JP3392044B2 - 湯処理をする即席麺類の製造方法 - Google Patents
湯処理をする即席麺類の製造方法Info
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Description
和風麺、即席欧風麺、スナック麺、大麦粉や米粉を主原
料にした即席麺等の即席麺類の製造方法において、生麺
線を60〜100℃の湯に浸漬等の処理をし、これを蒸
煮し、次ぎに蒸煮麺を水で冷却して0〜40℃の品温に
したものを熱風等で乾燥させる方法に関するものであ
る。
した麺と、熱風等で乾燥した乾燥麺がある。これらの麺
に、調味料やかやく等の具材を添付した袋詰品と容器詰
品があって、3〜5分の簡単な調理で喫食できる便利で
保存性のある食品である。
から油脂含有量や麺の組織破壊が少なく調理復元して生
麺的な食感と食味を楽しめる利点を持っている。しかし
ながら製造方法に於いて、生麺線を蒸煮して熱風等で乾
燥することから蒸煮した糊化麺が付着しやすく、これが
乾燥により更に強く結着することや乾燥むらを生じ調理
でのほぐれや復元性を悪くしている。更に、乾燥工程で
は乾燥温度等の条件により乾燥収縮や過度の熱変性を生
じ、生麺的食感食味である品質に欠ける欠点を持ってい
る。これらの欠点を改良し品質の向上を図る多くの技術
が開示されている。
は、「ノンフライ乾燥即席麺の製造方法」として麺線の
結着をなくし均一な復元性の向上を目的として、生麺線
を食用油脂の水系乳化液に浸漬して、生麺の重量に対し
て水19〜62重量%、食用油脂0.2〜5重量%、食
品用乳化剤0.01〜5重量%の各量を生麺線の内部に
含浸せしめた後蒸煮し乾燥する方法がある。
の結着が少なくなり喫食時に熱水による復元を均一化す
る効果がある。しかし乳化液が水温であることから、生
麺線芯部への水の浸透量が少なくて蒸煮麺のα化が充分
促進されないので生麺的品質に欠ける欠点を有する。
「即席麺の製造方法」として乾燥した麺の結着がなくて
生麺と変わらない生鮮さを保持した即席麺を得る目的で
生麺線を茹で処理し、水洗後に冷凍して氷温下で解凍し
つつ乾燥する方法がある。
あって、生麺的食感を得る方法として評価される。しか
し麺を完全に茹でて水洗するため工程が複雑になること
や排水処理問題等があり経済性に欠ける欠点がある。更
に、冷凍や乾燥に長時間を要した生産性が低くい欠点も
伴っている。
℃の熱風で20〜40分間熱風乾燥する方法がとられて
いる。その他多種多様の方法がある。例えば乾燥麺の復
元性をよくし生麺的品質の向上を図る目的で、蒸し麺を
水分20〜35%に予備乾燥し115℃で乾燥膨化する
方法や水分を10〜15%に調整して遠赤外線照射とマ
イクロ波加熱乾燥処理をする方法等が有る。いずれも一
長一短がありそれなりの効果を出しているが、乾燥麺特
有の食感食味の領域を超える事が出来なくて生麺的品質
に欠ける欠点がある。
理した乾燥麺が滑らかで透明感があって、粘弾性と歯ご
たえのある食感食味豊かな生麺的品質を呈する即席麺類
の製造方法を研究してきた。その過程で、生麺をお湯で
調理し喫食状態にした時の澱粉粒の糊化膨潤状態に対し
て乾燥麺の糊化膨潤が低いレベルであって麺全体のα化
が不充分であることに着眼した。
煮麺の糊化膨潤が充分でない状態にあって、この物をい
かように乾燥しても期待する生麺的品質を発現し得ない
事を知見した。そこで澱粉粒の糊化膨潤のレベルを高く
する方法として、即席麺類の従来法に生麺線を茹でる工
程と水で冷却する工程を応用する事によって前記従来法
の欠点を解消し、生麺的品質を呈する即席麺類の製造方
法である本発明を完成した。
乾燥方法ではなく、熱風等で乾燥する従来の即席麺類の
有する前記欠点を解消し、復元性がよく生麺的粘弾性、
歯ごたえ、食味のある即席麺類の製造方法を提供する事
を目的とする。
において、常法に従って生麺線を形成し、これを60〜
100℃の湯に浸漬、シャワー又は噴霧をする湯処理を
する。この湯処理麺を一般に用いられている方法で蒸煮
し、次いで水を用いて蒸煮麺の品温を0〜40℃に冷却
処理をする。この冷却麺を水切りし所定量を型詰め整形
し熱風乾燥することを特徴とする湯処理をする即席麺類
の製造方法である。
は噴霧処理をして、生麺線が吸収する湯の量である吸収
湯量を生麺線に対して9〜71重量%にすることや、湯
処理をする湯又は冷却する水に調味原料の成分を含ませ
ることによって麺に味付けすることができる。
室より温度制御された空気、不活性ガス、又はこれらの
混合ガスからなる温度60〜150℃の熱風を、搬送用
ネットコンベアーの上下に複数配設した噴射ノズルチュ
ーブより、風速が0.1〜90m/secで噴射して乾
燥する事によって効果的に本発明を達成出来る。
席麺は、小麦粉、澱粉、小麦蛋白、食塩、調味料及び着
色料等の製麺原料を用いて、常法により混捏、複合、圧
延、切出して生麺線とし、これを蒸煮した後で乾燥する
即席中華麺、即席和風麺、即席欧風麺、スナック麺及び
大麦粉や米粉などの穀類粉を主原料にした即席麺等の即
席麺類に適用する事が出来る。
小麦粉、そば粉、米粉等の穀物粉を主原料とし、水と必
要に応じて馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、加工澱粉、食
塩、かんすい、増粘多糖類、調味料及び着色料等の原料
を配合し、公知の製麺機械を用いて常圧又は減圧下で混
捏し麺生地とする。これを複合、圧延して麺帯とし、切
り刃等を用いて切出して生麺線を得る。生麺線の形状、
太さ等は中華麺、うどん、そば、パスタ等製品の種類と
調理復元に要する時間との関係から適宜選定できる。
又、押し出し方法等によって麺帯や生麺線を形成するこ
ともでき特に限定するものではない。
本発明の復元性をよくし生麺的品質を発現する最も重要
な点である。切出した生麺線を湯の温度60〜100℃
の湯に1〜60秒間浸漬する。この時の生麺線の吸収湯
量は生麺線の重量100g当たり9〜71gであって、
生麺線の澱粉を糊化膨潤して発明のレベルにするための
必要量である。60℃未満では生麺線の水の吸収量が少
なく、又温度が低いことから、澱粉の糊化膨潤がなく良
好な品質が得られない。100℃を超える場合は設備が
複雑になることや過剰の蒸気の処理が必要となって経済
的でない。又、麺線の澱粉が過度に糊化膨潤し良好な麺
が得られない。より好ましい湯の温度は80〜98℃で
ある。80℃以上では澱粉の糊化膨潤が使用原料粉の種
類による影響が少なくより均一で安定した状態を得る事
が出来る。98℃は100℃と比較して作業性が良いた
めである。
71gが良く、次の蒸煮処理と相まって復元性を高め生
麺的品質を発現するためには湯の温度と共に重要であ
る。吸収湯量が9gに満たない場合は生麺的食感が劣
り、71gを越える場合は吸収湯量が過剰であるため後
工程で麺線が結着や団子状になり乾燥不良を生じる。よ
り好ましくは15〜40gが良い。浸漬時間は湯の温度
と吸収湯量の関係から必要な時間を選定する事ができ概
1〜60秒間が好ましい。又湯処理の方法として、浸漬
が最も好ましいがシャワー又は噴霧方式を取ることによ
っても可能である。湯処理装置は公知のバケット方式や
ネットコンベア上で噴霧処理する方式等適宜単独又は組
み合わせて処理する事が出来る。
いる肉エキス、魚貝エキス、野菜エキス、醤油、食塩、
食用油脂、乳化剤、増粘多糖類、化学調味料、香辛料、
着色量等の成分のなかから必要なものと必要量を適宜選
定し溶解あるいは分散させて含ませる。これに生麺線を
浸漬等の処理をして麺に味付けをする事ができる。この
ようにして風味豊かな特徴ある麺を得る事が出来る。
ル、レシチン等や乳化油脂等を選択し併用すると蒸煮麺
のほぐれがよく効果的である。
蒸気圧0.05〜1.00kg/cm2で10〜80秒
間蒸煮して蒸煮麺を得る、好ましくは0.1〜0.3k
g/cm2で30〜120秒間処理すると品質上好適で
ある。
る。この処理は本発明で不可欠な構成要件の一つであ
る。蒸煮した麺線を水に浸漬するか、シャワー又は噴霧
して麺の品温を0〜40℃の範囲に冷却する。より好ま
しくは5〜15℃である。麺線を冷却することによって
麺線どうしの付着をなくしほぐれやすくする。又乾燥前
の枠詰めや整形を容易にして均一な乾燥を可能にする。
冷却手段は公知の浸漬、シャワー、噴霧装置を用いて達
成できる。これらの装置として、水をチラーにて循環冷
却するものが好ましい。加圧シャワー方式や噴霧方式の
装置も製造ラインの配置や構成により適宜選定し組み合
わせて使用出来る。又、冷却水に前記生麺線を味付けす
るのと同様にして調味原料である成分を含ませて蒸煮麺
に味付けをする事が出来る。
り、型詰め、整形する。これを公知の方法で乾燥する。
例えば、熱風の温度60〜150℃、風速0.1〜90
m/secで熱風乾燥する事が出来る。より好ましくは
70〜115℃、風速40〜80m/sec、乾燥時間
3〜30分間熱風乾燥すると水分含有率4〜15%に乾
燥する事が出来る。
又は直火で3〜5分間調理することによって喫食可能な
状態に復元し生麺的な食感食味を味わう事が出来る。
他、遠赤外線加熱乾燥、高周波加熱乾燥、真空加熱乾燥
等の方法を単独又は併用することが出来る。
て、別に設けた高圧室より温度制御された空気、不活性
ガス、又はこれらの混合ガスからなる温度60〜150
℃の熱風を搬送用ネットコンベアーの上下に複数配設し
た噴射ノズルチューブより熱風の風速が0.1〜90m
/secで噴射して乾燥する方法がある。この乾燥方法
を使った場合を詳しく説明する。
して搬送用ネットコンベアーに移行する。この搬送用ネ
ットコンベアーは、その上下に複数配設した噴射ノズル
チューブより熱風を噴射するため通気性を有した耐熱性
のものであることが必要である。例えばそのネットの網
目は5〜10メッシュで、鉄、アルミ、ステンレス製等
のものであればよい。又噴射ノズルチューブも同様にア
ルミ、ステンレス製等のものであればよい。
20mmであって、円筒状をなし筒長100〜150m
mのものが適当である。又は場合によってはノズルチュ
ーブの先端に取外し可能な専用ノズルを設けてもよい。
噴射ノズルチューブより噴射される熱風は、別に設けた
高圧室で発生させ、パイプを通して移送する際、外部よ
り過熱蒸気による熱交換が行われ60〜150℃の熱風
となってノズルチューブを通過し、その先端より、ネッ
トコンベアー上に載置された麺に噴射される。このと
き、噴射ノズルチューブより噴射される熱風は風量調整
用インバーターにてその風量調整ができるようになって
いる。又、複数設けた上方位置の噴射ノズルチューブと
下方位置の噴射ノズルチューブの位置関係が交互に位置
するようになっている。これは上方位置の噴射ノズルチ
ューブより噴射される熱風が、搬送用ネットコンベアー
の下方位置の噴射ノズルチューブより噴射されるものに
よって相殺されることのないように、多数の噴射ノズル
チューブの位置関係を交互に位置せしめ、乾燥する麺を
そのまま効率よく突き抜けるように工夫したものであ
る。このようにすることにより麺かいの中にまで均一に
乾燥することができるのである。
しく、60℃未満では乾燥時間が長くなり効率的でな
い、又150℃を超えると乾燥むらを生じる。
い。又この時の熱風の風速は0.1〜90m/secの
範囲が効果的である。風速が0.1m/sec以下では
乾燥に要する時間が長くなり経済的でなく、乾燥後の麺
のほぐれが悪い物が出来る。風速が90m/secを超
えると設備が複雑になり経済的でない。より好ましくは
40〜80m/secの範囲である。
15%の範囲において適宜選定することにより達成でき
る。熱風が筒長およそ125mm位の噴射ノズルチュー
ブより高速に、しかも垂直に麺かいに噴射されるため、
麺かい表面より麺かい裏面にまで急速に通過する。又、
逆に麺かい裏面からも噴射ノズルチューブより熱風を噴
射することにより、麺かい表裏を同時に乾燥することが
できる。その結果、麺かい内部に至るまで短時間で均一
に乾燥することができる。加熱する熱風に不活性ガス
(N2,He,CO2等)を単独又は空気と混合して用い
ると、麺の含有成分である色素、油脂、ビタミン類の酸
化を防止して、麺固有の風味と色調を維持し合わせてビ
タミン類等の栄養成分の損失を少なくすることができ
る。
具材と共に袋やカップ等の包材で包装して即席麺類の商
品として提供される。以下本発明の実施例について説明
する。
部、でん粉5重量部、かん水0.5重量部、黄色色素
0.1重量部、食塩2重量部、水35重量部を配合し、
混捏、複合、圧延して麺厚1.1mmの麺帯とし、これ
を#18丸刃で切出し生麺線とし、これを98℃の湯中
に5秒間浸漬した(吸収湯量31重量%)後で蒸煮圧
0.1kg/cm2で90秒間蒸煮し、この蒸煮麺を冷
水に45秒間浸漬して冷却麺温度を7℃にする。冷却し
た麺を水切りし140g計り取りネット状のバケットに
型詰めし、これに空気からなる温度105℃、風速70
m/secの熱風で10分間乾燥せしめ最終水分12%
の所望の即席中華麺を得た。
を常法に従って蒸煮圧0.1kg/cm2で90秒間蒸
煮し、この蒸煮麺82gをネット状のバケットに型詰め
し、これに空気からなる温度90℃で30分間乾燥せし
め水分12%の即席中華麺を得た。
を、水900重量部、食用油脂20重量部、蔗糖脂肪酸
エステル3重量部とからなる25℃の乳化液に5秒間浸
漬して生麺線の重量に対して水を10%吸収させ、その
後同様にして蒸煮しこの蒸煮麺を155g計りとりネッ
ト状のバケットに型詰めし、これに温度105℃、風速
20m/secの熱風で乾燥して水分12%の即席中華
麺を得た。
合) 実施例1において生麺線を浸漬する湯の温度を8
0℃、60℃、55℃に調整し各々実施例2、実施例3
及び比較例3の即席中華麺を得た。
は浸漬処理して麺の吸収湯量を変えた場合)実施例1に
おいて公知のシャワー及び噴霧機械を用いて温度95℃
の湯を生麺線にシャワー処理をし吸収湯量29重量%の
実施例4と噴霧処理をし吸収湯量11重量%の実施例5
の即席中華麺を得た。又温度60℃の湯に浸漬処理をし
吸収湯量9重量%の実施例6と温度100℃の湯に浸漬
処理をし吸収湯量71重量%の実施例7の即席中華麺を
得た。
湯量を変えた場合)実施例1において浸漬する湯の温度
を60℃にして0.5秒間と100℃にして70秒間浸
漬し、吸収湯量7重量%と75重量%である比較例4と
比較例5の即席中華麺を得た。
合)実施例1において冷却麺の温度を0℃、15℃、4
0℃又は42℃にして実施例8〜10及び比較例6の即
席中華麺を得た。
えた場合)実施例1において麺を乾燥する熱風の温度と
風速の組み合わせを60℃と0.1m/secにして水
分12%の乾燥麺を、70℃と40m/secにして水
分12%の乾燥麺を、115℃と80m/secにして
水分12%の乾燥麺を、150℃と90m/secにし
て水分11〜12%である実施例11〜14の即席中華
麺を得た。又、55℃と0.08m/sec、160℃
と90m/secにして各々乾燥麺の水分が11〜12
%である比較例7と比較例8の即席中華麺を得た。
を浸漬する湯を、水100重量部に対して醤油2、チキ
ンエキス3、食塩3、食用油脂3及び乳化剤0.2重量
部の配合割合で添加調整しこれを98℃に加温する。こ
の調味原料の成分を含む湯に替える他は同様にして麺が
味付けされている所望のスナック麺を得た。
用)実施例1において熱風が空気の替わり不活性ガスを
使って麺を乾燥し最終水分が12%の風味、色調、ビタ
ミン類の低下が少ない所望の即席中華麺を得た。
切刃#12角、麺厚1.2mmで切出した生麺線を、1
00℃の湯中に5秒間浸漬した後で蒸煮圧0.1kg/
cm2で90秒間蒸煮し、これを水に45秒間浸漬して
冷却麺温度を7℃にする。冷却した麺を水切りし所定量
をネット状のバケットに型詰めし、温度105℃、風速
70m/secの熱風で10分間乾燥して最終水分12
%の所望の即席うどんを得た。
ー麺帯押出し法を用いて製麺し、切刃#16丸、麺厚
1.1mmで切出した生麺線を100℃の湯中に5秒間
浸漬し、蒸煮圧0.1kg/cm2で90秒間蒸煮し、
これを冷水に45秒間浸漬して冷却麺温度を7℃にす
る。
状バケットに型詰めし、これに空気からなる温度105
℃の熱風をネットコンベアーの上下に複数配設した噴射
ノズルチューブより風速70m/secで噴射して乾燥
し、最終水分15%の所望の即席欧風麺を得た。
小麦粉50%を用いて製麺し、切刃#26丸、麺厚0.
80mmで切出した生米粉麺線を実施例1において、不
活性ガス(N2)の熱風を用いる以外は同様にして、最
終水分が12%の風味、色調、ビタミン類等の低下が少
ない所望の即席米粉麺を得た。
た乾燥麺は4分間の熱湯調理をした結果実施例14に於
いて若干の復元むらがあったものの喫食可能な状態に復
元することができた。
例18の押出した即席欧風麺も5分間で復元することが
でき即席性を有する物であった。
で、透明感があって、生麺的な粘弾性、歯ごたえに富ん
だ食感と食味を有し、生麺的品質が良好であった。
不活性ガスを使用した乾燥麺は、麺の風味、つやのある
外観を呈し良好であった。
澱粉の糊化膨潤が小さく粘弾性など生麺的品質に欠けて
いた。比較例2の麺は、乳化液の効果があって乾燥麺の
結着が少なくほぐれがよかったが生麺的品質に欠けてい
た。
ため澱粉の糊化膨潤が低いレベルであって麺の透明感が
なく歯ごたえが悪く生麺的品質に欠けていた。
側が生麺的傾向を呈していたが透明感がなく麺全体の歯
ごたえも充分でなかった。
のほぐれ、歯ごたえが悪く食味不良であった。
れが悪く乾燥むらを起こし復元むらがあった。
らがあった。
あり、乾燥温度と熱風の風速が高く麺が若干膨化するた
め麺の透明感がなく粘弾性と歯ごたえに欠けていた。
た。
度60〜100℃の湯処理をするため蒸煮麺のでん粉を
高いレベルに糊化膨潤することができて麺全体のα化を
充分促進できる。又蒸煮麺を水で冷却するのでめんのほ
ぐれ、整形が容易になり均一な乾燥や調理時のほぐれを
よくする効果がある。又、α化が充分であることから麺
の復元性がよく、調理時間を短くすることや麺線の太い
ものをつくることができる。
様に表面が滑らかで、透明感があり、粘弾性、歯ごた
え、食味のある即席麺類を得ることができるのである。
Claims (3)
- 【請求項1】 常法により製麺された生麺線を60〜1
00℃の湯に浸漬、シャワー及び/又は噴霧する湯処理
をすることにより、湯処理をした麺線の吸収湯量を生麺
100g当たり9〜71重量%に調整し、 これを蒸煮した後に蒸煮麺の品温を0〜40℃に水で冷
却処理をし、 この冷却処理した蒸煮麺を、空気、不活性ガス又はこれ
らの混合ガスからなる温度60〜150℃及び風速0.
1〜90m/secの熱風で乾燥することにより、最終
乾燥麺の水分含有量を4〜15%に調整することを特徴
とする湯処理する即席麺の製造方法。 - 【請求項2】 湯処理する湯又は冷却処理する水に調味
原料の成分を含ませ、麺に味付けすることを特徴とする
請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 熱風で乾燥する際、別に設けた高圧室よ
り温度制御された熱風を、搬送用ネットコンベアーの上
下に複数配設した噴射ノズルチューブより、噴射して乾
燥することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の方
法。
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