JP3789965B2 - カラーフィルター用カラーレジストインキ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔料が微細分散化された新規な顔料分散体組成物を用いたカラーレジストインキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、顔料の分散安定性を良好ならしめるべく微細分散化成分を配合した顔料分散体組成物としては、例えば、ポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)の末端カルボキシル基と3−ジメチルアミノプロピルアミンとのアミド化反応物であるカチオン性ポリマーを微細分散化成分として単独で用いたもの(特公昭57−25251号公報)や、有機顔料化合物の1つであるキナクリドンに対し、これにその酸性誘導体であるスルホン化物塩を微細分散化成分として単独で混合したもの(特公昭50−4019号公報)等が知られている。
【0003】
また、微細分散化成分を配合した顔料分散体組成物を用いたカラーレジストインキとしては、例えば、微細分散化成分としてアクリル系樹脂、エチルセルロース樹脂もしくはマレイン酸系樹脂を用いたもの(特公平6−95211号公報)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来からの顔料分散体組成物は微細分散化の程度および分散安定性が十分とは云い難く、これらを用いて調製したカラーレジストインキは流動性や光透過性について解決すべき課題が残っており、例えば、液晶ディスプレイ用カラーフィルター(以下CFと略す。)向けインキに適用した場合、ガラス基板上へのスピンコート時には塗布ムラの発生、画素形成後には光線透過率の不足によるCFの明るさおよびコントラストの不足といった欠点を未だ抱えているのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は前記のような課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、有機顔料の酸性誘導体およびカチオン性櫛形グラフトポリマーを微細分散化成分として顔料分散体組成物に配合、分散すれば高度な微細分散化および分散安定性が達成され、従って、該顔料分散体組成物に感光性樹脂組成物を配合して調製したカラーレジストインキも優れた光透過性および安定なニュートン流動性を示し、これをCF用インキに適用した場合はスピンコート時の塗布ムラがなく、硬化現像後は明るさやコントラストに優れた画素を製造できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
即ち、本発明は、有機顔料、有機溶剤および微細分散化成分からなる顔料分散体組成物と感光性樹脂組成物からなるカラーレジストインキにおいて、微細分散化成分が有機顔料の酸性誘導体および幹ポリマー部にカチオン性官能基を有するカチオン性櫛形グラフトポリマーからなるCF用カラーレジストインキである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物に用いる微細分散化成分の第1は、有機顔料の酸性誘導体である。該有機顔料の酸性誘導体は、例えば下記の式(1)のように表すことができる。
【化1】
【0008】
式(1)中のXで表される酸性基の例としては、スルホン酸基、テレフタル酸モノアミドメチル基等を挙げることができる。スルホン酸基は、有機顔料に硫酸を作用させることで導入することができ、テレフタル酸モノアミドメチル基は、有機顔料をクロロメチル化してから1級アミンでアミノメチル化した後、テレフタル酸でモノアミド化することで導入することができる。
【0009】
有機顔料の酸性誘導体の原体となる有機顔料化合物は特に限定されるものではなく、酸性誘導体が得られるものであればよい。例えば赤・橙色系では縮合多環芳香族系に属するアントラキノニルレッド、アンタントロンレッド、テトラクロルチオインジゴ、ペリレンレッド、ペリレンスローレッド、ペリレンマルーン、キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ、ジケトピロロピロールレッドBO、不溶性アゾ系に属するパーマネントレッドR、ジニトロアニリンオレンジ、ブリリアントカーミンFB、パーマネントレッドF5RK、ピラゾロンオレンジ、ピラゾロンレッド、溶性アゾ系に属するパーマネントレッド2B、レーキレッドR、ボルドー10B、ボンマルーンメジウム、ボンマルーンライト等が挙げられる。黄色系ではモノアゾ系に属するファーストイエローG、ベンツイミダゾロンイエローHG、ジスアゾ系に属するパーマネントイエロー、スレン系に属するアントラピリミジンイエロー、フラバントロンイエロー、金属錯体系に属するアゾメチン系銅錯体イエロー、ニトロソ系ニッケル錯体イエロー、ニッケルアゾイエロー、キノフタロン系に属するキノフタロンイエロー等が挙げられる。緑色系では塩素化フタロシアニングリーン、臭塩素化フタロシアニングリーン等が挙げられる。青色系ではフタロシアニンブルー、銅フタロシアニンブルー、インダンスレンブルー等が挙げられる。紫色系ではジオキサジンバイオレット、キナクリドンバイオレット等が各々挙げられる。
【0010】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物に用いる微細分散化成分の第2は、幹ポリマー部にカチオン性の官能基を有する櫛形グラフトポリマーである。該カチオン性櫛形グラフトポリマーは、複数の塩基性基を有する幹ポリマー部に枝ポリマー部がグラフト結合した構造のポリマーであり、幹ポリマー部の塩基性基をアンカーとして有機顔料およびその酸性誘導体の表面に多点吸着するため、枝ポリマー部の立体反発効果が有効に作用し、微細分散化促進機能を発現する。幹ポリマー部の塩基性基は、吸着特性に優れる点でアミノ基が好ましく、また、枝ポリマー部は立体反発効果に優れる点で有機溶剤可溶性を有するものであるのが好ましい。更に、幹ポリマー1分子に2分子以上の枝ポリマーがグラフト結合した分子構造を有していることが好ましい。このようなカチオン性櫛形グラフトポリマーは、例えば下記式(2)のように表すことができる。
【化2】
【0011】
式(2)中のAA・・・AAで表される幹ポリマーとしてはアミノ基を有するものが好ましく、その具体例としては、ポリエチレンイミン、ポリエチレンポリアミン、ポリキシリレンポリ(ヒドロキシプロピレン)ポリアミン、ポリ(アミノメチル化)エポキシ樹脂、アミン付加グリシジル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸エステル化グリシジル(メタ)アクリレート共重合体等を挙げることができる。これらの合成法は例えば以下の通りである。
【0012】
ポリエチレンイミンはエチレンイミンを酸触媒存在下で開環重合することで得られる。ポリエチレンポリアミンは二塩化エチレンとアンモニアをアルカリ触媒存在下で重縮合することで得られる。ポリ(アミノメチル化)エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノルF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂等の芳香環をクロルメチル化後アミノ化することで得られ、別名マンニッヒ塩基と呼ばれる。このときアミノ化で使用するアミンの具体例にはモノメチルアミン、モノエチルアミン、モノメタノールアミン、モノエタノールアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジメタノールアミン、ジエタノールアミン等を挙げることができる。アミン付加グリシジル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸エステル化グリシジル(メタ)アクリレート共重合体は、グリシジル(メタ)アクリレートをラジカル重合してポリマー化した後、同ポリマー中のエポキシ基の一部に前記したものと同様のアミンを付加してポリ〔アミン付加グリシジル(メタ)アクリレート〕を得た後、残ったエポキシ基を(メタ)アクリル酸のカルボン酸とエステル化反応させて得られる。
【0013】
式(2)中のBB・・・BBで表される枝ポリマーは有機溶剤可溶性のものが好ましく、その具体例としては、ポリマー末端にカルボン酸を有し、前記したような幹ポリマー部のアミノ基とアミド化反応することでグラフト結合を形成し得るポリマーであるポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)、ポリリシノール酸、ε−カプロラクトン等の開環重合体等が挙げられる。また、幹ポリマーが前記したアミン付加グリシジル(メタ)アクリレート−(メタ)アクリル酸エステル化グリシジル(メタ)アクリレート共重合体のようにビニル基を有する場合には、該ビニル基にグラフト重合し得るポリ〔(メタ)アクリル酸メチル〕、ポリ〔(メタ)アクリル酸エチル〕等を枝ポリマー部として挙げることができる。これらの合成法は例えば以下の通りである。
【0014】
ポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)は、12−ヒドロキシステアリン酸の脱水重縮合ポリエステル化反応によって得られる。ポリリシノール酸は、同様にリシノール酸の脱水重縮合ポリエステル化反応によって得られる。ε−カプロラクトンの開環重合体は、ε−カプロラクトンに脂肪族モノカルボン酸であるn−カプロン酸を付加させて開環重合を開始させて得られる。
【0015】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物に用いる有機顔料は、有機顔料の酸性誘導体の説明で例示したものと同様のものを適宜使用することができ、有機顔料の酸性誘導体の原体として用いた有機顔料化合物と同一のものであっても、異なるものであってもよく、その組み合わせは所望の発色が得られるよう適宜選定する。
【0016】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物の配合割合は、微細分散化性、即ち、明度の点と色の彩度の点から以下の範囲が好ましい。
先ず、有機顔料とその酸性誘導体とのブレンド割合は、種類によって重量部は異なるが、ブレンド物の酸性基量が10-5〜10-6mol/gの範囲になるように選定するのが好ましい。次に、有機顔料とその酸性誘導体/カチオン性櫛形グラフトポリマー/有機溶剤の配合割合は、所望の明度・彩度が得られるように適宜選定されるが、一般的には、重量部比で100/5/495〜100/50/450の範囲が好ましい。
【0017】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物には、他の成分として、チクソトロピー性付与剤、レベリング剤等を塗工法に応じ、適性改良のため適宜添加することができる。チクソトロピー性付与剤としては、コロイダルシリカ、ベントナイト、ポリアミドワックスが例示でき、レベリング剤としては、各種のシリコーンオイルが例示できる。
【0018】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物に用いる有機溶剤は、分散媒としての顔料分散性や樹脂溶解性に優れる点からエーテル類、エステル類、ケトン類、多価アルコール誘導体、含窒素系溶剤等を用いるのが好ましい。具体的には、ケトン類では、シクロヘキサノン、エチルブチルケトン等、多価アルコール誘導体では、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等、含窒素系溶剤ではジメチルホルムアミド等を各々挙げることができる。
【0019】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物の製造には、ロールミル、ボールミル、ビーズミル、サンドミル、ホモミキサー、ホモジナイザー等の各種分散機が使用できるが、微細分散化能力の点からビーズミル、サンドミル、ホモジナイザーの使用が好ましい。
【0020】
一方、本発明のカラーレジストインキは、上記の如き顔料分散体組成物に感光性樹脂組成物を配合したものである。ここにおける感光性樹脂組成物は、光重合性モノマーもしくはオリゴマー、光重合開始剤、光増感剤および溶剤を主成分としたものである。
【0021】
顔料分散体組成物と感光性樹脂組成物の配合割合は、色特性、露光感度および現像性の要求度合いに応じて適宜選定されるが、一般には、固形分の重量比で、顔料分散体/感光性樹脂=5/95〜30/70の範囲であるのが好ましい。
【0022】
光重合性モノマーもしくはオリゴマーの例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート、ビスフェノールA型エポキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールF型エポキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールフルオレン型エポキシジ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類等の1種もしくは2種以上の組み合わせを挙げることができる。
【0023】
光重合開始剤の例としては、アセトフェノン、2,2'−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−tert−ブチルアセトフェノン等のアセトフェノン類、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、p,p'−ビスジメチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モンフォリノプロパノン−1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリオフェニル)−ブタノン−1等のα−アミノアルキルフェノン類、ベンジルジメチルケタール、チオキサンソン、2−クロロチオキサンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン等のイオウ化合物等を1種もしくは2種以上の組み合わせたものをあげることができる。
【0024】
光増感剤の例としては、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、4,4'−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン等を1種もしくは2種以上の組み合わせたものを挙げることができる。
【0025】
溶剤の例としては、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチルセロソルブアセテート等のセロソルブ類等を1種もしくは2種以上の組み合わせたものを挙げることができる。
【0026】
本発明のCF用カラーレジストインキにおいては、微細分散化成分としてカチオン性櫛形グラフトポリマーおよび有機顔料の酸性誘導体を組み合わせることで平均粒径の小さな顔料微細分散体組成物が得られる。これは以下の理由によるものと推測される。
【0027】
即ち、顔料分散体組成物に配合された有機顔料の酸性誘導体が顔料粒子の表面を被覆して、該誘導体の酸性基の働きで顔料−分散媒界面電気2重層の顔料粒子側の界面電位がマイナス側に増大し、電気2重層の界面電位が高くなる。一方、有機顔料の酸性誘導体とともに顔料分散体組成物に配合されるカチオン性櫛形グラフトポリマーの幹ポリマー部は、プラス荷電のカチオン性官能基を有しており、前記の機構で増大したマイナス電位を有する電気2重層の顔料粒子側の界面にカチオン性櫛形グラフトポリマーの幹ポリマー部が静電気的引力により強力に多点吸着し、カチオン性櫛形グラフトポリマーの顔料粒子からの脱着が低減され、該幹ポリマー部にグラフト結合した枝ポリマー部は有効に立体反発効果を発揮する。そのため、顔料粒子どうしの静電気的反発力と枝ポリマー部の立体反発効果が相乗して働き、顔料粒子の微細分散化および分散安定性が促進されるものと考えられる。
【0028】
このようにして得られる前記顔料分散体組成物は、高精細性を要求されるインキ用として有用である。
【0029】
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。尚、参考例1〜9および比較参考例1〜3は顔料分散体組成物に関する例であり、実施例1〜3および比較例1〜3はカラーレジストインキに関するものである。
【0030】
参考例1
有機顔料としてアントラキノニルレッド580gと有機顔料の酸性誘導体としてスルホン化キナクリドンレッド20gをドライブレンドし、酸性基量5.1×10-5mol/gを有する混合物を得た。ここにおいて酸性基量の定量は、前記混合物2gを50ml三角フラスコに精秤後10-2mol/lテトラブチルアンモニウムヒドロキシド−メチルイソブチルケトン・ベンゼン・メタノール溶液30mlを加え、超音波分散機中で1時間吸着反応を行った後、遠心分離を行い、得られた上澄み液中に残存しているテトラブチルアンモニウムヒドロキシドを10-2mol/l過塩素酸−メチルイソブチルケトン・ジオキサン溶液で電位差滴定して測定した。
【0031】
次いで、上記混合物300gと、カチオン性櫛形グラフトポリマーとして幹ポリマー部がポリエチレンイミン、枝ポリマー部がポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)から成る塩基性基当量1350g/eqのカチオン性櫛形グラフトポリマーの50重量%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液120g(有機顔料−有機顔料酸性誘導体混合物100重量部に対して、カチオン性櫛形グラフトポリマーの固形分が20重量部)および分散媒となる有機溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート1080gを容積2リットルのポリ広口瓶中で配合して密栓後、手動で4〜5回強く振とうして混合し、分散機への仕込み原料を調製した。
【0032】
次に、上記仕込み原料を容積0.6リットルの連続式ビーズミル型分散機に装入して顔料分散を行った。分散条件は以下の通りである。
<分散条件>
・ビーズ径;0.3mmφ
・ビーズ充填量;480ml
・ビーズセパレータークリアランス;0.1mm
・ディスク周速;10.5m/s
・装入圧力;0.1bar
・装入パス数;3パス
【0033】
このようにして得た赤系顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は94nmであり、優れた微細分散化が達成されていた。また、B型粘度計を用い、ローター回転数6rpm、60rpmで測定した25℃における粘度は各々、220cp、146cpであった。従ってニュートン流動性の尺度となる粘度比(6rpm/60rpmの比で1に近いほどニュートン流動性が大)は1.51であり、ニュートン流動性は大であった。
【0034】
参考例2
有機顔料として銅−フタロシアニンブルー519gと有機顔料の酸性誘導体としてスルホン化フタロシアニンブルー21gをドライブレンドして混合物を得た。得られた混合物の酸性基量を参考例1と同様の方法で測定したところ8.8×10-5mol/gであった。
【0035】
次いで、上記混合物300gと、参考例1で使用したものと同じカチオン性櫛形グラフトポリマー溶液120gおよび有機溶剤1080gを配合した後、参考例1と同様の手順、条件で青系顔料分散体組成物を得た。
【0036】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は102nmであり、良好な微細分散化が達成されていた。また、参考例1と同様にして測定した粘度比は2.16であり、フタロシアニンブルー系顔料分散体組成物としてはニュートン流動性は大であった。
【0037】
参考例3
有機顔料としての塩臭素化フタロシアニングリーン566gと有機顔料の酸性誘導体としてのスルホン化塩素化フタロシアニングリーン34gをドライブレンドして混合物を得た。得られた混合物の酸性基量を参考例1と同様の方法で測定したところ9.9×10-5mol/gであった。
【0038】
次いで、上記混合物300gと、参考例1で使用したものと同じカチオン性櫛形グラフトポリマー溶液120gおよび有機溶剤1080gを配合した後、参考例1と同様の手順、条件で緑系顔料分散体組成物を得た。
【0039】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は111nmであり、良好な微細分散化が達成されていた。また、参考例1と同様にして測定した粘度比は3.88であり、フタロシアニングリーン系顔料分散体組成物としてはニュートン流動性は大であった。
【0040】
参考例4
有機顔料として参考例1と同じものを575g、有機顔料の酸性誘導体としてテレフタル酸モノアミドメチル化キナクリドンレッド25gをドライブレンドして混合物を得た。得られた混合物の酸性基量を参考例1と同様の方法で測定したところ4.6×10-5mol/gであった。
【0041】
次に、上記混合物300gと、参考例1と同じカチオン性櫛形グラフトポリマー溶液120gおよび有機溶剤1080gを配合した後、参考例1と同様の手順、条件で赤系顔料分散体組成物を得た。
【0042】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は102nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は1.57であり、微細分散化性およびニュートン流動性は共に優れていた。
【0043】
参考例5
参考例1と同様の有機顔料と有機顔料の酸性誘導体の混合物300gと、カチオン性櫛形グラフトポリマーとして幹ポリマー部がポリエチレンポリアミン、枝ポリマー部がポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)からなる塩基性基当量が1470g/eqのカチオン性櫛形グラフトポリマーの50重量%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液120gおよび参考例1と同様の有機溶剤1080gを配合した後、参考例1と同様の手順、条件で赤系顔料分散体組成物を得た。
【0044】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は111nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は1.55であり、微細分散化性およびニュートン流動性は共に優れていた。
【0045】
参考例6
参考例1と同様の有機顔料と有機顔料の酸性誘導体の混合物300gと、カチオン性櫛形グラフトポリマーとして幹ポリマー部がポリキシリレンポリ(2−ヒドロキシプロピレン)ポリアミン、枝ポリマー部がε−カプロラクトンの開環重合体からなる塩基性基当量が1620g/eqのカチオン性櫛形グラフトポリマーの50重量%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液120gおよび参考例1と同様の有機溶剤1080gを配合した後、参考例1と同様の手順、条件で赤系顔料分散体組成物を得た。
【0046】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は108nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は1.43であり、微細分散化性およびニュートン流動性は共に優れていた。
【0047】
参考例7
参考例1と同様の有機顔料と有機顔料の酸性誘導体の混合物300gと、カチオン性櫛形グラフトポリマーとして幹ポリマー部がポリ(アミノメチル化)ビスフェノールA型エポキシ樹脂、枝ポリマー部がε−カブロラクトンの開環重合体からなる塩基性基当量が1250g/eqのカチオン性櫛形グラフトポリマーの50重量%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液120gおよび参考例1と同様の有機溶剤1080gを割合で配合した後、参考例1と同様の手順、条件で赤系顔料分散体組成物を得た。
【0048】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は121nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は1.61であり、微細分散化性およびニュートン流動性は共に優れていた。
【0049】
参考例8
参考例1と同様の有機顔料と有機顔料の酸性誘導体の混合物300gと、カチオン性櫛形グラフトポリマーとして幹ポリマー部がジメチルアミノメチル化グリシジルメタアクリレート−メタアクリル酸エステル化グリシジルメタアクリレート共重合体、枝ポリマー部がポリメタアクリル酸メチルからなる塩基性基当量が1180g/eqのカチオン性櫛形グラフトポリマーの50重量%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液120gおよび参考例1と同様の有機溶剤1080gを配合した後、参考例1と同様の手順、条件で赤系顔料分散体組成物を得た。
【0050】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は93nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は1.08であり、微細分散化性およびニュートン流動性は共に優れていた。
【0051】
参考例9
参考例1と同様の有機顔料と有機顔料の酸性誘導体の混合物300gと、カチオン性櫛形グラフトポリマーとして幹ポリマー部がジメチルアミノエチルメタアクリレート−メタアクリル酸エステル化グリシジルメタアクリレート共重合体、枝ポリマー部がポリメタアクリル酸メチルからなる塩基性基当量が1270g/eqのカチオン性櫛形グラフトポリマーの50重量%プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液120gおよび参考例1と同様の分散媒1080gを配合した後、参考例1と同様の手順、条件で赤系顔料分散体組成物を得た。
【0052】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は95nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は1.10であり、微細分散化性およびニュートン流動性は共に優れていた。
【0053】
比較参考例1
有機顔料の酸性誘導体としてのスルホン化キナクリドンレッドを配合しなかった以外は、参考例1の手順、条件で赤系顔料分散体組成物を得た。
【0054】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は320nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は6.95であり、微分散化性、ニュートン流動性共に劣っていた。
【0055】
比較参考例2
カチオン性櫛形グラフトポリマーの代わりにポリ(12−ヒドロキシステアリン酸)の末端カルボン酸と3−ジアミノプロピルアミンのアミノ基をアミド化反応させて得たカチオン性尾形ポリマーを配合した以外は、参考例2と同様の手順、条件で青系顔料分散体組成物を得た。
【0056】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は1182nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は10以上(測定上限より大)であり、微分散化性、ニュートン流動性共に劣っていた。
【0057】
比較参考例3
有機顔料の酸性誘導体としてのスルホン化塩素化フタロシアニングリーンを配合しなかった以外は、参考例3と同様の手順、条件で緑系顔料分散体組成物を得た。
【0058】
得られた顔料分散体組成物をレーザードプラー法で測定した平均粒径は632nmであり、また、参考例1と同様にして測定した粘度比は10以上であり、微分散性、ニュートン流動性共に劣っていた。
【0059】
実施例1
参考例1で調製した赤系顔料分散体組成物8g、下記組成の感光性樹脂組成物15gおよび追加有機溶剤としてのプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート77gを300mlビーカー中で配合後、モーター羽根で撹拌混合して赤系カラーレジストインキを調製した。
【0060】
<感光性樹脂組成物>
・ビスフェノールフルオレン型エポキシアクリレート樹脂
・・・・・・20.9重量部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート樹脂 ・・・・・・ 9.0重量部
・4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン ・・・・・・ 0.2重量部
・2−メチル−1−{4−(メチルチオ)フェニル}
−2−モンフォリノプロパン−1 ・・・・・・ 1.2重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート・・・・・・68.7重量部
【0061】
上記カラーレジストインキを予めブラックマトリックスを形成させたガラス基板上にスピンコーターを用い、回転数×時間=800rpm×10秒の条件で塗工したところ、塗工ムラのない美しい塗膜が得られた。次に、紫外線水銀ランプを露光量100mj/m2になるよう照射して塗膜を光硬化させてから80℃で5分間のプリベーク処理を行った後、0.4重量%炭酸ナトリウム水溶液でアルカリ現像を行い、200℃で1時間のポストベーク処理を行って膜厚1.5μmの赤系カラーフィルターを作成した。
【0062】
得られたカラーフィルターの分光透過率を測定したところその最大値は93%という高い価を示し、明度−彩度に優れていた。また、カラーフィルターを挟む2枚の偏光板がパラレルのときの光量とクロスのときの光量を測定しその比であるコントラスト比を算出した。結果は、パラレル光量が68.23、クロス光量が0.106であり、コントラスト比は645という高い値を示した。
【0063】
実施例2
顔料分散体組成物として参考例2で調製した青系顔料分散体組成物を用いた以外は、実施例1と同じ条件、手順に従って青系カラーレジストインキを調製、ガラス基板上に塗膜を作成したところ、ムラのない美しい塗膜が形成された。引き続き実施例1と同様の条件、手順で光硬化、プリベーク、アルカリ現像、ポストベークを各々行い、青系カラーフィルターを得たところ、得られたカラーフィルターの分光透過率の最大値は81%、実施例1と同様にして算出したコントラスト比は989であり両値とも青系としては高い値であった。
【0064】
実施例3
顔料分散体組成物として参考例3で調製した緑系顔料分散体組成物を用いた以外は、実施例1と同じ条件、手順に従って緑系カラーレジストインキを調製、ガラス基板上に塗膜を作成したところ、ムラのない美しい塗膜が形成された。引き続き実施例1と同様の条件、手順で光硬化、プリベーク、アルカリ現像、ポストベークを各々行い、緑系カラーフィルターを得たところ、得られたカラーフィルターの分光透過率の最大値は80%、実施例1と同様にして算出したコントラスト比は605であり両値とも緑系としては高い値であった。
【0065】
比較例1
顔料分散体組成物として比較参考例1で調製した赤系顔料分散体組成物を用いた以外は、実施例1と同じ条件、手順に従って赤系カラーレジストインキを調製、ガラス基板上に塗膜を作成したが、得られた塗膜には色ムラが認められた。また、引き続き実施例1と同様の条件、手順で光硬化、プリベーク、アルカリ現像、ポストベークを各々行い、赤系カラーフィルターを得たが、得られたカラーフィルターの分光透過率の最大値は88%、実施例1と同様にして算出したコントラスト比は131であり、両値とも低値であった。
【0066】
比較例2
顔料分散体組成物として比較参考例2で調製した青系顔料分散体組成物を用いた以外は、実施例1と同じ条件、手順に従って青系カラーレジストインキを調製、ガラス基板上に塗膜を作成したが、得られた塗膜には著しい色ムラが認められた。また、引き続き実施例1と同様の条件、手順で光硬化、プリベーク、アルカリ現像、ポストベークを各々行い、青系カラーフィルターを得たが、得られたカラーフィルターの分光透過率の最大値は71%、実施例1と同様にして算出したコントラスト比は96であり、両値とも低値で劣っていた。
【0067】
比較例3
顔料分散体組成物として比較参考例3で調製した緑系顔料分散体組成物を用いた以外は、実施例1と同じ条件、手順に従って緑系カラーレジストインキを調製、ガラス基板上に塗膜を作成したが、得られた塗膜には著しい色ムラが認められた。また、引き続き参考例6と同様の条件、手順で光硬化、プリベーク、アルカリ現像、ポストベークを各々行い、緑系カラーフィルターを得たが、得られたカラーフィルターの分光透過率の最大値は70%、実施例1と同様にして算出したコントラスト比は111であり、両値とも低値で劣っていた。
【0068】
【発明の効果】
本発明のCF用カラーレジストインキにおける顔料分散体組成物は顔料が良好に微細分散化されており光線透過率に優れたものである。このため、該組成物に感光性樹脂組成物を配合して調製したカラーレジストインキは、明度−彩度およびコントラストに優れた液晶ディスプレイ用カラーフィルターの製造を可能にする。
Claims (2)
- 有機顔料、有機溶剤および微細分散化成分からなる顔料分散体組成物と感光性樹脂組成物からなるカラーレジストインキにおいて、微細分散化成分が有機顔料の酸性誘導体および幹ポリマー部にカチオン性官能基を有するカチオン性櫛形グラフトポリマーからなるものであることを特徴とするカラーフィルター用カラーレジストインキ。
- カチオン性櫛形グラフトポリマーがアミノ基を有する幹ポリマー部と有機溶剤可溶性の枝ポリマー部からなるポリマーであり、幹ポリマー1分子に対し2分子以上の枝ポリマーがグラフト結合してなるポリマーである請求項1記載のカラーフィルター用カラーレジストインキ。
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