JP3802891B2 - ゲイン調節方法および磁気共鳴撮影装置 - Google Patents
ゲイン調節方法および磁気共鳴撮影装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲイン(gain)調節方法および磁気共鳴撮影装置に関し、とくに、磁気共鳴信号受信用のゲインを調節する方法および磁気共鳴信号受信用のゲイン調節手段を備えた磁気共鳴撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴撮影(MRI: Magnetic Resonance Imaging)装置では、磁気共鳴信号の受信レベル(level)が適切になるようにゲインの調節が行われる。ゲインの調節は1スキャン(scan)の間にダイナミック(dynamic)に行われ、SNR(signal−to−noise ratio)の低下を防止するようにしている。受信後の信号についてはゲインに応じたノーマライズ(normalize)が行われ、ノーマライズ後の信号に基づいて画像再構成が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第5,451,876号明細書(第5−6欄、図1−3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
磁気共鳴撮影をリアルタイム(real time)で行う場合、スライス(slice)厚やフィールド・オブ・ビュー(FOV: field of view)を様々に変化させながら撮影することがあるが、従来のゲイン調節はそれに対応するようになっていないので、スライス厚やFOVを増加させたときA/D変換器のオーバーレンジ(over range)によるデータ(data)のクリッピング(clipping)等が発生し、適正な撮影を行うことができない。
【0005】
そこで、本発明の課題は、リアルタイム撮影に適したゲイン調節方法、および、リアルタイム撮影に適したゲイン調節を行う磁気共鳴撮影装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、磁気共鳴撮影装置における磁気共鳴信号受信用のゲインを調節するにあたり、スライス厚の初期設定値をslthick-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、スライス厚の変更値slthick-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
【0007】
【数5】
【0008】
とする、ことを特徴とするゲイン調節方法である。
【0009】
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮影の対象に静磁場、勾配磁場およびRF磁場を印加して磁気共鳴信号を発生させる誘発手段と、前記発生した磁気共鳴信号を受信する受信手段と、前記受信手段のゲインを調節する調節手段と、前記受信した磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する再構成手段とを有する磁気共鳴撮影装置であって、前記調節手段は、スライス厚を設定する設定手段と、前記スライス厚の初期設定値に適合したゲインを決定する決定手段と、前記スライス厚の初期設定値をslthick-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、スライス厚の変更値slthick-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
【0010】
【数6】
【0011】
によって求める計算手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置である。
【0012】
(1)または(2)の観点での発明では、スライス厚の初期設定値をslthick-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、スライス厚の変更値slthick-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
【0013】
【数7】
【0014】
によって求めるので、スライス厚の変化に関わらず常にゲインを適正化することができる。
【0015】
(3)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、磁気共鳴撮影装置における磁気共鳴信号受信用のゲインを調節するにあたり、フィールド・オブ・ビューの初期設定値をFOV-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、フィールド・オブ・ビューの変更値FOV-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
【0016】
【数8】
【0017】
とする、ことを特徴とするゲイン調節方法である。
【0018】
(4)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、撮影の対象に静磁場、勾配磁場およびRF磁場を印加して磁気共鳴信号を発生させる誘発手段と、前記発生した磁気共鳴信号を受信する受信手段と、前記受信手段のゲインを調節する調節手段と、前記受信した磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する再構成手段とを有する磁気共鳴撮影装置であって、前記調節手段は、フィールド・オブ・ビューを設定する設定手段と、前記フィールド・オブ・ビューの初期設定値に適合したゲインを決定する決定手段と、前記フィールド・オブ・ビューの初期設定値をFOV-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、フィールド・オブ・ビューの変更値FOV-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
【0019】
【数9】
【0020】
によって求める計算手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置である。
【0021】
(3)または(4)の観点での発明では、フィールド・オブ・ビューの初期設定値をFOV-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、フィールド・オブ・ビューの変更値FOV-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
【0022】
【数10】
【0023】
によって求めるので、フィールド・オブ・ビューの変化に関わらず常にゲインを適正化することができる。
【0024】
前記ゲインrealtime-R1が予め定められた最大値maximum-R1より大きいときはrealtime-R1=maximum-R1とすることが、ゲインの安定性を良くする点で好ましい。前記ゲインrealtime-R1が予め定められた最小値minimum-R1より小さいときはrealtime-R1=minimum-R1とすることが、ゲインの安定性を良くする点で好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮影装置のブロック(block)図を示す。本装置は、本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0026】
同図に示すように、本装置はマグネットシステム(magnet system)100を有する。マグネットシステム100は主磁場コイル(coil)部102、勾配コイル部106およびRFコイル(radio frequency coil)部108を有する。これら各コイル部は概ね円筒状の形状を有し、互いに同軸的に配置されている。マグネットシステム100の概ね円柱状の内部空間(ボア:bore)に、撮影の対象(患者)1がクレードル(cradle)500に搭載されて搬入される。
【0027】
クレードル500は、クレードル駆動部120によって駆動される。これによって、対象1をマグネットシステムの内部空間において体軸方向に移動させることできる。
【0028】
主磁場コイル部102はマグネットシステム100の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向は概ね対象1の体軸の方向に平行である。すなわちいわゆる水平磁場を形成する。主磁場コイル部102は例えば超伝導コイルを用いて構成される。なお、超伝導コイルに限らず常伝導コイル等を用いて構成してもよい。
【0029】
勾配コイル部106は、互いに垂直な3軸すなわちスライス(slice)軸、位相軸および周波数軸の方向において、それぞれ静磁場強度に勾配を持たせるための3つの勾配磁場を生じる。
【0030】
スライス軸方向の勾配磁場をスライス勾配磁場ともいう。位相軸方向の勾配磁場をフェーズエンコード(phase encode)勾配磁場ともいう。周波数軸方向の勾配磁場をリードアウト(read out)勾配磁場ともいう。リードアウト勾配磁場は周波数エンコード勾配磁場と同義である。このような勾配磁場の発生を可能にするために、勾配コイル部106は図示しない3系統の勾配コイルを有する。以下、勾配磁場を単に勾配ともいう。
【0031】
RFコイル部108は静磁場空間に対象1の体内のスピン(spin)を励起するための高周波磁場を形成する。以下、高周波磁場を形成することをRF励起信号の送信ともいう。また、RF励起信号をRFパルス(pulse)ともいう。励起されたスピンが生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号は、RFコイル部108によって受信される。
【0032】
磁気共鳴信号は、周波数ドメイン(domain)すなわちフーリエ(Fourier)空間の信号となる。位相軸方向および周波数軸方向の勾配により、磁気共鳴信号のエンコードを2軸で行うので、磁気共鳴信号は2次元フーリエ空間における信号として得られる。フェーズエンコード勾配およびリードアウト勾配は、2次元フーリエ空間における信号のサンプリング位置を決定する。以下、2次元フーリエ空間をkスペース(k−space)ともいう。
【0033】
位相エンコードおよび周波数エンコードによってエコー信号MRを読み出すことにより、kスペースのデータ(data)がサンプリング(sampling)される。kスペース概念図を図2に示す。同図に示すように、kスペースの横軸kxは周波数軸であり、縦軸kyは位相軸である。
【0034】
同図において、複数の横長の長方形がそれぞれ位相軸上のデータサンプリング位置を表す。長方形内に記入された数字は位相エンコード量を表す。位相エンコード量はπ/Nで正規化してある。Nは位相方向のサンプリング数である。位相方向のサンプリング数は位相エンコード数またはビュー数とも呼ばれる。Nは例えば64〜256である。
【0035】
位相エンコード量は位相軸kyの中心で0である。中心から両端にかけて位相エンコード量が次第に増加する。増加の極性は互いに逆である。サンプリング間隔すなわち位相エンコード量の階差はπ/Nである。
【0036】
勾配コイル部106には勾配駆動部130が接続されている。勾配駆動部130は勾配コイル部106に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配駆動部130は、勾配コイル部106における3系統の勾配コイルに対応して、図示しない3系統の駆動回路を有する。
【0037】
RFコイル部108にはRF駆動部140が接続されている。RF駆動部140はRFコイル部108に駆動信号を与えてRFパルスを送信し、対象1の体内のスピンを励起する。
【0038】
RFコイル部108にはデータ収集部150が接続されている。データ収集部150は、RFコイル部108が受信した受信信号をディジタルデータ(digital data)として収集する。
【0039】
データ収集に際し、受信信号は増幅器で増幅され、この増幅信号がA/D(analog−to−digital)変換器でディジタルデータに変換される。増幅器のゲインは調節可能になっている。すなわち、データ収集部150は受信ゲインが調節可能になっている。以下、受信ゲインを単にゲインともいう。
【0040】
クレードル駆動部120、勾配駆動部130、RF駆動部140およびデータ収集部150には制御部160が接続されている。制御部160は、クレードル駆動部120ないしデータ収集部150をそれぞれ制御して撮影を遂行する。データ収集部150のゲイン調節も制御部によって行われる。ゲイン調節については後にあらためて説明する。
【0041】
制御部160は、例えばコンピュータ(computer)等を用いて構成される。制御部160は図示しないメモリ(memory)を有する。メモリは制御部160用のプログラム(program)および各種のデータを記憶している。制御部160の機能は、コンピュータがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
【0042】
データ収集部150の出力側はデータ処理部170に接続されている。データ収集部150が収集したデータがデータ処理部170に入力される。データ処理部170は、データ収集部150が収集したデータをメモリ172に記憶する。データ処理部170は、例えばコンピュータ等を用いて構成される。メモリ172はデータ処理部170用のプログラムおよび各種のデータを記憶している。
【0043】
メモリ172内にはデータ空間が形成される。このデータ空間はkスペースに対応する。データ処理部170は、kスペースのデータを2次元逆フ−リエ変換することにより画像を再構成する。
【0044】
データ処理部170は制御部160に接続されている。データ処理部170は制御部160の上位にあってそれを統括する。本装置の機能は、データ処理部170がメモリ172に記憶されたプログラムを実行することによりを実現される。
【0045】
データ処理部170には表示部180および操作部190が接続されている。表示部180は、グラフィックディスプレー(graphic display)等で構成される。操作部190はポインティングデバイス(pointingdevice)を備えたキーボード(keyboard)等で構成される。
【0046】
表示部180は、データ処理部170から出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操作部190は、使用者によって操作され、各種の指令や情報等をデータ処理部170に入力する。使用者は表示部180および操作部190を通じてインタラクティブ(interactive)に本装置を操作する。
【0047】
図3に、他の方式の磁気共鳴撮影装置のブロック図を示す。同図に示す磁気共鳴撮影装置は、本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0048】
本装置は、図1に示した装置とは方式を異にするマグネットシステム100’を有する。マグネットシステム100’以外は図1に示した装置と同様な構成になっており、同様な部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】
マグネットシステム100’は主磁場マグネット部102’、勾配コイル部106’およびRFコイル部108’を有する。これら主磁場マグネット部102’および各コイル部は、いずれも空間を挟んで互いに対向する1対のものからなる。また、いずれも概ね円盤状の形状を有し中心軸を共有して配置されている。マグネットシステム100’の内部空間(ボア)に、対象1(患者)がクレードル500に搭載されて図示しない搬送手段により搬入および搬出される。
【0050】
主磁場マグネット部102’はマグネットシステム100’の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向は概ね対象1の体軸方向と直交する。すなわちいわゆる垂直磁場を形成する。主磁場マグネット部102’は例えば永久磁石等を用いて構成される。なお、永久磁石に限らず超伝導電磁石あるいは常伝導電磁石等を用いて構成してもよい。
【0051】
勾配コイル部106’は、互いに垂直な3軸すなわちスライス軸、位相軸および周波数軸の方向において、それぞれ静磁場強度に勾配を持たせるための3つの勾配磁場を生じる。3軸方向の勾配磁場の発生を可能にするために、勾配コイル部106’は図示しない3系統の勾配コイルを有する。
【0052】
RFコイル部108’は静磁場空間に対象1の体内のスピンを励起するためのRFパルスを送信する 励起されたスピンが生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号は、RFコイル部108’によって受信される。RFコイル部108’の受信信号がデータ収集部150に入力される。
【0053】
図4に、撮影に用いるパルスシーケンス(pulse sequence)の一例を示す。このパルスシーケンスは、GRASS(gradient recalled echo with steady state)のパルスシーケンスである。
【0054】
すなわち、(1)はGRASSにおけるRFパルスのシーケンスであり、(2)、(3)、(4)および(5)は、同じくそれぞれ、スライス勾配Gs、フェーズエンコード勾配Gp、リードアウト勾配Grおよびグラディエントエコー(gradient echo)MRのシーケンスである。パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0055】
同図に示すように、RFパルスによりスピンの励起が行われる。このとき、スライス勾配Gsが印加され所定のスライスについての選択励起が行われる。RF励起後、フェーズエンコード勾配Gpによりスピンのフェーズエンコードが行われる。次に、リードアウト勾配Grによりまずスピンをディフェーズ(dephase)し、次いでスピンをリフェーズ(rephase)して、グラディエントエコーMRを読み出す。エコー読み出し後にフェーズエンコード勾配Gpの巻き戻しが行われる。グラディエントエコーMRはデータ収集部150によりビューデータとして収集される。
【0056】
このようなパルスシーケンスが、所定の周期TR(repetition time)で例えば64〜512回繰り返される。TRごとにフェーズエンコード勾配Gpが変更され、毎回異なるフェーズエンコードが行われる。これによって、例えば64〜512ビューのビューデータが得られる。
【0057】
このようなパルスシーケンスによって得られたビューデータが、データ処理部170のメモリ172に収集される。データ処理部170は、メモリ172に収集したビューデータに基づいて画像を再構成する。
【0058】
なお、パルスシーケンスはGRASSに限らず、スピンエコー(SE: Spin Echo)法やエコープラナー・イメージング(EPI: Echo Planar Imaging)法等、他の適宜のパルスシーケンスであってよい。
【0059】
本装置の動作を説明する。図5に、本装置の動作のフロー(flow)図を示す。同図に示すように、ステージ(stage)501で、スライス厚slthick-originalを設定する。スライス厚の設定は、使用者により操作部190を通じて行われる。スライス厚slthick-originalは使用者が意図した値に設定される。
【0060】
次に、ステージ503で、エコー受信用のゲインprescan-R1を決定する。ゲインprescan-R1の値は最適値に決定される。そのようなゲインは、ゲインを変化させながら複数回試行したプリスキャン(prescan)の結果に基づいて決定される。これによって、スライス厚slthick-originalに適合したゲインprescan-R1が決定される。
【0061】
次に、ステージ505で、スキャンを行う。スキャンは例えばGRASSによって行われる。このときのスライス厚はslthick-originalであり、エコー受信のゲインはprescan-R1である。なお、GRASSに限らずEPI等適宜の技法によってスキャンしてよい。
【0062】
次に、ステージ507で、画像再構成を行い、ステージ509で画像を表示する。スキャン、画像再構成および表示はリアルタイムで行われる。使用者は表示された画像に基づいて患部の状態を把握する。患部の状態をより良く把握するために、撮影中に使用者は必要に応じてスライス厚を新たな値に設定する。新たなスライス厚の設定も操作部190を通じて行われる。
【0063】
次に、ステージ511で、新たに設定されたスライス厚slthick-realtimeが最初に設定されたスライス厚slthick-originalと等しいか否かを判定する。
【0064】
両者が等しい場合は、ステージ505のスキャンに戻る。ステージ505では初期設定と同一条件でスキャンが行われる。そのスキャンデータに基づいてステージ507で画像再構成が行われ、ステージ509で画像表示が行われる。slthick-realtime=slthick-originalである間はこれが繰り返される。
【0065】
slthick-realtime=slthick-originalでないときは、ステージ515で、エコー受信のための新たなゲインrealtime-R1を計算する。ゲインrealtime-R1の計算は次式によって行われる。
【0066】
【数11】
【0067】
上式に示すように、新たなゲインrealtime-R1は、初期設定によるゲインprescan-R1を補正項で補正したものとなる。補正項は、新たに設定されたスライス厚slthick-realtimeと最初に設定されたスライス厚slthick-originalの比の対数に定数0.99を加えたものの整数となっている。
【0068】
このような計算を行うことにより、slthick-realtimeがslthick-originalより大きいとき、すなわち新たに設定されたスライス厚が最初に設定されたスライス厚より大きいときは、初期設定によるゲインprescan-R1より小さいゲインが得られる。このようなゲインの減少は、スライス厚増加による信号強度増加を補償するので、新たに設定されたスライス厚に適合したものとなる。
【0069】
また、slthick-realtimeがslthick-originalより小さいとき、すなわち新たに設定されたスライス厚が最初に設定されたスライス厚より小さいときは、初期設定によるゲインprescan-R1より大きいゲインが得られる。このようなゲインの増加は、スライス厚減少による信号強度減少を補償するので、新たに設定されたスライス厚に適合したものとなる。
【0070】
次に、ステージ517で、realtime-R1<minimum-R1であるか否かを判定する。minimum-R1は本装置が許容するゲインの最小値である。realtime-R1<minimum-R1でないときは、ステージ521で、realtime-R1>maximum-R1であるか否かを判定する。maximum-R1は本装置が許容するゲインの最大値である。
【0071】
realtime-R1<minimum-R1でもrealtime-R1>maximum-R1でもないときは、ステージ505に戻ってスキャンを行う。このスキャンのスライス厚はslthick-realtimeであり、エコー受信のゲインは上式で与えられたrealtime-R1である。これによって、新たに設定されたスライス厚とそれに適合したゲインの下でスキャンが行われる。realtime-R1<minimum-R1でもrealtime-R1>maximum-R1でもない間は、以上の動作が繰り返される。
【0072】
したがって、使用者はスライス厚を自在に変更しながらリアルタイム撮影を行うことができる。その際、スライス厚変更に追従してゲインが自動調節されるので、エコーの受信は常にSNR良く行われ、また、A/D変換器のオーバーレンジによるクリッピングを生じることがない。このため、どのスライス厚についても品質の良い再構成画像を得ることができる。
【0073】
realtime-R1<minimum-R1であるときは、ステージ519でrealtime-R1=minimum-R1として、ステージ505のスキャンを行う。また、realtime-R1>maximum-R1であるときは、ステージ523でrealtime-R1=maximum-R1として、ステージ505のスキャンを行う。これによって、上式で計算されたゲインが本装置における許容限度を超えるときは、その限度値に制限したゲインでエコー受信が行われる。ゲインを許容限度内に制限することにより、エコー受信を安定的に行うことができる。なお、このようなゲインの制限は、必要に応じて行えばよく、場合によっては、いずれか一方または両方を省略可能である。
【0074】
リアルタイム撮影においては、撮影中にフィールド・オブ・ビュー(FOV)を変更することがある。FOV変更に関しても上記に準じたゲイン調節が可能である。図6に、そのようなゲイン調節を行う場合の本装置の動作のフロー図を示す。
【0075】
同図に示すように、ステージ601で、フィールド・オブ・ビューFOV-originalを設定する。フィールド・オブ・ビューの設定は、使用者により操作部190を通じて行われる。フィールド・オブ・ビューFOV-originalは使用者が意図した値に設定される。
【0076】
次に、ステージ603で、エコー受信用のゲインprescan-R1を決定する。ゲインprescan-R1の値は最適値に決定される。そのようなゲインは、ゲインを変化させながら複数回試行したプリスキャンの結果に基づいて決定される。これによって、フィールド・オブ・ビューFOV-originalに適合したゲインprescan-R1が決定される。
【0077】
次に、ステージ605で、スキャンを行う。スキャンは例えばGRASSによって行われる。このときのフィールド・オブ・ビューはFOV-originalであり、エコー受信のゲインはprescan-R1である。なお、GRASSに限らずEPI等適宜の技法によってスキャンしてよい。
【0078】
次に、ステージ607で、画像再構成を行い、ステージ609で画像を表示する。スキャン、画像再構成および表示はリアルタイムで行われる。使用者は表示された画像に基づいて患部の状態を把握する。患部の状態をより良く把握するために、撮影中に使用者は必要に応じてフィールド・オブ・ビューを新たな値に設定する。新たなフィールド・オブ・ビューの設定も操作部190を通じて行われる。
【0079】
次に、ステージ611で、新たに設定されたフィールド・オブ・ビューFOV-realtimeが最初に設定されたフィールド・オブ・ビューFOV-originalと等しいか否かを判定する。
【0080】
両者が等しい場合は、ステージ605のスキャンに戻る。ステージ605では初期設定と同一条件でスキャンが行われる。そのスキャンデータに基づいてステージ607で画像再構成が行われ、ステージ609で画像表示が行われる。FOV-realtime=FOV-originalである間はこれが繰り返される。
【0081】
FOV-realtime=FOV-originalでないときは、ステージ615で、エコー受信のための新たなゲインrealtime-R1を計算する。ゲインrealtime-R1の計算は次式によって行われる。
【0082】
【数12】
【0083】
上式に示すように、新たなゲインrealtime-R1は、初期設定によるゲインprescan-R1を補正項で補正したものとなる。補正項は、新たに設定されたフィールド・オブ・ビューFOV-realtimeと最初に設定されたフィールド・オブ・ビューFOV-originalの比の対数に定数0.99を加えたものの整数となっている。
【0084】
このような計算を行うことにより、FOV-realtimeがFOV-originalより大きいとき、すなわち新たに設定されたフィールド・オブ・ビューが最初に設定されたフィールド・オブ・ビューより大きいときは、初期設定によるゲインprescan-R1より小さいゲインが得られる。このようなゲインの減少は、フィールド・オブ・ビュー増加による信号強度増加を補償するので、新たに設定されたフィールド・オブ・ビューに適合したものとなる。
【0085】
また、FOV-realtimeがFOV-originalより小さいとき、すなわち新たに設定されたフィールド・オブ・ビューが最初に設定されたフィールド・オブ・ビューより小さいときは、初期設定によるゲインprescan-R1より大きいゲインが得られる。このようなゲインの増加は、フィールド・オブ・ビュー減少による信号強度減少を補償するので、新たに設定されたフィールド・オブ・ビューに適合したものとなる。
【0086】
次に、ステージ617で、realtime-R1<minimum-R1であるか否かを判定する。minimum-R1は本装置が許容するゲインの最小値である。realtime-R1<minimum-R1でないときは、ステージ621で、realtime-R1>maximum-R1であるか否かを判定する。maximum-R1は本装置が許容するゲインの最大値である。
【0087】
realtime-R1<minimum-R1でもrealtime-R1>maximum-R1でもないときは、ステージ605に戻ってスキャンを行う。このスキャンのフィールド・オブ・ビューはFOV-realtimeであり、エコー受信のゲインは上式で与えられたrealtime-R1である。これによって、新たに設定されたフィールド・オブ・ビューとそれに適合したゲインの下でスキャンが行われる。realtime-R1<minimum-R1でもrealtime-R1>maximum-R1でもない間は、以上の動作が繰り返される。
【0088】
したがって、使用者はフィールド・オブ・ビューを自在に変更しながらリアルタイム撮影を行うことができる。その際、フィールド・オブ・ビュー変更に追従してゲインが自動調節されるので、エコーの受信は常にSNR良く行われ、また、クリッピング等が発生することはない。このため、どのフィールド・オブ・ビューについても品質の良い再構成画像を得ることができる。
【0089】
realtime-R1<minimum-R1であるときは、ステージ619でrealtime-R1=minimum-R1として、ステージ605のスキャンを行う。また、realtime-R1>maximum-R1であるときは、ステージ623でrealtime-R1=maximum-R1として、ステージ605のスキャンを行う。これによって、上式で計算されたゲインが本装置における許容限度を超えるときは、その限度値に制限したゲインでエコー受信が行われる。ゲインを許容限度内に制限することにより、エコー受信を安定的に行うことができる。なお、このようなゲインの制限は、必要に応じて行えばよく、場合によっては、いずれか一方または両方を省略可能である。
【0090】
以上のようなゲイン調節に着目した本装置の機能ブロック図を図7に示す。同図に示すように、本装置は、誘発部702で対象1の磁気共鳴信号を誘発し、受信部704で磁気共鳴信号を受信し、再構成部706で磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する。
【0091】
誘発部702は、主磁場コイル部102(主磁場マグネット部102’)、勾配コイル部106(106’)、RFコイル部108(108’)、勾配駆動部130およびRF駆動部140からなる部分の機能に相当する。誘発部702は本発明における誘発手段の実施の形態の一例である。
【0092】
受信部704は、RFコイル部108(108’)およびデータ収集部150からなる部分の機能に相当する。受信部704は本発明における受信手段の実施の形態の一例である。再構成部706はデータ処理部170の機能に相当する。再構成部706は本発明における再構成手段の実施の形態の一例である。
【0093】
調節部706は受信部704のゲインを調節する。調節部706は設定部762、決定部764および計算部766を有する。設定部762は使用者による操作の下でスライス厚またはFOVを設定する。決定部764はスライス厚またはFOVの初期設定に適合したゲインを決定する。計算部766は、設定部762から与えられるスライス厚またはFOVと、決定部764から与えられるゲインに基づいて受信部704のためのゲインを計算する。
【0094】
調節部706は、制御部160、データ処理部170、表示部180および操作部190からなる部分の機能に相当する。調節部706は本発明における調節手段の実施の形態の一例である。設定部762は本発明における設定手段の実施の形態の一例である。決定部764は本発明における決定手段の実施の形態の一例である。計算部766は本発明における計算手段の実施の形態の一例である。
【0095】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、リアルタイム撮影に適したゲイン調節方法、および、リアルタイム撮影に適したゲイン調節を行う磁気共鳴撮影装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】kスペースの概念を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図4】撮影用のパルスシーケンスの一例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例の装置の動作のフロー図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例の装置の動作のフロー図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例の装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 対象
100,100’ マグネットシステム
102 主磁場コイル部
102’ 主磁場マグネット部
106,106’ 勾配コイル部
108,108’ RFコイル部
120 クレードル駆動部
130 勾配駆動部
140 RF駆動部
160 データ収集部
160 制御部
170 データ処理部
180 表示部
190 操作部
100 クレードル
702 誘発部
704 受信部
706 調節部
708 再構成部
762 設定部
764 決定部
766 計算部
Claims (8)
- 前記ゲインrealtime-R1が予め定められた最大値maximum-R1より大きいときは
realtime-R1=maximum-R1
とする、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゲイン調節方法。 - 前記ゲインrealtime-R1が予め定められた最小値minimum-R1より小さいときは
realtime-R1=minimum-R1
とする、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゲイン調節方法。 - 撮影の対象に静磁場、勾配磁場およびRF磁場を印加して磁気共鳴信号を発生させる誘発手段と、
前記発生した磁気共鳴信号を受信する受信手段と、
前記受信手段のゲインを調節する調節手段と、
前記受信した磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する再構成手段とを有する磁気共鳴撮影装置であって、
前記調節手段は、
スライス厚を設定する設定手段と、
前記スライス厚の初期設定値に適合したゲインを決定する決定手段と、
前記スライス厚の初期設定値をslthick-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、スライス厚の変更値slthick-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。 - 撮影の対象に静磁場、勾配磁場およびRF磁場を印加して磁気共鳴信号を発生させる誘発手段と、
前記発生した磁気共鳴信号を受信する受信手段と、
前記受信手段のゲインを調節する調節手段と、
前記受信した磁気共鳴信号に基づいて画像を再構成する再構成手段とを有する磁気共鳴撮影装置であって、
前記調節手段は、
フィールド・オブ・ビューを設定する設定手段と、
前記フィールド・オブ・ビューの初期設定値に適合したゲインを決定する決定手段と、
前記フィールド・オブ・ビューの初期設定値をFOV-originalとし、それに適合したゲインをprescan-R1としたとき、フィールド・オブ・ビューの変更値FOV-realtimeに適合したゲインrealtime-R1を
を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。 - 前記ゲインrealtime-R1が予め定められた最大値maximum-R1より大きいときは
realtime-R1=maximum-R1
とする制限手段を有する、
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の磁気共鳴撮影装置。 - 前記ゲインrealtime-R1が予め定められた最小値minimum-R1より小さいときは
realtime-R1=minimum-R1
とする制限手段を有する、
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の磁気共鳴撮影装置。
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