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JP3281234B2 - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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Publication number
JP3281234B2
JP3281234B2 JP28951695A JP28951695A JP3281234B2 JP 3281234 B2 JP3281234 B2 JP 3281234B2 JP 28951695 A JP28951695 A JP 28951695A JP 28951695 A JP28951695 A JP 28951695A JP 3281234 B2 JP3281234 B2 JP 3281234B2
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JP
Japan
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wiring
gate
transistor
basic cell
impurity diffusion
Prior art date
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JP28951695A
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昇 横田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D84/00Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers
    • H10D84/90Masterslice integrated circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置及びその製造方法に関するものであり、更に詳しく言
えば、CMOS型アレイの基本セルの構造及びその配置
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置(以下LSI
という)は、高集積化及び高性能化の要求に伴い、トラ
ンジスタの縮小化及び配線間隔の微細化が進んでいる。
例えば、4つのトランジスタで構成した基本セルを半導
体基板に配置したCMOS型アレイでは、LSIチップ
の縮小化を図ることができる。LSIチップの縮小化
は、コストの低減になり、LSIの低廉化につながる。
【0003】図5(A)は、従来例に係るLSIの基本
セルの構成図を示している。図5(A)において、1は
基本セルである。TP1は、第1のp型の電界効果トラン
ジスタである。トランジスタTP1は、平面でローマ字の
「T」形状を横に配置したゲート2Aと、ゲート2Aの
両側に設けられた不純物拡散層3A及び4Aと、不純物
拡散層3Aに並んで配置されたバックゲート5Aとを有
している。不純物拡散層3A及び4Aはソースやドレイ
ンになる。
【0004】TP2は第2のp型の電界効果トランジスタ
である。トランジスタTP2は、平面でトランジスタTP1
のゲート2Aを逆向きに配置したゲート6Aと、このゲ
ート6Aの片側に設けられた不純物拡散層7A及びトラ
ンジスタTP1と共有する不純物拡散層4Aと、不純物拡
散層7Aに並んで配置されたバックゲート8Aとを有し
ている。
【0005】TN1は、第1のn型の電界効果トランジス
タである。トランジスタTN1は、トランジスタTP1のゲ
ート2Aの「T」形状と突き合わせた「T」形状のゲー
ト2Bと、ゲート2Bの両側に設けられた不純物拡散層
3B及び4Bと、不純物拡散層3Bに並んで配置された
バックゲート5Bとを有している。TN2は第2のn型の
電界効果トランジスタである。トランジスタTN2は、平
面でトランジスタTN1のゲート2Bを逆向きに配置した
ゲート6Bと、このゲート6Bの片側に設けられた不純
物拡散層7B及びトランジスタTN1と共有する不純物拡
散層4Bと、不純物拡散層7Bに並んで配置されたバッ
クゲート8Bとを有している。
【0006】また、図5(A)において、基本セル1上
の+マークは配線グリッドであり、第1層目の配線と第
2層目の配線とが交差する部分である。配線グリット
は、基本セルの不純物拡散層3A,3B,4A,4B,
7A,7Bやバックゲート5A,5B,8A,8Bの真
ん中を横切るように配置されている。配線は、LSIの
設計段階でCAD(Computer-Aided Design )シス
テム等により基本セル1上に配置されている。例えば、
基本セルの第1層目の配線は10本であり、第2層目の
配線は5本である。第1層目の配線ピッチは、配線とコ
ンタクト部の接続及び多層配線間の接続を容易にするた
めに、第2層目の配線ピッチと同じにしている。
【0007】更に、図5(B)は、基本セルの不純物拡
散層に配置したコンタクト部を示している。図5(B)
において、不純物拡散層3A,3B,4A,4B,7
A,7Bのコンタクト部は、CAD上で配線グリッドを
ベースに配置している。コンタクト部は、第1層目の配
線と第2層目の配線とが交差する部分(グリッド交点)
に配置されている。この結果、コンタクト部の配置ピッ
チ(バルクピッチ)と、配線ピッチとが同じになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の基本セルによれば、次のような問題がある。 多層配線に余裕が出ない。例えば、図6(A)に示
すように、基本セル1を使用して二入力NAND回路9
を構成する場合、第1層目の配線は、ゲート2A,2B
及び6A,6B同士の接続、不純物拡散層(ドレイン)
4A,7B同士の接続、不純物拡散層(ソース)3A,
7Aとバックゲート5A,8Aの接続及び不純物拡散層
(ソース)3Bとバックゲート5B,8Bの接続に各々
使用する。そして、第2層目の配線は、ゲート3A,7
Aの入力と、ドレイン4Aの出力に計3本使用しなけれ
ばならない。第2層目の配線は、電源線を除き、余りが
でない。
【0009】このため、基本セル1の隣同士に位置する
基本セル間で第2層目の配線同士を接続(電源線を除
く)する要求があった場合に、基本セル1上の第2層目
の配線に余りがないので、基本セル1を迂回した配線を
新たに設けなくてはならない。 第1層目の配線と第2層目の配線を接続する場合、
2つの配線グリッドを使用しなければならない。図5
(A)において、四角印は、各コンタクト部と第1層目
の配線とを接続するコンタクトホールであり、丸印は、
第1層目の配線と第2層目の配線とを接続するコンタク
トホールを示している。例えば、ゲート3A及び4Aを
第2層目の配線に接続する場合、ゲート3A及び6Aに
コンタクト部を設け、このコンタクト部から不純物拡散
層3A,7A上に第1層目の配線をパターニングし、丸
印のコンタクトホールで、第2層目の配線に接続しなく
てはならない。
【0010】 基本セルを配線チャネルとして使用す
る場合、LSIチップ内のトランジスタ使用率が悪くな
る。トランジスタ使用率は、トランジスタ回路として使
用する基本セルの総個数αと、配線として使用する基本
セルの総個数βの和α+βに対するαの割合(百分率)
で表したものである。図6(B)は、トランジスタ使用
率を説明する図を示している。図6(B)において、10
Aは、出力トランジスタ回路として使用する基本セル群
であり、5個の基本セル1から成る。トランジスタ回路
10Aは、例えば、4×5本の信号を出力する。10Bは、
入力トランジスタ回路として使用する基本セル群であ
り、5個の基本セル1から成る。トランジスタ回路10B
は、4×5本の信号を入力する。
【0011】10Cは、配線チャネルとして使用する基本
セル群である。ここで1つの基本セルが、3本の第2層
目(電源配線を除く)の配線を信号線に使用できるもの
とすると、基本セル群10Aの20本の出力線を基本セル
群10Bの20本の入力線と接続するためには、7個の基
本セル(3×6+2本)を基本セル群10Aと10Bの間に
配置する必要がある。この場合のトランジスタ使用率
は、〔10/17〕×100≒51%となる。また、基
本セルの配線が少ないと、迂回配線を多く設けなくては
ならなくなり、LSIの高集積化の妨げとなる。
【0012】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、不純物拡散層のコンタクト部の配
置間隔と配線間隔とを同一とすることなく、不純物拡散
層上に多くの配線を配置してトランジスタ使用率を高め
ることが可能となる半導体集積回路装置及びその製造方
法の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の半導
体集積回路装置は、その一実施例を図1に示すように、
1対のp型の電界効果トランジスタ及び1対のn型の電
界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲ
ートの両側に位置した不純物拡散層にそれぞれ形成され
るコンタクト部と、前記電界効果トランジスタのゲート
方向に沿って配置され、該電界効果トランジスタの不純
物拡散層のコンタクト部の配置間隔よりも狭い配線間隔
で配置される配線とを備えた基本セルを有していること
を特徴とする。
【0014】本発明に係る第2の半導体集積回路装置
は、第1の装置において、平面で、ローマ字の「H」形
状を有したゲートと、前記ゲートの両側に設けられた不
純物拡散層と、前記不純物拡散層に隣接して配置したバ
ックゲートとを有する第1のp型の電界効果トランジス
タと、前記第1のp型の電界効果トランジスタの一方の
不純物拡散層を共有し、該不純物拡散層に対して前記ゲ
ート、他方の不純物拡散層及びバックゲートを対称的に
配置した第2のp型の電界効果トランジスタと、前記第
1のp型の電界効果トランジスタに対して前記ゲート、
不純物拡散層及びバックゲートを対称的に配置した第1
のn型の電界効果トランジスタと、前記第1のn型の電
界効果トランジスタの一方の不純物拡散層を共有し、前
記第1のn型の電界効果トランジスタに対して前記ゲー
ト、他方の不純物拡散層及びバックゲートを対称的に配
置した第2のn型の電界効果トランジスタとを備えた基
本セルを有していることを特徴とする。
【0015】本発明に係る第3の半導体集積回路装置
は、第1の装置において、前記p型の電界効果トランジ
スタのゲートのコンタクト部と、前記n型の電界効果ト
ランジスタのゲートのコンタクト部との間隔は、前記p
型及びn型の電界効果トランジスタのバックゲートのコ
ンタクト部の配置間隔よりも広くした基本セルを有して
いることを特徴とする。
【0016】本発明に係る第4の半導体集積回路装置
は、第1の装置において、前記配線が、多層配線を構成
し、第1層目の配線の配置間隔と第2層目の配線の配置
間隔とが異なった基本セルを有していることを特徴とす
る。本発明に係る第5の半導体集積回路装置は、第1の
装置において、前記p型及びn型の電界効果トランジス
タの各々のコンタクト部は、第1層目の配線へ立ち上が
る状態で接続し、かつ、前記第1層目の配線から第2層
目の配線へ立ち上がる状態で接続するコンタクト積層構
造を採った基本セルを有していることを特徴とする。
【0017】本発明に係る第6の半導体集積回路装置
は、第1の装置において、前記配線の配置間隔に従って
前記p型及びn型の電界効果トランジスタのゲート及び
バックゲートの各々のコンタクト部を配置した基本セル
を有していることを特徴とする。本発明に係る第7の半
導体集積回路装置は、第1の装置において、前記p型及
びn型の電界効果トランジスタの各々の不純物拡散層及
びバックゲートに3個づつのコンタクト部を設け、前記
p型及びn型の電界効果トランジスタの各々のゲートに
4個づつのコンタクト部を設けた基本セルを有している
ことを特徴とする。
【0018】本発明に係る半導体集積回路装置の製造方
法は、本発明に係る第1〜第7の装置のいずれかの基本
セルを半導体基板に配置し、前記基本セル内を配線して
トランジスタ回路を構成し、前記トランジスタ回路と他
のトランジスタ回路の間を前記基本セルの配線を使用し
て接続することを特徴とし、上記目的を達成する。本発
明に係る第1の半導体集積回路装置によれば、配線が、
不純物拡散層のコンタクト部の配置間隔よりも細かい間
隔で配置された基本セルを有しているので、このコンタ
クト部と該コンタクト部に最も接近する配線とを接続す
るようにすると、コンタクト部に全く接続しないで済む
配線を生じさせることができる。従って、空きが生じた
配線を他の基本セル間の信号配線等に使用できるので、
他の領域を使用して配線をする場合に比べて、半導体装
置の集積度を上げることができる。
【0019】本発明に係る第2の装置によれば、お互い
に共有する不純物拡散層を境にして、第1のp型の電界
効果トランジスタと第2のp型の電界効果トランジスタ
とが対称的に配置され、しかも、第1及び第2のp型の
電界効果トランジスタのゲートを境にして、第1のn型
の電界効果トランジスタと第2のn型の電界効果トラン
ジスタとが対称的に配置された基本セルを有している。
【0020】このため、セルの中心部を基準にして、基
本セルを180度回転した場合も、各々のコンタクト部
の位置や配線間隔は、基本セルを回転する前の各々のコ
ンタクト部の位置や配線間隔と同じになる。また、お互
いに共有する不純物拡散層を軸にして、基本セルを18
0度回転した場合も、表側の基本セルの各々のコンタク
ト部の位置や配線間隔は、裏側の基本セル各々のコンタ
クト部の位置や配線間隔と同じになる。したがって、こ
の基本セルを使用してCAD等で半導体集積回路装置を
設計する場合、セル配置の自由度が上がる。この基本セ
ルを使用して色々な半導体集積回路装置が設計できる。
また、1対のp型の電界効果トランジスタ及び1対のn
型の電界効果トランジスタ(1ベーシックセル:1B
C)から構成する基本セルのサイズを縮小できる。
【0021】本発明に係る第3の装置では、p型の電界
効果トランジスタのゲートのコンタクト部とn型の電界
効果トランジスタのゲートのコンタクト部の間隔が、こ
れらトランジスタのバックゲートのコンタクト部の配置
間隔よりも広くされた基本セルを有しているので、p型
及びn型の電界効果トランジスタのゲートを余裕を持っ
て配置できる。従って、基本セル内でトランジスタ回路
を構成する場合、ゲート間の絶縁耐力やクロストーク耐
性が高められる。
【0022】本発明に係る第4の装置では、配線が多層
配線を構成し、第1層目の配線の配置間隔と第2層目の
配線の配置間隔とが異なった基本セルを有しているの
で、配線の自由度が上がり、トランジスタ使用率が高め
られる。本発明に係る第5の装置では、p型及びn型の
電界効果トランジスタの各々のコンタクト部は、第1層
目の配線に立ち上がる状態で配置するとともに、この第
1層目の配線から第2層目の配線に直接立ち上がる状態
で配置した基本セルを有しているので、コンタクトホー
ルを垂直に多層に積み重ねるコンタクト積層構造(スタ
ックビア)を採用した装置を形成することができる。し
たがって、従来例のように配線グリッドを2つ使用せず
に、1つの配線グリッド上で、p型及びn型の電界効果
トランジスタの不純物拡散層、ゲート及びバックゲート
を第1層目から第2層目の配線に直接接続することがで
きるので、半導体集積度が高められ、トランジスタ使用
率が向上する。
【0023】本発明に係る第6の装置では、配線の配置
間隔に従ってp型やn型の電界効果トランジスタのゲー
ト及びバックゲートの各々のコンタクト部が配置された
基本セルを有しているので、ゲートやバックゲートを第
1層目の配線や第2層目の配線に直接接続することがで
きる。この結果、半導体装置の集積度が高められる。本
発明に係る第7の装置では、p型及びn型の電界効果ト
ランジスタの各々の不純物拡散層及びバックゲートに3
個づつのコンタクト部を設け、かつ、p型及びn型の電
界効果トランジスタの各々のゲートに4個づつのコンタ
クト部を設けた基本セルを有しているので、第2層目の
配線を使用せずに、18個の不純物拡散層のコンタクト
部と、12個のバックゲートのコンタクト部と、16個
のゲートのコンタクト部と、第1層目の配線とを使用し
て、簡単なゲートアレイが構成できる。また、CADで
の配線の自由度が上がる。
【0024】本発明に係る半導体集積回路装置の製造方
法によれば、本発明の第1〜第7の装置の基本セルのい
ずれかを半導体基板に配置しているので、第1層目又は
第2層目の配線に空きチャネルを生じさせることができ
る。したがって、配線効率が上がるため、従来例に比べ
てトランジスタ使用率(ゲート使用率)が高くなる。こ
の結果、半導体集積回路装置の集積度及び歩留りが上が
る。
【0025】半導体装置の集積化により、チップサイズ
を小さくすることができ、LSIのコストの低減化及び
価格の低廉化に寄与する。また、LSIチップ内の回路
間の配線長を短くできるので、回路の消費電力を低く抑
えることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図4を参照しなが
ら、本発明の実施の形態に係る半導体集積回路装置及び
その製造方法について説明する。図1は、本発明の実施
の形態に係るCMOS型アレイ(半導体集積回路装置)
の基本セルの構成図を示している。この基本セルは、本
発明に係る第1〜第7の基本セルを組み合わせたもので
ある。
【0027】図1において、20は基本セルである。T
P1は、第1のp型の電界効果トランジスタである。トラ
ンジスタTP1は、平面でローマ字の「H」形状を縦に配
置したゲート11と、ゲート11の両側に設けた不純物
拡散層12及び13と、不純物拡散層12に隣接して配
置したバックゲート14とを有している。不純物拡散層
12及び13はソースやドレインになる。
【0028】TP2は第2のp型の電界効果トランジスタ
であり、トランジスタTP1に対してゲートや不純物拡散
層及びバックゲートが対称的に設けられている。すなわ
ち、トランジスタTP2は、平面でトランジスタTP1のゲ
ート11を逆向きに配置したゲート15と、このゲート
15の片側に設けた不純物拡散層16及びトランジスタ
TP1と共有する不純物拡散層13と、不純物拡散層16
に隣接して配置したバックゲート17とを有している。
【0029】TN1は、第1のn型の電界効果トランジス
タであり、トランジスタTP1に対してゲートや不純物拡
散層及びバックゲートが対称的に設けられている。すな
わち、トランジスタTN1は、トランジスタTP1の「H」
形状のゲート11と横方向で突き合わせた「H」形状の
ゲート18と、ゲート18の両側に設けた不純物拡散層
19及び21と、不純物拡散層19に隣接して配置した
バックゲート22とを有している。
【0030】TN2は第2のn型の電界効果トランジスタ
であり、トランジスタTN1に対してゲートや不純物拡散
層及びバックゲートが対称的に設けられている。すなわ
ち、トランジスタTN2は、平面でトランジスタTN1のゲ
ート18を逆向きに配置したゲート23と、このゲート
23の片側に設けられた不純物拡散層24及びトランジ
スタTN1と共有する不純物拡散層21と、不純物拡散層
24に隣接して配置したバックゲート25とを有してい
る(本発明に係る第2の基本セル)。
【0031】また、図1において、配線は多層配線を構
成する。基本セル20上の+マークは配線グリッドであ
り、第1層目の配線と第2層目の配線とが交差する部分
である。配線グリットは、基本セル20のバックゲート
14,17,22,25の真ん中を横切るように配置さ
れているが、従来例のように不純物拡散層12,13,
16,19,21,25の真ん中を横切るように配置し
ていない。不純物拡散層12,13,16,19,2
1,25のコンタクト部は、CADで配線グリッドをベ
ースにすることなく、自由に配置している。
【0032】図1において、四角印は、不純物拡散層1
2,13,16,19,21,25に設けられたコンタ
クト部を示している。コンタクト部は、本発明の実施の
形態では、各々の不純物拡散層12,13,16,1
9,21,25に3個づつ設けている。なお、ゲート1
1,15,18,23及びバックゲート14,17,2
2,25のコンタクト部は、配線の配置間隔(以下配線
ピッチともいう)に従って配置する。本発明の実施の形
態では、第1層目の配線と第2層目の配線とが交差する
部分に配置している(本発明の第6の基本セル)。
【0033】図1で四角印を示していないが、各々のバ
ックゲート14,17,22,25に3個づつのコンタ
クト部を有している。また、トランジスタTP1,TP2及
びTN1, TN2の各ゲート11,15,18,23に4個
づつのコンタクト部を有している(本発明の第7の基本
セル)。これらのコンタクト部は、基本セル内でトラン
ジスタ回路を構成するときに、他のコンタクト部や配線
に接続するために使用する。配線は、LSIの設計段階
でCADシステム等により基本セル20上に配置する。
【0034】次に、配線とコンタクト部の配置間隔につ
いて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る基本
セルの配線ピッチとコンタクト部の配置間隔との関係図
を示している。図2において、三重線で囲んだ部分は、
基本セル20を示している。破線で示したL11〜L110
は、基本セル20の第1層目の配線である。本発明の実
施の形態では10本の配線を配置している。実線で示し
たL21〜L26は、第2層目の配線である。本発明の実施
の形態では6本の配線を配置している。第1層目の配線
ピッチは、配線とコンタクト部の接続及び多層配線間の
自由度を上げるために、第2層目の配線ピッチと異なっ
ている(本発明の第4の基本セル)。
【0035】すなわち、第2層目の配線ピッチはX1で
あり、第1層目の配線ピッチはX1とX2とを有してい
る。配線ピッチX1,X2は、X1<X2である。配線
ピッチがX2のところは、トランジスタTP1,TP2のゲ
ート11,15のコンタクト部と、トランジスタTN1,
TN2のゲート18,23のコンタクト部との間である。
この間隔は、トランジスタTP1,TP2及びTN1, TN2の
バックゲート14,17,22,25のコンタクト部の
配置間隔よりも広くする。本発明の実施の形態では、基
本セルと基本セルの間は、間隔X2を空けている(本発
明の第3の基本セル)。
【0036】また、図2において、Y1及びY2は、不
純物拡散層12,13,16,19,21,25のコン
タクト部の配置間隔(以下バルクピッチともいう)。バ
ルクピッチY1及びY2は、Y1≧Y2である。本発明
の実施の形態では、配線L11〜L110 やL21〜L26は、
不純物拡散層12,13,16,19,21,25のコ
ンタクト部のバルクピッチY1,Y2よりも細かい配線
ピッチX1で配置する。配線ピッチX1とバルクピッチ
Y2とは、X1<Y2である(本発明の第1の基本セ
ル)。
【0037】ドットで示したA1〜A4は、トランジス
タTP1, TP2のゲート11,15のコンタクト部の中心
である。同様にB1〜B3は、トランジスタTP1, TP2
の不純物拡散層(ソースやドレインになる)12,1
3,16のコンタクト部の中心である。C1〜C3は、
トランジスタTP1, TP2のバックゲート14,17のコ
ンタクト部の中心である。なお、図2において、トラン
ジスタTN1, TN2の各コンタクト部の中心はドットのみ
を表示している。このようにすると不純物拡散層12,
13,16,19,21,25のコンタクト部のバルク
ピッチY1,Y2を配線ピッチX1と相違させることが
でき、第1層目の配線に空きを生じさせることができ
る。
【0038】図2において、a〜eは、第2層目の配線
に接続するコンタクト部を示している。コンタクト部a
は、ゲート入力を取るために最も近い配線L24に接続す
る。コンタクト部bは、バックゲートに電源を供給する
ために、配線L26に接続する。コンタクト部cはバック
ゲートに電源を供給するために、配線L21に接続する。
コンタクト部dは、ソース・ドレイン出力を取るため
に、配線L23に接続する。コンタクト部eは、ソース出
力を取るために、配線L22に接続する。ここで、配線L
25が空きチャネルになる。
【0039】次に、本発明の実施の形態に係る半導体集
積回路装置の製造方法について、基本セル20を使用し
て二入力NAND回路を形成する場合について説明す
る。図3(A)は、二入力NAND回路の回路図を示し
ている。図3(A)において、30は、二入力NAND
回路であり、2つの入力IN1 及びIN2の否定論理積
を採った信号OUTを出力する。このようなNAND回
路30を形成する場合、図3(B)に示すように、ま
ず、本発明に係る第1〜第6の基本セルのいずれかを半
導体基板に配置する。本発明の実施の形態では第1〜第
6の基本セルを組み合わせた基本セル20を用いる。
【0040】次に、基本セル20内を配線してNAND
回路30を構成する。この際に、トランジスタTP1のゲ
ート11のコンタクト部A1とトランジスタTN1のゲー
ト18のコンタクト部A1とを第1層目の配線で接続す
る。トランジスタTP2のゲート15のコンタクト部A4
とトランジスタTN2のゲート23のコンタクト部A4と
を第1層目の配線で接続する。
【0041】また、トランジスタTP1,TP2で共有する
不純物拡散層(ドレイン)13のコンタクト部B2と、
トランジスタTN2の不純物拡散層(ドレイン)24のコ
ンタクト部B3とを第1層目の配線で接続する。トラン
ジスタTP1の不純物拡散層(ソース)12のコンタクト
部B1と、トランジスタTP2の不純物拡散層(ソース)
16のコンタクト部B3と、バックゲート14,17の
コンタクト部C2とを第1層目の配線で接続する。更
に、トランジスタTN1の不純物拡散層(ソース)19の
コンタクト部B1と、バックゲート22,15のコンタ
クト部C2とを第1層目の配線で接続する。このように
すると第1層目の配線に3本の空き(配線L12, L19,
L110 :図2参照)が生ずる。
【0042】そして、トランジスタTP1のゲート11の
コンタクト部A1を第2層目の配線に接続して、入力I
N1とする。トランジスタTP2のゲート15のコンタク
ト部A4を第2層目の配線に接続して、入力IN2とす
る。トランジスタTP1,TP2で共有する不純物拡散層
(ドレイン)13のコンタクト部B2を立ち上げて第2
層目の配線に接続し、出力OUTとする。
【0043】ここで、トランジスタTP1,TP2の各々の
ゲート11,15のコンタクト部A1,A4は、スタッ
クビア(コンタクト積層構造)を用いて接続する。スタ
ックビアは、コンタクト部A1,A4から第1層目の配
線へ立ち上がる状態で接続し、かつ、第1層目の配線か
ら第2層目の配線へ立ち上がる状態で接続するためのコ
ンタクトホールである。スタックビアは、コンタクト部
B2から第2層目の配線に接続する場合も使用している
(本発明の第5の基本セル)。
【0044】このようにすると電源線を除く第2層目の
配線に1本の空き(配線L24:図2参照)が生ずる。な
お、NAND回路30と他のトランジスタ回路の間を基
本セル20の第2層目の配線を使用して接続する。これ
により半導体集積回路装置が完成する。次に、本発明の
実施の形態に係る半導体集積回路装置のトランジスタ使
用率について、基本セル20を配線チャネルに使用する
場合について説明する。図4は、本発明の実施の形態に
係る基本セルを用いた場合のトランジスタ使用率を説明
する図を示している。
【0045】図4において、100 は、出力トランジスタ
回路として使用する基本セル群であり、5個の基本セル
20から成る。トランジスタ回路100 は例えば、4×5
本の信号を出力する。200 は、入力トランジスタ回路と
して使用する基本セル群であり、5個の基本セル20か
ら成る。トランジスタ回路200 は4×5本の信号を入力
する。
【0046】300 は、配線チャネルとして使用する基本
セル群である。ここで1つの基本セルが、3本の第2層
目(電源配線を除く)の配線を信号線に使用できるもの
とすると、基本セル群100 の20本の出力線を基本セル
群200 の20本の入力線と接続するためには、従来例と
異なり、5個の基本セル(4×5本)20を基本セル群
100 と200 の間に配置すれば良い。
【0047】次に、このようなトランジスタ回路100, 2
00間を配線する場合のトランジスタ使用率を計算する。
トランジスタ使用率は、〔10/15〕×100≒6
6.6%となる。なお、基本セル上の配線を多くすれ
ば、もっとトランジスタ使用率を上げることができる。
このようにして、本発明の実施の形態に係る半導体集積
回路装置の第1の基本セルによれば、第1層目の配線L
11〜L110 や第2層目の配線L21〜L26が、不純物拡散
層12,13,16,19,21,24のコンタクト部
B1〜B3のバルクピッチY1,Y2よりも細かい配線
ピッチX1で配置されているので、このコンタクト部B
1〜B3と該コンタクト部B1〜B3に最も接近する配
線L22〜L24とを接続するようにすると、コンタクト部
B1〜B3に全く接続しないで済む配線L25を生じさせ
ることができる。従って、空きが生じた配線L25を他の
基本セル間の信号配線等に使用できるので、他の領域を
使用して配線をする場合に比べて、半導体装置の集積度
を上げることができる。
【0048】本発明に係る第2の基本セルによれば、図
3に示したように、お互いに共有する不純物拡散層13
や21を境にして、トランジスタTP1とトランジスタT
P2とが対称的に配置され、しかも、トランジスタTP1,
TP2のゲート11,18を境にして、トランジスタTN1
とトランジスタTN2とが対称的に配置されている。この
ため、セルの中心部を基準にして、基本セルを180度
回転した場合も、各々のコンタクト部A1〜A4,B1
〜B3,C1〜C3の位置や配線ピッチX1,配線間隔
X2,バルクピッチY1,Y2は、基本セル20を回転
する前の各々のコンタクト部の位置や配線間隔と同じに
なる。
【0049】また、お互いに共有する不純物拡散層13
や21を軸にして、基本セル20を180度回転した場
合も、表側の基本セルの各々のコンタクト部A1〜A
4,B1〜B3,C1〜C3の位置や配線ピッチX1,
配線間隔X2,バルクピッチY1,Y2は、裏側の基本
セル20の各々のコンタクト部の位置や配線間隔と同じ
になる。
【0050】したがって、この基本セル20を使用して
CAD等で半導体集積回路装置を設計する場合、セル配
置の自由度が上がる。この基本セル20を使用して二入
力NAND30等の色々な半導体集積回路装置が設計で
きる。また、トランジスタTP1,TP2及びTN1,TN2
(1ベーシックセル:1BC)から構成する基本セルの
サイズを縮小できる。
【0051】本発明に係る第3の基本セルでは、トラン
ジスタTP1のゲート11のコンタクト部A1とn型のト
ランジスタTN1のゲート18のコンタクト部A1の配線
間隔X2が、これらトランジスタTP1,TP2やTN1,T
N2のバックゲート14,17,22,25のコンタクト
部C1〜C3の配線ピッチX1よりも広くしているの
で、トランジスタTP1,TP2及びTN1, TN2のゲート1
1,15,18,23を余裕を持って配置できる。従っ
て、基本セル内でトランジスタ回路を構成する場合、ゲ
ート11と18,ゲート15と23間の絶縁耐力が高め
られる。
【0052】本発明に係る第4の基本セルでは、配線L
11〜L110 やL21〜L26が多層配線を構成し、第1層目
の配線L15, L16の配線間隔X2と第2層目の配線L21
〜L26の配線ピッチX1とが異なっているので、ゲート
配線の自由度が上がり、トランジスタ使用率が高められ
る。本発明に係る第5の基本セルでは、トランジスタT
P1,TP2のゲート11,15の各々のコンタクト部A
1,A4は、第1層目の配線L11に立ち上がる状態で配
置するとともに、この第1層目の配線L11から第2層目
の配線L22やL25に直接立ち上がる状態で配置している
ので、コンタクトホールを垂直に多層に積み重ねるスタ
ックビア(コンタクト積層構造)を採用することができ
る。
【0053】したがって、従来例のように配線グリッド
を2つ使用せずに、1つの配線グリッド上で、トランジ
スタTP1,TP2で共通する不純物拡散層13のコンタク
ト部B1やゲート11,15及びバックゲート14,1
7,22,25を第1層目から第2層目の配線に直接接
続することができるので、半導体集積度が高められ、ト
ランジスタ使用率が向上する。
【0054】本発明に係る第6の基本セルでは、配線L
11〜L110 やL21〜L26の配線ピッチX1や配線間隔X
2に従ってトランジスタTP1,TP2及びTN1, TN2のゲ
ート11,15,18,23の各々のコンタクト部A1
〜A4及びバックゲート14,17,22,25の各々
のコンタクト部C1〜C3が配置されているので、ゲー
ト11,15,18,23やバックゲート14,17,
22,25を第1層目の配線L12〜L14, L17〜L19や
第2層目の配線L21, L26に直接接続することができ
る。LSIの集積度が高められる。
【0055】本発明に係る第7の基本セルでは、トラン
ジスタTP1,TP2及びTN1, TN2の各々の不純物拡散層
12,13,16,19,21,24及びバックゲート
14,17,22,25に3個づつのコンタクト部を有
し、また、トランジスタTP1,TP2及びTN1,TN2の各
々のゲート11,15,18,23に4個づつのコンタ
クト部を有しているので、18個の不純物拡散層のコン
タクト部と、12個のバックゲートのコンタクト部と、
16個のゲートのコンタクト部と、第1層目の配線L11
〜L110 を使用して、二入力NAND(簡単なゲートア
レイ)30が構成できる。また、CADでの配線の自由
度が上がる。
【0056】本発明の実施の形態に係るCMOSアレイ
の製造方法によれば、本発明に係る第1〜第7の基本セ
ルのいずれかを半導体基板に配置しているので、第1層
目又は第2層目の配線に空きチャネルを生じさせること
ができる。したがって、配線効率が上がるため、従来例
に比べてトランジスタ使用率(ゲート使用率)が15%
程度高くなる。この結果、半導体集積回路装置の集積度
及び歩留りが上がる。
【0057】半導体回路の集積化により、チップサイズ
を小さくすることができ、CMOSアレイのコストの低
減化及び価格の低廉化に寄与する。また、LSIチップ
内の端子間の配線長が短くできるので、回路の消費電力
を低く抑えることができるようになる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路装置によれば、配線が、不純物拡散層のコンタク
ト部の配置間隔よりも細かい間隔で配置された基本セル
を有しているので、コンタクト部に全く接続しないで済
む配線を生じさせることができる。従って、空きが生じ
た配線を他の基本セル間の信号配線等に使用できるの
で、半導体装置の集積度を上げることができる。
【0059】本発明の他の装置によれば、4つのトラン
ジスタが対称的に配置された基本セルを有しているの
で、この基本セルを使用して半導体集積回路装置を設計
する場合、CAD等において、セル配置の自由度が上が
る。本発明の他の装置では、基本セルのp型及びn型の
電界効果トランジスタのゲートを余裕を持って配置でき
るので、ゲート間の絶縁耐力やクロストーク耐性が高め
られる。
【0060】本発明の他の装置では、配線の配置間隔を
相違させることにより、配線の自由度を上げることがで
き、トランジスタ使用率が高められる。本発明の他の装
置では、コンタクトホールを垂直に多層に積み重ねるコ
ンタクト積層構造を採用することができるので、従来例
のように配線グリッドを2つ使用せずに、1つの配線グ
リッド上で、不純物拡散層、ゲート及びバックゲートを
第1層目から第2層目の配線へ直接接続することができ
る。したがって、半導体集積度が高められ、トランジス
タ使用率が向上する。
【0061】本発明の他の装置では、配線の配置間隔に
従ってゲート及びバックゲートの各々のコンタクト部が
配置された基本セルを有しているので、これらのゲート
を第1や第2層目の配線に直接接続することができる。
この結果、半導体装置の集積度が高められる。本発明の
他の装置では、不純物拡散層やバックゲートに3個づつ
のコンタクト部を設け、かつ、各々のゲートに4個づつ
のコンタクト部を設けた基本セルを有しているので、第
1及び第2層目の配線を使用して、簡単なゲートアレイ
が構成できる。また、CADでの配線の自由度が上が
る。
【0062】本発明に係る半導体集積回路装置の製造方
法によれば、本発明の第1〜第7の装置の基本セルのい
ずれかを半導体基板に配置しているので、第1層目又は
第2層目の配線に空きチャネルを生じさせることができ
る。したがって、配線効率が上がり、トランジスタ使用
率が高くなるので、半導体集積回路装置の集積度及び歩
留りを上げることができる。
【0063】また、半導体装置の高集積化により、チッ
プサイズを小さくすることができ、LSIのコストの低
減化及び価格の低廉化に寄与する。また、チップ内で回
路間の配線長を短くできるので、回路の消費電力を低く
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体集積回路装置
の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る配線ピッチとバルク
コンタクトホールの配置ピッチとの関係図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る二入力NAND回路
の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る半導体集積回路装置
のトランジスタ使用率の説明図である。
【図5】従来例に係る半導体集積回路装置の構成図であ
る。
【図6】従来例に係る半導体集積回路装置の課題を説明
するセルの配置図である。
【符号の説明】
1,20…基本セル、2A,6A,2B,6B,11,
15,18,23…ゲート、3A,4A,7A,3B,
4B,7B,12,13,16,19,21,24…不
純物拡散層(ソースやドレイン)、5A,8A,5B,
8B,14,17,22,25…バックゲート、9,3
0…二入力NAND回路、10A〜10C,100, 200, 300
…基本セル群、A1〜A4,B1〜B3,C1〜C3…
コンタクト部、TP1, TP2…p型の電界効果トランジス
タ、TN1, TN2…n型の電界効果トランジスタ、L11〜
L110 …第1層目の配線、L21〜L26…第2層目の配
線、X1…配線ピッチ、X2…配線間隔、Y1,Y2…
バルクピッチ(配置間隔)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−27589(JP,A) 特開 平7−169842(JP,A) 特開 平2−86167(JP,A) 特開 平1−283847(JP,A) 特開 昭62−47149(JP,A) 特開 昭60−34039(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/118 H01L 21/82 H01L 27/04 H01L 21/822 H01L 27/092 H01L 21/3205 H01L 21/8238

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に設けられた一対のp型電界効
    果トランジスタと一対のn型電界効果トランジスタより
    なる基本セルと、 この基本セルの上方に形成された相互に平行な複数の配
    線からなる第1の配線群と、 前記電界効果トランジスタの各構成部の上に形成される
    コンタクト部とを有し、 一方向における前記複数の配
    線の配列ピッチが前記一方向における前記コンタクト部
    の配列ピッチよりも小さく設定されていることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】前記各電界効果トランジスタの構成部は、
    ゲート、ソース、共通ドレイン、バックゲートを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】ゲートと、前記ゲートの両側に設けられた
    不純物拡散層と、前記不純物拡散層に隣接して配置され
    たバックゲートとを有する第1のp型電界効果トランジ
    スタと、 前記第1のp型電界効果トランジスタの一方の不純物拡
    散層を共有し、該不純物拡散層に対して前記ゲート、他
    方の不純物拡散層及びバックゲートを対称的に配した第
    2のp型電界効果トランジスタと、 前記第1のp型電界効果トランジスタに対して前記ゲー
    ト、不純物拡散層及びバックゲートを対称的に配置した
    第1のn型電界効果トランジスタと、 前記第1のn型電界効果トランジスタの一方の不純物拡
    散層を共有し、前記第1のn型電界効果トランジスタに
    対して前記ゲート、他方の不純物拡散層及びバックゲー
    トを対称的に配した第2のn型電界効果トランジスタと
    を備えた基本セルを有していることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】前記各トランジスタの各ゲートは、ローマ
    字の「H」形状をなしていることを特徴とする請求項2
    に記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】前記基本セルと第1の配線群との間に、該
    第1の配線群に対して直交する方向に第2の配線群が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路装置。
  6. 【請求項6】前記基本セルの上方には、前記第1の配線
    群のうち、基本セルを構成するトランジスタのコンタク
    ト部に接続されていない配線が1本以上配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装
    置。
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