JP2729052B2 - 画像記録方法 - Google Patents
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Classifications
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C8/00—Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
- G03C8/40—Development by heat ; Photo-thermographic processes
- G03C8/4013—Development by heat ; Photo-thermographic processes using photothermographic silver salt systems, e.g. dry silver
- G03C8/4093—Development by heat ; Photo-thermographic processes using photothermographic silver salt systems, e.g. dry silver characterised by the apparatus used
Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
この発明は、感光材料にカラー画像を効率良く記録す
る画像記録方向に関する。 (技術的背景と解決すべき問題点) 従来、感光材料として例えば熱現像感光材料を用い、
これに電気画像信号を光学的に露光してカラー画像を記
録する時、いわゆるドラム方式が一般に用いられてい
た。これはドラムに所定サイズにカットされた熱現像感
光材料を巻付けて回転させ、このドラム軸と平行に走査
される点光源を変調して記録するものである。しかしな
がら、この記録方式ではドラムの回転数に限界があるた
め記録時間の短縮が難かしく、熱現像感光材料をドラム
に装着したり着脱するに要する時間も必要であり、その
機構も比較的複雑になり、装置も大型複雑化してしま
う。更に、所定サイズに切断された熱現像感光材料1枚
毎のバッチ処理のため、単位時間当りの処理枚数も少な
いという問題がある。 第5図及び第6図に上述した従来の画像記録装置の一
例を示す(特願昭61−124406号)。この画像記録装置10
では、機台12へマガジン14が搭載されて熱現像感光材料
16が収容されている。マガジン14内の熱現像感光材料16
はその外周から引出され、カッタ18で所定長さに切断さ
れた後に、露光ドラム20の外周へと巻き付けられる(矢
印A方向)。露光ドラム20の外周には3色点光源の発光
素子を有する露光ヘッド22が対向して設けられており、
1画面の露光後に露光ドラム20が逆転し熱現像感光材料
16はスクレーパ24で剥離され、水塗布部26を経て現像転
写部28へと送られる。一方、トレイ30に収容されている
受像紙32は、現像転写部28へ送られて熱現像感光材料16
と重ね合された後に現像転写部28内のヒータで加熱され
る。これによって熱現像感光材料16は現像されると共
に、現像された画像が受像紙32へ転写される。転写終了
後には、スクレーパ36を経て熱現像感光材料16は廃棄ト
レイ38内へ収容され、受像紙32は乾燥部40を経て取出ト
レイ42へと送り出されるようになっている。 露光ヘッド22は第6図に示すように、熱現像感光材料
16が露光ドラム20に巻き付けられた状態で、その軸回り
に高速で回転(A方向)されて主走査を行なう。露光ヘ
ッド22には3原色の発光素子44が3個設けられており、
露光ヘッド22と平行軸上に配置されるガイドカバー46に
沿ってB方向に副走査できるようになっている。露光ヘ
ッド22を副走査するために一対のプーリ48、50が平行軸
的に配置されており、これらへワイヤ52が巻掛けられて
いる。すなわち、ワイヤ52の一端は露光ヘッド22へ固着
され、中間部がプーリ48、50へ巻掛けられ、張力付与手
段54を介して露光ヘッド22へと取付けられている。 マガジン14内の熱現像感光材料16がカッタ18で所定長
さに切断された後に、露光ドラム20の外周へと巻付けら
れ、その後に露光ドラム20は図示しないモータによって
A方向に回転される。又、露光ヘッド22はプーリ48を回
転させることにより、副走査されてB方向へと移動す
る。この副走査はプーリ48を時計方向(C)に駆動する
場合にのみ発光素子44によって露光作業を行なう。露光
後に露光ドラム20は逆転され、熱現像感光材料16はスク
レーパ24によって露光ドラム20の外周から剥離され、水
塗布部26を経て現像転写部28へと送られる。 一方、トレイ30から取出された受像紙32は、現像転写
部28へ送られて熱現像感光材料16と重ね合され、両材料
の乳剤面が密着する。ここで、現像転写部28内のヒータ
が加熱されると熱現像感光材料16へ露光された画像が熱
現像され、この後この画像が受像紙32へと転写される。
この画像転写は、既に熱現像感光材料16の乳剤面へ水塗
布部26によって水が付与されているので、確実な転写が
行なわれる。転写後の熱現像感光材料16はスクレーパ36
で剥離されて廃棄トレイ38へ廃棄され、受像紙32は乾燥
部40を経て取出しトレイ42へ取出される。 このように従来の熱現像感光材料を用いた画像記録装
置では、露光ドラム20に所定サイズに切断された熱現像
感光材料16を巻付けてカラー画像の記録を行なった後、
露光した熱現像感光材料を処理部に送って処理するよう
にしているので、所定サイズへの切断並びに露光ドラム
20への巻付け及びドラム20からの着脱に時間を要し、そ
の機構が複雑になっている。又、露光ヘッド22の熱現像
感光材料16に対して、該熱現像感光材料16の光感度特性
に対応させて3色の露光を行なうための3個の発光素子
44によって主走査及び副走査で記録を行なうようにして
いるために、記録時間が非常に長くなってしまうのであ
る。さらに、露光ドラム20の径に応じたサイズに記録サ
イズが限定されてしまうと共に、受像紙32を熱現像感光
材料16から剥離するためのスクレーパ36を設け、更に廃
棄トレイ38を設けているので装置が大型化してしまう。 さらに又、マガジン14内には供給用の熱現像感光材料
16が収納されており、熱転写記録後は廃棄トレイ38に廃
棄されるようになっているので、熱現像感光材料16の取
扱や管理が煩雑である問題があった。 (発明の目的) この発明は上述のような事情からなされたものであ
り、この発明の目的は、熱現像感光材料等の転写により
画像を形成する感光材料の巻取や管理等を簡易化した画
像記録方法を提供することにあり、特に感光材料の搬送
路を直線にしてかつ感光材料の切断機構を設けることな
く、また現像後の受像材料の剥離を別個の剥離専用部材
を設けることなく自然に行ない得るようにして装置の小
型化を図った画像記録方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) この発明の上記目的は、巻回された感光材料の繰出し
方向に自由回動し、かつ巻戻し方向に駆動回動する供給
ロールを収納し、前記感光材料を繰出すと共に遮光され
た繰出部を有する第1の収納室と、この第1の収納室か
ら繰出される前記感光材料の巻取り方向に駆動回動し、
かつ巻戻し方向に自由回動する巻取ロールを収納すると
共に、前記感光材料を湾曲したガイド面に沿い導入する
導入部を有する非遮光の第2の収納室とが一体に構成さ
れ、前記感光材料を巻戻し可能とした画像記録ロールマ
ガジンを用い、前記第1の収納室内の前記感光材料を繰
出して前記第2の収納室内の前記巻取ロールに連続的に
巻取ながら感光材料に画像を露光し、該感光材料に別途
供給される所定サイズの受像材料を重ね合わせ転写を行
った後、前記第2の収納室に設けられている湾曲した導
入部において、前記比較的腰のある受像材料が前記感光
材料から自然に剥離され、その後、前記供給ロールを巻
戻し方向に駆動回動し、前記感光材料の未感光部分を露
光部の位置まで巻戻すことにより達成される。 (発明の作用) この発明の方法は、感光材料の供給ロールの第1収納
室と巻取ロールの第2収納室とを一体に構成した画像記
録ロールマガジンを使用し、その取扱い及び管理を容易
にしていると共に、ロール状に巻回された状態から別の
ロールに巻取ながら画像記録を行ない、カッタで切断し
ないでシートのまま画像記録するようにしており、更に
現像後の比較的腰のある受像紙は湾曲したガイド面によ
り現像済みの感光材料から自然に剥離して自重で落下
し、現像済みの感光材料は導入部から第2の収納室の巻
取ロールに巻取られる。 また、現像後の感光材料の未感光部分は供給ロールの
巻戻し方向への駆動回動によって露光部の位置まで巻戻
され、次の露光、水塗布、現像の各作業が行われ、未感
光部分を無駄にしないで有効に使用する。 ここに、本発明における感光材料としては、例えば、
米国特許4430415号、同第4483914号、同第4500626号、
同第4503137号、特開昭59−154445号、特開昭59−16505
4号、特開昭59−180548号、特開昭59−218443号、特開
昭60−120356号、特願昭59−209563号、特願昭60−7970
9号、特願昭60−169585号、特願昭60−244873号等に記
載の熱現像感光材料(熱現像感光要素)及び受像材料
(色素固定要素)を使用することができる。 本発明において、画像形成用溶媒とは画像形成に必要
とされる溶媒であって、例えば、水、低沸点有機溶媒
(アルコール、ケトン類、アミド類等)あるいはこれら
の溶媒に界面活性剤、熱現像促進剤、現像停止剤の種々
の添加剤を加えたもの等が含まれる。 また、他の例としては像様露光により生じた画像を受
像層を有する受像材料へ圧力により転写させて可視像を
得るいわゆる感光感圧性材料がある。 この感光感圧性材料としては、例えば、本出願人の出
願に係わる特開昭57−179836号公報に開示された像様露
光により重合性化合物を像様に硬化させ、その後受像材
料と重ねて圧力を加えて可視像を得るタイプのものがあ
る。この感光感圧性材料は支持体上にビニル化合物、光
重合開始剤、および着色プリカーサーを含有する合成高
分子樹脂壁カプセルを担持したものである。 また、像様露光により生じた潜像を予備的に熱現像し
たり湿式現像を行なった後、受像材料と重ねて圧力を加
えて可視像を得るタイプのものが上げられる。このよう
な材料の例としては、本出願人の出願に係わる特開昭61
−278849号公報に開示されたものがある。 この材料は、熱現像を行なった後受像層を有する受像
材料に色画像形成物質を転写させて受像材料上に画像を
得るもので、支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化
銀、還元剤、重合性化合物および色画像形成物質が塗設
されており、少なくとも該重合性化合物および色画像形
成物質が同一のマイクロカプセルに封入されているもの
である。 (発明の実施例) 第1図はこの発明の方法を実施する画像記録用ロール
マガジン101を備えた画像記録装置を概略的に示してお
り、熱現像感光材料100は供給ロール105に巻回されてマ
ガジン101の一方の収納室103内に収納されており、シー
ト状に繰出部120から繰引出された熱現像感光材料は他
方の収納室104内に設けられている巻取ロール102に搬送
されて巻取られるようになっており、ほぼ水平直線状に
搬送される熱現像感光材料100の搬送路に沿って露光部2
00、水塗布部400及び現像転写部500が連設されており、
現像転写部500の下方には受像紙供給部300が配設されて
いる。また、マガジン101の外観は第2図に示すように
なっており、スリット状の繰出部120から繰出された熱
現像感光材料100は、収納室104の湾曲したガイド107の
底部外周面に沿ってスリット状の導入口108に導かれ、
収納室103及び104の内の供給ロール105及び巻取ロール1
02はそれぞれ駆動軸123(感光材料100の繰出し方向に自
由回動し、かつ巻戻し方向に駆動回動する)及び駆動軸
124(感光材料100の巻取方向に駆動回動し、かつ巻戻し
方向に自由回動する)によって支持されている。そし
て、駆動軸123及び124はマガジン101が画像記録装置の
所定位置に装填されたとき、いずれも図示しない駆動機
構に連結されることによって駆動されるようになってお
り、熱現像感光材料100の搬送路には搬送を円滑かつ正
確に行うための上下1対の搬送ロール110、111、112が
設けられている。更に、搬送路の終端部には外来光を遮
光するための遮光機構106が設けられており、マガジン1
01の収納室104の湾曲したガイド107によって、現像済の
熱現像感光材料を導入口108から滑らかに巻取ロール102
に巻取るようになっている。また、収納室103及び104は
連結部122にて連結され、一体構造となっている。、そ
して、供給ロール105に巻回された熱現像感光材料100の
先端部には、所定長のリーダが接続されており、繰出部
120の内側には遮光部材123が設けられている。 搬送ローラ110及び111の間に露光部200が設けられて
おり、露光部200の搬送路上方には搬送される熱現像感
光材料100を一定位置にガイドして位置決めるするため
の設定板201が、バネ部材208を介して配設されている。
搬送路下方の本体202の全体は図示しない機構によって
上下動し得るようになっており、本体202内には蛍光灯
のようなライン状の白色光源203が設けられており、そ
の背部にミラー204が配置されている。そして、光源203
の上方には左右に移動可能なフィルタ板205が設けられ
ており、このフィルタ板205には熱現像感光材料100に対
してたとえばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエ
ロー)で発色させるための波長特性を有する3色のスト
ライプ状フィルタが取付けられており、熱現像感光材料
100の露光作業に応じて自動的に切換えられるようにな
っている。フィルタ板205の上方には、熱現像感光材料1
00に対して結像を行なう光学レンズ206が設けられてお
り、光学レンズ206と搬送路との間には列状に配設され
た画素のオンオフで光の透過を制御する液晶シャッタア
レイ207が設けられている。光学レンズには一般レンズ
(シリンドリカルレンズ等)の他、マイクロレンズアレ
イやセルフォックレンズアレイ等がある。 搬送ローラ111と112との間には水塗布部400が上下動
可能に設けられており、搬送ローラ112は現像転写部500
の入口部を形成している。 現像転写部500の搬送路上方には、熱現像を安定に行
なうための現像押さえ板501が配設されており、搬送路
下方にはA位置及びB位置の如く上下動するような現像
板502が設けられており、現像板502の表面には所定温度
に加熱するためのヒータ503が層設されている。現像板5
02は待機状態ではA位置にあり、熱現像を行なう状態で
はB位置となる。なお、次コマへの熱影響を避けるた
め、現像押え板501を上下動させても良い。さらには現
像効率の向上を行なう際には、現像押え板501側に現像
用ヒータを付けても良い。 また、現像転写部500の下方には、所定サイズにカッ
トされた受像紙301を集積しておくカセット302が装着さ
れており、受像紙301は送出ローラ303によって1枚ずつ
取出され、湾曲した一対のガイド部材304及び305の間を
通って搬送ローラ112に送られ、搬送ローラ112で搬送中
の熱現像感光材料100と重ね合せられて送出するように
なっている。ガイド部材304及び305は遮光及び遮断の特
性を有しており、露光及び熱現像をそれぞれ安定した状
態で行なうようになっている。 このような構成においては、待機状態では記録すべき
熱現像感光材料100の先端は露光部200にあり、現像板50
2はA位置にある。また、露光部200及び水塗布部400は
それぞれ図示下方位置に位置している。そして、制御手
段によって画像記録が指示されると、供給ローラ105及
び巻取ロール102並びに搬送ローラ110、111、112の駆動
によって熱現像感光材料100の搬送が制御されると共
に、露光部200及び水塗布部400が上昇され、フィルタ板
205のフィルタ位置及び液晶シャッタアレイ207の各画素
のオンオフが制御される。このライン状露光は、第3図
に示す如くフィルタ板205の3色フィルタ位置を順次切
換え、その透過光を光学レンズ206を介してライン状の
液晶シャッタアレイ207に照射し、液晶シャッタアレイ2
07の画像信号による画素毎のオンオフ制御で透過する光
が熱現像感光材料100を露光することによってライン走
査的に行なわれる。したがって、1ラインについてフィ
ルタ板205の3色フィルタを順次切換え、その記録後に
次の画像1ラインについての記録を同様に繰り返すこと
によって、1画面に関する露光を終了する。 その後に水塗布部400によって水塗布を行ない、水塗
布された熱現像感光材料100を現像転写部500に送給す
る。この場合、露光部200の露光速度と水塗布部400の水
塗布速度は同一(たとえば約2mm/秒)となっており、こ
の速度で熱現像されることになっている。そして、ヒー
タ503が所定温度に加熱されて現像位置502はB位置とな
っている。これと共にカセット302から受像紙301を1枚
ずつ送出ローラ303を介して送出し、ガイド部材304及び
305の間を搬送して搬送ローラ112に挟持させ、この搬送
によって熱現像感光材料100と受像紙301とが重ね合さ
れ、A位置の現像板502の上を通過する。これによって
受像紙301は露光して水塗布された熱現像感光材料か
ら、ヒータ503によって所定温度に加熱されて画像転写
される。その後に熱現像感光材料100を巻取ロール102に
巻取るように搬送することによって、画像転写された受
像紙301Aも同時に搬送され、ガイド部材107の湾曲形状
に沿って熱現像感光材料100は搬送されるが、比較的腰
のある受像紙301Aは自然に剥離され自重で落下する。こ
の記録出力後、遮光機構106の内側まで来ている感光し
ていない熱現像感光材料100を露光部200の位置まで戻し
ておき、現像板502をB位置からA位置に復帰しておく
と共に、露光部200及び水塗布部400を下方に下げてお
く。 第4図はこの発明の方法を実施する他の画像記録装置
の例を示しており、現像転写部600では停止した状態で
現像転写を行なうようになっている。搬送ローラ111と1
12の間には感材たるみ発送装置630が設けられており、
偏心カム631の回転によってたるみ発生部材632を上下動
することにより、必要に応じて搬送路上の熱現像感光材
料100にたるみ100Aを発生するようになっている。この
たるみ100Aは、露光部200の露光速度(たとえば約2mm/
秒)と次段の水塗布部400での水塗布速度(たとえば約2
0mm/秒)との調整をとるためのものである。 また、現像転写部600の搬送路上方には、熱現像を安
定に行なうための現像押え板601が配設されており、搬
送路下方にはC位置(待機)及びD位置(現像)の如く
回動するような現像板602が設けられており、現像板602
の表面には所定温度に加熱するためヒータ603が層設さ
れている。更に、収納室104の下方本体には、所定サイ
ズにカットされた受像紙620を集積しておくカセット621
が装着されており、受像紙は送出ローラ622によって1
枚ずつC位置の現像板602の上に送出されるようになっ
ている。搬送ローラ112の上下には、遮光及び熱遮断の
ための部材130が配設されており、露光及び熱現像をそ
れぞれ安定した状態で行なうようになっている。 尚、上述の実施例では白色光、液晶シャッタアレイと
フィルタ板の切換によって3色画像光を得ているが、熱
磁気シャッタアレイを用いることも可能であり、発光素
子アレイとしての発光ダイオードアレイやレーザーダイ
オードアレイを用いることも可能である。また、フィル
タで3色光を出力する場合、シリンドリカル状の円筒フ
ィルタを用いることも可能であり、ライン状光源の代り
にレーザビーム等のビーム光をライン走査して露光する
ようにしても良い。 (発明の効果) 以上のように、この発明の画像記録方法によれば、第
2の収納室に形成した湾曲ガイド面により、現像後の比
較的腰のある受像紙が感光材料から自然に剥離し自重に
よって落下するので、剥離専用の別個の部材を不要と
し、方法実施の装置の小型化を図ることができる。 また、現像後の受像紙が剥離落下した感光材料の未感
光部分を露光部の位置まで巻戻すので、未感光部分を無
駄にせずに次の露光、水塗布、現像の一連の作業に当っ
て有効に使用することができる。 さらに、感光材料が供給ロールから繰出されて巻取ロ
ールに巻取られるので、廃棄トレイが不要になると共
に、上記各ロールの収納室が一体化されているので、記
録装置に対する着脱が簡単であり、感光材料の取扱いや
管理が容易となる。
る画像記録方向に関する。 (技術的背景と解決すべき問題点) 従来、感光材料として例えば熱現像感光材料を用い、
これに電気画像信号を光学的に露光してカラー画像を記
録する時、いわゆるドラム方式が一般に用いられてい
た。これはドラムに所定サイズにカットされた熱現像感
光材料を巻付けて回転させ、このドラム軸と平行に走査
される点光源を変調して記録するものである。しかしな
がら、この記録方式ではドラムの回転数に限界があるた
め記録時間の短縮が難かしく、熱現像感光材料をドラム
に装着したり着脱するに要する時間も必要であり、その
機構も比較的複雑になり、装置も大型複雑化してしま
う。更に、所定サイズに切断された熱現像感光材料1枚
毎のバッチ処理のため、単位時間当りの処理枚数も少な
いという問題がある。 第5図及び第6図に上述した従来の画像記録装置の一
例を示す(特願昭61−124406号)。この画像記録装置10
では、機台12へマガジン14が搭載されて熱現像感光材料
16が収容されている。マガジン14内の熱現像感光材料16
はその外周から引出され、カッタ18で所定長さに切断さ
れた後に、露光ドラム20の外周へと巻き付けられる(矢
印A方向)。露光ドラム20の外周には3色点光源の発光
素子を有する露光ヘッド22が対向して設けられており、
1画面の露光後に露光ドラム20が逆転し熱現像感光材料
16はスクレーパ24で剥離され、水塗布部26を経て現像転
写部28へと送られる。一方、トレイ30に収容されている
受像紙32は、現像転写部28へ送られて熱現像感光材料16
と重ね合された後に現像転写部28内のヒータで加熱され
る。これによって熱現像感光材料16は現像されると共
に、現像された画像が受像紙32へ転写される。転写終了
後には、スクレーパ36を経て熱現像感光材料16は廃棄ト
レイ38内へ収容され、受像紙32は乾燥部40を経て取出ト
レイ42へと送り出されるようになっている。 露光ヘッド22は第6図に示すように、熱現像感光材料
16が露光ドラム20に巻き付けられた状態で、その軸回り
に高速で回転(A方向)されて主走査を行なう。露光ヘ
ッド22には3原色の発光素子44が3個設けられており、
露光ヘッド22と平行軸上に配置されるガイドカバー46に
沿ってB方向に副走査できるようになっている。露光ヘ
ッド22を副走査するために一対のプーリ48、50が平行軸
的に配置されており、これらへワイヤ52が巻掛けられて
いる。すなわち、ワイヤ52の一端は露光ヘッド22へ固着
され、中間部がプーリ48、50へ巻掛けられ、張力付与手
段54を介して露光ヘッド22へと取付けられている。 マガジン14内の熱現像感光材料16がカッタ18で所定長
さに切断された後に、露光ドラム20の外周へと巻付けら
れ、その後に露光ドラム20は図示しないモータによって
A方向に回転される。又、露光ヘッド22はプーリ48を回
転させることにより、副走査されてB方向へと移動す
る。この副走査はプーリ48を時計方向(C)に駆動する
場合にのみ発光素子44によって露光作業を行なう。露光
後に露光ドラム20は逆転され、熱現像感光材料16はスク
レーパ24によって露光ドラム20の外周から剥離され、水
塗布部26を経て現像転写部28へと送られる。 一方、トレイ30から取出された受像紙32は、現像転写
部28へ送られて熱現像感光材料16と重ね合され、両材料
の乳剤面が密着する。ここで、現像転写部28内のヒータ
が加熱されると熱現像感光材料16へ露光された画像が熱
現像され、この後この画像が受像紙32へと転写される。
この画像転写は、既に熱現像感光材料16の乳剤面へ水塗
布部26によって水が付与されているので、確実な転写が
行なわれる。転写後の熱現像感光材料16はスクレーパ36
で剥離されて廃棄トレイ38へ廃棄され、受像紙32は乾燥
部40を経て取出しトレイ42へ取出される。 このように従来の熱現像感光材料を用いた画像記録装
置では、露光ドラム20に所定サイズに切断された熱現像
感光材料16を巻付けてカラー画像の記録を行なった後、
露光した熱現像感光材料を処理部に送って処理するよう
にしているので、所定サイズへの切断並びに露光ドラム
20への巻付け及びドラム20からの着脱に時間を要し、そ
の機構が複雑になっている。又、露光ヘッド22の熱現像
感光材料16に対して、該熱現像感光材料16の光感度特性
に対応させて3色の露光を行なうための3個の発光素子
44によって主走査及び副走査で記録を行なうようにして
いるために、記録時間が非常に長くなってしまうのであ
る。さらに、露光ドラム20の径に応じたサイズに記録サ
イズが限定されてしまうと共に、受像紙32を熱現像感光
材料16から剥離するためのスクレーパ36を設け、更に廃
棄トレイ38を設けているので装置が大型化してしまう。 さらに又、マガジン14内には供給用の熱現像感光材料
16が収納されており、熱転写記録後は廃棄トレイ38に廃
棄されるようになっているので、熱現像感光材料16の取
扱や管理が煩雑である問題があった。 (発明の目的) この発明は上述のような事情からなされたものであ
り、この発明の目的は、熱現像感光材料等の転写により
画像を形成する感光材料の巻取や管理等を簡易化した画
像記録方法を提供することにあり、特に感光材料の搬送
路を直線にしてかつ感光材料の切断機構を設けることな
く、また現像後の受像材料の剥離を別個の剥離専用部材
を設けることなく自然に行ない得るようにして装置の小
型化を図った画像記録方法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) この発明の上記目的は、巻回された感光材料の繰出し
方向に自由回動し、かつ巻戻し方向に駆動回動する供給
ロールを収納し、前記感光材料を繰出すと共に遮光され
た繰出部を有する第1の収納室と、この第1の収納室か
ら繰出される前記感光材料の巻取り方向に駆動回動し、
かつ巻戻し方向に自由回動する巻取ロールを収納すると
共に、前記感光材料を湾曲したガイド面に沿い導入する
導入部を有する非遮光の第2の収納室とが一体に構成さ
れ、前記感光材料を巻戻し可能とした画像記録ロールマ
ガジンを用い、前記第1の収納室内の前記感光材料を繰
出して前記第2の収納室内の前記巻取ロールに連続的に
巻取ながら感光材料に画像を露光し、該感光材料に別途
供給される所定サイズの受像材料を重ね合わせ転写を行
った後、前記第2の収納室に設けられている湾曲した導
入部において、前記比較的腰のある受像材料が前記感光
材料から自然に剥離され、その後、前記供給ロールを巻
戻し方向に駆動回動し、前記感光材料の未感光部分を露
光部の位置まで巻戻すことにより達成される。 (発明の作用) この発明の方法は、感光材料の供給ロールの第1収納
室と巻取ロールの第2収納室とを一体に構成した画像記
録ロールマガジンを使用し、その取扱い及び管理を容易
にしていると共に、ロール状に巻回された状態から別の
ロールに巻取ながら画像記録を行ない、カッタで切断し
ないでシートのまま画像記録するようにしており、更に
現像後の比較的腰のある受像紙は湾曲したガイド面によ
り現像済みの感光材料から自然に剥離して自重で落下
し、現像済みの感光材料は導入部から第2の収納室の巻
取ロールに巻取られる。 また、現像後の感光材料の未感光部分は供給ロールの
巻戻し方向への駆動回動によって露光部の位置まで巻戻
され、次の露光、水塗布、現像の各作業が行われ、未感
光部分を無駄にしないで有効に使用する。 ここに、本発明における感光材料としては、例えば、
米国特許4430415号、同第4483914号、同第4500626号、
同第4503137号、特開昭59−154445号、特開昭59−16505
4号、特開昭59−180548号、特開昭59−218443号、特開
昭60−120356号、特願昭59−209563号、特願昭60−7970
9号、特願昭60−169585号、特願昭60−244873号等に記
載の熱現像感光材料(熱現像感光要素)及び受像材料
(色素固定要素)を使用することができる。 本発明において、画像形成用溶媒とは画像形成に必要
とされる溶媒であって、例えば、水、低沸点有機溶媒
(アルコール、ケトン類、アミド類等)あるいはこれら
の溶媒に界面活性剤、熱現像促進剤、現像停止剤の種々
の添加剤を加えたもの等が含まれる。 また、他の例としては像様露光により生じた画像を受
像層を有する受像材料へ圧力により転写させて可視像を
得るいわゆる感光感圧性材料がある。 この感光感圧性材料としては、例えば、本出願人の出
願に係わる特開昭57−179836号公報に開示された像様露
光により重合性化合物を像様に硬化させ、その後受像材
料と重ねて圧力を加えて可視像を得るタイプのものがあ
る。この感光感圧性材料は支持体上にビニル化合物、光
重合開始剤、および着色プリカーサーを含有する合成高
分子樹脂壁カプセルを担持したものである。 また、像様露光により生じた潜像を予備的に熱現像し
たり湿式現像を行なった後、受像材料と重ねて圧力を加
えて可視像を得るタイプのものが上げられる。このよう
な材料の例としては、本出願人の出願に係わる特開昭61
−278849号公報に開示されたものがある。 この材料は、熱現像を行なった後受像層を有する受像
材料に色画像形成物質を転写させて受像材料上に画像を
得るもので、支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化
銀、還元剤、重合性化合物および色画像形成物質が塗設
されており、少なくとも該重合性化合物および色画像形
成物質が同一のマイクロカプセルに封入されているもの
である。 (発明の実施例) 第1図はこの発明の方法を実施する画像記録用ロール
マガジン101を備えた画像記録装置を概略的に示してお
り、熱現像感光材料100は供給ロール105に巻回されてマ
ガジン101の一方の収納室103内に収納されており、シー
ト状に繰出部120から繰引出された熱現像感光材料は他
方の収納室104内に設けられている巻取ロール102に搬送
されて巻取られるようになっており、ほぼ水平直線状に
搬送される熱現像感光材料100の搬送路に沿って露光部2
00、水塗布部400及び現像転写部500が連設されており、
現像転写部500の下方には受像紙供給部300が配設されて
いる。また、マガジン101の外観は第2図に示すように
なっており、スリット状の繰出部120から繰出された熱
現像感光材料100は、収納室104の湾曲したガイド107の
底部外周面に沿ってスリット状の導入口108に導かれ、
収納室103及び104の内の供給ロール105及び巻取ロール1
02はそれぞれ駆動軸123(感光材料100の繰出し方向に自
由回動し、かつ巻戻し方向に駆動回動する)及び駆動軸
124(感光材料100の巻取方向に駆動回動し、かつ巻戻し
方向に自由回動する)によって支持されている。そし
て、駆動軸123及び124はマガジン101が画像記録装置の
所定位置に装填されたとき、いずれも図示しない駆動機
構に連結されることによって駆動されるようになってお
り、熱現像感光材料100の搬送路には搬送を円滑かつ正
確に行うための上下1対の搬送ロール110、111、112が
設けられている。更に、搬送路の終端部には外来光を遮
光するための遮光機構106が設けられており、マガジン1
01の収納室104の湾曲したガイド107によって、現像済の
熱現像感光材料を導入口108から滑らかに巻取ロール102
に巻取るようになっている。また、収納室103及び104は
連結部122にて連結され、一体構造となっている。、そ
して、供給ロール105に巻回された熱現像感光材料100の
先端部には、所定長のリーダが接続されており、繰出部
120の内側には遮光部材123が設けられている。 搬送ローラ110及び111の間に露光部200が設けられて
おり、露光部200の搬送路上方には搬送される熱現像感
光材料100を一定位置にガイドして位置決めるするため
の設定板201が、バネ部材208を介して配設されている。
搬送路下方の本体202の全体は図示しない機構によって
上下動し得るようになっており、本体202内には蛍光灯
のようなライン状の白色光源203が設けられており、そ
の背部にミラー204が配置されている。そして、光源203
の上方には左右に移動可能なフィルタ板205が設けられ
ており、このフィルタ板205には熱現像感光材料100に対
してたとえばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエ
ロー)で発色させるための波長特性を有する3色のスト
ライプ状フィルタが取付けられており、熱現像感光材料
100の露光作業に応じて自動的に切換えられるようにな
っている。フィルタ板205の上方には、熱現像感光材料1
00に対して結像を行なう光学レンズ206が設けられてお
り、光学レンズ206と搬送路との間には列状に配設され
た画素のオンオフで光の透過を制御する液晶シャッタア
レイ207が設けられている。光学レンズには一般レンズ
(シリンドリカルレンズ等)の他、マイクロレンズアレ
イやセルフォックレンズアレイ等がある。 搬送ローラ111と112との間には水塗布部400が上下動
可能に設けられており、搬送ローラ112は現像転写部500
の入口部を形成している。 現像転写部500の搬送路上方には、熱現像を安定に行
なうための現像押さえ板501が配設されており、搬送路
下方にはA位置及びB位置の如く上下動するような現像
板502が設けられており、現像板502の表面には所定温度
に加熱するためのヒータ503が層設されている。現像板5
02は待機状態ではA位置にあり、熱現像を行なう状態で
はB位置となる。なお、次コマへの熱影響を避けるた
め、現像押え板501を上下動させても良い。さらには現
像効率の向上を行なう際には、現像押え板501側に現像
用ヒータを付けても良い。 また、現像転写部500の下方には、所定サイズにカッ
トされた受像紙301を集積しておくカセット302が装着さ
れており、受像紙301は送出ローラ303によって1枚ずつ
取出され、湾曲した一対のガイド部材304及び305の間を
通って搬送ローラ112に送られ、搬送ローラ112で搬送中
の熱現像感光材料100と重ね合せられて送出するように
なっている。ガイド部材304及び305は遮光及び遮断の特
性を有しており、露光及び熱現像をそれぞれ安定した状
態で行なうようになっている。 このような構成においては、待機状態では記録すべき
熱現像感光材料100の先端は露光部200にあり、現像板50
2はA位置にある。また、露光部200及び水塗布部400は
それぞれ図示下方位置に位置している。そして、制御手
段によって画像記録が指示されると、供給ローラ105及
び巻取ロール102並びに搬送ローラ110、111、112の駆動
によって熱現像感光材料100の搬送が制御されると共
に、露光部200及び水塗布部400が上昇され、フィルタ板
205のフィルタ位置及び液晶シャッタアレイ207の各画素
のオンオフが制御される。このライン状露光は、第3図
に示す如くフィルタ板205の3色フィルタ位置を順次切
換え、その透過光を光学レンズ206を介してライン状の
液晶シャッタアレイ207に照射し、液晶シャッタアレイ2
07の画像信号による画素毎のオンオフ制御で透過する光
が熱現像感光材料100を露光することによってライン走
査的に行なわれる。したがって、1ラインについてフィ
ルタ板205の3色フィルタを順次切換え、その記録後に
次の画像1ラインについての記録を同様に繰り返すこと
によって、1画面に関する露光を終了する。 その後に水塗布部400によって水塗布を行ない、水塗
布された熱現像感光材料100を現像転写部500に送給す
る。この場合、露光部200の露光速度と水塗布部400の水
塗布速度は同一(たとえば約2mm/秒)となっており、こ
の速度で熱現像されることになっている。そして、ヒー
タ503が所定温度に加熱されて現像位置502はB位置とな
っている。これと共にカセット302から受像紙301を1枚
ずつ送出ローラ303を介して送出し、ガイド部材304及び
305の間を搬送して搬送ローラ112に挟持させ、この搬送
によって熱現像感光材料100と受像紙301とが重ね合さ
れ、A位置の現像板502の上を通過する。これによって
受像紙301は露光して水塗布された熱現像感光材料か
ら、ヒータ503によって所定温度に加熱されて画像転写
される。その後に熱現像感光材料100を巻取ロール102に
巻取るように搬送することによって、画像転写された受
像紙301Aも同時に搬送され、ガイド部材107の湾曲形状
に沿って熱現像感光材料100は搬送されるが、比較的腰
のある受像紙301Aは自然に剥離され自重で落下する。こ
の記録出力後、遮光機構106の内側まで来ている感光し
ていない熱現像感光材料100を露光部200の位置まで戻し
ておき、現像板502をB位置からA位置に復帰しておく
と共に、露光部200及び水塗布部400を下方に下げてお
く。 第4図はこの発明の方法を実施する他の画像記録装置
の例を示しており、現像転写部600では停止した状態で
現像転写を行なうようになっている。搬送ローラ111と1
12の間には感材たるみ発送装置630が設けられており、
偏心カム631の回転によってたるみ発生部材632を上下動
することにより、必要に応じて搬送路上の熱現像感光材
料100にたるみ100Aを発生するようになっている。この
たるみ100Aは、露光部200の露光速度(たとえば約2mm/
秒)と次段の水塗布部400での水塗布速度(たとえば約2
0mm/秒)との調整をとるためのものである。 また、現像転写部600の搬送路上方には、熱現像を安
定に行なうための現像押え板601が配設されており、搬
送路下方にはC位置(待機)及びD位置(現像)の如く
回動するような現像板602が設けられており、現像板602
の表面には所定温度に加熱するためヒータ603が層設さ
れている。更に、収納室104の下方本体には、所定サイ
ズにカットされた受像紙620を集積しておくカセット621
が装着されており、受像紙は送出ローラ622によって1
枚ずつC位置の現像板602の上に送出されるようになっ
ている。搬送ローラ112の上下には、遮光及び熱遮断の
ための部材130が配設されており、露光及び熱現像をそ
れぞれ安定した状態で行なうようになっている。 尚、上述の実施例では白色光、液晶シャッタアレイと
フィルタ板の切換によって3色画像光を得ているが、熱
磁気シャッタアレイを用いることも可能であり、発光素
子アレイとしての発光ダイオードアレイやレーザーダイ
オードアレイを用いることも可能である。また、フィル
タで3色光を出力する場合、シリンドリカル状の円筒フ
ィルタを用いることも可能であり、ライン状光源の代り
にレーザビーム等のビーム光をライン走査して露光する
ようにしても良い。 (発明の効果) 以上のように、この発明の画像記録方法によれば、第
2の収納室に形成した湾曲ガイド面により、現像後の比
較的腰のある受像紙が感光材料から自然に剥離し自重に
よって落下するので、剥離専用の別個の部材を不要と
し、方法実施の装置の小型化を図ることができる。 また、現像後の受像紙が剥離落下した感光材料の未感
光部分を露光部の位置まで巻戻すので、未感光部分を無
駄にせずに次の露光、水塗布、現像の一連の作業に当っ
て有効に使用することができる。 さらに、感光材料が供給ロールから繰出されて巻取ロ
ールに巻取られるので、廃棄トレイが不要になると共
に、上記各ロールの収納室が一体化されているので、記
録装置に対する着脱が簡単であり、感光材料の取扱いや
管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を実施する画像記録装置の一例
を示す概略図、第2図は画像記録装置の一実施例を示す
斜視図、第3図は結像光学系の例を示す図、第4図はこ
の発明の方法を実施する他の画像記録装置を示す概略
図、第5図は従来の熱現像感光材料を用いた記録装置の
一例を示す図、第6図はその露光部の構造を示す図であ
る。 100……熱現像感光材料、101……マガジン、200……露
光部、300……受像紙供給部、301……受像紙、400……
水塗布部、500……熱現像部。
を示す概略図、第2図は画像記録装置の一実施例を示す
斜視図、第3図は結像光学系の例を示す図、第4図はこ
の発明の方法を実施する他の画像記録装置を示す概略
図、第5図は従来の熱現像感光材料を用いた記録装置の
一例を示す図、第6図はその露光部の構造を示す図であ
る。 100……熱現像感光材料、101……マガジン、200……露
光部、300……受像紙供給部、301……受像紙、400……
水塗布部、500……熱現像部。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.巻回された感光材料の繰出し方向に自由回動し、か
つ巻戻し方向に駆動回動する供給ロールを収納し、前記
感光材料を繰出すと共に遮光された繰出部を有する第1
の収納室と、この第1の収納室から繰出される前記感光
材料の巻取り方向に駆動回動し、かつ巻戻し方向に自由
回動する巻取ロールを収納すると共に、前記感光材料を
湾曲したガイド面に沿い導入する導入部を有する非遮光
の第2の収納室とが一体に構成され、前記感光材料を巻
戻し可能とした画像記録ロールマガジンを用い、前記第
1の収納室内の前記感光材料を繰出して前記第2の収納
室内の前記巻取ロールに連続的に巻取ながら感光材料に
画像を露光し、該感光材料に別途供給される所定サイズ
の受像材料を重ね合わせて転写を行った後、前記第2の
収納室に設けられている湾曲した導入部において、前記
比較的腰のある受像材料が前記感光材料から自然に剥離
され、その後、前記供給ロールを巻戻し方向に駆動回動
し、前記感光材料の未感光部分を露光部の位置まで巻戻
すことを特徴とする画像記録方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62157438A JP2729052B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 画像記録方法 |
US07/188,872 US4864352A (en) | 1987-05-01 | 1988-05-02 | Image recording apparatus and system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62157438A JP2729052B2 (ja) | 1987-06-24 | 1987-06-24 | 画像記録方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH012040A JPH012040A (ja) | 1989-01-06 |
JPS642040A JPS642040A (en) | 1989-01-06 |
JP2729052B2 true JP2729052B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=15649651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JPS5234102U (ja) * | 1975-02-10 | 1977-03-10 | ||
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1987
- 1987-06-24 JP JP62157438A patent/JP2729052B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPS5234102U (ja) * | 1975-02-10 | 1977-03-10 | ||
JPS5223339U (ja) * | 1975-08-08 | 1977-02-18 | ||
JPS5347941U (ja) * | 1976-09-22 | 1978-04-22 | ||
JPS5531532U (ja) * | 1978-08-18 | 1980-02-29 | ||
JPS58120246A (ja) * | 1981-12-31 | 1983-07-18 | イ−ストマン コダック カンパニ− | 写真機ロ−ルフイルムカ−トリツジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS642040A (en) | 1989-01-06 |
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