JP2837181B2 - パネルの目地構造 - Google Patents
パネルの目地構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、間仕切り、屋根に使用
するパネルの目地構造に関するものである。
するパネルの目地構造に関するものである。
従来この種パネルの目地部は、実公昭52−3047号公
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造、または、実開昭64−44906号公報
に示すように、雄、雌型連結構造の裏面に断面逆T字状
のカバープレートが介在された構造となっていた。
報に記載されているように雄、雌型連結部を実結合し、
かつ連結部表面からボルトを貫通し、下地にナットを介
して固定する構造、または、実開昭64−44906号公報
に示すように、雄、雌型連結構造の裏面に断面逆T字状
のカバープレートが介在された構造となっていた。
しかしながら、では固定具の頭部が外観に露出して
いるため防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利
があった。また、耐火性に問題があった。さらに、この
耐火性の弱点を解決するために、前記のように、裏面
にカバープレートを介在させ、火炎、熱気の浸入の阻止
を図ることも考えられているが、カバープレートの施工
は非常に手間のかかる作業であり、また割り付けによる
カバープレートの施工誤差は、壁全体の外観に悪影響を
与えるものであった。
いるため防水性、防食性および外観の意匠性に劣る不利
があった。また、耐火性に問題があった。さらに、この
耐火性の弱点を解決するために、前記のように、裏面
にカバープレートを介在させ、火炎、熱気の浸入の阻止
を図ることも考えられているが、カバープレートの施工
は非常に手間のかかる作業であり、また割り付けによる
カバープレートの施工誤差は、壁全体の外観に悪影響を
与えるものであった。
本発明はこのような欠点を除去するために、パネルを
金属製表面材と金属製裏面材間に合成樹脂発泡体よりな
る芯材を介在して形成し、金属製裏面材の一側端には外
側方に突出し先端には表面側に突出した突起を有する補
強片を、他方端近傍にはパネル同士を連結した際に隣接
するパネルの突起を収納し得る形状で屈曲した収納溝部
を形成したものとし、隣合うパネルの両側端面を当接す
ると共に、突起上に収納溝部を載置してパネルを固定
し、このパネル同士の目地部には撥水性を有する目地材
を連続状で植設し、さらに、この目地部に多数個の、両
側端に係止部を有する目地カバー取付具を固定し、この
目地カバー取付具に、両側端に係合部を有する目地カバ
ーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供するもので
ある。
金属製表面材と金属製裏面材間に合成樹脂発泡体よりな
る芯材を介在して形成し、金属製裏面材の一側端には外
側方に突出し先端には表面側に突出した突起を有する補
強片を、他方端近傍にはパネル同士を連結した際に隣接
するパネルの突起を収納し得る形状で屈曲した収納溝部
を形成したものとし、隣合うパネルの両側端面を当接す
ると共に、突起上に収納溝部を載置してパネルを固定
し、このパネル同士の目地部には撥水性を有する目地材
を連続状で植設し、さらに、この目地部に多数個の、両
側端に係止部を有する目地カバー取付具を固定し、この
目地カバー取付具に、両側端に係合部を有する目地カバ
ーを一体に嵌着したパネルの目地構造を提供するもので
ある。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの目地構造
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aはパネル、Bは目地材、C
は目地カバー取付具、Dは目地カバー、Eは目地部であ
る。さらに詳説すると、パネルAは第2図に示すように
横断面がハット状で、かつ、長尺体とした金属製表面材
1(以下、単に表面材という)と、表面材1の裏面に形
成した芯材7と、芯材7の長手方向の少なくとも裏面を
被覆した金属製裏面材8(以下、単に裏面材という)と
からサンドイッチ構造に形成したものである。さらに説
明すると、表面材1、裏面材8は金属材、例えばAl、F
e、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カ
ラー鋼板、クラット鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼
板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をロール成形、あるい
はプレス加工、押出成形等により成形したものである。
すなわち表面材1は長尺状の化粧面2と、化粧面2の両
側端を内方へ、化粧面2と垂直に、あるいは内側方、外
側方に傾斜して屈曲した側壁3と、側壁3の先端を外側
方へ屈曲し延長した突出片4と、その先端を内方に突出
片4に対して鈍角に屈曲した目地カバー取付具用ガイド
部5(以下、単にガイド部という)と、ガイド部5の先
端を内方に屈曲した側面片6とから構成したものであ
る。なお、ガイド部5は第1図に示すように、中央に安
定片16を持つ第3図に示すような目地カバー取付具Cを
装着する際のガイドとなるものである。また、側面片6
は芯材7の原料を充填する際、芯材7がガイド部5、お
よび突出片4の表面側に漏れないようにすると共に、パ
ネルAの側縁を直線状にし、パネルA同士を間隙なく接
触させるためのものである。さらに、ガイド部5、側面
片6はパネルA自体の補強としても機能するものであ
る。また、表面材1の長さは4000〜10000mm位、幅W
1(化粧面2の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450〜12
00mm位、側壁3の内方端から側面片6までの幅W3は20〜
100mm位、化粧面2から突出片4までの高さH1は10〜100
mm位である。芯材7は主に断熱材、防水材、吸音材、緩
衝材、もしくは防火材として機能するものである。その
素材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウ
レタンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォ
ーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したもの
の1種、あるいはこれらの1種以上を積層したもの、も
しくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層し
た構造からなるものである。なお、芯材7は表面材1の
裏面に原料を吐出してモールド構造で一体化したり、成
形体を接着剤により一体化したりするものである。また
裏面材8は第2図に示すように主に芯材7の裏面を被覆
し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有すると
共に、芯材7が躯体αに直接接触するのを防止する隔離
材として役立つものである。また、裏面材8の形状とし
ては、幅方向の一側端には、表面材1の側面片6よりも
外側方に突出し、先端を表面側に屈曲し内方に折り返し
た補強片9と、補強片9の外方端を表面側に突出した突
起10と、補強片9の末端を表面側に屈曲した側面片11を
形成し、他側端近傍にはパネルA同士を連結した際に隣
接するパネルAの突起10を収納し得る形状で屈曲した収
納溝部12を形成し、さらに収納溝部12の外側端を表面側
に屈曲した側面片13を形成したものである。さらに詳説
すると、収納溝部12は、第1図に示すようにパネルA同
士を連結した際に、補強片9を収納してパネルA同士に
段差、間隙が生ずるのを阻止するためのものであると共
に、パネルA同士の目地部Eと裏面側のパネルAの目地
をずらし、また補強片9が敷目板として機能し、防火
性、防水性を大幅に向上するためのものである。また、
裏面材8において側面片11、13間の幅をW4、補強片9の
長さをW5、収納溝部12の幅をW6とすると、W=2=W4、
W5=W6の関係である。なお、裏面材8は、第2図に示す
ように表面材1と接触しないように形成し、表面材1、
裏面材8が熱橋にならないように形成する方が好ましい
ものである。目地材Bは第1図に示すように、パネルA
同士のガイド部5間に連続状に植設され、主として防水
性、気密性を向上させ、副次的に耐久性、耐候性、耐火
性、耐震性、耐風圧性等の機能を具備させるためのもの
であり、その素材としては、ホットメルト系、シリコー
ン系、ポリウレタン系、アクリル系、SBR系等、あるい
は軟質フォーム系、ゴム系、EPDM系、ラテックス等の1
種、およびこれらに吸水時には膨張し、乾燥時には収縮
するアクリル系の高吸水性樹脂、高熱下で結晶水を放出
し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼酸ソーダ、あるいは水
酸化アルミニウム、リン酸塩等を配合したものの1種等
からなるものである。また、目地材Bとして耐火性のあ
る素材を用いた場合には、パネルAの補強片9との相乗
効果により、耐火試験等に合格し得る耐火性を具備する
ものとなる。目地カバー取付具Cは第3図に示すよう
に、金属製板材を屈曲成形した短尺状のものであり、水
平面状の固定部14、取付孔15、安定片16、係止部19とか
らなるものである。さらに詳説すると、固定部14は水平
面状であり、取付孔15と、その長さ方向の略中央部の両
端、あるいは図示しないが中央部分を内方に突出して形
成した安定片16からなるものである。係止部19は固定部
14の先端を外方に屈曲した立ち上がり片17と、立ち上が
り片17の先端を外側方に屈曲し先端を内方に折り返した
係止片18とから形成したものである。また、安定片16は
第1図に示すように、パネルA間の目地部Eに第4図に
示すような目地カバーDを装着するに際し、パネルAの
ガイド部5間に挿入されて位置決めされるものであり、
目地カバー取付具Cを直線状に複数個取り付けるのが容
易となり、施工が非常に楽なものとなるものである。そ
の素材としては金属材、例えばステンレス等である。ま
た、係止片18は後記する目地カバーDの係合片22を係止
し、目地カバーDをパネルA同士の目地部Eに固定する
ためのものであり、また目地カバー取付具Cを短尺状に
形成することにより、目地カバー取付具Cの1つから目
地カバーDがはずれたとしても他の目地カバー取付具C
により係止されるため、目地カバーDの剥落のない、係
合装着が容易なものとなる。さらに目地カバーDは、前
記した金属製薄板材よりなり、その形状は第4図に示す
ように、水平面状の化粧面部20と、化粧面部20の両側端
を内方に化粧面部に対して鈍角に屈曲した側壁化粧面21
と、側壁化粧面21の先端を内側方に、前記した係止片18
に係止し得る形状に屈曲した係合片22からなる係合部23
とから形成したものである。さらに詳説すると、化粧面
部20は、第1図に示すように目地部Eに目地カバーDが
目地カバー取付具Cにより固定されることにより、パネ
ルAを躯体α外方に固定する際に用いた固定具βを被覆
し、固定具βが外部に露出しないようにするためのもの
である。また、係合片22は目地カバー取付具Cの係止片
18に係止され、目地カバーDを目地カバー取付具Cに嵌
着することにより、目地部E上に目地カバーDを確実
に、離脱なく固定するためのものである。
(以下、単に目地構造という)の一実施例について詳細
に説明する。すなわち、第1図は上記目地構造を示す一
部切り欠き断面図であり、Aはパネル、Bは目地材、C
は目地カバー取付具、Dは目地カバー、Eは目地部であ
る。さらに詳説すると、パネルAは第2図に示すように
横断面がハット状で、かつ、長尺体とした金属製表面材
1(以下、単に表面材という)と、表面材1の裏面に形
成した芯材7と、芯材7の長手方向の少なくとも裏面を
被覆した金属製裏面材8(以下、単に裏面材という)と
からサンドイッチ構造に形成したものである。さらに説
明すると、表面材1、裏面材8は金属材、例えばAl、F
e、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カ
ラー鋼板、クラット鋼板、制振鋼板(サンドイッチ鋼
板)、フッ素塗膜鋼板などの1種をロール成形、あるい
はプレス加工、押出成形等により成形したものである。
すなわち表面材1は長尺状の化粧面2と、化粧面2の両
側端を内方へ、化粧面2と垂直に、あるいは内側方、外
側方に傾斜して屈曲した側壁3と、側壁3の先端を外側
方へ屈曲し延長した突出片4と、その先端を内方に突出
片4に対して鈍角に屈曲した目地カバー取付具用ガイド
部5(以下、単にガイド部という)と、ガイド部5の先
端を内方に屈曲した側面片6とから構成したものであ
る。なお、ガイド部5は第1図に示すように、中央に安
定片16を持つ第3図に示すような目地カバー取付具Cを
装着する際のガイドとなるものである。また、側面片6
は芯材7の原料を充填する際、芯材7がガイド部5、お
よび突出片4の表面側に漏れないようにすると共に、パ
ネルAの側縁を直線状にし、パネルA同士を間隙なく接
触させるためのものである。さらに、ガイド部5、側面
片6はパネルA自体の補強としても機能するものであ
る。また、表面材1の長さは4000〜10000mm位、幅W
1(化粧面2の幅)は400〜900mm程度、全幅W2は450〜12
00mm位、側壁3の内方端から側面片6までの幅W3は20〜
100mm位、化粧面2から突出片4までの高さH1は10〜100
mm位である。芯材7は主に断熱材、防水材、吸音材、緩
衝材、もしくは防火材として機能するものである。その
素材としては、ポリイソシアヌレートフォーム、ポリウ
レタンフォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォ
ーム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤を添加したもの
の1種、あるいはこれらの1種以上を積層したもの、も
しくは鉱物繊維、無機成形体を一層以上介在して積層し
た構造からなるものである。なお、芯材7は表面材1の
裏面に原料を吐出してモールド構造で一体化したり、成
形体を接着剤により一体化したりするものである。また
裏面材8は第2図に示すように主に芯材7の裏面を被覆
し、補強材、防水材、防湿材、防火材の機能を有すると
共に、芯材7が躯体αに直接接触するのを防止する隔離
材として役立つものである。また、裏面材8の形状とし
ては、幅方向の一側端には、表面材1の側面片6よりも
外側方に突出し、先端を表面側に屈曲し内方に折り返し
た補強片9と、補強片9の外方端を表面側に突出した突
起10と、補強片9の末端を表面側に屈曲した側面片11を
形成し、他側端近傍にはパネルA同士を連結した際に隣
接するパネルAの突起10を収納し得る形状で屈曲した収
納溝部12を形成し、さらに収納溝部12の外側端を表面側
に屈曲した側面片13を形成したものである。さらに詳説
すると、収納溝部12は、第1図に示すようにパネルA同
士を連結した際に、補強片9を収納してパネルA同士に
段差、間隙が生ずるのを阻止するためのものであると共
に、パネルA同士の目地部Eと裏面側のパネルAの目地
をずらし、また補強片9が敷目板として機能し、防火
性、防水性を大幅に向上するためのものである。また、
裏面材8において側面片11、13間の幅をW4、補強片9の
長さをW5、収納溝部12の幅をW6とすると、W=2=W4、
W5=W6の関係である。なお、裏面材8は、第2図に示す
ように表面材1と接触しないように形成し、表面材1、
裏面材8が熱橋にならないように形成する方が好ましい
ものである。目地材Bは第1図に示すように、パネルA
同士のガイド部5間に連続状に植設され、主として防水
性、気密性を向上させ、副次的に耐久性、耐候性、耐火
性、耐震性、耐風圧性等の機能を具備させるためのもの
であり、その素材としては、ホットメルト系、シリコー
ン系、ポリウレタン系、アクリル系、SBR系等、あるい
は軟質フォーム系、ゴム系、EPDM系、ラテックス等の1
種、およびこれらに吸水時には膨張し、乾燥時には収縮
するアクリル系の高吸水性樹脂、高熱下で結晶水を放出
し、発泡、硬化する硼砂、メタ硼酸ソーダ、あるいは水
酸化アルミニウム、リン酸塩等を配合したものの1種等
からなるものである。また、目地材Bとして耐火性のあ
る素材を用いた場合には、パネルAの補強片9との相乗
効果により、耐火試験等に合格し得る耐火性を具備する
ものとなる。目地カバー取付具Cは第3図に示すよう
に、金属製板材を屈曲成形した短尺状のものであり、水
平面状の固定部14、取付孔15、安定片16、係止部19とか
らなるものである。さらに詳説すると、固定部14は水平
面状であり、取付孔15と、その長さ方向の略中央部の両
端、あるいは図示しないが中央部分を内方に突出して形
成した安定片16からなるものである。係止部19は固定部
14の先端を外方に屈曲した立ち上がり片17と、立ち上が
り片17の先端を外側方に屈曲し先端を内方に折り返した
係止片18とから形成したものである。また、安定片16は
第1図に示すように、パネルA間の目地部Eに第4図に
示すような目地カバーDを装着するに際し、パネルAの
ガイド部5間に挿入されて位置決めされるものであり、
目地カバー取付具Cを直線状に複数個取り付けるのが容
易となり、施工が非常に楽なものとなるものである。そ
の素材としては金属材、例えばステンレス等である。ま
た、係止片18は後記する目地カバーDの係合片22を係止
し、目地カバーDをパネルA同士の目地部Eに固定する
ためのものであり、また目地カバー取付具Cを短尺状に
形成することにより、目地カバー取付具Cの1つから目
地カバーDがはずれたとしても他の目地カバー取付具C
により係止されるため、目地カバーDの剥落のない、係
合装着が容易なものとなる。さらに目地カバーDは、前
記した金属製薄板材よりなり、その形状は第4図に示す
ように、水平面状の化粧面部20と、化粧面部20の両側端
を内方に化粧面部に対して鈍角に屈曲した側壁化粧面21
と、側壁化粧面21の先端を内側方に、前記した係止片18
に係止し得る形状に屈曲した係合片22からなる係合部23
とから形成したものである。さらに詳説すると、化粧面
部20は、第1図に示すように目地部Eに目地カバーDが
目地カバー取付具Cにより固定されることにより、パネ
ルAを躯体α外方に固定する際に用いた固定具βを被覆
し、固定具βが外部に露出しないようにするためのもの
である。また、係合片22は目地カバー取付具Cの係止片
18に係止され、目地カバーDを目地カバー取付具Cに嵌
着することにより、目地部E上に目地カバーDを確実
に、離脱なく固定するためのものである。
次に施工例につき説明する。
いま第1図に示すような外壁を構成するために、C型
鋼よりなる躯体αに第2図に示すようなパネルAを、補
強片9の突起10を収納溝部12によって収納するように配
して、突出片4をスクリュービス等の固定具βにより固
定する。この工程を順次繰り返して行うことにより、パ
ネルAの目地部Eが形成されたら、次にアクリル系のコ
ーキング材よりなる目地材Bを目地部Eに連続状で植設
する。その後、第3図に示すような目地カバー取付具C
を固定具βにより複数個固定する。目地カバー取付具C
の取り付けが全て完了したら、この目地カバー取付具C
の係止部19に、第4図に示すような長尺状の目地カバー
Dの係合部23を嵌着し、パネルA同士の目地部Eを目地
カバーDにより被覆して、施工を完了するものである。
鋼よりなる躯体αに第2図に示すようなパネルAを、補
強片9の突起10を収納溝部12によって収納するように配
して、突出片4をスクリュービス等の固定具βにより固
定する。この工程を順次繰り返して行うことにより、パ
ネルAの目地部Eが形成されたら、次にアクリル系のコ
ーキング材よりなる目地材Bを目地部Eに連続状で植設
する。その後、第3図に示すような目地カバー取付具C
を固定具βにより複数個固定する。目地カバー取付具C
の取り付けが全て完了したら、この目地カバー取付具C
の係止部19に、第4図に示すような長尺状の目地カバー
Dの係合部23を嵌着し、パネルA同士の目地部Eを目地
カバーDにより被覆して、施工を完了するものである。
上述したように本発明に係るパネルの目地構造によれ
ば、金属製裏面材の一側端に形成した補強片が、敷目
板として機能し、防、耐火性(火炎の浸入防止)、防水
性を大幅に向上した壁体となる。目地部裏面に対し、
敷目板を介在させることがなく施工性が向上した壁体と
なる。目地材により、目地部における防水性、気密性
が大幅に向上する。目地部に固定具の頭部が露出しな
い。パネル固定時の変形が、目地カバーにより被覆さ
れるため、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具
は短尺状であるため、目地カバーの装着が容易であり、
かつ離脱することがない。等の特徴・効果がある。
ば、金属製裏面材の一側端に形成した補強片が、敷目
板として機能し、防、耐火性(火炎の浸入防止)、防水
性を大幅に向上した壁体となる。目地部裏面に対し、
敷目板を介在させることがなく施工性が向上した壁体と
なる。目地材により、目地部における防水性、気密性
が大幅に向上する。目地部に固定具の頭部が露出しな
い。パネル固定時の変形が、目地カバーにより被覆さ
れるため、施工に熟練を要さない。目地カバー取付具
は短尺状であるため、目地カバーの装着が容易であり、
かつ離脱することがない。等の特徴・効果がある。
第1図は本発明に係るパネルの目地構造の一例を示す一
部切り欠き断面図、第2図はパネルの一実施例を示す説
明図、第3図は目地カバー取付具の一実施例を示す説明
図、第4図は目地カバーの一実施例を示す説明図であ
る。 A……パネル、B……目地材、C……目地カバー取付
具、D……目地カバー、E……目地部。
部切り欠き断面図、第2図はパネルの一実施例を示す説
明図、第3図は目地カバー取付具の一実施例を示す説明
図、第4図は目地カバーの一実施例を示す説明図であ
る。 A……パネル、B……目地材、C……目地カバー取付
具、D……目地カバー、E……目地部。
Claims (1)
- 【請求項1】長尺状の化粧面と該化粧面の両側端に設け
た側壁と、該側壁の先端を外側方に屈曲して延長した釘
打設兼用の突出片と、該突出片の先端を内方に突出片に
対して鈍角に屈曲した目地カバー取付用ガイド部と、該
目地カバー取付用ガイド部の先端を内方に屈曲した側面
片とから断面をハット状に形成した金属製表面材と、該
表面材の裏面に充填した芯材と、該芯材の少なくとも裏
面を被覆すると共に、一側端には、前記表面材の全幅よ
りも外側方に突出し先端に表面側に突出した突起を有す
る補強片、他側端近傍にはパネル同士を連結した際に隣
接するパネルの突起を収納し得る形状で屈曲した収納溝
部を有する金属製裏面材とから構成したパネルと、少な
くとも撥水性を有する目地材と、水平面状の固定部と該
固定部の両側端を外方に屈曲した立ち上がり片と該立ち
上がり片の先端を外側方に屈曲し先端を内方に折り返し
た係止片とからなる係止部を有する短尺状の目地カバー
取付具と、水平面状の化粧面部と該化粧面部の両側端を
内方に化粧面部に対して鈍角に屈曲した側壁化粧面と該
側壁化粧面の先端を内側方に側壁化粧面に対して鋭角に
屈曲した係合片とから係合部を形成した長尺状の目地カ
バーとからなり、前記パネルの収納溝部は隣接するパネ
ルの補強片の突起を収納するように配されると共に突出
片が固定具により躯体に固定され、パネル同士の当接面
には目地材が連続状で植設され、パネル同士の突出片上
には前記目地カバー取付具が多数個所定ピッチで固定さ
れ、前記目地カバーは目地カバー取付具の係止部に目地
カバーの係合部を嵌着して形成されていることを特徴と
するパネルの目地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15502889A JP2837181B2 (ja) | 1989-06-17 | 1989-06-17 | パネルの目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15502889A JP2837181B2 (ja) | 1989-06-17 | 1989-06-17 | パネルの目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0321761A JPH0321761A (ja) | 1991-01-30 |
JP2837181B2 true JP2837181B2 (ja) | 1998-12-14 |
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ID=15597092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15502889A Expired - Fee Related JP2837181B2 (ja) | 1989-06-17 | 1989-06-17 | パネルの目地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837181B2 (ja) |
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1989
- 1989-06-17 JP JP15502889A patent/JP2837181B2/ja not_active Expired - Fee Related
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