JP3021240B2 - インクジェットプリント方法、及び、プリント物 - Google Patents
インクジェットプリント方法、及び、プリント物Info
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- JP3021240B2 JP3021240B2 JP17046193A JP17046193A JP3021240B2 JP 3021240 B2 JP3021240 B2 JP 3021240B2 JP 17046193 A JP17046193 A JP 17046193A JP 17046193 A JP17046193 A JP 17046193A JP 3021240 B2 JP3021240 B2 JP 3021240B2
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Description
布帛にプリントを行う方法及びプリント物に関する。
ーラー捺染である。しかしながら、これらの方式は、多
品種少量生産に不向きであり、流行への迅速な対応も困
難であることから最近では、無製版の電子捺染システム
の確立が要望されている。
る捺染方法が数多く提案されており各方面からの期待も
大きくなっている。
(1)発色に十分な濃度を与えること、(2)色素の布
帛に対する染着率が高く洗浄工程後の、廃水処理が容易
であること、(3)布帛上で異色間の混色による不規則
なにじみが目立たないこと、(4)色再現の範囲が広い
こと、(5)常に安定した生産が可能であること、等が
挙げられる。
おいては、主としてインクに様々な添加剤を加えたり、
インクの打込量を操作したり、布帛に前もって処理を施
す等の対応を行ってきた。また分散染料を用いて捺染を
行う布帛、例えば、ポリエステル布帛に対するインクジ
ェット捺染方法として、特開昭61−118477に、
昇華温度が180℃以上の分散染料を使用するという方
法が開示されている。しかし、昇華温度のみに着目した
分散染料を色素としてもちいたインクを用いて捺染を行
うと、各インクを単独で染着させた場合には良好な発色
を示すのに対し、インクを布上で混色させた場合、使用
する染料の組み合わせにより、染着後の濃度や、色調、
同じ染着条件で染着したときの再現性が非常に異なり、
上記の(1)、(4)、(5)等を同時に満たさなくな
る場合が多く、様々な色表現を行うためには、係る方法
では、まだ不十分であった。したがって、従来の技術だ
けでは、前述した各種の要求項目、とりわけ(5)項を
充分に満たすことは不可能であった。
は、分散染料で染色可能な繊維を主体として構成される
布帛に、インクジェットプリントする際に、上述のごと
き従来の一般的なインクジェット捺染の問題を解決する
こと、とりわけ、高濃度で、鮮明であり、且つ、色再現
範囲が格段に広いプリント物を得ることができ、更に、
加熱による染着処理条件が多少変化しても、安定な画像
を得ることができるインクジェットプリント方法及びプ
リント物を提供することである。
明によって達成される。
ッド、及びシアンの3色のインクを、インクジェット方
式によって、布帛上に付与してプリントを行う方法であ
って、 (a)前記インクの少なくとも2色のインクを少なくと
も一部が重なるように布帛上に付与する工程、 (b)前記インクが付与された布帛を熱処理する工程、 (c)前記熱処理した布帛を洗浄する工程、の3工程を
少なくとも有し、前記布帛が分散染料で染色可能な繊維
を含有する布帛であり、前記インクが何れも色素、色素
を分散する化合物、及び、水性液媒体を少なくとも含有
し、前記イエローインクは色素としてC. I.ディスパー
ズイエロー5、42、54、64、79、83、93、
99、119、122、126、160、204、22
4、及び237よりなる群の中から選ばれる少なくとも
一種を含有し、前記レッドインクは、色素としてC. I.
ディスパーズレッド54、72、73、86、88、9
1、92、93、111、126、127、134、1
35、143、145、152、153、154、15
9、164、167:1、177、181、204、2
06、207、258、221、278、283、28
8、311、323、343、348、356、及びC.
I.ディスパーズバイオレット33よりなる群の中から
選ばれる少なくとも一種を含有し、前記シアンインクは
色素としてC. I.ディスパーズブルー60、87、14
3、176、185、198、及び354よりなる群の
中から選ばれる少なくとも一種を含有し、前記少なくと
も2色のインクの混色部における色素の付着量が、0.01
mg〜1mg/ cm2の範囲にあることを特徴とするインクジェ
ットプリント方法(但し、前記2色のインクが、C.I.デ
ィスパーズイエロー79を含有するイエローインクおよ
びC.I.ディスパースレッド283を含有するレッドイン
クである場合を除く)である。更に本発明は、イエロ
ー、レッド、シアンのうちの少なくとも2色の色素が少
なくとも一部重複した状態で、分散染料で染色可能な繊
維を含有する布帛を染色しているプリント物であって、
前記イエロー色素がC. I.ディスパーズイエロー5、4
2、54、64、79、83、93、99、119、1
22、126、160、204、224、及び237よ
りなる群の中から選ばれる少なくとも一種であり、前記
レッド色素がC. I.ディスパーズレッド54、72、7
3、86、88、91、92、93、111、126、
127、134、135、143、145、152、1
53、154、159、164、167:1、177、
181、204、206、207、258、221、2
78、283、288、311、323、343、34
8、356、及びC. I.ディスパーズバイオレット33
よりなる群の中から選ばれる少なくとも一種であり、前
記シアン色素がC. I.ディスパーズブルー60、87、
143、176、185、198、及び354よりなる
群の中から選ばれる少なくとも一種であり、且つ少なく
とも2色の色素の混色部における量が0.01mg〜1mg/ cm2
の範囲にあることを特徴とするプリント物(但し、前記
2色の色素がC.I.ディスパーズイエロー79およびC.I.
ディスパーズレッド283である場合を除く)である。
説明する。
材としては、分散染料で染色可能な繊維を含有するもの
である。中でも、ポリエステル、アセテ−ト、トリアセ
テ−トを含有するものが好ましい。その中でもポリエス
テルを含有するものが特に好ましいものである。上記繊
維は織物、編物、不織布等いずれの形態でも使用でき
る。
00%のものが好適であるが、混紡率30%以上、好ま
しくは、50%以上であれば、分散染料で染色可能な繊
維と他の素材、例えばレーヨン、綿、ポリウレタン、ア
クリル、ナイロン、羊毛、絹等との混紡織布又は混紡不
織布等も本発明の捺染用布帛として使用することができ
る。
捺染用布帛は、必要に応じて従来の前処理方法を併用す
ることができる。特に、尿素、水溶性高分子、水溶性金
属塩等を、0.01〜20重量%含有させたものが好適
である。
シ、小麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース系物質、アルギン酸ナトリウム、アラビヤ
ゴム、ローカストビーンガム、トラントガム、グアーガ
ム、タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン、カゼイン等
のタンパク質物質、タンニン系物質、リグニン系物質等
の公知の天然水溶性高分子が挙げられる。又、合成高分
子としては、例えば、公知のポリビニルアルコール系化
合物、ポリエチレンオキサイド系化合物、アクリル酸系
水溶性高分子、無水マレイン酸系水溶性高分子等が挙げ
られる。これらの中でも多糖類系高分子やセルロース系
高分子が好ましい。
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を形成するものであって、pH4〜10
である化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例
としては、例えば、アルカリ金属では、NaCl、Na
2 S04 、KCl,CH3 COONa,等があげられ、ア
ルカリ土類金属としてはCaCl2,MgCl2 等が挙げ
られる。中でも、Na,K,Caの塩類が好ましい。
インクに含有される色素について説明する。
この分散染料に分類されるもののなかでも、色相、染色
特性、吐出特性等の観点から、本発明に用いられる色素
は、極めて限定されたものである。本発明者らは、各種
の分散染料を含有するインクを作成し、前述した布帛上
で、該インクを混色させて染着させると、従来捺染に比
べてインクジェットプリント方法は、使用する染料の組
み合わせによって、染着後の濃度や、色調、更に、同じ
染着条件で染着したときの繰り返しの再現性が非常に異
なることを発見した。この現象はHTスチ−ミング法、
及びサ−モゾル法による染着処理を採用した場合、特に
顕著であった。従来においても、ポリエステルの「浸
染」染色等で2種類の分散染料を一浴で染めようとした
場合に、その2種類の染料の相性によって、まれに染色
濃度が異なることがあることは知られており、これは、
その2種類の染料が水中でどのような構造をとっている
か(お互い独立しているのか、結合しているのか)に起
因するといわれている(「解説 染料化学」 色染
社)。しかし、これは、「浸染」染色特有の問題であ
り、従来の捺染では、この問題はほとんど議論されてい
なかった。ところが、インクジェットプリントによる捺
染においては、染料の組み合わせによる差がこの「浸
染」染色以上に顕著となった。この理由は定かではない
が、インクジェットプリントのように、インク小滴を布
帛に順次着滴させる方法においては、印捺される染料の
絶対量が少ないこと、及びドット表現であること等によ
り、染料の組み合わせによる差が従来よりも格段に明確
に発現するためと考えられる。
を行い、以下に記載する非常に限られた色素を使用する
ことにより、色素の組合わせによって、染着後の濃度
や、色調が変化したりせず、染着後の色再現性も非常に
安定することを知見した。以上のことから使用する色素
は以下のものに限られる。イエローインク中の色素とし
てはC.I.ディスパ−ズイエロ−5、42、54、6
4、79、83、93、99、119、122、12
6、160、204、224、237よりなる群の中か
ら選ばれる少なくとも一種を含有させることが必要であ
り、中でもC.I.ディスパ−ズイエロ−5、42、8
3、93、99、224よりなる群の中から選ばれる少
なくとも一種を含有させることがより好ましい。レッド
インク中に色素としてはC.I.ディスパ−ズレッド5
4、72、73、86、88、91、92、93、11
1、126、127、134、135、143、14
5、152、153、154、159、164、16
7:1、177、181、204、206、207、2
21、258、278、283、288、311、32
3、343、348、356、C.I.ディスパ−ズバ
イオレット33よりなる群の中から選ばれる少なくとも
一種を含有させることが必要であり、中でもC.I.デ
ィスパ−ズレッド92、126、135、145、15
2、159、177、181、206、283、34
8、よりなる群の中から選ばれる少なくとも一種を含有
させることがより好ましい。シアンインク中の色素とし
てはC.I.ディスパ−ズブル−60、87、143、
176、185、198、354よりなる群の中から選
ばれる少なくとも1種類を含有させることが必要であ
り、中でもC.I.ディスパ−ズブル−60、87、1
43、185、198、354よりなる群の中から選ば
れる少なくとも1種類を含有させることがより好まし
い。
とも1種以上含有される。含有量は、インク全重量に対
して合計で1〜25重量%、好ましくは1.5〜20重
量%、より好ましくは2〜15重量%の範囲である。
色素、係る色素を分散する化合物、及び、水性液媒体を
含む。
ゆる分散剤、界面活性剤、樹脂等を用いることができ
る。分散剤または界面活性剤としては、アニオン系、ノ
ニオン系のいずれも使用できるが、例えば、アニオン系
のものとしては脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスル
ホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルリン
酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合
物、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、及び
これらの置換誘導体等;ノニオン系のものとしてはポリ
オキシエチレンアルキルエ−テル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエ−テル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、オキシエチ
レンオキシプロピレンブロックポリマ−、及びこれらの
置換誘導体等が挙げられる。樹脂分散剤としてはスチレ
ン及びその誘導体、ビニルナフタレン及びその誘導体、
α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコ−
ルエステル等、アクリル酸及びその誘導体、マレイン酸
及びその誘導体、イタコン酸及びその誘導体、フマ−ル
酸及びその誘導体、酢酸ビニル、ビニルアルコ−ル、ビ
ニルピロリドン、アクリルアミド、及びその誘導体等か
ら選ばれた少なくとも2つ以上の単量体(このうち少な
くとも1つは親水性単量体)からなるブロック共重合
体、ランダム共重合体及びグラフト共重合体、並びにこ
れらの塩等を挙げることができる。これらの樹脂は、塩
基を溶解させた水溶液に可溶なアルカリ可溶型樹脂であ
ることが好ましい。
有し、必須成分である水は、インク全重量に対して10
〜93重量%、好ましくは25〜87重量%、より好ま
しくは30〜82重量%の範囲含有することが好まし
い。
溶剤を併有することが好ましい。有機溶剤としては、例
えば、アセトン、ジアセトンアルコールなどのケトン又
はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類;ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、トリプロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール等のオキシエチ
レン又はオキシプロピレン付加重合体;エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオ
ール、ヘキシレングリコール等のアルキレン基が2乃至
6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;チオジ
グリコール;グリセリン;エチレングリコールモノメチ
ル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノ
メチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテル類;トリエチレングリコール
ジメチル(又はエチル)エーテル、テトラエチレングリ
コールジメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコ
ールの低級ジアルキルエーテル類;スルホラン、N−メ
チル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダ
ゾリジノン等が挙げられる。上記の如き媒体を併用する
場合は単独でも混合物としても使用できるが、もっとも
好ましい液媒体組成は、該溶剤が少なくとも1種の多価
アルコールを含有するものである。中でも、チオジグリ
コール、ジエチレングリコールの単独もしくはジエチレ
ングリコール、チオジグリコール混合系は特に良好なも
のである。
インクの全重量に対して5〜60%、好ましくは5〜5
0%の範囲である。
の通りであるが、その他公知の各種の粘度調整剤、表面
張力調整剤、蛍光増白剤、消泡剤を必要に応じて添加す
ることができる。例えば、ポリビニルアルコール、セル
ロース類、水溶性樹脂等の粘度調整剤;ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン等の表面張力調整剤;緩衝
液によるpH調整剤、防カビ剤等である。
めに、インクの成分として各種の界面活性剤等を必要に
応じて添加することができる。
素を分散させる化合物、溶剤、水、その他添加物ととも
に、従来公知の分散方法、混合方法等をもちいて製造す
ることができる。
上記布帛に上記インクの小滴をインクジェット法で着滴
させて、少なくとも2色以上のインクによる混色部を形
成するものである。この場合、混色部の各色素の付着量
の合計は、0.01〜1mg/cm2 、好ましくは0.
015〜0.6mg/cm2 より好ましくは0.02〜
0.4mg/cm2 とするものである。この値は、イン
クの吐出量とインク中の色素濃度を実測することにより
求めることができる。色素の付着量が0.01mg/c
m2 未満では、高濃度の発色が難しいので本発明の効果
が明確にならない。又、1mg/cm2 を超える場合
は、濃度、色再現範囲、染色安定性等の向上の顕著な効
果が認められない。係るインクジェットプリントに用い
るインクジェット方式は、従来公知のいずれのインクジ
ェット方式でもよいが、例えば、特開昭54−5993
6号公報に記載されている方法で、熱エネルギーの作用
を受けたインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化
による作用力によって、インクをノズルから吐出させる
方式、即ち、バブルジェット方式が最も有効である。こ
れは、上記方式は複数のノズルを有する記録ヘッドを用
いる場合、各ノズル間のインクの吐出速度のばらつきが
小さく、インクの吐出速度が5〜20m/secの範囲
に集約されており、この速度で分散染料を含むインクが
布帛に衝突した場合の着滴時の液滴の繊維に対する浸透
の具合が最適となるためと思われる。本発明は、係る方
式で長時間連続的にプリントを行ってもそのヒーター上
の異物の沈着や断線が発生せず、安定したプリントが可
能となる。
いて、特に高い効果を得る条件としては、吐出液滴が2
0〜200pl、インク打込量が4〜40nl/mm
2 、駆動周波数1.5KHz以上、及びヘッド温度35
〜60℃のが好ましい。
ンクは、この状態では単に付着しているに過ぎないの
で、引続き繊維への色素の染着及び未染着の色素の除去
工程を施す必要がある。この様な染着及び未染着の色素
の除去方法は、従来公知の方法でよい。なかでも、染着
法に関しては、HTスチ−ミング法またはサ−モゾル法
を用いることが好ましい。さらにHTスチ−ミング法の
場合、140℃〜180℃で2分〜30分間の処理条件
の場合が好ましく、160℃〜180℃で6分〜8分間
の処理条件の場合がより好ましい。サ−モゾル法の場合
は、160℃〜210℃で10秒〜5分の処理条件の場
合が好ましく、180℃〜210℃で20秒〜2分の処
理条件の場合がより好ましい。
て、所望の大きさに切り離され、切り離された片は縫
着、接着、溶着等、最終的な加工品を得るための工程が
施され、ネクタイ、ハンカチ等の加工品を得ることがで
きる。
適な装置の一例としては、記録ヘッドの室内のインクに
記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネルギ
ーにより液滴を発生させる装置が挙げられるが、以下こ
れについて説明する。
1、図2及び図3に示す。
ガラス、セラミック又はプラスチック板等と、感熱記録
に用いられる発熱ヘッド15(図ではヘッドが示されて
いるが、これに限定されるものではない)とを接着して
得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン等で形成され
る保護膜16、アルミニウム電極17−1、17−2、
ニクロム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層1
9、アルミナ等の放熱性のよい基板20よりなってい
る。
2まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成し
ている。
加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に
発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、
その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出
し、オリフィス22より記録小滴24となり、本発明に
使用する布帛25に向かって飛翔する。図3には図1に
示すヘッドを多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。
該マルチヘッドはマルチ溝26を有するガラス板27
と、図1に説明したものと同様な発熱ヘッド28を密着
して製作されている。尚、図1は、インク流路に沿った
ヘッド13の断面図であり、図2は図1のA−B線での
切断面である。
ジェット記録装置の一例を示す。
てのブレードであり、その一端はブレード保持部材によ
って保持されて固定端となり、カンチレバーの形態をな
す。ブレード61は記録ヘッドによる記録領域に隣接し
た位置に配設され、又、本例の場合、記録ヘッドの移動
経路中に突出した形態で保持される。62はキャップで
あり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設
され、記録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐
出口面と当接し、キャッピングを行う構成を備える。更
に63はブレード61に隣接して設けられる吸収体であ
り、ブレード61と同様、記録ヘッドの移動経路中に突
出した形態で保持される。上記ブレード61、キャップ
62、吸収体63によって吐出回復部64が構成され、
ブレード61及び吸収体63によってインク吐出口面に
水分、塵埃等の除去が行われる。65は吐出エネルギー
発生手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する布
帛にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は記
録ヘッド65を搭載して記録ヘッド65の移動を行う為
のキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と
慴動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモータ68
によって駆動されるベルト69と接続(不図示)してい
る。これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った
移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及び
その隣接した領域の移動が可能となる。
不図示のモータにより駆動される布送りローラである。
これらの構成によって記録ヘッドの吐出口面と対向する
位置へ布帛が給布され、記録が進行するにつれて排布ロ
ーラ53を配した排布部へ排布される。
了等でホームポジションに戻る際、ヘッド回復部64の
キャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避して
いるが、ブレード61は移動経路中に突出している。こ
の結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされ
る。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接
してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッ
ドの移動経路中に突出する様に移動する。
録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード
61は上述したワイピング時の位置と同一の位置にあ
る。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐
出口面はワイピングされる。
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘ
ッドが記録の為に記録領域を移動する間に所定の間隔で
記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移
動に伴って上記ワイピングが行われる。図5は、ヘッド
にインク供給部材、例えばチューブを介して供給される
インクを収容したインクカートリッジの一例を示す図で
ある。ここで40は供給用インクを収容したインク収容
部、例えば、インク袋であり、その先端にはゴム製の栓
42が設けられている。この栓42に針(不図示)を挿
入することにより、インク袋40中のインクをヘッドに
供給可能ならしめる。44は廃インクを受容する吸収体
である。インク収容部としては、インクとの接液面がポ
リオレフィン、特にポリエチレンで形成されているもの
が本発明にとって好ましい。本発明で使用されるインク
ジェット記録装置としては、上記の如きヘッドとインク
カートリッジとが別体となったものに限らず、図6に示
す如きそれらが一体になったものにも好適に用いられ
る。
て、この中にはインクを収容したインク収容部、例え
ば、インク吸収体が収納されており、かかるインク吸収
体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71
からインク滴として吐出される構成になっている。イン
ク吸収体の材料としては、ポリウレタンを用いることが
本発明にとって好ましい。72は記録ユニット内部を大
気に連通させる為の大気連通口である。この記録ユニッ
ト70は、図4で示す記録ヘッドに代えて用いられるも
のであって、キャリッジ66に対し着脱自在になってい
る。
能であるが、特に、オフィスユース以外のインダストリ
アルユースに好適である。
具体的に説明する。尚、文中部及び%とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
部をそれぞれ加え、30分間プレミキシングを行った
後、下記の条件で分散処理を行った。 分散染料 C.I.ディスパーズ イエロー 93(分散染料液I用) C.I.ディスパーズ レッド 92(分散染料液II用) C.I.ディスパーズ ブルー 87(分散染料液III用) 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械製) 粉砕メディア ジルコニウムビーズ1mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM、20分間)を
行った後、フロロポアフィルターFP−250(住友電
工社製)にてろ過し粗大粒子を除去して分散染料液(I
〜III)を得た。
整し、インク(A〜C)を得た。
液(尿素10%、アルギン酸ソ−ダ2%、水88%)に
浸し、絞り率30%で脱水後乾燥した。
(A〜C)をカラーバブルジェットプリンターBJC8
20(商品名 キヤノン製)に搭載し、各2×4cmの
下記のパタ−ンのプリントを行なった。
きインク打ち込み量8.0nl/mm2である。)
よる定着を行った。その後、これを中性洗剤で洗浄し
て、プリント物の発色性及び濃度について評価した。そ
の結果、表1に示したようにK/S値の相対評価によっ
て判定した混色部の発色安定性が格段に良好で、しかも
印字密度100%部でも濃色が得られた。
部をそれぞれ加え、30分間プレミキシングを行った
後、下記の条件で分散処理を行った。 分散染料 C.I.ディスパーズ イエロー 224(分散染料液IV用) C.I.ディスパーズ レッド 348(分散染料液V用) C.I.ディスパーズ ブルー 198(分散染料液VI用) 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械製) 粉砕メディア ガラスビーズ0.5mm径 粉砕メディアの充填率 70%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM、20分間)を
行った後、フロロポアフィルターFP−250(住友電
工社製)にてろ過し粗大粒子を除去して分散染料液(I
V〜VI)を得た。
整し、インク(D〜F)を得た。
得られたインク(D〜F)を実施例1と同様の方法で同
様のパタ−ンをプリントした。ついで200℃で40〜
50秒間のサ−モゾル処理による定着を行なった。その
後、これを中性洗剤で洗浄して、プリント物の発色性及
び濃度について評価した。その結果、表1に示したよう
にK/S値の相対評価によって判定した混色部の発色安
定性が格段に良好で、しかも印字密度100%部でも濃
色が得られた。
部をそれぞれ加え、30分間プレミキシングを行った
後、下記の条件で分散処理を行った。 分散染料 C.I.ディスパーズ イエロー 99 (分散染料液VII用) C.I.ディスパーズ レッド 283 (分散染料液VIII用) C.I.ディスパーズ ブルー 185 (分散染料液IX用) 分散機 パールミル(アシザワ製) 粉砕メディア ガラスビーズ1mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 吐出速度 100ml/min さらに遠心分離処理(12000RPM、20分間)を
行った後、フロロポアフィルターFP−250(住友電
工社製)にてろ過し粗大粒子を除去して分散染料液(V
II〜IX)を得た。
整し、インク(G〜I)を得た。
織布をあらかじめ処理液(尿素10%、カルボキシメチ
ルセルロ−ス2%、水88%)に浸したあと、絞り率3
0%で脱水後乾燥した。この織布に上記の様にして得ら
れたインク(G〜I)を実施例1と同様の方法で同様の
パタ−ンをプリントした。ついで160℃で6分〜8分
間蒸熱処理を行なった。その後、これを中性洗剤で洗浄
して、プリント物の発色性及び濃度について評価した。
その結果、表1に示したようにK/S値の相対評価によ
って判定した混色部の発色安定性が格段に良好で、しか
も印字密度100%部でも濃色が得られた。
部をそれぞれ加え、30分間プレミキシングを行った
後、下記の条件で分散処理を行った。 分散染料 C.I.ディスパーズ イエロー 56(分散染料液X用) C.I.ディスパーズ レッド 43(分散染料液XI用) C.I.ディスパーズ ブルー 7(分散染料液XII用) 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械製) 粉砕メディア ジルコニウムビーズ1mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM、20分間)を
行った後、フロロポアフィルターFP−250(住友電
工社製)にてろ過し粗大粒子を除去して分散染料液(X
〜XII)を得た。
整し、インク(J〜L)を得た。
得られたインク(J〜L)を実施例1と同様の方法で同
様のパタ−ンをプリントした。ついで160℃で6〜8
分間の蒸熱処理による定着を行った。その後、これを中
性洗剤で洗浄して、プリント物の発色性及び濃度につい
て評価した。その結果、表1に示したように実施例1と
比較してK/S値の相対評価によって判定した混色部の
発色安定性が悪く、しかも印字密度100%部で濃色が
得られなかった。
部をそれぞれ加え、30分間プレミキシングを行った
後、下記の条件で分散処理を行った。 分散染料 C.I.ディスパーズ イエロー 163(分散染料液XIII用) 分散機 サンドグラインダー(五十嵐機械製) 粉砕メディア ジルコニウムビーズ1mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 粉砕時間 3時間 さらに遠心分離処理(12000RPM、20分間)を
行った後、フロロポアフィルターFP−250(住友電
工社製)にてろ過し粗大粒子を除去して分散染料液(X
III)を得た。
整し、インク(M)を得た。
得られたインク(M)及び実施例1で使用したインク
(B、C)を実施例1と同様の方法で同様のパタ−ンを
プリントした。ついで160℃で6〜8分間の蒸熱処理
による定着を行った。その後、これを中性洗剤で洗浄し
て、プリント物の発色性及び濃度について評価した。そ
の結果、表1に示したように実施例1と比較してK/S
値の相対評価によって判定した混色部の発色安定性が悪
く、しかも印字密度100%部で濃色が得られない場合
もあった。
部をそれぞれ加え、30分間プレミキシングを行った
後、下記の条件で分散処理を行った。 分散染料 C.I.ディスパーズ イエロー 56(分散染料液XIV用) C.I.ディスパーズ レッド 227(分散染料液XV用) 分散機 パールミル(アシザワ製) 粉砕メディア ガラスビーズ1mm径 粉砕メディアの充填率 50%(体積) 吐出速度 100ml/min さらに遠心分離処理(12000RPM、20分間)を
行った後、フロロポアフィルターFP−250(住友電
工社製)にてろ過し粗大粒子を除去して分散染料液(X
IV〜XV)を得た。
整し、インク(N〜O)を得た。
得られたインク(N〜O)及び実施例3で使用したイン
ク(I)を実施例1と同様の方法で同様のパタ−ンをプ
リントした。ついで160℃で6〜8分間の蒸熱処理に
よる定着を行った。その後、これを中性洗剤で洗浄し
て、プリント物の発色性及び濃度について評価した。そ
の結果、表1に示したように実施例3と比較してK/S
値の相対評価によって判定した混色部の発色安定性が悪
く、しかも印字密度100%部で濃色が得られなかっ
た。
エロ−、レッド、シアンのインクのいずれかを布帛上で
混色させたさいに、濃度が濃く、鮮明で、色再現範囲が
広く、生産安定性にすぐれたプリント物を得ることがで
きる。
面図
面図
観斜視図
図
Claims (22)
- 【請求項1】 少なくともイエロー、レッド、及びシア
ンの3色のインクを、インクジェット方式によって、布
帛上に付与してプリントを行う方法であって、 (a)前記インクの少なくとも2色のインクを少なくと
も一部が重なるように布帛上に付与する工程、 (b)前記インクが付与された布帛を熱処理する工程、 (c)前記熱処理した布帛を洗浄する工程、の3工程を
少なくとも有し、前記布帛が分散染料で染色可能な繊維
を含有する布帛であり、前記インクが何れも色素、色素
を分散する化合物、及び、水性液媒体を少なくとも含有
し、 前記イエローインクは色素としてC. I.ディスパーズイ
エロー5、42、54、64、79、83、93、9
9、119、122、126、160、204、22
4、及び237よりなる群の中から選ばれる少なくとも
一種を含有し、 前記レッドインクは、色素としてC. I.ディスパーズレ
ッド54、72、73、86、88、91、92、9
3、111、126、127、134、135、14
3、145、152、153、154、159、16
4、167:1、177、181、204、206、2
07、258、221、278、283、288、31
1、323、343、348、356、及びC. I.ディ
スパーズバイオレット33よりなる群の中から選ばれる
少なくとも一種を含有し、 前記シアンインクは色素としてC. I.ディスパーズブル
ー60、87、143、176、185、198、及び
354よりなる群の中から選ばれる少なくとも一種を含
有し、前記少なくとも2色のインクの混色部における色
素の付着量が、0.01mg〜1mg/ cm2の範囲にあることを特
徴とするインクジェットプリント方法(但し、前記2色
のインクが、C.I.ディスパーズイエロー79を含有する
イエローインクおよびC.I.ディスパースレッド283を
含有するレッドインクである場合を除く)。 - 【請求項2】 前記布帛がポリエステル繊維を含むもの
である請求項1に記載のインクジェットプリント方法。 - 【請求項3】 前記熱処理が、高湿蒸熱(HTスチーミン
グ)法またはサーモゾル法である請求項1に記載のイン
クジェットプリント方法。 - 【請求項4】 前記インクジェット方式が熱エネルギー
を利用してインクを吐出させるインクジェット方式であ
る請求項1に記載のインクジェットプリント方法。 - 【請求項5】 前記インクの吐出速度が5〜20m / se
cである請求項1又は4に記載のインクジェットプリン
ト方法。 - 【請求項6】 前記(a)工程の前に前記布帛を前処理
する請求項1に記載のインクジェットプリント方法。 - 【請求項7】 前処理として、尿素、水溶性高分子、水
溶性金属塩の少なくとも1種を布帛に含有させる請求項
1に記載のインクジェットプリント方法。 - 【請求項8】 イエローインクが色素としてC. I.ディ
スパーズイエロー5、42、83、93、99、224
から選択される少なくとも一種を含有する請求項1に記
載のインクジェットプリント方法。 - 【請求項9】 レッドインクが色素として、C. I.ディ
スパーズレッド92、126、135、145、15
2、159、177、181、206、283、34
8、から選択される少なくとも一種を含有する請求項1
に記載のインクジェットプリント方法。 - 【請求項10】 シアンインクが色素としてC. I.ディ
スパーズブルー60、87、143、185、198、
354から選択される少なくとも一種を含有する請求項
1に記載のインクジェットプリント方法。 - 【請求項11】 混色部における色素の付着量が0.015
〜0.6mg/ cm2の範囲にある請求項1に記載のインクジェ
ットプリント方法。 - 【請求項12】 混色部における色素の付着量が0.02〜
0.4mg/ cm2の範囲にある請求項11に記載のインクジェ
ットプリント方法。 - 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
インクジェットプリント方法によりプリントされたプリ
ント物。 - 【請求項14】 イエロー、レッド、シアンのうちの少
なくとも2色の色素が少なくとも一部重複した状態で、
分散染料で染色可能な繊維を含有する布帛を染色してい
るプリント物であって、前記イエロー色素がC. I.ディ
スパーズイエロー5、42、54、64、79、83、
93、99、119、122、126、160、20
4、224、及び237よりなる群の中から選ばれる少
なくとも一種であり、前記レッド色素がC. I.ディスパ
ーズレッド54、72、73、86、88、91、9
2、93、111、126、127、134、135、
143、145、152、153、154、159、1
64、167:1、177、181、204、206、
207、258、221、278、283、288、3
11、323、343、348、356、及びC. I.デ
ィスパーズバイオレット33よりなる群の中から選ばれ
る少なくとも一種であり、前記シアン色素がC.I.ディス
パーズブルー60、87、143、176、185、1
98、及び354よりなる群の中から選ばれる少なくと
も一種であり、且つ少なくとも2色の色素の混色部にお
ける量が0.01mg〜1mg/ cm2の範囲にあることを特徴とす
るプリント物(但し、前記2色の色素がC.I.ディスパー
ズイエロー79およびC.I.ディスパーズレッド283で
ある場合を除く)。 - 【請求項15】 前記プリント物がポリエステル繊維を
含む布帛にプリントされたものである請求項14に記載
のプリント物。 - 【請求項16】 イエロー色素がC. I.ディスパーズイ
エロー5、42、83、93、99、224から選択さ
れる少なくとも一種である請求項14に記載のプリント
物。 - 【請求項17】 レッド色素がC. I.ディスパーズレッ
ド、92、126、135、145、152、159、
177、181、206、283、348から選択され
る少なくとも一種である請求項13に記載のプリント
物。 - 【請求項18】 シアン色素がC. I.ディスパーズブル
ー60、87、143、185、198、354から選
択される少なくとも一種である請求項14に記載のプリ
ント物。 - 【請求項19】 混色部における色素の量が0.015〜0.6
mg/ cm2の範囲にある請求項14に記載のプリント物。 - 【請求項20】 混色部における色素の量が0.02〜0.4m
g/ cm2の範囲にある請求項19に記載のプリント物。 - 【請求項21】 請求項13又は14に記載のプリント
物を更に加工して得られた加工品。 - 【請求項22】 前記加工品が前記プリント物を所望の
大きさに切り離し、切り離された片に対して最終的な加
工品を得るための工程を施して得られたものである請求
項21に記載の加工品。
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