JP2519512Y2 - 針状体化成処理装置 - Google Patents
針状体化成処理装置Info
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- JP2519512Y2 JP2519512Y2 JP5026390U JP5026390U JP2519512Y2 JP 2519512 Y2 JP2519512 Y2 JP 2519512Y2 JP 5026390 U JP5026390 U JP 5026390U JP 5026390 U JP5026390 U JP 5026390U JP 2519512 Y2 JP2519512 Y2 JP 2519512Y2
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電解コンデンサ用電極端子などの針状体の
先端部を化成処理するための装置に関するものである。
先端部を化成処理するための装置に関するものである。
従来の針状体、例えばアルミニウム電解コンデンサ用
ダブ等の先端部の化成処理は、金属容器内に針状物を定
量集束して収容し、その先端部を露出させ、針状物側を
陽極として陰極側の化成(加工)液中に針状体の先端部
を浸漬し、平坦面状の電極を用いて化成処理を行って先
端部に酸化皮膜を形成させていた。
ダブ等の先端部の化成処理は、金属容器内に針状物を定
量集束して収容し、その先端部を露出させ、針状物側を
陽極として陰極側の化成(加工)液中に針状体の先端部
を浸漬し、平坦面状の電極を用いて化成処理を行って先
端部に酸化皮膜を形成させていた。
しかしながら、この従来の針状体の化成処理では、集
束されている針状体先端部を化成液に浸漬すると、針状
体の密度が高いために、毛管現象等によって化成液が針
状体の間を上昇し、特に集束針状体中央部で高く盛り上
がることになり、先端部を化成液中に深くつけることが
できず、均一な化成処理が行われず、製品品質にばらつ
きが多くなる欠点があり、しかも平坦面状の電極を用い
ているため容器内に集束した針状体の中心部域での特性
値を高められないし、電極間距離が小さく化成液から発
生する化学反応ガスによる特性値の低下となる悪影響が
多く、信頼性も乏しくなり品質管理も煩雑となるなど問
題があった。
束されている針状体先端部を化成液に浸漬すると、針状
体の密度が高いために、毛管現象等によって化成液が針
状体の間を上昇し、特に集束針状体中央部で高く盛り上
がることになり、先端部を化成液中に深くつけることが
できず、均一な化成処理が行われず、製品品質にばらつ
きが多くなる欠点があり、しかも平坦面状の電極を用い
ているため容器内に集束した針状体の中心部域での特性
値を高められないし、電極間距離が小さく化成液から発
生する化学反応ガスによる特性値の低下となる悪影響が
多く、信頼性も乏しくなり品質管理も煩雑となるなど問
題があった。
本考案は、これら従来の欠点を適確に排除し、集束針
状体中央に生ずる悪現象等を極小に抑え、均一で品質の
ばらつきのない化成処理を容易に可能にするコンデンサ
電極端子等用の化成処理装置を構成簡単で安価な形態で
提供することを目的とするものである。
状体中央に生ずる悪現象等を極小に抑え、均一で品質の
ばらつきのない化成処理を容易に可能にするコンデンサ
電極端子等用の化成処理装置を構成簡単で安価な形態で
提供することを目的とするものである。
本考案は、針状体を多数集束して収容し、その先端部
を露出させて保持する導電性の容器を備えた陽極と、該
容器内に集束した針状体の中央部分に対向して導電性の
突起部を備えた陰極とを対設したことを特徴とする針状
体化成処理装置である。
を露出させて保持する導電性の容器を備えた陽極と、該
容器内に集束した針状体の中央部分に対向して導電性の
突起部を備えた陰極とを対設したことを特徴とする針状
体化成処理装置である。
本考案の化成処理装置では、容器内に針状体を定量集
束して収容し、先端の被化成処理部を露出させて保持し
て化成液を浸漬すると、その中央部分に対向して突起部
のある電極に対設されることとなって電極間距離を調整
されることになり、集束針状体中央部の毛管現象等によ
る化成液の盛り上がりを極小に抑え、全体にわたって均
一にすることができ、化成液からの発生ガスの影響も抑
えて針状物の先端部を化成液中に深く浸漬して均一な化
成処理を行うことができる。
束して収容し、先端の被化成処理部を露出させて保持し
て化成液を浸漬すると、その中央部分に対向して突起部
のある電極に対設されることとなって電極間距離を調整
されることになり、集束針状体中央部の毛管現象等によ
る化成液の盛り上がりを極小に抑え、全体にわたって均
一にすることができ、化成液からの発生ガスの影響も抑
えて針状物の先端部を化成液中に深く浸漬して均一な化
成処理を行うことができる。
本考案の実施例を図面を参照して説明すると、針状体
を多数集束して収容し、その先端部を露出させて保持す
る導電性の容器を備えた陽極と、該容器内に集束した針
状体の中央部分に対向して導電性の突起部を備えた陰極
とを対設してある。
を多数集束して収容し、その先端部を露出させて保持す
る導電性の容器を備えた陽極と、該容器内に集束した針
状体の中央部分に対向して導電性の突起部を備えた陰極
とを対設してある。
即ち、第1〜3図において陽極Aに設けた容器1とし
ては、円筒または角筒で金属製は樹脂成形後メタライズ
処理されたものを用い、この容器1内にアルミニウム電
解コンデンサ用タブなどの針状体2を定量集束して先端
の被化成処理部を露出させて保持し、さらに集束針状体
2の中央部に対向して突起部3のある陰極Bを対設して
陰極側の化成液C中に針状体2の先端部を浸漬して化成
処理するように構成されている。
ては、円筒または角筒で金属製は樹脂成形後メタライズ
処理されたものを用い、この容器1内にアルミニウム電
解コンデンサ用タブなどの針状体2を定量集束して先端
の被化成処理部を露出させて保持し、さらに集束針状体
2の中央部に対向して突起部3のある陰極Bを対設して
陰極側の化成液C中に針状体2の先端部を浸漬して化成
処理するように構成されている。
この場合、針状体2は中央部に障壁(図示せず)によ
る中空部が形成されて集束してもよく、集束物中央部に
生ずる毛管現象等による化成液に盛り上がりを抑えるこ
とが考慮され、いずれにしても毛管現象で化成液Cが上
昇したとしても、比較的低く全体にわたって均一であ
り、針状体2を深く化成液C中に浸漬することができ、
均一な化成処理が行われ、品質のばらつきも少なくなる
ようにしてある。
る中空部が形成されて集束してもよく、集束物中央部に
生ずる毛管現象等による化成液に盛り上がりを抑えるこ
とが考慮され、いずれにしても毛管現象で化成液Cが上
昇したとしても、比較的低く全体にわたって均一であ
り、針状体2を深く化成液C中に浸漬することができ、
均一な化成処理が行われ、品質のばらつきも少なくなる
ようにしてある。
なお、陰極Bの中央部に設ける突起部3の形状は、図
示例のような円柱体、あるいは三角柱体、四角柱体その
他の多角形の柱又は筒状体とすることができ、さらに円
錐体,角錐体などの錐体や半球体、若しくは頂面がドー
ム状の弯曲面のある柱体を用いることができ、容器1の
形状も円筒形だけでなく、第4図及び第5図のように四
角、三角その他の多角形状にしても良い。さらに、前記
突起部3の形状に対応した相似形の輪郭を持った容器1
を用いるのがよく、必要に応じ中央部を抜かした集束配
置の二重壁容器を用いてもよい。また、集束針状体の中
央部に対設形成される突起部3が余り小さいと、毛管現
象等を抑止する効果が少ないから、容器断面積に応じて
集束針状体中央部を形成するための断面積を決定し、か
つ集束針状体2の中心部の特性値を最も高めるように陽
極Aと陰極Bとの電極間距離をも設定して、化学反応ガ
スによって特性値に及ぼす影響を押えることができる配
置が配慮されている。
示例のような円柱体、あるいは三角柱体、四角柱体その
他の多角形の柱又は筒状体とすることができ、さらに円
錐体,角錐体などの錐体や半球体、若しくは頂面がドー
ム状の弯曲面のある柱体を用いることができ、容器1の
形状も円筒形だけでなく、第4図及び第5図のように四
角、三角その他の多角形状にしても良い。さらに、前記
突起部3の形状に対応した相似形の輪郭を持った容器1
を用いるのがよく、必要に応じ中央部を抜かした集束配
置の二重壁容器を用いてもよい。また、集束針状体の中
央部に対設形成される突起部3が余り小さいと、毛管現
象等を抑止する効果が少ないから、容器断面積に応じて
集束針状体中央部を形成するための断面積を決定し、か
つ集束針状体2の中心部の特性値を最も高めるように陽
極Aと陰極Bとの電極間距離をも設定して、化学反応ガ
スによって特性値に及ぼす影響を押えることができる配
置が配慮されている。
本考案は、陽極側容器内に針状体を集束して集束針状
体中央部に対向して突起部を配置した陰極を設けたのみ
のきわめて簡単な構造によって、突起部の電極が集束さ
れた針状体の被化成処理部分に合わせて設置されたこと
で、毛管現象等によって集束針状体中央部の化成液の盛
り上がりを低く抑え、集束針状体の中央部の特性値を高
めることができ、しかも化成液から発生する化成反応ガ
スが特性値に及ぼす影響を押えることもでき、さらに陽
陰極両電極全体も離することが可能で、化成液に深く針
状体を浸漬できて針状物全体に均一に化成処理をするこ
とができ、ばらつきのない良好な品質の化成処理品を得
ることができるものである。
体中央部に対向して突起部を配置した陰極を設けたのみ
のきわめて簡単な構造によって、突起部の電極が集束さ
れた針状体の被化成処理部分に合わせて設置されたこと
で、毛管現象等によって集束針状体中央部の化成液の盛
り上がりを低く抑え、集束針状体の中央部の特性値を高
めることができ、しかも化成液から発生する化成反応ガ
スが特性値に及ぼす影響を押えることもでき、さらに陽
陰極両電極全体も離することが可能で、化成液に深く針
状体を浸漬できて針状物全体に均一に化成処理をするこ
とができ、ばらつきのない良好な品質の化成処理品を得
ることができるものである。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は化成処理状態
説明断面図、第2図は斜視図、第3図は陽極部の斜面
図、第4図及び第5図はそれぞれ本考案の他の実施例を
示す斜面図である。 A……陽極、B……陰極、C……化成液、1……容器、
2……針状体、3……突起部。
説明断面図、第2図は斜視図、第3図は陽極部の斜面
図、第4図及び第5図はそれぞれ本考案の他の実施例を
示す斜面図である。 A……陽極、B……陰極、C……化成液、1……容器、
2……針状体、3……突起部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 9/04 301 H01G 9/04 301 13/00 371 7922−5E 13/00 371F
Claims (2)
- 【請求項1】針状体を多数集束して収容し、その先端部
を露出させて保持する導電性の容器を備えた陽極と、該
容器内に集束した針状体の中央部分に対向して導電性の
突起部を備えた陰極とを対設したことを特徴とする針状
体化成処理装置。 - 【請求項2】前記突起部が、半球体,円錐体,円柱体ま
たは角柱体に構成されているものである請求項1記載の
化成処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5026390U JP2519512Y2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 針状体化成処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5026390U JP2519512Y2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 針状体化成処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0413054U JPH0413054U (ja) | 1992-02-03 |
JP2519512Y2 true JP2519512Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=31568662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5026390U Expired - Lifetime JP2519512Y2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 針状体化成処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519512Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-16 JP JP5026390U patent/JP2519512Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0413054U (ja) | 1992-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |