JP2846701B2 - パネルの目地構造 - Google Patents
パネルの目地構造Info
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- JP2846701B2 JP2846701B2 JP5058490A JP5058490A JP2846701B2 JP 2846701 B2 JP2846701 B2 JP 2846701B2 JP 5058490 A JP5058490 A JP 5058490A JP 5058490 A JP5058490 A JP 5058490A JP 2846701 B2 JP2846701 B2 JP 2846701B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り等に使用する
パネルの目地構造に関するものである。
パネルの目地構造に関するものである。
従来この種パネルの目地部は、実公昭52−3047号公報
に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、か
つ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介し
て固定する構造となっていた。
に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、か
つ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介し
て固定する構造となっていた。
しかしながら、固定具の頭部が外観に露出していると
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、この種目地部にはコーキング材等による防水
処理が必要であり、施工に時間を要し耐候性、耐久性に
も問題があった。さらに、防、耐火性に問題があった。
防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利があっ
た。また、この種目地部にはコーキング材等による防水
処理が必要であり、施工に時間を要し耐候性、耐久性に
も問題があった。さらに、防、耐火性に問題があった。
本発明はこのような欠点を除去するために、パネルの
幅方向の当接部に敷目板を介在させると共に、その敷目
板に形成した２条の凹条に目地材を植設し、パネルの両
端縁裏面に下方に突出して形成した挿入片により目地材
を圧縮した状態でパネルを固定し、さらに、この目地部
に多数個の、両端に係止部を有する目地カバー取付具を
固定し、この目地カバー取付具に、両端に係合部を有す
る目地カバーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供
するものである。
幅方向の当接部に敷目板を介在させると共に、その敷目
板に形成した２条の凹条に目地材を植設し、パネルの両
端縁裏面に下方に突出して形成した挿入片により目地材
を圧縮した状態でパネルを固定し、さらに、この目地部
に多数個の、両端に係止部を有する目地カバー取付具を
固定し、この目地カバー取付具に、両端に係合部を有す
る目地カバーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供
するものである。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
（以下、単に目地構造という）の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第１図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Ａは敷目板、Ｂは目地材、Ｃ
はパネル、Ｄは目地カバー取付具、Ｅは目地カバー、Ｆ
は目地部である。さらに詳説すると、敷目板Ａは第２図
に示すように長尺状板材よりなり、例えば金属製板材、
合成樹脂材、陶材等よりなり、水平面状の固定片１と、
固定片１の略中央部を上方に２本突出した係止片２と、
係止片２間の中央を上方に突出し、係止片２より上方に
突出したガイド片３と、ガイド片３と係止片２により形
成された凹条４とから形成されたものである。この敷目
板Ａは、第２図に示すようなものであり、第３図に示す
ようにパネルＣの総幅にガイド片３の幅ｔをプラスした
ピッチで躯体α上に固定具βを介して固定され、目地部
Ｆにおける防水性、気密性、耐風圧性、防、耐火性の向
上、パネルＣ施工時の割り付け下地、目地材Ｂの植設下
地として機能するものである。目地材Ｂは第２図に示す
ように、敷目板Ａの凹条４内に植設し、第１図に示すよ
うに目地部Ｆにおいて主として防水性、気密性を向上さ
せ、副次的に防、耐火性、耐震性、耐風圧性等の機能を
具備させるためのものであり、その素材としては、ホッ
トメルト系、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル
系、SBR系等、あるいは軟質フォーム系、ゴム系、EPD
M、ラテックス等の１種、およびこれらに吸水時には膨
張し、乾燥時には収縮するアクリル系の高吸水性樹脂、
高熱下で結晶水を放出し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼
酸ソーダ、あるいは水酸化アルミニウム、リン酸塩等を
配合したものの１種等からなるものである。また、目地
材Ｂとして防、耐火性のある素材を用いた場合には、敷
目板Ａとの相乗効果により、防、耐火試験等に合格し得
る性能を具備するものとなる。パネルＣは第３図に示す
ように横断面がハット状で、かつ、長尺体とした金属製
表面材5（以下、単に表面材という）と、表面材5の裏面
に形成した横断面ハット状の断熱材11と、断熱材11の長
手方向の少なくとも裏面を被覆した金属製裏面材12（以
下、単に裏面材という）とからサンドイッチ構造に形成
したものである。さらに説明すると、表面材5、裏面材1
2は金属材、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・
亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振
鋼板（サンドイッチ鋼板）、フッ素塗膜鋼板などの１種
をロール成形、あるいはプレス加工、押出成形等により
成形したものである。すなわち表面材5は長尺状の化粧
面６と、化粧面６の両側縁を下方へ、化粧面６と垂直
に、あるいは内方、外方に傾斜して屈曲した側壁７と、
側壁７の下端を外側方へ屈曲し延長した突出片８と、そ
の先端を下方に傾斜して屈曲した目地カバー取付具用ガ
イド部９（以下、単にガイド部という）と、ガイド部９
の端縁を垂直下方に屈曲した側面片10とから構成したも
のである。なお、ガイド部９は第１図に示すように、中
央に安定片19を持つ第４図に示すような目地カバー取付
具Ｄを装着する際のガイドとなるものである。また、側
面片10は断熱材11の原料を充填する際、断熱材11がガイ
ド部９、および突出片８の表面に漏れないようにすると
共に、パネルＣの側縁を直線状にし、パネルＣ同士を間
隙なく接触させるためのものである。さらに、ガイド部
９、側面片10はパネルＣ自体の補強としても機能するも
のである。また、表面材5の長さは4000〜10000mm位、幅
W1（化粧面６の幅）は400〜900mm程度、全幅W2は450〜1
200mm位、側壁６端縁から側面片10までの幅W3は20〜100
mm位、化粧面６から突出片８までの高さH1は10〜100mm
位である。断熱材11は主に断熱材、防水材、吸音材、緩
衝材、もしくは防火材として機能するものである。その
素材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウ
レタンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォ
ーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したもの
の１種、あるいはこれらの１種以上を積層したもの、も
しくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層し
た構造からなるものである。なお、断熱材11は表面材5
の背面に原料を吐出してモールド構造で一体化したり、
成形体を接着剤により一体化したりするものである。ま
た裏面材12は第３図に示すように主に断熱材11の裏面を
被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有す
ると共に、断熱材11が躯体αに直接接触するのを防止す
る隔離材として役立つものである。また、裏面材12の形
状としては、幅方向の両端縁を窪ませた切り欠き13と、
切り欠き13の先端を断面略逆Ｕ字状で窪ませた係止溝14
と、係止溝14の先端を断面Ｕ字状に突出した挿入片15
と、挿入片15の先端をさらに上方に突出した側面片16よ
りなるものである。さらに詳説すると、切り欠き13は敷
目板Ａの固定片１により、躯体αと裏面材12間に段差、
間隙が形成されるのを阻止するためのものであり、挿入
片15は敷目板Ａの凹条４内に挿入され、凹条４内に植設
された目地材Ｂを施工時に圧縮して密着するものであ
る。また、裏面材12において、全幅をW4、切り欠き13の
幅をl1、係止溝14の開口幅をl2、挿入片15の厚さをl3、
裏面12aから係止溝14の最奥までの高さをh1、裏面12aか
ら側面片10までの高さをh2、敷目板Ａにおいて、固定片
１の幅をl4、係止片の幅をl5、凹条４の開口幅をl6、係
止片２の高さをh3、ガイド片３の高さをh4とすると、W2
＝W4、l1＝l4、l2＞l5、l3＜l6、h1≦h3、h2＞h4の関係
である。なお、裏面材12は、第３図に示すように裏面材
5と接触しないように形成し、表面材５、裏面材12が熱
橋にならないように形成する方が好ましいものである。
目地カバー取付具Ｄは第４図に示すように、金属製板材
を屈曲成形した短尺状のものであり、水平面状の固定部
17、取付孔18、安定片19、係止部22とからなるものであ
る。さらに詳説すると、固定部17は水平面状であり、取
付孔18と、その長さ方向の略中央部の両端、あるいは図
示しないが中央部分を下方に突出して形成した安定片19
からなるものである。係止部22は固定部17の端縁を上方
に屈曲した立ち上がり片20と、立ち上がり片20の先端を
固定部17の延長線に対して鋭角に形成した係止片21とか
ら形成したものである。また、安定片19は第１図に示す
ように、パネルＣ間の目地部Ｆに第５図に示すような目
地カバーＥを装着するに際し、パネルＣのガイド部９間
に挿入されて位置決めされるものであり、目地カバー取
付具Ｄを直線状に複数個取り付けるのが容易となり、施
工が非常に楽なものとなるものである。その素材として
は金属材、例えばステンレス等である。また、係止片21
は後記する目地カバーＥの係合片25を係止し、目地カバ
ーＥをパネルＣ同士の目地部Ｆに固定するためのもので
あり、また目地カバー取付具Ｄを短尺状に形成すること
により、目地カバー取付具Ｄの１つから目地カバーＥが
はずれたとしても他の目地カバー取付具Ｄにより係止さ
れるため、目地カバーＥの剥落のない、係合装着が容易
なものとなる。さらに目地カバーＥは、前記した金属製
薄板材よりなり、その形状は第５図に示すように、水平
面状の化粧面部23と、化粧面部23の両端縁を下方に傾斜
して屈曲した側壁化粧面24と、側壁化粧面24の先端を内
方に、前記した係止片21に係止し得る形状に屈曲した係
合片25とからなる係合部26とから形成したものである。
さらに詳説すると、化粧面部23は、第１図に示すように
目地部Ｆに目地カバーＥが目地カバー取付具Ｄにより固
定されることにより、パネルＣを躯体α上に固定する際
に用いた固定具βを被覆し、固定具βが外部に露出しな
いようにするためのものである。また、係合片25は目地
カバー取付具Ｄの係止片21に係止され、目地カバーＥを
目地カバー取付具Ｄに嵌着することにより、目地部Ｆ上
に目地カバーＥを確実に、離脱なく固定するためのもの
である。
（以下、単に目地構造という）の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第１図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Ａは敷目板、Ｂは目地材、Ｃ
はパネル、Ｄは目地カバー取付具、Ｅは目地カバー、Ｆ
は目地部である。さらに詳説すると、敷目板Ａは第２図
に示すように長尺状板材よりなり、例えば金属製板材、
合成樹脂材、陶材等よりなり、水平面状の固定片１と、
固定片１の略中央部を上方に２本突出した係止片２と、
係止片２間の中央を上方に突出し、係止片２より上方に
突出したガイド片３と、ガイド片３と係止片２により形
成された凹条４とから形成されたものである。この敷目
板Ａは、第２図に示すようなものであり、第３図に示す
ようにパネルＣの総幅にガイド片３の幅ｔをプラスした
ピッチで躯体α上に固定具βを介して固定され、目地部
Ｆにおける防水性、気密性、耐風圧性、防、耐火性の向
上、パネルＣ施工時の割り付け下地、目地材Ｂの植設下
地として機能するものである。目地材Ｂは第２図に示す
ように、敷目板Ａの凹条４内に植設し、第１図に示すよ
うに目地部Ｆにおいて主として防水性、気密性を向上さ
せ、副次的に防、耐火性、耐震性、耐風圧性等の機能を
具備させるためのものであり、その素材としては、ホッ
トメルト系、シリコーン系、ポリウレタン系、アクリル
系、SBR系等、あるいは軟質フォーム系、ゴム系、EPD
M、ラテックス等の１種、およびこれらに吸水時には膨
張し、乾燥時には収縮するアクリル系の高吸水性樹脂、
高熱下で結晶水を放出し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼
酸ソーダ、あるいは水酸化アルミニウム、リン酸塩等を
配合したものの１種等からなるものである。また、目地
材Ｂとして防、耐火性のある素材を用いた場合には、敷
目板Ａとの相乗効果により、防、耐火試験等に合格し得
る性能を具備するものとなる。パネルＣは第３図に示す
ように横断面がハット状で、かつ、長尺体とした金属製
表面材5（以下、単に表面材という）と、表面材5の裏面
に形成した横断面ハット状の断熱材11と、断熱材11の長
手方向の少なくとも裏面を被覆した金属製裏面材12（以
下、単に裏面材という）とからサンドイッチ構造に形成
したものである。さらに説明すると、表面材5、裏面材1
2は金属材、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・
亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、クラッド鋼板、制振
鋼板（サンドイッチ鋼板）、フッ素塗膜鋼板などの１種
をロール成形、あるいはプレス加工、押出成形等により
成形したものである。すなわち表面材5は長尺状の化粧
面６と、化粧面６の両側縁を下方へ、化粧面６と垂直
に、あるいは内方、外方に傾斜して屈曲した側壁７と、
側壁７の下端を外側方へ屈曲し延長した突出片８と、そ
の先端を下方に傾斜して屈曲した目地カバー取付具用ガ
イド部９（以下、単にガイド部という）と、ガイド部９
の端縁を垂直下方に屈曲した側面片10とから構成したも
のである。なお、ガイド部９は第１図に示すように、中
央に安定片19を持つ第４図に示すような目地カバー取付
具Ｄを装着する際のガイドとなるものである。また、側
面片10は断熱材11の原料を充填する際、断熱材11がガイ
ド部９、および突出片８の表面に漏れないようにすると
共に、パネルＣの側縁を直線状にし、パネルＣ同士を間
隙なく接触させるためのものである。さらに、ガイド部
９、側面片10はパネルＣ自体の補強としても機能するも
のである。また、表面材5の長さは4000〜10000mm位、幅
W1（化粧面６の幅）は400〜900mm程度、全幅W2は450〜1
200mm位、側壁６端縁から側面片10までの幅W3は20〜100
mm位、化粧面６から突出片８までの高さH1は10〜100mm
位である。断熱材11は主に断熱材、防水材、吸音材、緩
衝材、もしくは防火材として機能するものである。その
素材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウ
レタンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォ
ーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したもの
の１種、あるいはこれらの１種以上を積層したもの、も
しくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層し
た構造からなるものである。なお、断熱材11は表面材5
の背面に原料を吐出してモールド構造で一体化したり、
成形体を接着剤により一体化したりするものである。ま
た裏面材12は第３図に示すように主に断熱材11の裏面を
被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有す
ると共に、断熱材11が躯体αに直接接触するのを防止す
る隔離材として役立つものである。また、裏面材12の形
状としては、幅方向の両端縁を窪ませた切り欠き13と、
切り欠き13の先端を断面略逆Ｕ字状で窪ませた係止溝14
と、係止溝14の先端を断面Ｕ字状に突出した挿入片15
と、挿入片15の先端をさらに上方に突出した側面片16よ
りなるものである。さらに詳説すると、切り欠き13は敷
目板Ａの固定片１により、躯体αと裏面材12間に段差、
間隙が形成されるのを阻止するためのものであり、挿入
片15は敷目板Ａの凹条４内に挿入され、凹条４内に植設
された目地材Ｂを施工時に圧縮して密着するものであ
る。また、裏面材12において、全幅をW4、切り欠き13の
幅をl1、係止溝14の開口幅をl2、挿入片15の厚さをl3、
裏面12aから係止溝14の最奥までの高さをh1、裏面12aか
ら側面片10までの高さをh2、敷目板Ａにおいて、固定片
１の幅をl4、係止片の幅をl5、凹条４の開口幅をl6、係
止片２の高さをh3、ガイド片３の高さをh4とすると、W2
＝W4、l1＝l4、l2＞l5、l3＜l6、h1≦h3、h2＞h4の関係
である。なお、裏面材12は、第３図に示すように裏面材
5と接触しないように形成し、表面材５、裏面材12が熱
橋にならないように形成する方が好ましいものである。
目地カバー取付具Ｄは第４図に示すように、金属製板材
を屈曲成形した短尺状のものであり、水平面状の固定部
17、取付孔18、安定片19、係止部22とからなるものであ
る。さらに詳説すると、固定部17は水平面状であり、取
付孔18と、その長さ方向の略中央部の両端、あるいは図
示しないが中央部分を下方に突出して形成した安定片19
からなるものである。係止部22は固定部17の端縁を上方
に屈曲した立ち上がり片20と、立ち上がり片20の先端を
固定部17の延長線に対して鋭角に形成した係止片21とか
ら形成したものである。また、安定片19は第１図に示す
ように、パネルＣ間の目地部Ｆに第５図に示すような目
地カバーＥを装着するに際し、パネルＣのガイド部９間
に挿入されて位置決めされるものであり、目地カバー取
付具Ｄを直線状に複数個取り付けるのが容易となり、施
工が非常に楽なものとなるものである。その素材として
は金属材、例えばステンレス等である。また、係止片21
は後記する目地カバーＥの係合片25を係止し、目地カバ
ーＥをパネルＣ同士の目地部Ｆに固定するためのもので
あり、また目地カバー取付具Ｄを短尺状に形成すること
により、目地カバー取付具Ｄの１つから目地カバーＥが
はずれたとしても他の目地カバー取付具Ｄにより係止さ
れるため、目地カバーＥの剥落のない、係合装着が容易
なものとなる。さらに目地カバーＥは、前記した金属製
薄板材よりなり、その形状は第５図に示すように、水平
面状の化粧面部23と、化粧面部23の両端縁を下方に傾斜
して屈曲した側壁化粧面24と、側壁化粧面24の先端を内
方に、前記した係止片21に係止し得る形状に屈曲した係
合片25とからなる係合部26とから形成したものである。
さらに詳説すると、化粧面部23は、第１図に示すように
目地部Ｆに目地カバーＥが目地カバー取付具Ｄにより固
定されることにより、パネルＣを躯体α上に固定する際
に用いた固定具βを被覆し、固定具βが外部に露出しな
いようにするためのものである。また、係合片25は目地
カバー取付具Ｄの係止片21に係止され、目地カバーＥを
目地カバー取付具Ｄに嵌着することにより、目地部Ｆ上
に目地カバーＥを確実に、離脱なく固定するためのもの
である。
次に施工例につき説明する。
いま第１図に示すような外壁を構成するために、鉄骨
下地よりなる躯体αに第２図に示すようなｔ＝3mmの敷
目板Ａを600mmピッチで縦に複数本、ビス等により固定
する。次に第３図に示すような597mm幅のパネルC1、C2
の切り欠き13を固定片１上に載置すると共に、挿入片15
を凹条４に挿入して目地材Ｂを圧縮し、突出片８をスク
リュービス等よりなる固定具βにより躯体αに固定す
る。次に、突出片８上に第４図に示すような目地カバー
取付具Ｄを固定具βにより複数個固定する。目地カバー
取付具Ｄの取り付けが全て完了したら、この目地カバー
取付具Ｄの係止部22に、第５図に示すような長尺状の目
地カバーＥの係合部26を嵌着し、パネルＣ同士の目地部
Ｆを目地カバーＥにより被覆して、施工を完了するもの
である。
下地よりなる躯体αに第２図に示すようなｔ＝3mmの敷
目板Ａを600mmピッチで縦に複数本、ビス等により固定
する。次に第３図に示すような597mm幅のパネルC1、C2
の切り欠き13を固定片１上に載置すると共に、挿入片15
を凹条４に挿入して目地材Ｂを圧縮し、突出片８をスク
リュービス等よりなる固定具βにより躯体αに固定す
る。次に、突出片８上に第４図に示すような目地カバー
取付具Ｄを固定具βにより複数個固定する。目地カバー
取付具Ｄの取り付けが全て完了したら、この目地カバー
取付具Ｄの係止部22に、第５図に示すような長尺状の目
地カバーＥの係合部26を嵌着し、パネルＣ同士の目地部
Ｆを目地カバーＥにより被覆して、施工を完了するもの
である。
上述したように本発明に係るパネルの目地構造によれ
ば、敷目板に形成した２条の凹条に形成した目地材に
より、目地部における防水性、気密性が大幅に向上す
る。目地部に固定具の頭部が露出しない。敷目板の
介在により、防水性、断熱性、防、耐火性（火炎の浸入
防止）が大幅に向上する。パネル固定時の変形が、目
地カバーにより被覆されるため、施工に熟練を要さな
い。目地カバー取付具は短尺状であるため、目地カバ
ーの装着が容易であり、かつ離脱することがない。敷
目板の固定によりパネルの割り付けができると共に、ガ
イド片が取り付け目安となるため、施工性、仕上がりが
良い。敷目板の係止片によりパネルの両端縁が固定さ
れると共に、ガイド片が取り付けガイドとなるため、パ
ネル施工時に左右にガタつくことがなく装着できる。等
の特徴、効果がある。
ば、敷目板に形成した２条の凹条に形成した目地材に
より、目地部における防水性、気密性が大幅に向上す
る。目地部に固定具の頭部が露出しない。敷目板の
介在により、防水性、断熱性、防、耐火性（火炎の浸入
防止）が大幅に向上する。パネル固定時の変形が、目
地カバーにより被覆されるため、施工に熟練を要さな
い。目地カバー取付具は短尺状であるため、目地カバ
ーの装着が容易であり、かつ離脱することがない。敷
目板の固定によりパネルの割り付けができると共に、ガ
イド片が取り付け目安となるため、施工性、仕上がりが
良い。敷目板の係止片によりパネルの両端縁が固定さ
れると共に、ガイド片が取り付けガイドとなるため、パ
ネル施工時に左右にガタつくことがなく装着できる。等
の特徴、効果がある。
第１図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第２図はは敷目板の一実施例を示す
一説明図、第３図はパネルの一実施例を示す説明図、第
４図は目地カバー取付具の一実施例を示す説明図、第５
図は目地カバーの一実施例を示す説明図である。 Ａ……敷目板、Ｂ……目地材、Ｃ……パネル、Ｄ……目
地カバー取付具、Ｅ……目地カバー、Ｆ……目地部。
部切り欠き断面図、第２図はは敷目板の一実施例を示す
一説明図、第３図はパネルの一実施例を示す説明図、第
４図は目地カバー取付具の一実施例を示す説明図、第５
図は目地カバーの一実施例を示す説明図である。 Ａ……敷目板、Ｂ……目地材、Ｃ……パネル、Ｄ……目
地カバー取付具、Ｅ……目地カバー、Ｆ……目地部。
Claims (1)
- 【請求項１】長尺状で水平面状の固定片と、該固定片の
略中央部に上方に突設した２本の係止片と、該係止片間
に形成すると共に係止片よりも高く形成したガイド片と
から２条の断面略Ｕ字状の凹条を形成した敷目板と、該
敷目板の凹条に形成した目地材と、長尺状の化粧面と該
化粧面の両側縁に設けた側壁と、該側壁の下端を外方に
屈曲して延長した釘打設兼用の突出片と、該突出片の端
縁を下方に傾斜して内方に屈曲した目地カバー取付具用
ガイド部とから断面をハット状に形成した金属製表面材
と、該表面材の裏面に充填した断面ハット状でプラスチ
ックフォーム製の断熱材と、該断熱材の少なくとも裏面
を被覆すると共に、軸方向の両端縁に断面略逆Ｕ字状で
窪ませた係止溝と断面略Ｕ字状の挿入片を形成した金属
製裏面材とから構成したパネルと、水平面状の固定部と
該固定部の両端縁を上方に屈曲した立ち上がり片と該立
ち上がり片の先端を内方に屈曲した係止片とからなる係
止部を有する短尺状の目地カバー取付具と、水平面状の
化粧面部と該化粧面部の両端縁を下方に鈍角で屈曲した
側壁化粧面と該側壁化粧面の先端を内方に鋭角で屈曲し
た係合片とから係合部を形成した長尺状の目地カバーと
からなり、前記敷目板はパネルの全幅に敷目板のガイド
片の幅をプラスしたピッチで複数本躯体に固定され、該
敷目板の凹条間に前記パネルの挿入片を挿入すると共
に、パネルの突出片が固定具により躯体に固定されるこ
とにより凹状に形成した目地材はパネルの挿入片により
圧縮され、前記パネルの突出片上には前記目地カバー取
付具が多数個所定ピッチで固定され、前記目地カバーは
目地カバー取付具の係止部に目地カバーの係合部を嵌着
して形成されていることを特徴とするパネルの目地構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5058490A JP2846701B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | パネルの目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5058490A JP2846701B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | パネルの目地構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03250147A JPH03250147A (ja) | 1991-11-07 |
| JP2846701B2 true JP2846701B2 (ja) | 1999-01-13 |
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ID=12863027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5058490A Expired - Fee Related JP2846701B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | パネルの目地構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2846701B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109629796A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-04-16 | 西凯新型复合材料(丹阳)有限公司 | 一种建筑装饰条及其制作工艺 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP5058490A patent/JP2846701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03250147A (ja) | 1991-11-07 |
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