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JP2650995B2 - 特装バン型車両の荷台構造 - Google Patents

特装バン型車両の荷台構造

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Publication number
JP2650995B2
JP2650995B2 JP63326423A JP32642388A JP2650995B2 JP 2650995 B2 JP2650995 B2 JP 2650995B2 JP 63326423 A JP63326423 A JP 63326423A JP 32642388 A JP32642388 A JP 32642388A JP 2650995 B2 JP2650995 B2 JP 2650995B2
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JP
Japan
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door
link
opening
door element
link rod
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63326423A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02171319A (ja
Inventor
稔 近藤
秀光 益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinei KK
Original Assignee
Shinei KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinei KK filed Critical Shinei KK
Priority to JP63326423A priority Critical patent/JP2650995B2/ja
Publication of JPH02171319A publication Critical patent/JPH02171319A/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば缶ジュース類の缶入り清涼飲料水等
を運搬する特装バン型車両の荷台構造に関する。
従来の技術 周知のように、近時コーラやジュース類を詰めた大量
の缶を運搬する特装車両としては、バン型やオープンバ
ン型等の種々のものが提供されており、その荷台構造の
一例として第3図に示すものがある。
概略を説明すれば、この荷台1は、全体がボックス状
を呈し、車体フレームに床受部材を介して載置された床
板2の4辺上に図外の左右両側板と前後板が立設され、
この両側,前後板の上部に屋根板3が設けられている。
また、上記両側板に形成された荷物取出し用の開口部4
が、開閉体たる内外2枚の扉5,5によって開閉されるよ
うになっている。上記各扉5,5は、上端部に固定された
走行ローラ7,7が屋根板3の外端に有する支持フレーム
8の下面に固定されたガイドレール8a,8a内に転動自在
に収納され、一方下端部に固定されたコ字形の摺動部5
a,5aが床板2の外端に有する支持フレーム10の上面に固
定されたガイドレール10a,10aに摺動自在に配置されて
おり、したがって吊下状態で車体前後方向に開閉作動す
るようになっている。
このように、扉5,5を車体前後方向へスライド移動さ
せて所謂引戸状態にすることにより、例えば狭い道路上
においても荷物の積降し作業を容易に行なえると共に、
安全上からも有利になる。
発明が解決しようとする課題 然し乍ら、上述のように扉5,5を引戸型にすると、両
扉5,5間に隙間Cが発生することになると共に、両扉5,5
の上下端部と開口部4間にも隙間が発生し易くなり、荷
台1内部の気密性が十分に得られず、積荷の保冷が不可
能である。したがって、保冷車や冷凍車として使用でき
ず汎用性に乏しい。
しかも、内外2枚の扉5,5を用いているため、その各
外面を荷台1の側面と同一平面に形成することが困難で
あり、製造作業が煩雑になるばかりかコストの高騰が余
儀なくされる。
課題を解決するための手段 本発明は、上記従来の問題点に鑑みて案出されたもの
で、ボックス状荷台の外周に形成された開口部を扉によ
って開閉する荷台構造であって、上記扉を上下の扉要素
に2分割形成すると共に、上記荷台の内部所定個所に、
少なくとも上下2段の屈曲状リンク杆を上下方向に回動
自在に支承し、かつ上記各リンク杆の先端を上記下側の
扉要素の内側に枢支すると共に、上記上下の扉要素を、
ヒンジを介して連結して上側の扉要素を内側に折畳み自
在に形成し、かつ該上側扉要素の一側部上端と上記上側
リンク杆との間にガイドリンクを枢支し、上記各扉要素
を、上記各リンク杆を駆動する駆動機構を介して荷台の
側面あるいは後面に略沿って開閉自在に設けたことを特
徴としている。
作用 上記構成の本発明によれば、開口部を閉塞した状態に
ある扉の下部を荷台の外側から扉ロックを解除しつつ手
前に引き上げると、駆動機構たる例えばガススプリング
の押し出し力が作用して各リンク杆が荷台内の枢支点を
中心に上方向に回動し、その各リンク杆の先端が開口部
から荷台外部上方向に円弧軌跡を描きながら移動する。
したがって、各扉要素は、荷台の側面あるいは後面の
上方延長線上に略沿った形でつまり、略スライドする形
で荷台上方に持ち上げられ開口部全体を開く。
また、前述のように、扉が上方向へスライド状態に開
作動すると、ガイドリンクが上側扉要素を下方向に徐々
に引張るため、最上位置では上側扉要素が下側扉要素に
対して約90゜の角度で下方へ折畳まれる。
一方、開口部を閉塞する場合は、上述とは逆の作用に
よって扉をガススプリングの押し出力に抗して押し下げ
れば、閉動作中に上側扉要素がガイドリンクを介して徐
々に起立して下側要素とほぼ同一平面になると共に、各
リンク杆が下方向へ同一円弧軌跡を描いて回動しながら
荷台内に収納される。したがって、扉は開口部を密閉状
態に閉塞する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図〜第2図は本発明の一実施例を示している。す
なわち、車体11の後部に載置固定されたボックス状の荷
台12は、底板13の外周縁に立設された湾曲状の両側壁14
に夫々2つの開口部15,15が車体前後方向に並設されて
いると共に、平坦状の後壁16にも1つの開口部17が設け
られている。この各開口部15,15,17は、開閉体たる扉1
8,18,19によって開閉されるようになっている。
また、上記両側壁14側の一つの扉18は、ほぼ中央位置
から上下に2分割形成されて、下側扉要素33と上側扉要
素34とから構成されている。そして、この下側扉要素33
と上側扉要素34とは、対向する両分割端がヒンジ35によ
って連結され、上側扉要素34が下側扉要素33に対して内
側に折畳み自在に形成されている。
さらに、側壁14側開口部15,15の開口縁15a,15a全周に
は、横断面略円筒状のシール部材20が配設されている。
また、荷台12の内部には、該内部を全荷室,中荷室及
び後荷室に隔成する2枚の一組の仕切板21a,21bが車体1
1巾方向に立設されていると共に、該各2枚の仕切板21
a,21b間の空間部22に上記側壁14側扉18を開閉作動させ
るリンク機構が収納されている。
上記リンク機構は、第1図及び第2図に示すように荷
台12側方からみて左右上下各一対のリンク杆23,24,23,2
4と、該上側リンク杆24の1つを駆動する駆動機構たる
ガススプリング25と、上側扉要素34を下側扉要素33に対
して内側へ折曲可能に支持するガイドリンク36とから構
成されている。
具体的に説明すれば、上記下側リンク杆23,23は、略
中央から約120゜の角度で上方へ屈曲成形され、その長
さが荷台12の巾長さの半分より長く設定されており、一
端部23aが仕切板21a,21bの略中央より僅かに高い位置に
第1枢軸26を介して上下方向へ回動自在に支承されてい
ると共に、他端部23bが上記下側扉要素33の内側パネル1
8a下端部両側にピン27を介して枢支されている。
一方、上側リンク杆24,24は、略中央から約80゜の角
度で上方へ屈曲形成され、その長さが上記下側リンク杆
23,23より若干短く設定されており、一端部24aが仕切板
21a,21bの上端付近でかつ下側リンク杆23の枢支点より
も僅かに外側の位置に第2枢軸28を介して上下方向へ回
転自在に支承されていると共に、他端部24bが下側扉要
素33の内側パネル18aの略上端部両側にピン29を介して
枢支されている。
さらに、上記ガイドリンク36は、所定長さの直線状に
形成され、一端部がピン37を介して上側扉要素34の一側
部上端側に枢支されている一方、他端部がピン38を介し
て上側リンク杆24の他端部24b側にそれぞれ枢支されて
いる。
上記ガススプリング25は、シリンダ側の一端部25aが
仕切板21a,21bの上端側でかつ第1,第2枢軸26,28の略中
間の位置に第3枢軸30を介して上下方向に回動自在に支
承され、ロッド側他端部25bが1つの上側リンク杆24の
中央折曲部24c付近の外側縁に枢支ピン31を介して支承
されている。
尚、第2図の32は各室の中央付近に配設された棚板で
ある。
したがって、この実施例によれば、開口部15を開く場
合は、第1図及び第2図に示すように、扉18の外面下部
に有するドアハンドル18bを引いてドアロックを解除し
つつ手前に僅かに引き上げると、第1図の2点鎖線で示
すようにガススプリング25が第3枢軸30を中心に上方向
へ回動しつつ伸長移動して、上側リンク杆24の折曲部24
cを荷台12側部外方へ押し出すため、各上下リンク杆23,
24,23,24が各第1,第2枢軸26,28を中心に上方向に回動
し、その各他端部23b,24b,23b,24bは開口部15から荷台1
2側部上方向に夫々異なった円弧軌跡を描きながら回動
突出する。
したがって、両扉要素33,34は、第1図及び第2図に
示すように開口部15の孔縁15aから荷台12外側へ離れて
そのまま全体が外方へ引き出されながら側壁14の湾曲状
外面の上方延長線上に略沿った形でつまりスライドする
形で荷台12上方に持ち上げられる。
その後、上側リンク杆24,24の折曲部24c,24cが開口部
15の孔縁15a上端に当接してそれ以上の上方回動が規制
された時点で開作動が停止し、開口部15全体が開かれ
る。
そして、かかる閉扉時から開扉までの動作中における
扉18は、閉扉時には、両扉要素33,34がガイドリンク36
を介して通常の姿勢になっているが、閉扉時において扉
18が上方向へスライド状態に開作動すると、ガイドリン
ク36が徐々に上側扉要素34を下方向に引っ張るため、最
上位置では上側扉要素34が下側扉要素33に対して約90゜
の角度で下方へ折畳まれる形になる。依って、開扉時に
おける扉18の上方向への突出量を可及的に小さく抑制す
ることが可能になる。
一方、開口部15を閉塞する場合は、扉18をガススプリ
ング25の押し出し力に抗して押し下げれば、閉作動中に
上側扉要素34がガイドリンク36を介して徐々に起立して
下側扉要素33とはほぼ同一平面になると共に、各リンク
杆23,24,23,24が下方向へ上述と同一の円弧軌跡を描き
ながら回動し、両仕切板21a,21b間の空間部22に収納さ
れる。このため、扉18は、上記開作動と逆の作用によっ
て開口部15を閉塞する。
このように、扉18が荷台12の側壁14から横方向へ大き
く張り出すことなく荷台12の側壁14外面に沿って上方へ
略スライド移動して開口部15の開閉作動を行なうため、
その張り出量L1も約350mm程度に小さくなる。
したがって、道巾の狭い道路でも荷物の積降し作業が
容易になることは勿論のこと、扉18の閉塞時には、該扉
18と開口部15とがシール部材20によって密着状態となる
ため、荷室内の気密性が確保される。
しかも、閉扉時の扉18の最上位置では前述のように上
側扉要素34が下方へ折畳まれて上方向への突出量を十分
に小さくすることができるため、例えば高さの低い倉庫
内などにおいても開扉でき、荷物の移動作業が容易にな
る。
また、上記実施例では、リンク機構を仕切板21a,21b
間の空間部22内に収納したため、積荷との接触が回避さ
れるばかりか、荷室のスペースが制限されることもな
い。さらに、ガススプリング25を利用して扉18を開閉し
ているため、その開閉作業が極めて容易である。
尚、本発明は、上記実施例の構成に限定されず例えば
リンク杆23,24,23,24を上下2本にすることも可能であ
り、またその屈曲角度も任意に変更することも可能であ
る。また、他の側壁側扉及び後部扉に適用することも可
能である。更に、駆動機構はガススプリングの他、コイ
ルスプリング,油圧シリンダ等のいずれでもよい。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、両扉
要素を荷台の周壁に沿って上下方向へスライド状態に開
閉作動ができるため、道巾の狭い道路でも扉が障害とな
らず荷物の積み降し作業性が良好になることは勿論のこ
と、開口部に対して扉を密着状態に閉塞できる。この結
果、保冷車にも適用することが可能となり、特に缶ジュ
ース等の運搬車用には最適となる。
また、1つの開口部に対して1つの扉とすることがで
きるため、荷台の外面と同一平面にすることが容易とな
り、コストの低廉化が図れる。
しかも、開扉時における扉の最上位置では、上側扉要
素が下方へ折畳まれて上方向への突出量を十分に小さく
することができるため、例えば高さの低い倉庫内などに
おいても開扉することが可能になる。この結果、降ろさ
れた荷物の移動作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部拡大図、第2図は
本実施例が適用されたバン型車両を示す後方斜視図、第
3図は従来の荷台構造を示す要部拡大図である。 11……車体、12……荷台、14……側壁、15……開口部、
16……後壁、18……扉、18a……内側パネル、23……下
側リンク杆、24……上側リンク杆、25……ガススプリン
グ(駆動機構)、33……下側扉要素、34……上側扉要
素、35……ヒンジ、36……ガイドリンク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス状荷台の外周に形成された開口部
    を扉によって開閉する荷台構造であって、 上記扉を上下の扉要素に2分割形成すると共に、上記荷
    台の内部所定個所に、少なくとも上下2段の屈曲状リン
    ク杆を上下方向に回動自在に支承し、かつ上記各リンク
    杆の先端を上記下側の扉要素の内側に枢支すると共に、
    上記上下の扉要素を、ヒンジを介して連結して上側の扉
    要素を内側に折畳み自在に形成し、かつ該上側扉要素の
    一側部上端と上記上側リンク杆との間にガイドリンクを
    枢支し、上記各扉要素を、上記各リンク杆を駆動する駆
    動機構を介して荷台の側面あるいは後面に略沿って開閉
    自在に設けたことを特徴とする特装バン型車両の荷台構
    造。
JP63326423A 1988-12-23 1988-12-23 特装バン型車両の荷台構造 Expired - Lifetime JP2650995B2 (ja)

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JP63326423A JP2650995B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 特装バン型車両の荷台構造

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JPH02171319A JPH02171319A (ja) 1990-07-03
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0535563U (ja) * 1991-10-23 1993-05-14 日本フルハーフ株式会社 側部全開式貨物車両の屋根構造
US5992918A (en) * 1998-05-07 1999-11-30 General Motors Corporation Bi-fold gull wing vehicle door
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62151120U (ja) * 1986-03-19 1987-09-25

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