[go: up one dir, main page]

JP2530915Y2 - 埋め込み型スピーカ取付構造 - Google Patents

埋め込み型スピーカ取付構造

Info

Publication number
JP2530915Y2
JP2530915Y2 JP2702392U JP2702392U JP2530915Y2 JP 2530915 Y2 JP2530915 Y2 JP 2530915Y2 JP 2702392 U JP2702392 U JP 2702392U JP 2702392 U JP2702392 U JP 2702392U JP 2530915 Y2 JP2530915 Y2 JP 2530915Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical
speaker
shaped
flange
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2702392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0580084U (ja
Inventor
秀太 実川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2702392U priority Critical patent/JP2530915Y2/ja
Publication of JPH0580084U publication Critical patent/JPH0580084U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2530915Y2 publication Critical patent/JP2530915Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、埋め込み型スピーカ
を、天井板とか壁などの固定部材の孔内に作業性及び保
守性良く、埋め込んだ状態で取付ける埋め込み型スピー
カ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井板とか壁などの固定部材にスピーカ
を埋め込んで使用する埋め込み型スピーカは、主として
業務用分野で案内放送用,緊急放送用,バックミュージ
ック用として多用され、且つ、一部が家庭用分野にも採
用されている。
【0003】この種の埋め込み型スピーカは、一般的に
天井板とか壁などのように高所に取付ける作業を伴うも
のであり、作業性及び保守性を必要とするため、図9
(A),(B)に示した如く、実公昭58−43332
号公報で知られるようなスピーカ取付け具が採用されて
いる。
【0004】即ち、図9(A)において、左右両側の垂
直面101a,101bの下端を外方に折り曲げてフランジ面10
1c,101dを形成したコの字形支持金具101 と、垂直面10
2aの中央部にスプリング受具103 を固着し、且つ、垂直
面102aの下端を外方に折り曲げてフランジ面102bを形成
した左側のL形固定具102 と、垂直面104aの中央部にス
プリング受具103 を固着し、且つ、垂直面104aの下端を
外方に折り曲げてフランジ面104bを形成した右側のL形
固定具104 とをまず用意して、コの字形支持金具101 の
垂直面101a,101b内側に一対のL形固定具102 ,104 の
垂直面102a,104aを互いに対向させ、L形固定具102 ,
104 に穿設したスリット102a,104aを介して蝶ネジ
105 ,105 で仮に固定する。
【0005】そして、コの字形支持金具101 に一対のL
形固定具102 ,104 を仮に固定した状態から、天井板10
6 に穿設した孔106a内にコの字形支持金具101 を斜めに
挿入し、コの字形支持金具101 のフランジ面101c,101d
を天井板106 の上面106b,106bに設置し、一方、L形固
定具102 ,104 のフランジ面102b,104bを天井板106の
下面106c,106cに当接するよう、スリット102a,104a
によりL形固定具102 ,104 の高さ方向を調整して、
蝶ネジ105 ,105 を締め付けると、コの字形支持金具10
1 とL形固定具102 ,104 とによって天井板106 に挟着
する構造となっている。
【0006】また、図9(B)に示した如く、埋め込み
型スピーカ110 は、前面パネル111を有したスピーカ本
体112 にスプリング113 ,113 (片側のみ図示)を取付
けた状態で組み立てられており、このスプリング113 ,
113 を左右のL形固定具102,104 のスプリング受具103
,103 に下方(矢印方向)より掛止すると、埋め込み
型スピーカ110 が天井板106 の孔106a内に埋め込んだ状
態に至る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに埋め込み型スピーカ110 を天井板106 の孔106a内に
埋め込む際、左右のL形固定具102 ,104 を天井板106
の板厚Tに合わせてスリット102a,104bにより高さ
調整でき、且つ、L形固定具102 ,104 側にスプリング
受具103 ,103 を固着したため、埋め込み型スピーカ11
0 は天井板106 の板厚Tに関係なくL形固定具102 ,10
4 側に固定できるものの、コの字形支持金具101 とL形
固定具102 ,104 とを締め付ける蝶ネジ105 ,105 が確
実に締めていない場合とか、あるいは埋め込み型スピー
カ110 の振動による経時変化で蝶ネジ105 ,105 が緩ん
だ場合とかでは、L形固定具102 ,104 が下方に落下し
てしまうので、L形固定具102 ,104 に支持された埋め
込み型スピーカ110 の前面パネル111 が天井板106 の下
面106c,106cより浮いてしまい外観不良となったり、時
にはL形固定具102 ,104 と一体に埋め込み型スピーカ
110 が落下するなどの危険がある。また、上記従来例で
は、蝶ネジ105 ,105 の締結作業が能率悪く、改善が望
まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の考案は、天井板,壁など
の固定部材の孔内に埋め込み型スピーカを埋め込んだ状
態で取付ける埋め込み型スピーカ取付構造であって、一
の面から両端を折り曲げて互いに対向する第1,第2垂
直面をほぼコ字状に形成し、且つ、該第1,第2垂直面
の一端を互いに対称に外方に折り曲げて第1,第2フラ
ンジ面を形成すると共に、該第1,第2垂直面又は一の
面にスプリング受具を形成し、且つ、該第1,第2垂直
面にネジ締結部を形成したコ字状支持金具と、前記コ字
状支持金具の第1垂直面及び第1フランジ面と対向する
垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り曲げ形成し、
且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは反対方向にほ
ぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、該垂直面及び
湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第1L形固定具
と、前記コ字状支持金具の第2垂直面及び第2フランジ
面と対向する垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り
曲げ形成し、且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは
反対方向にほぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、
該垂直面及び湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第2
L形固定具と、前記固定部材の孔内から挿入した前記コ
字状支持金具の第1,第2垂直面に第1,第2L形固定
具の垂直面を前記固定部材の板厚に応じて合わせ、且
つ、前記コ字状支持金具の第1,第2フランジ面と前記
第1,第2L形固定具のフランジ面との間で前記固定部
材の孔内に挟着するよう前記コ字状支持金具のネジ締結
部と前記第1,第2L形固定具のスリットとを介して締
結するネジ締結部材とを具備してスピーカ取付具体を前
記固定部材に組み立て構成してなり、スピーカ本体の前
面に化粧パネルを取付け、且つ、該スピーカ本体側に設
けたスプリング支持部にスプリング部材を取付けた埋め
込み型スピーカを該スピーカ本体側から前記固定部材の
孔内に挿入すると共に、該スプリング部材を前記コ字状
支持金具のスプリング受具に係止したことを特徴とする
埋め込み型スピーカ取付構造である。
【0009】また、第2の考案は、請求項1記載におい
て、前記スピーカ本体側に設けたスプリング支持部を、
該スピーカ本体のコーンフレーム側の端部に取付けた板
金板又は該スピーカ本体のコーンフレーム側の端部に一
体的に形成すると共に、該スプリング支持部に前記スプ
リング部材を掛止するスプリング掛止部を複数段形成し
たことを特徴する埋め込み型スピーカ取付構造である。
【0010】更に、第3の考案は、天井板,壁などの固
定部材の孔内に埋め込み型スピーカを埋め込んだ状態で
取付ける埋め込み型スピーカ取付構造であって、一の面
から両端を折り曲げて互いに対向する第1,第2垂直面
をほぼコ字状に形成し、且つ、該第1,第2垂直面の一
端を互いに対称に外方に折り曲げて第1,第2フランジ
面を形成すると共に、該一の面に2か所の貫通孔を穿設
し、且つ、該第1,第2垂直面にネジ締結部を形成した
コ字状支持金具と、前記コ字状支持金具の一の面の外側
に沿いながら両端部を前記2か所の貫通孔を通り抜けて
一の面の内側まで懸架すると共に、懸架途中に抜け防止
部材を取付けた1本の引張スプリング部材と、前記コ字
状支持金具の第1垂直面及び第1フランジ面と対向する
垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り曲げ形成し、
且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは反対方向にほ
ぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、該垂直面及び
湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第1L形固定具
と、前記コ字状支持金具の第2垂直面及び第2フランジ
面と対向する垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り
曲げ形成し、且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは
反対方向にほぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、
該垂直面及び湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第2
L形固定具と、前記固定部材の孔内から挿入した前記コ
字状支持金具の第1,第2垂直面に第1,第2L形固定
具の垂直面を前記固定部材の板厚に応じて合わせ、且
つ、前記コ字状支持金具の第1,第2フランジ面と前記
第1,第2L形固定具のフランジ面との間で前記固定部
材の孔内に挟着するよう前記コ字状支持金具のネジ締結
部と前記第1,第2L形固定具のスリットとを介して締
結するネジ締結部材とを具備してスピーカ取付具体を前
記固定部材に組み立て構成してなり、スピーカ本体の前
面に化粧パネルを取付け、且つ、該スピーカ本体側にス
プリング支持部を一対設けた埋め込み型スピーカを該ス
ピーカ本体側から前記固定部材の孔内に挿入すると共
に、該一対のスプリング支持部に前記コ字状支持金具に
懸架した前記引張スプリング部材の両端部を係止したこ
とを特徴とする埋め込み型スピーカ取付構造である。
【0011】
【実施例】以下に本考案に係わる埋め込み型スピーカ取
付構造の実施例を図1乃至図8を参照して<第1実施例
の埋め込み型スピーカ取付構造>,<第2実施例の埋め
込み型スピーカ取付構造>の順に詳細に説明する。
【0012】<第1実施例の埋め込み型スピーカ取付構
造> 図1は本考案に係わる第1実施例の埋め込み型スピーカ
取付構造を示した斜視図、図2は第1実施例のスピーカ
取付具体を示した斜視図、図3(A)は図2に示したL
形固定具を示した斜視図、(B)は図2に示したネジ締
結部材の一例を示した縦断面図、図4は埋め込み型スピ
ーカを示した正面図、図5は第1実施例のスピーカ取付
具体を天井板に取付ける方法を説明するための縦断面図
である。
【0013】図1に示した第1実施例の埋め込み型スピ
ーカ取付構造1は、図2に示したスピーカ取付具体10
を天井板とか壁などの固定部材2(以下、天井板2と記
す)の孔2a内に予め取付けた後、図4に示した埋め込
み型スピーカ20を、天井板2の孔2a内からスピーカ
取付具体10に作業性及び保守性良く取付けるものであ
る。
【0014】即ち、図2において、スピーカ取付具体1
0は、コ字状支持金具11と、左右一対のL形固定具1
2,13と、コ字状支持金具11にL形固定具12,1
3を締結するコ字状支持金具11にメネジ状に形成した
ネジ締結部14及びオネジ部品からなるネジ締結部材1
5とから構成されている。
【0015】上記スピーカ取付具体10の構成部材のう
ちで、コ字状支持金具11は、板金部材を用いて両側の
一部を対称に突出した突出部を形成し、突出部以外は長
尺な帯状に打ち抜き加工を施し、板金部材の中央部をコ
の字形の3面にほぼ直角に折り曲げ、即ち、一の面11
a(以下、上面11aと記す)から左右両端をほぼ直角
下方に折り曲げて互いに対向する第1,第2垂直面11
b,11c(以下、垂直面11b,11cと記す)をほ
ぼコ字状に形成し、更に、垂直面11b,11cの一端
を互いに対称に外方にほぼ直角に折り曲げて第1,第2
フランジ面11d,11e(以下、フランジ面11d,
11eと記す)を形成している。また、コ字状支持金具
11の互いに対向する垂直面11b,11cのほぼ中間
部には、板金部材の両側の一部を対称に突出した突出部
をそれぞれ内側にコの字形折り曲げて、スプリング受具
11f,11gを互いに対向して一対形成している。
【0016】また、コ字状支持金具11の垂直面11
b,11cで、且つ、スプリング受具11f,11gの
下方にメネジ状のネジ締結部14,14(片側のみ図
示)が形成されている。このネジ締結部14(以下、ナ
ット14とも記す)は、後述するネジ締結部材(蝶ネ
ジ)15と締結するナット14が溶接されている。尚、
上記ナット14を用いることなくメネジ孔を穿設しても
良いし、ネジ締結部14としてオネジ状のネジを溶接
し、ネジ締結部材15としてナットを用いる方法もあ
る。
【0017】一方、左右一対の第1,第2L形固定具1
2,13(以下、L形固定具12,13と記す)は、図
3(A)にも示した如く、板金部材を用いて帯状に打ち
抜き加工を施し、L形固定具12とL形固定具13とを
L字状に対称に折り曲げ、即ち、互いに対向する垂直面
12a,13aの下端を外方にほぼ直角に折り曲げてフ
ランジ面12b,13bをL字状に折り曲げ形成してい
る。また、L形固定具12,13の垂直面12a,13
aの上端(一端)には、フランジ面12b,13bとは
反対方向にほぼR状に曲げた湾曲面12c,13cが形
成されている。更に、L形固定具12,13の垂直面1
2a,13a及び湾曲面12c,13cには、垂直方向
(縦方向)にスリット12a,13aが穿設されて
いる。
【0018】ここで、L形固定具12,13の垂直面1
2a,13aはコ字状支持金具11の垂直面11b,1
1cと対向し、L形固定具12,13のフランジ面12
b,13bはコ字状支持金具11のフランジ面11d,
11eと対向するよう組み立てられるものである。即
ち、図5にも示した如く、コ字状支持金具11の垂直面
11b内側に左側のL形固定具12の垂直面12aを合
わせて、オネジを形成したネジ締結部材15(以下、蝶
ネジ15と記す)によりスリット12aを介して溶接
したナット14に仮に緩く締結し、且つ、コ字状支持金
具11のフランジ面11dとL形固定具12のフランジ
面12bとが天井板2を介して対向するように仮締結す
る。一方、コ字状支持金具11の垂直面11c内側に右
側のL形固定具13の垂直面13aを合わせて、蝶ネジ
15によりスリット13aを介して溶接したナット1
4(図示せず)に仮に緩く締結し、且つ、コ字状支持金
具11のフランジ面11eとL形固定具13のフランジ
面13bとが天井板2を介して対向するように仮締結す
る。この時、L形固定具12,13をコ字状支持金具1
1に仮に緩く締結したため、L形固定具12,13はス
リット12a,13aに沿って下方に落下する。そ
して、蝶ネジ15,15近傍にはL形固定具12,13
の湾曲面12c,13cが近づき、蝶ネジ15,15に
仮りに支持されたL形固定具12,13のフランジ面1
2b,13bは、湾曲面12c,13cの曲面形状によ
って、コ字状支持金具11の垂直面11b,11c及び
フランジ面11d,11eから遠ざかり、且つ、フラン
ジ面12bとフランジ面13bとが接近し、即ち、L形
固定具12,13を図示のように開くことができ、スピ
ーカ取付具体10として仮りに組み立てられる。そし
て、スピーカ取付具体10を仮りに組み立てた状態で天
井板2の孔2aに挿入可能となる。
【0019】この後、図1に示した如く、コ字状支持金
具11のフランジ面11d,11eを天井板2の上面2
b,2bに当接させ、一方、L形固定具12,13のフ
ランジ面12b,13bを天井板2の下面2c,2cに
当接させ、且つ、天井板2の板厚Tに対応してL形固定
具12,13のスリット12a,13aによりL形
固定具12,13の垂直方向の高さを調整後、蝶ネジ1
5,15で強固に締結すると、コ字状支持金具11のフ
ランジ面11d,11eとL形固定具12,13のフラ
ンジ面12b,13bとの間で天井板2の孔内に挟着
し、スピーカ取付具体10として天井板2に組み立て構
成される。
【0020】上記したように、L形固定具12,13に
湾曲面12c,13cを形成したため、コ字状支持金具
11にL形固定具12,13を組み立てる際、スピーカ
取付具体10を仮りに組み立てた状態で天井板2の孔2
a内に挿入可能となると共に、スピーカ取付具体10を
天井板2にの孔2a内に挿入後でも蝶ネジ15,15の
締結作業を能率良くを行うことができる。尚、ネジ締結
部材として蝶ネジ15を用いることなく、図3(B)に
示したように、段付ネジ15Aとウエーブワッシャ15
Bとで適度な力でL形固定具12,13を引き出せるよ
うにしても良い。
【0021】また、図4に示したように、埋め込み型ス
ピーカ20は、スピーカ本体21のコーンフレーム21
aの端部周囲を板金板22の上面22aに固定し、且
つ、板金板22の下面22bに化粧パネル23を固定し
ている。この化粧パネル23の外形は、天井板2の孔2
a(図2)よりも一回り大きく形成され、天井板2の下
面2c,2c(図2)に当接する当接面23a側にはL
形固定具12,13のフランジ面12b,13bが入り
込む凹部23a,23a(図1)が形成され、且
つ、表面23b側は外観形状良く形成されている。ま
た、コーンフレーム21aの外側で板金板22の上面2
2aの外周には、互いに対向する一対のスプリング支持
部22c,22c(片側のみ図示)がほぼ180度間隔
を離して対称に設けられている。上記スプリング支持部
22cは、板金板22の一部を切り起こして一体的に形
成しているが、これに限ることなく、別体としてスプリ
ング支持ブラケットなどを板金板22又はコーンフレー
ム21aに取付けても良く、更に、コーンフレーム21
aに一体的に形成しても良い。
【0022】更に、一対のスプリング支持部22c,2
2cには、トーションスプリング状に形成されたスプリ
ング部材25,25(片側のみ図示)が取付けられてい
る。このスプリング部材25は、中央部にコイル部25
aが形成され、コイル部25aと連接して左右にVの字
状に腕部25b,25bが形成され、腕部25b,25
bの先端は互いに対称に外方に折り曲げた係止部25
c,25cが形成されている。そして、スプリング部材
25のコイル部25aをスプリング支持部22cに取付
け、腕部25b,25b側をスピーカ本体21のヨーク
21b側に突出させている。
【0023】ここで、図2に示したスピーカ取付具体1
0に、図4に示した埋め込み型スピーカ20を取付ける
作業は、図1に示した如く、既に天井板2に挟着したス
ピーカ取付具体10の下方から埋め込み型スピーカ20
のスピーカ本体21側を天井板2の孔2a内に挿入し、
且つ、スプリング支持部22c,22cに取付けたスプ
リング部材25,25の腕部25b,25bを閉じる方
向に手で付勢しながら、スプリング部材25,25を天
井板2の孔2a内に挿入し、その後、腕部25b,25
bを先に説明したコ字状支持金具11の垂直面11b,
11cに形成したスプリング受具11f,11gに拡開
してそれぞれ掛止させると共に、化粧パネル23の当接
面23aが天井板2の下面2cに当接するまでスピーカ
本体21側を孔2a内に押し込むと、埋め込み型スピー
カ20が天井板2の孔2a内に埋め込んだ状態で取付け
られ、化粧パネル23が孔2aを隠して、埋め込み型ス
ピーカ20が外観良く取付けられる。
【0024】この際、埋め込み型スピーカ20をスピー
カ取付具体10に取付た状態では、スピーカ本体21側
に設けたスプリング部材25,25の腕部25b,25
bの付勢力(トーション力)により、腕部25b,25
bが拡開してコ字状支持金具11のスプリング受具11
f,11gに掛止されているので、埋め込み型スピーカ
20が天井板2を介してコ字状支持金具11に埋め込ま
れた状態で確実に支持され、しかも、コ字状支持金具1
1のフランジ面11d,11eと埋め込み型スピーカ2
0の化粧パネル23の当接面23aとで天井板2に挟着
する状態となり、化粧パネル23の当接面23aが天井
板2の下面2cから浮くことなく品位良く取付けること
ができる。
【0025】尚、第1実施例では、コ字状支持金具11
の垂直面11b,11cにスプリング受具11f,11
gを形成して説明したが、スプリング受具(11f,1
1g)はコ字状支持金具11側に形成されていれば良
く、上面11aに同一機能を備えた例えば鍵形状の切り
込みを形成するなどの方法も考えられる。また、スプリ
ング部材25,25は、腕部25b,25bの拡開によ
りコ字状支持金具11のスプリング受具11f,11g
に掛止されているが、更に、安全策として係止部25
c,25cが形成されているので、埋め込み型スピーカ
20が落下することはない。
【0026】上記した第1実施例の埋め込み型スピーカ
取付構造1では、コ字状支持金具11側に埋め込み型ス
ピーカ20に取付けたスプリング部材25,25を掛止
するスプリング受具(11f,11g)を形成したた
め、図1に示したように埋め込み型スピーカ20を天井
板2に埋め込んだ状態時に、コ字状支持金具11と左右
一対のL形固定具12,13とを締め付ける蝶ネジ1
5,15が確実に締めていない場合とか、あるいは埋め
込み型スピーカ20の振動による経時変化で蝶ネジ1
5,15が緩んだ場合とかでも、スプリング部材25,
25の腕部25b,25bの付勢力により埋め込み型ス
ピーカ20が天井板2の孔2aを介してコ字状支持金具
11に確実に支持され、埋め込み型スピーカ20が天井
板2の下面2cから浮くこともなく、且つ、埋め込み型
スピーカ20が天井板2から落下することもないので作
業時の安全性は勿論のこと、取付け後も安全性を確保で
きる。更に、天井板2に組み立て構成したスピーカ取付
具体10に、埋め込み型スピーカ20を作業性及び保守
性良く取付けることができる。
【0027】次に、第1実施例の埋め込み型スピーカ取
付構造1を一部変形した変形例について図6及び図7を
用いて説明する。図6及び図7図は第1実施例の埋め込
み型スピーカ取付構造の一部を変形した変形例を説明す
るための縦断面図である。
【0028】前記した埋め込み型スピーカ20におい
て、板金板22にスプリング支持部22c,22cを切
り起こし形成して説明したが、図6及び図7図に示した
第1実施例の変形例30,40では、これらのスプリン
グ支持部22c,22c(図1,図4)に複数段のスプ
リング掛止部(22c,22c)を形成したもので
ある。
【0029】図6及び図7図に示した如く、コーンフレ
ーム21aの外側で板金板22の外周の一部を切り起こ
して、ほぼ180度離れて互いに対向する一対のスプリ
ング支持部22c,22cを一体的に形成している。
尚、板金板22を用いることなく、コーンフレーム21
aを金属部材などを用いて、コーンフレーム21aの端
部に上記スプリング支持部22c,22cとほぼ同様な
形状に一体的に形成する方法もある。
【0030】また、上記した一つのスプリング支持部2
2cには、図示上下方向に複数段のスプリング掛止部
(22c,22c)が打ち抜き加工されている。勿
論、一つのスプリング支持部22cと対向する側にも対
称に複数段のスプリング掛止部(22c,22c
が打ち抜き加工されている。尚、第1実施例の変形例3
0,40では一つのスプリング支持部22cに形成した
複数段のスプリング掛止部(22c,22c)は上
下に2か所設けたが、これに限ることなく、1段又は複
数段形成すれば良い。
【0031】そして、一つのスプリング支持部22c
に、例えば上下に2段のスプリング掛止部22c,2
2cを形成した場合について説明する。即ち、図6に
示した如く、厚みが薄いフラット型化粧パネル23Aを
採用した際には、上段のスプリング掛止部22c,2
2cにスプリング部材25,25を掛止しすれば良
く、一方、図7に示した如く、厚みが厚いダウンライト
型化粧パネル23Bを採用した際には、下段のスプリン
グ掛止部22c,22cにスプリング部材25,2
5を掛止すれば良い。これにより、厚みが薄いフラット
型化粧パネル23Aの当接面23aからスプリング部材
25,25の係止部25c,25cまでの高さHと、
厚みが厚いダウンライト型化粧パネル23Bの当接面2
3aからスプリング部材25,25の係止部25c,2
5cまでの高さHとを、同一の高さ(H=H)に
設定できるので、1種類のコ字状支持金具11のスプリ
ング受具11f,11gにスプリング部材25,25の
腕部25b,25bを掛止できる利点がある。
【0032】上記のように、埋め込み型スピーカ20側
に化粧パネル23(23A,23B)の厚みに応じて、
一つのスプリング支持部22cに複数段のスプリング掛
止部(22c,22c)を予め形成しておけば、コ
字状支持金具11及びスプリング部材25,25を共通
に使用できる利点があり、第1実施例の変形例30,4
0の部品点数を増加させることなく、お客様が要望する
厚みの異なる化粧パネル23(23A,23B)に対応
することができる利点がある。また、板金板22に上記
形状の一対のスプリング支持部22c,22cを形成す
ることにより、天井板2の板厚Tの変化にも対応でき
る。
【0033】<第2実施例の埋め込み型スピーカ取付構
造> 図8は本考案に係わる第2実施例の埋め込み型スピーカ
取付構造を示した縦断面図である。
【0034】図8に示した第2実施例の埋め込み型スピ
ーカ取付構造50は、先に説明した第1実施例の埋め込
み型スピーカ取付構造1と一部を除いて同様の構成であ
り、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材と同一
構成部材に対しては同一の符号を符し、詳細な説明は省
略すると共に、先に示した構成部材は必要に応じて適宜
説明し、従来と異なる構成部材に新たな符号を符して説
明する。
【0035】第2実施例の埋め込み型スピーカ取付構造
50において、コ字状支持金具51は、板金部材を用い
て長尺な帯状に打ち抜き加工を施し、板金部材の中央部
をコの字形の3面にほぼ直角に折り曲げ、即ち、一の面
51a(以下、上面51aと記す)から左右両端をほぼ
直角下方に折り曲げて互いに対向する第1,第2垂直面
51b,51c(以下、垂直面51b,51cと記す)
をほぼコ字状に形成し、更に、垂直面51b,51cの
一端を互いに対称に外方にほぼ直角に折り曲げて第1,
第2フランジ面51d,51e(以下、フランジ面51
d,51eと記す)を形成している。また、コ字状支持
金具51の垂直面51b,51c内側に一対のL形固定
具12,13の垂直面12a,13aを合わせて、蝶ネ
ジ15,15により締結され、第1実施例と同様にコ字
状支持金具51とL形固定具12,13とで天井板2に
挟着している。
【0036】ここで、コ字状支持金具51の上面51a
には、貫通孔51a,51aが2か所穿設されてい
る。また、貫通孔51aと貫通孔51aとの間で、
且つ、上面51aの外側に沿いながら1本の長尺な引張
スプリング部材52が這うように設けられ、引張スプリ
ング部材52の両端部52a,52bは貫通孔51
,51aを通り抜けて上面51aの内側に下方に
垂れ下がって懸架されており、更に、両端部52a,5
2bにフック53,53が連結されている。この際、引
張スプリング部材52が貫通孔51a,51aから
抜け落ちないよう、貫通孔51aと貫通孔51a
の間で引張スプリング部材52にリング状の抜け防止部
材54が嵌められている。
【0037】次に、埋め込み型スピーカ20を取付ける
作業は、下方から埋め込み型スピーカ20を天井板2の
孔2a内に挿入し、埋め込み型スピーカ20の板金板2
2に切り起こし形成した一対のスプリング支持部22
c,22cに、引張スプリング部材52の両端部に連結
したフック53,53を掛止すると、引張スプリング部
材52の付勢力(引張力)により埋め込み型スピーカ2
0が孔2a内上方に引き上げられ、化粧パネル23の当
接面23aが天井板2の下面2cに当接し、埋め込み型
スピーカ20が天井板2を介してコ字状支持金具51に
埋め込まれた状態で確実に支持され、しかも、コ字状支
持金具51のフランジ面51d,51eと埋め込み型ス
ピーカ20の化粧パネル23とで天井板2に挟着する状
態となり、化粧パネル23が天井板2の下面2cから浮
くことなく品位良く取付けることができる。この際、引
張スプリング部材52に嵌着した抜け防止部材54は、
引張スプリング部材52が途中で万一切断した際に、埋
め込み型スピーカ20の落下を防止している。尚、一対
のスプリング支持部22c,22cは、変形例30,4
0で説明した複数段のスプリング掛止部(22c,2
2c)を採用しても何等の支障も生じない。また、第
2実施例50では、1本の引張スプリング部材52を用
いて説明したが、2本の引張スプリング部材を用いて上
面51aと一対のスプリング支持部22c,22cとの
間に懸架する方法も当然考えられる。
【0038】上記第2実施例の埋め込み型スピーカ取付
構造50では、埋め込み型スピーカ20を懸架する引張
スプリング部材52が1本のみであるので、構造が簡単
となり、コストの低減に寄与できると共に、ここでも埋
め込み型スピーカ20はコ字状支持金具51側に引張ス
プリング部材52の付勢力で支持されているので、前記
した第1実施例の埋め込み型スピーカ取付構造1と同
様、引張スプリング部材52の付勢力により埋め込み型
スピーカ20が天井板2の孔2aを介してコ字状支持金
具51に確実に支持でき、且つ、作業時の安全性は勿論
のこと、取付け後も安全性を確保できる。更に、天井板
2に組み立て構成したスピーカ取付具体に、埋め込み型
スピーカ20を作業性及び保守性良く取付けることがで
きる。
【0039】
【考案の効果】以上詳述した本考案に係わる埋め込み型
スピーカ取付構造によると、請求項1記載では、コ字状
支持金具側に埋め込み型スピーカに取付けたスプリング
部材を掛止するスプリング受具を形成したため、コ字状
支持金具と第1,第2L形固定具との締結が確実に締め
ていない場合とか、あるいは埋め込み型スピーカの振動
による経時変化で締結が緩んだ場合とかでも、スプリン
グ部材の付勢力により埋め込み型スピーカが固定部材
(天井板)の孔を介してコ字状支持金具に確実に支持さ
れ、埋め込み型スピーカの化粧パネルが固定部材から浮
くこともなく、且つ、埋め込み型スピーカが固定部材か
ら落下することもないので作業時の安全性は勿論のこ
と、取付け後も安全性を確保できる。更に、固定部材に
組み立て構成したスピーカ取付具体に、埋め込み型スピ
ーカを作業性及び保守性良く取付けることができる。更
にまた、L形固定具に湾曲面を形成したため、コ字状支
持金具にL形固定具を組み立てる際、スピーカ取付具体
を仮りに組み立てた状態で固定部材の孔内に挿入可能と
なると共に、スピーカ取付具体を固定部材の孔内に挿入
後でも、ネジ締結部材の締結作業を能率良くを行うこと
ができる。
【0040】また、請求項2記載では、埋め込み型スピ
ーカに設けたスプリング支持材をスピーカ本体のコーン
フレーム側の端部に取付けた板金板又はスピーカ本体の
コーンフレーム側の端部に一体的に形成すると共に、ス
プリング支持部にスプリング部材を掛止するスプリング
掛止部を複数段形成したため、例えば化粧パネルの厚み
に応じてスプリング部材を適宜な段のスプリング掛止部
に掛止でき、コ字状支持金具及びスプリング部材を共通
に使用できる利点があり、お客様が要望する厚みの異な
る化粧パネルに対応することができる利点がある。ま
た、固定部材(天井板)の板厚Tの変化にも対応でき
る。
【0041】また、請求項3記載では、コ字状支持金具
側に設けた1本の引張スプリング部材に埋め込み型スピ
ーカを懸架したため、埋め込み型スピーカ取付構造が簡
単となり、コストの低減に寄与できると共に、請求項1
記載の効果と同様に、引張スプリング部材の付勢力によ
り埋め込み型スピーカが固定部材(天井板)の孔を介し
てコ字状支持金具に確実に支持でき、且つ、作業時の安
全性は勿論のこと、取付け後も安全性を確保できる。更
に、固定部材に組み立て構成したスピーカ取付具体に、
埋め込み型スピーカを作業性及び保守性良く取付けるこ
とができる。更にまた、ここでもL形固定具に湾曲面を
形成したため、請求項1記載と同様の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる第1実施例の埋め込み型スピー
カ取付構造を示した斜視図である。
【図2】図2は第1実施例のスピーカ取付具体を示した
斜視図である。
【図3】(A)は図2に示したL形固定具を示した斜視
図、(B)は図2に示したネジ締結部材の一例を示した
縦断面図である。
【図4】埋め込み型スピーカを示した正面図である。
【図5】第1実施例のスピーカ取付具体を天井板に取付
ける方法を説明するための縦断面図である。
【図6】第1実施例の埋め込み型スピーカ取付構造の一
部を変形した変形例を説明するための縦断面図である。
【図7】第1実施例の埋め込み型スピーカ取付構造の一
部を変形した変形例を説明するための縦断面図である。
【図8】本考案に係わる第2実施例の埋め込み型スピー
カ取付構造を示した縦断面図である。
【図9】従来例の埋め込み型スピーカ取付構造を説明す
るための図であり、(A)はスピーカ取付け具を示した
斜視図、(B)は埋め込み型スピーカを示した正面図で
ある。
【符号の説明】
1…第1実施例の埋め込み型スピーカ取付構造、2…固
定部材(天井板)、2a…孔、10…スピーカ取付具
体、11…コ字状支持金具、11a…一の面(上面)、
11b…第1垂直面、11c…第2垂直面、11d…第
1フランジ面、11e…第2フランジ面、11f,11
g…スプリング受具、12…第1L形固定具、12a…
垂直面、12a…スリット、12b…フランジ面、1
2c…湾曲面、13…第2L形固定具、13a…垂直
面、13a…スリット、13b…フランジ面、13c
…湾曲面、14…ネジ締結部(ナット)、15…ネジ締
結部材(蝶ネジ)、20…埋め込み型スピーカ、21…
スピーカ本体、21a…コーンフレーム、22…板金
板、22c…スプリング支持部(切り起こし片)、22
,22c…スプリング係止部、23…化粧パネ
ル、23A…フラット型化粧パネル、23B…ダウンラ
イト型化粧パネル、25…スプリング部材、30…第1
実施例の変形例、40…第1実施例の変形例、50…第
2実施例の埋め込み型スピーカ取付構造、51…コ字状
支持金具、51a…一の面(上面)、51a,51a
…貫通孔、51b…第1垂直面、51c…第2垂直
面、51d…第1フランジ面、51e…第2フランジ
面、52…引張スプリング部材、54…抜け防止部材
(リング)。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井板,壁などの固定部材の孔内に埋め込
    み型スピーカを埋め込んだ状態で取付ける埋め込み型ス
    ピーカ取付構造であって、 一の面から両端を折り曲げて互いに対向する第1,第2
    垂直面をほぼコ字状に形成し、且つ、該第1,第2垂直
    面の一端を互いに対称に外方に折り曲げて第1,第2フ
    ランジ面を形成すると共に、該第1,第2垂直面又は一
    の面にスプリング受具を形成し、且つ、該第1,第2垂
    直面にネジ締結部を形成したコ字状支持金具と、 前記コ字状支持金具の第1垂直面及び第1フランジ面と
    対向する垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り曲げ
    形成し、且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは反対
    方向にほぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、該垂
    直面及び湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第1L形
    固定具と、 前記コ字状支持金具の第2垂直面及び第2フランジ面と
    対向する垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り曲げ
    形成し、且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは反対
    方向にほぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、該垂
    直面及び湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第2L形
    固定具と、 前記固定部材の孔内から挿入した前記コ字状支持金具の
    第1,第2垂直面に第1,第2L形固定具の垂直面を前
    記固定部材の板厚に応じて合わせ、且つ、前記コ字状支
    持金具の第1,第2フランジ面と前記第1,第2L形固
    定具のフランジ面との間で前記固定部材の孔内に挟着す
    るよう前記コ字状支持金具のネジ締結部と前記第1,第
    2L形固定具のスリットとを介して締結するネジ締結部
    材とを具備してスピーカ取付具体を前記固定部材に組み
    立て構成してなり、 スピーカ本体の前面に化粧パネルを取付け、且つ、該ス
    ピーカ本体側に設けたスプリング支持部にスプリング部
    材を取付けた埋め込み型スピーカを該スピーカ本体側か
    ら前記固定部材の孔内に挿入すると共に、該スプリング
    部材を前記コ字状支持金具のスプリング受具に係止した
    ことを特徴とする埋め込み型スピーカ取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、前記スピーカ本体
    側に設けたスプリング支持部を、該スピーカ本体のコー
    ンフレーム側の端部に取付けた板金板又は該スピーカ本
    体のコーンフレーム側の端部に一体的に形成すると共
    に、該スプリング支持部に前記スプリング部材を掛止す
    るスプリング掛止部を複数段形成したことを特徴する埋
    め込み型スピーカ取付構造。
  3. 【請求項3】天井板,壁などの固定部材の孔内に埋め込
    み型スピーカを埋め込んだ状態で取付ける埋め込み型ス
    ピーカ取付構造であって、 一の面から両端を折り曲げて互いに対向する第1,第2
    垂直面をほぼコ字状に形成し、且つ、該第1,第2垂直
    面の一端を互いに対称に外方に折り曲げて第1,第2フ
    ランジ面を形成すると共に、該一の面に2か所の貫通孔
    を穿設し、且つ、該第1,第2垂直面にネジ締結部を形
    成したコ字状支持金具と、 前記コ字状支持金具の一の面の外側に沿いながら両端部
    を前記2か所の貫通孔を通り抜けて一の面の内側まで懸
    架すると共に、懸架途中に抜け防止部材を取付けた1本
    の引張スプリング部材と、 前記コ字状支持金具の第1垂直面及び第1フランジ面と
    対向する垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り曲げ
    形成し、且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは反対
    方向にほぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、該垂
    直面及び湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第1L形
    固定具と、 前記コ字状支持金具の第2垂直面及び第2フランジ面と
    対向する垂直面及びフランジ面をほぼL字状に折り曲げ
    形成し、且つ、該垂直面の一端を該フランジ面とは反対
    方向にほぼR状に曲げて湾曲面を形成すると共に、該垂
    直面及び湾曲面に縦方向にスリットを穿設した第2L形
    固定具と、 前記固定部材の孔内から挿入した前記コ字状支持金具の
    第1,第2垂直面に第1,第2L形固定具の垂直面を前
    記固定部材の板厚に応じて合わせ、且つ、前記コ字状支
    持金具の第1,第2フランジ面と前記第1,第2L形固
    定具のフランジ面との間で前記固定部材の孔内に挟着す
    るよう前記コ字状支持金具のネジ締結部と前記第1,第
    2L形固定具のスリットとを介して締結するネジ締結部
    材とを具備してスピーカ取付具体を前記固定部材に組み
    立て構成してなり、 スピーカ本体の前面に化粧パネルを取付け、且つ、該ス
    ピーカ本体側にスプリング支持部を一対設けた埋め込み
    型スピーカを該スピーカ本体側から前記固定部材の孔内
    に挿入すると共に、該一対のスプリング支持部に前記コ
    字状支持金具に懸架した前記引張スプリング部材の両端
    部を係止したことを特徴とする埋め込み型スピーカ取付
    構造。
JP2702392U 1992-03-31 1992-03-31 埋め込み型スピーカ取付構造 Expired - Lifetime JP2530915Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2702392U JP2530915Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 埋め込み型スピーカ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2702392U JP2530915Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 埋め込み型スピーカ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0580084U JPH0580084U (ja) 1993-10-29
JP2530915Y2 true JP2530915Y2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=12209490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2702392U Expired - Lifetime JP2530915Y2 (ja) 1992-03-31 1992-03-31 埋め込み型スピーカ取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2530915Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101037968B1 (ko) * 2008-06-04 2011-05-31 강석영 스피커 장착 지지구

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0580084U (ja) 1993-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4408262A (en) Plaster frame for recessed lighting
JP2961365B1 (ja) 吊り下げ支持装置及びその上部取付具、外れ防止具並びに斜め支持具
US5673997A (en) Trim support for recessed lighting fixture
US7155026B2 (en) Mounting bracket system
US6257535B1 (en) Adjustable microphone mounting assembly
JP2530915Y2 (ja) 埋め込み型スピーカ取付構造
JP3380012B2 (ja) 長尺体支持具
JP2575949Y2 (ja) 天井埋込型空気調和機の据え付け装置
JPS6317771Y2 (ja)
KR200444726Y1 (ko) 천장용 스피커의 고정장치
US6168298B1 (en) Trim retention gravity inversion clip
JPH0580083U (ja) 埋め込み型スピーカ取付構造
JP4211031B2 (ja) 電子機器の取付装置
JPH07336867A (ja) 電子機器収納用筐体の取付金具
JPS6342780Y2 (ja)
JP3016244U (ja) システム天井のグリッド部材のハンガー
JPH0533765Y2 (ja)
JPH0932188A (ja) Tバー用野縁材取付装置
JP3568909B2 (ja) 天井構造
JP4180419B2 (ja) 天井吊金物
JP4279770B2 (ja) 空気調和機の吊下げ据付台
JP3333499B2 (ja) 溝形レール材用の金具取り付け具
JP2501174Y2 (ja) 埋め込み型スピ―カ装置
JPH08226680A (ja) 空気調和機の吊下装置
JPH084162A (ja) 壁板の取付金具

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term