JP3507549B2 - 露光量決定方法 - Google Patents
露光量決定方法Info
- Publication number
- JP3507549B2 JP3507549B2 JP09321394A JP9321394A JP3507549B2 JP 3507549 B2 JP3507549 B2 JP 3507549B2 JP 09321394 A JP09321394 A JP 09321394A JP 9321394 A JP9321394 A JP 9321394A JP 3507549 B2 JP3507549 B2 JP 3507549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- exposure
- exposure amount
- density
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/407—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
- H04N1/4072—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
- G03B27/73—Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
- G03B27/735—Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
- G03B27/80—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus in dependence upon automatic analysis of the original
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
Description
として利用される光学的な画像形成装置において、原稿
画像が濃度バランスや光量バランスが崩れた画像であっ
ても、高画質な画像を形成することができる露光量決定
方法に関する。
等の画像形成装置においては、対象とする原稿画像とし
ては印刷物等の反射原稿が主であった。ところが、近年
の画像情報記録の多様化に伴い、印刷物、写真等の反射
原稿以外にスライド、プルーフ、マイクロフィルム、カ
ラーネガ等の透過原稿の画像を読み取って、感光材料に
記録することができる画像形成装置が実用化されてい
る。反射原稿と透過原稿との両方が使用可能な画像形成
装置においては、透過原稿による画像形成のための露光
光学系を形成する光源ユニットやフィルム走査ユニット
が画像形成装置に装填され、ユーザは原稿種や透過原稿
のサイズに応じた露光光学系を選択して、感光材料への
画像露光を行う。
置では、原稿画像を読み取って赤色(R)、緑色(G)
および青色(B)の画像特徴量を抽出し、この画像特徴
量に応じてR、GおよびBのそれぞれの色について感光
材料の露光量を制御して、カラー画像を形成している。
例えば、カラー写真の焼付装置では、原稿となるネガに
記録された画像のR平均濃度、G平均濃度およびB平均
濃度をそれぞれ算出し、各平均濃度に応じて印画紙への
R露光量、G露光量およびB露光量を決定していること
が広く知られている。
リント)の善し悪しは主要画像の仕上りに依存している
ため、主要画像が良好に仕上がるように感光材料の露光
量を決定する方法も知られている。例えば、特公昭55
−29412号公報には、原稿画像を複数の領域に分割
し、主要画像が存在している領域を指定して、主要画像
が存在している領域の画像特徴量と画像全体の画像特徴
量とを用いて感光材料の露光量を決定する装置が開示さ
れている。
同54−68632号の各公報には、原稿画像から主要
画像、例えば、形成画像で肌色となる部分を抽出し、こ
の部分が形成画像で適正に仕上がるように感光材料の露
光量を制御する装置が開示されている。さらに、特開昭
63−178222号公報には、主要画像の種類、サイ
ズ、濃度レベル等の組み合わせに応じて感光材料の露光
量を決定する装置が開示されている。
ネガや写真等を用いた場合では、約80%の原稿画像中
に人物が含まれおり、原稿画像中に人物が含まれる場合
には、ほとんどの場合に人物が主要画像として認識され
る。ところが、主要画像として人物だけを対象として
も、主要画像から、あるいは主要画像と画像全体とから
露光量を決定する従来の露光量決定方法では、以下の問
題が存在する。
いて、色白の女性と日焼けした男性との肌の色は、ネガ
上でシアン(C)が0.27、マゼンタ(M)が0.3
2、イエロー(Y)が0.44程度の濃度差がある。基
準肌濃度を中間に設定し、常に肌濃度が基準肌濃度とな
るように感光材料の露光条件を設定すると、両者の濃度
差はCで±3キー(1キーは約20%)、Mで±4キ
ー、Yで±5キーとなる。ここで、適正画像としての合
格基準をベスト±1キーとしたときは、両者共に不合格
となってしまう。さらに、化粧や人種等を考慮すると、
両者の濃度差はより大きくなる。
量、補正露光量、修正露光量等の感光材料の露光量を決
定する従来の方法では、主要画像の種類、サイズ、濃度
レベル等に関係なく同じ演算式で露光量を決定すると、
露光量を精度よく決定することができず適正画像を安定
して形成することができなくなり、逆に主要画像の種類
等に応じた演算式を用いて露光量を決定すると、精度よ
く露光量を決定することができるが、主要画像の種類等
をオペレータが判断し、それに応じた操作を行う必要が
あるため、知識や経験が必要となり、しかも操作も複雑
になってしまうという問題点がある。
解決することにあり、複写装置、プリンタ、写真焼付装
置等の光学式の画像形成装置において、操作が簡単で、
しかも高画質な適正画像を安定して形成することができ
る露光量決定方法を提供することにある。
に、本発明は、原稿画像全体を読み取って原稿画像の主
要画像特徴量を算出し、算出された主要画像特徴量から
所定濃度範囲を決定し、原稿画像全体から前記所定濃度
範囲の画素のみを抽出して原稿画像特徴量を決定し、こ
の原稿画像特徴量から露光量を決定することを特徴とす
る露光量決定方法を提供する。
ば、ネガを原稿として用いた際の不適正画像の形成原因
として、濃度フェリアを有するネガを原稿とした場合が
挙げられる。濃度フェリアの原因として、逆光撮影やス
トロボ撮影等であって主要画像と背景画像の一部との
(撮影)露光量差が大きな場合と、原稿であるネガの主
要画像と背景画像との露光量差は少ないが、白い壁の前
に立つ人物を撮影した場合等のように背景画像の広い面
積を同じ様な色が占めている場合とがある。本発明は、
主要画像と背景画像との露光量差に起因する濃度フェリ
アを有するネガを原稿にした際に、適正画像を安定して
形成できる露光量の決定を主たる目的とする。
の露光量の差は、ネガ上では主要画像と背景画像との濃
度差となって表現される。前述のように、多くの場合は
形成画像の善し悪しは主要画像の仕上りに依存するの
で、主要画像が適正に表現できる感光材料の露光光量
が、画像形成における適正露光量となる。従って、適正
露光量で画像形成を行った場合には、背景画像は主要画
像との濃度差が大きいため、適正な画像には仕上がらな
い。
正画像を形成するためには、原稿画像の主要画像との濃
度差が大きな背景画像の仕上りを適正に表現するための
考慮は必要ない。しかしながら、従来の露光量決定方法
では、原稿画像の主要画像との濃度差が大きな背景画像
も露光量決定のための演算で使用しているため、安定し
て適正画像を形成することができない。
%の原稿は大面積透過濃度(LATD)で適正露光量を
算出することができる。また、90%の原稿では、顔面
積は全画面の6%以下である。すなわち、一般的な原稿
では、露光量の演算に占める主要画像特徴量の割合が少
なくても、適正な画像形成露光量を算出可能である。
においては、画像形成における感光材料の露光量の演算
時に、原稿画像の主要画像との露光量差の大きな背景画
像を除去し、主要画像および主要画像と同等の露光量の
背景画像から原稿画像特徴量を抽出し、露光量を決定す
ることによって、原稿が露光量差に起因する濃度フェリ
アを有するネガであっても、安定して適正画像を形成を
行うことができる。しかも、適正焼付露光量の演算にお
ける主要画像特徴量への依存割合が低いため、人種や性
別の違い等よる肌濃度差等の影響も少なくなる。従来の
露光量決定方法においては、主要画像の特徴量を使用し
て感光材料の露光量を演算するという考え方を基本とす
るのに対し、このような本発明の露光量決定方法におい
ては、不必要な背景画像を抽出し、その影響を排除する
という考え方を基本としているところに、本質的な違い
がある。
付の図面を参照して詳細に説明する。
る複写装置の一例の外観斜視図が、図2に内部構成の概
略図が示される。図示例の複写装置は、記録材料とし
て、熱現像工程を必要とし、水等の画像形成溶媒の存在
下で受像層を有する受像材料に画像を転写形成する感光
材料を用いた装置であり、原稿として印刷物や写真等の
反射原稿のみならず、135サイズのスライドやプルー
フ、カラーネガ等の透過原稿の原稿画像も複写可能な装
置である。
この感光材料および画像形成方法に限定はされず、感光
材料を像様露光して潜像を形成し、これに所定の顕像化
処理を施して可視像を得る各種の感光材料および画像形
成方法に利用可能である。例えば、感光材料としては、
従来型のカラー写真感光材料(ネガフィルム、リバーサ
ルフィルム、カラー印画紙等)、カラー拡散転写感光材
料、カラー熱現像感光材料、カラー感光感圧性材料等が
例示され、本発明の露光量決定方法によって露光量を決
定し、使用する感光材料に応じた露光を行い、さらに顕
像化処理を行えばよい。また、原稿としてポジ原稿を用
いてポジ画像を形成する場合には、上記各感光材料のい
わゆるポジ−ポジタイプの感光材料を用い、ネガ原稿を
用いてポジ画像を形成する場合には、上記各感光材料の
いわゆるネガ−ポジタイプの感光材料を用いればよい。
形に構成されており、ハウジング12には前面扉14お
よび側面扉16等が形成されており、各扉を開放するこ
とによって、装置内部を露出状態とすることができる。
複写装置10の本体の上部には、135サイズのカラー
ネガ、スライド等の小型の透過原稿を複写するためのフ
ィルム走査ユニット18が着脱自在に装着されている。
また、4×5サイズのスライドやプルーフ、スリーブ等
の比較的大型の透過原稿を複写する際には、上面の所定
の位置に透過原稿複写用の光源ユニットが載置される。
さらに、複写装置10の本体の上面の、フィルム走査ユ
ニット18の後方には、後述するラインセンサ160に
よって読み取った原稿画像を表示し、かつ各種の操作を
行うためのモニタ19が配置される。
て、中央部下方には感光材料マガジン20が配置されて
おり、内部には熱現像感光材料Aをロール状に巻回した
感光材料ロール22が収納されている。感光材料マガジ
ン20の熱現像感光材料Aの引き出し口の近傍には熱現
像感光材料Aを感光材料マガジン20から引き出し搬送
する引き出しローラ対24が配置されている。引き出し
ローラ対24の熱現像感光材料Aの搬送方向下流(以
下、単に下流とする)にはカッタ26が配置されてお
り、感光材料マガジン20から引き出された熱現像感光
材料Aを所定の長さに切断する。
Aを上方に搬送するように搬送ローラ対28および3
0,搬送ガイド板34が配置されており、熱現像感光材
料Aを露光部38に搬送する。露光部38は、搬送ロー
ラ対38aおよび38bの間に設定されており、上部に
は露光装置40が設けられている。図示例の複写装置1
0では、熱現像感光材料Aは露光部38において、搬送
ローラ対38aおよび38bによって所定位置に規定さ
れて搬送されつつ、露光装置40(フィルム走査ユニッ
ト18)からの画像情報を担持するスリット光によって
スリット走査露光される。露光装置40およびフィルム
走査ユニット18については、後に図3を参照して詳述
する。
aおよび搬送ローラ対44を有するスイッチバック部4
2が設けられており、また、露光部38の下方には水塗
布部46が設置されている。感光材料マガジン20から
引き出されて、所定長に切断されて搬送され、露光部3
8において像様露光された熱現像感光材料Aは、搬送ロ
ーラ対44等によって一旦スイッチバック部42に搬入
された後に、搬送ローラ対44の逆転によってスイッチ
バック部42から排出され、搬送ガイド板48に案内さ
れて水塗布部46に搬送される。
る塗布タンク50と、この塗布タンク50と対向して配
置されるガイド部材52とを有する。また、水塗布部4
6の塗布タンク50の上流側端部には熱現像感光材料A
を塗布タンク50に搬入する供給ローラ54が、同下流
側端部には熱現像感光材料Aから余分な水を除去するス
クイズローラ対56が、それぞれ配置されている。露光
部38において露光された熱現像感光材料Aは、供給ロ
ーラ54によって塗布タンク50とガイド部材52との
間を通過して画像形成溶媒としての水を塗布され、スク
イズローラ対56に挟持搬送されることによって余分な
水が除去され、水塗布部46の下流に配置される熱現像
転写部58に送りこまれる。
は、受像材料マガジン60が配置され、内部には受像材
料Bをロール状に巻回した受像材料ロール62が収納さ
れている。受像材料Bは、後述する熱現像後の剥離を容
易にするために、その幅方向の寸法が熱現像感光材料A
よりも小さく形成されている。受像材料マガジン20の
受像材料Bの引き出し口近傍には受像材料Bを引き出し
搬送する引き出しローラ対64が配置されている。ま
た、引き出しローラ対64の下流にはカッタ66が配置
されており、受像材料マガジン60から引き出された受
像材料Bを所定の長さに切断する。なお、後述する熱現
像後の剥離を容易にするために、受像材料Bは熱現像感
光材料Aよりも短い長さに切断される。
8,70および72、搬送ガイド板74が配置され、所
定長に切断された受像材料Bを感光材料マガジン20の
下方から上方に搬送して、熱現像転写部58に搬入す
る。ここで、搬送ローラ対72は、搬送された受像材料
Bのいわゆるスキューを矯正するためのレジストレーシ
ョンローラを兼ねており、これによって受像材料Bはス
キューを矯正されて熱現像転写部58に搬入される。
72の下流には、熱現像感光材料Aと受像材料Bとを貼
り合わせるための貼り合わせローラ80が配置される。
貼り合わせローラ80は、熱現像転写部58の加熱ドラ
ム82に圧接されており、公知の駆動力伝達系(図示省
略)でドラムモータ84に連結されており、ドラムモー
タ84の駆動力が伝達されて回転する。
6によって貼り合わせローラ80と加熱ドラム82との
間に搬入され、他方、受像材料Bは、熱現像感光材料A
の搬送にタイミングを合わせ、熱現像感光材料Aが所定
長さ先行して搬入された後に、貼り合わせローラ80と
加熱ドラム82との間に搬入され、両者が重ね合わされ
る。前述のように、熱現像感光材料Aは4辺共に受像材
料Bよりも若干長いので、両者の重ね合わせは、熱現像
感光材料Aの4辺が共に受像材料Bから突出した状態と
される。
には、カム86およびフィラー88が固定されている。
カム86は、加熱ドラム82の後述する剥離爪90およ
び92に係合可能に構成され、加熱ドラム82の回転に
よって剥離爪90および92に順次係合して回動させ
る。また、フィラー88は加熱ドラム82と熱現像感光
材料Aおよび受像材料Bの位置合わせの検出用に使用さ
れる。
ンランプ82aおよび82bが配置されている。ハロゲ
ンランプ82aおよび82bは、それぞれ例えば400
Wと450Wの出力を有し、加熱ドラム82の表面を所
定の温度に昇温する。図示例の複写装置10において
は、加熱ドラム82の昇温時には両ハロゲンランプを使
用し、加熱ドラム82が所定温度になった後の通常運転
では、ハロゲンランプ82aのみを使用する。
a,94b,94c,94dおよび94eの5本のロー
ラに張架される無端ベルト95が圧接されている。ロー
ラ94a,94b,94cおよび94dはそれぞれステ
ンレス製、ローラ94eはゴム製であり、ローラ94a
および94eの間の無端ベルト95の外側が加熱ドラム
82の外周に圧接される。前述のように、ローラ94e
はゴムローラであり、公知の駆動力伝達系(図示省略)
でドラムモータ84に連結されており、ローラ94eが
回転されることによって無端ベルト95が回転され、無
端ベルト95と加熱ドラム82との摩擦力によって回転
力が伝達されて加熱ドラム82が従動する。
伝達系(図示省略)によって複数の駆動部分すなわち、
ローラ94e、貼り合わせローラ80、スクイズローラ
対56、および後述する屈曲案内ローラ96、剥離ロー
ラ98、感光材料排出ローラ対100および102、受
像材料排出ローラ対104,106および108、等を
共に駆動している。
れた熱現像感光材料Aおよび受像材料Bは、重ね合わさ
れた状態のままで、加熱ドラム82のほぼ2/3周(ロ
ーラ94aおよび94eの間)に渡って加熱ドラム82
と無端ベルト95との間で挟持搬送され、さらに、必要
に応じて、両者が完全に加熱ドラム82と無端ベルト9
5との間に収納された状態で搬送を停止して、所定時間
加熱される。図示例の画像形成では、熱現像感光材料A
は、加熱されることによって可動性の色素を放出し、同
時に、この色素が受像材料Bの色素固定層に転写され、
受像材料Bの受像面に可視像が形成される。
下流には、加熱ドラム82の外周面に所定の力で圧接さ
れる屈曲案内ローラ96が配置されている。屈曲案内ロ
ーラ96の下流には、剥離爪90およびピンチローラ1
10が配置されている。剥離爪90は、その中心部分で
回動可能に軸支されており、前述のカム86の作用によ
って回動され、加熱ドラム82の表面に接離可能となっ
ている。また、ピンチローラ110は、通常は屈曲案内
ローラ96に所定圧で当接されており、剥離爪90の回
動に応じて、剥離爪90が加熱ドラム82に接触した時
に、屈曲案内ローラ96と離間するように構成される。
爪90の位置まで搬送されると、カム86の作用によっ
て剥離爪90が加熱ドラム82に当接され、所定長さ先
行して重ね合わされた熱現像感光材料Aの先端部が剥離
爪90に係合して、熱現像感光材料Aを加熱ドラム82
から剥離する。熱現像感光材料Aの先端部の所定長が加
熱ドラム82から剥離されると、カム86の作用によっ
て剥離爪90が加熱ドラム82から離間し、同時に、ピ
ンチローラ110が屈曲案内ローラ96に当接して、剥
離された熱現像感光材料Aの先端部を、ピンチローラ1
10と屈曲案内ローラ96とによって挟持する。従っ
て、加熱ドラム82から剥離された熱現像感光材料A
は、ピンチローラ110と屈曲案内ローラ96とによっ
て、下方に挟持搬送される。
96の下流には、感光材料排出ローラ対100および1
02、搬送ガイド板114および116が配置され、加
熱ドラム82から剥離された熱現像感光材料Aを下方に
搬送し、さらに図中左方向に搬送して、廃棄感光材料収
容箱115に集積するように構成される。
熱ドラム82回転方向下流側には、剥離ローラ98およ
び剥離爪92が配置される。剥離ローラ98はシリコン
ゴム製のローラで、加熱ドラム82の外周に所定圧で当
接され、前述のように、ドラムモータ84の作用によっ
て回転する。一方、剥離爪92は、前述のカム86の作
用によって回動され、加熱ドラム82の外周面に接離可
能に構成される。熱現像感光材料Aが剥離され、受像材
料Bのみが加熱ドラム82によって搬送されると、カム
92の作用によって剥離爪92が加熱ドラム82に当接
し、受像材料Bの先端部を剥離すると共に、加熱ドラム
82に当接する剥離ローラ98と剥離爪92とによって
受像材料Bを下方に屈曲案内・搬送する。
ローラ対104,106および108、搬送ガイド板1
18が配置され、加熱ドラム82から剥離された受像材
料Bを下方さらに図中左方向に搬送して、ハウジング1
2の左側面に固定されるトレイ126に排出する。
剥離された後の熱現像感光材料Aおよび受像材料Bの搬
送経路や、加熱ドラムの近傍に、ドラムファンやセラミ
ックヒータ等を配置して、熱現像感光材料Aや受像材料
Bの乾燥をより促進してもよい。
装置40が配置され、また、複写装置10の本体の図中
右上部には、135サイズのカラーネガやスライド等の
小型の透過原稿Tを複写するためのフィルム走査ユニッ
ト18が着脱自在に装着されている。図3に露光装置4
0およびフィルム走査ユニット18の概念図が示され
る。
等の反射原稿の複写、およびプルーフやスリーブ等の比
較的大型の透過原稿の画像を複写を行う際に使用される
露光光学系である。図3に示されるように、複写装置1
0のハウジング12の上面には、反射原稿を載置するた
めの透明なガラス等の原稿台130および反射原稿を原
稿台130に固定するための着脱自在な原稿圧板132
が配置される。また、プルーフやスリーブ等の比較的大
型の透過原稿の画像を複写する際には、原稿圧板132
が取り外され、原稿台130に載置された透過原稿を上
方から照射するための透過原稿光源ユニットが所定の位
置に載置される。
を複写する際の露光用の光源134と、リフレクタ13
6と、ミラー138とが一体的に構成された光源ユニッ
トが配置される。なお、図示例の装置においては、リフ
レクタ136は、反射原稿からの反射光(あるいは透過
原稿の透過光)の走査方向の幅を規制するスリットも兼
ねている。光源ユニットは、原稿台130の下面を矢印
aで示される走査方向に移動して、光源134によって
反射原稿を照射する。なお、透過原稿光源ユニットを用
いた大型の透過原稿を複写する際には、光源ユニットは
光源134を点灯せずに原稿台130の下面を走査し
て、スリットを透過原稿の透過光が通過する。
によって反射され、スリットを通過してミラー138に
よって所定方向に反射された反射光は、次いで2枚のミ
ラー140aおよび140bが一体的に構成されるミラ
ーユニットに入射し、光路Lを所定の方向に反射され
る。このミラーユニットは前述の光源ユニットと同方向
に、1/2の速度で移動するように構成される。
ンズと光量(すなわち濃度)調整用の可変絞りとが一体
的に構成されるレンズユニット142が配置される。可
変絞りは、例えば、光路Lと直交する方向に対向して配
置される、光路に挿入自在の2枚の遮光板から構成さ
れ、両遮光板の間隙を調整することによって、反射光の
光量を調整する。
ンス調整用の色フィルタユニットが配置される。色フィ
ルタユニットは、Y(イエロー)フィルタ144Y、M
(マゼンタ)フィルタ144M、C(シアン)フィルタ
144Yの3枚の色フィルタ板より構成され、各色フィ
ルタ板の光路Lへの挿入量を調整することにより、反射
光の色バランスを調整する。
反射光を所定の方向に反射するミラー146,148お
よび150が配置される。光路Lを進行してきた反射光
は、これらの各ミラーに所定の方向に反射されて光路L
を進行し、露光部44において走査搬送される熱現像感
光材料Aに結像し、露光する。ここで、ミラー148は
回動可能に構成されるものであり、露光装置40を使用
する反射原稿および大型の透過原稿の複写では図3実線
で示される位置に配置され、フィルム走査ユニット18
を使用するカラーネガ等の小型の透過原稿Tの複写で
は、図3中点線で示される位置に移動する。
赤色(R)、緑色(G)および青色(B)ごとに測定す
るイメージセンサ(図示省略)が配置され、プレスキャ
ンによって原稿画像を読み取って、前述のレンズユニッ
トの可変絞りによる光量調整量や、色フィルタユニット
の各色フィルタ板の光路Lへの挿入量を決定する。
カラーネガTやスライド等の小型の透過原稿の複写も可
能な装置であって、ハウジング12図中右上方には、透
過原稿Tの画像を複写するための露光光学系を構成する
フィルム走査ユニット18が着脱自在に装填され、か
つ、その下方となる露光装置40内部のミラー146,
148の図中右方には、透過原稿Tの露光光学系を構成
するズームレンズ152やミラー154、さらには、プ
レスキャンによって透過原稿Tの透過光の光量や色等を
測定するための、移動ミラー156、結像レンズ15
8、ラインセンサ160が配置される。
からの光を熱現像感光材料Aの搬送に同期して移動する
透過原稿Tに照射して、透過原稿Tを透過してスリット
164を通過した透過光をズームレンズ152によって
200%〜850%に拡大して熱現像感光材料Aに投影
することにより、透過原稿Tの透過光で熱現像感光材料
Aを露光し、透過原稿Tの画像を複写するものである。
ュランプなどのカラー用光源であれば何でもよい。光源
162の上方には、光源162からの光を透過原稿T側
に反射するリフレクタ166aが配置され、また、その
下方には、リフレクタ166aに対向してリフレクタ1
66bが配置され、より光効率を高めている。光源16
2の下流には、光路Ltに沿って、赤外線をカットする
ためのIRカットフィルタ168、紫外線をカットする
ためのUVカットフィルタ170、および青と緑の混合
光をカットするためのB−Gノッチフィルタ172が配
置される。
透過原稿Tを照射する光の色バランスを調整し、形成画
像の色バランスを調整するフィルタ部が配置される。フ
ィルタ部は、Yフィルタ174Y、Mフィルタ174
M、Cフィルタ174Cの3枚の色フィルタ板、および
各フィルタを光路Ltに挿入する調整装置176とから
構成される。図示例の装置は、光路Ltへの各色フィル
タの挿入量を調整することで、透過原稿Tを照射する光
の色バランスを調整するものであり、調整装置176
は、画像形成条件の設定時、ユーザによる色調整、透過
原稿Tの画質に応じた露光修正条件等に応じて、各フィ
ルタをパルスモータを駆動源とするラックアンドピニオ
ン等の公知の移動手段によって移動して、各フィルタを
光路Ltに挿入する。調整装置176による各フィルタ
の光路への挿入量は、制御装置178によって決定され
る。ここで、図示例の複写装置10においては、調整装
置176による各色フィルタ板の挿入量は、本発明の露
光量決定方法に従って決定される。
する光の光量を調整するための可変絞り184が配置さ
れる。可変絞り184は遮光性の板、濃度勾配を有する
NDフィルタ等で構成され、図示例の装置においては、
調整装置186によって可変絞り184の光路Ltへの
挿入量を調整することによって、光量を調整する。調整
装置186は、画像形成条件の設定時、ユーザによる色
調整、透過原稿Tの画質に応じた露光修正条件等に応じ
て、可変絞り184をパルスモータを駆動源とするラッ
クアンドピニオン等の公知の移動手段によって移動し
て、光路Ltに挿入する。調整装置186による可変絞
り184の光路への挿入量は、制御装置178によって
決定される。ここで、図示例の複写装置10において
は、調整装置186による可変絞り184の光路への挿
入量は、本発明の露光量決定方法に従って決定される。
bの開口部には、拡散ガラス180およびフレネルレン
ズ182が配置される。拡散ガラス180は、フィルタ
部で色調整された光を拡散・混合し、色ムラや照明ムラ
のない一様な光とするものであり、フレネルレンズ18
2は、拡散ガラス180によって拡散された光の光路を
光路Ltに沿った方向として、集光させるものである。
流に配置されるスキャンテーブル188に装填される。
スキャンテーブル188は、透過原稿Tを所定の位置に
保持しつつ、露光部38における熱現像感光材料Aの搬
送に同期して、透過原稿Tを図中横方向に移動すること
により、透過原稿Tを走査するものである。また、スキ
ャンテーブル188の下方には、透過原稿Tの移動(走
査)方向と直交方向に長手方向を有し、かつ、幅方向の
中心を光軸Ltと一致するスリット164が配置され
る。従って、このようなスリット164の上方を、透過
原稿Tがスリット164と直交方向に移動することによ
り、透過原稿Tは光源162からの光によってスリット
走査されたことになる。
の移動方法には特に限定はなく、ねじ伝動、巻き掛け伝
動、ラックアンドピニオン等の公知の搬送手段がいずれ
も利用可能である。また、透過原稿Tの移動速度は、熱
現像感光材料Aの搬送速度を1とし、フィルム走査ユニ
ット18による複写倍率をnとすると1/nとなる。な
お、図示例の装置においては、透過原稿Tの走査は、ス
キャンテーブル188が透過原稿を移動して行ってもよ
く、あるいは、スキャンテーブル188が移動すること
によって透過原稿を走査するものであってもよい。
Ltを進行して、露光装置40内に配置されるズームレ
ンズ152に入射する。ズームレンズ152は、スリッ
ト164を通過した透過原稿Tの透過光を200%〜8
50%に拡大して露光部44の露光位置に結像する。
Tの透過光は、ミラー154によって光路を約90°偏
向されて、反射原稿からの反射光の光路Lと光路とを一
致されてミラー150に入射する。なお、フィルム走査
ユニット18を用いて透過原稿Tの画像を複写する際に
は、ミラー148は図中点線で示される位置に回動して
いるのは前述のとおりである。
透過原稿Tの透過光は、反射原稿からの反射光と同様
に、搬送ローラ対38aおよび38bによって走査搬送
される熱現像感光材料Aの所定の露光位置に結像し、こ
れをスリット走査露光する。ここで、透過原稿Tはスキ
ャンテーブル188により、熱現像感光材料Aの走査搬
送速度と同期して、すなわち、投影光学系の拡大倍率を
nとすると、熱現像感光材料Aの搬送速度の1/nの速
度で移動するので、透過原稿Tが全画像領域に亘って移
動することにより、透過原稿Tの全画像が熱現像感光材
料Aに走査露光される。
ャンによって透過原稿Tの透過光の光量や色等を測定す
るための移動ミラー156、結像レンズ158、ライン
センサ160等を有し、透過原稿Tの複写に先立ち、プ
レスキャンを行って透過原稿Tの画像を読み取り、画像
複写時における露光量、すなわちフィルタ部におけるY
フィルタ174Y、Mフィルタ174MおよびCフィル
タ174Cの3枚の色フィルタ板の光路Ltへの挿入
量、および可変絞り184の光路Ltへの挿入量を決定
する。
52の上流には、光路Ltに挿入自在にされる移動ミラ
ー156が配置されている。移動ミラー156は、プレ
スキャンの際には、図中点線で示されるように光路Lt
に挿入され、透過原稿Tの透過光を90°偏向する。ミ
ラー156によって光路を偏向された透過光は、結像レ
ンズ158によって焦点を調整され、ラインセンサ16
0に入射・結像する。
るラインセンサ、Gフィルタを有するラインセンサおよ
びBフィルタを有するラインセンサの3列のラインセン
サから構成される。各ラインセンサは、例えば256画
素のMOSラインセンサであって、R、GおよびBのそ
れぞれの色について、1ライン256画素の分解能で透
過原稿Tの画像を読み取ることができる。
置178に転送され、制御装置178によって画像複写
時における熱現像感光材料Aの露光量、すなわちフィル
タ部における各色フィルタ板の光路Ltへの挿入量、お
よび可変絞り184の光路Ltへの挿入量を決定する。
ここで、図示例の複写装置10は、本発明によって露光
量を決定するものであるので、読み取った透過原稿Tの
画像から、主要画像の画像特徴量(主要画像特徴量)を
算出し、算出された主要画像特徴量から所定濃度範囲を
決定し、画像全体から所定濃度範囲の画素のみを抽出し
て画像特徴量を決定し、この原稿画像特徴量から熱現像
感光材料Aの露光量(感光材料の露光量 以下、複写露
光量とする)を決定する。
を受けた制御装置178は、出力信号(色信号)をA/
D変換、対数変換して画像濃度信号として、各色ごとに
メモリ(RAM)に記憶する。制御装置178は同時
に、例えば、透過原稿Tがカラーネガであればネガ−ポ
ジ変換等、必要な画像処理を画像濃度信号に施した後、
モニタ19に透過原稿Tの画像を出力する。
を観察し、マウス、カーソル等で主要画像の位置を入力
する。制御装置178は、指示された位置を含む所定の
判別領域、例えば、指示された画素を中心とする9画素
を判別領域として、この判別領域の平均濃度を求め、さ
らに、指示された位置を含んでこの平均濃度と類似する
濃度を有する画素領域を判別し、この領域を主要画像領
域とする。なお、主要画像領域の決定方法は上記の方法
に限定されず、あらかじめ画像の中心を指定位置とし
て、この位置から主要画像領域を判別してもよく、画像
中央の固定領域を主要画像領域としてもよい。あるい
は、特に領域判別はせずに、オペレータによって指示さ
れた位置を中心とする固定領域を主要画像領域としても
よい。次いで、主要画像領域から平均濃度、最大濃度、
最小濃度等の主要画像の画像特徴量(主要画像特徴量)
を算出する。
徴量から有効濃度範囲を設定し、メモリに記憶した画素
濃度から有効濃度範囲の画素のみを抽出し、抽出された
画素から透過原稿Tの画像全体の原稿画像特徴量(以
下、画像特徴量とする)を算出して、この画像特徴量か
ら複写露光量を決定し、フィルタ部における各色フィル
タ板の光路Ltへの挿入量、および可変絞り184の光
路Ltへの挿入量を決定し、調整手段176および18
6に指示を出す。
述のようにして主要画像特徴量を算出すると共に、メモ
リに記憶した画素濃度を読み出して濃度ヒストグラムを
作製する。なお、濃度ヒストグラムはR、GおよびBの
各色毎に作製してもよく、あるいはR、GおよびBの3
色の画素濃度から1つの濃度ヒストグラムを作製しても
よい。
ラムおよび先に算出した主要画像特徴量から有効濃度範
囲を決定する。有効濃度範囲は、例えば、主要画像領域
の平均濃度から所定の濃度範囲(例えば、logTで±
0.2〜0.6程度、好ましくはlogTで±0.5程
度)とする方法、濃度ヒストグラムの主要画像を含む部
分で正規分布との相関を見て設定する方法、主要画像領
域の最高濃度から最低濃度を濃度範囲とする方法等の方
法によって設定する。なお、この有効濃度範囲は、熱現
像感光材料A(使用する感光材料)が記録可能な露光域
を考慮して決定する必要があるのはもちろんである。次
いで、先に作製した濃度ヒストグラムから、有効濃度範
囲の画素を抽出して(有効濃度範囲外を排除して)濃度
ヒストグラムを作製し、このヒストグラムから画像特徴
量を算出して、この画像特徴量から複写露光量を演算、
決定する。
図4は、SG400ネガフィルム(富士写真フイルム社
製)の画像をポジ画像に変換した画像である。このシー
ンの主要画像は人物(の顔)であり、背景画像として
は、服、窓枠、建物、電柱、空等が挙げられる。ここ
で、このネガフィルムのシーンでは、人物、服および窓
枠と、建物、電柱および空とで濃度、すなわち露光量が
異なり、このネガフィルムが逆光で撮影されたことが解
る。従来の複写露光量の決定方法では、画像特徴量から
逆光シーンであることを推測し、逆光シーンに応じた複
写露光量を設定するか、主要画像の肌濃度が基準肌濃度
となるように複写露光量を決定している。これに対し、
本発明の露光量決定方法では、前述のように、撮影露光
量の差すなわちネガフィルムでの濃度差に注目して複写
露光量を決定する。
ラムを図5に示す。なお、このヒストグラムは、最大を
100に規格化してある。日本人の標準的な肌濃度が
0.7(logT)であるとすると、被写体の中で最も
明るい点である0.0とのネガ上での濃度差は、ネガの
階調(γ)が0.8であれば、 (0.7−0.0)×γ=0.56 程度になる。この図4の画像のネガ画像の肌濃度は1.
46であったので、被写体中で最も明るい点は、ネガ濃
度で 1.46+0.56=2.02 となる。
のネガ画像では明らかに濃度が2.02よりも濃い点が
多数存在する。すなわち、ポジ画像とした際に濃度0.
0よりも薄くなってしまう画像が存在することになる。
従って、このような画像を使用して演算を行っても、適
正な複写露光量を得られないのは明らかである。本発明
では、このような矛盾した画像(画素)を除去するため
に、主要画像との撮影露光量差、すなわち、図示例では
ネガ上での濃度差が大きい画像を排除して、残った画像
の画像特徴量から複写露光量を決定する。
0.5の範囲を主要画像と同じ露光量で撮影された画像
と判断して、この濃度範囲の画素を抽出して作製したヒ
ストグラムを図6(図5と同様、最大を100に規格
化)を作製し、このヒストグラムから画像特徴量を算出
して複写露光量を決定する。図6のヒストグラムは、図
4の画像から人物、服、窓枠のみを抽出したヒストグラ
ムであり、従って、建物、電柱および空等の主要画像と
の撮影露光量差の大きな画像は排除されている。すなわ
ち、本発明の露光量決定方法においては、例えば原稿が
ネガあるいはリバーサルフィルムであれば、原稿上にお
いて主要画像特徴量から設定した有効濃度範囲内の画像
(画素)を主要画像と同等の露光量で撮影されたものと
見なし、これ以外の主要画像との撮影露光量差の大きな
画像は削除して、主要画像およびこれと同等の撮影露光
量の画像のみを抽出して、これらの画像特徴量から複写
露光量を決定する。
要画像およびこれと同じ撮影露光量の画像を用いて複写
露光量の計算を行うので、逆光補正パラメータの設定を
行う必要がなく、また、主要画像のみならず背景画像の
情報も使用して複写露光量を演算するので、肌濃度のみ
で複写露光量の演算を行う従来の方法より、個人の肌の
色のバラツキによって複写露光量が不適性となることも
少ない。
ば、シーンによってベストな複写露光量は異なるが、例
えば、原稿画面の70〜80%程度の画素の撮影露光量
が主要画像の撮影露光量よりも大きい逆光シーンの場
合、濃度(logT)で約0.8〜0.9の補正がかか
る。また、原稿画面の50〜60%程度の画素の撮影露
光量が主要画像の撮影露光量よりも大きい逆光シーンの
場合では、濃度で約0.6〜0.7の補正がかかる。逆
に、原稿画面の80〜90%程度の画素の撮影露光量が
主要画像の撮影露光量よりも小さいストロボシーンの場
合、濃度で約0.6〜0.7の補正がかかる。また、背
景が同じで主要画像が日焼けした男性と色白の女性であ
る場合、主要画像の特徴量で複写露光量を決定する方法
では、両者の複写露光量は、濃度で0.3程度の差が生
じてしまうが、本発明の方法によれば0.04程度と小
さくなった。このように、主要画像の一部を指示し、撮
影露光量の異なる背景を除去することにより、従来のL
ATD方式のような、原稿の濃度フェリアに起因する不
適性な複写画像の形成は減少し、しかも主要画像特徴量
による露光量演算のような複雑な入力作業も不要とし、
適正な複写露光量を容易に決定することができる。
を利用する複写装置10において、透過原稿Tの画像を
複写する際の作用を説明する。オペレータはまずスキャ
ンテーブル188に透過原稿Tを装填し、複写倍率を設
定した後にスタートボタンを押す。すると、光源162
が点灯して、スキャンテーブル188によって透過原稿
Tの走査が開始され、プレスキャンが開始される。
トフィルタ168、UVカットフィルタ170およびB
−Gノッチフィルタ172を通過して透過原稿Tに入射
し、透過原稿Tの画像情報を担持する透過光となってス
リット164を通過する。なお、この際においては各色
フィルタおよび可変絞り184は光路Ltから退避して
いる。あるいは、透過原稿Tの標準的な複写条件に合わ
せて光路Ltに挿入されていてもよい。
点線で示されるように光路Ltに挿入される移動ミラー
によって90°偏向され、結像レンズ156によってラ
インセンサ160に結像され、透過原稿Tの画像がR、
GおよびBの各色に分解されて各色毎に1ライン256
画素の分解能で透過原稿Tの画像が読み取られる。
置178に転送され、制御装置178はこの出力を処理
してモニタ19に読み取った原稿画像(透過原稿Tがネ
ガフィルムであればポジ画像として)を出力する。オペ
レータはこの画像を観察し、主要画像を指定する。制御
装置178は、指定された主要画像から、本発明の露光
量決定方法によって、前述のように、主要画像の特徴量
を算出し、算出された主要画像特徴量から所定濃度範囲
を決定し、画像全体から所定濃度範囲の画素のみを抽出
して画像特徴量を決定し、この画像特徴量から複写露光
量、すなわち、フィルタ部における各色フィルタ板の光
路Ltへの挿入量、および可変絞り184の光路Ltへ
の挿入量を決定し、調整手段176および186に指示
を出す。
じて、調整手段176および186によってフィルタ部
における各色フィルタ板、および可変絞り184が光路
Ltに挿入されると、移動ミラー156が図中実線で示
される位置に移動して光路Ltから退避し、光源162
の点灯および透過原稿Tの走査が開始され、本スキャン
すなわち透過原稿Tの複写が開始される。なお、この際
の走査速度は、露光部38における熱現像感光材料Aの
走査速度、および複写倍率に応じたものであるのは前述
のとおりである。
トフィルタ168、UVカットフィルタ170およびB
−Gノッチフィルタ172を通過して、前述のように露
光量に応じて挿入された各色フィルタおよび可変絞り1
84によって色および光量を調整されて透過原稿Tに入
射し、透過原稿Tの画像情報を担持する透過光となって
スリット164を通過する。スリット164を通過した
光は、ズームレンズ152によって設定倍率に拡大さ
れ、ミラー154によって反射される。ここで、前述の
ように、透過原稿Tの複写の際にはミラー148は図3
点線で示される位置に回動しているので、透過光はミラ
ー150によって反射され、以上の操作とタイミングを
合わせて感光材料マガジン20から引き出され、所定長
に切断されて露光部38で搬送される熱現像感光材料A
上に結像し、これをスリット走査露光する。
は、一旦スイッチバック部42に搬入された後に逆方向
に搬送されて水塗布部46に搬入され、水塗布部46で
画像形成溶媒である水を塗布された後、以上の操作とタ
イミングを合わせて受像材料マガジン60から引き出さ
れ、所定長に切断されて搬送された受像材料Bと貼り合
わせローラ80によって貼り合わされ、熱現像転写部5
8に搬入される。無端ベルト95と加熱ドラム82とに
よって挟持搬送されて熱現像転写が行われた熱現像感光
材料Aと受像材料Bは、先ず、剥離爪90によって熱現
像感光材料Aが加熱ドラム82(熱現像感光材料A)か
ら剥離され、次いで画像が転写された受像材料Bが剥離
爪92によって加熱ドラム82から剥離される。剥離さ
れた熱現像感光材料Aは、搬送ガイド板114等に案内
されて廃棄感光材料収容箱115に搬入され、他方、画
像が転写された受像材料Bは、搬送ガイド板118等に
案内されてトレイ126に排出され、ハードコピーとさ
れる。
透過原稿、特にネガフィルムを原稿とする画像複写を例
に行ったが、本発明はこれに限定されず、リバーサスフ
ィルムやスライド等のポジ透過原稿を用いた画像複写、
あるいは印刷物や写真等の反射原稿を用いた画像複写に
利用してもよい。
細に説明したが、本発明は上記の例に限定されず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更
を行ってもよいのはもちろんである。
光量決定方法によれば、複写装置、プリンタ、写真焼付
装置等の光学式の画像形成装置において、原稿が濃度フ
ェリアを有するネガ等であっても、簡便な走査で適正な
複写露光量を決定することができ、高画質な適正画像を
安定して形成することができる。
一例の概略斜視図である。
ある。
写装置に装填されるフィルム走査ユニットの内部構造の
概略図である。
−ポジ変換画像である。
ラムである。
範囲を抽出して作製した濃度ヒストグラムである。
Claims (4)
- 【請求項1】原稿画像全体を読み取って原稿画像の主要
画像領域の画像特徴量である主要画像特徴量を算出し、 前記算出された主要画像特徴量から所定濃度範囲を決定
し、 前記原稿画像全体から前記所定濃度範囲の画素のみを抽
出して原稿画像特徴量を決定し、 この原稿画像特徴量から露光量を決定することを特徴と
する露光量決定方法。 - 【請求項2】前記所定濃度範囲の画素は、前記原稿画像
の主要画像との露光量差の大きい背景画像を除去した、
主要画像および該主要画像と同等の露光量の背景画像の
画素である請求項1に記載の露光量決定方法。 - 【請求項3】原稿画像全体を読み取って原稿画像の主要
画像領域の画像特徴量である主要画像特徴量を算出し、 主要画像領域の平均濃度による所定の濃度範囲から、ま
たは、主要画像領域の最高濃度より最小濃度までの範囲
までの範囲から、有効濃度範囲を設定し、 前記原稿画像全体から前記有効濃度範囲の画素のみを抽
出して原稿画像特徴量を決定し、 この原稿画像特徴量から露光量を決定することを特徴と
する露光量決定方法。 - 【請求項4】前記主要画像特徴量が、前記原稿画像の主
要画像領域の平均濃度、最大濃度あるいは最小濃度の少
なくとも1つからなる請求項3に記載の露光量決定方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09321394A JP3507549B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 露光量決定方法 |
US08/433,203 US5719540A (en) | 1994-05-02 | 1995-05-02 | Method of determining the proper amount of exposure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09321394A JP3507549B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 露光量決定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07301867A JPH07301867A (ja) | 1995-11-14 |
JP3507549B2 true JP3507549B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=14076295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09321394A Expired - Fee Related JP3507549B2 (ja) | 1994-05-02 | 1994-05-02 | 露光量決定方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5719540A (ja) |
JP (1) | JP3507549B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0990528A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-04-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真プリンタの条件設定方法 |
US6281920B1 (en) * | 1997-07-03 | 2001-08-28 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image recording apparatus |
US5991010A (en) * | 1997-08-22 | 1999-11-23 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image reading apparatus |
JP3266845B2 (ja) * | 1998-01-19 | 2002-03-18 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2000333026A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、画像形成装置用拡張ボックス、及び画像編集システム |
US6552835B2 (en) * | 2000-11-30 | 2003-04-22 | Umax Data Systems, Inc. | Reflective and penetrative scanning apparatus |
JP3733873B2 (ja) * | 2001-06-07 | 2006-01-11 | ノーリツ鋼機株式会社 | 写真画像処理装置、方法及び写真処理装置 |
US7251056B2 (en) | 2001-06-11 | 2007-07-31 | Ricoh Company, Ltd. | Image processing apparatus, image processing method and information recording medium |
US7525584B2 (en) * | 2004-01-05 | 2009-04-28 | Lifesize Communications, Inc. | Fast edge directed demosaicing |
US7864221B2 (en) * | 2004-10-15 | 2011-01-04 | Lifesize Communications, Inc. | White balance for video applications |
US7545435B2 (en) * | 2004-10-15 | 2009-06-09 | Lifesize Communications, Inc. | Automatic backlight compensation and exposure control |
US8477173B2 (en) * | 2004-10-15 | 2013-07-02 | Lifesize Communications, Inc. | High definition videoconferencing system |
US7568628B2 (en) | 2005-03-11 | 2009-08-04 | Hand Held Products, Inc. | Bar code reading device with global electronic shutter control |
US7770799B2 (en) | 2005-06-03 | 2010-08-10 | Hand Held Products, Inc. | Optical reader having reduced specular reflection read failures |
US8311129B2 (en) * | 2005-12-16 | 2012-11-13 | Lifesize Communications, Inc. | Temporal video filtering |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3677641A (en) * | 1970-08-24 | 1972-07-18 | Eastman Kodak Co | Photographic printing apparatus |
JPS52156625A (en) * | 1976-06-22 | 1977-12-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | Automatic color printing method utili#ing skin color |
JPS5468632A (en) * | 1977-11-11 | 1979-06-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | Counter for photographic print exposure time |
JPS5529415A (en) * | 1978-08-09 | 1980-03-01 | Izumi Food Machinery | Automatic filler for highly sticky article |
JPS63178222A (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 複写露光量決定装置 |
JPH0642882B2 (ja) * | 1987-04-20 | 1994-06-08 | 富士写真フイルム株式会社 | 所望画像信号範囲決定方法 |
JP2768786B2 (ja) * | 1990-02-20 | 1998-06-25 | キヤノン株式会社 | 画像読み取り装置 |
JPH0593973A (ja) * | 1991-05-21 | 1993-04-16 | Konica Corp | 写真焼付露光量決定方法 |
US5278921A (en) * | 1991-05-23 | 1994-01-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of determining exposure |
US5561494A (en) * | 1992-06-15 | 1996-10-01 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of and apparatus for determining exposure amount in copying apparatus |
JP2923401B2 (ja) * | 1992-11-25 | 1999-07-26 | 富士写真フイルム株式会社 | 露光量決定方法 |
DE69414151T2 (de) * | 1993-02-16 | 1999-03-18 | Fuji Photo Film Co., Ltd., Minami-Ashigara, Kanagawa | Verfahren für die Korrektur des Graugleichgewichts von einem Farbbild, welches auf einem Negativ-Film aufgenommen worden ist |
-
1994
- 1994-05-02 JP JP09321394A patent/JP3507549B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-05-02 US US08/433,203 patent/US5719540A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07301867A (ja) | 1995-11-14 |
US5719540A (en) | 1998-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3507549B2 (ja) | 露光量決定方法 | |
JP3522918B2 (ja) | 画像入力装置 | |
JP3370196B2 (ja) | 色補正制御方法およびこれを用いる画像露光装置 | |
JP3421147B2 (ja) | 露光量決定方法 | |
US5669048A (en) | Exposure device having a movable light-attenuating filter for controlling an amount of exposure light and exposure method thereof | |
JP2863674B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US5703674A (en) | Image forming device and method having plural image projecting paths | |
JP3461592B2 (ja) | 露光量決定方法 | |
JP3354001B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3415305B2 (ja) | 露光装置 | |
JPH07333756A (ja) | 画像形成方法および装置 | |
JPH07306480A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH08166645A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPS61147241A (ja) | 複写方法及び複写装置 | |
JP2636962B2 (ja) | 自動原稿送り装置付フルカラー複写機 | |
JPH0480739A (ja) | 光照射装置 | |
JPH09233273A (ja) | 画像読取方法および画像入力装置 | |
JPH03256035A (ja) | 画像記録装置 | |
JPH08166643A (ja) | 光源装置 | |
JPS63187140A (ja) | カラ−原稿種分類方法 | |
JPH08292505A (ja) | 画像記録装置 | |
JPH0583142B2 (ja) | ||
JPH08167019A (ja) | 画像記録装置 | |
JPS62273521A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000022941A (ja) | 画像処理方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031219 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |