JP2837176B2 - パネルの目地構造 - Google Patents
パネルの目地構造Info
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り、屋根に使用
するパネルの目地構造に関するものである。
するパネルの目地構造に関するものである。
従来この種パネルの目地部は、実公昭52−3047号公報
に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、か
つ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介し
て固定する構造となっていた。
に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、か
つ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介し
て固定する構造となっていた。
しかしながら、固定具の頭部が外観に露出していると
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、この種目地部にはコーキング材等による防水
処理が必要であり、施工に時間を要し耐候性、耐久性に
も問題があった。さらに、耐火性に問題があった。
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、この種目地部にはコーキング材等による防水
処理が必要であり、施工に時間を要し耐候性、耐久性に
も問題があった。さらに、耐火性に問題があった。
本発明はこのような欠点を除去するために、パネルの
両側端の当接部に、長尺状で水平面状の固定片の略中央
部に外方に突設した2本の係止片を有し、係止片により
断面略U字状の凹条を形成した敷目板を介在させると共
に、その凹条に目地材を植設し、パネルの両側端内方面
に内方に突出して形成した挿入片により目地材を圧縮し
た状態でパネルを固定し、さらに、この目地部に多数個
の、両側端に係止部を有する目地カバー取付具を固定
し、この目地カバー取付具に、両側端に係合部を有する
目地カバーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供す
るものである。
両側端の当接部に、長尺状で水平面状の固定片の略中央
部に外方に突設した2本の係止片を有し、係止片により
断面略U字状の凹条を形成した敷目板を介在させると共
に、その凹条に目地材を植設し、パネルの両側端内方面
に内方に突出して形成した挿入片により目地材を圧縮し
た状態でパネルを固定し、さらに、この目地部に多数個
の、両側端に係止部を有する目地カバー取付具を固定
し、この目地カバー取付具に、両側端に係合部を有する
目地カバーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供す
るものである。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aは敷目板、Bは目地材、C
はパネル、Dは目地カバー取付具、Eは目地カバー、F
は目地部である。さらに詳説すると、敷目板Aは第2図
に示すように長尺状板材よりなり、例えば金属製板材、
合成樹脂材、陶材等よりなり、水平面状の固定片1と、
固定片1の略中央部を外方に2本突出させた係止片2
と、係止片2により形成された凹条3と、固定片1上に
形成した突条1aから形成したものである。この敷目板A
は、第1図に示すようにパネルCの総幅のピッチで躯体
αに固定具βを介して固定され、目地部Fにおける防水
性、気密性、耐風圧性、耐火性の向上、パネルC施工時
の割り付け下地、目地材Bの植設下地として機能するも
のである。目地材Bは第2図に示すように、敷目板Aの
凹条3内に植設し、第1図に示すように目地部Fにおい
て主として防止性、気密性を向上させ、副次的に耐久
性、耐候性、耐火性、耐震性、耐風圧性等の機能を具備
させるためのものであり、その素材としては、ホットメ
ルト系、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル系、
SBR系等、あるいは軟質フォーム系、ゴム系、EPDM、ラ
テックス等の1種、およびこれらに吸水時には膨張し、
乾燥時には収縮するアクリル系の高吸水性樹脂、高熱下
で結晶水を放出し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼酸ソー
ダ、あるいは水酸化アルミニウム、リン酸塩等を配合し
たものの1種等からなるものである。また、目地材Bと
して耐火性のある素材を用いた場合には、敷目板Aとの
相乗効果により、耐火試験等に合格し得る耐火性を具備
するものとなる。パネルCは第3図に示すように横断面
がハット状で、かつ、長尺体とした金属製表面材4(以
下、単に表面材という)と、表面材4の裏面に形成した
断熱材10と、断熱材10の長手方向の少なくとも裏面を被
覆した金属製裏面材11(以下、単に裏面材という)とか
らサンドイッチ構造に形成したものである。さらに説明
すると、表面材4、裏面材11は金属材、例えばAl、Fe、
Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー
鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼板)、
フッ素塗膜鋼板などの1種をロール成形、あるいはプレ
ス加工、押出成形等により成形したものである。すなわ
ち表面材4は長尺状の化粧面5と、化粧面5の両側端を
内方へ、化粧面5と垂直に、あるいは内側方、外側方に
傾斜して屈曲した側壁6と、側壁6の先端を外側方へ屈
曲し延長した突出片7と、その先端を内方に、突出片7
に対して鈍角に傾斜して屈曲した目地カバー取付具用ガ
イド部8(以下、単にガイド部という)と、ガイド部8
の先端を内方に屈曲した側面片9とから構成したもので
ある。なお、ガイド部8は第1図に示すように、中央に
安定片18を持つ第4図に示すような目地カバー取付具D
を装着する際のガイドとなるものである。また、側面片
9は断熱材10の原料を充填する際、断熱材10がガイド部
8、および突出片7の表面に漏れないようにすると共
に、パネルCの側端面を直線状にし、パネルC同士を間
隙なく接触させるためのものである。さらに、ガイド部
8、側面片9はパネルC自体の補強としても機能するも
のである。また、表面材4の長さは4000〜10000mm位、
幅W1(化粧面5の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450
〜1200mm位、側壁5端縁から側面片9までの幅W3は20〜
100mm位、化粧面5から突出片7までの高さH1は10〜100
mm位である。断熱材10は主に断熱材、防水材、吸音材、
緩衝材、もしくは防火材として機能するものである。そ
の素材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリ
ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフ
ォーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したも
のの1種、あるいはこれらの1種以上を積層したもの、
もしくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層
した構造からなるものである。なお、断熱材10は表面材
4の裏面に原料を吐出してモールド構造で一体化した
り、成形体を接着剤により一体化したりするものであ
る。また裏面材11は第3図に示すように主に断熱材10の
裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能
を有すると共に、断熱材10が躯体αに直接接触するのを
防止する隔離材として役立つものである。また、裏面材
11の形状としては、幅方向の両側端を表面側に突出した
側面片15と、側面片15の近傍を断面逆U字状に窪ませた
係止溝13と、係止溝13と側面片15の間に形成された略U
字状断面の挿入片14よりなり、さらに係止溝13の内側方
を窪ませた切り欠き12を有するものである。さらに詳説
すると、切り欠き12は敷目板Aの固定片1によりパネル
C間、躯体αと裏面材11間に段差、間隙が形成されるの
を阻止するためのものであり、挿入片14は敷目板Aの凹
条3内に挿入され、凹条3内に植設された目地材Bを施
工時に圧縮して密着するものである。また、裏面材11に
おいて、全幅をW4、切り欠き12の幅をW5、側面片15から
係止溝13の側面13aまでの幅をW6、係止溝13の最奥から
裏面材11の裏面までの高さをh1、敷目板Aにおいて、固
定片1の幅をW7、凹条3の幅をW8、係止片2の高さをh2
とすると、W2≒W4、W5≒W7、W6≒W8/2、h1≒h2の関係で
ある。なお、裏面材11は、第3図に示すように表面材4
と接触しないように形成し、表面材4、裏面材11が熱橋
にならないように形成する方が好ましいものである。目
地カバー取付具Dは第4図に示すように、金属製板材を
屈曲成形した短尺状のものであり、水平面状の固定部1
6、取付孔17、安定片18、係止部21とからなるものであ
る。さらに詳説すると、固定部16は水平面状であり、取
付孔17と、その長さ方向の略中央部の両端、あるいは図
示しないが中央部分を内方に突出して形成した安定片18
からなるものである。係止部21は固定部16の両側端を外
方に屈曲した立ち上がり片19と、立ち上がり片19の先端
を外側方に屈曲し先端を内方に折り返した係止片20とか
ら形成したものである。また、安定片18は第1図に示す
ように、パネルC間の目地部Fに第5図に示すような目
地カバーEを装着するに際し、パネルCのガイド部8間
に挿入されて位置決めされるものであり、目地カバー取
付具Dを直線状に複数個取り付けるのが容易となり、施
工が非常に楽なものとなるものである。その素材として
は金属材、例えばステンレス等である。また、係止片20
は後記する目地カバーEの係合片24を係止し、目地カバ
ーEをパネルC同士の目地部Fに固定するためのもので
あり、また目地カバー取付具Dを短尺状に形成すること
により、目地カバー取付具Dの1つから目地カバーEが
はずれたとしても他の目地カバー取付具Dにより係止さ
れるため、目地カバーEの剥落のない、係合装着が容易
なものとなる。さらに目地カバーEは、前記した金属製
薄板材よりなり、その形状は第5図に示すように、水平
面状の化粧面部22と、化粧面部22の両側端を内方に化粧
面部22に対して鈍角に屈曲した側壁化粧面23と、側壁化
粧面23の先端を内方に、前記した係止片20に係止し得る
形状に屈曲した係合片24とからなる係合部25とから形成
したものである。さらに詳説すると、化粧面部22は、第
1図に示すように目地部Fに目地カバーEが目地カバー
取付具Dにより固定されることにより、パネルCを躯体
αに固定するに際に用いた固定具βを被覆し、固定具β
が外部に露出しないようにするためのものである。ま
た、係合片24は目地カバー取付具Dの係止片20に係止さ
れ、目地カバーEを目地カバー取付具Dに嵌着すること
により、目地部Fに目地カバーEを確実に、離脱なく固
定するためのものである。
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aは敷目板、Bは目地材、C
はパネル、Dは目地カバー取付具、Eは目地カバー、F
は目地部である。さらに詳説すると、敷目板Aは第2図
に示すように長尺状板材よりなり、例えば金属製板材、
合成樹脂材、陶材等よりなり、水平面状の固定片1と、
固定片1の略中央部を外方に2本突出させた係止片2
と、係止片2により形成された凹条3と、固定片1上に
形成した突条1aから形成したものである。この敷目板A
は、第1図に示すようにパネルCの総幅のピッチで躯体
αに固定具βを介して固定され、目地部Fにおける防水
性、気密性、耐風圧性、耐火性の向上、パネルC施工時
の割り付け下地、目地材Bの植設下地として機能するも
のである。目地材Bは第2図に示すように、敷目板Aの
凹条3内に植設し、第1図に示すように目地部Fにおい
て主として防止性、気密性を向上させ、副次的に耐久
性、耐候性、耐火性、耐震性、耐風圧性等の機能を具備
させるためのものであり、その素材としては、ホットメ
ルト系、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル系、
SBR系等、あるいは軟質フォーム系、ゴム系、EPDM、ラ
テックス等の1種、およびこれらに吸水時には膨張し、
乾燥時には収縮するアクリル系の高吸水性樹脂、高熱下
で結晶水を放出し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼酸ソー
ダ、あるいは水酸化アルミニウム、リン酸塩等を配合し
たものの1種等からなるものである。また、目地材Bと
して耐火性のある素材を用いた場合には、敷目板Aとの
相乗効果により、耐火試験等に合格し得る耐火性を具備
するものとなる。パネルCは第3図に示すように横断面
がハット状で、かつ、長尺体とした金属製表面材4(以
下、単に表面材という)と、表面材4の裏面に形成した
断熱材10と、断熱材10の長手方向の少なくとも裏面を被
覆した金属製裏面材11(以下、単に裏面材という)とか
らサンドイッチ構造に形成したものである。さらに説明
すると、表面材4、裏面材11は金属材、例えばAl、Fe、
Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー
鋼板、クラッド鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼板)、
フッ素塗膜鋼板などの1種をロール成形、あるいはプレ
ス加工、押出成形等により成形したものである。すなわ
ち表面材4は長尺状の化粧面5と、化粧面5の両側端を
内方へ、化粧面5と垂直に、あるいは内側方、外側方に
傾斜して屈曲した側壁6と、側壁6の先端を外側方へ屈
曲し延長した突出片7と、その先端を内方に、突出片7
に対して鈍角に傾斜して屈曲した目地カバー取付具用ガ
イド部8(以下、単にガイド部という)と、ガイド部8
の先端を内方に屈曲した側面片9とから構成したもので
ある。なお、ガイド部8は第1図に示すように、中央に
安定片18を持つ第4図に示すような目地カバー取付具D
を装着する際のガイドとなるものである。また、側面片
9は断熱材10の原料を充填する際、断熱材10がガイド部
8、および突出片7の表面に漏れないようにすると共
に、パネルCの側端面を直線状にし、パネルC同士を間
隙なく接触させるためのものである。さらに、ガイド部
8、側面片9はパネルC自体の補強としても機能するも
のである。また、表面材4の長さは4000〜10000mm位、
幅W1(化粧面5の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450
〜1200mm位、側壁5端縁から側面片9までの幅W3は20〜
100mm位、化粧面5から突出片7までの高さH1は10〜100
mm位である。断熱材10は主に断熱材、防水材、吸音材、
緩衝材、もしくは防火材として機能するものである。そ
の素材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリ
ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフ
ォーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したも
のの1種、あるいはこれらの1種以上を積層したもの、
もしくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層
した構造からなるものである。なお、断熱材10は表面材
4の裏面に原料を吐出してモールド構造で一体化した
り、成形体を接着剤により一体化したりするものであ
る。また裏面材11は第3図に示すように主に断熱材10の
裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能
を有すると共に、断熱材10が躯体αに直接接触するのを
防止する隔離材として役立つものである。また、裏面材
11の形状としては、幅方向の両側端を表面側に突出した
側面片15と、側面片15の近傍を断面逆U字状に窪ませた
係止溝13と、係止溝13と側面片15の間に形成された略U
字状断面の挿入片14よりなり、さらに係止溝13の内側方
を窪ませた切り欠き12を有するものである。さらに詳説
すると、切り欠き12は敷目板Aの固定片1によりパネル
C間、躯体αと裏面材11間に段差、間隙が形成されるの
を阻止するためのものであり、挿入片14は敷目板Aの凹
条3内に挿入され、凹条3内に植設された目地材Bを施
工時に圧縮して密着するものである。また、裏面材11に
おいて、全幅をW4、切り欠き12の幅をW5、側面片15から
係止溝13の側面13aまでの幅をW6、係止溝13の最奥から
裏面材11の裏面までの高さをh1、敷目板Aにおいて、固
定片1の幅をW7、凹条3の幅をW8、係止片2の高さをh2
とすると、W2≒W4、W5≒W7、W6≒W8/2、h1≒h2の関係で
ある。なお、裏面材11は、第3図に示すように表面材4
と接触しないように形成し、表面材4、裏面材11が熱橋
にならないように形成する方が好ましいものである。目
地カバー取付具Dは第4図に示すように、金属製板材を
屈曲成形した短尺状のものであり、水平面状の固定部1
6、取付孔17、安定片18、係止部21とからなるものであ
る。さらに詳説すると、固定部16は水平面状であり、取
付孔17と、その長さ方向の略中央部の両端、あるいは図
示しないが中央部分を内方に突出して形成した安定片18
からなるものである。係止部21は固定部16の両側端を外
方に屈曲した立ち上がり片19と、立ち上がり片19の先端
を外側方に屈曲し先端を内方に折り返した係止片20とか
ら形成したものである。また、安定片18は第1図に示す
ように、パネルC間の目地部Fに第5図に示すような目
地カバーEを装着するに際し、パネルCのガイド部8間
に挿入されて位置決めされるものであり、目地カバー取
付具Dを直線状に複数個取り付けるのが容易となり、施
工が非常に楽なものとなるものである。その素材として
は金属材、例えばステンレス等である。また、係止片20
は後記する目地カバーEの係合片24を係止し、目地カバ
ーEをパネルC同士の目地部Fに固定するためのもので
あり、また目地カバー取付具Dを短尺状に形成すること
により、目地カバー取付具Dの1つから目地カバーEが
はずれたとしても他の目地カバー取付具Dにより係止さ
れるため、目地カバーEの剥落のない、係合装着が容易
なものとなる。さらに目地カバーEは、前記した金属製
薄板材よりなり、その形状は第5図に示すように、水平
面状の化粧面部22と、化粧面部22の両側端を内方に化粧
面部22に対して鈍角に屈曲した側壁化粧面23と、側壁化
粧面23の先端を内方に、前記した係止片20に係止し得る
形状に屈曲した係合片24とからなる係合部25とから形成
したものである。さらに詳説すると、化粧面部22は、第
1図に示すように目地部Fに目地カバーEが目地カバー
取付具Dにより固定されることにより、パネルCを躯体
αに固定するに際に用いた固定具βを被覆し、固定具β
が外部に露出しないようにするためのものである。ま
た、係合片24は目地カバー取付具Dの係止片20に係止さ
れ、目地カバーEを目地カバー取付具Dに嵌着すること
により、目地部Fに目地カバーEを確実に、離脱なく固
定するためのものである。
次に施工例につき説明する。
いま第1図に示すような外壁を構成するために、C型
鋼よりなる躯体αに第2図に示すような敷目板Aを600m
mピッチで縦に複数本、ビス等により固定する。次に第
3図に示すような600mm幅のパネルC1、C2の切り欠き12
を固定片1上に載置すると共に、挿入片14を凹条3に挿
入して目地材Bを圧縮し、突出片7をスクリュービス等
よりなる固定具βにより躯体αに固定する。次に、第4
図に示すような目地カバー取付具Dを固定具βにより複
数個固定する。目地カバー取付具Dの取り付けが全て完
了したら、この目地カバー取付具Dの係止部21に、第5
図に示すような長尺状の目地カバーEの係合部25を嵌着
し、パネルC同士の目地部Fを目地カバーEにより被覆
して、施工を完了するものである。
鋼よりなる躯体αに第2図に示すような敷目板Aを600m
mピッチで縦に複数本、ビス等により固定する。次に第
3図に示すような600mm幅のパネルC1、C2の切り欠き12
を固定片1上に載置すると共に、挿入片14を凹条3に挿
入して目地材Bを圧縮し、突出片7をスクリュービス等
よりなる固定具βにより躯体αに固定する。次に、第4
図に示すような目地カバー取付具Dを固定具βにより複
数個固定する。目地カバー取付具Dの取り付けが全て完
了したら、この目地カバー取付具Dの係止部21に、第5
図に示すような長尺状の目地カバーEの係合部25を嵌着
し、パネルC同士の目地部Fを目地カバーEにより被覆
して、施工を完了するものである。
上述したように本発明に係るパネルの目地構造によれ
ば、敷目板の凹条に形成した目地材により、目地部に
おける防水性、気密性が大幅に向上する。目地部に固
定具の頭部が露出しない。敷目板の介在により、防水
性、断熱性、耐火性(火炎の浸入防止)が大幅に向上す
る。パネル固定時の変形が、目地カバーにより被覆さ
れるため、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具
は短尺状であるため、目地カバーの装着が容易であり、
かつ離脱することがない。敷目板の固定によりパネル
の割り付けができるため、施工性、仕上がりが良い。
敷目板の係止片によりパネルの両側端が固定されるた
め、パネル施工時に外側方向にガタつくことがなく装着
できる。等の特徴、効果がある。
ば、敷目板の凹条に形成した目地材により、目地部に
おける防水性、気密性が大幅に向上する。目地部に固
定具の頭部が露出しない。敷目板の介在により、防水
性、断熱性、耐火性(火炎の浸入防止)が大幅に向上す
る。パネル固定時の変形が、目地カバーにより被覆さ
れるため、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具
は短尺状であるため、目地カバーの装着が容易であり、
かつ離脱することがない。敷目板の固定によりパネル
の割り付けができるため、施工性、仕上がりが良い。
敷目板の係止片によりパネルの両側端が固定されるた
め、パネル施工時に外側方向にガタつくことがなく装着
できる。等の特徴、効果がある。
第1図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第2図は敷目板の一例を示す一説明
図、第3図はパネルの一実施例を示す説明図、第4図は
目地カバー取付具の一実施例を示す説明図、第5図は目
地カバーの一実施例を示す説明図である。 A……敷目板、B……目地材、C……パネル、D……目
地カバー取付具、E……目地カバー、F……目地部。
部切り欠き断面図、第2図は敷目板の一例を示す一説明
図、第3図はパネルの一実施例を示す説明図、第4図は
目地カバー取付具の一実施例を示す説明図、第5図は目
地カバーの一実施例を示す説明図である。 A……敷目板、B……目地材、C……パネル、D……目
地カバー取付具、E……目地カバー、F……目地部。
Claims (1)
- 【請求項1】長尺状で水平面状の固定片と、該固定片の
略中央部に外方に突設した2本の係止片と、該係止片に
より断面略U字状の凹条を形成した敷目板と、該敷目板
の凹条に形成した目地材と、長尺状の化粧面と該化粧面
の両端縁に設けた側壁と、該側壁の先端を外側方に屈曲
して延長した釘打設兼用の突出片と、該突出片の先端を
内方に突出片に対して鈍角に屈曲した目地カバー取付用
ガイド部と、該目地カバー取付用ガイド部の先端を内方
に屈曲した側面片とから断面をハット状に形成した金属
製表面材と、該表面材の裏面に充填した断熱材と、該断
熱材の少なくとも裏面を被覆すると共に、両側端を表面
側に突出した側面片と、該側面片の近傍を断面逆U字状
に窪ませた係止溝と、該係止溝と側面片の間に形成され
た略U字状断面の挿入片を有する金属性裏面材とから構
成したパネルと、水平面状の固定部と該固定部の両側端
を外方に屈曲した立ち上がり片と該立ち上がり片の先端
を外側方に屈曲し先端を下方に折り返した係止片とから
なる係止部を有する短尺状の目地カバー取付具と、水平
面状の化粧面部と該化粧面部の両側端を内方に化粧面部
に対して鈍角に屈曲した側壁化粧面と該側壁化粧面の先
端を内側方に屈曲した係合片とから係合部を形成した長
尺状の目地カバーとからなり、前記敷目板はパネルの全
幅のピッチで複数本躯体に固定され、該敷目板の凹条間
に前記パネルの挿入片を挿入すると共にパネルの突出片
が固定具により躯体に固定され、凹条に形成した目地材
はパネル同士の挿入片により圧縮され、前記パネル同士
の突出片には前記目地カバーは目地カバー取付具が多数
個所定ピッチで固定され、前記目地カバー取付具の係止
部に目地カバーの係合部を嵌着して形成していることを
特徴とするパネルの目地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13423589A JP2837176B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | パネルの目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13423589A JP2837176B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | パネルの目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02311657A JPH02311657A (ja) | 1990-12-27 |
JP2837176B2 true JP2837176B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=15123586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13423589A Expired - Fee Related JP2837176B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | パネルの目地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837176B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4113884B2 (ja) * | 2005-04-26 | 2008-07-09 | ニチハ株式会社 | 幕板およびその幕板を用いた外壁施工構造 |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP13423589A patent/JP2837176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02311657A (ja) | 1990-12-27 |
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