JP3013504B2 - トナーカートリッジ - Google Patents
トナーカートリッジInfo
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- JP3013504B2 JP3013504B2 JP3134915A JP13491591A JP3013504B2 JP 3013504 B2 JP3013504 B2 JP 3013504B2 JP 3134915 A JP3134915 A JP 3134915A JP 13491591 A JP13491591 A JP 13491591A JP 3013504 B2 JP3013504 B2 JP 3013504B2
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- JP
- Japan
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- adhesive
- sheet member
- toner cartridge
- toner
- test
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- Packages (AREA)
Description
におけるトナーカートリッジに関する。
給する方法として、例えば、上部を開口した円筒状また
は直方形状の容器本体の内部にトナーを収納し、開口部
にシート部材を貼着したトナーカートリッジが用いられ
ている。そして、トナーカートリッジをプリンターもし
くは複写機の現像剤収容部に装着し、シート部材を剥
し、容器本体の開口部よりトナーを落下できるようにし
ている。
通しにくい材料を使用していた。
うな上述した従来のトナーカートリッジは、容器本体の
4辺にホットメルト接着剤を直接塗布した後シ−ト部材
を熱シールする方法であった。この方法は、下記の理由
から品質の安定に問題があった。
4辺に接着剤を塗布しシート部材で熱シールするためど
うしても接着強度のムラが発生し、接着面が弱すぎると
輸送中や減圧中にトナーが漏れという欠点がある。
るためシート部材で熱シール後、容器の変形及びフラン
ジ部にウェーブが発生するという欠点がある。容器本
体の4辺の接着剤の毛羽立や接着剤片が入り易く、トナ
ーのコンタミが発生するという欠点がある。
ることは、その接着作業工数が大幅にかかり非常にコス
ト高という欠点もある。 ポリエステル、ポリプロピ
レン等のシート部材は、空気を通さず気圧の変動による
膨らみにより破裂する欠点がある。
ために研究を進めた結果、本発明に到達した。
しくは複写機の現像剤収容部に対して着脱自在であると
ともに該現像剤収容部に連通する開口部が接着剤を介し
てシート部材で密閉され、且つ容器本体の内部に補給用
トナーが充填されたトナーカートリッジであり、前記接
着剤が塗布されたシート部材は透気度が20〜300秒
であり、且つポリオレフィン不織布からなるシート部材
に塗布された透気性接着剤によって容器本体に熱シール
されていることを特徴とするトナーカートリッジに関す
るものである。
り、紙、プラスチックが好ましく、プラスチックとして
はポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート系
のポリエステル樹脂、塩化ビニール樹脂及びAS樹脂が
好ましいが、何ら樹脂を限定するものではない。
ン社製)やルクサ(旭化成社製)等のポリオレフィン不
織布が好ましく、このシート部材2は空気の透気性が良
く、水分が透過しないという大きな利点がある。即ち、
トナーカートリッジ内に収納したトナーが吸湿すると、
トナーの帯電性が下がり、現像能力の劣化や転写効率の
低下を起こし、しいては画像劣化の原因となるためトナ
ーの吸湿は避けなければならない。
ニル共重合体等よりなるホットメルト系接着剤や溶剤系
接着剤を膜厚60μm程度でパターンコーティングする
か、エチレン酢酸ビニル共重合体等のエマルジョン系接
着剤を塗布することによりシート部材2の透気性を維持
することができる。
P8117の紙及び板紙の透気度試験方法により測定し
た。測定方法の概要は、シート部材2を50×50mm
以上の大きさに切断し、JISに準拠し測定を行った。
測定値は、645mm2の面積のシート部材2を通過す
るに要する平均秒数を透気度とした。尚、使用可能な範
囲は4〜300秒であり、特に良好な範囲は4〜200
秒であり、1000秒以上は透気度無しと判定した。
(透気度試験機:熊谷理機工業社製)シート部材2を容
器本体1に熱シールするには、温度80〜150℃、圧
力0.5〜10kg/cm2、時間0.5〜5秒間とす
ることが好ましい。
装着し、あらかじめポリエチレンシート(タイベック1
073B;デッポン社製、厚さ200μm)にエチレン
酢ビエマルジョン系接着剤を塗布した図2に示すシート
部材2を乗せ、シール温度155℃、圧力18Kg/c
m2、シール時間2秒間にて熱シールした。このシール
機の刃の材質はシリコンを使用した。
50秒であった。 実施例2 ポリプロピレン製容器本体1をシール機械に装着し、あ
らかじめポリエチレンシート(タイベック1073B;
デッポン社製、厚さ200μm)にホットメルト系接着
剤ををパターンコーティングしたシート部材2を乗せ、
シール温度115℃、圧力6Kg/cm2、シール時間
2.5秒にて熱シールした。このシール機の刃の材質は
アルミニームを使用した。
30秒であった。得られたトナーカートリッジで以下実
験を行った。プリンターへの装着使用実験として剥離テ
ストを実施し、物流、運搬及び環境実験として振動テス
ト、減圧テスト、落下テスト、及び高温高湿度安定性テ
ストを実施し、各条件ごとにサンプル(トナー入り容
器)を各10点用いてテストを行った。
材2を容器本体1からゆっくりと剥離した。剥離速度
は、約300mm/分で行った。
動数は5〜200Hzを15分周期で変化させながら、
x,y,z方向について各々1時間ずつ行った。(JI
S−Z0232準拠) 減圧テスト 減圧テストは、0〜−600mmHg下のテストを2回
繰り返し行った。
760mmHgから1.5分間掛けて−600mmHg
に下げ、11分間放置後、8分間で常圧下に戻す方法を
採用した。
定の梱包のもとで、落下テストを行った。落下高さは9
0cm、落下面はコンクリートとし、1角3稜6面の順
で計10回落下を行った。(JISーZ0202) 高温高湿安定性テスト 高温高湿安定性テストは、サンプル容器を50℃/85
%RHの環境下で1週間放置を行った。その後、
のテストを行った。
が、いずれのテストにおいても容器本体1からシート部
材2の浮き上がり、ハガレは無く、トナーのトナーカー
トリッジからのもれ等は全く無かった。
れに4辺に均一にホットメルト系接着剤を塗布し、不織
り布のポリエチレンシート(タイベック1073B;デ
ッポン社製、厚さ200μm)を乗せ、シール温度11
5℃、圧力6Kg/cm2、シール時間2.5秒にて封
止した。このシール機の刃の材質はアルミニームを使用
した。
5〜10秒であった。 比較例2 ポリプロピレン製容器本体1をシール機械に装着し、こ
れに4辺に均一にホットメルト系接着剤をを塗布し、通
気性のないポリエステルシートを乗せ、シール温度11
5℃、圧力6Kg/cm2、シール時間2.5秒間にて
熱シールした。このシール機の刃の材質はアルミニーム
を使用した。
かつた。(1000秒以上)得られたトナーカートリッ
ジにつき実施例と同様に実験を行った。この結果を第1
表とに示す。この結果より、本発明のトナーカートリッ
ジを使用すると、トナーの漏れもなく、減圧下の膨らみ
もなく、シートの剥離も容易で、糊かす及びシートの剥
がれかすも無く、極めて良好なトナーカートリッジが得
られていることが理解できる。また、その接着作業工程
も3倍の能力アップという結果であった。
0個問題の無い状態であった。 2、不良*1とは、テストサンプル10個中7個不良
で、問題の無いものは3個であった。不良とは、剥離テ
スト後ポリエチレンシートが容器の隅に残ったものを言
う。(デラミネーション) 3、不良*2とは、テストサンプル10個中2個よりト
ナーが僅かに出ていた。 4、不良*3とは、テストサンプル10個中10個破損
し、問題の無いものは無かった。 5、不良*4とは、テストサンプル10個中10個破損
し、問題の無いものは無かった。 6、不良*5とは、環境テスト後同様にテストを行っ
た。剥離テストテストサンプル10個中8個不良で、問
題の無いものは2個であった。振動テストは、テストサ
ンプル10個中3個よりトナーが僅かに出ていた。落下
テストは、テストサンプル10個中10個破損し、問題
の無いものは無かった。また、減圧テストは良好であっ
た。 7、不良*6とは、環境テスト後同様にテストを行っ
た。減圧テストテストサンプル10個中10個破損し、
問題の無いものは無かった。その他のテストは問題なか
った。
材2に接着剤を塗布し、かつ透気性をもたせたシート部
材2を容器本体1に熱シールさせたことにより、接着
性、剥離性良好でトナーの漏れもなく、低気圧下でも透
気性があるため、膨らみ、破裂もないトナーカートリッ
ジを得ることができる。
である。
図である。
した斜視図である。
ート部材を剥離している状態を示した斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】プリンターもしくは複写機の現像剤収容部
に対して着脱自在であるとともに該現像剤収容部に連通
する開口部がシート部材の接着剤を介して密閉され、且
つ容器本体の内部に補給用トナーが充填されたトナーカ
ートリッジであり、前記接着剤が塗布されたシート部材
は透気度が20〜300秒であり、且つポリオレフィン
不織布からなるシート部材に塗布された透気性接着剤に
よって容器本体に熱シールされていることを特徴とする
トナーカートリッジ。 - 【請求項2】接着剤がホットメルト系またはエマルジョ
ン系または溶剤系である請求項1のトナーカートリッ
ジ 。 - 【請求項3】透気性接着剤が、エチレン酢酸ビニル共重
合体からなる透気性接着剤である請求項1または2のト
ナーカートリッジ 。 - 【請求項4】シート部材の全面に接着剤が塗布されてい
る請求項1、2または3のトナーカートリッジ 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134915A JP3013504B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | トナーカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134915A JP3013504B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | トナーカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04359274A JPH04359274A (ja) | 1992-12-11 |
JP3013504B2 true JP3013504B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=15139513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3134915A Expired - Lifetime JP3013504B2 (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | トナーカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013504B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06324568A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-25 | Fuji Xerox Co Ltd | トナーカートリッジ |
JP3486551B2 (ja) * | 1998-03-20 | 2004-01-13 | キヤノン株式会社 | 現像剤容器およびプロセスカートリッジ |
JP5736849B2 (ja) * | 2011-03-03 | 2015-06-17 | 富士ゼロックス株式会社 | 消耗品パックおよび消耗品パックの製造方法 |
JP6101515B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2017-03-22 | 三菱樹脂株式会社 | 易剥離性多層フィルムおよび易剥離性医療用包装体 |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP3134915A patent/JP3013504B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04359274A (ja) | 1992-12-11 |
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