JP2536351Y2 - 屋根パネルによる棟部の換気構造 - Google Patents
屋根パネルによる棟部の換気構造Info
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- JP2536351Y2 JP2536351Y2 JP1990400579U JP40057990U JP2536351Y2 JP 2536351 Y2 JP2536351 Y2 JP 2536351Y2 JP 1990400579 U JP1990400579 U JP 1990400579U JP 40057990 U JP40057990 U JP 40057990U JP 2536351 Y2 JP2536351 Y2 JP 2536351Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- roof panel
- ventilation
- side end
- erected
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 title claims description 29
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根パネルによる棟部
の換気構造に関し、詳しくは強度を高めるとともに換気
をおこなえるようにしようとする技術に係るものであ
る。
の換気構造に関し、詳しくは強度を高めるとともに換気
をおこなえるようにしようとする技術に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根パネルAを棟部に施工するの
に、図4に示すように、枠組みされた基枠1の棟側端部
を斜めにカットして、そのカット面同士を当接させて棟
部を構成し、そして屋根パネルAにおいてはその棟側端
部からやや軒側に下った箇所に横枠7を架設し、開放さ
れた棟側端部空所8から換気をおこなうものである。図
中10は瓦板である。
に、図4に示すように、枠組みされた基枠1の棟側端部
を斜めにカットして、そのカット面同士を当接させて棟
部を構成し、そして屋根パネルAにおいてはその棟側端
部からやや軒側に下った箇所に横枠7を架設し、開放さ
れた棟側端部空所8から換気をおこなうものである。図
中10は瓦板である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところがこのような構
成のものにおいては、基枠1を斜めにカットしなければ
ならず、その施工性が悪く、また、屋根パネルAの棟部
側の強度も低くなるものである。そして強度を高めるの
に、屋根パネルAの棟側端部に補強枠aを架設するもの
にあっては、屋根パネルAの棟側端部の開口が閉塞さ
れ、換気がおこなえなくなるものである。
成のものにおいては、基枠1を斜めにカットしなければ
ならず、その施工性が悪く、また、屋根パネルAの棟部
側の強度も低くなるものである。そして強度を高めるの
に、屋根パネルAの棟側端部に補強枠aを架設するもの
にあっては、屋根パネルAの棟側端部の開口が閉塞さ
れ、換気がおこなえなくなるものである。
【0004】本考案はこのような問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、棟側の強度を
高めながら、換気も充分におこなえ屋根パネルによる棟
部の換気構造を提供するにある。
るものであり、その目的とするところは、棟側の強度を
高めながら、換気も充分におこなえ屋根パネルによる棟
部の換気構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の屋根パネルによ
る棟部の換気構造は、枠材9が枠組みされて表裏に通気
が可能な基枠1の表面に瓦板10が葺設されるとともに
その棟側端部に遊端として存在する上記枠材9の端部間
に断面略三角形状の結合棟木2が架設され、棟部の両側
に屋根パネルの結合棟木2,2同士を当接させて施工さ
れ、結合棟木2,2の当接する外側面にその頂面から屋
根パネルの内方をへて下面側に至る換気孔4が形成さ
れ、両屋根パネルの棟部の上方には換気部5を備えた雨
避け6が取付けられて成ることを特徴とするものであ
る。
る棟部の換気構造は、枠材9が枠組みされて表裏に通気
が可能な基枠1の表面に瓦板10が葺設されるとともに
その棟側端部に遊端として存在する上記枠材9の端部間
に断面略三角形状の結合棟木2が架設され、棟部の両側
に屋根パネルの結合棟木2,2同士を当接させて施工さ
れ、結合棟木2,2の当接する外側面にその頂面から屋
根パネルの内方をへて下面側に至る換気孔4が形成さ
れ、両屋根パネルの棟部の上方には換気部5を備えた雨
避け6が取付けられて成ることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】請求項1の考案においては、棟側端部に遊端と
して存在する対向する枠材9の端部間に断面略三角形状
の結合棟木2が架設されて、基枠1の棟側の強度を高め
ながら、屋根パネルの結合棟木2,2同士を当接させて
施工性を高めることができ、しかも、確実な換気をおこ
なえる。
して存在する対向する枠材9の端部間に断面略三角形状
の結合棟木2が架設されて、基枠1の棟側の強度を高め
ながら、屋根パネルの結合棟木2,2同士を当接させて
施工性を高めることができ、しかも、確実な換気をおこ
なえる。
【0007】
【実施例】屋根パネルAは棟から軒に至る長さにしてあ
るが、その長さは短くてもよいものである。枠材9が枠
組みされた基枠1はその表裏に通気がおこなえる構成に
してある。この基枠1の上面に瓦板10がその軒側部分
が露出されて葺設されて屋根パネルAが構成されてい
る。屋根パネルAの棟側端部よりやや下った箇所に横枠
7が架設されている。そして屋根パネルAの棟側端部に
は結合棟木2が架設されている。この結合棟木2は断面
が三角形で、棟部において左右の結合棟木2,2が当接
されて、突き合わせ状態で施工がおこなわれる。かかる
場合、屋根パネルAは棟方向に長い棟木11上に載設さ
れている。
るが、その長さは短くてもよいものである。枠材9が枠
組みされた基枠1はその表裏に通気がおこなえる構成に
してある。この基枠1の上面に瓦板10がその軒側部分
が露出されて葺設されて屋根パネルAが構成されてい
る。屋根パネルAの棟側端部よりやや下った箇所に横枠
7が架設されている。そして屋根パネルAの棟側端部に
は結合棟木2が架設されている。この結合棟木2は断面
が三角形で、棟部において左右の結合棟木2,2が当接
されて、突き合わせ状態で施工がおこなわれる。かかる
場合、屋根パネルAは棟方向に長い棟木11上に載設さ
れている。
【0008】そして、結合棟木2にはその頂面3から屋
根パネルの内方をへて下面側に至る換気孔4が形成され
ている。しかして、結合棟木2が棟部の全長に架設され
ていて、かかる結合棟木2にて屋根パネルAの強度を高
めながら、結合棟木2においてその頂面3から屋根パネ
ルAの内方をへて下面側に至って形成された換気孔4に
おいて換気をおこなえるのである。
根パネルの内方をへて下面側に至る換気孔4が形成され
ている。しかして、結合棟木2が棟部の全長に架設され
ていて、かかる結合棟木2にて屋根パネルAの強度を高
めながら、結合棟木2においてその頂面3から屋根パネ
ルAの内方をへて下面側に至って形成された換気孔4に
おいて換気をおこなえるのである。
【0009】そして、両屋根パネルAの棟部の上方には
換気部5を備えた雨避け6が取付けられていて、換気孔
4から排気される天井裏の熱気が換気部5を通って外部
に排気されるのである。尚、換気部5を備えた雨避け6
の構成は種々設計変更可能である。
換気部5を備えた雨避け6が取付けられていて、換気孔
4から排気される天井裏の熱気が換気部5を通って外部
に排気されるのである。尚、換気部5を備えた雨避け6
の構成は種々設計変更可能である。
【0010】
【考案の効果】請求項1の考案においては、枠材が枠組
みされて表裏に通気が可能な基枠の表面に瓦板が葺設さ
れるとともにその棟側端部に遊端として存在する上記枠
材の端部間に断面略三角形状の結合棟木が架設され、棟
部の両側に屋根パネルの結合棟木同士を当接させて施工
され、結合棟木の当接する外側面にその頂面から屋根パ
ネルの内方をへて下面側に至る換気孔が形成されている
から、棟側端部に遊端として存在する対向する枠材の端
部間に断面略三角形状の結合棟木が架設されて、基枠の
棟側の強度を高めながら、屋根パネルの結合棟木同士を
当接させて施工性を高めることができ、しかも、確実な
換気をおこなえるという利点がある。
みされて表裏に通気が可能な基枠の表面に瓦板が葺設さ
れるとともにその棟側端部に遊端として存在する上記枠
材の端部間に断面略三角形状の結合棟木が架設され、棟
部の両側に屋根パネルの結合棟木同士を当接させて施工
され、結合棟木の当接する外側面にその頂面から屋根パ
ネルの内方をへて下面側に至る換気孔が形成されている
から、棟側端部に遊端として存在する対向する枠材の端
部間に断面略三角形状の結合棟木が架設されて、基枠の
棟側の強度を高めながら、屋根パネルの結合棟木同士を
当接させて施工性を高めることができ、しかも、確実な
換気をおこなえるという利点がある。
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】同上の屋根パネルの一部省略した斜視図であ
る。
る。
【図3】同上の施工状態を示す斜視図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】同上の一部省略した平面図である。
1 基枠 2 結合棟木 3 頂面 4 換気孔 5 換気部 6 雨避け 10 瓦板
Claims (1)
- 【請求項1】枠材が枠組みされて表裏に通気が可能な基
枠の表面に瓦板が葺設されるとともにその棟側端部に遊
端として存在する上記枠材の端部間に断面略三角形状の
結合棟木が架設され、棟部の両側に屋根パネルの結合棟
木同士を当接させて施工され、結合棟木の当接する外側
面にその頂面から屋根パネルの内方をへて下面側に至る
換気孔が形成され、両屋根パネルの棟部の上方には換気
部を備えた雨避けが取付けられて成ることを特徴とする
屋根パネルによる棟部の換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990400579U JP2536351Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 屋根パネルによる棟部の換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990400579U JP2536351Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 屋根パネルによる棟部の換気構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0487940U JPH0487940U (ja) | 1992-07-30 |
JP2536351Y2 true JP2536351Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=31878801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990400579U Expired - Lifetime JP2536351Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 屋根パネルによる棟部の換気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536351Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60233261A (ja) * | 1984-05-04 | 1985-11-19 | ミサワホ−ム株式会社 | 小屋裏換気構造 |
JPS646447A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-11 | Sanko Metal Ind | Ridge part ventilation apparatus |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP1990400579U patent/JP2536351Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0487940U (ja) | 1992-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970114 |