JP3360715B2 - コネクタ装置 - Google Patents
コネクタ装置Info
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Description
たコネクタ装置に関する。
平8−212889号公報に掲載されているものが知ら
れている。このコネクタ装置は、図6及び図7に示すよ
うに、コネクタ一体形圧力センサ1とそれに嵌合接続さ
れる相手側コネクタ2とを備えている。コネクタ一体形
圧力センサ1は、内部にダイアフラム3を有したセンサ
部4と、そのセンサ部4からの信号を外部に出力するた
めの雄タブ5を有したコネクタ部6とを軸方向に並べえ
て備えている。このセンサ部4にはダイアフラム3と隣
接するように大気室7が設けられ、その大気室7を外気
に連通させるために通気孔8がセンサ部4の外側面4A
に開口している。
ネクタ部6と接続される主体部2Aより先端側に、通気
孔8への水、塵等の進入を防止するための保護カバー9
が設けられている。保護カバー9は、センサ部4のうち
通気孔8が形成された外側面4Aの全周を覆うことが可
能な環状をなし、その先端は図7に示すように内側が段
付き状となってセンサ部4の大径角部4Bに重なり合
う。この重なり合って形成された断面鈎状の隙間9Bを
介して通気孔8の開口出口を保護する空間9Aと外気と
が画される。
タ装置では、隙間9Bを空気は通過できるが水、塵等は
通過できない防水・防塵機能部としている。しかしなが
ら、この隙間9Bは断面鈎状であって屈曲部分を一つ備
えただけであるので、水、塵等が通過しやすく、防水・
防塵機能が不十分であった。また、防水・防塵を必要と
するのは通気孔8の出口だけであるのに、コネクタ装置
の全周に亘って防水・防塵機能部(隙間9B)が形成さ
れ、防水・防塵の効率が悪いという問題があった。
で、圧力センサを外気に連通させる通気孔の防水・防塵
機能を向上させることを目的とする。
め、請求項1に係る発明は、保護フードと大気室を有
し、前記保護フードの内部空間内には圧力センサの信号
出力端子が突出し、且つ前記保護フードの先端面には前
記内部空間が開口するとともに、前記大気室を外気に連
通させるための通気孔が開口するようにしたコネクタ一
体形圧力センサと、前記保護フードの外側に嵌合される
外装フードを備え、その外装フード内に前記信号出力端
子と接続可能な接続端子を設けた相手側コネクタとから
なるコネクタ装置であって、前記保護フードが前記外装
フード内に嵌合されるときには、前記保護フードの先端
面を前記外装フードの奥面に突き当てつつ前記内部空間
を密封されたシール空間とするとともに、このシール空
間の外側において、前記通気孔と前記外装フードの奥面
とによりラビリンス構造が形成可能となっているところ
に特徴を有する。
の構成によれば、コネクタ一体形圧力センサと相手側コ
ネクタとが接続されると、突き合わせ面同士が僅かな隙
間を介して対面し、その突き合わせ面に形成された通気
孔の開口出口が入り組んだ状態となってラビリンス構造
となり、従来のもののように水、塵等が隙間を通り抜け
ることはできず、通気孔への水、塵等が進入が確実に防
がれる。ここで、ラビリンス構造を形成した位置が通気
孔の開口出口となっているため、通気孔への水、塵の侵
入を防ぐための必要最小限の範囲にそのラビリンス構造
を収めることができ、従来のようにコネクタの全周にわ
たって防塵・防水機能部を設ける必要がなく、防塵・防
水の効率がよい。そして、コネクタ一体形圧力センサと
相手側コネクタとを接続すると、保護フードは、その外
部を外装フードに覆われ直接被水等を受けないように保
護される。通気孔が設けられた位置が、この外装フード
に覆われた位置でかつその通気孔の開口出口にはラビリ
ンス構造が形成されるので、通気孔への水、塵等の侵入
は、外装フードとラビリンス構造部分との2箇所で防が
れ、より確実な防水・防塵がなされる。
に基づいて説明する。図において符号10は、コネクタ
一体形圧力センサ(以下、単に「センサ10」という)
を示している。センサ10に備えられた雄コネクタハウ
ジング11(以下、単に「雄ハウジング11」という)
には、その一端に圧力センサ部(図示せず)が設けられ
るとともに他端に有底筒状の保護フード12が形成さ
れ、その保護フード12内に圧力センサ部に接続された
信号出力端子13を突出させてある。圧力センサ部は、
被測定空間の圧力と大気の圧力とを比較測定するもの
で、その圧力センサ部の所定の部位を大気圧状態とする
ために、雄ハウジング11の内部には圧力センサ部と隣
り合わせに大気室15を設け、その大気室15を通気孔
30によって雄ハウジング11の外部に連通させて大気
圧状態としてある。
に形成された肉厚部16を嵌合方向に沿って貫通し、そ
の開口出口31が保護フード12の端面18に開口して
いる。この開口出口31の周縁には、開口出口31と同
心円をなす環状溝32が形成されている(図3参照)。
この開口出口31及び環状溝32が形成された保護フー
ド12の端面18は、後述の相手側コネクタ20との突
き当て面をなし、上記した環状溝32は相手側コネクタ
20に形成された後述の環状突部33とともに本発明に
かかるラビリンス構造を形成する。なお、通気孔30
は、雄ハウジング11の金型の型抜きの便宜のために、
その途中部が開口出口31側から大気室15側に向かっ
て途中でテーパ状に太く形成されている。
タ20が、図1の右側に示されている。相手側コネクタ
20に備えられた雌コネクタハウジング21(以下、単
に「雌ハウジング21」という)には、センサ10の保
護フード12の外側に嵌合可能な外装フード22が形成
され、その外装フード22内の奥面23には保護フード
12の内側に嵌合可能で、かつ、センサ10の信号出力
端子13と接続可能が接続端子(図示せず)を収容する
接続突部24が突出成形されている。その接続突部24
の基端側の外周面には防水リング25が嵌着され、セン
サ10と相手側コネクタ20とを嵌合させると端子同士
が接続されると共に防水リング25が保護フード12の
内周面に押しつぶされ、端子同士の接続空間が防水状態
に密閉される。
記した環状溝32との対向部には、その環状溝32に対
応した環状突部33が形成されている。この環状突部3
3は、センサ10と相手側コネクタ20とが正規嵌合状
態となると環状溝32内に収容され(図2参照)、か
つ、その環状突部33の表面が環状溝32の表面と僅か
な隙間34を介して対面する大きさに設定されている。
この隙間34は、図2に示すように、断面形状が蛇行状
となって上記した通りラビリンス構造をなす。
を説明する。センサ10の保護フード12の外側に外装
フード22を被せるようにしてセンサ10に相手側コネ
クタ20を奥まで差し込むと、図2に示すように、保護
フード12の端面18が外装フード22の奥面23と突
き合わせ状態となる。すると、端面18の環状溝32内
に奥面23の環状突部33が入り込んで、互いの表面が
僅かな隙間34を介して対面し、通気孔30の開口出口
31を取り囲むようにラビリンス構造が形成される。ま
た、保護フード12の内部には、接続突部24が嵌入さ
れて防水リング25が潰されて完全な防水空間が形成さ
れ、その内部で端子同士が接続される。
がった場合、膨張した空気は、通気孔30を通り、ラビ
リンス構造の隙間34を通り、さらに、保護フード12
と外装フード22との隙間35を通って外部に出ること
ができる。従って、大気室15内の圧力は常に大気圧に
保たれる。
場合、水、塵等が通気孔30内に入るには、上記した2
つの隙間34,35を通り抜けなければならない。しか
し、空気のように気体でなければ、保護フード12と外
装フード22との間の比較的距離が長い隙間35と通り
抜けるのは困難である。また、たとえ通り抜けたとして
も、水、塵等の様に重力の影響を受けるものは、隙間3
4のラビリンス構造の折り返し部分で止められ、通気孔
30まで達することはできない。
は、通気孔30の開口出口31にラビリンス構造を形成
することで従来のものに比べて通気孔30の防水・防塵
機能が向上した。また、本実施形態のコネクタ装置で
は、ラビリンス構造を形成した位置が通気孔30の開口
出口31となっているため、通気孔30への水、塵の侵
入を防ぐための必要最小限の範囲にそのラビリンス構造
を収めることができ、従来のようにコネクタの全周に亘
って防塵・防水機能部を設ける必要がないので防塵・防
水の効率がよい。さらに、開口出口31を設けた位置
を、この外装フード22に覆われた位置とすることで通
気孔30への水、塵等の侵入は、2つの隙間34,35
で防がれ、より確実な防水・防塵がなされるようになっ
た。
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
実施形態に限定されず、例えば、図5に示すように、通
気孔30のうち開口出口38を段付き状に広く形成し
て、その開口出口38内に突部36を挿入したものであ
ってもよい。
の側断面図
面図
Claims (1)
- 【請求項1】 保護フードと大気室を有し、前記保護フ
ードの内部空間内には圧力センサの信号出力端子が突出
し、且つ前記保護フードの先端面には前記内部空間が開
口するとともに、前記大気室を外気に連通させるための
通気孔が開口するようにしたコネクタ一体形圧力センサ
と、 前記保護フードの外側に嵌合される外装フードを備え、
その外装フード内に前記信号出力端子と接続可能な接続
端子を設けた相手側コネクタとからなるコネクタ装置で
あって、 前記保護フードが前記外装フード内に嵌合されるときに
は、 前記保護フードの先端面を前記外装フードの奥面に突き
当てつつ前記内部空間を密封されたシール空間とすると
ともに、このシール空間の外側において、前記通気孔と
前記外装フードの奥面とによりラビリンス構造が形成可
能となっている ことを特徴とするコネクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00302397A JP3360715B2 (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00302397A JP3360715B2 (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | コネクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=11545740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00302397A Expired - Fee Related JP3360715B2 (ja) | 1997-01-10 | 1997-01-10 | コネクタ装置 |
Country Status (1)
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1997
- 1997-01-10 JP JP00302397A patent/JP3360715B2/ja not_active Expired - Fee Related
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