JP4694713B2 - Rfパルス調整方法および装置並びに磁気共鳴撮影装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、RFパルス(radio frequency pulse)調整方法および装置並びに磁気共鳴撮影装置に関し、とくに、磁気共鳴撮影用のRFパルスを調整する方法および装置、並びに、RFパルス調整装置を備えた磁気共鳴撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴撮影(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置では、マグネットシステム(magnet system)の内部空間、すなわち、静磁場を形成した撮影空間に撮影の対象を搬入し、勾配磁場および高周波磁場を印加して対象内のスピン(spin)から磁気共鳴信号を発生させ、その受信信号に基づいて画像を再構成する。
【0003】
高周波磁場はRFパルスとして印加される。SNR(signal to noise ratio)の良い磁気共鳴信号を得るために、撮影開始に先立ってRFパルスの調整が行われる。RFパルスの調整はチューニング(tuning)とも呼ばれる。チューニングの目的は、スピンの励起角度すなわちフリップアングル(flip angle)を正確に90°とするRFパルス強度を求めることである。
【0004】
チューニングは、RFコイルから送信するRFパルスにより、対象の内部のスピンを励起してリードアウト勾配磁場の下で磁気共鳴信号を測定し、磁気共鳴信号の全長にわたるサンプリング値の2乗和を求め、この値が最大となるようにRFパルスの強度を調整することにより行う。2乗和は、フーリエ変換後の磁気共鳴信号の2乗和を利用する場合もある。
【0005】
チューニングには、文献 J.W.CARLSON AND D.M.KRAMER,”Rapid Radiofrequency Calibration in MRI”,MAGNETIC RESONANCE IN MEDICINE 15,318−445(1990)に記載された手法を用いる場合もある。
【0006】
この手法は、RFパルスによる引き続く3回の励起によって発生するマルチエコー(multi echo)を測定し、各エコーの強度ないしフーリエ変換後の各エコーの強度の関数として与えられるフリップアングルを計算し、このフリップアングルが例えば90°となるようにRFパルスの強度を調整するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、RFコイルの感度はFOV(field of view)の中心から離れるにつれて低下する傾向があり、その場合、上記の条件に基づいてチューニングされたRFパルスは、FOVの中央部ではスピンのフリップアングルを90°以上にするものとなる。
【0008】
磁気共鳴信号は、フリップアングルが90°のときに信号強度が最大になり、フリップアングルがそれより大きくても小さくても信号強度が低下する。したがって、FOVの中央部におけるスピンのフリップアングルが90°以上になった場合は、信号強度の低下により画像の中央部のSNRが低下する。中央部は画像の主要部であるから、この部分でSNRが低下するのは好ましくない。
【0009】
RFコイルの感度低下は、撮影対象の体軸方向における低下がそれに垂直な方向における低下より大きくなりがちである。このため、アキシャル(axial)断層像に比べてコロナル(coronal)断層像またはサジタル(sagittal)断層像にとくに問題が生じやすい。
【0010】
そこで、本発明の課題は、RFコイルの感度分布にかかわらずRFパルスを適正に調整する方法および装置、並びに、そのようなRFパルス調整装置を備えた磁気共鳴撮影装置を実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下で磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号をフーリエ変換し、前記フーリエ変換した磁気共鳴信号を用いて下記の式によって評価値Pを計算し、評価値Pが最大となるようにRFパルスの強度を調整する、ことを特徴とするRFパルス調整方法である。
【0012】
記
【0013】
【数13】
【0014】
ここで、
F(n):フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下で磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定した磁気共鳴信号をフーリエ変換する変換手段と、前記フーリエ変換した磁気共鳴信号を用いて下記の式によって評価値Pを計算する計算手段と、評価値Pが最大となるようにRFパルスの強度を調整する調整手段と、を具備することを特徴とするRFパルス調整装置である。
【0015】
記
【0016】
【数14】
【0017】
ここで、
F(n):フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(3)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下で磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定した磁気共鳴信号をフーリエ変換する変換手段と、前記フーリエ変換した磁気共鳴信号を用いて下記の式によって評価値Pを計算する計算手段と、評価値Pが最大となるようにRFパルスの強度を調整する調整手段と、前記調整されたRFパルスを使用して磁気共鳴撮影を行う撮影手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置である。
【0018】
記
【0019】
【数15】
【0020】
ここで、
F(n):フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(1)〜(3)に記載の各観点での発明では、RFコイルの感度プロファイルを含む評価値Pが最大となるように、RFパルスの強度を調整するので、RFコイルの感度分布にかかわらずRFパルスを適正に調整することができる。
【0021】
(4)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下で磁気共鳴信号を測定し、前記測定した磁気共鳴信号をフーリエ変換し、前記フーリエ変換した磁気共鳴信号を用いて下記の式によって評価値Qを計算し、評価値Qが最大となるようにRFパルスの強度を調整する、ことを特徴とするRFパルス調整方法である。
【0022】
記
【0023】
【数16】
【0024】
ここで、
F(n):フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(5)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下で磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定した磁気共鳴信号をフーリエ変換する変換手段と、前記フーリエ変換した磁気共鳴信号を用いて下記の式によって評価値Qを計算する計算手段と、評価値Qが最大となるようにRFパルスの強度を調整する調整手段と、を具備することを特徴とするRFパルス調整装置である。
【0025】
記
【0026】
【数17】
【0027】
ここで、
F(n):フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(6)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下で磁気共鳴信号を測定する測定手段と、前記測定した磁気共鳴信号をフーリエ変換する変換手段と、前記フーリエ変換した磁気共鳴信号を用いて下記の式によって評価値Qを計算する計算手段と、評価値Qが最大となるようにRFパルスの強度を調整する調整手段と、前記調整されたRFパルスを使用して磁気共鳴撮影を行う撮影手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置である。
【0028】
記
【0029】
【数18】
【0030】
ここで、
F(n):フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(4)〜(6)に記載の各観点での発明では、RFコイルの感度プロファイルを含む評価値Qが最大となるように、RFパルスの強度を調整するので、RFコイルの感度分布にかかわらずRFパルスを適正に調整することができる。
【0031】
(7)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下でマルチエコーを測定し、前記測定したマルチエコーをそれぞれフーリエ変換し、前記フーリエ変換したマルチエコーを用いて下記の式によって評価値Θを計算し、評価値Θが90°となるようにRFパルスの強度を調整する、ことを特徴とするRFパルス調整方法である。
【0032】
記
【0033】
【数19】
【0034】
ここで、
【0035】
【数20】
【0036】
F1(n)〜Fm(n):フーリエ変換したマルチエコーのサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(8)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下でマルチエコーを測定する測定手段と、前記測定したマルチエコーをそれぞれフーリエ変換する変換手段と、前記フーリエ変換したマルチエコーを用いて下記の式によって評価値Θを計算する計算手段と、評価値Θが90°となるようにRFパルスの強度を調整する調整手段と、を具備することを特徴とするRFパルス調整装置である。
【0037】
記
【0038】
【数21】
【0039】
ここで、
【0040】
【数22】
【0041】
F1(n)〜Fm(n):フーリエ変換したマルチエコーのサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(9)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下でマルチエコーを測定する測定手段と、前記測定したマルチエコーをそれぞれフーリエ変換する変換手段と、前記フーリエ変換したマルチエコーを用いて下記の式によって評価値Θを計算する計算手段と、
評価値Θが90°となるようにRFパルスの強度を調整する調整手段と、前記調整されたRFパルスを使用して磁気共鳴撮影を行う撮影手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置である。
【0042】
記
【0043】
【数23】
【0044】
ここで、
【0045】
【数24】
【0046】
F1(n)〜Fm(n):フーリエ変換したマルチエコーのサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
(7)〜(9)に記載の各観点での発明では、RFコイルの感度プロファイルを含む評価値Θが90°となるように、RFパルスの強度を調整するので、RFコイルの感度分布にかかわらずRFパルスを適正に調整することができる。
【0047】
(1)〜(9)に記載の各観点での発明において、前記RFコイルの感度プロファイルをハミング窓関数等のプロファイルで代用することが、RFコイルの感度プロファイルの実測を不要にする点で好ましい。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。図1に磁気共鳴撮影装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0049】
同図に示すように、本装置はマグネットシステム(magnet system)100を有する。マグネットシステム100は主磁場コイル(coil)部102、勾配コイル部106およびRF(radio frequency)コイル部108を有する。これら各コイル部は概ね円筒状の形状を有し、互いに同軸的に配置されている。マグネットシステム100の概ね円柱状の内部空間(ボア:bore)に、撮影の対象1がクレードル(cradle)500に搭載されて図示しない搬送手段により搬入および搬出される。
【0050】
主磁場コイル部102はマグネットシステム100の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向は概ね対象1の体軸の方向に平行である。すなわちいわゆる水平磁場を形成する。主磁場コイル部102は例えば超伝導コイルを用いて構成される。なお、超伝導コイルに限らず常伝導コイル等を用いて構成してもよいのはもちろんである。
【0051】
勾配コイル部106は、互いに垂直な3軸すなわちスライス(slice)軸、位相軸および周波数軸の方向において、それぞれ静磁場強度に勾配を持たせるための3つの勾配磁場を生じる。
【0052】
静磁場空間における互いに垂直な座標軸をx,y,zとしたとき、いずれの軸もスライス軸とすることができる。その場合、残り2軸のうちの一方を位相軸とし、他方を周波数軸とする。また、スライス軸、位相軸および周波数軸は、相互間の垂直性を保ったままx,y,z軸に関して任意の傾きを持たせることも可能である。本装置では対象1の体軸の方向をz軸方向とする。
【0053】
スライス軸方向の勾配磁場をスライス勾配磁場ともいう。位相軸方向の勾配磁場を位相エンコード(phase encode)勾配磁場ともいう。周波数軸方向の勾配磁場をリードアウト(read out)勾配磁場ともいう。このような勾配磁場の発生を可能にするために、勾配コイル部106は図示しない3系統の勾配コイルを有する。以下、勾配磁場を単に勾配ともいう。
【0054】
RFコイル部108は静磁場空間に対象1の体内のスピン(spin)を励起するための高周波磁場を形成する。以下、高周波磁場を形成することをRF励起信号の送信ともいう。また、RF励起信号をRFパルスともいう。RFコイル部108は、また、励起されたスピンが生じる電磁波すなわち磁気共鳴信号を受信する。
【0055】
RFコイル部108は図示しない送信用のコイルおよび受信用のコイルを有する。送信用のコイルおよび受信用のコイルは、同じコイルを兼用するかあるいはそれぞれ専用のコイルを用いる。
【0056】
勾配コイル部106には勾配駆動部130が接続されている。勾配駆動部130は勾配コイル部106に駆動信号を与えて勾配磁場を発生させる。勾配駆動部130は、勾配コイル部106における3系統の勾配コイルに対応して、図示しない3系統の駆動回路を有する。
【0057】
RFコイル部108にはRF駆動部140が接続されている。RF駆動部140はRFコイル部108に駆動信号を与えてRFパルスを送信し、対象1の体内のスピンを励起する。
【0058】
RFコイル部108にはデータ収集部150が接続されている。データ収集部150は、RFコイル部108が受信した受信信号をサンプリング(sampling)によって取り込み、それをディジタルデータ(digital data)として収集する。
【0059】
勾配駆動部130、RF駆動部140およびデータ収集部150には制御部160が接続されている。制御部160は、勾配駆動部130ないしデータ収集部150をそれぞれ制御して撮影を遂行する。
【0060】
制御部160は、例えばコンピュータ(computer)等を用いて構成される。制御部160は図示しないメモリ(memory)を有する。メモリは制御部160用のプログラムおよび各種のデータを記憶している。制御部160の機能は、コンピュータがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
【0061】
データ収集部150の出力側はデータ処理部170に接続されている。データ収集部150が収集したデータがデータ処理部170に入力される。データ処理部170は、例えばコンピュータ等を用いて構成される。データ処理部170は図示しないメモリを有する。メモリはデータ処理部170用のプログラムおよび各種のデータを記憶している。
【0062】
データ処理部170は制御部160に接続されている。データ処理部170は制御部160の上位にあってそれを統括する。本装置の機能は、データ処理部170がメモリに記憶されたプログラムを実行することによりを実現される。
【0063】
データ処理部170は、データ収集部150が収集したデータをメモリに記憶する。メモリ内にはデータ空間が形成される。このデータ空間は2次元フーリエ(Fourier)空間を構成する。以下、フーリエ空間をkスペース(k−space)ともいう。データ処理部170は、kスペースのデータを2次元逆フ−リエ変換することにより対象1の画像を再構成する。
【0064】
データ処理部170には表示部180および操作部190が接続されている。表示部180は、グラフィックディスプレー(graphic display)等で構成される。操作部190はポインティングデバイス(pointingdevice)を備えたキーボード(keyboard)等で構成される。
【0065】
表示部180は、データ処理部170から出力される再構成画像および各種の情報を表示する。操作部190は、使用者によって操作され、各種の指令や情報等をデータ処理部170に入力する。使用者は表示部180および操作部190を通じてインタラクティブ(interactive)に本装置を操作する。
【0066】
図2に、他の方式の磁気共鳴撮影装置のブロック図を示す。同図に示す磁気共鳴撮影装置は、本発明の実施の形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示される。
【0067】
本装置は、図1に示した装置とは方式を異にするマグネットシステム100’を有する。マグネットシステム100’以外は図1に示した装置と同様な構成になっており、同様な部分に同一の符号を付して説明を省略する。
【0068】
マグネットシステム100’は主磁場マグネット部102’、勾配コイル部106’およびRFコイル部108’を有する。これら主磁場マグネット部102’および各コイル部は、いずれも空間を挟んで互いに対向する1対のものからなる。また、いずれも概ね円盤状の形状を有し中心軸を共有して配置されている。マグネットシステム100’の内部空間(ボア)に、対象1がクレードル500に搭載されて図示しない搬送手段により搬入および搬出される。
【0069】
主磁場マグネット部102’はマグネットシステム100’の内部空間に静磁場を形成する。静磁場の方向は概ね対象1の体軸方向と直交する。すなわちいわゆる垂直磁場を形成する。主磁場マグネット部102’は例えば永久磁石等を用いて構成される。なお、永久磁石に限らず超伝導電磁石あるいは常伝導電磁石等を用いて構成してもよいのはもちろんである。
【0070】
勾配コイル部106’は、互いに垂直な3軸すなわちスライス軸、位相軸および周波数軸の方向において、それぞれ静磁場強度に勾配を持たせるための3つの勾配磁場を生じる。
【0071】
静磁場空間における互いに垂直な座標軸をx,y,zとしたとき、いずれの軸もスライス軸とすることができる。その場合、残り2軸のうちの一方を位相軸とし、他方を周波数軸とする。また、スライス軸、位相軸および周波数軸は、相互間の垂直性を保ったままx,y,z軸に関して任意の傾きを持たせることも可能である。本装置でも対象1の体軸の方向をz軸方向とする。
【0072】
スライス軸方向の勾配磁場をスライス勾配磁場ともいう。位相軸方向の勾配磁場を位相エンコード勾配磁場ともいう。周波数軸方向の勾配磁場をリードアウト勾配磁場ともいう。このような勾配磁場の発生を可能にするために、勾配コイル部106’は図示しない3系統の勾配コイルを有する。勾配コイル部106’および勾配駆動部130からなる部分は、本発明における勾配磁場印加手段の実施の形態の一例である。
【0073】
RFコイル部108’は静磁場空間に対象1の体内のスピンを励起するためのRFパルスを送信する。RFコイル部108’は、また、励起されたスピンが生じる磁気共鳴信号を受信する。
【0074】
RFコイル部108’は図示しない送信用のコイルおよび受信用のコイルを有する。送信用のコイルおよび受信用のコイルは、同じコイルを兼用するかあるいはそれぞれ専用のコイルを用いる。
【0075】
本装置の撮影動作を説明する。図3に、図1または図2に示した装置が実行する磁気共鳴信号獲得用のパルスシーケンス(pulse sequence)の一例を示す。このパルスシーケンスは、スピンエコー(spin echo)を獲得するためのパルスシーケンスすなわちスピンエコー法によるパルスシーケンスである。
【0076】
同図の(1)はRFパルスすなわち90°パルスおよび180°パルスのシーケンスであり、(2)、(3)、(4)および(5)は、それぞれ、スライス勾配Gs、位相エンコード勾配Gp、リードアウト勾配GrおよびスピンエコーMRのシーケンスである。なお、90°パルスおよび180°パルスは中心値で代表する。パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0077】
同図に示すように、90°パルスおよび180°パルスにより、それぞれスピンの90°励起および180°励起が行われる。90°励起および180°励起のとき、それぞれスライス勾配Gs1およびGs3が印加され、所定のスライスについての選択励起が行われる。
【0078】
90°パルスは、予め強度がチューニングされたものが用いられる。180°パルスは90°パルスの2倍の強度のものが用いられる。90°パルスのチューニングについては後にあらためて説明する。
【0079】
90°励起と180°励起の間で、位相エンコード勾配Gpによる位相軸方向の位相エンコードがおよびリードアウト勾配Gr1による周波数軸方向のディフェーズ(dephase)がそれぞれ行われる。
【0080】
180°励起後、リードアウト勾配Gr2によるリフェーズ(rephase)によってスピンエコーMRが発生する。スピンエコーMRは、エコー中心に関して対称的な波形を持つRF信号となる。エコー中心は90°励起からTE(echo time)後に生じる。スピンエコーMRは、データ収集部150によりビューデータ(view data)として収集される。
【0081】
このようなパスルシーケンスが、周期TR(repetition time)で例えば64〜256回繰り返される。繰り返しのたびに位相軸方向の位相エンコード勾配Gpを変更する。破線は位相エンコード勾配Gpの逐次変化を概念的に表す。これによって、位相軸方向の位相エンコードが異なる64〜256ビューのビューデータが得られる。このようにして得られたビューデータが、データ処理部170のメモリのkスペースに収集される。
【0082】
kスペースのデータを2次元逆フーリエ変換することにより、実空間における2次元画像データすなわち再構成画像が得られる。この画像が表示部180で表示される。
【0083】
図4に、図1または図2に示した装置が実行する磁気共鳴信号獲得用のパルスシーケンスの他の例を示す。このパルスシーケンスは、グラディエントエコー(gradient echo)を獲得するためのパルスシーケンスすなわちグラディエントエコー法によるパルスシーケンスである。
【0084】
同図(1)はRFパルスすなわち90°パルスのシーケンスであり、(2)、(3)、(4)および(5)は、それぞれ、スライス勾配Gs、位相エンコード勾配Gp、リードアウト勾配GrおよびグラディエントエコーMRのシーケンスである。なお、90°パルスは中心値で代表する。パルスシーケンスは時間軸tに沿って左から右に進行する。
【0085】
同図に示すように、90°パルスによりスピンの90°励起が行われる。90°パルスは予め強度がチューニングされたものが用いられる。90°パルスのチューニングについては後にあらためて説明する。
【0086】
90°励起のときスライス勾配Gs1が印加され、所定のスライスについての選択励起が行われる。90°励起の後に、位相エンコード勾配Gpによる位相軸方向の位相エンコードが行われる。
【0087】
その後リードアウト勾配Gr1による周波数軸方向のディフェーズが行われ、次いで行われるリードアウト勾配Gr2によるリフェーズによってグラディエントエコーMRが発生する。
【0088】
グラディエントエコーMRは、エコー中心に関して対称的な波形を持つRF信号となる。エコー中心は90°励起からTE後に生じる。グラディエントエコーMRは、データ収集部150によりビューデータとして収集される。
【0089】
このようなパスルシーケンスが、周期TRで例えば64〜256回繰り返される。繰り返しのたびに位相軸方向の位相エンコード勾配Gpを変更する。破線は位相エンコード勾配Gpの逐次変化を概念的に表す。これによって、位相軸方向の位相エンコードが異なる64〜256ビューのビューデータが得られる。このようにして得られたビューデータが、データ処理部170のメモリのkスペースに収集される。
【0090】
kスペースのデータを2次元逆フーリエ変換することにより、実空間における2次元画像データすなわち再構成画像が得られる。この画像が表示部180で表示され、また、画像合成部13に入力される。
【0091】
マグネットシステム100(100’)、勾配駆動部130、RF駆動部140、データ収集部150、制御部160、データ処理部170、表示部180および操作部190からなる部分は、本発明における撮影手段の実施の形態の一例である。
【0092】
上記のような撮影を行うための90°パルスのチューニングについて説明する。図5に、本装置の90°パルスチューニング動作のフロー(flow)図を示す。同図に示すように、ステップ(step)502で、対象1についてチューニングスキャン(tuning scan)を行う。
【0093】
チューニングスキャンは、例えば図6に示すようなパルスシーケンスによって行われる。このパルスシーケンスは、図3に示したスピンエコー法のパルスシーケンスにおいてフェーズエンコード量を0としたものに相当する。
【0094】
このパルスシーケンスは周期TRで複数回試行され、そのつどスピンエコーMRが測定される。パルスシーケンスの試行は、90°パルス、または、90°パルスおよび180°パルスの強度を順次変更しながら行われる。90°パルスおよび180°パルスの強度としては予め複数の値が用意され、それらの値が順次に用いられる。
【0095】
チューニングスキャンは例えば図7に示すようなパルスシーケンスによって行うようにしてもよい。このパルスシーケンスは、図4に示したグラディエントエコー法のパルスシーケンスにおいてフェーズエンコード量を0としたものに相当する。
【0096】
このパルスシーケンスは周期TRで複数回試行され、そのつどグラディエントエコーMRが測定される。パルスシーケンスの試行は、90°パルスの強度を順次変更しながら行われる。90°パルスの強度としては予め複数の値が用意され、それらの値が順次に用いられる。
【0097】
このようなチューニングスキャンの実行に関わる、マグネットシステム100(100’)、勾配駆動部130、RF駆動部140、データ収集部150および制御部160からなる部分は、本発明における測定手段の実施の形態の一例である。
【0098】
チューニングスキャンによって測定した複数のスピンエコーまたはグラディエントエコーを、ステップ504でそれぞれフーリエ変換する。以下、スピンエコーおよびグラディエントエコーをいずれも単にエコーともいう。フーリエ変換はデータ収集部150によって行われる。データ収集部150は、本発明における変換手段の実施の形態の一例である。
【0099】
フーリエ変換は1次元フーリエ変換である。エコー信号を1次元フーリエ変換することにより、対象1のプロジェクション(projection)が得られる。このプロジェクションは周波数軸上のプロジェクションである。
【0100】
複数のエコー信号をそれぞれフーリエ変換することにより、複数のプロジェクションが得られる。各プロジェクションは、対象1の同一スライスのプロジェクションである。ただし、それぞれ強度が異なる90°パルスによるものである。
【0101】
このような複数のプロジェクションを用いて、ステップ506で、評価値の計算を行う。評価値の計算は複数のプロジェクションについてそれぞれ行われる。これによって複数の評価値が得られる。評価値の計算はデータ収集部150によって行われる。データ収集部150は、本発明における計算手段の実施の形態の一例である。
【0102】
評価値の計算には例えば次式が用いられる。
【0103】
【数25】
【0104】
ここで、
F(n):フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
フーリエ変換した磁気共鳴信号のサンプリング値F(n)は、プロジェクションのサンプリング値に他ならない。プロジェクションのサンプリング値F(n)は、例えば図8に示すようになる。同図において、横軸はサンプリング位置、縦軸はサンプリング値である。サンプリング位置nはFOVの全長にわたって1〜Nである。サンプリング位置はFOVにおける空間的な相対位置である。
【0105】
RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値H(n)は、RFコイル部108(108’)の感度プロファイルのサンプリング値である。感度プロファイルは周波数軸方向の感度プロファイルである。周波数軸方向を例えば対象1の体軸方向に一致させた場合、感度プロファイルは、対象1の体軸方向におけるRFコイル部108(108’)の感度プロファイルとなる。
【0106】
この感度プロファイルは、例えば図9に示すようになる。すなわち、全長LのRFコイルの中央部で感度が最大となり、そこから両端に向かって次第に感度が低下するものとなる。正規化した感度の最大値は1、最小値は0である。FOVの中心はRFコイルの中心に一致する。
【0107】
感度プロファイルは予め実測したものを使用する。あるいは、感度プロファイルはハミング窓関数(Hamming window function)等で近似できるので、実測を省略してハミング窓関数等の窓関数で代用するようにしてもよい。
【0108】
感度プロファイルのサンプリング値H(n)は、FOVの全長にわたって設定したサンプリング位置1〜Nにおける感度Gのサンプリング値となる。サンプリング位置はFOVにおける空間的な相対位置である。
【0109】
実測した感度プロファイルが関数C(z)で表される場合、感度プロファイルのサンプリング値H(n)は、
【0110】
【数26】
【0111】
となる。
ハミング窓関数で代用する場合は、感度プロファイルのサンプリング値H(n)は、
【0112】
【数27】
【0113】
となる。
(1)式の分子におけるF(n)・H(n)は、プロジェクションと感度プロファイルをサンプリング位置が同一なもの同士、すなわち、空間的位置が同一なもの同士で乗算することを表す。この乗算は、プロジェクションのサンプリング値をそのサンプリング位置におけるRFコイルの感度で重み付けすることに相当する。
【0114】
このため、(1)式で計算される評価値Pはプロジェクションの重み付け平均値となる。重み係数として感度プロファイルサンプリング値が用いられているから、評価値Pに対するプロジェクションサンプリング値の寄与は、感度が高い部分のものほど大きく、感度が低い部分のものほど小さくなる。
【0115】
評価値の計算にはプロジェクションのサンプリング値F(n)を2乗したものを用いてもよい。その場合は、評価値を次式によって計算する。
【0116】
【数28】
【0117】
(2)式は、プロジェクションのサンプリング値F(n)を2乗した以外は(1)式と同様である。この評価値Qも上記の評価値Pを同じ性質を持つ。
次に、ステップ508で、RF強度調整を行う。RF強度調整は、評価値PまたはQの値が最大になるプロジェクションを選択し、そのプロジェクションを生じさせた90°パルスの強度と同じになるように撮影用の90°パルスの強度を調整するものである。
【0118】
RF強度調整はデータ処理部170による制御の下で制御部160によって行われる。データ処理部170および制御部160からなる部分は、本発明における調整手段の実施の形態の一例である。
【0119】
評価値PまたはQにはRFコイルの感度が高い部分の信号ほど大きく寄与しているので、評価値PまたはQが最大になるプロジェクションでは、RFコイルの感度が最も高い部分の信号が最も大きくなっている。
【0120】
このことは、RFコイルの感度が最大となる部分において90°励起が正しく行われたことを意味するので、このようなプロジェクションを生じさせた90°パルスの強度を最適強度とするのは合理的であり、それによって、中央部においてSNRが最も良くなる画像を撮影することができる。
【0121】
上記のような感度プロファイルに着目したRF強度調整は、前述の文献に記載の技法に適用することもできる。その場合には、ステップ502でのチューニングスキャンには、同文献に記載のように、例えば図10に示すようなパルスシーケンスを使用する。すなわち、同図の(1)に示すように、3つのRFパルスでフリップアングルがθのRF励起を順次に行い、(2)に示すように、マルチエコーすなわち5つのエコーE0,E1,E2,E3,E4を順次を読み出す。エコーの読み出しにはリードアウト勾配を使用することはいうまでもない。このパルスシーケンスをRFパルスの強度を変えて複数回試行する。
【0122】
ステップ504では、複数回の試行で得られたマルチエコーE1,E2,E3,E4の複数組をそれぞれフーリエ変換する。
ステップ506では、次式によって評価値を計算する。
【0123】
【数29】
【0124】
ここで、
【0125】
【数30】
【0126】
F1(n)〜F4(n):フーリエ変換したマルチエコーのサンプリング値
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値
なお、関数G( )に関しては数種類の関数が提案されているが、関数自体は本発明の本質とは独立なのでいずれを用いても良い。
【0127】
ステップ508では、評価値Θが所望の値(例えば90°)となるマルチエコーの組を生じさせたRFパルスの強度を最適RF強度とする。
なお、グラディエントエコー方においてRF励起によるフリップアングルを90°以外の任意の角度αとするときは、評価値Θがαとなるマルチエコーの組を生じさせたRFパルスの強度を最適RF強度とする。
【0128】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、RFコイルの感度分布にかかわらずRFパルスを適正に調整する方法および装置、並びに、そのようなRFパルス調整装置を備えた磁気共鳴撮影装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の装置のブロック図である。
【図3】磁気共鳴撮影のパルスシーケンスの一例を示す図である。
【図4】磁気共鳴撮影のパルスシーケンスの一例を示す図である。
【図5】チューニング動作のフロー図である。
【図6】チューニングスキャンのパルスシーケンスの一例を示す図である。
【図7】チューニングスキャンのパルスシーケンスの一例を示す図である。
【図8】撮影対象のプロジェクションの概念図である。
【図9】RFコイルの感度プロファイルの概念図である。
【図10】チューニングスキャンのパルスシーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
100,100’ マグネットシステム
102 主磁場コイル部
102’ 主磁場マグネット部
106,106’ 勾配コイル部
108,108’ RFコイル部
130 勾配駆動部
140 RF駆動部
150 データ収集部
160 制御部
170 データ処理部
180 表示部
190 操作部
1 対象
500 クレードル
Claims (12)
- 前記RFコイルの感度プロファイルをハミング窓関数等のプロファイルで代用する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載のRFパルス調整方法。 - 前記RFコイルの感度プロファイルをハミング窓関数等のプロファイルで代用する、
ことを特徴とする請求項5ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載のRFパルス調整装置。 - 静磁場空間における対象の内部のスピンをRFコイルから送信するRFパルスで励起してリードアウト勾配磁場の下でマルチエコーを測定する測定手段と、
前記測定したマルチエコーをそれぞれフーリエ変換する変換手段と、
前記フーリエ変換したマルチエコーを用いて下記の式によって評価値Θを計算する計算手段と、
評価値Θが90°となるようにRFパルスの強度を調整する調整手段と、
前記調整されたRFパルスを使用して磁気共鳴撮影を行う撮影手段と、
を具備することを特徴とする磁気共鳴撮影装置。
記
H(n):RFコイルの感度プロファイルのサンプリング値 - 前記RFコイルの感度プロファイルをハミング窓関数等のプロファイルで代用する、
ことを特徴とする請求項9ないし請求項11のうちのいずれか1つに記載の磁気共鳴撮影装置。
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