JP3331772B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
エンジンの制御装置Info
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Description
係り、特に、走行抵抗の影響を受けないエコラン運転を
実現し得て、ドライバビリティの悪化を回避し得て、エ
コラン運転の時間を増加させ得て、燃料消費量低減効果
を高め得て、高性能の車速センサを要せずに廉価なセン
サの使用により実施し得て、低コストに実施し得て、ま
た、現行装置へのハードウェアの追加を要せずにプログ
ラムの変更のみで対応し得て、電子的に接続・解放状態
に制御し得る発進クラッチを備えたあらゆる変速機に適
用し得るエンジンの制御装置に関する。
のままの状態では走行に不向きなので、エンジンと車輪
と間の動力伝達系に変速機を介設している。また、エン
ジンには、燃料消費量を低減させるために、所定条件で
エンジンを停止状態を含むアイドル運転以下の運転状態
に制御していわゆるエコラン運転する制御装置を設けた
ものがある。
エンジンを非アイドル運転状態からアイドル運転状態に
制御するものや、所定条件でエンジンを停止・始動制御
するものがある。
例えば、特開平4−246252号公報、特開平4−3
58729号公報、特開平5−1592号公報等に開示
されるものがある。
る制御装置は、エンジンの停止中にアクセルペダルが踏
み込まれた際に、所定の始動条件の成立によりスタータ
を動作させてエンジンを自動的に再始動制御するもので
ある。
る制御装置は、エンジンの停止中にエンジンの停止時か
ら所定時間経過した条件と変速機がニュートラル状態で
ある条件と車両が停止状態である条件とを満足した場合
には、エンジンを自動的に再始動制御するものである。
御装置は、エンジンの運転中に車両が停車状態であるこ
ととクラッチペダルが所定未満の踏込み操作状態である
ことと電気機器が非通電状態であることとの停止条件が
成立する場合にはエンジンを停止すべく制御し、この停
止条件の成立によるエンジンの停止後にクラッチペダル
が所定以上の踏込み状態であることの始動条件が成立す
る場合にはエンジンを始動すべく制御し、この始動条件
の成立によるエンジンの始動後に車両が設定車速以上を
所定時間以上継続していないことの禁止条件が成立する
場合には停止条件の成立によるエンジンの停止を禁止す
るものである。
進クラッチが備えられた変速機を連結したものがある。
このような変速機としては、例えば変速比を連続的に変
化させる連続可変変速機(いわゆる無段変速機)があ
る。連続可変変速機は、駆動プーリと被動プーリとに巻
掛けられたベルトの回転半径を変化させて変速比を連続
的に制御するものである。
ンジンの燃料消費量を低減するための制御装置として
は、例えば、特開平4−278841号公報に開示され
るものがある。この特開平4−278841号公報に開
示される制御装置は、エンジンと連続可変変速機との間
にクラッチを前後に有するフライホイールを配設し、車
両の停止時や走行中にエンジンを停止する際にフライホ
イールの前後のクラッチで伝動経路を断状態とし、フラ
イホイールの慣性で補機類を駆動するものである。
件でエンジンを停止状態を含むアイドル運転以下の運転
状態に制御してエコラン運転する制御装置におけるエコ
ラン運転は、1.スロットル弁全閉時(クラッチ接続。
燃料停止。)、2.スロットル弁全閉時(クラッチ開
放。低い車速。車両停止に備える。)、3.減速走行時
(車速に対するスロットル開度と車両の減速度とから、
運転者の減速走行意志を判定してエコラン動作。)、
4.定速走行時(車速に対するスロットル開度と車両の
減速度とから、運転者の定速走行意志を判定してエコラ
ン動作。)、等条件の成立により行われる。
4.の条件の場合は、走行抵抗を車両のロード/ロード
特性に合わせて車速に対するスロットル開度トリガ値を
設定するため、走行抵抗の変化に対して適応できない不
都合がある。前記走行抵抗は、路面の勾配や摩擦係数の
変化、風の強さ、車両の特性変化等の影響を受けるもの
であり、ロード/ロード特性の通りでない場合が多い。
また、前記3.の条件の場合は、スロットル開度の条件
が成立しても、車両の減速度条件が成立しなければ、エ
コラン運転を実施しないことから、エコラン運転の実施
範囲狭まってエコラン運転の時間が減少する不都合があ
るとともに減速度を精度よく判定するために高い精度の
車速センサを必要とする不都合がある。
転に走行抵抗の影響を受ける不都合があり、エコラン運
転の時間の減少により燃料消費量低減効果が低下する不
都合があるとともに、高性能の車速センサを要すること
により廉価なセンサの使用により実施し得ず、コストア
ップする不都合があり、また、走行中におけるエコラン
運転の実施時にエンジントルクを伝達しているクラッチ
が開放されることによりドライバビリティの悪化を招く
不都合がある。
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンに接続・解放状態に制御可能な発進クラッチを介して
変速機を連結して設け、前記エンジンに供給される空気
流量をアイドル運転時の空気流量に規制するアイドル時
空気流量実現装置を設け、エンジン発生トルクが零とな
る状態を判定条件の1つとして設定して設け、この判定
条件が成立し、かつ他のアイドル運転条件が成立する場
合には、エンジンをアイドル運転状態にすべくアイドル
時空気流量実現装置をONするとともに前記発進クラッ
チを解放状態にすべく制御し、前記アイドル時空気流量
実現装置のONによるアイドル運転中にエンジン回転速
度を推測し、この推測したエンジン回転速度と、エコラ
ン脱出用回転速度トリガとを比較した結果、エンジン発
生トルクが零の状態から外れるような前記判定条件が不
成立の場合には、アイドル運転を停止すべくアイドル時
空気流量実現装置をOFFする制御手段を設けたことを
特徴とする。
は、制御手段によって、エンジン発生トルクが零となる
状態を判定条件の1つとして設定して設け、この判定条
件が成立し、かつ他のアイドル運転条件が成立する場合
には、エンジンをアイドル運転状態にすべくアイドル時
空気流量実現装置をONするとともに発進クラッチを解
放状態にすべく制御し、アイドル時空気流量実現装置の
ONによるアイドル運転中にエンジン回転速度を推測
し、この推測したエンジン回転速度と、エコラン脱出用
回転速度トリガとを比較した結果、エンジン発生トルク
が零の状態から外れるような判定条件が不成立の場合に
は、アイドル運転を停止すべくアイドル時空気流量実現
装置をOFFすることにより、エンジン発生トルクが零
となる状態でエコラン運転を実施することができ、この
結果、走行抵抗の変化の影響を受けることのないエコラ
ン運転を実施することができ、エコラン運転の実施範囲
を拡張することができるとともに高性能の車速センサを
要せずに廉価なセンサの使用によりエコラン運転を実施
することができ、また、エコラン運転中にエンジン発生
トルクが零でなくなるとエコラン運転を中止することが
できる。
明する。図1〜図8は、この発明の実施例を示すもので
ある。図6において、2は車両に搭載されたエンジン、
4はクランク軸、6はエアクリーナ、8は吸気管、10
は吸気通路、12はスロットル弁である。スロットル弁
12は、図7に示す如く、アクセルペダル14の操作に
連動して開閉動作され、吸気通路10を開閉する。
御可能な発進クラッチ16が連結されている。発進クラ
ッチ16は、トルク容量を調整可能であり、クランク軸
4に連結される駆動側クラッチ板18と、この駆動側ク
ラッチ板18に接離される被動側クラッチ板20と、を
有している。発進クラッチ16は、エンジン2の駆動力
を断続すべく発進クラッチ動作装置22により駆動側ク
ラッチ板18及び被動側クラッチ板20を接離動作され
る。
して変速機である例えば連続可変変速機(CVT)24
が連結されている。連続可変変速機24は、駆動プーリ
26と、被動プーリ28と、これら駆動プーリ26及び
被動プーリ28に巻掛けられたベルト30と、を有して
いる。
クラッチ16の被動側クラッチ板20に連結された駆動
軸30に固設された駆動側固定プーリ部片32と、前記
駆動軸30に軸方向移動可能且つ回転不可能に設けられ
た駆動側可動プーリ部片34と、からなる。前記被動プ
ーリ28は、前記駆動軸30に平行に配設された被動軸
36に固設された被動側固定プーリ部片38と、前記被
動軸36に軸方向移動可能且つ回転不可能に設けられた
被動側可動プーリ部片40と、からなる。前記被動軸3
6は、図示しない終減速機構、差動機構等を介して車輪
に連結される。
2により駆動プーリ26の駆動側可動プーリ部片34及
び被動プーリ28の被動側可動プーリ部片40を駆動側
固定プーリ部片32及び被動側固定プーリ部片38に対
して相対的に接離動作させ、駆動プーリ26及び被動プ
ーリ28の各溝幅を相対的に増減させてベルトの回転半
径を増減させ、変速比を変化される。
れる空気流量をアイドル運転時の空気流量に規制するア
イドル時空気流量実現装置44を設けている。アイドル
時空気流量実現装置44は、図7に示す如く、スロット
ル弁12上流側の吸気通路10に全閉弁46を設け、こ
の全閉弁46を開閉動作させる全閉弁用ソレノイド48
を設け、この全閉弁46の上流側及びスロットル弁12
の下流側の吸気通路10を連通するアイドル運転用吸気
通路50を設けている。アイドル運転用吸気通路50
は、全閉弁44の閉動作によって吸気管8を全閉とされ
た際に、エンジン2がアイドル運転状態となるように所
定の空気量をエンジン2に供給する。
に示す如く、エンジン2の通常の運転時(非アイドル運
転時)に、全閉弁用ソレノイド48をOFFして全閉弁
46を開動作させ、吸気管8を全開状態として吸気流量
をスロットル弁12のスロットル開度によって調整させ
る一方、後述の制御装置52によるエンジン2のアイド
ル運転時に、全閉弁用ソレノイド48をONして全閉弁
46を閉動作させ、吸気管8を全閉状態として吸気流量
をアイドル運転用吸気通路50により流通されるアイド
ル運転時の空気流量に規制する。
整装置42とアイドル時空気流量実現装置44の全閉弁
用ソレノイド48とは、エンジン2の制御装置52の制
御手段54に接続されている。
ロットル開度を検出するスロットルセンサ56と、エン
ジン回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ5
8と、連続可変変速機24の駆動軸30に入力される変
速部入力回転速度Niを検出する変速部入力回転速度セ
ンサ60と、連続可変変速機24の被動軸36の回転速
度を車速Nvとして検出する車速センサ62と、が接続
され、その他に、図示しないシフトレバーの位置を検出
するセレクト位置検出センサやブレーキ装置の操作状態
を検出するブレーキ操作スイッチ、エンジン2の冷却水
の温度を検出する水温センサ、等が接続されている。
ら入力する各種信号によって、発進クラッチ動作装置2
2により発進クラッチ16を接続・解放状態に制御し、
変速比調整装置42により連続可変変速機24の変速比
を制御し、アイドル時空気流量実現装置44によりエン
ジン2に供給される空気流量をアイドル運転時の空気流
量に規制すべく全閉弁用ソレノイド48を制御する。
態のエンジン2をアイドル運転状態にするアイドル運転
の判定条件の1つとしてエンジン要求負荷量たるスロッ
トル開度に応じてエンジン発生トルクが零となる状態を
設定して設けている。制御手段54は、このスロットル
開度に応じてエンジン発生トルクが零となる状態の判定
条件が成立し、かつ他のアイドル運転条件が成立する場
合には、アイドル時空気流量実現装置44をONしてエ
ンジン2に供給される空気流量をアイドル運転時の空気
流量に規制するとともに発進クラッチ16を解放状態に
すべく制御し、アイドル時空気流量実現装置44のON
によるアイドル運転中にエンジン回転速度を推測し、こ
の推測したエンジン回転速度と、エコラン脱出用回転速
度トリガとを比較した結果、エンジン発生トルクが零の
状態から外れるような判定条件が不成立の場合には、ア
イドル運転を停止すべくアイドル時空気流量実現装置4
4をOFFする。
弁12のスロットル開度や吸気通路の吸気負圧より求め
ることができる。この実施例においては、スロットルセ
ンサ56の検出するスロットル開度をエンジン要求負荷
量として説明する。
る。
4によって、図1に示す如く、プログラムが開始される
と(ステップ100)、非アイドル運転状態のエンジン
2をアイドル運転状態にするアイドル運転条件が成立か
不成立かを判断する(ステップ102)。
2)は、図2に示す如く、判断が開始されると(ステッ
プ102−2)、エンジン要求負荷量たるスロットル開
度に応じてエンジン発生トルクが零となる状態を設定し
て設けたスロットル開度−回転速度トリガのマップを読
み込み(ステップ102−4)、アイドル運転中か否か
を判断する(ステップ102−6)。
て、エンジン2が非アイドル運転状態でNOの場合は、
変速部入力回転速度Niとスロットル開度−回転速度ト
リガのマップのエコラン入場用回転速度トリガNiTR
θ1とを比較する(ステップ102−8)。
変速部入力回転速度Niがエコラン入場用回転速度トリ
ガNiTRθ1以上(Ni≧NiTRθ1)の場合は、
変速部入力回転速度Niとスロットル開度−回転速度ト
リガのマップのエコラン入場用回転速度トリガNiTR
θ2とを比較する(ステップ102−10)。
て、変速部入力回転速度Niがエコラン入場用回転速度
トリガNiTRθ2以上(Ni≧NiTRθ2)の場合
は、アイドル運転条件不成立とし(ステップ102−1
2)、終了する(ステップ102−14)。
変速部入力回転速度Niがエコラン入場用回転速度トリ
ガNiTRθ1未満(Ni<NiTRθ1)の場合は、
アイドル運転条件不成立とし(ステップ102−1
2)、終了する(ステップ102−14)。
おいて、変速部入力回転速度Niがエコラン入場用回転
速度トリガNiTRθ2未満(Ni<NiTRθ2)の
場合は、エンジン発生トルクが略零となる領域にスロッ
トル開度があるで、アイドル運転条件成立とし(ステッ
プ102−16)、終了する(ステップ102−1
4)。
おいて、エンジン2がアイドル運転状態でYESの場合
は、変速部入力回転速度Niとスロットル開度−回転速
度トリガのマップのエコラン脱出用回転速度トリガNi
TRθ3とを比較する(ステップ102−18)。
て、変速部入力回転速度Niがエコラン脱出用回転速度
トリガNiTRθ3以上(Ni≧NiTRθ3)の場合
は、変速部入力回転速度Niとスロットル開度−回転速
度トリガのマップのエコラン脱出用回転速度トリガNi
TRθ4とを比較する(ステップ102−20)。
て、変速部入力回転速度Niがエコラン脱出用回転速度
トリガNiTRθ4未満(Ni<NiTRθ4)の場合
は、エンジン発生トルクが略零となる領域にスロットル
開度があるで、アイドル運転条件成立とし(ステップ1
02−16)、終了する(ステップ102−14)。
て、変速部入力回転速度Niがエコラン脱出用回転速度
トリガNiTRθ3未満(Ni<NiTRθ3)の場合
は、アイドル運転条件不成立とし(ステップ102−1
2)、終了する(ステップ102−14)。
おいて、変速部入力回転速度Niがエコラン脱出用回転
速度トリガNiTRθ4以上(Ni≧NiTRθ4)の
場合は、アイドル運転条件不成立とし(ステップ102
−12)、終了する(ステップ102−14)。
(ステップ102−14)、図1に示すフローチャート
に戻る。
02)において、アイドル運転条件が成立する場合は、
成立後の経過時間トリガt1 を経過したか否かを判断す
る(ステップ104)。
立後の経過時間トリガt1 を経過せずにNOの場合は、
アイドル時空気流量実現装置44の全閉弁用ソレノイド
48をONして全閉弁46を閉動作させ、吸気管8を全
閉状態として吸気流量をアイドル運転用吸気通路50に
より流通されるアイドル運転時の空気流量に規制し(ス
テップ106)、通常の連続可変変速機24の制御を行
い(ステップ108)、終了する(ステップ110)。
立後の経過時間トリガt1 を経過してYESの場合は、
アイドル時空気流量実現装置44の全閉弁用ソレノイド
48をONして全閉弁46を閉動作させ、吸気管8を全
閉状態として吸気流量をアイドル運転用吸気通路50に
より流通されるアイドル運転時の空気流量に規制し(ス
テップ112)、エコラン運転用の連続可変変速機24
の制御を行い(ステップ114)、終了する(ステップ
110)。
の制御(ステップ114)においては、発進クラッチ動
作装置22により発進クラッチ16を解放状態に制御
し、変速比調整装置42により連続可変変速機24を前
記発進クラッチ16の解放状態に適した状態に変速制御
する。
ップ102)において、アイドル運転条件が不成立の場
合は、不成立後の経過時間トリガt2 を経過したか否か
を判断する(ステップ116)。
成立後の経過時間トリガt2 を経過せずにNOの場合
は、アイドル時空気流量実現装置44の全閉弁用ソレノ
イド48をONして全閉弁46を閉動作させ、吸気管8
を全閉状態として吸気流量をアイドル運転用吸気通路5
0により流通されるアイドル運転時の空気流量に規制し
(ステップ118)、通常の連続可変変速機24の制御
を行い(ステップ120)、終了する(ステップ11
0)。
成立後の経過時間トリガt2 を経過してYESの場合
は、アイドル時空気流量実現装置44の全閉弁用ソレノ
イド48をOFFして全閉弁46を開動作させ、吸気管
8を全開状態として吸気流量をスロットル弁12のスロ
ットル開度によって調整させ(ステップ122)、通常
の連続可変変速機24の制御を行い(ステップ12
4)、終了する(ステップ110)。
は、制御手段54によって、非アイドル運転状態のエン
ジン2をアイドル運転状態にするアイドル運転の判定条
件の1つとしてエンジン要求負荷量たるスロットル開度
に応じてエンジン発生トルクが零となる状態を設定して
設け、このスロットル開度に応じてエンジン発生トルク
が零となる状態の判定条件が成立し、かつ他のアイドル
運転条件が成立する場合には、アイドル時空気流量実現
装置44をONしてエンジン2に供給される空気流量を
アイドル運転時の空気流量に規制するとともに発進クラ
ッチ16を解放状態にすべく制御し、アイドル時空気流
量実現装置44のONによるアイドル運転中にエンジン
回転速度を推測し、この推測したエンジン回転速度と、
エコラン脱出用回転速度トリガとを比較した結果、エン
ジン発生トルクが零の状態から外れるような判定条件が
不成立の場合には、アイドル運転を停止すべくアイドル
時空気流量実現装置44をOFFする。
生トルクが零となる状態でエコラン運転を実施すること
ができ、この結果、走行抵抗の変化の影響を受けること
のないエコラン運転を実施することができ、エコラン運
転の実施範囲を拡張することができるとともに高性能の
車速センサを要せずに廉価なセンサの使用によりエコラ
ン運転を実施することができるようになる。
スロットル開度θに対してエンジン発生トルクが零(0
kgm)になる点aがある。一方、発進クラッチ16
は、解放状態にした場合に、クラッチ出力側である連続
可変変速機24の駆動軸30のトルクも零(0kgm)
になる。
く、エンジン発生トルクが零(0kgm)の場合は、発
進クラッチ16が接続状態・解放状態のいずれであって
も、クラッチ出力側である連続可変変速機24の駆動軸
30のトルクも零(0kgm)になる。
ン発生トルクが零(0kgm)となることを判定してエ
コラン運転を実施するようにすれば、走行抵抗の変化と
無関係なエコラン運転を実現することができることに着
目し、前記のように制御するものである。
クが零(0kgm)となることの判定のために、図4に
示すエンジン発生トルク特性を基に各スロットル開度
(θc、θ1 、θ2 、θ3 、θw )毎にエンジン発生ト
ルクが零(0kgm)になるエンジン回転速度Ne特性
を求め、このエンジン回転速度Ne特性を参考にして図
5に示す如く各エコラン用回転速度トリガNiTRθ1
〜NiTRθ4を設定する。
は、エコラン入場用回転速度トリガNiTRθ1・Ni
TRθ2と、エコラン脱出用回転速度トリガNiTRθ
3・NiTRθ4と、を設定する。エコラン入場用回転
速度トリガNiTRθ1・NiTRθ2とエコラン脱出
用回転速度トリガNiTRθ3・NiTRθ4とは、エ
コラン運転の入場・脱出の際のハンチングを防止するた
めに、ヒステリシスを設けている。
速部入力回転速度Niが各エコラン用回転速度トリガN
iTRθに対して、NiTRθ1≦Ni<NiTRθ
2、NiTRθ3≦Ni<NiTRθ4)となると、エ
コラン運転を実施する。
入力回転速度Niによって判定するのは、エコラン運転
時に発進クラッチ16が解放状態に制御されてエンジン
回転速度Neがアイドル値となる結果、Ne<NiTR
θ3が成立してエコラン運転から脱出してしまうからで
あり、また、発進クラッチ16の接続時にNe=niで
あることから、発進クラッチ16を解放状態から接続状
態にすると、エンジン回転速度Neが変化して変速部入
力回転速度Niに一致するため、変速部入力回転速度N
iを用いれば発進クラッチ16の開放時でも発進クラッ
チ16を接続状態にした場合のエンジン回転速度Neを
推測できるからである。
は、制御手段54によって、スロットル開度に応じてエ
ンジン発生トルクが零となる状態の判定条件が成立し、
かつ他のアイドル運転条件が成立する場合には、アイド
ル時空気流量実現装置44をONしてエンジン2に供給
される空気流量をアイドル運転時の空気流量に規制する
とともに発進クラッチ16を解放状態にすべく制御する
ことにより、エンジン発生トルクが零となる状態でエコ
ラン運転を実施することができ、この結果、走行抵抗の
変化の影響を受けることのないエコラン運転を実施する
ことができ、エコラン運転の実施範囲を拡張することが
できるとともに高性能の車速センサを要せずに廉価なセ
ンサの使用によりエコラン運転を実施することができる
ようになり、また、エコラン運転中にエンジン回転速度
が零でなくなるとエコラン運転を中止することができる
ようになる。
は、エンジン発生トルクが零となる状態でエコラン運転
を実施することにより走行抵抗の影響を受けないエコラ
ン運転を実現し得て、エンジン発生トルクが零となる状
態で発進クラッチ16を解放することによるドライバビ
リティの悪化を回避し得て、エコラン運転の実施範囲の
拡張によりエコラン運転の時間を増加させ得て、燃料消
費量低減効果を高め得て、高性能の車速センサを要せず
に廉価なセンサの使用により実施し得ることにより低コ
ストに実施し得る。また、このエンジン2の制御装置5
2は、現行装置へのハードウェアの追加を要せずにプロ
グラムの変更のみで対応し得て、電子的に接続・解放状
態に制御し得る発進クラッチを備えたあらゆる変速機に
適用し得るものである。
発進クラッチ16を接続・解放状態に制御するために、
トルク容量の調整が可能なクラッチであれば良く、電磁
クラッチ、電子制御式油圧クラッチ、電子制御式機械ク
ラッチ、電子制御シリンダブロック空圧クラッチ等の、
電子制御クラッチとすることができる。また、制御装置
52は、連続可変変速機24のみならず、通常の手動式
歯車変速機やトルクコンバータ式自動変速機、歯車式自
動変速機等にも適用可能である。さらに、上述の実施例
においては、発進クラッチ16が変速部の前段ある場合
について述べたが、発進クラッチ16が変速部の後段に
ある場合にも、発進クラッチ16の解放時には車速(N
v:クラッチ出力回転速度に相当)と変速比(Rc)と
により、次式で求めた変速部入力回転速度(Ni)を用
いるだけで、上述の実施例を、そのまま使用することが
できる。 Ni=Nv*Rc*Rg(但し、Rg:ギヤ比)
ンの制御装置は、エンジン発生トルクが零となる状態で
エコラン運転を実施することができ、この結果、走行抵
抗の変化の影響を受けることのないエコラン運転を実施
することができ、エコラン運転の実施範囲を拡張するこ
とができるとともに高性能の車速センサを要せずに廉価
なセンサの使用によりエコラン運転を実施することがで
き、また、エコラン運転中にエンジン発生トルクが零で
なくなるとエコラン運転を中止することができる。
ンジン発生トルクが零となる状態でエコラン運転を実施
することにより走行抵抗の影響を受けないエコラン運転
を実現し得て、エンジン発生トルクが零となる状態で発
進クラッチを解放することによるドライバビリティの悪
化を回避し得て、エコラン運転の実施範囲の拡張により
エコラン運転の時間を増加させ得て、燃料消費量低減効
果を高め得て、高性能の車速センサを要せずに廉価なセ
ンサの使用により実施し得ることにより低コストに実施
し得る。また、このエンジンの制御装置は、現行装置へ
のハードウェアの追加を要せずにプログラムの変更のみ
で対応し得て、電子的に接続・解放状態に制御し得る発
進クラッチを備えたあらゆる変速機に適用し得るもので
ある。
制御のフローチャートである。
る。
トである。
す図である。
である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンに接続・解放
状態に制御可能な発進クラッチを介して変速機を連結し
て設け、前記エンジンに供給される空気流量をアイドル
運転時の空気流量に規制するアイドル時空気流量実現装
置を設け、エンジン発生トルクが零となる状態を判定条
件の1つとして設定して設け、この判定条件が成立し、
かつ他のアイドル運転条件が成立する場合には、エンジ
ンをアイドル運転状態にすべくアイドル時空気流量実現
装置をONするとともに前記発進クラッチを解放状態に
すべく制御し、前記アイドル時空気流量実現装置のON
によるアイドル運転中にエンジン回転速度を推測し、こ
の推測したエンジン回転速度と、エコラン脱出用回転速
度トリガとを比較した結果、エンジン発生トルクが零の
状態から外れるような前記判定条件が不成立の場合に
は、アイドル運転を停止すべくアイドル時空気流量実現
装置をOFFする制御手段を設けたことを特徴とするエ
ンジンの制御装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記エンジン発生トル
クが零となる状態をエンジン要求負荷量に応じて判断す
る制御手段である請求項1に記載のエンジンの制御装
置。
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