JP2983006B2 - 蓋装置および収納装置 - Google Patents
蓋装置および収納装置Info
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- JP2983006B2 JP2983006B2 JP8318282A JP31828296A JP2983006B2 JP 2983006 B2 JP2983006 B2 JP 2983006B2 JP 8318282 A JP8318282 A JP 8318282A JP 31828296 A JP31828296 A JP 31828296A JP 2983006 B2 JP2983006 B2 JP 2983006B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両に設
けた収納容器を開閉可能に覆う蓋装置および収納装置に
関する。
けた収納容器を開閉可能に覆う蓋装置および収納装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車のコンソールなど
に設けた収納容器を蓋装置で開閉可能に覆った収納装置
が用いられている。この収納装置は、例えば、コンソー
ルの平坦面などを凹設してなる箱体を、回動可能な蓋装
置で覆い、灰皿、缶入り飲料、煙草を収納する小物入れ
として用いて、利便性を向上するようになっている。
に設けた収納容器を蓋装置で開閉可能に覆った収納装置
が用いられている。この収納装置は、例えば、コンソー
ルの平坦面などを凹設してなる箱体を、回動可能な蓋装
置で覆い、灰皿、缶入り飲料、煙草を収納する小物入れ
として用いて、利便性を向上するようになっている。
【0003】この点、例えば、実開平7−17654号
公報に記載された収納装置が知られている。この収納装
置は、フロントガラスの下方に位置するインストルメン
トパネルに備えられ、蓋体(リッド)の回動軸を複数の
ガイド手段などにて上下に案内し、蓋体を開いた状態で
も、この蓋体が視界の妨げとならないようにすることを
図っている。
公報に記載された収納装置が知られている。この収納装
置は、フロントガラスの下方に位置するインストルメン
トパネルに備えられ、蓋体(リッド)の回動軸を複数の
ガイド手段などにて上下に案内し、蓋体を開いた状態で
も、この蓋体が視界の妨げとならないようにすることを
図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の収納装置では、操作者などにより、所期の作用力と
は異なる方向および大きさの作用力が加わった場合に
も、蓋装置の開閉機構が損傷を受けることを防止するた
めに、各部を補強などして強度を確保する必要があり、
製造コストが上昇する問題を有している。また、実開平
7−17654号公報に記載された収納装置のように、
複数のガイド手段などを設けた構成では、構造が複雑に
なるとともに、強度の向上のための設計作業などが煩雑
になり、製造コストが上昇する問題を有している。
来の収納装置では、操作者などにより、所期の作用力と
は異なる方向および大きさの作用力が加わった場合に
も、蓋装置の開閉機構が損傷を受けることを防止するた
めに、各部を補強などして強度を確保する必要があり、
製造コストが上昇する問題を有している。また、実開平
7−17654号公報に記載された収納装置のように、
複数のガイド手段などを設けた構成では、構造が複雑に
なるとともに、強度の向上のための設計作業などが煩雑
になり、製造コストが上昇する問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、容易に製造できるとともに、所期以外の荷重にも
対応できる蓋装置および収納装置を提供することを目的
とする。
ので、容易に製造できるとともに、所期以外の荷重にも
対応できる蓋装置および収納装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蓋装置
は、回動軸を中心に回動可能に設けられた蓋本体と、前
記回動軸の一側に位置して前記蓋本体に設けられた押動
部と、前記回動軸を挟んで前記押動部の反対側に位置し
て前記蓋本体に設けられた係合部と、前記押動部を押動
した方向の荷重が加わるごとに前記係合部を係合保持す
る保持状態と前記係合部を開放可能な開放状態とが切り
換えられる係合受部、およびこの係合受部を支持する弾
性変形可能な支持部を設けた保持装置とを具備したもの
である。
は、回動軸を中心に回動可能に設けられた蓋本体と、前
記回動軸の一側に位置して前記蓋本体に設けられた押動
部と、前記回動軸を挟んで前記押動部の反対側に位置し
て前記蓋本体に設けられた係合部と、前記押動部を押動
した方向の荷重が加わるごとに前記係合部を係合保持す
る保持状態と前記係合部を開放可能な開放状態とが切り
換えられる係合受部、およびこの係合受部を支持する弾
性変形可能な支持部を設けた保持装置とを具備したもの
である。
【0007】そして、この構成では、蓋本体が所定の開
口を覆い蓋本体の係合部が保持装置に係合保持された保
持状態から、押動部を押動すると、保持装置の係合受部
に所定の方向の荷重が加わり、係合が解除されて蓋本体
を開放可能な開放状態となる。さらに、この状態から、
蓋本体を閉じ、押動部を押動すると、保持装置の係合受
部に所定の方向の荷重が加わり、蓋本体を係合保持する
保持状態となる。また、係合受部は弾性変形可能な支持
部に支持されているので、蓋本体の押動部以外の部分が
押動された場合など、保持装置に所定方向以外あるいは
所定以上の荷重が加わった際には、支持部が弾性変形し
て係合受部が偏位することにより、蓋本体の係合が解除
され、各部の損傷が防止される。
口を覆い蓋本体の係合部が保持装置に係合保持された保
持状態から、押動部を押動すると、保持装置の係合受部
に所定の方向の荷重が加わり、係合が解除されて蓋本体
を開放可能な開放状態となる。さらに、この状態から、
蓋本体を閉じ、押動部を押動すると、保持装置の係合受
部に所定の方向の荷重が加わり、蓋本体を係合保持する
保持状態となる。また、係合受部は弾性変形可能な支持
部に支持されているので、蓋本体の押動部以外の部分が
押動された場合など、保持装置に所定方向以外あるいは
所定以上の荷重が加わった際には、支持部が弾性変形し
て係合受部が偏位することにより、蓋本体の係合が解除
され、各部の損傷が防止される。
【0008】請求項2記載の蓋装置は、回動軸を中心に
回動可能に設けられた蓋本体と、前記回動軸の一側に位
置して前記蓋本体に設けられた押動部と、前記回動軸を
挟んで前記押動部の反対側に位置して前記蓋本体に設け
られた係合部と、この係合部が挿入され、前記押動部を
押動した方向の荷重が加わるごとに前記係合部を係合保
持する保持状態と前記係合部を開放可能な開放状態とが
切り換えられる係合受部を設けた保持装置と、前記係合
部の前記係合受部への挿入量を所定の係合寸法以下に規
制する規制手段とを具備したものである。
回動可能に設けられた蓋本体と、前記回動軸の一側に位
置して前記蓋本体に設けられた押動部と、前記回動軸を
挟んで前記押動部の反対側に位置して前記蓋本体に設け
られた係合部と、この係合部が挿入され、前記押動部を
押動した方向の荷重が加わるごとに前記係合部を係合保
持する保持状態と前記係合部を開放可能な開放状態とが
切り換えられる係合受部を設けた保持装置と、前記係合
部の前記係合受部への挿入量を所定の係合寸法以下に規
制する規制手段とを具備したものである。
【0009】そして、この構成では、蓋本体が所定の開
口を覆い蓋本体の係合部が保持装置の係合受部に挿入し
て係合保持された保持状態から、押動部を押動すると、
保持装置に所定の方向の荷重が加わり、係合が解除され
て蓋本体を開放可能な開放状態となる。さらに、この状
態から、蓋本体を閉じ、押動部を押動すると、保持装置
に所定の方向の荷重が加わり、蓋本体を係合保持する保
持状態となる。また、規制手段により、係合部の係合受
部への挿入量が所定の係合寸法以下に規制されているの
で、蓋本体の押動部以外の部分が押動された場合など、
保持装置に所定方向以外あるいは所定以上の荷重が加わ
った際には、係合部が係合受部から容易に離脱して蓋本
体の係合が解除され、各部の損傷が防止される。
口を覆い蓋本体の係合部が保持装置の係合受部に挿入し
て係合保持された保持状態から、押動部を押動すると、
保持装置に所定の方向の荷重が加わり、係合が解除され
て蓋本体を開放可能な開放状態となる。さらに、この状
態から、蓋本体を閉じ、押動部を押動すると、保持装置
に所定の方向の荷重が加わり、蓋本体を係合保持する保
持状態となる。また、規制手段により、係合部の係合受
部への挿入量が所定の係合寸法以下に規制されているの
で、蓋本体の押動部以外の部分が押動された場合など、
保持装置に所定方向以外あるいは所定以上の荷重が加わ
った際には、係合部が係合受部から容易に離脱して蓋本
体の係合が解除され、各部の損傷が防止される。
【0010】請求項3記載の収納装置は、開口を設けた
収納容器と、前記開口を開閉可能に覆う請求項1または
2記載の蓋装置とを具備したものである。
収納容器と、前記開口を開閉可能に覆う請求項1または
2記載の蓋装置とを具備したものである。
【0011】そして、この構成では、請求項1または2
記載の蓋装置を備えたので、蓋本体の押動部を押動する
ことにより、操作性良く収納容器の開口が開閉されると
ともに、蓋本体の押動部以外の部分が押動された場合に
は、蓋本体の係合が解除され、各部の損傷が防止され
る。
記載の蓋装置を備えたので、蓋本体の押動部を押動する
ことにより、操作性良く収納容器の開口が開閉されると
ともに、蓋本体の押動部以外の部分が押動された場合に
は、蓋本体の係合が解除され、各部の損傷が防止され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蓋装置および収納
装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】図1および図2において、1は自動車など
の車両の室内に設けられたコンソール(コンソールボッ
クス)で、このコンソール1は、運転席と助手席との間
に配置され、変速操作部3の後部に連続して取り付けら
れるコンソール本体(コンソールボックス本体)4を備
えている。なお、以下、車両の前側を前側、車両の後側
を後側として説明する。そして、このコンソール本体4
には、後側に位置して、上側を開口した箱状をなすボッ
クス本体部5が設けられ、このボックス本体部5の上側
の開口は、コンソールボックスリッド6により開閉可能
に覆われている。また、このコンソールボックスリッド
6は、常時開く方向に付勢されているとともに、操作レ
バー7によりボックス本体部5に係止され、閉じた状態
で保持されるようになっている。さらに、コンソール本
体4の前側部には、変速操作部3とボックス本体部5と
の間を滑らかな曲面で覆うフィニッシャ8が取り付けら
れている。また、このフィニッシャ8には、後端部の中
央部に位置して、操作レバー(ロック)7を配置する操
作用凹部8aが形成されており、この操作用凹部8aに指な
どを入れて操作レバー7を引き上げることにより、係止
を解除してコンソールボックスリッド6を開操作するよ
うになっている。さらに、図3に示すように、フィニッ
シャ8の両側部には、それぞれコンソール本体4に係合
などして取り付けられる複数の取付部8bが形成されてい
る。
の車両の室内に設けられたコンソール(コンソールボッ
クス)で、このコンソール1は、運転席と助手席との間
に配置され、変速操作部3の後部に連続して取り付けら
れるコンソール本体(コンソールボックス本体)4を備
えている。なお、以下、車両の前側を前側、車両の後側
を後側として説明する。そして、このコンソール本体4
には、後側に位置して、上側を開口した箱状をなすボッ
クス本体部5が設けられ、このボックス本体部5の上側
の開口は、コンソールボックスリッド6により開閉可能
に覆われている。また、このコンソールボックスリッド
6は、常時開く方向に付勢されているとともに、操作レ
バー7によりボックス本体部5に係止され、閉じた状態
で保持されるようになっている。さらに、コンソール本
体4の前側部には、変速操作部3とボックス本体部5と
の間を滑らかな曲面で覆うフィニッシャ8が取り付けら
れている。また、このフィニッシャ8には、後端部の中
央部に位置して、操作レバー(ロック)7を配置する操
作用凹部8aが形成されており、この操作用凹部8aに指な
どを入れて操作レバー7を引き上げることにより、係止
を解除してコンソールボックスリッド6を開操作するよ
うになっている。さらに、図3に示すように、フィニッ
シャ8の両側部には、それぞれコンソール本体4に係合
などして取り付けられる複数の取付部8bが形成されてい
る。
【0014】そして、このフィニッシャ8の略中央部に
位置して、小物を収納する収納装置としての小物入れ11
が備えられている。そして、この小物入れ11は、図1な
いし図3に示すように、コンソール本体4に一体に設け
られた収納容器12と、この収納容器12の上側の開口12a
を開閉可能に覆う蓋装置15とから構成されている。
位置して、小物を収納する収納装置としての小物入れ11
が備えられている。そして、この小物入れ11は、図1な
いし図3に示すように、コンソール本体4に一体に設け
られた収納容器12と、この収納容器12の上側の開口12a
を開閉可能に覆う蓋装置15とから構成されている。
【0015】また、蓋装置15は、フィニッシャ8に、蓋
本体としてのリッド16と、保持装置としてのキャッチ18
となどを取り付けて構成されている。
本体としてのリッド16と、保持装置としてのキャッチ18
となどを取り付けて構成されている。
【0016】そして、フィニッシャ8には、収納容器12
の開口12a の上方に位置して、平面略矩形状の開口部21
が形成されている。そして、この開口部21の両側部から
下方に向かって、両側一対の支持片部(支持プレート)
22,22が一体に突設されているとともに、これら支持片
部22の下端部近傍には、同じ軸上に位置してそれぞれ軸
受孔22a が形成されている。また、開口部21の前部から
は、フィニッシャ8の上面より下方に位置し、後側に向
かって受板部24が突設されている。そして、この受板部
24の略中央部には、取付孔24a が形成され、この取付孔
24a に、弾性変形可能なラバーストライカ25が嵌着され
ている。また、受板部24の後端部には、円弧状をなすカ
ップ支持部24b が形成され、複数のカップ(飲料容器)
を安定して保持できるようになっている。さらに、フィ
ニッシャ8後部の下面には、開口部21と操作用凹部8aと
の間に位置して、キャッチ取付座8cが形成されている。
そして、このキャッチ取付座8cには、図示しないねじ受
け孔などが形成されている。
の開口12a の上方に位置して、平面略矩形状の開口部21
が形成されている。そして、この開口部21の両側部から
下方に向かって、両側一対の支持片部(支持プレート)
22,22が一体に突設されているとともに、これら支持片
部22の下端部近傍には、同じ軸上に位置してそれぞれ軸
受孔22a が形成されている。また、開口部21の前部から
は、フィニッシャ8の上面より下方に位置し、後側に向
かって受板部24が突設されている。そして、この受板部
24の略中央部には、取付孔24a が形成され、この取付孔
24a に、弾性変形可能なラバーストライカ25が嵌着され
ている。また、受板部24の後端部には、円弧状をなすカ
ップ支持部24b が形成され、複数のカップ(飲料容器)
を安定して保持できるようになっている。さらに、フィ
ニッシャ8後部の下面には、開口部21と操作用凹部8aと
の間に位置して、キャッチ取付座8cが形成されている。
そして、このキャッチ取付座8cには、図示しないねじ受
け孔などが形成されている。
【0017】また、リッド16は、略矩形板状をなす蓋板
部26を備え、この蓋板部26の両側の裏面からは、両側一
対の回動アーム27,27が下方に向かって一体に突設さ
れ、これら回動アーム27,27の下端部近傍には、同じ軸
上に位置して、軸孔27a ,27aが形成されている。さら
に、蓋板部26の前端の裏面からは、下側に向かって当接
片28が一体に突設されているとともに、後端の裏面の中
央部からは、下側から後側に向かって弧状に湾曲するロ
ックアーム(係合片)31が一体に突設されている。そし
て、このロックアーム31の先端部に、係合部32が形成さ
れているともに、ロックアーム31の上面には、ロックア
ーム31の上面の円弧の上端側と後端側とを連結するよう
にして、規制手段としての板状の制限リブ(ストッパ)
33が一体に形成されている。また、制限リブ33の後端面
33a は、係合部32の後端面32a より所定寸法だけ前側に
位置して形成されているとともに、係合部32の後端面32
a の下端の角部には、傾斜した傾斜面部32b が形成され
ている。
部26を備え、この蓋板部26の両側の裏面からは、両側一
対の回動アーム27,27が下方に向かって一体に突設さ
れ、これら回動アーム27,27の下端部近傍には、同じ軸
上に位置して、軸孔27a ,27aが形成されている。さら
に、蓋板部26の前端の裏面からは、下側に向かって当接
片28が一体に突設されているとともに、後端の裏面の中
央部からは、下側から後側に向かって弧状に湾曲するロ
ックアーム(係合片)31が一体に突設されている。そし
て、このロックアーム31の先端部に、係合部32が形成さ
れているともに、ロックアーム31の上面には、ロックア
ーム31の上面の円弧の上端側と後端側とを連結するよう
にして、規制手段としての板状の制限リブ(ストッパ)
33が一体に形成されている。また、制限リブ33の後端面
33a は、係合部32の後端面32a より所定寸法だけ前側に
位置して形成されているとともに、係合部32の後端面32
a の下端の角部には、傾斜した傾斜面部32b が形成され
ている。
【0018】一方、蓋板部26の表面の前端部近傍、すな
わち回動アーム27,27を挟んでロックアーム31の反対側
には、押動位置を示す押動部34が形成され、例えば、
「PUSH」などの表示が刻印などしてなされている。
わち回動アーム27,27を挟んでロックアーム31の反対側
には、押動位置を示す押動部34が形成され、例えば、
「PUSH」などの表示が刻印などしてなされている。
【0019】そして、このリッド16は、ビス36,36およ
びワッシャ37,37により、回動アーム27,27の軸孔27a
,27a と、フィニッシャ8の支持片部22,22の軸受孔2
2a ,22a とが連結され、これらビス36,36同士を結ぶ
仮想の回動軸Oを中心として、フィニッシャ8にシーソ
ー状に揺動自在に軸支されいる。そして、このリッド16
は、蓋板部26がフィニッシャ8の上面と面一になった状
態で、開口部21を覆い、蓋板部26が起立した状態で、開
口部21が開かれるようになっている。
びワッシャ37,37により、回動アーム27,27の軸孔27a
,27a と、フィニッシャ8の支持片部22,22の軸受孔2
2a ,22a とが連結され、これらビス36,36同士を結ぶ
仮想の回動軸Oを中心として、フィニッシャ8にシーソ
ー状に揺動自在に軸支されいる。そして、このリッド16
は、蓋板部26がフィニッシャ8の上面と面一になった状
態で、開口部21を覆い、蓋板部26が起立した状態で、開
口部21が開かれるようになっている。
【0020】また、図1、図3および図4に示すよう
に、キャッチ(プッシュキャッチ)18は、カム部41を内
蔵する本体部(ボディ)42と、このカム部41の下側に接
続された係合受部44とを備えている。また、本体部42の
両側部には、取付孔45a ,45aを形成した取付片45,45
が形成され、これら取付孔45a ,45a に挿入されたビス
46,46をフィニッシャ8に螺合して、キャッチ18がフィ
ニッシャ8に取り付け固定されている。さらに、本体部
42の後面からは、下方に向かい、弾性変形可能な板状を
なす支持部(当てプレート)47が一体に突設されてい
る。また、係合受部44には、前側に向かって開口する矩
形状の係合孔44a が設けられているとともに、この係合
孔44a は、前側下方に向かって傾斜して形成され、すな
わち、係合孔44a の上側の縁部44b は、下側の縁部44c
より前側に突出するように形成されている。
に、キャッチ(プッシュキャッチ)18は、カム部41を内
蔵する本体部(ボディ)42と、このカム部41の下側に接
続された係合受部44とを備えている。また、本体部42の
両側部には、取付孔45a ,45aを形成した取付片45,45
が形成され、これら取付孔45a ,45a に挿入されたビス
46,46をフィニッシャ8に螺合して、キャッチ18がフィ
ニッシャ8に取り付け固定されている。さらに、本体部
42の後面からは、下方に向かい、弾性変形可能な板状を
なす支持部(当てプレート)47が一体に突設されてい
る。また、係合受部44には、前側に向かって開口する矩
形状の係合孔44a が設けられているとともに、この係合
孔44a は、前側下方に向かって傾斜して形成され、すな
わち、係合孔44a の上側の縁部44b は、下側の縁部44c
より前側に突出するように形成されている。
【0021】そして、カム部41は、いわゆるワンウェイ
カムの機構を備え、力が加わるごとに上下方向(図4に
示すVA方向)に昇降するように本体部42に取り付けら
れている。また、係合受部44は、傾動軸48によりカム部
41に前後方向(図4に示すVB方向)に傾動自在に接続
され、カム部41が上方に後退した状態で、後面を支持部
47に当接支持されるとともに、カム部41が下方に突出し
た状態で、後側に傾動すなわち首振り動作をするように
なっている。
カムの機構を備え、力が加わるごとに上下方向(図4に
示すVA方向)に昇降するように本体部42に取り付けら
れている。また、係合受部44は、傾動軸48によりカム部
41に前後方向(図4に示すVB方向)に傾動自在に接続
され、カム部41が上方に後退した状態で、後面を支持部
47に当接支持されるとともに、カム部41が下方に突出し
た状態で、後側に傾動すなわち首振り動作をするように
なっている。
【0022】なお、収納容器12の底部には、カップを安
定して保持するためのカップホルダ部12b 、およびリッ
ド16が起立する際にこのリッド16の後部を格納可能なリ
ッド収納部12c などが形成されている。
定して保持するためのカップホルダ部12b 、およびリッ
ド16が起立する際にこのリッド16の後部を格納可能なリ
ッド収納部12c などが形成されている。
【0023】次に、図1、図5ないし図7を参照して、
蓋装置15の開閉動作を説明する。
蓋装置15の開閉動作を説明する。
【0024】まず、図1に示すように、リッド16が閉じ
た状態では、ロックアーム31の先端の係合部32が、後退
したキャッチ18の支持部47に支えられた係合受部44の係
合孔44a に挿入して係合され、リッド16が閉じた状態に
保持される。
た状態では、ロックアーム31の先端の係合部32が、後退
したキャッチ18の支持部47に支えられた係合受部44の係
合孔44a に挿入して係合され、リッド16が閉じた状態に
保持される。
【0025】そして、この閉じた状態から、開操作を行
う際は、図5に示すように、乗員などの操作者は、リッ
ド16の前側に位置する押動部34を所定の強さおよび方向
の操作力F1 で押し下げる。すると、リッド16は、ラバ
ーストライカ25を圧縮して変形させながら、回動軸Oを
中心にシーソー状に回動して、キャッチ18の係合受部44
をVA方向に押し上げる。すると、図6に示すように、
キャッチ18のカム部41のロックが解かれて下方に突出
し、係合受部44がVB方向に向かって首振り動作を行
い、係合保持していたロックアーム31の係合部32を解放
する。
う際は、図5に示すように、乗員などの操作者は、リッ
ド16の前側に位置する押動部34を所定の強さおよび方向
の操作力F1 で押し下げる。すると、リッド16は、ラバ
ーストライカ25を圧縮して変形させながら、回動軸Oを
中心にシーソー状に回動して、キャッチ18の係合受部44
をVA方向に押し上げる。すると、図6に示すように、
キャッチ18のカム部41のロックが解かれて下方に突出
し、係合受部44がVB方向に向かって首振り動作を行
い、係合保持していたロックアーム31の係合部32を解放
する。
【0026】すると、リッド16のロックアーム31の係合
が解除され、リッド16は自重あるいは図示しないスプリ
ング体、ガスシリンダなどの回動付勢手段により回動
し、図7に示すように、リッド16が起立して、小物入れ
11が開いた状態になる。
が解除され、リッド16は自重あるいは図示しないスプリ
ング体、ガスシリンダなどの回動付勢手段により回動
し、図7に示すように、リッド16が起立して、小物入れ
11が開いた状態になる。
【0027】また、この開いた状態から、リッド16の押
動部34などを閉じる方向に押動すると、図6に示すよう
に、リッド16のロックアーム31の係合部32は係合受部44
の係合孔44a に挿入され、さらに、このキャッチ18の係
合受部44をVA方向に押し上げる。すると、キャッチ18
のカム部41は上方に後退し、係合受部44を前側に回動さ
せて、再びロックアーム31の係合部32を係合保持し、リ
ッド16を閉じた状態に保持する。
動部34などを閉じる方向に押動すると、図6に示すよう
に、リッド16のロックアーム31の係合部32は係合受部44
の係合孔44a に挿入され、さらに、このキャッチ18の係
合受部44をVA方向に押し上げる。すると、キャッチ18
のカム部41は上方に後退し、係合受部44を前側に回動さ
せて、再びロックアーム31の係合部32を係合保持し、リ
ッド16を閉じた状態に保持する。
【0028】次に、誤操作などにより、所定の位置以外
の場所、あるいは方向に荷重が加わった際の動作を説明
する。例として、図1に示すように、リッド16が閉じた
状態で、押動部34以外の位置、特に、回動軸Oを挟んだ
反対側の位置Aに、図中矢印F2 の荷重を加えた場合に
ついて説明する。なお、F2 は、リッド16の表面に垂直
な方向(面直方向)に対して、角度βだけ傾斜したもの
で、ほぼ水平に後方に向かうものである。
の場所、あるいは方向に荷重が加わった際の動作を説明
する。例として、図1に示すように、リッド16が閉じた
状態で、押動部34以外の位置、特に、回動軸Oを挟んだ
反対側の位置Aに、図中矢印F2 の荷重を加えた場合に
ついて説明する。なお、F2 は、リッド16の表面に垂直
な方向(面直方向)に対して、角度βだけ傾斜したもの
で、ほぼ水平に後方に向かうものである。
【0029】すなわち、回動軸Oに対して、リッド16の
回動アーム27の軸孔27a とフィニッシャ8の支持片部22
の軸受孔22a との間には、円滑な回動のための所定のあ
そび(軸隙間)があるため、リッド16にF2 の荷重が加
わった場合、リッド16はこのF2 の方向にほぼ沿って移
動し、ロックアーム31は、図中矢印VC方向に移動す
る。この時、ロックアーム31には、制限リブ33が形成さ
れており、この制限リブ33の後端面33a が、キャッチ18
の係合受部44の上側の縁部44b に当接し、ロックアーム
31の係合部32が一定量Dを越えて係合受部44の係合孔44
a に入り込まないようになっている。そこで、F2 の荷
重は、制限リブ33を介して、係合受部44に加わる。この
時、係合受部44は、支持部47に支えられているため、所
定の荷重を越えるまでは容易に変形しないが、所定の荷
重を越えた状態で、後側に弾性的に変形し、係合部32が
係合孔44a から外れて、ロックアーム31がキャッチ18の
係合受部44から解放され、リッド16が開かれる。
回動アーム27の軸孔27a とフィニッシャ8の支持片部22
の軸受孔22a との間には、円滑な回動のための所定のあ
そび(軸隙間)があるため、リッド16にF2 の荷重が加
わった場合、リッド16はこのF2 の方向にほぼ沿って移
動し、ロックアーム31は、図中矢印VC方向に移動す
る。この時、ロックアーム31には、制限リブ33が形成さ
れており、この制限リブ33の後端面33a が、キャッチ18
の係合受部44の上側の縁部44b に当接し、ロックアーム
31の係合部32が一定量Dを越えて係合受部44の係合孔44
a に入り込まないようになっている。そこで、F2 の荷
重は、制限リブ33を介して、係合受部44に加わる。この
時、係合受部44は、支持部47に支えられているため、所
定の荷重を越えるまでは容易に変形しないが、所定の荷
重を越えた状態で、後側に弾性的に変形し、係合部32が
係合孔44a から外れて、ロックアーム31がキャッチ18の
係合受部44から解放され、リッド16が開かれる。
【0030】また、このように、キャッチ18の支持部47
が変形してロックアーム31が抜けた状態では、キャッチ
18の係合受部44はリッド16のロックアーム31を係合保持
する後退した位置にあるが、一旦、リッド16が閉じる動
作を行うことにより、カム部41が押動され、リッド16が
開いた状態である前進した位置に移動させて係合受部44
に首振りをさせることができ、再度、リッド16を閉じる
動作を行うことにより、係合受部44によりロックアーム
31を正常に係合保持し、リッド16を閉じた状態に保持す
ることができる。
が変形してロックアーム31が抜けた状態では、キャッチ
18の係合受部44はリッド16のロックアーム31を係合保持
する後退した位置にあるが、一旦、リッド16が閉じる動
作を行うことにより、カム部41が押動され、リッド16が
開いた状態である前進した位置に移動させて係合受部44
に首振りをさせることができ、再度、リッド16を閉じる
動作を行うことにより、係合受部44によりロックアーム
31を正常に係合保持し、リッド16を閉じた状態に保持す
ることができる。
【0031】このように、本実施の形態によれば、通常
の使用状態においては、押動部34を押動することによ
り、リッド16を操作性良く開閉できるとともに、リッド
16が開いた状態においても、リッド16の後側部が下方に
収納され、上側への突出量を小さくすることができる。
の使用状態においては、押動部34を押動することによ
り、リッド16を操作性良く開閉できるとともに、リッド
16が開いた状態においても、リッド16の後側部が下方に
収納され、上側への突出量を小さくすることができる。
【0032】そして、所期の操作位置である押動部34以
外の位置に操作力が加わるなどして、キャッチ18のワン
ウェイカムが機能しない方向に荷重が加わった場合に
も、キャッチ18の係合受部44を当接支持する支持部47が
弾性的に変形することにより、リッド16のロックアーム
31を開放し、リッド16を開くことができ、各部の損傷を
防止することができる。そこで、誤操作などによる各部
の損傷を防止できるとともに、各部の補強の必要がなく
なり、製造コストを低減することができる。
外の位置に操作力が加わるなどして、キャッチ18のワン
ウェイカムが機能しない方向に荷重が加わった場合に
も、キャッチ18の係合受部44を当接支持する支持部47が
弾性的に変形することにより、リッド16のロックアーム
31を開放し、リッド16を開くことができ、各部の損傷を
防止することができる。そこで、誤操作などによる各部
の損傷を防止できるとともに、各部の補強の必要がなく
なり、製造コストを低減することができる。
【0033】また、ロックアーム31に制限リブ33を形成
し、ロックアーム31の係合部32がキャッチ18の係合受部
44の係合孔44a への挿入寸法を一定以下としたため、キ
ャッチ18とロックアーム31との係脱動作を円滑にするこ
とができる。加えて、制限リブ33により、ロックアーム
31の強度を補強することができる。
し、ロックアーム31の係合部32がキャッチ18の係合受部
44の係合孔44a への挿入寸法を一定以下としたため、キ
ャッチ18とロックアーム31との係脱動作を円滑にするこ
とができる。加えて、制限リブ33により、ロックアーム
31の強度を補強することができる。
【0034】そして、上記のように、誤操作などがあっ
ても構造が損傷を受けにくいため、手探りなどにより操
作されることがある収納装置である自動車の小物入れ11
に適した蓋装置15を提供することができる。
ても構造が損傷を受けにくいため、手探りなどにより操
作されることがある収納装置である自動車の小物入れ11
に適した蓋装置15を提供することができる。
【0035】また、キャッチ18の支持部47が弾性変形し
て係合が解除された場合にも、リッド16を2回程閉じる
方向に押動するという通常の簡略な動作のみで、特別な
操作をしなくとも正常な状態に復旧させることができ
る。
て係合が解除された場合にも、リッド16を2回程閉じる
方向に押動するという通常の簡略な動作のみで、特別な
操作をしなくとも正常な状態に復旧させることができ
る。
【0036】さらに、ロックアーム31およびキャッチ18
などの構成は、リッド16の開口部分に対して奥側に配置
されているため、収納装置11の外観、使用感を向上する
ことができる。
などの構成は、リッド16の開口部分に対して奥側に配置
されているため、収納装置11の外観、使用感を向上する
ことができる。
【0037】また、構造が複雑化することもなく、製造
コストの上昇を抑制することができる。
コストの上昇を抑制することができる。
【0038】なお、上記の実施の形態では、ロックアー
ム31の係合部32とキャッチ18の係合受部44の係合孔44a
とが係合する寸法を一定以下とする制限リブ33をロック
アーム31に形成したが、例えば、キャッチ18の係合受部
44の係合孔44a の内側に形成してロックアーム31の係合
部32に当接させても良く、あるいは、ロックアーム31側
とキャッチ18側との両方に設けることもできる。
ム31の係合部32とキャッチ18の係合受部44の係合孔44a
とが係合する寸法を一定以下とする制限リブ33をロック
アーム31に形成したが、例えば、キャッチ18の係合受部
44の係合孔44a の内側に形成してロックアーム31の係合
部32に当接させても良く、あるいは、ロックアーム31側
とキャッチ18側との両方に設けることもできる。
【0039】また、一体に形成した部品は、それぞれ別
部材としても良く、例えば、弾性変形可能な支持部をキ
ャッチとは別部材とすることにより、キャッチ自体は汎
用性のある部品を用いることができ、製造コストを低減
することができる。
部材としても良く、例えば、弾性変形可能な支持部をキ
ャッチとは別部材とすることにより、キャッチ自体は汎
用性のある部品を用いることができ、製造コストを低減
することができる。
【0040】さらに、弾性変形するキャッチ18の支持部
47の強度すなわち曲り易さは、他の部品の損傷などを防
止できるように適宜定められるが、この強度は、使用す
る樹脂の物性や板厚を変更して調整し、あるいは、例え
ば図8に示すように、スリット51を適宜の数、適宜の長
さで形成することにより、調整することもできる。
47の強度すなわち曲り易さは、他の部品の損傷などを防
止できるように適宜定められるが、この強度は、使用す
る樹脂の物性や板厚を変更して調整し、あるいは、例え
ば図8に示すように、スリット51を適宜の数、適宜の長
さで形成することにより、調整することもできる。
【0041】また、上記の各実施の形態では、収納容器
を蓋装置で覆う収納装置について説明したが、収納装置
のほか、何らかの部材を蓋装置で覆う構成について適用
することができる。
を蓋装置で覆う収納装置について説明したが、収納装置
のほか、何らかの部材を蓋装置で覆う構成について適用
することができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の蓋装置によれば、押動部
を押動することにより、蓋本体を操作性良く開閉でき
る。また、保持装置の係合受部を弾性変形可能な支持部
により支持したため、蓋本体の押動部以外の部分が押動
された場合など、係合受部に所定方向以外あるいは所定
以上の荷重が加わった際には、支持部が弾性変形して係
合受部が偏位することにより、蓋本体の係合を解除し、
各部の損傷を防止できる。そこで、蓋装置に破壊防止の
ための補強などを行う必要がなく、蓋装置の製造コスト
を低減することができる。
を押動することにより、蓋本体を操作性良く開閉でき
る。また、保持装置の係合受部を弾性変形可能な支持部
により支持したため、蓋本体の押動部以外の部分が押動
された場合など、係合受部に所定方向以外あるいは所定
以上の荷重が加わった際には、支持部が弾性変形して係
合受部が偏位することにより、蓋本体の係合を解除し、
各部の損傷を防止できる。そこで、蓋装置に破壊防止の
ための補強などを行う必要がなく、蓋装置の製造コスト
を低減することができる。
【0043】請求項2記載の蓋装置によれば、押動部を
押動することにより、蓋本体を操作性良く開閉できる。
また、規制手段により、係合部の係合受部への挿入量を
所定の係合寸法以下に規制したため、蓋本体の押動部以
外の部分が押動された場合など、保持装置に所定方向以
外あるいは所定以上の荷重が加わった際には、係合部が
係合受部から容易に離脱して蓋本体の係合を解除し、各
部の損傷を防止できる。そこで、蓋装置に破壊防止のた
めの補強などを行う必要がなく、蓋装置の製造コストを
低減することができる。
押動することにより、蓋本体を操作性良く開閉できる。
また、規制手段により、係合部の係合受部への挿入量を
所定の係合寸法以下に規制したため、蓋本体の押動部以
外の部分が押動された場合など、保持装置に所定方向以
外あるいは所定以上の荷重が加わった際には、係合部が
係合受部から容易に離脱して蓋本体の係合を解除し、各
部の損傷を防止できる。そこで、蓋装置に破壊防止のた
めの補強などを行う必要がなく、蓋装置の製造コストを
低減することができる。
【0044】請求項3記載の収納装置によれば、請求項
1または2記載の蓋装置を備えたため、蓋本体の押動部
を押動することにより、操作性良く収納容器の開口を開
閉できる。また、蓋本体の押動部以外の部分が押動され
た場合などには、蓋本体の係合を解除して、各部の損傷
を防止できるため、蓋装置に破壊防止のための補強など
を行う必要がなく、収納装置の製造コストを低減するこ
とができる。
1または2記載の蓋装置を備えたため、蓋本体の押動部
を押動することにより、操作性良く収納容器の開口を開
閉できる。また、蓋本体の押動部以外の部分が押動され
た場合などには、蓋本体の係合を解除して、各部の損傷
を防止できるため、蓋装置に破壊防止のための補強など
を行う必要がなく、収納装置の製造コストを低減するこ
とができる。
【図1】本発明の蓋装置および収納装置の一実施の形態
を示す図2のI−I断面図である。
を示す図2のI−I断面図である。
【図2】同上収納装置を備えた車両のコンソールの一部
を示す蓋本体を閉じた状態の斜視図である。
を示す蓋本体を閉じた状態の斜視図である。
【図3】同上収納装置の分解斜視図である。
【図4】同上保持装置の斜視図である。
【図5】同上蓋装置の動作説明図である。
【図6】同上蓋装置の動作説明図である。
【図7】同上蓋装置の動作説明図である。
【図8】同上保持装置の他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
ある。
11 収納装置としての小物入れ 12 収納容器 12a 開口 15 蓋装置 16 蓋本体としてのリッド 18 保持装置としてのキャッチ 32 係合部 33 規制手段としての制限リブ 34 押動部 44 係合受部 47 支持部 O 回動軸
Claims (3)
- 【請求項1】 回動軸を中心に回動可能に設けられた蓋
本体と、 前記回動軸の一側に位置して前記蓋本体に設けられた押
動部と、 前記回動軸を挟んで前記押動部の反対側に位置して前記
蓋本体に設けられた係合部と、 前記押動部を押動した方向の荷重が加わるごとに前記係
合部を係合保持する保持状態と前記係合部を開放可能な
開放状態とが切り換えられる係合受部、およびこの係合
受部を支持する弾性変形可能な支持部を設けた保持装置
とを具備したことを特徴とする蓋装置。 - 【請求項2】 回動軸を中心に回動可能に設けられた蓋
本体と、 前記回動軸の一側に位置して前記蓋本体に設けられた押
動部と、 前記回動軸を挟んで前記押動部の反対側に位置して前記
蓋本体に設けられた係合部と、 この係合部が挿入され、前記押動部を押動した方向の荷
重が加わるごとに前記係合部を係合保持する保持状態と
前記係合部を開放可能な開放状態とが切り換えられる係
合受部を設けた保持装置と、 前記係合部の前記係合受部への挿入量を所定の係合寸法
以下に規制する規制手段とを具備したことを特徴とする
蓋装置。 - 【請求項3】 開口を設けた収納容器と、 前記開口を開閉可能に覆う請求項1または2記載の蓋装
置とを具備したことを特徴とする収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318282A JP2983006B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 蓋装置および収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8318282A JP2983006B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 蓋装置および収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10157757A JPH10157757A (ja) | 1998-06-16 |
JP2983006B2 true JP2983006B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=18097472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8318282A Expired - Lifetime JP2983006B2 (ja) | 1996-11-28 | 1996-11-28 | 蓋装置および収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2983006B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5026864B2 (ja) * | 2007-06-05 | 2012-09-19 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両用フィニッシャ取付け構造 |
-
1996
- 1996-11-28 JP JP8318282A patent/JP2983006B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10157757A (ja) | 1998-06-16 |
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