JPH08114889A - シート状感光材料用包装体 - Google Patents
シート状感光材料用包装体Info
- Publication number
- JPH08114889A JPH08114889A JP27429394A JP27429394A JPH08114889A JP H08114889 A JPH08114889 A JP H08114889A JP 27429394 A JP27429394 A JP 27429394A JP 27429394 A JP27429394 A JP 27429394A JP H08114889 A JPH08114889 A JP H08114889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging box
- individual packaging
- sheet
- photosensitive material
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 83
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims abstract description 106
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 10
- 239000000123 paper Substances 0.000 description 9
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 9
- 239000005022 packaging material Substances 0.000 description 8
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 7
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 6
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- 239000011111 cardboard Substances 0.000 description 5
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 5
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 3
- 229920006267 polyester film Polymers 0.000 description 3
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 2
- 239000006229 carbon black Substances 0.000 description 2
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 2
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 235000009508 confectionery Nutrition 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 description 1
- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮光袋に包装されたシート状感光材料の個装
箱からの取り出しを容易にするとともに、個装箱の落下
等によるミシン目の破損を防止する。 【構成】 個装箱前面41の第1のミシン目49は、個
装箱40の左右側面を結ぶように、個装箱40の上下方
向に所定の間隔をおいて一対設けられており、間に囲う
ようにリッパー部51を形成させる。リッパー部51に
おける個装箱40の左側面近傍には、各ミシン目49,
50を結ぶツマミ部52が、個装箱40の左側縁部から
外方に突出しないように設けられる。第1のミシン目4
9は、ツマミ部52を矢印A方向に引張られることによ
って破断され、リッパー部51を除去させて個装箱40
を開封させる。第2のミシン目50は、第1のミシン目
49が破断されてリッパー部51が取り除かれた後、個
装箱前面41におけるリッパー部51よりも上端部側を
矢印B方向に引張られることによって破断される。
箱からの取り出しを容易にするとともに、個装箱の落下
等によるミシン目の破損を防止する。 【構成】 個装箱前面41の第1のミシン目49は、個
装箱40の左右側面を結ぶように、個装箱40の上下方
向に所定の間隔をおいて一対設けられており、間に囲う
ようにリッパー部51を形成させる。リッパー部51に
おける個装箱40の左側面近傍には、各ミシン目49,
50を結ぶツマミ部52が、個装箱40の左側縁部から
外方に突出しないように設けられる。第1のミシン目4
9は、ツマミ部52を矢印A方向に引張られることによ
って破断され、リッパー部51を除去させて個装箱40
を開封させる。第2のミシン目50は、第1のミシン目
49が破断されてリッパー部51が取り除かれた後、個
装箱前面41におけるリッパー部51よりも上端部側を
矢印B方向に引張られることによって破断される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線写真フィルム等の
シート状感光材料に用いて好適な包装体に関するもので
ある。
シート状感光材料に用いて好適な包装体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、X線写真フィルム等のシート状
感光材料は、保存時及び輸送時等において、所望の枚数
積み重ねられた状態で、遮光及び防湿機能を有する遮光
袋で包装され、遮光及び製品保護機能を有する個装箱に
収容されている。そして例えばX線写真フィルムは、使
用時、暗室において個装箱及び遮光袋を開封されて取り
出され、撮影装置のマガジンに装填されるとともに、マ
ガジンごと撮影装置に装着される。この場合、マガジン
の撮影装置への装着は容易であるものの、X線写真フィ
ルムをマガジンに装填する作業を、暗室において行うた
め、作業性が極めて悪かった。このため、室光下で効率
良く装填作業を行えることが要望されていた。
感光材料は、保存時及び輸送時等において、所望の枚数
積み重ねられた状態で、遮光及び防湿機能を有する遮光
袋で包装され、遮光及び製品保護機能を有する個装箱に
収容されている。そして例えばX線写真フィルムは、使
用時、暗室において個装箱及び遮光袋を開封されて取り
出され、撮影装置のマガジンに装填されるとともに、マ
ガジンごと撮影装置に装着される。この場合、マガジン
の撮影装置への装着は容易であるものの、X線写真フィ
ルムをマガジンに装填する作業を、暗室において行うた
め、作業性が極めて悪かった。このため、室光下で効率
良く装填作業を行えることが要望されていた。
【0003】また近年、医療分野においては、画像診断
装置が広く用いられており、このような画像診断装置の
ハードコピーを高速かつ高精度に得る画像記録装置とし
て、レーザーイメージャーが多くの医療機関に設置され
ている。レーザーイメージャーに使用するレーザー記録
用写真感光材料においては、使用可能な暗室光の種類
が、従来のX線写真感光材料とは異なるため、従来の暗
室において、レーザー記録用写真感光材料をマガジンに
装填するには、新たに専用の暗室灯を増設しなければな
らず、コスト高となっていた。また装填する感光材料の
種類によって、点灯させる暗室灯を適宜切り替えなけれ
ばならず、暗室内での作業がより煩雑なものとなってい
た。このため、レーザー記録用写真感光材料を室光下で
扱いたいという要望が非常に強かった。
装置が広く用いられており、このような画像診断装置の
ハードコピーを高速かつ高精度に得る画像記録装置とし
て、レーザーイメージャーが多くの医療機関に設置され
ている。レーザーイメージャーに使用するレーザー記録
用写真感光材料においては、使用可能な暗室光の種類
が、従来のX線写真感光材料とは異なるため、従来の暗
室において、レーザー記録用写真感光材料をマガジンに
装填するには、新たに専用の暗室灯を増設しなければな
らず、コスト高となっていた。また装填する感光材料の
種類によって、点灯させる暗室灯を適宜切り替えなけれ
ばならず、暗室内での作業がより煩雑なものとなってい
た。このため、レーザー記録用写真感光材料を室光下で
扱いたいという要望が非常に強かった。
【0004】そこで、室光下でシート状感光材料をマガ
ジンに装填できる遮光袋及びマガジンが、実公昭57−
38669号公報等において提案されている。しかし、
このような遮光袋を用いて室光下でシート状感光材料を
マガジンに装填できるようになったにもかかわらず、保
存時及び輸送時等に使用する個装箱としては、従来、マ
ガジンへの装填を暗室において行うシート状感光材料の
ための個装箱、すなわち実開昭54−104325号公
報等に開示されているような遮光機能を有する個装箱を
用いていた。
ジンに装填できる遮光袋及びマガジンが、実公昭57−
38669号公報等において提案されている。しかし、
このような遮光袋を用いて室光下でシート状感光材料を
マガジンに装填できるようになったにもかかわらず、保
存時及び輸送時等に使用する個装箱としては、従来、マ
ガジンへの装填を暗室において行うシート状感光材料の
ための個装箱、すなわち実開昭54−104325号公
報等に開示されているような遮光機能を有する個装箱を
用いていた。
【0005】また、上記個装箱等を容易に開封すること
ができる手段を備えた包装箱として、紙層及び難破断層
を有する所定形状の形紙を組み立てて箱体とした包装箱
がある(実開平4−107253号公報参照)。この形
紙の両側部を貼り合わせた箱体の胴部には、形紙の紙層
の側縁部に、非接着のタブが設けられる。タブの両側に
は、切れ込みが形成されるとともに、切れ込みに連続し
て、ミシン目が形成される。ミシン目は紙層を貫通する
が難破断層を貫通しない。包装箱は、タブを引張られる
ことによって切れ込みを破断されるとともに、ミシン目
に沿って胴部を破断されて開封される。
ができる手段を備えた包装箱として、紙層及び難破断層
を有する所定形状の形紙を組み立てて箱体とした包装箱
がある(実開平4−107253号公報参照)。この形
紙の両側部を貼り合わせた箱体の胴部には、形紙の紙層
の側縁部に、非接着のタブが設けられる。タブの両側に
は、切れ込みが形成されるとともに、切れ込みに連続し
て、ミシン目が形成される。ミシン目は紙層を貫通する
が難破断層を貫通しない。包装箱は、タブを引張られる
ことによって切れ込みを破断されるとともに、ミシン目
に沿って胴部を破断されて開封される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の感光材
料用包装体のうち、実開昭54−104325号公報に
記載の個装箱では、遮光機能を高める必要から、構造が
複雑である上、材料に特殊なものを採用する必要も生じ
るため、製造に極めて煩雑な作業が伴い、コスト高を招
いていた。また多量の材料を必要とし、廃却適性も悪い
ものであった。
料用包装体のうち、実開昭54−104325号公報に
記載の個装箱では、遮光機能を高める必要から、構造が
複雑である上、材料に特殊なものを採用する必要も生じ
るため、製造に極めて煩雑な作業が伴い、コスト高を招
いていた。また多量の材料を必要とし、廃却適性も悪い
ものであった。
【0007】また実開平4−107253号公報に記載
の包装箱では、開封させる際のツマミ部となるタブが、
包装箱の外縁部より外方に突出することが示され、難破
断層が設けられていてもなお、包装箱の落下等によって
切れ込み及びミシン目を破損させるおそれがあった。
の包装箱では、開封させる際のツマミ部となるタブが、
包装箱の外縁部より外方に突出することが示され、難破
断層が設けられていてもなお、包装箱の落下等によって
切れ込み及びミシン目を破損させるおそれがあった。
【0008】さらに従来、菓子箱等においては、箱の側
面に斜のミシン目が設けられており、このようなミシン
目を破断させることによって箱を開封させるが、このよ
うな箱の構成を、包装体と箱との隙間がないようにきつ
めの包装を行う必要のあるシート状感光材料に適用する
と、開封する際、箱の圧力でシート状感光材料が擦れ、
シート状感光材料の擦れた部分に品質故障が発生する可
能性があるという問題があった。
面に斜のミシン目が設けられており、このようなミシン
目を破断させることによって箱を開封させるが、このよ
うな箱の構成を、包装体と箱との隙間がないようにきつ
めの包装を行う必要のあるシート状感光材料に適用する
と、開封する際、箱の圧力でシート状感光材料が擦れ、
シート状感光材料の擦れた部分に品質故障が発生する可
能性があるという問題があった。
【0009】本発明は、簡易な個装箱でシート状感光材
料の保存及び輸送等を行うことができ、個装箱をツマミ
部を引張ることによって容易かつ安全に開封させ、遮光
袋に包装されたシート状感光材料を個装箱から容易に取
り出すことができ、しかも個装箱の落下等によって、各
ミシン目が破損することのないシート状感光材料用包装
体を提供することを目的とする。
料の保存及び輸送等を行うことができ、個装箱をツマミ
部を引張ることによって容易かつ安全に開封させ、遮光
袋に包装されたシート状感光材料を個装箱から容易に取
り出すことができ、しかも個装箱の落下等によって、各
ミシン目が破損することのないシート状感光材料用包装
体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、シ
ート状感光材料を遮光状態に包装する遮光袋と、遮光袋
によって包装されたシート状感光材料を収容する個装箱
とを備えたシート状感光材料用包装体であって、個装箱
の少なくとも一面に、両縁部を結ぶミシン目が所定の間
隔をおいてほぼ平行に少なくとも一対設けられるととも
に、個装箱の片側縁部における対のミシン目間端部には
個装箱の縁部内側に収まる長さのツマミ部が設けられて
いることを特徴とするシート状感光材料用包装体により
達成される。
ート状感光材料を遮光状態に包装する遮光袋と、遮光袋
によって包装されたシート状感光材料を収容する個装箱
とを備えたシート状感光材料用包装体であって、個装箱
の少なくとも一面に、両縁部を結ぶミシン目が所定の間
隔をおいてほぼ平行に少なくとも一対設けられるととも
に、個装箱の片側縁部における対のミシン目間端部には
個装箱の縁部内側に収まる長さのツマミ部が設けられて
いることを特徴とするシート状感光材料用包装体により
達成される。
【0011】また遮光袋がセンターシールにより接着さ
れた筒形状であり、該筒形状の一端の開口が底部シール
として接着閉口され、該遮光袋内に収容されるシート状
感光材料の所定位置の一辺を基準に他端の開口が接着閉
口されており、この両端に対応する前記シート状感光材
料の両縁部に沿って遮光袋の余っている部分が折り重ね
てたたまれて個装箱に収容されることが好ましい。
れた筒形状であり、該筒形状の一端の開口が底部シール
として接着閉口され、該遮光袋内に収容されるシート状
感光材料の所定位置の一辺を基準に他端の開口が接着閉
口されており、この両端に対応する前記シート状感光材
料の両縁部に沿って遮光袋の余っている部分が折り重ね
てたたまれて個装箱に収容されることが好ましい。
【0012】ミシン目は、遮光袋に包装されたシート状
感光材料を取り出すため、個装箱を開封させるものであ
り、形状及び寸法は特に限定されないが、外観及び開封
性に優れたものが好ましい。ミシン目の位置は、例えば
個装箱の前面であることが好ましい。
感光材料を取り出すため、個装箱を開封させるものであ
り、形状及び寸法は特に限定されないが、外観及び開封
性に優れたものが好ましい。ミシン目の位置は、例えば
個装箱の前面であることが好ましい。
【0013】遮光袋を構成する材料としては、可撓性及
び遮光性を有するものであればよく、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリエステルなど
の高分子材料が好ましい。またポリエチレンとアルミニ
ウムなどの金属を蒸着したポリエチレンテレフタレート
や、ポリエチレンとアルミニウム等の金属箔とポリエチ
レンテレフタレートの複合材料が好ましい。さらに、そ
れらに紙を貼り合わせた複合材料であることが好まし
い。これら高分子材料及び複合材料は、少なくとも一層
の遮光層(例えば、カーボンブラック練り込み層や、黒
色染料練り込み層)を有することが好ましい。また内包
するシート状感光材料の感光波長域を吸収する透明材料
は、内部を視認することができ、シート性感光材料を撮
影装置等に装填する際の装填方向の間違いを防止するこ
とができるため、遮光袋の構成材料として好ましい。
び遮光性を有するものであればよく、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリエステルなど
の高分子材料が好ましい。またポリエチレンとアルミニ
ウムなどの金属を蒸着したポリエチレンテレフタレート
や、ポリエチレンとアルミニウム等の金属箔とポリエチ
レンテレフタレートの複合材料が好ましい。さらに、そ
れらに紙を貼り合わせた複合材料であることが好まし
い。これら高分子材料及び複合材料は、少なくとも一層
の遮光層(例えば、カーボンブラック練り込み層や、黒
色染料練り込み層)を有することが好ましい。また内包
するシート状感光材料の感光波長域を吸収する透明材料
は、内部を視認することができ、シート性感光材料を撮
影装置等に装填する際の装填方向の間違いを防止するこ
とができるため、遮光袋の構成材料として好ましい。
【0014】シート状感光材料としては、例えば、X線
写真フィルム、CRT画像記録用画像形成材料、リスフ
ィルム、カットフィルム、印画紙、PS版、感光性樹脂
フィルム、レーザー記録用画像形成材料がある。
写真フィルム、CRT画像記録用画像形成材料、リスフ
ィルム、カットフィルム、印画紙、PS版、感光性樹脂
フィルム、レーザー記録用画像形成材料がある。
【0015】個装箱を構成する材料としては、緩衝機能
を有するもの、例えば段ボールや板紙等の紙材料が好ま
しい。
を有するもの、例えば段ボールや板紙等の紙材料が好ま
しい。
【0016】
【作用】本発明に係るシート状感光材料用包装体は、個
装箱のツマミ部を引張ることによって、収容されたシー
ト状感光材料に品質故障等を生じさせることなく、各ミ
シン目だけの破断によって容易に開封される。これによ
り遮光袋に収容されたシート状感光材料は、個装箱から
容易に取り出される。ツマミ部は個装箱の縁部内側、つ
まり、縁部から外方に突出しないように設けられてお
り、個装箱の落下等によってもミシン目が破損するよう
なことがない。
装箱のツマミ部を引張ることによって、収容されたシー
ト状感光材料に品質故障等を生じさせることなく、各ミ
シン目だけの破断によって容易に開封される。これによ
り遮光袋に収容されたシート状感光材料は、個装箱から
容易に取り出される。ツマミ部は個装箱の縁部内側、つ
まり、縁部から外方に突出しないように設けられてお
り、個装箱の落下等によってもミシン目が破損するよう
なことがない。
【0017】また本発明に係るシート状感光材料用包装
体において、遮光袋がセンターシールにより接着された
筒形状であり、該筒形状の一端の開口が底部シールとし
て接着閉口され、該遮光袋内に収容されるシート状感光
材料の所定位置の一辺を基準に他端の開口が接着閉口さ
れており、この両端に対応する前記シート状感光材料の
両縁部に沿って遮光袋の余っている部分が折り重ねてた
たまれて個装箱に収容される。
体において、遮光袋がセンターシールにより接着された
筒形状であり、該筒形状の一端の開口が底部シールとし
て接着閉口され、該遮光袋内に収容されるシート状感光
材料の所定位置の一辺を基準に他端の開口が接着閉口さ
れており、この両端に対応する前記シート状感光材料の
両縁部に沿って遮光袋の余っている部分が折り重ねてた
たまれて個装箱に収容される。
【0018】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施例であるシート状感光
材料用包装体を示す図であり、図1は一部切り欠いた平
面図、図2は図1のC−C断面図である。これらの図に
おいて、シート状感光材料10は、所定枚数積み重ねら
れた状態で遮光袋20に包装されており、遮光袋20
は、個装箱40に収容される。
図1及び図2は、本発明の一実施例であるシート状感光
材料用包装体を示す図であり、図1は一部切り欠いた平
面図、図2は図1のC−C断面図である。これらの図に
おいて、シート状感光材料10は、所定枚数積み重ねら
れた状態で遮光袋20に包装されており、遮光袋20
は、個装箱40に収容される。
【0019】遮光袋20は、図3に示すように、遮光性
及び防湿性を有するシート状包装材料がセンターシール
部22で筒状に形成され、更に、その筒状態の一端が底
部シール部21として接着される。すなわち遮光袋20
は、二重にしたシート状包装材料の図3中右側縁部を底
部シール部21として接着させて底部23が形成され
る。また、筒状態の他端では遮光袋20におけるほぼ中
間の所定位置にシート状感光材料10を収容させる収容
部25が設けられており、収容部25は、シート状感光
材料10を所定枚数積み重ねた厚みとほぼ同一の厚み方
向の寸法を有する。シート状感光材料10を収容部25
に収容させた状態で、底部シール部21とは反対側の筒
状体はシート状感光材料10縁部に沿って接着されて
(縁部シール部26)閉口となっている。従って、その
先は開口部24となっている。そしてシート状感光材料
10を中心とし且つその縁を曲折部として、遮光袋20
は開口部24側及び底部23側を折り重ねてたたまれ、
個装箱40(図1)に収容される。
及び防湿性を有するシート状包装材料がセンターシール
部22で筒状に形成され、更に、その筒状態の一端が底
部シール部21として接着される。すなわち遮光袋20
は、二重にしたシート状包装材料の図3中右側縁部を底
部シール部21として接着させて底部23が形成され
る。また、筒状態の他端では遮光袋20におけるほぼ中
間の所定位置にシート状感光材料10を収容させる収容
部25が設けられており、収容部25は、シート状感光
材料10を所定枚数積み重ねた厚みとほぼ同一の厚み方
向の寸法を有する。シート状感光材料10を収容部25
に収容させた状態で、底部シール部21とは反対側の筒
状体はシート状感光材料10縁部に沿って接着されて
(縁部シール部26)閉口となっている。従って、その
先は開口部24となっている。そしてシート状感光材料
10を中心とし且つその縁を曲折部として、遮光袋20
は開口部24側及び底部23側を折り重ねてたたまれ、
個装箱40(図1)に収容される。
【0020】遮光袋20を構成するシート状包装材料
は、白燈下においても、収容させたシート状感光材料1
0を遮光状態に保つことができる十分な遮光性と、防湿
性を有する。すなわちシート状包装材料においては、図
4に示すように、黒ポリエチレンフィルム27、アルミ
ニウム箔28及び透明ポリエステルフィルム29が、接
着剤層30,31を介して積層される。黒ポリエチレン
フィルム27は、厚さ70μmであり、カーボンブラッ
クが3重量%添加されている。アルミニウム箔28及び
透明ポリエステルフィルム29はそれぞれ厚さ6.5μ
mであり、アルミニウム箔28の黒ポリエチレンフィル
ム27側の面と、透明ポリエステルフィルム29のアル
ミニウム箔28側の面には、アンカーコート層32がそ
れぞれ設けられる。接着剤層30,31は厚さ13μm
のポリエチレン樹脂からなる。
は、白燈下においても、収容させたシート状感光材料1
0を遮光状態に保つことができる十分な遮光性と、防湿
性を有する。すなわちシート状包装材料においては、図
4に示すように、黒ポリエチレンフィルム27、アルミ
ニウム箔28及び透明ポリエステルフィルム29が、接
着剤層30,31を介して積層される。黒ポリエチレン
フィルム27は、厚さ70μmであり、カーボンブラッ
クが3重量%添加されている。アルミニウム箔28及び
透明ポリエステルフィルム29はそれぞれ厚さ6.5μ
mであり、アルミニウム箔28の黒ポリエチレンフィル
ム27側の面と、透明ポリエステルフィルム29のアル
ミニウム箔28側の面には、アンカーコート層32がそ
れぞれ設けられる。接着剤層30,31は厚さ13μm
のポリエチレン樹脂からなる。
【0021】図5に示す個装箱40においては、前面4
1及び背面42が底面43を挟んで対向するように折曲
されるとともに、前面41及び背面42の図5中左右両
縁部にそれぞれ設けられた左右側面44,45が重ねて
接着され、さらに前面41の図5中下縁部と背面42の
図5中上縁部にそれぞれ設けられた上側面46,47が
重ねて接着される。左右側面44,45同士及び上側面
46,47同士の接着はそれぞれ、ホットメルト接着等
による。前面41の側面44及び上側面46には、背面
42の側面45及び上側面47との接着面(図5中裏
面)に、予め多数の切り込み48が施される。切り込み
48は、平行な短い斜線を、個装箱40の幅方向に多数
並べるように形成されており、ホットメルト等による接
着を良化させる。
1及び背面42が底面43を挟んで対向するように折曲
されるとともに、前面41及び背面42の図5中左右両
縁部にそれぞれ設けられた左右側面44,45が重ねて
接着され、さらに前面41の図5中下縁部と背面42の
図5中上縁部にそれぞれ設けられた上側面46,47が
重ねて接着される。左右側面44,45同士及び上側面
46,47同士の接着はそれぞれ、ホットメルト接着等
による。前面41の側面44及び上側面46には、背面
42の側面45及び上側面47との接着面(図5中裏
面)に、予め多数の切り込み48が施される。切り込み
48は、平行な短い斜線を、個装箱40の幅方向に多数
並べるように形成されており、ホットメルト等による接
着を良化させる。
【0022】個装箱40の前面41には、図5〜図7に
示すように、第1のミシン目49が個装箱40の幅方向
に設けられるとともに、第2のミシン目50が、個装箱
40における第1のミシン目49の上側面46側(図5
中下側)に、第1のミシン目49と直交して設けられ
る。
示すように、第1のミシン目49が個装箱40の幅方向
に設けられるとともに、第2のミシン目50が、個装箱
40における第1のミシン目49の上側面46側(図5
中下側)に、第1のミシン目49と直交して設けられ
る。
【0023】第1のミシン目49は、個装箱40の左右
側面44,45を結ぶように、個装箱40の上下方向に
所定の間隔をおいてほぼ平行に一対設けられており、間
に囲うようにリッパー部51が形成される。リッパー部
51における個装箱40の左側面44近傍には、各ミシ
ン目49,50を結ぶツマミ部52が個装箱40の図7
中左側縁部から外方(図7中左方)に突出しないように
設けられる。第1のミシン目49は、ツマミ部52を矢
印A方向に引張られることによって破断され、リッパー
部51を除去させて個装箱40を開封させる。
側面44,45を結ぶように、個装箱40の上下方向に
所定の間隔をおいてほぼ平行に一対設けられており、間
に囲うようにリッパー部51が形成される。リッパー部
51における個装箱40の左側面44近傍には、各ミシ
ン目49,50を結ぶツマミ部52が個装箱40の図7
中左側縁部から外方(図7中左方)に突出しないように
設けられる。第1のミシン目49は、ツマミ部52を矢
印A方向に引張られることによって破断され、リッパー
部51を除去させて個装箱40を開封させる。
【0024】第2のミシン目50は、第1のミシン目4
9と個装箱前面41の上側面46(図5中下側)を結ぶ
ように、個装箱40の前面41と左右側面44との折曲
線53に沿って設けられる。第2のミシン目50は、第
1のミシン目49が破断されてリッパー部51が取り除
かれた後、個装箱前面41におけるリッパー部51より
も上端部側を矢印B方向に引張られることによって破断
され、第1及び第2のミシン目49,50によって囲わ
れた部分を開放させる。これにより図8に示すように、
個装箱40の前面41上部には、遮光袋20で包装され
たシート状感光材料10を取り出すための所要の開口部
54が形成される。
9と個装箱前面41の上側面46(図5中下側)を結ぶ
ように、個装箱40の前面41と左右側面44との折曲
線53に沿って設けられる。第2のミシン目50は、第
1のミシン目49が破断されてリッパー部51が取り除
かれた後、個装箱前面41におけるリッパー部51より
も上端部側を矢印B方向に引張られることによって破断
され、第1及び第2のミシン目49,50によって囲わ
れた部分を開放させる。これにより図8に示すように、
個装箱40の前面41上部には、遮光袋20で包装され
たシート状感光材料10を取り出すための所要の開口部
54が形成される。
【0025】再び図7を参照すると、各ミシン目49,
50のピッチ、寸法及び形状については、個装箱40の
材質及び厚さ等を考慮して決定すればよいが、第1のミ
シン目49については、ピッチP1=20mm、有効長
L1=15mm、切り込みM1=5mm、切れ目同志の
間隔N1=0mm、各ミシン目49,50の上下方向の
間隔Q=20mmであることが望ましい。切り込みM1
を一定とした場合に、ピッチP1を大きくすると、開封
性が向上する反面、個装箱40の落下時等に破損し易く
なり、小さくすると、大きくした場合と逆の結果を招く
ため、20±6mm、好ましくは20±4mm、特に好
ましくは20±2mmである。切り込みM1は、ツマミ
部52側ほど長く、かつ、開封方向に向かって短くする
と、開封性を損なうことなく、個装箱40の落下時等の
破損を防止することができる。ツマミ部52の長さR
は、5〜30mmであることが好ましく、ツマミ部52
先端の位置は、個装箱40の左側縁部を基準として、±
5mm、好ましくは±3mm、特に好ましくは0〜−2
mmである。
50のピッチ、寸法及び形状については、個装箱40の
材質及び厚さ等を考慮して決定すればよいが、第1のミ
シン目49については、ピッチP1=20mm、有効長
L1=15mm、切り込みM1=5mm、切れ目同志の
間隔N1=0mm、各ミシン目49,50の上下方向の
間隔Q=20mmであることが望ましい。切り込みM1
を一定とした場合に、ピッチP1を大きくすると、開封
性が向上する反面、個装箱40の落下時等に破損し易く
なり、小さくすると、大きくした場合と逆の結果を招く
ため、20±6mm、好ましくは20±4mm、特に好
ましくは20±2mmである。切り込みM1は、ツマミ
部52側ほど長く、かつ、開封方向に向かって短くする
と、開封性を損なうことなく、個装箱40の落下時等の
破損を防止することができる。ツマミ部52の長さR
は、5〜30mmであることが好ましく、ツマミ部52
先端の位置は、個装箱40の左側縁部を基準として、±
5mm、好ましくは±3mm、特に好ましくは0〜−2
mmである。
【0026】第2のミシン目50については、ピッチP
2=10mm、有効長L2=5mm、切り込みM2=3
mm、切れ目同志の間隔N2=2mm、先端から第1の
ミシン目49までの間隔S=3mmであることが望まし
い。切り込みM2の値として、3±0.9mm、好まし
くは3±0.6mm、特に好ましくは3±0.3mmが
設定される。
2=10mm、有効長L2=5mm、切り込みM2=3
mm、切れ目同志の間隔N2=2mm、先端から第1の
ミシン目49までの間隔S=3mmであることが望まし
い。切り込みM2の値として、3±0.9mm、好まし
くは3±0.6mm、特に好ましくは3±0.3mmが
設定される。
【0027】個装箱40は、図9に示すように、クラフ
トライナー又は白ボール紙55の内側に、中芯56及び
ライナー57を貼り合わせて構成される段ボールであ
る。クラフトライナー又は白ボール紙55は、250〜
400g/m2であり、好ましくは260〜330g/
m2である。中芯56は、100〜150g/m2、好ま
しくは110〜140g/m2であり、ライナー57
は、150〜220g/m2、好ましくは160〜20
0g/m2である。ダンボール56の構造については、
Eフルートに限らず、A又はBフルートであってもよ
い。
トライナー又は白ボール紙55の内側に、中芯56及び
ライナー57を貼り合わせて構成される段ボールであ
る。クラフトライナー又は白ボール紙55は、250〜
400g/m2であり、好ましくは260〜330g/
m2である。中芯56は、100〜150g/m2、好ま
しくは110〜140g/m2であり、ライナー57
は、150〜220g/m2、好ましくは160〜20
0g/m2である。ダンボール56の構造については、
Eフルートに限らず、A又はBフルートであってもよ
い。
【0028】本実施例の作用を図6及び図7を参照して
説明する。個装箱40は、ツマミ部52を矢印A方向に
引張られるとともに、リッパー部51よりも上端部側を
矢印B方向に引張られることによって、収容されたシー
ト状感光材料10に品質故障等を生じさせることなく、
各ミシン目49,50から破断して容易に開封される。
すなわち個装箱40の第1のミシン目49は、ツマミ部
52を矢印A方向に引張られることによって破断され、
リッパー部51を取り除かせて個装箱40を開封させ
る。第2のミシン目50は、第1のミシン目49が破断
されてリッパー部51が取り除かれた後、個装箱前面4
1におけるリッパー部51よりも上端部側を矢印B方向
に引張られることによって破断され、第1及び第2のミ
シン目49,50によって囲われた部分を開放させる。
これにより個装箱40の前面41上部に所要の開口部5
4(図8)が形成され、シート状感光材料10(図1)
は、遮光袋20(図1)ごと個装箱40から容易に取り
出される。ツマミ部52は、リッパー部51における個
装箱40の左側面44近傍に、各ミシン目49,50を
結ぶように、かつ、個装箱40の縁部から外方(図7中
左方)に突出しないように設けられており、個装箱40
の落下等によってもミシン目49,50を破損させな
い。
説明する。個装箱40は、ツマミ部52を矢印A方向に
引張られるとともに、リッパー部51よりも上端部側を
矢印B方向に引張られることによって、収容されたシー
ト状感光材料10に品質故障等を生じさせることなく、
各ミシン目49,50から破断して容易に開封される。
すなわち個装箱40の第1のミシン目49は、ツマミ部
52を矢印A方向に引張られることによって破断され、
リッパー部51を取り除かせて個装箱40を開封させ
る。第2のミシン目50は、第1のミシン目49が破断
されてリッパー部51が取り除かれた後、個装箱前面4
1におけるリッパー部51よりも上端部側を矢印B方向
に引張られることによって破断され、第1及び第2のミ
シン目49,50によって囲われた部分を開放させる。
これにより個装箱40の前面41上部に所要の開口部5
4(図8)が形成され、シート状感光材料10(図1)
は、遮光袋20(図1)ごと個装箱40から容易に取り
出される。ツマミ部52は、リッパー部51における個
装箱40の左側面44近傍に、各ミシン目49,50を
結ぶように、かつ、個装箱40の縁部から外方(図7中
左方)に突出しないように設けられており、個装箱40
の落下等によってもミシン目49,50を破損させな
い。
【0029】以上のように上記実施例によれば、遮光袋
20に包装されたシート状感光材料10を収容させる個
装箱40の前面41には、第1のミシン目49が、個装
箱40の左右側面44を結ぶように、個装箱40の幅方
向に設けられるとともに、第2のミシン目50が、第1
のミシン目49と個装箱前面41の上側面46を結ぶよ
うに、個装箱40の前面41と左右側面44との折曲線
53に沿って設けられており、また個装箱40の一方の
縁部近傍におけるミシン目49間には、ツマミ部52
が、個装箱40の縁部から外方に突出しないように設け
られるので、簡易な個装箱40でシート状感光材料10
の保存及び輸送等を行うことができるものでありなが
ら、個装箱40をツマミ部52を引張ることによって容
易かつ安全に開封させ、遮光袋20に包装されたシート
状感光材料10を個装箱40から容易に取り出すことが
できる。しかも、個装箱40の落下等によって、各ミシ
ン目49,50が破損することはない。
20に包装されたシート状感光材料10を収容させる個
装箱40の前面41には、第1のミシン目49が、個装
箱40の左右側面44を結ぶように、個装箱40の幅方
向に設けられるとともに、第2のミシン目50が、第1
のミシン目49と個装箱前面41の上側面46を結ぶよ
うに、個装箱40の前面41と左右側面44との折曲線
53に沿って設けられており、また個装箱40の一方の
縁部近傍におけるミシン目49間には、ツマミ部52
が、個装箱40の縁部から外方に突出しないように設け
られるので、簡易な個装箱40でシート状感光材料10
の保存及び輸送等を行うことができるものでありなが
ら、個装箱40をツマミ部52を引張ることによって容
易かつ安全に開封させ、遮光袋20に包装されたシート
状感光材料10を個装箱40から容易に取り出すことが
できる。しかも、個装箱40の落下等によって、各ミシ
ン目49,50が破損することはない。
【0030】また遮光袋20は、シート状包装材料を底
部シール部21及びセンターシール部22で接着させる
ことにより、袋状に形成されており、所定枚数のシート
状感光材料10を収容部25に収容させた状態で、シー
ト状感光材料10の開口部24側縁部に沿って接着され
るとともに、シート状感光材料10の開口部24側及び
底部23側の両縁部に沿って、開口部24及び底部23
を折り重ねるように折曲され、個装箱40に収容される
ので、シート状包装材料を、例えば遮光袋20の底部2
3及び両縁部において接着する三方シールによって袋状
に形成した場合、又は遮光袋20の底部23、開口部2
4及び両縁部において接着する四方シールによって袋状
に形成した場合のように、サイドの接着部位の剥離及び
接着部位付近の損傷等を生じることがなく、袋内の製品
の品質を確実に良好に維持できる。
部シール部21及びセンターシール部22で接着させる
ことにより、袋状に形成されており、所定枚数のシート
状感光材料10を収容部25に収容させた状態で、シー
ト状感光材料10の開口部24側縁部に沿って接着され
るとともに、シート状感光材料10の開口部24側及び
底部23側の両縁部に沿って、開口部24及び底部23
を折り重ねるように折曲され、個装箱40に収容される
ので、シート状包装材料を、例えば遮光袋20の底部2
3及び両縁部において接着する三方シールによって袋状
に形成した場合、又は遮光袋20の底部23、開口部2
4及び両縁部において接着する四方シールによって袋状
に形成した場合のように、サイドの接着部位の剥離及び
接着部位付近の損傷等を生じることがなく、袋内の製品
の品質を確実に良好に維持できる。
【0031】なお上記実施例では、第1及び第2のミシ
ン目49,50は、切れ目それぞれについて、切り込み
が設けられるが、図10(a)に示すように、各切れ目
に切り込みを設けることなく直線状に形成させ、ピッチ
P1,P2=有効長L1,L2としてもよい。また図1
0(b)に示すように、第2のミシン目50の各切れ目
を、それぞれ山型に形成させて各切れ目の両端部に切り
込みを設けてもよい。このとき有効長L1=ピッチP1
−(切り込みM1×2)となる。さらに第1のミシン目
49の形状として、図11(a)、(b)、(c)に示
すように、各切れ目の形状及び角度を変えることによっ
て、種々の形態が考えられる。
ン目49,50は、切れ目それぞれについて、切り込み
が設けられるが、図10(a)に示すように、各切れ目
に切り込みを設けることなく直線状に形成させ、ピッチ
P1,P2=有効長L1,L2としてもよい。また図1
0(b)に示すように、第2のミシン目50の各切れ目
を、それぞれ山型に形成させて各切れ目の両端部に切り
込みを設けてもよい。このとき有効長L1=ピッチP1
−(切り込みM1×2)となる。さらに第1のミシン目
49の形状として、図11(a)、(b)、(c)に示
すように、各切れ目の形状及び角度を変えることによっ
て、種々の形態が考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シート状
感光材料を遮光袋ごと収容させる個装箱には、少なくと
も一面に、個装箱の両縁部を結ぶミシン目が、所定の間
隔をおいてほぼ平行に少なくとも一対設けられるととも
に、個装箱の一方の縁部近傍におけるミシン目間には、
ツマミ部が、個装箱の縁部から外方に突出しないように
設けられるので、簡易な個装箱でシート状感光材料の保
存及び輸送等を行うことができるものでありながら、個
装箱をツマミ部を引張ることによって容易かつ安全に開
封させ、遮光袋に包装されたシート状感光材料を個装箱
から容易に取り出すことができる。しかも、個装箱の落
下等によって、各ミシン目が破損することはない。また
本発明によれば、遮光袋は、シート状包装材料を底部シ
ール部及びセンターシール部で接着させることにより、
袋状に形成されており、所定の位置に収容させたシート
状感光材料の開口部側縁部に沿って接着されるととも
に、シート状感光材料の開口部側及び底部側の両縁部に
沿って、開口部及び底部を折り重ねるように折曲され、
個装箱に収容されるので、例えばシート状包装材料を三
方シール又は四方シールによって袋状に形成した場合の
ように、サイドの接着部位の剥離及び接着部位付近の損
傷等を生じることはなく、袋内の製品の品質を確実に良
好に維持できる。
感光材料を遮光袋ごと収容させる個装箱には、少なくと
も一面に、個装箱の両縁部を結ぶミシン目が、所定の間
隔をおいてほぼ平行に少なくとも一対設けられるととも
に、個装箱の一方の縁部近傍におけるミシン目間には、
ツマミ部が、個装箱の縁部から外方に突出しないように
設けられるので、簡易な個装箱でシート状感光材料の保
存及び輸送等を行うことができるものでありながら、個
装箱をツマミ部を引張ることによって容易かつ安全に開
封させ、遮光袋に包装されたシート状感光材料を個装箱
から容易に取り出すことができる。しかも、個装箱の落
下等によって、各ミシン目が破損することはない。また
本発明によれば、遮光袋は、シート状包装材料を底部シ
ール部及びセンターシール部で接着させることにより、
袋状に形成されており、所定の位置に収容させたシート
状感光材料の開口部側縁部に沿って接着されるととも
に、シート状感光材料の開口部側及び底部側の両縁部に
沿って、開口部及び底部を折り重ねるように折曲され、
個装箱に収容されるので、例えばシート状包装材料を三
方シール又は四方シールによって袋状に形成した場合の
ように、サイドの接着部位の剥離及び接着部位付近の損
傷等を生じることはなく、袋内の製品の品質を確実に良
好に維持できる。
【図1】本発明の一実施例であるシート状感光材料用包
装体を示す平面図である。
装体を示す平面図である。
【図2】図1のシート状感光材料用包装体を示すC−C
断面図である。
断面図である。
【図3】遮光袋の折曲前の状態を示す斜視図である。
【図4】図3の遮光袋を構成するシート状包装材料を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図5】個装箱の展開した状態を示す平面図である。
【図6】図5の個装箱の組み立てた状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】図6の個装箱の上部を示す拡大平面図である。
【図8】図6の個装箱の開封された状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図9】個装箱を構成する段ボールの部分断面図であ
る。
る。
【図10】個装箱のミシン目の他の形態を示す平面図で
ある。
ある。
【図11】ミシン目のさらに他の形態を示す図である。
10 シート状感光材料 20 遮光袋 21 底部シール部 22 センターシール部 23 底部 24 開口部 40 個装箱 41 個装箱の少なくとも一面(前面) 49 ミシン目(第1のミシン目) 52 ツマミ部
Claims (2)
- 【請求項1】 シート状感光材料を遮光状態に包装する
遮光袋と、遮光袋によって包装されたシート状感光材料
を収容する個装箱とを備えたシート状感光材料用包装体
であって、 前記個装箱の少なくとも一面に、両縁部を結ぶミシン目
が所定の間隔をおいてほぼ平行に少なくとも一対設けら
れるとともに、個装箱の片側縁部における前記対のミシ
ン目間端部には個装箱の縁部内側に収まる長さのツマミ
部が設けられていることを特徴とするシート状感光材料
用包装体。 - 【請求項2】 前記遮光袋がセンターシールにより接着
された筒形状であり、該筒形状の一端の開口が底部シー
ルとして接着閉口され、該遮光袋内に収容される前記シ
ート状感光材料の所定位置の一辺を基準に他端の開口が
接着閉口されており、前記両端に対応する前記シート状
感光材料の両縁部に沿って前記遮光袋の余っている部分
が折り重ねてたたまれて前記個装箱に収容されることを
特徴とする請求項1記載のシート状感光材料用包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27429394A JPH08114889A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | シート状感光材料用包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27429394A JPH08114889A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | シート状感光材料用包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114889A true JPH08114889A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17539631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27429394A Pending JPH08114889A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | シート状感光材料用包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08114889A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006036340A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Yukata Package:Kk | シートの切り裂き構造とその作製方法 |
JP2011225275A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Kusunoki Shikohsya Co Ltd | シートの切り離し構造及びその切り離し構造を持つ開封型封筒及び窓付き型封筒 |
JP2011255897A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Rengo Co Ltd | 紙製品の破断用罫線構造および包装箱 |
JP2012012037A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 両方向に開封可能なジッパー構造 |
JP2013209148A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Tomoku Co Ltd | 包装箱 |
JP2016074477A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 株式会社クラウン・パッケージ | カートン用ジッパー、カートン用切れ目線及びカートン |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP27429394A patent/JPH08114889A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006036340A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Yukata Package:Kk | シートの切り裂き構造とその作製方法 |
JP2011225275A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Kusunoki Shikohsya Co Ltd | シートの切り離し構造及びその切り離し構造を持つ開封型封筒及び窓付き型封筒 |
JP2011255897A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Rengo Co Ltd | 紙製品の破断用罫線構造および包装箱 |
JP2012012037A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 両方向に開封可能なジッパー構造 |
JP2013209148A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Tomoku Co Ltd | 包装箱 |
JP2016074477A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 株式会社クラウン・パッケージ | カートン用ジッパー、カートン用切れ目線及びカートン |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5885673A (en) | Peelable pouch-like packaging for photographic sheet film | |
JP3516539B2 (ja) | 包装袋 | |
US5709302A (en) | Package for film product | |
JP2673361B2 (ja) | フイルムシートパッケージ、及びフイルムシートを包装する方法 | |
JP2000238743A (ja) | 包装箱及び包装方法 | |
US5649411A (en) | Method for daylight loading a photographic light-sensitive material | |
JPH08114889A (ja) | シート状感光材料用包装体 | |
US5139148A (en) | Daylight-loading film sheet package | |
JPS62245248A (ja) | 積層シ−トフイルムを包装する遮光性で引き裂き可能な包装カバ− | |
US5377835A (en) | Reclosable film package | |
JP3424845B2 (ja) | 感光材料シートを収納する包装 | |
US5251755A (en) | Package having a leader secured over a pouch | |
US5477310A (en) | Film package | |
JP2001066737A (ja) | 平版印刷版の包装構造及び平版印刷版用の内装材 | |
JPH11314680A (ja) | 感光性印刷版用包装材 | |
JPH11282131A (ja) | ブローニーフイルム用包装袋 | |
US6588592B2 (en) | Light-tight film package | |
JPH0641246Y2 (ja) | 感光シ−ト包装体 | |
EP0718683B1 (en) | A method for lighttightly wrapping a stack of rectangular photographic light-sensitive sheets and for loading them by daylight in a lighttight cabinet | |
CN1132165A (zh) | 包囊式容器及其制法 | |
JP2001209173A (ja) | 平版印刷版の包装構造 | |
EP0545330B1 (en) | Package having a leader secured over a pouch | |
JPH0954395A (ja) | 包装袋 | |
JP2001130538A (ja) | 包装箱及び包装構造 | |
JPH0682975A (ja) | シート状感光材料用保護シート |