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JPH0443800Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0443800Y2
JPH0443800Y2 JP1985053210U JP5321085U JPH0443800Y2 JP H0443800 Y2 JPH0443800 Y2 JP H0443800Y2 JP 1985053210 U JP1985053210 U JP 1985053210U JP 5321085 U JP5321085 U JP 5321085U JP H0443800 Y2 JPH0443800 Y2 JP H0443800Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
driving force
rotation
differential
Prior art date
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Expired
Application number
JP1985053210U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61170053U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985053210U priority Critical patent/JPH0443800Y2/ja
Publication of JPS61170053U publication Critical patent/JPS61170053U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0443800Y2 publication Critical patent/JPH0443800Y2/ja
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  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用のデイフアレンシヤル装置、
例えば前輪駆動型自動車のトランスミツシヨンに
内蔵される装置の噛合試験を実車状態で行なうこ
とができるようにした噛合試験装置に関する。
〔従来技術〕
一般にデイフアレンシヤル装置の噛合試験を行
なう場合は、実車に近い負荷状態で試験する必要
があり、このような負荷状態にするには、従来、
デイフアレンシヤル装置の両出力軸と、負荷を与
えるための動力軸とをギヤ、又はプーリ等により
連結し、これによりリングギヤと出力軸との回転
の同期をとるようにする方法があるが、この場合
ベルト等のすべりにより上記同期をとるのは困難
である等の問題がある。
また、上記負荷状態にするには、デイフアレン
シヤル装置の作動機構をロツクする方法があり、
このように作動機構をロツクするようにしたもの
として、従来、実開昭56−132078号公報に記載さ
れたものがあり、これはデフケース内にピニオン
シヤフトに係合するU字溝を有する固定用治具を
組み込み、これによりピニオンギヤの回転を止め
てギヤケースの回転を取り出すようにしたもので
あつた。しかしながらこの公報記載のものでは上
記固定治具をデイフアレンシヤルアツシー状態で
装着することはできず、これを組み込むためには
デイフアレンシヤル装置を分解する必要があり、
そのため手間がかかるという問題があつた。そこ
で上記デイフアレンシヤル装置の分解を不要にで
きるようにしたものとして、従来、出力軸を一方
のサイドギヤのスプラインに嵌合挿入するととも
に、該出力軸の先端部を二股状にしてピニオンシ
ヤフトに係合せしめ、これによりギヤケースの回
転を取り出すようにしたものがあつたが、この従
来装置では、デイフアレンシヤル装置を分解する
必要はないものの、上記出力軸の先端部の強度を
十分に確保するのは困難であり、そのため実車状
態に近い負荷をかけると耐久性が低いという問題
があつた。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、実車状態に近い負荷でもつてフアイ
ナルギヤとリングギヤとの噛合試験ができ、分解
の必要がなく、かつ耐久性に優れた車両用デイフ
アレンシヤルの噛合試験装置を提供することを目
的としている。
〔考案の構成〕
本考案は、車両用デイフアレンシヤルの噛合試
験装置において、デイフアレンシヤル装置のフア
イナルギヤと接続する入力軸に連結可能な駆動力
発生装置と、一方のサイドギヤにスプライン嵌合
可能な駆動力吸収装置と、他方のサイドギヤにス
プライン嵌合し、該サイドギヤの回転を止める固
定軸と、上記フアイナルギヤと噛合するリングギ
ヤを有するギヤケースに連結され、該ギヤケース
の回転を取り出す回転取出軸とを備えたものであ
る。
これにより本考案では、駆動力発生装置を始動
すると、上記他方のサイドギヤが固定されている
ので、一方のサイドギヤは通常時の2倍の速度で
回転し、この際に駆動力吸収装置による該一方の
サイドギヤに所定大きさの負荷をかけると、これ
により実車状態に近い状態でギヤケースの回転を
取り出すことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による車
両用デイフアレンシヤルの噛合試験装置を説明す
るためのもので、本装置は前輪駆動車に使用され
るデイフアレンシヤル装置を内蔵したトランスミ
ツシヨンの噛合伝達誤差、即ち入力軸の回転に対
する出力軸の回転の遅れの大きさを試験するため
のものである。まず本装置の全体構成を示す第1
図において、1は被試験体であるトランスミツシ
ヨンWが載置セツトされる試験台であり、該試験
台1の略中央には上記トランスミツシヨンWのプ
ライマリシヤフト9に連結可能な連結軸1aが配
設されており、この連結軸1aには入力ロータリ
エンコーダの出力軸2aがフランジ接続されてい
る。
上記ロータリエンコーダ2は1回転につき所定
個数のパルスを発生するためのもので、これの入
力軸2bには駆動力発生装置3の減速機3aの出
力軸3bが接続されており、また該減速機3aの
入力軸3cには駆動力を発生するモータ3dがフ
レキシブルカツプリング3eを介して接続されて
いる。
また上記試験台1下部には上記モータ3dから
の駆動力を吸収するための駆動力吸収装置6の減
速機6aの入力軸6bが位置しており、該減速機
6aの出力軸6cには駆動力を吸収するためのモ
ータ6eがフレキシブルカツプリング6dを介し
て連結されている。なお、2つのモータ3d,6
eはともに回転数を調整可能で、モータ3dの回
転をモータ6eより大きくすれば加速状態が再現
でき、またモータ3dの回転を6eより小さくす
れば減速状態を再現し得るようになつている。
次に、上記トランスミツシヨンWのデイフアレ
ンシヤル装置8部分を詳細に示す第2図におい
て、11はセンカンダリシヤフトで、これのフア
イナルギヤ11aはギヤケース12にボルト締固
定されたリングギヤ13に噛合している。また上
記ギヤケース12はその左、右端がデフケース部
10に回転自在に支持されており、該ギヤケース
12に貫通固着されたピニオンシヤフト14のギ
ヤケース12内部分にはピニオンギヤ15a,1
5bが回転自在に装着され、該ピニオンギヤ15
a,15bには左、右サイドギヤ16a,16b
が噛合している。
そして上記左サイドギヤ16aには出力軸17
の前端に形成されたスプライン部17aがギヤケ
ース12の左車軸穴12aを通つてスプライン嵌
合しており、該出力軸17の後端17bは上記減
速機6aの入力軸6bとフランジ接合されてい
る。
また、上記右サイドギヤ16bには固定軸18
の前端に形成されたスプライン部18aがギヤケ
ース12の右車軸穴12bを通つてスプライン嵌
合しており、該固定軸18は上記出力軸17より
小径のものでその後端18bは軸固定具19aを
介して支持ブラケツト19に固着されている。
そして、上記固定軸18にはニードルベアリン
グ20を介して回転出力軸21の筒状の張りシヤ
フト22が回転自在に嵌装され、該張りシヤフト
22の小径部22aの前端部には前端ほど大径の
テーパ部22bが形成され、このテーパ部22b
はギヤケース12の右車軸穴12b内に位置し、
また該張りシヤフト22の大径部22cは上記支
持ブラケツト19に回転自在に軸支されている。
またこの張りシヤフト22の大径部22cに形成
されたフランジ部22dには出力ロータリエンコ
ーダ25の回転体25aが接続され、該エンコー
ダ25のケース25bは上記支持ブラケツト19
に一体形成された廻り止ブラケツト19bに固着
されている。
上記張りシヤフト22の小径部22aにはこれ
も筒状のコレツト23が軸方向に移動可能に嵌装
されており、該コレツト23の先端部23aには
多数のスリツトが軸方向に形成されている。ま
た、該コレツト23の後端部と、上記張りシヤフ
ト22の大径部22cにはねじ切り加工が施され
ており、この両ねじ部には両端部にそれぞれ逆リ
ードのねじが形成されたナツト24が螺合してい
る。
次に作用効果について説明する。
本実施例装置により噛合試験を行なうには、ま
ず、被試験体であるトランスミツシヨンWをセツ
トするわけあるが、そのためにトランスミツシヨ
ンWを試験台1上に載置し、そのデイフアレンシ
ヤル装置8への入力軸であるプライマリシヤフト
9に連結軸1aを連結する。またデイフアレンシ
ヤル装置8部分に、出力軸17、固定軸18、回
転取出軸21をそれぞれ接続するには、出力軸1
7をギヤケース12内に左車軸穴12aから挿入
し、またナツト24を緩めた状態で固定軸18及
び回転取出軸21を右車軸穴12bから挿入す
る。すると、出力軸17、固定軸18のスプライ
ン部17a,18aがそれぞれ左、右サイドギヤ
16a,16bとスプライン嵌合するとともに、
回転取出軸21の先端部が右車軸穴12b内に位
置することとなる。そしてこの状態でナツト24
を閉めるとコレツト23が前進し、その先端部2
3aがテーバ部22bにより外方に拡げられ、こ
れにより該回転取出軸21がギヤケース12に固
着され、トランスミツシヨンWのセツトが終了し
たこととなる。
次に該トランスミツシヨンWの噛合伝達誤差を
測定するために、モータ3dを始動し、かつ所定
の回転数まで制御すると、該モータ3dの回転が
減速機3aにて減速され、入力ロータリエンコー
ダ2を介してプライマリシヤフト9に入力され、
セカンダリシヤフト11を介してリングギヤ13
に伝達され、このリングギヤ13の回転、即ちギ
ヤケース12の回転は回転取出軸21により取り
出され、出力ロータリエンコーダ25に伝達さ
れ、このようにして上記入力、出力ロータリエン
コーダ2,25からそれぞれプライマリシヤフト
9、ギヤケース12の回転に応じたパルス波形が
出力されることとなる。
そしてこの際右サイドギヤ16bは固定軸18
によりその回転が止められているので、出力軸1
7は通常時の2倍の速度で回転し、この出力軸1
7の回転は減速機6aにより減速された後、モー
タ3dより低い回転数に制御されたモータ6eに
入力される。そしてこのモータ6eによるブレー
キ力に応じた負荷が出力軸17ひいてはデイフア
レンシヤル装置8に作用することとなり、上記ブ
レーキ力を調整することにより実車と近い負荷状
態が得られる。この実車に近い負荷状態におい
て、上記入力、出力ロータリエンコーダ2,25
からのパルス波形を比較すれば、本トランスミツ
シヨンWの噛合伝達特性が得られ、両パルス波形
のずれが小さいほど該伝達誤差が小さいと評価で
きる。
このように本実施例では、サイドギヤの一方を
固定し、他方に負荷を与え、この状態でプライマ
リシヤフト9、ギヤケース12の回転状態をロー
タリエンコーダ2,25で検出するようにしたの
で、実車に近い状態で噛合伝達誤差を測定でき、
しかもこの場合、従来のように固定治具をギヤケ
ース12内に装着する必要はなく、従つて被試験
体を分解しなくて済む分だけ作業能率を向上で
き、また従来のように出力軸の先端部を二股状に
する必要もないので、この点から装置の耐久性を
向上できる。
なお、上記実施例では、固定軸18側からギヤ
ケース12の回転を取り出すようにしたが、これ
は出力軸17側から取り出すようにしてもよい。
また上記実施例では、噛合試験として噛合伝達誤
差の測定の場合を例にとつて説明したが、本考案
はこれ以外の、例えば振動、騒音測定等、実車状
態で行なうべき各種の噛合試験についても適用で
きる。また本考案は後輪駆動車のデイフアレンシ
ヤル装置の噛合試験機として適用できることは勿
論である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る車両用デイフアレン
シヤルの噛合試験装置によれば、デイフアレンシ
ヤル装置のフアイナルギヤと接続する入力軸に連
結可能な駆動力発生装置と、デイフアレンシヤル
装置の一方のサイドギヤに連結可能な駆動力吸収
装置と、他方のサイドギヤを固定する固定軸と、
上記フアイナルギヤと噛合するリングギヤを有す
るギヤケースの回転を取り出す回転取出軸とを設
けたので、実車状態に近い負荷状態でもつて噛合
試験を行なうことができ、かつ作業性、耐久性を
向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による車両用デイフ
アレンシヤルの噛合試験装置の全体構成を示す平
面図、第2図はその要部の断面平面図である。 3……駆動力発生装置、6……駆動力吸収装
置、8……デイフアレンシヤル装置、9……プラ
イマリシヤフト(デイフアレンシヤル装置への入
力軸)、11a……フアイナルギヤ、12……ギ
ヤケース、13……リングギヤ、12b……車軸
穴、16a……左サイドギヤ(一方のサイドギ
ヤ)、16b……右サイドギヤ(他方のサイドギ
ヤ)、18……固定軸、21……回転取出軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 デイフアレンシヤル装置のフアイナルギヤとリ
    ングギヤとの噛合試験を行う装置において、 デイフアレンシヤル装置のフアイナルギヤと接
    続する入力軸に連結可能な駆動力発生装置と、 デイフアレンシヤル装置の一方のサイドギヤと
    スプライン嵌合可能で、該サイドギヤに負荷を与
    えて上記駆動力発生装置からの駆動力を吸収する
    駆動力吸収装置と、 他方のサイドギヤとスプライン嵌合可能で、該
    他方のサイドギヤを固定するための固定軸支と、 上記フアイナルギヤと噛合するリングギヤを有
    するギヤケースの車軸穴内面に先端部を外張りク
    ランプ可能で、該ギヤケースの回転を取り出すた
    めの回転取出軸とを備えたことを特徴とする車両
    用デイフアレンシヤルの噛合試験装置。
JP1985053210U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0443800Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985053210U JPH0443800Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985053210U JPH0443800Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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Publication Number Publication Date
JPS61170053U JPS61170053U (ja) 1986-10-22
JPH0443800Y2 true JPH0443800Y2 (ja) 1992-10-15

Family

ID=30573858

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JP1985053210U Expired JPH0443800Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JP4631589B2 (ja) * 2005-08-02 2011-02-16 トヨタ自動車株式会社 かみあい伝達誤差の測定装置および測定方法
JP4631688B2 (ja) * 2005-12-09 2011-02-16 トヨタ自動車株式会社 噛合伝達誤差測定装置

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JPS5917840B2 (ja) * 1978-04-11 1984-04-24 防衛庁技術研究本部長 音声のデジタル伝送方式

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JPS61170053U (ja) 1986-10-22

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