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JP3162819B2 - バックラッシュ判定装置 - Google Patents

バックラッシュ判定装置

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JP3162819B2
JP3162819B2 JP24826592A JP24826592A JP3162819B2 JP 3162819 B2 JP3162819 B2 JP 3162819B2 JP 24826592 A JP24826592 A JP 24826592A JP 24826592 A JP24826592 A JP 24826592A JP 3162819 B2 JP3162819 B2 JP 3162819B2
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JP
Japan
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bevel gear
backlash
spline
fitted
shaft
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実 阿川
薫 中江
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベベルギアを用いるタ
イプのデファレンシャルギアのバックラッシュの良否を
判定するバックラッシュ判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両用に採用される、デフケース
内に回転自在に支持されたピニオンベベルギアと相互に
対向してデフケース内に配置されピニオンベベルギアに
噛み合うとともにスプライン穴が形成された一対のサイ
ドベベルギアとを有しデフケースにサイドベベルギアの
スプライン穴に嵌合するアクスルシャフトを挿通させる
挿通穴が形成されてなるデファレンシャルギアの、サイ
ドベベルギアとピニオンベベルギアとのバックラッシュ
を判定する方法としては、従来、作業者が、サイドベベ
ルギアの歯面にダイヤルゲージを当接させ、このサイド
ベベルギアに噛み合う一方のピニオンベベルギアを固定
した状態でサイドベベルギアを動かして、ダイヤルゲー
ジの目盛を読み、バックラッシュの大きさを計測して、
このバックラッシュの大きさが許容範囲内にあるか否か
を判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、上述したように、作業者がサイドベベルギアに
ダイヤルゲージを当接させピニオンベベルギアを固定し
た状態でサイドベベルギアを動かしてダイヤルゲージの
目盛を読むという非常に繁雑な作業が必要であるため、
作業時間が長くなるという問題があった。このため、デ
ファレンシャルギアの組み立てラインとは別にバックラ
ッシュの判定工程を設定していた。
【0004】したがって、本発明の目的は、バックラッ
シュ判定の作業を容易かつ迅速に行うことができるバッ
クラッシュ判定装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のバックラッシュ判定装置は、相互に対向し
てデフケース内に回転自在に支持された少なくとも一対
のピニオンベベルギアと、相互に対向して前記デフケー
ス内に配置され前記ピニオンベベルギアに噛み合うとと
もにスプライン穴が形成された一対のサイドベベルギア
とを有し、前記デフケースに、前記サイドベベルギアの
スプライン穴に嵌合するアクスルシャフトを挿通させる
挿通穴が形成されてなるデファレンシャルギアの、前記
サイドベベルギアと前記ピニオンベベルギアとのバック
ラッシュを判定するものであって、前記挿通穴に嵌合可
能な嵌合軸と、前記バックラッシュの許容最小値に対応
した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し一方の前記サイドベ
ベルギアのスプライン穴に嵌合可能なスプライン軸とを
有し台部に固定される第一の固定部材と、前記挿通穴に
嵌合可能な嵌合軸と、前記バックラッシュの許容最小値
に対応した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し他方の前記サ
イドベベルギアのスプライン穴に嵌合可能なスプライン
軸とを有する第一の非固定部材と、前記挿通穴に嵌合可
能な嵌合軸と、前記バックラッシュの許容最大値に対応
した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し一方の前記サイドベ
ベルギアのスプライン穴に嵌合可能なスプライン軸とを
有し台部に固定される第二の固定部材と、前記挿通穴に
嵌合可能な嵌合軸と、前記バックラッシュの許容最大値
に対応した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し他方の前記サ
イドベベルギアのスプライン穴に嵌合可能なスプライン
軸とを有する第二の非固定部材とを具備することを特徴
としている。
【0006】
【作用】本発明のバックラッシュ判定装置によれば、台
部に固定された第一の固定部材の嵌合軸をデフケースの
一方の挿通穴に嵌合させ、そのスプライン軸を一方のサ
イドベベルギアのスプライン穴に嵌合させて、さらに、
第一の非固定部材の嵌合軸をデフケースの他方の挿通穴
に嵌合させ、そのスプライン軸を他方のサイドベベルギ
アのスプライン穴に嵌合させた状態でデフケースを回転
させると、第一の固定部材および第一の非固定部材のス
プライン軸は嵌合軸に対してバックラッシュの許容最小
値に対応した量だけ偏心しているため、サイドベベルギ
アがバックラッシュの許容最小値に対応した量だけ偏心
して回転することになる。
【0007】そして、ピニオンベベルギアが一対である
場合には、デフケースが180゜以上回転できれば、固
定状態にある一方のサイドベベルギアの、偏心による最
も振れの大きい位置が、ピニオンベベルギアの一つに噛
み合った後これを通過することになり、非固定状態にあ
る他方のサイドベベルギアは、360゜回転してその最
も振れの大きい位置が、ピニオンベベルギアの両方に順
次噛み合った後これを通過することになる。これによ
り、偏心にもかかわらずサイドベベルギアがピニオンベ
ベルギアを噛み合い通過できることになるため、バック
ラッシュは許容最小値より大きいと判定できる。一方、
上記回転の間にデフケースが止れば、サイドベベルギア
がピニオンベベルギアに噛み合った際にこれを通過でき
ない状態が生じたことになり、これにより、バックラッ
シュは許容最小値より小さいと判定できる。
【0008】一方、台部に固定された第二の固定部材の
嵌合軸をデフケースの一方の挿通穴に嵌合させ、そのス
プライン軸を一方のサイドベベルギアのスプライン穴に
嵌合させて、さらに、第二の非固定部材の嵌合軸をデフ
ケースの他方の挿通穴に嵌合させ、そのスプライン軸を
他方のサイドベベルギアのスプライン穴に嵌合させた状
態でデフケースを回転させると、第二の固定部材および
第二の非固定部材のスプライン軸は嵌合軸に対してバッ
クラッシュの許容最大値に対応した量だけ偏心している
ため、サイドベベルギアがバックラッシュの許容最大値
に対応した量だけ偏心して回転することになる。
【0009】そして、ピニオンベベルギアが一対である
場合には、デフケースを回転させると、バックラッシュ
が許容最大値より小さければ、固定状態にある一方のサ
イドベベルギアの最も振れの大きい位置が、ピニオンベ
ベルギアの一つに噛み合ってこれを通過できない状態あ
るいは非固定状態にある他方のサイドベベルギアの最も
振れの大きい位置がピニオンベベルギアの一つに噛み合
ってこれを通過できない状態が、デフケースの180゜
以内の回転により生じることになる。これにより、デフ
ケースが180゜以内で止れば、バックラッシュは許容
最大値より小さいと判定できる。
【0010】一方、上記回転の間にデフケースが止るこ
とがなければ、偏心にもかかわらずサイドベベルギアが
ピニオンベベルギアを噛み合い通過できることになるた
め、バックラッシュは許容最大値より大きいと判定でき
る。したがって、作業者がサイドベベルギアの歯面にダ
イヤルゲージを当接させる等の繁雑な作業が不要とな
る。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例によるバックラッシュ判定
装置を図1〜図3を参照して以下に説明する。
【0012】図1中符号1はデファレンシャルギアを示
しており、このデファレンシャルギア1は、デフケース
2と、相互に対向してデフケース2内にシャフト3によ
り回転自在に支持された一対の同諸元のピニオンベベル
ギア4と、相互に対向し前記ピニオンベベルギア4に対
して直交する向きをなしてデフケース2内に配置され各
ピニオンベベルギア4に噛み合う一対の同諸元のサイド
ベベルギア5a,5bとを有している。各サイドベベル
ギア5a,5bには、それぞれその軸線方向に沿って内
側に所定歯数のスプラインが形成されたスプライン穴6
a,6bが貫通している。
【0013】デフケース2には、各サイドベベルギア5
a,5bのスプライン穴6a,6bに対応して外方に突
出するボス部7a,7bが形成されており、各ボス部7
a,7bには、サイドベベルギア5a,5bのスプライ
ン穴6a,6bに嵌合する図示せぬアクスルシャフトを
挿通させる挿通穴8a,8bが同軸上に貫通形成されて
いる。
【0014】本実施例のバックラッシュ判定装置は、第
一の固定部材9aと第一の非固定部材9bとを有してお
り、第一の固定部材9aは、デフケース2の一方の挿通
穴8aに、径方向にガタ付くことなく嵌合される嵌合軸
10aと、該嵌合軸10aの一端に設けられ一方のサイ
ドベベルギア5aのスプライン穴6aに、径方向にガタ
付くことなく嵌合されるスプラインが外側に形成された
スプライン軸11aと、嵌合軸10aの他端に設けられ
たフランジ部12aとを有していて、該フランジ部12
aにおいて台部13に固定されている。
【0015】第一の非固定部材9bは、デフケース2の
他方の挿通穴8bに、径方向にガタ付くことなく嵌合さ
れる嵌合軸10bと、該嵌合軸10bの一端に設けられ
他方のサイドベベルギア5bのスプライン穴6bに、径
方向にガタ付くことなく嵌合されるスプラインが外側に
形成されたスプライン軸11bと、嵌合軸10bの他端
に設けられたフランジ部12bとを有していて、外部に
対してはフリーで回転可能な状態となっている。
【0016】そして、図2および図3に示すように、第
一の固定部材9aおよび第一の非固定部材9bは、それ
ぞれ、サイドベベルギア5a,5bとピニオンベベルギ
ア4とのバックラッシュの許容最小値に対応した量Aだ
け、嵌合軸10a,10bに対しスプライン軸11a,
11bが偏心して形成されている。ここで、バックラッ
シュの許容最小値とスプライン軸11a,11bの偏心
量Aとの関係は、サイドベベルギア5a,5bおよびピ
ニオンベベルギア4の歯車諸元等から演算により求まる
(あるいは実験的に求まる)ものであるが、以下では、
説明の便宜上、例えばバックラッシュの許容最小値が
0.05mmである場合、偏心量Aが0.05mmであ
ると仮定する。
【0017】また、本実施例においては、上記第一の固
定部材9aおよび第一の非固定部材9bに対し、サイド
ベベルギア5a,5bとピニオンベベルギア4とのバッ
クラッシュの許容最大値に対応した量だけ、嵌合軸10
a,10bに対しスプライン軸11a,11bが偏心し
て形成され、その他は全く同様の第二の固定部材14a
および第二の非固定部材14bを有している(第一の固
定部材9aと第二の固定部材14aと、および第一の非
固定部材9bと第二の非固定部材14bとは、それぞれ
が偏心量Aのみ異なるため図面は共用する)。ここで、
上記と同様、バックラッシュの許容最大値とスプライン
軸11a,11bの偏心量Aとの関係は、サイドベベル
ギア5a,5bおよびピニオンベベルギア4の歯車諸元
等から演算により求まる(あるいは実験的に求まる)も
のであるが、以下では、説明の便宜上、例えばバックラ
ッシュの許容最大値が0.1mmである場合、偏心量A
が0.1mmであると仮定する。
【0018】以上のような構成のバックラッシュ判定装
置によれば、図1に示すように、台部13に固定された
第一の固定部材9aの嵌合軸10aを、デファレンシャ
ルギア1のデフケース2の一方の挿通穴8aに嵌合させ
そのスプライン軸11aを一方のサイドベベルギア5a
のスプライン穴6aに嵌合させて、フランジ部12aを
ボス部7aの外端部に当接させることにより、デフケー
ス2の第一の固定部材9aへの挿入を完了する。そし
て、第一の非固定部材9bの嵌合軸10bを、デフケー
ス2の他方の挿通穴8bに嵌合させ、そのスプライン軸
11bを他方のサイドベベルギア5bのスプライン穴6
bに嵌合させて、フランジ部12bをボス部7bの外端
部に当接させることにより、第一の非固定部材9bのデ
フケース2への挿入を完了する。
【0019】この状態で、デフケース2を回転させる
と、第一の固定部材9aおよび第一の非固定部材9bの
スプライン軸11a,11bは、それぞれが嵌合軸10
a,10bに対してバックラッシュの許容最小値(0.
05mm)に対応した量A(0.05mm)だけ偏心し
ているため、サイドベベルギア5a,5bがバックラッ
シュの許容最小値に対応した偏心量Aだけ偏心して回転
することになる。
【0020】そして、デフケース2が180゜以上回転
できれば、固定状態にある一方のサイドベベルギア5a
の、偏心による最も振れの大きい位置が、ピニオンベベ
ルギア4の一つに噛み合った後これを通過することにな
り、非固定状態にある他方のサイドベベルギア5bは3
60゜回転してその最も振れの大きい位置がピニオンベ
ベルギア4の両方に順次噛み合った後これを通過するこ
とになる。これにより、偏心にもかかわらずサイドベベ
ルギア5a,5bがピニオンベベルギア4を噛み合い通
過できることになるため、バックラッシュは許容最小値
より大きい(すなわち0.05mmより大きい)と判定
できる。一方、上記回転の間にデフケース2が止れば、
サイドベベルギア5a,5bのいずれか一方がピニオン
ベベルギア4に噛み合った際にこれを通過できない状態
(偏心状態でのバックラッシュが0より小さくなる状
態)が生じたことになり、これにより、バックラッシュ
は許容最小値より小さい(すなわち0.05mmより小
さい)と判定できる。
【0021】次に、上記と同様に、台部13に固定され
た第二の固定部材14aの嵌合軸10aを、デファレン
シャルギア1のデフケース2の一方の挿通穴8aに嵌合
させ、そのスプライン軸11aを一方のサイドベベルギ
ア5aのスプライン穴6aに嵌合させて、さらに、第二
の非固定部材14bの嵌合軸10bを、デフケース2の
他方の挿通穴8bに嵌合させ、そのスプライン軸11b
を他方のサイドベベルギア5bのスプライン穴6bに嵌
合させる。
【0022】この状態でデフケース2を回転させると、
第二の固定部材14aおよび第二の非固定部材14bの
スプライン軸11a,11bは嵌合軸10a,10bに
対してバックラッシュの許容最大値(0.1mm)に対
応した量A(0.1mm)だけ偏心しているため、サイ
ドベベルギア5a,5bがバックラッシュの許容最大値
に対応した偏心量Aだけ偏心して回転することになる。
【0023】そして、デフケース2を回転させると、バ
ックラッシュが許容最大値より小さければ、固定状態に
ある一方のサイドベベルギア5aの最も振れの大きい位
置が、ピニオンベベルギア4の一つに噛み合ってこれを
通過できない状態あるいは非固定状態にある他方のサイ
ドベベルギア5bの最も振れの大きい位置が、ピニオン
ベベルギア4の一つに噛み合ってこれを通過できない状
態が、デフケース2の180゜以内の回転中に生じるこ
とになる。これにより、デフケース2の回転が180゜
以内で止れば、バックラッシュは許容最大値より小さい
(すなわち0.1mmより小さい)と判定できる。
【0024】一方、上記回転の間にデフケース2が止る
ことがなければ、偏心にもかかわらずサイドベベルギア
5a,5bがピニオンベベルギア4を噛み合い通過でき
ることになるため、バックラッシュは許容最大値より大
きい(0.1mmより大きい)と判定できる。
【0025】以上により、第一の固定部材9aおよび第
一の非固定部材9bを用いた場合にデフケース2が18
0゜以上回転し、かつ第二の固定部材14aおよび第二
の非固定部材14bを用いた場合にデフケース2の回転
が180゜以内で止れば、バックラッシュが許容範囲内
(0.05mm〜0.1mm)にあって良好であると判
定できる。
【0026】したがって、作業者がサイドベベルギア5
a,5bの歯面にダイヤルゲージを当接させる等の繁雑
な作業が不要となり、第一の固定部材9aにデファレン
シャルギア1を嵌合させかつ第一の非固定部材9bをデ
ファレンシャルギア1に嵌合させて回転させ、次いで第
二の固定部材14aにデファレンシャルギア1を嵌合さ
せかつ第二の非固定部材14bをデファレンシャルギア
1に嵌合させて回転させるという簡単な作業で迅速にバ
ックラッシュの判定を行うことができる。これにより、
デファレンシャルギア1の組み立てライン上にバックラ
ッシュの判定工程を設定することができる。
【0027】なお、上記実施例においてはピニオンベベ
ルギア4が一対であるものを例にとり説明したが、これ
に限定されることなく、例えば、ピニオンベベルギア4
を二対有するいわゆる4ピニオンタイプのものにも適用
可能であり、この場合には、上記した判定のためのデフ
ケース2の回転角度が上記の1/2で済むことになる。
また、上記実施例においては、バックラッシュの許容最
小値より大きいかを判定した後許容最大値より小さいか
を判定したが、逆工程としても構わない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のバックラ
ッシュ判定装置によれば、作業者がサイドベベルギアの
歯面にダイヤルゲージを当接させる等の繁雑な作業が不
要となり、第一の固定部材にデファレンシャルギアを嵌
合させかつ第一の非固定部材にデファレンシャルギアを
嵌合させて回転させ、次いで第二の固定部材にデファレ
ンシャルギアを嵌合させかつ第二の非固定部材にデファ
レンシャルギアを嵌合させて回転させる(逆工程でも
可)という簡単な作業で迅速にバックラッシュの判定を
行うことができる。これにより、デファレンシャルギア
の組み立てライン上にバックラッシュの判定工程を設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバックラッシュ判定装
置を概略的に示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例によるバックラッシュ判定装
置の第一の固定部材および第二の固定部材を概略的に示
す正面図である。
【図3】本発明の一実施例によるバックラッシュ判定装
置の第一の非固定部材および第二の非固定部材を概略的
に示す正面図である。
【符号の説明】
1 デファレンシャルギア 2 デフケース 4 ピニオンベベルギア 5a,5b サイドベベルギア 6a,6b スプライン穴 8a,8b 挿通穴 9a 第一の固定部材 9b 第一の非固定部材 10a,10b 嵌合軸 11a,11b スプライン軸 14a 第二の固定部材 14b 第二の非固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向してデフケース内に回転自在
    に支持された少なくとも一対のピニオンベベルギアと、
    相互に対向して前記デフケース内に配置され前記各ピニ
    オンベベルギアに噛み合うとともにスプライン穴が形成
    された一対のサイドベベルギアとを有し、前記デフケー
    スに、前記サイドベベルギアのスプライン穴に嵌合する
    アクスルシャフトを挿通させる挿通穴が形成されてなる
    デファレンシャルギアの、前記サイドベベルギアと前記
    ピニオンベベルギアとのバックラッシュを判定するバッ
    クラッシュ判定装置において、 前記挿通穴に嵌合可能な嵌合軸と、前記バックラッシュ
    の許容最小値に対応した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し
    一方の前記サイドベベルギアのスプライン穴に嵌合可能
    なスプライン軸とを有し台部に固定される第一の固定部
    材と、 前記挿通穴に嵌合可能な嵌合軸と、前記バックラッシュ
    の許容最小値に対応した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し
    他方の前記サイドベベルギアのスプライン穴に嵌合可能
    なスプライン軸とを有する第一の非固定部材と、 前記挿通穴に嵌合可能な嵌合軸と、前記バックラッシュ
    の許容最大値に対応した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し
    一方の前記サイドベベルギアのスプライン穴に嵌合可能
    なスプライン軸とを有し台部に固定される第二の固定部
    材と、 前記挿通穴に嵌合可能な嵌合軸と、前記バックラッシュ
    の許容最大値に対応した量だけ前記嵌合軸に対し偏心し
    他方の前記サイドベベルギアのスプライン穴に嵌合可能
    なスプライン軸とを有する第二の非固定部材とを具備す
    ることを特徴とするバックラッシュ判定装置。
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