに、エアクリーナエレメント14を、その側面
方向にスライドして脱着可能となるようにエアクリーナ
ケース12内に収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気装置
において、特に、吸気を濾過するエアクリーナ部と吸気
マニホルド部の配置スペース縮小のための改良に関する
もので、エアクリーナ部、スロットルボディ部、サージ
タンク部、吸気マニホルド部等の吸気系部品を1ユニッ
トの組立体として構成する吸気装置に用いて好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平6−81735号公報、欧
州特許第0523027A2号明細書等には、この種の
吸気系部品を1ユニットの組立体として構成するように
した吸気装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術では、いずれも湾曲状の吸気マニホルドパイプの上部
にエアクリーナケースを配置する構成であるので、吸気
マニホルドパイプの部分とエアクリーナケース部分がそ
れぞれ専用のスペースを占めることとなり、吸気装置の
体格が大型化するのは不可避である。従って、車両の狭
隘なエンジンルーム内への吸気装置の搭載を困難にして
いる。
【0004】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
吸気を濾過するエアクリーナ部と吸気マニホルドパイプ
部とを含む吸気装置の体格を小型化することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、エアクリーナケース(1
2)からサージタンク(23)を介して吸気マニホルド
パイプ(24a〜24c)に至る吸気通路がループ状と
なるように、エアクリーナケース(12)のエアクリー
ナエレメント(14)上流部と吸気マニホルドパイプ
(24a〜24c)の出口部を近接して配置し、さら
に、エアクリーナエレメント(14)を、その側面方向
にスライドして脱着可能となるようにエアクリーナケー
ス(12)内に収容することを特徴としている。
【0006】これによると、吸気通路を、エアクリーナ
エレメント(14)上流部と吸気マニホルドパイプ(2
4a〜24c)の出口部とが近接するループ状に配置し
ているから、エアクリーナケース(12)をこのループ
状の吸気通路系内に抱き込むように配置することが可能
となり、吸気装置の体格を小型化することができる。さ
らに、エアクリーナエレメント(14)を、その側面方
向にスライドして脱着可能にしているから、エアクリー
ナエレメント(14)の脱着用開口部(12a)の大き
さをエアクリーナエレメント(14)の濾過部(14
a)の高さと同等程度まで縮小することができ、濾過部
(14a)の平面投影面積以上の大きな開口部を設ける
必要がない。そのため、脱着用開口部(12a)の小型
化により吸気装置の体格を一層小型化できる。
【0007】特に、請求項3記載の発明では、エアクリ
ーナケース(12)内においてダストサイドの空間(1
6)が下方に位置し、クリーンサイドの空間(17)が
上方に位置するように、エアクリーナエレメント(1
4)を内燃機関(10)側へ傾斜して配置することを特
徴としている。これによると、雨天時等にエアクリーナ
ケース(12)のダストサイドの空間(16)に外部か
ら水が侵入しても、この水を下方側のダストサイドの空
間(16)にとどめて、上方側のクリーンサイドの空間
(17)に水が侵入するのを効果的に抑制できる。
【0008】また、請求項4記載の発明では、吸気マニ
ホルドパイプ(24a〜24c)を湾曲形状に形成し
て、この湾曲形状の内側にエアクリーナケース(12)
を配置することを特徴としている。これによると、吸気
マニホルドパイプ(24a〜24c)の湾曲形状を利用
して、吸気装置をさらに小型化できる。
【0009】また、請求項5記載の発明では、請求項4
において、吸気マニホルドパイプ(24a〜24c)の
湾曲形状を下方へ凸とし、エアクリーナケース(12)
を吸気マニホルドパイプ(24a〜24c)の上方に配
置し、エアクリーナケース(12)の上面部に、エアク
リーナエレメント(14)の脱着のための開口部(12
a)を配置することを特徴としている。
【0010】これによると、請求項4の作用効果に加え
て、エアクリーナエレメント(14)をエアクリーナケ
ース(12)の上方側へ簡単に脱着でき、エアクリーナ
エレメント(14)交換のサービス性を向上できる。な
お、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記
載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1〜図6は車両走行用内燃機関(ガ
ソリン機関)の吸気装置に本発明を適用した第1実施形
態を示しており、内燃機関10(図3、4)は本例では
3気筒タイプであり、その気筒列方向は図3、4の紙面
垂直方向(図1、2の左右方向)である。10aはこの
内燃機関10のシリンダヘッドで、10bは吸気ポート
ある。
【0012】この内燃機関10の直ぐ側方に隣接して、
本発明による吸気装置11が配設されている。この吸気
装置11は、後述する種々な吸気系部品をコンパクトに
集積化した1ユニットの組立体から構成されている。こ
の吸気装置11のうち、内燃機関10寄りの部位の上方
側にエアクリーナケース12が配置され、このエアクリ
ーナケース12の上面には開口部12a(図4)が設け
られ、この開口部12aを閉塞するキャップ部材13が
エアクリーナケース12に対して脱着可能に装着されて
いる。キャップ部材13にはエアクリーナケース12内
に突出する略矩形状の支持枠13a(図3、4)が一体
成形されている。
【0013】この支持枠13aは、その内側にエアクリ
ーナエレメント14を収容可能な大きさに設定してあ
り、そして、支持枠13aとエアクリーナケース12の
内壁面とによりエアクリーナエレメント14の外周の鍔
状部14bを挟み込み固定するようになっている。な
お、エアクリーナケース12およびキャップ部13はい
ずれも樹脂製であり、ナイロンのようなある程度の弾性
を有し、強度的にも優れた樹脂材料の成形品である。以
下説明する他の樹脂製の構成部品も、エアクリーナケー
ス12およびキャップ部材13と同様の樹脂にて成形さ
れる。
【0014】また、エアクリーナエレメント14は、図
6に示すように、例えば、波板状の濾過部14aを有
し、この濾過部全体の平面形状は長方形であり、この長
方形の外周4辺に鍔状部14bが外方へ突き出してい
る。この濾過部14aと鍔状部14bは同一の濾材(例
えば、合成繊維の不織布、濾紙等)から一体成形されて
いる。
【0015】エアクリーナケース12の一側面(内燃機
関10側の側面)には水平方向に突出する空気入口15
が一体成形されており、この空気入口15は車両エンジ
ンルーム内の空気(外気)をケース12内に導入するた
めのものである。そして、空気入口15からの導入空気
が、エアクリーナエレメント14の波板状濾過部14a
を図4の矢印aのごとく通過することにより、空気中の
塵埃等が濾過部14aにて除去されて、空気が清浄化さ
れる。
【0016】従って、図4において、エアクリーナエレ
メント14の左側はダストサイドの空間16であり、エ
アクリーナエレメント14の右側はクリーンサイドの空
間17である。なお、エアクリーナケース12のダスト
サイドの空間16における底面部12bには水抜き穴1
2cが設けてある。クリーンサイドの空間17は、機関
気筒列方向の一端側の下方寄りに位置する連通室18
(図2、5)に連通している。この連通室18には、樹
脂製の出口ダクト19の一端部(下端部)が気密に嵌合
接続されている。
【0017】この出口ダクト19はU状に湾曲した形状
からなり、出口ダクト19の他端部(上端部)は樹脂製
のスロットルボディ20の上流端に嵌合接合されてい
る。このスロットルボディ20の内部にはスロットルバ
ルブ21がシャフト22を中心として回動可能に配置さ
れている。このスロットルバルブ21は、周知のごとく
車両のアクセル機構により操作されて内燃機関10に吸
入される吸気量を調整するものである。
【0018】一方、スロットルバルブ21の下流側には
吸気脈動を緩和、吸収するように、スロットルボディ2
0の下流側空間の容積を拡大する樹脂製サージタンク2
3が配置されている。このサージタンク23は、図3に
示すように内燃機関10と反対側の部位において上方側
に位置しており、かつ、サージタンク23は図1に示す
ように内燃機関10の気筒列方向(図1の左右方向)に
延びて、図1の幅Wの全長にわたって形成されている。
そして、図4に示すように、サージタンク23内の空間
に対して、樹脂製吸気マニホルドパイプ24a〜24c
の入口部(上端部)が開口している。ここで、本例の内
燃機関10は3気筒タイプとなっているので、吸気マニ
ホルドパイプ24a〜24cは3本設けられている。
【0019】なお、図4には中央の吸気マニホルドパイ
プ24bのみ図示しているが、左右両側の他の吸気マニ
ホルドパイプ24a、24cも同様の形状であり、サー
ジタンク23の配置部位からエアクリーナケース12の
下側に沿って内燃機関10側へ湾曲状に延びるものであ
る。また、吸気マニホルドパイプ24a〜24cの出口
部(下端部)には取付部をなすフランジ部25が樹脂に
て一体成形されている。このフランジ部25は、内燃機
関10の取付面10c(図3、4)に沿った平板形状を
有しており、取付面10cにはフランジ部25側へ突出
する雄ねじ部材26が複数本取付られている。一方、フ
ランジ部25には、この雄ねじ部材26を挿通する取付
穴27が複数、本例では図2に示すように6個設けられ
ている。そして、取付穴27に挿通した雄ねじ部材26
にナット28を操作工具29(図3)にて締結すること
により、フランジ部25を内燃機関10の取付面10c
に締結し、これにより吸気装置11全体を内燃機関10
に固定するようになっている。
【0020】ここで、内燃機関10の側方に隣接して配
置される吸気装置11において、エアクリーナケース1
2、連通室18、出口ダクト19、スロットルボディ2
0、サージタンク23、吸気マニホルドパイプ24a〜
24d、フランジ部25等はすべて樹脂成形されたもの
で、これらの各部は一体成形、あるいは溶着等の接合手
段により一体に連結されており、そして、これらの吸気
系部品は1ユニットの組立体として組立られている。
【0021】一方、各吸気マニホルドパイプ24a〜2
4dの出口側(換言すると、内燃機関10の吸気ポート
10bの上流側)の部位に、それぞれ燃料(ガソリン)
を噴射する燃料噴射弁31がフランジ部25に配置され
ている。すなわち、フランジ部25には、3本の吸気マ
ニホルドパイプ24a〜24c毎に対応して燃料噴射弁
31の装着穴32が開けられており、この装着穴32に
燃料噴射弁31が挿入され、脱着可能に固定されてい
る。
【0022】この燃料噴射弁31は、図4に示すよう
に、エアクリーナケース12内のダスト側空間16内に
配置され、一方、3個の燃料噴射弁31に燃料を供給す
る燃料供給管(分配管)33は各燃料噴射弁31の燃料
入口側端部(上端部)近傍の位置を機関気筒列方向に沿
って配置され、燃料供給管33の分岐管部を各燃料噴射
弁31の燃料入口側端部(上端部)に接続している。
【0023】なお、燃料噴射弁31は周知のごとく内燃
機関電子制御装置(図示せず)により開弁時間が自動制
御される電磁式の燃料噴射手段である。燃料供給管33
の一端側は、図1、図2に示すようにエアクリーナケー
ス12の外部へ突出しており、この突出端には図示しな
い燃料配管を介して燃料供給ポンプが接続され、この燃
料供給ポンプから燃料が燃料供給管33に圧送される。
【0024】エアクリーナケース12とサージタンク2
3は、ともに図1、2に示すように内燃機関10の気筒
列方向に隣接して延びるものであって、エアクリーナケ
ース12とサージタンク23の長手方向の一端側に出口
ダクト19およびスロットルボディ20が配置されてい
る。そして、スロットルボディ20には次のごとき付属
装置が装備されている。
【0025】すなわち、スロットルバルブ21のシャフ
ト22の一端側(図1、2の右端側)にスロットルバル
ブ駆動機構をなすバルブ駆動レバー34を連結し、この
バルブ駆動レバー34をケーブル35(図3)を介して
車両のアクセル機構に連結している。また、シャフト2
2の他端側(図1、2の左端側)にはスロットルバルブ
開度検出機構をなすロータリ式のポテンショメータ36
を連結している。さらに、スロットルボディ20の上面
側で、スロットルバルブ21の上流側の部位に、内燃機
関10の吸気量を測定するエアフローメータ37が配置
されている。ポテンショメータ36およびエアフローメ
ータ37の検出信号は内燃機関電子制御装置に入力され
る。
【0026】また、エアクリーナケース12とサージタ
ンク23の長手方向の他端側にアイドル速度制御用の空
気流量制御弁38を配置している。この空気流量制御弁
38は、エアクリーナケース12のクリーンサイドの空
間17からスロットルバルブ21をバイパスして直接サ
ージタンク23に流入する空気流量を制御するものであ
る。
【0027】次に、本実施形態において、吸気装置小型
化のための工夫点を具体的に詳述すると、第1にエアク
リーナケース12からスロットルボディ20およびサー
ジタンク23を介して吸気マニホルドパイプ24a〜2
4cに至る吸気通路がループ状となるように、エアクリ
ーナケース12のエアクリーナエレメント14上流部
(ダストサイドの空間16)と吸気マニホルドパイプ2
4a〜24cの出口部を近接して配置していることであ
る。
【0028】第2には、吸気マニホルドパイプ24a〜
24cをその湾曲形状が下方へ凸となるように配置し
て、この吸気マニホルドパイプ24a〜24cの湾曲形
状の内側(換言すると、吸気マニホルドパイプ24a〜
24cの上方側)にエアクリーナケース12を配置して
いることである。上記第1、第2の配置レイアウトの組
み合わせにより、エアクリーナケース(12)をループ
状の吸気通路系内に抱き込むように配置することが可能
となり、吸気装置11全体の体格を小型化できる。特
に、吸気装置11を車両天地方向において小型化(図
4、5参照)できる。
【0029】第3には、エアクリーナケース12の内部
空間を、内燃機関10の気筒列方向に沿ってエアクリー
ナエレメント14によりダストサイドの空間16とクリ
ーンサイドの空間17とに2分し、エアクリーナケース
12の開口部12aおよびエアクリーナエレメント14
の長手方向が内燃機関10の気筒列方向(複数の吸気マ
ニホルドパイプ24a〜24cの配列方向)に延びるよ
うに配置し、そして、エアクリーナエレメント14を、
その側面方向にスライドして脱着できるようにエアクリ
ーナケース12内に収容していることである。
【0030】ここで、エアクリーナエレメント14の長
手方向とは図6の長方形の長辺方向であり、また、エア
クリーナエレメント14の側面方向とは、図3の矢印B
に図示する方向であって、波板状濾過部14aの高さ方
向(図3の左右方向)と直交する方向を言う。このよう
に、エアクリーナエレメント14を、その側面方向にス
ライドすることにより、エアクリーナエレメント14を
脱着可能としているから、エアクリーナエレメント14
脱着用の開口部12aの大きさを濾過部14aの高さと
同程度まで縮小することができ、濾過部14aの平面投
影面積(図6参照)以上の大きさとする必要がない。こ
の結果、エアクリーナケース12に開ける開口部12a
を小さくできて、吸気装置11をさらに小型化できる。
【0031】次に、上記構成において作用を説明する。
内燃機関10が運転されると、エアクリーナケース12
の空気入口15から外気が吸入され、この吸気はケース
12内のダスト側の空間16内に流入した後、エアクリ
ーナエレメント14の濾過部14aを図4の矢印aのご
とく通過する。これにより、空気中の塵埃等が濾過部1
4aにて除去されて、吸気が清浄化される。
【0032】次に、この清浄化された吸気は、クリーン
側の空間17から連通室18、出口ダクト19を経て、
スロットルボディ20に至り、スロットルバルブ21に
より流量調整される。次いで、吸気はサージタンク23
を通過して脈動が緩和され、しかる後、吸気は各吸気マ
ニホルドパイプ24a〜24cに分配される。一方、燃
料は、図示しない燃料供給ポンプにて圧送され、燃料供
給管33を経て各燃料噴射弁31に分配される。そし
て、各燃料噴射弁31を電子制御により適時開弁するこ
とにより、燃料が各吸気マニホルドパイプ24a〜24
cの出口側の部位に噴射される。従って、燃料と空気が
混合気となって、内燃機関10の吸気ポート10bから
各気筒内に吸入される。
【0033】(第2実施形態)図7〜図9は第2実施形
態であり、上記第1実施形態との相違点のみ説明する
と、第2実施形態の内燃機関10は4気筒タイプであ
り、このため、吸気マニホルドパイプ24a〜24dお
よび燃料噴射弁31がそれぞれ4個づつ配置されてい
る。
【0034】そして、第2実施形態では、エアクリーナ
ケース12とサージタンク23を、内燃機関10の気筒
列と平行に延びるように配置するとともに、エアクリー
ナケース12とサージタンク23は図7に示すように所
定間隔Dを開けて水平方向に並んで配置されている。こ
のように、エアクリーナケース12とサージタンク23
を配置することにより、この両者12、23の間に内燃
機関10の気筒列方向の両側および上側に開放された空
間40を形成し、この空間40にスロットルボディ20
を配置している。この場合、スロットルボディ20は図
8、9に示すように、エアクリーナケース12およびサ
ージタンク23に対して内燃機関10の気筒列方向の中
央部位に配置されている。
【0035】第2実施形態においても、上記第1実施形
態における第1〜第3の配置レイアウトを備えているの
で、吸気装置11の小型化を達成できる。さらに、第2
実施形態によると、図7に示すように、エアクリーナケ
ース12のダストサイドの空間16が下方に位置し、ク
リーンサイドの空間17が上方に位置するように、エア
クリーナエレメント14を内燃機関10側へ傾斜して配
置している。
【0036】雨天時等にエアクリーナケース12の空気
入口15からダストサイドの空間16内に外気とともに
水が流入してくる場合がある。その場合にも、ダストサ
イドの空間16よりもクリーンサイドの空間17が上方
に位置しているため、空気入口15からの水をダストサ
イドの空間16とどめることができる。そのため、この
水がエアクリーナエレメント14を通過してクリーンサ
イドの空間17に侵入するのを効果的に抑制できる。
【0037】ダストサイドの空間16に溜まった水はこ
の空間16の底面部12bに設けた水抜き穴12c(図
4参照)からケース12の外部へ排出される。 (第3実施形態)図10、図11は第3実施形態であ
り、上記第2実施形態を変形したものであり、第2実施
形態との相違点のみ説明すると、エアクリーナケース1
2のクリーンサイドの空間17に対して下方へ垂下する
出口ダクト19を接続し、この出口ダクト19の下端部
にスロットルボディ20を接続し、さらに、このスロッ
トルボディ20の下側にサージタンク23を配置してい
る。
【0038】そして、吸気マニホルドパイプ24a〜2
4dの入口端(下端部)をサージタンク23に接続する
とともに、吸気マニホルドパイプ24a〜24dを下方
から上方へ延びる湾曲状に成形し、吸気マニホルドパイ
プ24a〜24dの出口端(上端部)を内燃機関10の
吸気ポート10bに接続している。なお、第3実施形態
では内燃機関10のシリンダヘッド10a側に燃料噴射
弁31(図10、図11には図示せず)を装着するタイ
プであるため、フランジ部25に燃料噴射弁31の装着
穴32を形成していない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す内燃機関の吸気装
置の上面図である。
【図2】図1の吸気装置の正面図である。
【図3】図1の吸気装置の右側面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】図1のC−C断面図である。
【図6】図1の吸気装置におけるエアクリーナエレメン
トの斜視図である。
【図7】第2実施形態を示す内燃機関の吸気装置の断面
図である。
【図8】図7の吸気装置の正面図である。
【図9】図7の吸気装置の上面図である。
【図10】第3実施形態を示す内燃機関の吸気装置の断
面図である。
【図11】図10のE矢視図である。
【符号の説明】
10…内燃機関、11…吸気装置、12…エアクリーナ
ケース、14…エアクリーナエレメント、15…空気入
口、16…ダストサイドの空間、17…クリーンサイド
の空間、19…出口ダクト、20…スロットルボディ、
23…サージタンク、24a〜24d…吸気マニホルド
パイプ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関(10)の吸気を濾過するエア
    クリーナエレメント(14)を収容するエアクリーナケ
    ース(12)と、 このエアクリーナケース(12)の下流側に接続され、
    前記吸気の脈動を緩和するサージタンク(23)と、 このサージタンク(23)から分岐して、前記内燃機関
    (10)の複数の気筒に向けて延びる複数の吸気マニホ
    ルドパイプ(24a〜24c)とを備え、 前記エアクリーナケース(12)から前記サージタンク
    (23)を介して前記吸気マニホルドパイプ(24a〜
    24c)に至る吸気通路がループ状となるように、前記
    エアクリーナケース(12)の前記エアクリーナエレメ
    ント(14)上流部と前記吸気マニホルドパイプ(24
    a〜24c)の出口部が近接して配置され、 さらに、前記エアクリーナエレメント(14)が、その
    側面方向にスライドして脱着されるように前記エアクリ
    ーナケース(12)内に収容されていることを特徴とす
    る内燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記エアクリーナケース(12)の内部
    空間を、前記内燃機関(10)の気筒列方向に沿って前
    記エアクリーナエレメント(14)により2分すること
    により、外部の空気が流入するダストサイドの空間(1
    6)と、前記エアクリーナエレメント(14)下流側に
    位置するクリーンサイドの空間(17)が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ダストサイドの空間(16)が下方
    に位置し、前記クリーンサイドの空間(17)が上方に
    位置するように、前記エアクリーナエレメント(14)
    が前記内燃機関(10)側へ傾斜して配置されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 【請求項4】 前記吸気マニホルドパイプ(24a〜2
    4c)は湾曲形状に形成されており、 この湾曲形状の内側に前記エアクリーナケース(12)
    が配置されていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 【請求項5】 前記吸気マニホルドパイプ(24a〜2
    4c)は、その湾曲形状が下方へ凸となるように配置さ
    れ、 前記エアクリーナケース(12)は前記吸気マニホルド
    パイプ(24a〜24c)の上方に配置され、 前記エアクリーナケース(12)の上面部に、前記エア
    クリーナエレメント(14)の脱着のための開口部(1
    2a)が配置されていることを特徴とする請求項4に記
    載の内燃機関の吸気装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部(12a)および前記エアク
    リーナエレメント(14)は、その長手方向が前記内燃
    機関(10)の気筒列方向に延びるように配置されてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の吸気装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101455795B1 (ko) * 2013-06-14 2014-10-31 (주)엘이엔티 엔진 흡기계

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