JP3239748B2 - エンジン制御装置 - Google Patents
エンジン制御装置Info
- Publication number
- JP3239748B2 JP3239748B2 JP10421696A JP10421696A JP3239748B2 JP 3239748 B2 JP3239748 B2 JP 3239748B2 JP 10421696 A JP10421696 A JP 10421696A JP 10421696 A JP10421696 A JP 10421696A JP 3239748 B2 JP3239748 B2 JP 3239748B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- fuel
- torque
- intake pipe
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエンジン制御装置
に係り、特に、充分なエコラン条件の成立機会と充分な
エコラン運転による省燃費効果とを実現し得て、省燃費
特性と良好なドライバビリティとを両立し得るエンジン
制御装置に関する。
に係り、特に、充分なエコラン条件の成立機会と充分な
エコラン運転による省燃費効果とを実現し得て、省燃費
特性と良好なドライバビリティとを両立し得るエンジン
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンには、燃料消
費量を低減させるためにエンジン制御装置を設けたもの
がある。このような省燃費を実現するエンジン制御装置
としては、以下に示すように様々な方法のものがある。
費量を低減させるためにエンジン制御装置を設けたもの
がある。このような省燃費を実現するエンジン制御装置
としては、以下に示すように様々な方法のものがある。
【0003】例えば、第1のエンジン制御装置として
は、車両の走行状態や運転者による運転操作状態等によ
り設定されるエコラン条件の成立時に、エンジンへの燃
料の供給を停止し、クラッチを解放し、エンジンを停止
するものがある。停止したエンジンを通常運転に戻すに
場合には、エンジンを再始動する。
は、車両の走行状態や運転者による運転操作状態等によ
り設定されるエコラン条件の成立時に、エンジンへの燃
料の供給を停止し、クラッチを解放し、エンジンを停止
するものがある。停止したエンジンを通常運転に戻すに
場合には、エンジンを再始動する。
【0004】また、第2のエンジン制御装置としては、
車両の走行状態や運転者による運転操作状態等により設
定されるエコラン条件の成立時に、エンジンの吸気管を
全閉し、クラッチを解放し、エンジンをアイドル運転に
するものがある。
車両の走行状態や運転者による運転操作状態等により設
定されるエコラン条件の成立時に、エンジンの吸気管を
全閉し、クラッチを解放し、エンジンをアイドル運転に
するものがある。
【0005】さらに、第3のエンジン制御装置として
は、車両の走行状態や運転者による運転操作状態等によ
り設定されるエコラン条件の成立時に、エンジンの一部
の気筒への吸排気と燃料の供給を停止するものがある
(特開平7−84849号)。
は、車両の走行状態や運転者による運転操作状態等によ
り設定されるエコラン条件の成立時に、エンジンの一部
の気筒への吸排気と燃料の供給を停止するものがある
(特開平7−84849号)。
【0006】さらにまた、第4のエンジン制御装置とし
ては、車両のエンジンブレーキ走行時に、クラッチのト
ルク容量を調整し、エンジンへの燃料の供給を停止し、
あるいはエンジンの吸気管を全閉にするものがある。
ては、車両のエンジンブレーキ走行時に、クラッチのト
ルク容量を調整し、エンジンへの燃料の供給を停止し、
あるいはエンジンの吸気管を全閉にするものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記第1の
エンジン制御装置は、エンジンを再始動する装置を必要
とする問題があため、システムの複雑化を招き、再始動
の頻度が高いことから部品の耐久性向上や信頼性向上に
よるコストの上昇を招く不都合がある。また、この第1
のエンジン制御装置は、クラッチの解放に伴い車両の応
答性が悪化し、ドライバビリティが劣化する不都合があ
る。
エンジン制御装置は、エンジンを再始動する装置を必要
とする問題があため、システムの複雑化を招き、再始動
の頻度が高いことから部品の耐久性向上や信頼性向上に
よるコストの上昇を招く不都合がある。また、この第1
のエンジン制御装置は、クラッチの解放に伴い車両の応
答性が悪化し、ドライバビリティが劣化する不都合があ
る。
【0008】また、前記第2のエンジン制御装置は、エ
コラン運転中にエンジンをアイドル運転にするだけであ
るため、省燃費効果が劣る不都合がある。しかも、この
第2のエンジン制御装置は、クラッチの解放に伴い車両
の応答性が悪化し、ドライバビリティが劣化する不都合
がある。
コラン運転中にエンジンをアイドル運転にするだけであ
るため、省燃費効果が劣る不都合がある。しかも、この
第2のエンジン制御装置は、クラッチの解放に伴い車両
の応答性が悪化し、ドライバビリティが劣化する不都合
がある。
【0009】さらに、前記第3のエンジン制御装置は、
吸排気を停止するために、大幅なエンジンの改造を必要
とする。このため、この第3のエンジン制御装置は、エ
ンジンの改造によりコストの上昇を招く不都合がある。
吸排気を停止するために、大幅なエンジンの改造を必要
とする。このため、この第3のエンジン制御装置は、エ
ンジンの改造によりコストの上昇を招く不都合がある。
【0010】さらにまた、前記第4のエンジン制御装置
は、エコラン運転中のドライバビリティの劣化は少ない
が、エコラン条件の成立機会が少なく、また、エコラン
運転中の省燃費効果が低いため、充分なエコラン効果を
得難い不都合がある。
は、エコラン運転中のドライバビリティの劣化は少ない
が、エコラン条件の成立機会が少なく、また、エコラン
運転中の省燃費効果が低いため、充分なエコラン効果を
得難い不都合がある。
【0011】このように、従来のエンジン制御装置は、
コストの上昇やドライバビリティの劣化を招く不都合が
あった。エコラン制御を実施するための従来のエンジン
制御装置は、一般に、省燃費特性と良好なドライバビリ
ティとが二律背反の関係にあり、省燃費効果を高めるよ
うにエコラン運転を多く行うほど、ドライバビリティが
劣化する。
コストの上昇やドライバビリティの劣化を招く不都合が
あった。エコラン制御を実施するための従来のエンジン
制御装置は、一般に、省燃費特性と良好なドライバビリ
ティとが二律背反の関係にあり、省燃費効果を高めるよ
うにエコラン運転を多く行うほど、ドライバビリティが
劣化する。
【0012】従来のエンジンブレーキ制御は、他のエコ
ラン制御に比べてドライバビリティの劣化がきわめて少
ないが、エコラン条件の成立機会が少なかったり、エコ
ラン運転による省燃費効果が少なかったりして、充分に
エコラン効果を得られない不都合があり、安価で省燃費
効果が高く、且つ良好なドライバビリティを備えたエン
ジン制御装置の実現が望まれていた。
ラン制御に比べてドライバビリティの劣化がきわめて少
ないが、エコラン条件の成立機会が少なかったり、エコ
ラン運転による省燃費効果が少なかったりして、充分に
エコラン効果を得られない不都合があり、安価で省燃費
効果が高く、且つ良好なドライバビリティを備えたエン
ジン制御装置の実現が望まれていた。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンの吸気管を全閉する吸気管全閉手段を設け、前記エン
ジンの各気筒毎に供給される燃料を選択的に停止する燃
料停止手段を設け、前記エンジンから前記車両の駆動輪
までの伝達経路に電子的にトルク容量を調整可能なクラ
ッチを設け、このクラッチのトルク容量を調整するトル
ク容量調整手段を設け、前記車両のアクセル操作量とエ
ンジン回転速度によりエンジントルクを推定してエンジ
ンブレーキ条件を判定し、このエンジンブレーキ条件の
成立時に前記吸気管全閉手段により吸気管を全閉すると
ともに前記燃料停止手段により一部気筒または全気筒へ
の燃料の供給を停止し且つ前記推定されたエンジントル
クを得るように前記トルク容量調整手段を調整制御する
制御手段を設けたことを特徴とする。
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンの吸気管を全閉する吸気管全閉手段を設け、前記エン
ジンの各気筒毎に供給される燃料を選択的に停止する燃
料停止手段を設け、前記エンジンから前記車両の駆動輪
までの伝達経路に電子的にトルク容量を調整可能なクラ
ッチを設け、このクラッチのトルク容量を調整するトル
ク容量調整手段を設け、前記車両のアクセル操作量とエ
ンジン回転速度によりエンジントルクを推定してエンジ
ンブレーキ条件を判定し、このエンジンブレーキ条件の
成立時に前記吸気管全閉手段により吸気管を全閉すると
ともに前記燃料停止手段により一部気筒または全気筒へ
の燃料の供給を停止し且つ前記推定されたエンジントル
クを得るように前記トルク容量調整手段を調整制御する
制御手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明のエンジン制御装置は、
制御手段によって、車両のアクセル操作量とエンジン回
転速度によりエンジントルクを推定してエンジンブレー
キ条件を判定し、このエンジンブレーキ条件の成立時
に、吸気管全閉手段により吸気管を全閉するとともに、
燃料停止手段により一部気筒または全気筒への燃料の供
給を停止し、且つ前記推定されたエンジントルクを得る
ようにトルク容量調整手段を調整制御する。
制御手段によって、車両のアクセル操作量とエンジン回
転速度によりエンジントルクを推定してエンジンブレー
キ条件を判定し、このエンジンブレーキ条件の成立時
に、吸気管全閉手段により吸気管を全閉するとともに、
燃料停止手段により一部気筒または全気筒への燃料の供
給を停止し、且つ前記推定されたエンジントルクを得る
ようにトルク容量調整手段を調整制御する。
【0015】これにより、エンジン制御装置は、吸気管
の全閉と燃料の供給の停止によるエコラン運転中に通常
走行時と同じエンジン発生トルクを少ない燃料消費で実
現することができ、燃料消費を抑えながらクラッチの接
続によりエンジンブレーキ効果を得ることができる。
の全閉と燃料の供給の停止によるエコラン運転中に通常
走行時と同じエンジン発生トルクを少ない燃料消費で実
現することができ、燃料消費を抑えながらクラッチの接
続によりエンジンブレーキ効果を得ることができる。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図15は、この発明の実施例を示すもの
である。図11において、2は車両、4は車両2に搭載
されたエンジンである。このエンジン4は、複数の気
筒、例えば、第1〜第3気筒6〜10を有している。
明する。図1〜図15は、この発明の実施例を示すもの
である。図11において、2は車両、4は車両2に搭載
されたエンジンである。このエンジン4は、複数の気
筒、例えば、第1〜第3気筒6〜10を有している。
【0017】エンジン4は、図12に示す如く、エアク
リーナ12と吸気管14と吸気マニホルド16とにより
形成される吸気通路18を設け、吸気管14の吸気通路
18にスロットル弁20を設け、スロットル弁20を迂
回して吸気通路18を連絡するアイドル用バイパス通路
22を設けている。
リーナ12と吸気管14と吸気マニホルド16とにより
形成される吸気通路18を設け、吸気管14の吸気通路
18にスロットル弁20を設け、スロットル弁20を迂
回して吸気通路18を連絡するアイドル用バイパス通路
22を設けている。
【0018】前記吸気通路18は、吸気マニホルド16
により前記第1〜第3気筒6〜10に連通している。吸
気マニホルド16には、第1〜第3気筒6〜10に指向
させて、夫々第1〜第3燃料噴射弁24〜28を設けて
いる。
により前記第1〜第3気筒6〜10に連通している。吸
気マニホルド16には、第1〜第3気筒6〜10に指向
させて、夫々第1〜第3燃料噴射弁24〜28を設けて
いる。
【0019】前記エンジン4は、図11に示す如く、ク
ランク軸30にトルク容量を調整可能なクラッチ32を
連結している。クラッチ32は、電子的にトルク容量を
調整可能なクラッチからなり、クランク軸30に連結さ
れる駆動側クラッチ板34と、クラッチ軸36により後
述の前後進切換機構42に連結される被動側クラッチ板
38と、クラッチソレノイド40と、を有している。
ランク軸30にトルク容量を調整可能なクラッチ32を
連結している。クラッチ32は、電子的にトルク容量を
調整可能なクラッチからなり、クランク軸30に連結さ
れる駆動側クラッチ板34と、クラッチ軸36により後
述の前後進切換機構42に連結される被動側クラッチ板
38と、クラッチソレノイド40と、を有している。
【0020】前記クラッチ32は、クラッチ軸36によ
り前後進切換機構42に連結している。前後進切換機構
42は、前進用歯車列44と後進用歯車列46と切換部
48とからなる。切換部48は、変速機50の後述する
セレクタレバー114により切換動作され、前進用歯車
列44と後進用歯車列46とを選択的に噛合させる。
り前後進切換機構42に連結している。前後進切換機構
42は、前進用歯車列44と後進用歯車列46と切換部
48とからなる。切換部48は、変速機50の後述する
セレクタレバー114により切換動作され、前進用歯車
列44と後進用歯車列46とを選択的に噛合させる。
【0021】前後進切換機構42は、変速機(無段変速
機:CVT)50に連結している。変速機50は、駆動
プーリ52と被動プーリ54とベルト56とを有してい
る。
機:CVT)50に連結している。変速機50は、駆動
プーリ52と被動プーリ54とベルト56とを有してい
る。
【0022】前記駆動プーリ52は、一端側を前後進切
換機構42の切換部48に連結された駆動軸58と、こ
の駆動軸58に固定して設けられた駆動側固定プーリ部
片60と、前記駆動軸58に軸方向移動可能且つ回転不
可能に設けられた駆動側可動プーリ部片62と、を有し
ている。駆動側可動プーリ部片62の背面側には、駆動
側ハウジング64により駆動側油圧室66を形成してい
る。
換機構42の切換部48に連結された駆動軸58と、こ
の駆動軸58に固定して設けられた駆動側固定プーリ部
片60と、前記駆動軸58に軸方向移動可能且つ回転不
可能に設けられた駆動側可動プーリ部片62と、を有し
ている。駆動側可動プーリ部片62の背面側には、駆動
側ハウジング64により駆動側油圧室66を形成してい
る。
【0023】前記被動プーリ54は、前記駆動軸58に
平行に配設された被動軸68と、この被動軸68に固定
して設けられた被動側固定プーリ部片70と、前記被動
軸68に軸方向移動可能且つ回転不可能に設けられた被
動側可動プーリ部片72と、を有している。被動側可動
プーリ部片72の背面側には、被動側ハウジング74に
より被動側油圧室76を形成し、被動側可動プーリ部片
72をベルト56側に押圧する被動側ばね78を内蔵し
ている。
平行に配設された被動軸68と、この被動軸68に固定
して設けられた被動側固定プーリ部片70と、前記被動
軸68に軸方向移動可能且つ回転不可能に設けられた被
動側可動プーリ部片72と、を有している。被動側可動
プーリ部片72の背面側には、被動側ハウジング74に
より被動側油圧室76を形成し、被動側可動プーリ部片
72をベルト56側に押圧する被動側ばね78を内蔵し
ている。
【0024】前記駆動側油圧室66及び被動側油圧室7
6には、油圧制御回路80により夫々プライマリ圧及び
ライン圧の油圧を供給される。プライマリ圧及びライン
圧の油圧は、駆動プーリ52及び被動プーリ54の溝幅
を相対的に増減させてベルト56の回転半径を増減さ
せ、変速比を無段階に変化させる。
6には、油圧制御回路80により夫々プライマリ圧及び
ライン圧の油圧を供給される。プライマリ圧及びライン
圧の油圧は、駆動プーリ52及び被動プーリ54の溝幅
を相対的に増減させてベルト56の回転半径を増減さ
せ、変速比を無段階に変化させる。
【0025】変速機50の被動軸68は、終減速機構8
2を介して差動機構84に連結している。差動機構84
は、車軸86により駆動輪88に連絡されている。
2を介して差動機構84に連結している。差動機構84
は、車軸86により駆動輪88に連絡されている。
【0026】これにより、前記エンジン4には、エンジ
ン4から駆動輪88までの駆動力の伝達経路の途中であ
るエンジン4及び変速機50間に、電子的にトルク容量
を調整可能な前記クラッチ32を設けている。
ン4から駆動輪88までの駆動力の伝達経路の途中であ
るエンジン4及び変速機50間に、電子的にトルク容量
を調整可能な前記クラッチ32を設けている。
【0027】前記エンジン4には、エンジン制御装置9
0を設けている。エンジン制御装置90は、図12に示
す如く、吸気管全閉手段92を設け、燃料停止手段94
を設け、前記クラッチ32を設け、トルク容量調整手段
96を設け、制御手段98を設けている。
0を設けている。エンジン制御装置90は、図12に示
す如く、吸気管全閉手段92を設け、燃料停止手段94
を設け、前記クラッチ32を設け、トルク容量調整手段
96を設け、制御手段98を設けている。
【0028】前記吸気管全閉手段92は、スロットル弁
20を開閉動作させるモータ等からなるスロットルアク
チュエータ100を有し、スロットル弁20により吸気
管14を全閉する。前記燃料停止手段94は、エンジン
4の第1〜第3気筒6〜10毎に供給される燃料を選択
的に停止する。前記クラッチ32は、前記の如く、電子
的にトルク容量を調整可能であり、エンジン4から駆動
輪88までの伝達経路に設けられている。前記トルク容
量調整手段96は、このクラッチ32のトルク容量を調
整する。前記制御手段98は、吸気管全閉手段92と燃
料停止手段94とトルク容量調整手段96とを作動制御
する。
20を開閉動作させるモータ等からなるスロットルアク
チュエータ100を有し、スロットル弁20により吸気
管14を全閉する。前記燃料停止手段94は、エンジン
4の第1〜第3気筒6〜10毎に供給される燃料を選択
的に停止する。前記クラッチ32は、前記の如く、電子
的にトルク容量を調整可能であり、エンジン4から駆動
輪88までの伝達経路に設けられている。前記トルク容
量調整手段96は、このクラッチ32のトルク容量を調
整する。前記制御手段98は、吸気管全閉手段92と燃
料停止手段94とトルク容量調整手段96とを作動制御
する。
【0029】エンジン制御装置90の制御手段98に
は、前記第1〜第3燃料噴射弁24〜28とクラッチ3
2のクラッチソレノイド40と変速機50の油圧制御回
路80とスロットルアクチュエータ100とを接続して
いる。
は、前記第1〜第3燃料噴射弁24〜28とクラッチ3
2のクラッチソレノイド40と変速機50の油圧制御回
路80とスロットルアクチュエータ100とを接続して
いる。
【0030】前記制御手段98は、スロットル開度制御
部102とエンジン制御部104と変速機制御部106
とエンジンブレーキ制御部108とを有している。
部102とエンジン制御部104と変速機制御部106
とエンジンブレーキ制御部108とを有している。
【0031】スロットル開度制御部102には、スロッ
トルアクチュエータ100を接続している。スロットル
開度制御部102は、スロットルアクチュエータ100
を作動制御してスロットル弁20を全閉動作させ、吸気
管14を全閉する。これにより、スロットル開度制御部
102は、前記吸気管全閉手段92を構成する。
トルアクチュエータ100を接続している。スロットル
開度制御部102は、スロットルアクチュエータ100
を作動制御してスロットル弁20を全閉動作させ、吸気
管14を全閉する。これにより、スロットル開度制御部
102は、前記吸気管全閉手段92を構成する。
【0032】エンジン制御部104には、前記第1〜第
3燃料噴射弁24〜28を接続している。エンジン制御
部104は、第1〜第3気筒6〜10毎に燃料を噴射供
給するよう第1〜第3燃料噴射弁24〜28を作動制御
するとともに、第1〜第3気筒6〜10毎に供給される
燃料を選択的に停止するよう第1〜第3燃料噴射弁24
〜28を作動制御する。これにより、エンジン制御部1
04は、エンジン4の第1〜第3気筒6〜10毎に燃料
を供給する燃料供給手段110を構成するとともに、エ
ンジン4の第1〜第3気筒6〜10毎に供給される燃料
を選択的に停止する前記燃料停止手段94を構成する。
3燃料噴射弁24〜28を接続している。エンジン制御
部104は、第1〜第3気筒6〜10毎に燃料を噴射供
給するよう第1〜第3燃料噴射弁24〜28を作動制御
するとともに、第1〜第3気筒6〜10毎に供給される
燃料を選択的に停止するよう第1〜第3燃料噴射弁24
〜28を作動制御する。これにより、エンジン制御部1
04は、エンジン4の第1〜第3気筒6〜10毎に燃料
を供給する燃料供給手段110を構成するとともに、エ
ンジン4の第1〜第3気筒6〜10毎に供給される燃料
を選択的に停止する前記燃料停止手段94を構成する。
【0033】変速機制御部106には、クラッチ32の
クラッチソレノイド40と変速機50の油圧制御回路8
0とを接続している。変速機制御部106は、クラッチ
32のトルク容量を調整するようクラッチソレノイド4
0を作動制御するとともに、変速機50の変速比を調整
するよう油圧制御回路80を作動制御する。これによ
り、変速機制御部106は、クラッチ32のトルク容量
を調整する前記トルク容量調整手段96を構成するとと
もに、変速比を調整する変速比調整手段112を構成す
る。
クラッチソレノイド40と変速機50の油圧制御回路8
0とを接続している。変速機制御部106は、クラッチ
32のトルク容量を調整するようクラッチソレノイド4
0を作動制御するとともに、変速機50の変速比を調整
するよう油圧制御回路80を作動制御する。これによ
り、変速機制御部106は、クラッチ32のトルク容量
を調整する前記トルク容量調整手段96を構成するとと
もに、変速比を調整する変速比調整手段112を構成す
る。
【0034】エンジンブレーキ制御部108には、スロ
ットル開度制御部102とエンジン制御部104と変速
機制御部106とを接続している。
ットル開度制御部102とエンジン制御部104と変速
機制御部106とを接続している。
【0035】前記エンジンブレーキ制御部108には、
変速機50のセレクタレバー114のセレクト位置を検
出するシフトスイッチ116と、アクセルペダル118
の踏み込み量に応じたアクセル操作量ACを検出するア
クセルセンサ120と、クランク軸30の回転をエンジ
ン回転速度NEとして検出するエンジン回転速度センサ
122と、変速機50の駆動軸58の回転である変速部
入力回転速度NIを検出する変速部入力回転速度センサ
124と、車速に相当する変速機50の被動軸68の回
転である変速部出力回転速度NVを検出する変速部入力
回転速度センサ126と、スロットル弁20の開度状態
をスロットル開度θとして検出するスロットルセンサ1
28と、運転手がアクセルペダル118を操作した状態
を検出してオンになるDDTスイッチ130と、空調装
置(図示せず)の作動状態を検出するエアコンスイッチ
132と、を接続している。
変速機50のセレクタレバー114のセレクト位置を検
出するシフトスイッチ116と、アクセルペダル118
の踏み込み量に応じたアクセル操作量ACを検出するア
クセルセンサ120と、クランク軸30の回転をエンジ
ン回転速度NEとして検出するエンジン回転速度センサ
122と、変速機50の駆動軸58の回転である変速部
入力回転速度NIを検出する変速部入力回転速度センサ
124と、車速に相当する変速機50の被動軸68の回
転である変速部出力回転速度NVを検出する変速部入力
回転速度センサ126と、スロットル弁20の開度状態
をスロットル開度θとして検出するスロットルセンサ1
28と、運転手がアクセルペダル118を操作した状態
を検出してオンになるDDTスイッチ130と、空調装
置(図示せず)の作動状態を検出するエアコンスイッチ
132と、を接続している。
【0036】制御手段98は、各種センサ・スイッチ類
116・120〜132からエンジンブレーキ制御部1
08に各種信号を入力し、車両2のアクセル操作量とエ
ンジン回転速度によりエンジントルクを推定してエンジ
ンブレーキ条件を判定し、このエンジンブレーキ条件の
成立時に、吸気管全閉手段92により吸気管14を全閉
するとともに、燃料停止手段94により一部気筒または
全気筒への燃料の供給を停止し、且つ前記推定されたエ
ンジントルクを得るようにトルク容量調整手段96を調
整制御し、スロットル開度制御部102とエンジン制御
部104と変速機制御部106とエンジンブレーキ制御
部108とにより制御するものである。
116・120〜132からエンジンブレーキ制御部1
08に各種信号を入力し、車両2のアクセル操作量とエ
ンジン回転速度によりエンジントルクを推定してエンジ
ンブレーキ条件を判定し、このエンジンブレーキ条件の
成立時に、吸気管全閉手段92により吸気管14を全閉
するとともに、燃料停止手段94により一部気筒または
全気筒への燃料の供給を停止し、且つ前記推定されたエ
ンジントルクを得るようにトルク容量調整手段96を調
整制御し、スロットル開度制御部102とエンジン制御
部104と変速機制御部106とエンジンブレーキ制御
部108とにより制御するものである。
【0037】即ち、エンジンブレーキ制御は、通常走行
時と同じ、エンジン発生トルクτを少ない燃料消費量で
再現するものであるから、クラッチを解放するエコラン
制御に比べて車両の応答性が悪化しにくく、ドライバビ
リティの劣化がきわめて少ない。
時と同じ、エンジン発生トルクτを少ない燃料消費量で
再現するものであるから、クラッチを解放するエコラン
制御に比べて車両の応答性が悪化しにくく、ドライバビ
リティの劣化がきわめて少ない。
【0038】図9に示す如く、通常走行時のA状態と同
じ、エンジン4の発生するエンジントルクτがB状態、
C状態、D状態で再現可能である。吸気管14の全閉に
より単位時間当りの吸入空気量が少ないB状態、C状
態、D状態の方が、燃料消費量が少ない。
じ、エンジン4の発生するエンジントルクτがB状態、
C状態、D状態で再現可能である。吸気管14の全閉に
より単位時間当りの吸入空気量が少ないB状態、C状
態、D状態の方が、燃料消費量が少ない。
【0039】燃料消費量は、エンジンの吸入空気量に比
例する。吸入空気量は、スロットル開度θが小さいほど
少なくなり、エンジン回転速度NEが低いほど少なくな
る。また、エンジン4は、燃料供給の有無に関係なく空
気を吸入するが、燃料供給を停止した気筒に吸入される
空気は燃焼に用いられない。
例する。吸入空気量は、スロットル開度θが小さいほど
少なくなり、エンジン回転速度NEが低いほど少なくな
る。また、エンジン4は、燃料供給の有無に関係なく空
気を吸入するが、燃料供給を停止した気筒に吸入される
空気は燃焼に用いられない。
【0040】そのため、燃料供給を停止した気筒分だ
け、吸入空気量が減少すると考える必要がある。ただ
し、燃焼による発生トルク量が少なくなり、エンジント
ルクτは低下する。
け、吸入空気量が減少すると考える必要がある。ただ
し、燃焼による発生トルク量が少なくなり、エンジント
ルクτは低下する。
【0041】そこで、吸気管14を全閉にしてクラッチ
32を解放側に制御することにより、エンジン回転速度
NEをNEA→NEB、NEC、NEDとする。また、
すべての気筒への燃料の供給を停止した場合にも、通常
走行時に、エンジン4がもっと大きな吸収トルク状態で
あれば、再現可能である。
32を解放側に制御することにより、エンジン回転速度
NEをNEA→NEB、NEC、NEDとする。また、
すべての気筒への燃料の供給を停止した場合にも、通常
走行時に、エンジン4がもっと大きな吸収トルク状態で
あれば、再現可能である。
【0042】つまり、エンジンブレーキ制御が実施可能
なエコラン条件成立領域は、エンジン4が吸収トルク状
態で運転中であり、且つエコラン運転でエンジン4の発
生するエンジントルクτを再現できる、領域である。
なエコラン条件成立領域は、エンジン4が吸収トルク状
態で運転中であり、且つエコラン運転でエンジン4の発
生するエンジントルクτを再現できる、領域である。
【0043】図10は、エンジンブレーキ制御の比較を
示すものである。エコラン運転時の省燃費効果は、エコ
ラン運転時の燃料供給が少ないほど良くなるものであ
る。図10において、省燃費効果は、#4→#3→#2
→#1の順に大きな効果が得られる。しかし、エコラン
運転は、#4→#3→#2→#1の順に行われにくいも
のである。
示すものである。エコラン運転時の省燃費効果は、エコ
ラン運転時の燃料供給が少ないほど良くなるものであ
る。図10において、省燃費効果は、#4→#3→#2
→#1の順に大きな効果が得られる。しかし、エコラン
運転は、#4→#3→#2→#1の順に行われにくいも
のである。
【0044】この結果、#1の場合は、エコラン運転時
の省燃費効果が大きいが、エコラン運転の時間が少ない
ため、全体としての省燃費効果が小さい。一方、#4の
場合は、エコラン運転の時間が多いが、エコラン運転時
の省燃費効果が小さいため、全体としての省燃費効果が
小さい。
の省燃費効果が大きいが、エコラン運転の時間が少ない
ため、全体としての省燃費効果が小さい。一方、#4の
場合は、エコラン運転の時間が多いが、エコラン運転時
の省燃費効果が小さいため、全体としての省燃費効果が
小さい。
【0045】これに対して、#2、#3の場合は、エコ
ラン運転時の省燃費効果とエコラン運転の時間とが共に
中程度であるが、全体としての省燃費効果が大きい。こ
の発明は、#2、#3の状態を実現するものである。
ラン運転時の省燃費効果とエコラン運転の時間とが共に
中程度であるが、全体としての省燃費効果が大きい。こ
の発明は、#2、#3の状態を実現するものである。
【0046】この実施例のエンジン制御装置90は、図
10の#2、#3の状態を実現するために、前記のよう
に、エンジン4の吸気管14を全閉する吸気管全閉手段
92を設け、エンジン4の各第1〜第3気筒6〜10毎
に供給される燃料を選択的に停止する燃料停止手段94
を設け、エンジン4から駆動輪88までの伝達経路に電
子的にトルク容量を調整可能なクラッチ32を設け、こ
のクラッチ32のトルク容量を調整するトルク容量調整
手段96を設けている。
10の#2、#3の状態を実現するために、前記のよう
に、エンジン4の吸気管14を全閉する吸気管全閉手段
92を設け、エンジン4の各第1〜第3気筒6〜10毎
に供給される燃料を選択的に停止する燃料停止手段94
を設け、エンジン4から駆動輪88までの伝達経路に電
子的にトルク容量を調整可能なクラッチ32を設け、こ
のクラッチ32のトルク容量を調整するトルク容量調整
手段96を設けている。
【0047】吸気管14の全閉は、エンジン4に既設の
スロットル弁20により行う。一部気筒または全気筒へ
の燃料の供給の停止には、各第1〜第3気筒6〜10毎
に第1〜第3燃料噴射弁24〜28を設けたいわゆるマ
ルチインジェクション方式の燃料装置が最適である。電
子的にトルク容量を調整可能なクラッチ32は、電磁パ
ウダクラッチや電磁油圧クラッチ等がある。また、この
ような電子的にトルク容量を調整可能なクラッチ32を
備えた変速機50、例えば、無段変速機等に適用するこ
とができる。
スロットル弁20により行う。一部気筒または全気筒へ
の燃料の供給の停止には、各第1〜第3気筒6〜10毎
に第1〜第3燃料噴射弁24〜28を設けたいわゆるマ
ルチインジェクション方式の燃料装置が最適である。電
子的にトルク容量を調整可能なクラッチ32は、電磁パ
ウダクラッチや電磁油圧クラッチ等がある。また、この
ような電子的にトルク容量を調整可能なクラッチ32を
備えた変速機50、例えば、無段変速機等に適用するこ
とができる。
【0048】前記吸気管全閉手段92は、制御手段98
のスロットル開度制御部102によりスロットル弁20
を閉鎖動作させて吸気管14を全閉する。前記燃料停止
手段94は、制御手段98の燃料の供給を制御するエン
ジン制御部104により第1〜第3気筒6〜10毎に供
給される燃料を選択的に停止する。前記トルク容量調整
手段96は、制御手段98のクラッチ32を作動制御す
る変速機制御部106によりトルク容量を調整する。
のスロットル開度制御部102によりスロットル弁20
を閉鎖動作させて吸気管14を全閉する。前記燃料停止
手段94は、制御手段98の燃料の供給を制御するエン
ジン制御部104により第1〜第3気筒6〜10毎に供
給される燃料を選択的に停止する。前記トルク容量調整
手段96は、制御手段98のクラッチ32を作動制御す
る変速機制御部106によりトルク容量を調整する。
【0049】スロットル開度制御部102とエンジン制
御部104と変速機制御部106とともに制御手段98
を構成するエンジンブレーキ制御部108には、各種セ
ンサ・スイッチ類116・120〜132から各種信号
が入力する。
御部104と変速機制御部106とともに制御手段98
を構成するエンジンブレーキ制御部108には、各種セ
ンサ・スイッチ類116・120〜132から各種信号
が入力する。
【0050】エンジンブレーキ制御部108は、車両2
のアクセル操作量とエンジン回転速度によりエンジント
ルクを推定してエンジンブレーキ条件を判定し、このエ
ンジンブレーキ条件の成立時に、吸気管全閉手段92に
より吸気管14を全閉するとともに、燃料停止手段94
により一部気筒または全気筒への燃料の供給を停止し、
且つ前記推定されたエンジントルクを得るようにトルク
容量調整手段96を調整制御する。
のアクセル操作量とエンジン回転速度によりエンジント
ルクを推定してエンジンブレーキ条件を判定し、このエ
ンジンブレーキ条件の成立時に、吸気管全閉手段92に
より吸気管14を全閉するとともに、燃料停止手段94
により一部気筒または全気筒への燃料の供給を停止し、
且つ前記推定されたエンジントルクを得るようにトルク
容量調整手段96を調整制御する。
【0051】なお、図10の#2、#3の状態の単独に
よっても充分な省燃費効果を得ることができるが、#
1、#4の状態と組合せることで、さらなる省燃費効果
を得ることができる。この実施例のエンジン制御装置9
0は、図10の#1〜#4の状態を組合せて実施するも
のである。
よっても充分な省燃費効果を得ることができるが、#
1、#4の状態と組合せることで、さらなる省燃費効果
を得ることができる。この実施例のエンジン制御装置9
0は、図10の#1〜#4の状態を組合せて実施するも
のである。
【0052】次にエンジン制御装置90の作用を説明す
る。
る。
【0053】制御手段98は、図1において、制御プロ
グラムが開始されると(ステップ202)、エンジンブ
レーキ条件が成立するか否かを判断する(ステップ20
4)。
グラムが開始されると(ステップ202)、エンジンブ
レーキ条件が成立するか否かを判断する(ステップ20
4)。
【0054】この判断(ステップ204)におけるエン
ジンブレーキ条件が成立するか否かは、図3に示すフロ
ーチャートに基づいて行われる。
ジンブレーキ条件が成立するか否かは、図3に示すフロ
ーチャートに基づいて行われる。
【0055】図3において、このエンジンブレーキ条件
の判断プログラムが開始されると(ステップ302)、
変速部入力回転速度NIが変速部入力回転速度用トリガ
NITR以上であるか未満であるかを判断する(ステッ
プ304)。
の判断プログラムが開始されると(ステップ302)、
変速部入力回転速度NIが変速部入力回転速度用トリガ
NITR以上であるか未満であるかを判断する(ステッ
プ304)。
【0056】この判断(ステップ304)がYES(N
I≧NITR)の場合は、制御モードがドライブモード
DRVであるか否かを判断する(ステップ306)。
I≧NITR)の場合は、制御モードがドライブモード
DRVであるか否かを判断する(ステップ306)。
【0057】この判断(ステップ306)がYES(ド
ライブモードDRV)の場合は、エンジントルクτを推
定する(ステップ308)。エンジントルクτの推定
は、図5に示す如く、アクセル操作量ACをパラメータ
としてクラッチ出力回転速度である変速部入力回転速度
NIにより行われる。
ライブモードDRV)の場合は、エンジントルクτを推
定する(ステップ308)。エンジントルクτの推定
は、図5に示す如く、アクセル操作量ACをパラメータ
としてクラッチ出力回転速度である変速部入力回転速度
NIにより行われる。
【0058】エンジントルクτの推定に、エンジン回転
速度NEの代りにクラッチ出力回転速度である変速部入
力回転速度NIを用いるのは、エンジンブレーキ制御中
のエンジン回転速度NEが通常走行時と異なり、エンジ
ンブレーキ制御に応じた値となるためである。
速度NEの代りにクラッチ出力回転速度である変速部入
力回転速度NIを用いるのは、エンジンブレーキ制御中
のエンジン回転速度NEが通常走行時と異なり、エンジ
ンブレーキ制御に応じた値となるためである。
【0059】得られたエンジントルクτよりエンジン4
は吸収トルク状態であるか否かを判断する(ステップ3
10)。
は吸収トルク状態であるか否かを判断する(ステップ3
10)。
【0060】この判断(ステップ310)がYES(吸
収トルク状態)の場合は、エンジンブレーキ条件成立と
し(ステップ312)、終了する(ステップ314)。
収トルク状態)の場合は、エンジンブレーキ条件成立と
し(ステップ312)、終了する(ステップ314)。
【0061】一方、前記判断(ステップ304)がNO
(NI<NITR)の場合、前記判断(ステップ30
6)がNO(非ドライブモードDRV)の場合、前記判
断(ステップ310)がNO(非吸収トルク状態)の場
合は、エンジンブレーキ条件成立中か否かを判断する
(ステップ316)。
(NI<NITR)の場合、前記判断(ステップ30
6)がNO(非ドライブモードDRV)の場合、前記判
断(ステップ310)がNO(非吸収トルク状態)の場
合は、エンジンブレーキ条件成立中か否かを判断する
(ステップ316)。
【0062】この判断(ステップ316)がYES(エ
ンジンブレーキ条件成立中)の場合は、ドライブモード
DRV以外の制御モードに設定し(ステップ318)、
エンジンブレーキ条件不成立とし(ステップ320)、
終了する(ステップ314)。
ンジンブレーキ条件成立中)の場合は、ドライブモード
DRV以外の制御モードに設定し(ステップ318)、
エンジンブレーキ条件不成立とし(ステップ320)、
終了する(ステップ314)。
【0063】前記判断(ステップ316)がNO(エン
ジンブレーキ条件不成立中)の場合は、エンジンブレー
キ条件不成立とし(ステップ320)、終了する(ステ
ップ314)。
ジンブレーキ条件不成立中)の場合は、エンジンブレー
キ条件不成立とし(ステップ320)、終了する(ステ
ップ314)。
【0064】図3に示すフローチャートが終了すると、
図1に示すフローチャートに戻る。
図1に示すフローチャートに戻る。
【0065】前記判断(ステップ204)において、エ
ンジンブレーキ条件が成立してYESの場合は、吸気管
全閉手段92により吸気管14を全閉し(ステップ20
6)、図5に示す如くエンジントルクτを推定し(ステ
ップ208)、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gを判断する(ステップ210)。
ンジンブレーキ条件が成立してYESの場合は、吸気管
全閉手段92により吸気管14を全閉し(ステップ20
6)、図5に示す如くエンジントルクτを推定し(ステ
ップ208)、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gを判断する(ステップ210)。
【0066】燃料供給停止フラグ用レジスタFSSRG
の判断(ステップ210)は、図4に示すフローチャー
トに基づいて行われる。
の判断(ステップ210)は、図4に示すフローチャー
トに基づいて行われる。
【0067】図4において、燃料供給停止フラグ用レジ
スタFSSRGの判断プログラムが開始されると(ステ
ップ402)、エンジントルクτがエンジントルク用第
1トリガτETR1未満であるか以上であるかを判断す
る(ステップ404)。
スタFSSRGの判断プログラムが開始されると(ステ
ップ402)、エンジントルクτがエンジントルク用第
1トリガτETR1未満であるか以上であるかを判断す
る(ステップ404)。
【0068】この判断(ステップ404)がτ≧τET
R1の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第0フラグFSFLG0を入れ(ステ
ップ406)、終了する(ステップ418)。
R1の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第0フラグFSFLG0を入れ(ステ
ップ406)、終了する(ステップ418)。
【0069】前記判断(ステップ404)がτ<τET
R1の場合は、エンジントルクτがエンジントルク用第
2トリガτETR2未満であるか以上であるかを判断す
る(ステップ408)。
R1の場合は、エンジントルクτがエンジントルク用第
2トリガτETR2未満であるか以上であるかを判断す
る(ステップ408)。
【0070】この判断(ステップ408)がτ≧τET
R2の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第1フラグFSFLG1を入れ(ステ
ップ410)、終了する(ステップ418)。
R2の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第1フラグFSFLG1を入れ(ステ
ップ410)、終了する(ステップ418)。
【0071】前記判断(ステップ408)がτ<τET
R2の場合は、エンジントルクτがエンジントルク用第
3トリガτETR3未満であるか以上であるかを判断す
る(ステップ412)。
R2の場合は、エンジントルクτがエンジントルク用第
3トリガτETR3未満であるか以上であるかを判断す
る(ステップ412)。
【0072】この判断(ステップ412)がτ≧τET
R3の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第2フラグFSFLG2を入れ(ステ
ップ414)、終了する(ステップ418)。
R3の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第2フラグFSFLG2を入れ(ステ
ップ414)、終了する(ステップ418)。
【0073】前記判断(ステップ412)がτ<τET
R3の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第3フラグFSFLG3を入れ(ステ
ップ416)、終了する(ステップ418)。
R3の場合は、燃料供給停止フラグ用レジスタFSSR
Gに燃料供給停止第3フラグFSFLG3を入れ(ステ
ップ416)、終了する(ステップ418)。
【0074】図4に示すフローチャートが終了すると、
図1に示すフローチャートに戻る。
図1に示すフローチャートに戻る。
【0075】前記判断(ステップ210)において、燃
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第0フラグFSFLG0の場合は、すべての気筒(第1
〜第3気筒6〜10)へ通常の燃料を供給するよう制御
し(ステップ212)、図6に示す如く、燃料供給停止
第0フラグFSFLG0をパラメータとしてエンジント
ルクτの絶対値ABSより目標エンジン回転速度NES
Pを設定し(ステップ214)、図7・図8に示す如
く、クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉制御を
し(ステップ216)、終了する(ステップ218)。
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第0フラグFSFLG0の場合は、すべての気筒(第1
〜第3気筒6〜10)へ通常の燃料を供給するよう制御
し(ステップ212)、図6に示す如く、燃料供給停止
第0フラグFSFLG0をパラメータとしてエンジント
ルクτの絶対値ABSより目標エンジン回転速度NES
Pを設定し(ステップ214)、図7・図8に示す如
く、クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉制御を
し(ステップ216)、終了する(ステップ218)。
【0076】前記判断(ステップ210)において、燃
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第1フラグFSFLG1の場合は、1つの気筒(例え
ば、第1気筒6)への燃料の供給を停止するよう制御し
(ステップ220)、図6に示す如く、燃料供給停止第
1フラグFSFLG1をパラメータとしてエンジントル
クτの絶対値ABSより目標エンジン回転速度NESP
を設定し(ステップ222)、図7・図8に示す如く、
クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉制御し(ス
テップ216)、終了する(ステップ218)。
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第1フラグFSFLG1の場合は、1つの気筒(例え
ば、第1気筒6)への燃料の供給を停止するよう制御し
(ステップ220)、図6に示す如く、燃料供給停止第
1フラグFSFLG1をパラメータとしてエンジントル
クτの絶対値ABSより目標エンジン回転速度NESP
を設定し(ステップ222)、図7・図8に示す如く、
クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉制御し(ス
テップ216)、終了する(ステップ218)。
【0077】前記判断(ステップ210)において、燃
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第2フラグFSFLG2の場合は、2つの気筒(例え
ば、第1・第2気筒6・8)への燃料の供給を停止する
よう制御し(ステップ224)、図6に示す如く、燃料
供給停止第2フラグFSFLG2をパラメータとしてエ
ンジントルクτの絶対値ABSより目標エンジン回転速
度NESPを設定し(ステップ226)、図7・図8に
示す如く、クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉
制御し(ステップ216)、終了する(ステップ21
8)。
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第2フラグFSFLG2の場合は、2つの気筒(例え
ば、第1・第2気筒6・8)への燃料の供給を停止する
よう制御し(ステップ224)、図6に示す如く、燃料
供給停止第2フラグFSFLG2をパラメータとしてエ
ンジントルクτの絶対値ABSより目標エンジン回転速
度NESPを設定し(ステップ226)、図7・図8に
示す如く、クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉
制御し(ステップ216)、終了する(ステップ21
8)。
【0078】前記判断(ステップ210)において、燃
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第3フラグFSFLG3の場合は、すべての気筒(第1
〜第3気筒6〜10)への燃料の供給を停止するよう制
御し(ステップ228)、図6に示す如く、燃料供給停
止第3フラグFSFLG3をパラメータとしてエンジン
トルクτの絶対値ABSより目標エンジン回転速度NE
SPを設定し(ステップ230)、図7・図8に示す如
く、クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉制御し
(ステップ216)、終了する(ステップ218)。
料供給停止フラグ用レジスタFSSRGが燃料供給停止
第3フラグFSFLG3の場合は、すべての気筒(第1
〜第3気筒6〜10)への燃料の供給を停止するよう制
御し(ステップ228)、図6に示す如く、燃料供給停
止第3フラグFSFLG3をパラメータとしてエンジン
トルクτの絶対値ABSより目標エンジン回転速度NE
SPを設定し(ステップ230)、図7・図8に示す如
く、クラッチ32のトルク容量を調整するよう閉制御し
(ステップ216)、終了する(ステップ218)。
【0079】また、前記判断(ステップ204)におい
て、エンジンブレーキ条件が成立せずにNOの場合は、
図13に示す如くスロットル開度θがアクセル操作量A
Cに応じた目標スロットル開度θSP=ACになるよう通
常の空気流量の調整をし(ステップ232)、燃料供給
停止フラグ用レジスタFSSRGを0とし(ステップ2
34)、すべての気筒(第1〜第3気筒6〜10)へ通
常の燃料供給制御を行い(ステップ236)、クラッチ
32を通常に制御し(ステップ238)、終了する(ス
テップ218)。
て、エンジンブレーキ条件が成立せずにNOの場合は、
図13に示す如くスロットル開度θがアクセル操作量A
Cに応じた目標スロットル開度θSP=ACになるよう通
常の空気流量の調整をし(ステップ232)、燃料供給
停止フラグ用レジスタFSSRGを0とし(ステップ2
34)、すべての気筒(第1〜第3気筒6〜10)へ通
常の燃料供給制御を行い(ステップ236)、クラッチ
32を通常に制御し(ステップ238)、終了する(ス
テップ218)。
【0080】前記クラッチ32のトルク容量の調整は、
図7・図8に示す如く行われる。図7において、アクセ
ル操作量AC(スロットル開度θ)と変速部入力回転速
度NIとからエンジントルクτを推定し(502)、絶
対値処理をしてエンジントルクの絶対値を得る(50
4)。
図7・図8に示す如く行われる。図7において、アクセ
ル操作量AC(スロットル開度θ)と変速部入力回転速
度NIとからエンジントルクτを推定し(502)、絶
対値処理をしてエンジントルクの絶対値を得る(50
4)。
【0081】この絶対値から図8に示す如くクラッチ操
作量を推定し(506)、フィルタ処理をする(50
8)。また、この絶対値から図6に示す如く目標エンジ
ン回転速度NESPを設定し(510)、目標エンジン
回転速度NESPをフィルタ処理してフィルタ処理後の
目標エンジン回転速度NESPFを得る(512)。
作量を推定し(506)、フィルタ処理をする(50
8)。また、この絶対値から図6に示す如く目標エンジ
ン回転速度NESPを設定し(510)、目標エンジン
回転速度NESPをフィルタ処理してフィルタ処理後の
目標エンジン回転速度NESPFを得る(512)。
【0082】フィルタ処理後の目標エンジン回転速度N
ESPFと実際のエンジン回転速度NEとの差を演算し
(514)、この演算で得られた値を比例積分制御する
(516)。なお、この比例積分制御の積分部において
は、上限値c及び下限値dによりリミッタ処理を行う。
ESPFと実際のエンジン回転速度NEとの差を演算し
(514)、この演算で得られた値を比例積分制御する
(516)。なお、この比例積分制御の積分部において
は、上限値c及び下限値dによりリミッタ処理を行う。
【0083】前記フィルタ処理(508)により得られ
た値と前記比例積分制御(516)により得られた値と
の和を演算し(518)、この演算で得られた値を上限
値a及び下限値bによりリミッタ処理を行う(52
0)。
た値と前記比例積分制御(516)により得られた値と
の和を演算し(518)、この演算で得られた値を上限
値a及び下限値bによりリミッタ処理を行う(52
0)。
【0084】このリミッタ処理(520)で得られた値
は、クラッチ操作量としてクラッチソレノイド40に出
力される。クラッチ32は、このクラッチ操作量に応じ
て作動制御されるクラッチソレノイド40によりトルク
容量を調整される。
は、クラッチ操作量としてクラッチソレノイド40に出
力される。クラッチ32は、このクラッチ操作量に応じ
て作動制御されるクラッチソレノイド40によりトルク
容量を調整される。
【0085】このように、エンジン制御装置90は、制
御手段98によって、図2に示す如く、車両2のアクセ
ル操作量とエンジン回転速度によりエンジントルクを推
定してエンジンブレーキ条件を判定し、このエンジンブ
レーキ条件の成立時に、吸気管全閉手段92により吸気
管14を全閉するとともに、燃料停止手段94により一
部気筒または全気筒への燃料の供給を停止し、且つ前記
推定されたエンジントルクを得るようにトルク容量調整
手段96を調整制御する。
御手段98によって、図2に示す如く、車両2のアクセ
ル操作量とエンジン回転速度によりエンジントルクを推
定してエンジンブレーキ条件を判定し、このエンジンブ
レーキ条件の成立時に、吸気管全閉手段92により吸気
管14を全閉するとともに、燃料停止手段94により一
部気筒または全気筒への燃料の供給を停止し、且つ前記
推定されたエンジントルクを得るようにトルク容量調整
手段96を調整制御する。
【0086】これにより、エンジン制御装置90は、吸
気管14の全閉と燃料の供給の停止によるエコラン運転
中に通常走行時と同じエンジン発生トルクを少ない燃料
消費で実現することができ、燃料消費を抑えながらクラ
ッチ32の接続によりエンジンブレーキ効果を得ること
ができる。
気管14の全閉と燃料の供給の停止によるエコラン運転
中に通常走行時と同じエンジン発生トルクを少ない燃料
消費で実現することができ、燃料消費を抑えながらクラ
ッチ32の接続によりエンジンブレーキ効果を得ること
ができる。
【0087】このため、このエンジン制御装置90は、
充分なエコラン条件の成立機会と充分なエコラン運転に
よる省燃費効果とを実現し得て、省燃費特性と良好なド
ライバビリティとを両立することができる。
充分なエコラン条件の成立機会と充分なエコラン運転に
よる省燃費効果とを実現し得て、省燃費特性と良好なド
ライバビリティとを両立することができる。
【0088】また、このエンジン制御装置90は、装置
の小変と制御手段98のプログラムの変更で実施するこ
とができ、電子式にトルク容量を調整可能なクラッチを
備えたあらゆる方式の変速機に採用することができ、実
用上有利である。
の小変と制御手段98のプログラムの変更で実施するこ
とができ、電子式にトルク容量を調整可能なクラッチを
備えたあらゆる方式の変速機に採用することができ、実
用上有利である。
【0089】なお、この実施例の吸気管全閉手段92
は、スロットル弁20をスロットルアクチュエータ10
0により全閉動作させたが、図14・図15に示す如く
構成することもできる。
は、スロットル弁20をスロットルアクチュエータ10
0により全閉動作させたが、図14・図15に示す如く
構成することもできる。
【0090】図14において、134は吸気管全閉手段
である。吸気管全閉手段134は、スロットル弁20と
直列に且つアイドル用バイパス通路22の入口よりも下
流側の吸気通路18に全閉弁136を設け、この全閉弁
136を作動する全閉弁ソレノイド138を設けてい
る。この全閉弁ソレノイド138は、制御手段98によ
って作動制御される。
である。吸気管全閉手段134は、スロットル弁20と
直列に且つアイドル用バイパス通路22の入口よりも下
流側の吸気通路18に全閉弁136を設け、この全閉弁
136を作動する全閉弁ソレノイド138を設けてい
る。この全閉弁ソレノイド138は、制御手段98によ
って作動制御される。
【0091】制御手段98は、図15に示す如く、エン
ジンブレーキ条件が成立する場合に、全閉用ソレノイド
138により全閉弁136を全閉動作して吸気管14を
全閉し、エンジンブレーキ条件が不成立する場合に、全
閉用ソレノイド138により全閉弁136を全開動作し
て吸気管14を全開する。このとき、空気流量は、アク
セル操作量ACに応じた空気流量に調整される。
ジンブレーキ条件が成立する場合に、全閉用ソレノイド
138により全閉弁136を全閉動作して吸気管14を
全閉し、エンジンブレーキ条件が不成立する場合に、全
閉用ソレノイド138により全閉弁136を全開動作し
て吸気管14を全開する。このとき、空気流量は、アク
セル操作量ACに応じた空気流量に調整される。
【0092】なお、スロットル弁20は、アクセルペダ
ル118に機械的に連結され、このアクセルペダル11
8の踏み込み操作によって直接的に開閉動作されるもの
である。したがって、吸気管全閉手段134は、スロッ
トル弁20がアクセルペダル118の踏み込み操作によ
るアクセル操作量ACで直接的に機械的に開閉動作され
る場合にも対処することができ、また、エンジンブレー
キ制御中にスロットル弁20のスロットル開度状態とは
無関係にエンジン4への空気流量を制御することができ
るものである。
ル118に機械的に連結され、このアクセルペダル11
8の踏み込み操作によって直接的に開閉動作されるもの
である。したがって、吸気管全閉手段134は、スロッ
トル弁20がアクセルペダル118の踏み込み操作によ
るアクセル操作量ACで直接的に機械的に開閉動作され
る場合にも対処することができ、また、エンジンブレー
キ制御中にスロットル弁20のスロットル開度状態とは
無関係にエンジン4への空気流量を制御することができ
るものである。
【0093】
【発明の効果】このように、この発明によれば、車両の
アクセル操作量とエンジン回転速度によりエンジントル
クを推定してエンジンブレーキ条件を判定し、このエン
ジンブレーキ条件の成立時に、吸気管全閉手段により吸
気管を全閉するとともに、燃料停止手段により一部気筒
または全気筒への燃料の供給を停止し、且つ前記推定さ
れたエンジントルクを得るようにトルク容量調整手段を
調整制御することにより、吸気管の全閉と燃料の供給の
停止によるエコラン運転中に通常走行時と同じエンジン
発生トルクを少ない燃料消費で実現することができ、燃
料消費を抑えながらクラッチの接続によりエンジンブレ
ーキ効果を得ることができる。
アクセル操作量とエンジン回転速度によりエンジントル
クを推定してエンジンブレーキ条件を判定し、このエン
ジンブレーキ条件の成立時に、吸気管全閉手段により吸
気管を全閉するとともに、燃料停止手段により一部気筒
または全気筒への燃料の供給を停止し、且つ前記推定さ
れたエンジントルクを得るようにトルク容量調整手段を
調整制御することにより、吸気管の全閉と燃料の供給の
停止によるエコラン運転中に通常走行時と同じエンジン
発生トルクを少ない燃料消費で実現することができ、燃
料消費を抑えながらクラッチの接続によりエンジンブレ
ーキ効果を得ることができる。
【0094】このため、このエンジン制御装置は、充分
なエコラン条件の成立機会と充分なエコラン運転による
省燃費効果とを実現し得て、省燃費特性と良好なドライ
バビリティとを両立し得る。また、このエンジン制御装
置は、エコラン制御用の装置の小変と制御手段のプログ
ラムの変更で実施することができ、電子式にトルク容量
を調整可能なクラッチを備えたあらゆる方式の変速機に
採用することができ、実用上有利である。
なエコラン条件の成立機会と充分なエコラン運転による
省燃費効果とを実現し得て、省燃費特性と良好なドライ
バビリティとを両立し得る。また、このエンジン制御装
置は、エコラン制御用の装置の小変と制御手段のプログ
ラムの変更で実施することができ、電子式にトルク容量
を調整可能なクラッチを備えたあらゆる方式の変速機に
採用することができ、実用上有利である。
【図1】エンジンブレーキ制御のフローチャートであ
る。
る。
【図2】エンジンブレーキ制御のタイムチャートであ
る。
る。
【図3】エンジンブレーキ条件の判定のフローチャート
である。
である。
【図4】燃料供給停止フラグの設定のフローチャートで
ある。
ある。
【図5】エンジントルクの推定を示す図である。
【図6】目標エンジン回転速度の設定を示す図である。
【図7】エンジンブレーキ制御時のクラッチ制御のブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】クラッチ操作量の推定を示す図である。
【図9】エンジンブレーキ制御を説明する図である。
【図10】エンジンブレーキ制御の比較を示す図であ
る。
る。
【図11】車両の概略構成図である。
【図12】エンジン制御装置の概略構成図である。
【図13】図12に示す吸気管全閉手段による空気流量
制御を説明する図である。
制御を説明する図である。
【図14】吸気管全閉手段の別の実施例を示す概略構成
図である。
図である。
【図15】図14に示す吸気管全閉手段による空気流量
制御を説明する図である。
制御を説明する図である。
2 車両 4 エンジン 6 第1気筒 8 第2気筒 10 第3気筒 14 吸気管 16 吸気マニホルド 18 吸気通路 20 スロットル弁 22 アイドル用バイパス通路 24 第1燃料噴射弁 26 第2燃料噴射弁 28 第3燃料噴射弁 32 クラッチ 40 クラッチソレノイド 50 変速機 80 油圧制御回路 88 駆動輪 90 エンジン制御装置 92 吸気管全閉手段 94 燃料停止手段 96 トルク容量調整手段 98 制御手段 100 スロットルアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 29/00 F02D 29/00 H 29/02 341 29/02 341 41/12 330 41/12 330J 330M F16D 48/02 F16D 25/14 640H (56)参考文献 特開 平8−67174(JP,A) 特開 平3−61726(JP,A) 特開 昭62−199540(JP,A) 特開 平5−172162(JP,A) 特開 昭61−211536(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 41/00 - 41/18 F02D 9/02 315 F02D 17/02 F02D 29/00 - 29/02 F02D 41/12 F16D 48/02
Claims (2)
- 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンの吸気管を全
閉する吸気管全閉手段を設け、前記エンジンの各気筒毎
に供給される燃料を選択的に停止する燃料停止手段を設
け、前記エンジンから前記車両の駆動輪までの伝達経路
に電子的にトルク容量を調整可能なクラッチを設け、こ
のクラッチのトルク容量を調整するトルク容量調整手段
を設け、前記車両のアクセル操作量とエンジン回転速度
によりエンジントルクを推定してエンジンブレーキ条件
を判定し、このエンジンブレーキ条件の成立時に前記吸
気管全閉手段により吸気管を全閉するとともに前記燃料
停止手段により一部気筒または全気筒への燃料の供給を
停止し且つ前記推定されたエンジントルクを得るように
前記トルク容量調整手段を調整制御する制御手段を設け
たことを特徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項2】 前記エンジン制御装置は、前記推定され
たエンジントルクに応じて目標エンジン回転速度を設定
し、実際のエンジン回転速度が前記目標エンジン回転速
度に一致するよう前記トルク容量調整手段を調整制御す
ることを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10421696A JP3239748B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10421696A JP3239748B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | エンジン制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09267665A JPH09267665A (ja) | 1997-10-14 |
JP3239748B2 true JP3239748B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=14374773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10421696A Expired - Fee Related JP3239748B2 (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | エンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3239748B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3906604B2 (ja) * | 1999-05-12 | 2007-04-18 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の駆動制御装置 |
JP2002242717A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Honda Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の制御装置 |
KR101325953B1 (ko) * | 2013-07-03 | 2013-11-07 | 김계식 | 자동차 연료 절감 장치 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP10421696A patent/JP3239748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09267665A (ja) | 1997-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3331772B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2843115B2 (ja) | エンジン出力制御を含めた流体継手の締結力制御装置 | |
JPH08189395A (ja) | エンジンの自動始動停止装置 | |
JP3239748B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JP3239747B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JP3454046B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JPH06257449A (ja) | 機械式過給機付エンジンの制御装置 | |
JP3454048B2 (ja) | 車両用エンジン制御装置 | |
JP3331771B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP3453885B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
JP2011027200A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP3239690B2 (ja) | 自動変速機の制御方法 | |
JP4019529B2 (ja) | 車両の運転制御装置 | |
JP3323819B2 (ja) | エアコン制御方法 | |
JPH10103108A (ja) | アイドル運転制御装置 | |
JPH0868459A (ja) | 流体継手用クラッチの制御装置 | |
JP3196486B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JPH08268121A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP3627797B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP3988381B2 (ja) | 内燃機関のトルク制御装置 | |
JPH07239024A (ja) | 流体継手用クラッチの制御装置 | |
JPH08268118A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP3353536B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2905638B2 (ja) | 過給機付エンジンの吸気装置 | |
JP2541827B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |