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JP3624798B2 - インバータ用コンデンサモジュール、インバータ - Google Patents

インバータ用コンデンサモジュール、インバータ Download PDF

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JP3624798B2 JP2000170894A JP2000170894A JP3624798B2 JP 3624798 B2 JP3624798 B2 JP 3624798B2 JP 2000170894 A JP2000170894 A JP 2000170894A JP 2000170894 A JP2000170894 A JP 2000170894A JP 3624798 B2 JP3624798 B2 JP 3624798B2
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茂紀 西山
和宏 吉田
雅宏 西尾
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Power Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバータ用コンデンサモジュール及びインバータに関し、より詳細には、パワーモジュールなどに好適に用いられるインバータ用コンデンサモジュール及びインバータに関する。
【0002】
【従来の技術】
インバータは、スイッチング素子とコンデンサとを備える。図6に示すように、コンデンサ51の端子52がスイッチング素子53に電気的に接続されている。なお、図6では、1つの端子52のみが示されているが、コンデンサ51の極性の異なる一対の端子が、それぞれ、スイッチング素子53に電気的に接続されている。また、実際のインバータでは、図示しない絶縁性を有するハウジング内に、上記コンデンサ51及びスイッチング素子53が搭載されている。
【0003】
他の電子機器や電子部品と同様に、インバータにおいても小型化が求められている。特開平9−308265号公報には、電気自動車用インバータ装置であって、設置面積を小さくし、それによって搭載スペースの有効利用を図り得る構造が開示されている。
【0004】
上記先行技術に記載のインバータ装置では、スイッチングモジュールの入力端子部に接続された入力導体板を折り曲げ、該折り曲げられた入力導体板に電解コンデンサからなる平滑コンデンサを接続することにより、スイッチングモジュールの上方に平滑コンデンサが配置されている。ここでは、比較的大きな寸法の電解コンデンサからなる平滑コンデンサが、スイッチングモジュールの上方に配置されるので、搭載スペースの低減が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のインバータでは、大きな体積を有する電解コンデンサが用いられているので、コンデンサとスイッチングモジュールとの間の電気的接続部分、例えば上記入力導体板がある程度の長さを有する。そのため、この電気的接続部分によりインダクタンス成分が発生せざるをえなかった。
【0006】
上記インダクタンス成分を小さくするには、スイッチングモジュールのより近くにコンデンサを配置することが望ましい。従って、従来、スイッチングモジュールのできるだけ近くにコンデンサが配置されていた。
【0007】
しかしながら、上記のように電解コンデンサはその体積がかなり大きく、従って電解コンデンサとスイッチングモジュールとの間の電気的接続部分がある程度の長さを有する以上、インダクタンス成分を小さくするには限界があった。
【0008】
また、従来のインバータでは、大きな体積を有する電解コンデンサを用いていたため、インバータが大きくならざるを得なかった。加えて、放熱性が十分でなく、ケース内に放熱性を高めるための樹脂を充填しなければならなかった。
【0009】
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、インバータにおけるコンデンサモジュールとスイッチングモジュールとの間の電気的接続部分において発生するインダクタンス成分を小さくすることができ、小型化を図ることができ、かつ放熱性にも優れたインバータ用コンデンサモジュール及びインバータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明者らは、先に、上記課題を達成するものとして、基板に第1,第2の端子を有するセラミックコンデンサを複数個実装してなる平面型のコンデンサモジュール及び該コンデンサモジュールを有するインバータを提案した(特願平11−361548号)。しかしながら、静電容量が不足した場合には、コンデンサモジュールにおける基板サイズを大きくして、セラミックコンデンサの搭載数を増加させねばならなかった。そのため、コンデンサモジュールの下方にスイッチングモジュールを取り付けた場合、スイッチングモジュールに比べて、コンデンサモジュールの下方への投影面積が大きくなり、インバータの小型化を図り得ないことがあった。
【0011】
そこで、本願発明者らは、上記課題を達成するとともに、より大きな静電容量を取得する必要がある場合であっても、小型化を図り得るインバータ用コンデンサモジュール及びインバータについて鋭意検討した結果、本発明をなすに至った。
【0012】
本発明の広い局面によれば、上面に複数のセラミックコンデンサが実装されており、複数のセラミックコンデンサに給電するために導電膜からなる第1,第2の給電部ランドが両面に形成されており、かつ両面の第1,第2の給電部ランドがそれぞれ電気的に接続されている複数の基板と、前記複数の基板間に挿入されており、上下の第1の給電部ランド同士または第2の給電部ランド同士を電気的に接続する導電性スペーサと、前記複数の基板を前記導電性スペーサを介して積層された状態で固定するための固定手段と、積層されている複数の基板のうち、最下層の基板の下方にスイッチングモジュールが固定されるように構成されており、かつ前記固定手段により、複数の基板が前記スイッチングモジュールにも固定されるように構成されている、インバータ用コンデンサモジュールが提供される。
【0013】
本発明の特定の局面では、前記複数のセラミックコンデンサが第1,第2の端子を有し、第1の端子が第1の給電部ランドに、第2の端子が第2の給電部ランドに電気的に接続されている。
【0014】
本発明のさらに特定の局面では、前記複数の基板がプリント配線基板からなり、両面の第1の給電部ランド間及び両面の第2の給電部ランド間が、第1,第2のスルーホール電極により電気的に接続されている。
【0015】
本発明の他の特定の局面では、前記導電性スペーサの上面または下面において、上方または下方に突出されており、外周面に雄ねじが形成された突出部が設けられており、前記導電性スペーサの下面または上面に、内周面に前記雄ねじと螺合し得る雌ねじが形成された穴が形成されており、複数の導電性スペーサが、上記雄ねじ及び穴に設けられた雌ねじを用いて締結されている。
【0016】
本発明に係るインバータは、本発明に係るインバータ用コンデンサモジュールと、該コンデンサモジュールにおける最下層の基板の下面側に取り付けられたスイッチングモジュールとを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施例を説明することにより、本発明を明らかにする。
【0018】
図2(a)及び(b)は、本発明の一実施例に係るインバータを示す平面図及び部分切欠正面図である。
インバータ1は、インバータ用コンデンサモジュール2と、スイッチングモジュール3とを有する。コンデンサモジュール2では、複数の基板4〜6上に、それぞれ、セラミックコンデンサとしての積層コンデンサ7が複数個搭載されている。なお、積層コンデンサ7は、極性が異なる第1,第2のリード端子7a,7bを有する。第1,第2のリード端子7a,7bは、金属板の切起しにより形成された多数の金属舌片を有する。
【0019】
図2(a)に示すように、基板4には、第1,第2の端子取付け部4a,4bが形成されている。端子取付け部4a,4bは、基板4に設けられた貫通孔として構成されている。なお、基板5,6にも、同様に第1,第2の端子取付け部が貫通孔として形成されている。これらの貫通孔に、スイッチングモジュール3に、基板4〜6を固定するための固定手段としてボルト8,9が挿通されている。
【0020】
上記基板4に、積層コンデンサ7が取り付けられている構造を図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は、基板4に積層コンデンサ7が取り付けられている部分を拡大して示す断面図である。
【0021】
図3に示すように、基板4は、ガラスエポキシなどの絶縁性材料よりなる絶縁性基板本体11を有する。なお、絶縁性基板本体11は、ガラスエポキシ以外の他の絶縁性材料、例えばフェノールなどの合成樹脂やセラミックスにより構成されてもよい。基板5,6についても基板4と同様に構成されている。
【0022】
絶縁性基板本体11には、積層コンデンサ7の第1,第2のリード端子7a,7bの金属舌片部分が挿入される貫通孔11a,11bが形成されている。
なお、積層コンデンサ7は、コンデンサ素体7cの両端面に第1,第2のリード端子7a,7bが接合されたリード付き部品として構成されている。
【0023】
図4(a)に示すように、絶縁性基板本体11の上面、すなわち基板の上面には、ほぼ全面にわたり、第1の導体12が形成されている。第1の導体12は、本実施例ではCuからなるが、AgやAlなどの他の導電性材料を用いて構成されてもよい。第1の導体12の貫通孔20の周囲に至っている部分が第1の給電部12aを構成しており、かつ基板4の下面には、第1の給電部12aに対向するように第1の給電部12bが形成されている。両面の第1の給電部12a,12bは基板4に形成された複数のスルーホール電極18により電気的に接続されている。
【0024】
なお、図3に示すように、コンデンサ7が搭載されている部分では、第1の導体12は、貫通孔11aの内周面を経て、絶縁性基板本体11の下面において、貫通孔11aの周縁に至るように形成されている。他方、第1の導体12は、絶縁性基板本体11の上面において、貫通孔11bの周縁を除いて形成されている。また、第1の導体12は、貫通孔11bには至らないように形成されている。
【0025】
上記第1の導体12の上面には、絶縁被覆13が形成されている。絶縁被覆13は、絶縁性基板本体11の上面において形成されており、かつ貫通孔11bの周縁に至るように形成されている。従って、リード端子7bと、第1の導体12との短絡が防止される。絶縁被覆13は、例えば適宜の合成樹脂被膜等により形成することができる。
【0026】
図4(b)に示すように、絶縁性基板本体11の下面においては、ほぼ全面にわたり、第2の導体14が形成されている。もっとも、第2の導体14は、貫通孔11aの周縁を除いて、かつ第1の給電部12bとは隔てられて形成されている。なお、第2の導体14の貫通孔20の周縁部分が第2の給電部14aを構成している。また、基板4の上面にも第2の給電部14bが形成されている。両面の第2の給電部14a,14b同士はスルーホール電極により電気的に接続されている。さらに、第2の導体14は、貫通孔11aの周縁において、第1の導体12の下面に至っている部分と所定距離を隔てて形成されている。第2の導体14は、第1の導体12と同じ材料で構成されている。もっとも、第2の導体14は、他の導電性材料で構成されていてもよい。
【0027】
第2の導体14を被覆するように絶縁被覆15が形成されている(図3参照)。もっとも、絶縁被覆15は、貫通孔11bの開口周縁においては、第2の導体14を露出させるように形成されている。
【0028】
また、絶縁被覆15は、貫通孔11aの周縁においては、第1の導体12の下面に至っている部分を露出させるように、第1の導体12上には至らないように形成されている。
【0029】
積層コンデンサ7は、リード端子7a,7bが上記貫通孔11a,11bに挿入されるようにして、基板4に搭載されている。この場合、リード端子7aが半田16により、第1の導体12に接合され、リード端子7bが半田17により第2の導体14に接合される。
【0030】
なお、基板5,6上の積層コンデンサ7についても、同様にして基板5,6に搭載されている。
図3から明らかなように、積層コンデンサ7の一方の電位に接続されるリード端子7aが、第1の導体12に電気的に接続され、他方の電位に接続されるリード端子7bが第2の導体14に電気的に接続される。そして、第1,第2の導体12,14は、基板4の上面及び下面において、それぞれほぼ全面にわたり形成されている。
【0031】
従って、積層コンデンサモジュール1に、スイッチングモジュール3を後述の取付け構造に従って取り付け、インバータを構成した場合、第1の導体12及び第2の導体14に電流が流れるが、第1,第2の導体が基板4〜6の第1,第2の面のほぼ全面積を占めるように形成されているので、多くの電流を流すことができる。
【0032】
また、上記広い面積にわたり第1,第2の導体が形成されているので、第1,第2の導体12,14内において様々な方向に電流が流れ、多数の分流が生じる。よって、第1の導体12から第2の導体14側に電流が流れる場合、あるいは第2の導体14から第1の導体12側に電流が流れる場合のいずれにおいても、第1,第2の導体12,14で構成される電気的接続部分においてインダクタンス分の発生を抑制することができる。
【0033】
特に、第1,第2の端子取付け部4a,4bが近接しており、第1の端子取付け部4aから、第1の導体12、積層コンデンサ7、第2の14を介して第2の端子取付け部4bに電流が流れる場合、基板4の上面と下面とで電流の流れる方向が逆となるため、それによって発生したインダクタンス分が効果的に相殺される。
【0034】
加えて、電解コンデンサに比べて非常に小さい積層コンデンサ7を用いているので、さらに基板4〜6上に積層コンデンサ7が搭載されており、最下層の基板6の下方に直接スイッチングモジュール3が取り付けられるように構成されているので、インバータの小型化を図ることができる。加えて、小型化により電気的接続部の長さが短くなり、それによっても、所望でないインダクタンス分の発生を抑制することができる。
【0035】
次に、基板4〜6をスイッチングモジュール3に固定する構造の詳細を、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、基板4〜6の端子取付け部近傍の構造を略図的に示す断面図であり、ここでは、図2(b)に示したボルト8,9は図示されていない。
【0036】
すなわち、図1では、ボルト8が取り付けられる部分の正面断面図が示されているが、ボルト8が除去されており、端子取付け部4aを構成している貫通孔20が図示されている。
【0037】
本実施例では、基板4〜6間に、導電性スペーサ21,22が配置されている。導電性スペーサ21,22は、金属からなるが、絶縁性材料の表面を導電性材料で被覆したものであってもよい。
【0038】
導電性スペーサ21,22は、貫通孔21a,22aを有する。貫通孔21a,22aは、貫通孔20と同様に、上記ボルト8を挿通させるように構成されている。好ましくは、貫通孔21a,22aは貫通孔20aと同じ径とされる。
【0039】
また、図2(b)に示すように、スイッチングモジュール3の上面には、ねじ穴3aが形成されている。ねじ穴3aは、ボルト8がねじ込まれるように構成されている。従って、本実施例のインバータ1では、ボルト8を基板4〜6の貫通孔20及び導電性スペーサ21,22の貫通孔21a,22aを挿通するように取り付け、その先端をスイッチングモジュール3のねじ穴3aにねじ込むことにより、基板4〜6を、スイッチングモジュール3に締結することができる。なお、ボルト9による締結構造も、ボルト8による締結構造と同様に構成されている。
【0040】
さらに、基板4の下面の第1の給電部12bと、基板5の上面の第1の給電部12aとが導電性スペーサ21により電気的に接続されるとともに、基板5の下面の第1の給電部12bと基板6の上面の第1の給電部12aが導電性スペーサ22を介して電気的に接続される。すなわち、上記ボルト8による締結により、基板4〜6の第1の給電部同士が電気的に接続される。ボルト9側における締結構造によっても、同様に基板4〜6の第2の給電部同士が電気的に接続される。従って、上記導電性スペーサー21,22及びボルト8,9を用いた取付け構造により、基板4〜6によって構成される回路を電気的に並列に接続することができる。
【0041】
なお、基板5,6においても、両面の第1の給電部同士及び第1の給電部同士は、スルーホール電極により電気的に接続されている。
なお、図2に示すように、基板4のボルト8,9が設けられている側とは反対側の端縁近傍に、固定用ボルト25,26が配置されている。固定用ボルト25,26は、単に基板4〜6をスイッチングモジュール3に固定するために用いられているものである。従って、基板4〜6間には、絶縁性スペーサ27〜29が配置されている。
【0042】
なお、ボルト25,26は、必ずしも設けられずともよい。もっとも、ボルト25,26及び絶縁性スペーサ27〜29を用いることにより、基板4〜6を、ボルト9,10側と同様にして固定することができるので、基板4〜6をスイッチングモジュール3により強固に固定することができ、望ましい。
【0043】
上記実施例では、貫通孔21a,22aを有する導電性スペーサ21,22と、ボルト8,9を用いて、基板4〜6とスイッチングモジュール3とを締結したが、ボルトを用いずに、導電性スペーサに締結構造を設けることにより、基板4〜6をスイッチングモジュール3に固定してもよい。このような変形例を図5に示す。
【0044】
図5に示す変形例では、基板5,6と、基板5の上下に配置される導電性スペーサ31,32とが図示されている。ここでは、導電性スペーサ31,32は、下面から下方に突出する突出部31a,32aを有する。突出部31a,32aの外周面には雄ねじが形成されている。
【0045】
他方、導電性スペーサ31,32の上面31b,32bには、内周面に雌ねじが形成されたねじ穴31c,32cが形成されている。ねじ穴31c,32cの内周面の雌ねじは、上記突出部31a,32aの雄ねじと螺合するように構成されている。
【0046】
従って、図5に示すように、基板5,6間に導電性スペーサ32を配置した状態で、さらに導電性スペーサ31の突出部31aを貫通孔20に挿通させ、さらに下方の導電性スペーサ32のねじ穴32cにねじ込むことにより、基板5,6を導電性スペーサ32を介して締結することができる。このように、導電性スペーサ31,32に相互に締結される構造を与えることにより、ボルトを省略することができる。
【0047】
この場合、突出部31a,32aの突出長は、ねじ穴31c,32cの深さよりも短くしておくことが好ましい。
また、図5に示した変形例では、一対の基板間において独立に締結力が作用するので、複数の基板をより強固に締結することができる。
【0048】
さらに、導電性スペーサ31,32の上面31b,32b及び下面だけでなく、上記突出部31a,32aと、ねじ穴31c,32cとの接触によっても電気的な導通が図られるので、電気的接続の信頼性を高めることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係るインバータ用コンデンサモジュールでは、複数のセラミックコンデンサが搭載された複数の基板が、導電性スペーサを介して固定手段により積層された状態で固定されており、該導電性スペーサにより各基板間が電気的に接続されるので、コンデンサモジュールの下方への投影面積を増やすことなく基板の数を変更することにより静電容量を容易に調整することができる。また、上記複数の基板の最下層の基板の下面にスイッチングモジュールが固定されるように構成されているので、コンデンサモジュールとスイッチングモジュールとを上記のように固定してインバータを構成した場合のインバータの取付けスペースを低減することができる。
【0050】
セラミックコンデンサが、第1,第2の端子を有し、第1の端子が第1の給電部に、第2の端子が第2の給電部に電気的に接続されている構成においては、各基板において、複数の積層コンデンサを並列に接続することができる。
【0051】
複数の基板が、プリント配線基板からなり、基板両面の第1の給電部同士及び第2の給電部同士がそれぞれスルーホール電極により電気的に接続されている場合には、導電性スペーサを介して各基板に設けられた回路を並列に接続することができる。
【0052】
導電性スペーサの上面または下面に、外周面に雄ねじが形成された突出部が設けられており、導電性スペーサの下面または上面に、内周面に雄ねじが形成されたねじ穴が設けられている場合には、導電性スペーサの雄ねじ及びねじ穴を用いて複数の導電性スペーサを締結することができる。すなわち、上記雄ねじとねじ穴により固定手段が構成されるので、ボルト等の他の固定部材を必要としない。加えて、締結力が各基板に独立して作用するため、基板と導電性スペーサとの接触抵抗を低めることができ、かつ該接触抵抗を安定化することができる。さらに、雄ねじとねじ穴の接触部分によっても電気的接続が図られるので、電流容量が大きくなり、発熱を抑制することができる。
【0053】
本発明に係るインバータでは、本発明に従って構成されたインバータ用コンデンサモジュールと、該コンデンサモジュールの最下層の基板の下面に取り付けられたスイッチングモジュールとを備えるので、小型であり、静電容量の変更を容易に行い得るインバータを容易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインバータ用コンデンサモジュールの要部を説明するための部分切欠正面断面図。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の一実施例のインバータの平面図及び部分切欠正面断面図。
【図3】本発明の一実施例において、1つのセラミックコンデンサ基板に搭載されている部分を拡大して示す断面図。
【図4】(a)及び(b)は、本発明の一実施例において用いられている基板の平面図及び底面図。
【図5】本発明の一実施例の変形例における導電性スペーサと基板との締結構造を説明するための部分切欠正面断面図。
【図6】従来のインバータを説明するための略図的正面図。
【符号の説明】
1…インバータ
2…インバータ用コンデンサモジュール
3…スイッチングモジュール
4〜6…基板
4a,4b…端子取付け部
7…積層コンデンサ
8,9…固定手段としてのボルト
12a,12b…第1の給電部
14a,14b…第1の給電部
21,22…導電性スペーサ
31,32…導電性スペーサ
31a,32a…突出部
31b,32b…上面
31c,32c…ねじ穴

Claims (5)

  1. 上面に複数のセラミックコンデンサが実装されており、複数のセラミックコンデンサに給電するために導電膜からなる第1,第2の給電部ランドが両面に形成されており、かつ両面の第1,第2の給電部ランドがそれぞれ電気的に接続されている複数の基板と、
    前記複数の基板間に挿入されており、上下の第1の給電部ランド同士または第2の給電部ランド同士を電気的に接続する導電性スペーサと、
    前記複数の基板を前記導電性スペーサを介して積層された状態で固定するための固定手段と、
    積層されている複数の基板のうち、最下層の基板の下方にスイッチングモジュールが固定されるように構成されており、かつ前記固定手段により、複数の基板が前記スイッチングモジュールにも固定されるように構成されている、インバータ用コンデンサモジュール。
  2. 前記複数のセラミックコンデンサが第1,第2の端子を有し、第1の端子が第1の給電部ランドに、第2の端子が第2の給電部ランドに電気的に接続されている、請求項1に記載のインバータ用コンデンサモジュール。
  3. 前記複数の基板がプリント配線基板からなり、両面の第1の給電部ランド間及び両面の第2の給電部ランド間が、第1,第2のスルーホール電極により電気的に接続されている、請求項2に記載のインバータ用コンデンサモジュール。
  4. 前記導電性スペーサの上面または下面において、上方または下方に突出されており、外周面に雄ねじが形成された突出部が設けられており、前記導電性スペーサの下面または上面に、内周面に前記雄ねじと螺合し得る雌ねじが形成された穴が形成されており、複数の導電性スペーサが、上記雄ねじ及び穴に設けられた雌ねじを用いて締結されている、請求項1〜3のいずれかに記載のインバータ用コンデンサモジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のインバータ用コンデンサモジュールと、
    前記コンデンサモジュールにおける最下層の基板の下面側に取り付けられたスイッチングモジュールとを備える、インバータ。
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