JP2022108716A - 運転補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレーキロックスイッチの操作性を損なうことなくブレーキロックスイッチの意図しない誤操作を防止すること。【解決手段】手動でブレーキ操作可能なブレーキ操作部13を車室内に備え、ブレーキ操作部13は、ステアリングホイール6の車両左側近傍に配置され、ブレーキ操作本体部15と把持部16とを備え、把持部16は、操作バー本体部15の上端から車両前方に向かって斜め上方に傾斜して設けられ、該把持部16の左側面16aにおける下端寄りの位置にブレーキロックスイッチ17を設けた。【選択図】図5
Description
この発明は、身体障害者用の運転補助装置に関し、運転席に着席した下肢不自由者が車室内に備えたブレーキ操作部を用いて手動でブレーキ操作が可能な運転補助装置に関する。
従来から、手動でブレーキ操作が可能なブレーキ操作部としての操作レバーを備え、操作レバーのグリップ部の側面に、ブレーキを作動状態にロック(保持)することを可能とするブレーキロックスイッチを備えたものが知られている(例えば特許文献1の特に図1、図2、図18を参照)。
ところで、ドライブモードからパーキングモードへのシフトスイッチの操作時や、エンジン始動時にイグニッションスイッチをオンにする際には、通常、ブレーキを作動した状態で行う必要がある。
そして、特許文献1のようなブレーキロックスイッチを備えることで、車両のブレーキ操作を含めた運転操作を手動で行うドライバー(下肢不自由者)にとっては、上述したようにシフトスイッチやイグニッションスイッチの操作時等においてブレーキを作動状態に一旦ロックすることができるため、シフトスイッチとブレーキ操作レバーを両手で同時に操作する必要が無く有用であった。
一方で、特許文献1のように、操作レバーにおける、車幅方向に延びるグリップ部の車幅方向の内端部にブレーキロックスイッチ(48)を設けた構成においては、ドライバーがグリップ部を手で把持した状態において親指の指先がブレーキロックスイッチ(48)に被さるように配置される場合がある。
その場合、ブレーキロックスイッチを容易に押圧することができる一方で、握力が弱く指先が不自由なドライバー等においては、急ブレーキ等の咄嗟のブレーキ操作を行った際に指先がブレーキロックスイッチに意図せずに接触(押圧)してしまい、誤操作につながる懸念もあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、ブレーキロックスイッチの操作性を損なうことなくブレーキロックスイッチの意図しない誤操作を防止できる運転補助装置の提供を目的とする。
この発明は、手動でブレーキ操作可能なブレーキ操作部を車室内に備えた運転補助装置において、前記ブレーキ操作部はステアリングホイール近傍に配置され、該ブレーキ操作部の上端に把持部を備え、前記把持部は車両前方に向かって斜め上方に傾斜して設けられ、該把持部の運転席側(ドライバー側)の側面における下端寄りの位置にブレーキロックスイッチを設けたことを特徴とする。
前記構成によれば、ドライバーが把持部を把持した状態でドライバーの指先が接触しにくい該把持部の下側領域にブレーキロックスイッチを設けることで、ブレーキロックスイッチの操作性を損なうことなく、ブレーキロックスイッチの意図しない誤操作を防止できる。
この発明の態様として、前記ブレーキロックスイッチの上方近傍の位置には、前記把持部の前記側面から外方に突出する凸部が前記ブレーキロックスイッチに対して隣り合わせに設けられていることを特徴とする。
前記構成によれば、ブレーキロックスイッチの上方に凸部を設けることでブレーキロックスイッチの誤操作をより一層防止できる。
なお、前記凸部は、前記ブレーキロックスイッチの上方近傍の位置に設けられた構成であれば、前記ブレーキロックスイッチに対して僅かな隙間だけ上方へ離間して設けられていてもよい、或いは、隙間なく隣接して設けられていてもよい。
この発明の態様として、前記凸部の下辺および前記ブレーキロックスイッチの上辺は、前後方向に略水平に形成されるとともに対向して設けられ、前記凸部は、前記ブレーキロックスイッチよりも車幅方向外側へ突出していることを特徴とする。
前記構成によれば、前記凸部の下辺および前記ブレーキロックスイッチの上辺は、前後方向に略水平に形成されるとともに対向して設けられたため、ブレーキロックスイッチ操作時に指先が、ブレーキロックスイッチに触れる前に、該ブレーキロックスイッチよりも車幅方向外側へ突出している凸部に必ず触れることができ、ブレーキロックスイッチの側の手前の位置であることをドライバーに認識させることができる。
さらに、前記構成によれば、前記凸部の下辺と前記ブレーキロックスイッチの上辺とが共に、前後方向に略水平に形成されることで、指先が凸部の側からブレーキロックスイッチの側へ移動する際に、ブレーキロックスイッチと凸部との間を横切るように移動させることができるため、凸部とブレーキロックスイッチとの境界部を越えたことをドライバーに認識させ易くなる。
従って、ブレーキロックスイッチの誤操作を防止できる。
この発明の態様として、前記把持部の前記側面における、前記ブレーキロックスイッチの位置よりも上端寄りの位置にはハザードスイッチが設けられていることを特徴とする。
前記構成によれば、緊急時に迅速に操作する必要があるハザードスイッチを前記把持部の側面における上端寄りに設けることで、ブレーキ操作をしながら容易にハザードスイッチを操作して周辺車両に異常状態を報知できる。
前記構成によれば、緊急時に迅速に操作する必要があるハザードスイッチを前記把持部の側面における上端寄りに設けることで、ブレーキ操作をしながら容易にハザードスイッチを操作して周辺車両に異常状態を報知できる。
この発明によれば、ブレーキロックスイッチの操作性を損なうことなくブレーキロックスイッチの意図しない誤操作を防止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図中、矢印Fは車両前方、矢印Uは車両上方、矢印Rは車両右側、矢印Lは車両左側、矢印Xはステアリングホイールの軸方向、矢印Xuはステアリングホイールの軸方向の上側(ドライバー側)、矢印Xdはステアリングホイールの軸方向の下側(ドライバー側と反対側)を夫々示すものとする。
図中、矢印Fは車両前方、矢印Uは車両上方、矢印Rは車両右側、矢印Lは車両左側、矢印Xはステアリングホイールの軸方向、矢印Xuはステアリングホイールの軸方向の上側(ドライバー側)、矢印Xdはステアリングホイールの軸方向の下側(ドライバー側と反対側)を夫々示すものとする。
図1~図4に示すように、本実施形態の車両は、右ハンドル車であって、ブレーキペダルやアクセルペダルの足による踏み込み操作が困難な下肢が不自由なドライバーが運転席に着席した状態でブレーキ操作を手動で行うことができるブレーキ手動操作装置10と、アクセル操作を手動で行うことができるアクセル手動操作装置30(図1~図3参照)とを備えている。
なお、本実施形態のブレーキ手動操作装置10は、本発明の運転補助装置に相当する。
なお、本実施形態のブレーキ手動操作装置10は、本発明の運転補助装置に相当する。
ブレーキ手動操作装置10とアクセル手動操作装置30は、ベース車両を改造することで、該ベース車両に組み込まれている。以下において、ブレーキ手動操作装置10とアクセル手動操作装置30について説明するが、それに先立ってベース車両の概略構造について説明する。
車両における車室のフロアパネル2(図4参照)の前部の左右各側には、運転席8と助手席(図示省略)とが搭載されており、運転席8の前方には、図1~図3に示すように、運転席8に着席したドライバーにより把持した状態で操作されるステアリングホイール6が設けられている。
また、図8に示すように、ステアリングホイール6は、アップシフト用のシフトアップスイッチ7aとダウンシフト用のシフトダウンスイッチ7bとのペアで構成されたパドルシフトスイッチ7a,7bを備えている。
当例では、シフトアップスイッチ7aは、右側スポーク部6aの後背面に備えるとともに、シフトダウンスイッチ7bは、左側スポーク部6bの後背面に備えている。
図1~図4に示すように、車室の前端には、該車室の車幅方向全体に亘ってインストルメントパネル80が設けられている。車室のフロアパネル2の前部の運転席8と助手席との間には、前後方向に延びるセンターコンソール85が設けられている。インストルメントパネル80とセンターコンソール85は、何れも車室の内装部材の一部を成し、センターコンソール85の前部がインストルメントパネル80の車幅方向中央部に一体に接続されている。
図3に示すように、センターコンソール85の前後方向に延びる上面には、変速操作用のシフトノブ86やスタートスイッチ87等の各種操作部、ドリンクホルダ88a,88b、およびアームレスト90が前側から後側へこの順に設けられている。
なお、ドリンクホルダ88a,88bは、飲み物容器を載置可能に凹状に形成され、開口を開閉する蓋89を備えている。当例においては、センターコンソール85の上面の前後方向における各種操作部とアームレスト90との間の中間領域において、助手席3に着席する乗員用のドリンクホルダ88bと、ドライバー用のドリンクホルダ88aとが左右各側に並設されている。
また、センターコンソール85の上面における中間領域は、本実施形態のように、ドリンクホルダ88a,88bとして凹状に形成された構成に限らず、例えば、小物類を収納するボックス部として凹状に形成された構成としてもよい。
図1、図2に示すように、インストルメントパネル80における運転席8の前方には、タコメータやスピードメータ等の各種計器類の表示部81がステアリングホイール6越しに目視されるように配設されており、その左側のセンターコンソール85の前部との接続部上方には、空調の吹出し口82が配設されており、さらに下方には、ナビゲーション装置のディスプレイ84が設けられている。
なお、車室内の運転席8前方のフロアパネル2上の、運転席8に着席したドライバーの右足が置かれる位置には、アクセルペダル(図示省略)が設けられ、アクセルペダルよりも左側(車幅方向中央側)寄りにはブレーキペダル(図示省略)が設けられている。
アクセルペダルは、エンジンのスロットル弁を操作するオルガン式のペダルであるとともに、ブレーキペダルは、ブレーキを操作する吊り下げ式のペダルであり、共にベース車両に備えた一般的なペダルである。
以下、ブレーキ手動操作装置10について説明する。
図1~図3に示すように、ブレーキ手動操作装置10は、運転席8の前側近傍の、ステアリングホイール6に対して左側、すなわちセンターコンソール85のインストルメントパネル80との接続部分の右壁85a(図2参照)近傍に設置されている。
図1~図3に示すように、ブレーキ手動操作装置10は、運転席8の前側近傍の、ステアリングホイール6に対して左側、すなわちセンターコンソール85のインストルメントパネル80との接続部分の右壁85a(図2参照)近傍に設置されている。
図2に示すように、ブレーキ手動操作装置10は、上部にブレーキ操作ユニット11を備えるとともに、下部に操作量伝達ユニット12を備えている。さらに、ブレーキ操作ユニット11は、操作バー13と軸支部14とを備えている。
操作バー13は、軸方向の直交断面が円形状の金属製パイプ材(所謂丸パイプ)から成り、前下後上状に傾斜した姿勢で配置されている。詳しくは、操作バー13は、ステアリングホイール6に対して左側近傍位置(平面視でセンターコンソール85とフロアパネル2との境界部に相当する位置)(図3参照)において、運転席8に着席したドライバーが左手で操作可能な高さに上部が位置している。さらに、操作バー13は、図4に示すように、運転席8の前側近傍のフロアパネル2に向けて前下方向へ延びている。
操作バー13は、該操作バー13の軸方向に沿って前下方向に押し込み操作(すなわちブレーキ操作)されることで、軸支部14に対して前下方向にスライド変位するように下部が該軸支部14に軸支されている。
操作バー13は、ニュートラル位置と、ニュートラル位置よりもさらに前下方向へ所定長さだけ押し込んだ最大押込み位置との間において軸方向にスライドする。なお、図1~図7に示した操作バー13は、何れもニュートラル位置に配置された状態を示している。
操作量伝達ユニット12は、ブレーキ操作ユニット11とブレーキペダル(図示省略)との間に介在し、操作バー13の上記前下方向へのスライド変位による操作力(操作量)をブレーキペダルへ伝達する構成としている。すなわち、ベース車両に備えたブレーキペダルは、手動によるブレーキ操作によって操作バー13が軸方向にスライドする動きに連動する構成としている。
これにより、ブレーキ手動操作装置10は、操作バー13を用いた手動によるブレーキ操作時に、操作バー13の前下方向へのスライド量(押し込み量)に応じた踏み込み量でブレーキペダルを回動させてブレーキを作動させることができる。
また、操作バー13は、ブレーキペダルと同様にニュートラル位置に付勢されており、操作バー13とブレーキペダルの夫々のニュートラル位置は、互いに対応付けられている。このため、操作バー13のニュートラル位置からの前下方向への押し込みがドライバーによって解除された際には、操作バー13は、ブレーキペダルとともに夫々のニュートラル位置に同時に復元される。
また、図1~図3に示すように、本実施形態のアクセル手動操作装置30は、ステアリングホイール6のリム部61に対して径内側近傍に配設されたアクセル操作部材としてのアクセルレバー31を備えている。
アクセルレバー31は、ドライバーがステアリングホイール6を把持した手の親指等でニュートラル位置からステアリング軸方向の下方(反ドライバー側)へ押し込み可能に構成されている。さらに、アクセルレバー31は、ニュートラル位置よりも押し込まれた位置からニュートラル位置へ復元可能に該ニュートラル位置へ付勢されている。
これにより、ドライバーは、アクセルレバー31をニュートラル位置と、所定長さ分だけ押し込まれた最大押し込み位置との間において押し込み操作することができ、その押し込み量に応じてエンジンのスロットル弁の開度操作、すなわち、車両の加減速操作を行うことができる。
続いて本実施形態のブレーキ手動操作装置10に備えた上述した操作バー13についてさらに詳しく説明する。
図1~図7に示すように、操作バー13は、操作バー本体部15と、操作バー本体部15の上端に設けられた把持部16とで一体に構成されている。
図1~図7に示すように、操作バー13は、操作バー本体部15と、操作バー本体部15の上端に設けられた把持部16とで一体に構成されている。
操作バー本体部15は、基部15aと、該基部15aに対して上方で傾斜する傾斜部15cとを備え、基部15aと傾斜部15cとは、屈曲部15bを介して一体に構成されている。
図1~図4に示すように、基部15aは、車両平面視で前後方向に一致する方向に延びるとともに、軸支部14と同軸を成すように前下後上状に傾斜した姿勢で直線状に延びており、軸方向に沿って略同径に形成されている。図2に示すように、基部15aの下部は、筒状の軸支部14の後上方に向けて開口する開口14aを通じて該軸支部14に嵌め込まれた状態で軸支されている。
傾斜部15cは、図4に示すように、基部15aと同様に前下後上状に傾斜しているが、基部15aよりも急峻な姿勢(立ち上がり姿勢)で前下後上状に傾斜するとともに、図3に示すように、基部15aに対して上方程車両左側(車幅方向におけるセンターコンソール85側)へ傾斜して延びている。
これにより、図7に示すように、傾斜部15cの上端が、把持部16の下部における、車両右寄りの位置に接合され、傾斜部15cは、把持部16を下方から支持している。なお、傾斜部15cは、下端が基部15aと略同径に形成されるとともに、上方程先細り形状に形成されている。
図4、図5に示すように、把持部16は、操作バー本体部15(傾斜部15c)の上端から車両前方に向かって斜め上方に傾斜して設けられ、ドライバーが左手で把持可能な大きさで形成され、ドライバーが把持し易いように、全体として丸みを帯びた形状としている。すなわち、把持部16は、前上後下状に傾斜した姿勢で配置されている。
図5~図7に示すように、把持部16は、左側面16a、右側面16b(図7参照)、後上面16c(表面とも称する)(図5、図6参照)、前下面16d(裏面とも称する)(図7参照)、前上面16e、下面16fとを有する略直方体形状で構成されている。左側面16a、右側面16b、後上面16c、前下面16d、前上面16eおよび下面16fは、夫々、右方向、左方向、後上方向、前下方向、前上方向、下方向を臨むように形成されている。
把持部16は、通常運転時に、主に前上部分がドライバーの左手によって把持される。例えば、ドライバーの左手で把持部16を把持したとき、左手の掌が把持部16の後上面16cの前上部分を覆うように配置され、その状態で、左手の親指の指先が左側面16aの右上部分(後述するハザードスイッチ18に相当する部位)に配置され、人先指と中指が前上面16e越しに前下面16dへと回り込み、これら人先指と中指の指先が前下面16dの右上部分(後述するパドルシフトスイッチ23a,23bに相当する部位)に配置される。
このため、把持部16は、ドライバーの左手によって把持し易いように前上部分の表面が特に滑らかな湾曲形状に形成されている。例えば、把持部16の前上部分は、後上面16cから前上面16eを介して前下面16dに至るまで滑らかに連続するように延びており、車両側面視で前上方向に滑らかに突き出す湾曲形状(弧形状)に形成されている(図5参照)。
把持部16には、ドライバーが把持部16を把持しながら各種操作を行うための操作スイッチが複数配設されている。
具体的には、図5~図7に示すように、把持部16の左側面16aには、ブレーキロックスイッチ17およびハザードスイッチ18が配設されている。
ブレーキロックスイッチ17は、ブレーキが作動状態において、ブレーキ状態をロック保持することができる。すなわち、ブレーキロックスイッチ17は、ブレーキ操作用の操作バー13を押し下げた状態において押圧することで、操作バー13を押し下げ状態に保持することができる。ブレーキロックスイッチ17は、再度、押圧することで、ブレーキ状態を解除することができる。
本実施形態において、図5、図6に示すように、ブレーキロックスイッチ17は、左側面16aにおける下端寄りの位置、詳しくは、前上後下状に延びる左側面16aの上下方向の中央位置に対して後下寄りの位置に設けられている。
すなわち、ブレーキロックスイッチ17は、ドライバーが通常運転時において左手によって把持部16の主に前上部分を把持した状態(以下、「通常把持状態」と称する)において、左手の親指の少なくとも指先によって覆われない(触れない)位置に設けられている。
具体的には、ブレーキロックスイッチ17は、左側面16aにおける、通常把持状態において、親指の指先が配置される部位よりも下側であって、親指の付け根が配置される部位の直下に相当する位置に設けられている。ブレーキロックスイッチ17は、ドライバーが通常把持状態で把持部16を把持したときの親指の位置から該親指の指先が親指の付け根を支点として後下方へ移動可能な可動範囲内に設けられている。
一方、図5、図6に示すように、ハザードスイッチ18は、把持部16の左側面16aにおける、ブレーキロックスイッチ17の位置よりも上端寄りの位置、詳しくは、前上後下状に延びる左側面16aの上下方向の中央位置に対して前上寄りの位置に設けられている。
すなわち、ハザードスイッチ18は、把持部16の左側面16aにおける、ドライバーが通常把持状態で把持部16を把持したときの親指の指先が配置される位置に設けられる。これによりドライバーは、通常把持状態から親指を殆ど動かさずともブレーキロックスイッチ17よりも迅速にハザードスイッチ18を押圧するこができる。
本実施形態において、ハザードスイッチ18は、インストルメントパネル80における運転席8の前方に設けられたハザードスイッチ(図示省略)と同様に、ドライバーが押圧することによってハザードランプ(非常点滅灯)を点滅させることができ、車両周辺の人に対して注意を促したり、危険を報知することができる。
なお、ハザードスイッチ18は、再度、押圧することによってハザードランプの点滅を停止させる構成としている。
なお、ハザードスイッチ18は、再度、押圧することによってハザードランプの点滅を停止させる構成としている。
また、図5~図7に示すように、ハザードスイッチ18とブレーキロックスイッチ17とは、上下各側へ離間した位置に配設され、把持部16の左側面16aにおける、ハザードスイッチ18とブレーキロックスイッチ17との間には、該左側面16aから外方(右方)に突出する凸部21が設けられている。
凸部21は、左側面16aにおける、ブレーキロックスイッチ17の前上方近傍の位置において該ブレーキロックスイッチ17に対して隣り合わせに設けられるとともに、ハザードスイッチ18の後下方近傍の位置において該ハザードスイッチ18に対して隣り合わせに設けられている。
凸部21は、ハザードスイッチ18およびブレーキロックスイッチ17と同様に、その略全体が外方(右方)へ迫り出すように突出し、突出方向の端面21a(図6参照)が上下方向および前後方向に略水平面状(平坦状)に形成されている。
ハザードスイッチ18とブレーキロックスイッチ17とは、外方への突出高さが略同じであるのに対して、凸部21は、これらハザードスイッチ18およびブレーキロックスイッチ17に対して外方への突出高さが同等以上の高さになるように設けられている。本実施形態においては、凸部21は、ハザードスイッチ18およびブレーキロックスイッチ17よりも外方への突出高さが若干高くなるように設けられている(図7参照)。
図5に示すように、ハザードスイッチ18と凸部21とブレーキロックスイッチ17とは、左側面16aにおいて、前上後下状に傾斜して一列に並ぶ態様で配設されている。すなわち、左側面16aの長手方向は、前上後下状に傾斜して延びており、ハザードスイッチ18と凸部21とブレーキロックスイッチ17とは、左側面16aの長手方向に沿って一列に配設されている。
凸部21の下辺21dおよびブレーキロックスイッチ17の上辺17uは、共に前後方向に水平に延びており、前後方向の略全体が上下方向において互いに対向して設けられている。凸部21の上辺21uおよびハザードスイッチ18の下辺18dは、共に前後方向に水平に延びており、前後方向の略全体が上下方向において互いに対向して設けられている。
ハザードスイッチ18と凸部21とブレーキロックスイッチ17との各後上辺18r,21r,17rは、何れも前上後下状に傾斜する同一直線上に延びるとともに、ハザードスイッチ18と凸部21とブレーキロックスイッチ17との各前下辺18f,21f,17fは、何れも前上後下状に傾斜する同一直線上に延びている。
詳しくは、ハザードスイッチ18と凸部21、並びに凸部21とブレーキロックスイッチ17は、上述したように、上下方向に若干の隙間を隔てて互いに離間している。このため、ハザードスイッチ18と凸部21との境界部において各後上辺18r,21rは、途切れるように略同一直線上に延びるとともに、凸部21とブレーキロックスイッチ17との境界部において各後上辺21r,17rは、途切れるように略同一直線上に延びている。
同様に、ハザードスイッチ18と凸部21との各前下辺18f,21fは、互いの境界部において途切れるように略同一直線上に延びるとともに、凸部21とブレーキロックスイッチ17との各前下辺21f,17fは、互いの境界部において途切れるように略同一直線上に延びている。
なお、凸部21における、後上辺21rと前下辺21fとは、互いに平行に延びている。
なお、凸部21における、後上辺21rと前下辺21fとは、互いに平行に延びている。
ところで、ドライバーの左手によって把持部16を通常把持状態で把持した状態からブレーキロックスイッチ17を操作する際には、ドライバーは、ハザードスイッチ18に位置する親指の指先を、ブレーキロックスイッチ17の位置まで後下方向へ動かして該ブレーキロックスイッチ17を押圧する。
ここで、上述したように、ハザードスイッチ18と凸部21とブレーキロックスイッチ17とは、左側面16aにおいて、前上後下状に傾斜して一列に並ぶ態様で配設され、さらに、各前下辺18f,21f,17fは、前上後下状に同一直線上に延びるとともに、各後上辺18r,21r,17rは、前上後下状に同一直線上に延びる態様で構成される。
すなわち、ハザードスイッチ18と凸部21とブレーキロックスイッチ17とは、親指の指先の上述した後下方向への軌道に沿って配設されている。このため、ドライバーは、ハザードスイッチ18からブレーキロックスイッチ17へと迅速に親指の指先を動かすことができる。さらに、ドライバーは、その際に、親指の指先が凸部21を必ず乗り越えることになるため、凸部21を乗り越える際の感触によって両スイッチ17,18を区別し易くなり、特に、ブレーキロックスイッチ17の誤操作を防ぐことができる。
加えて、ハザードスイッチ18と凸部21とブレーキロックスイッチ17とは、上記態様で左側面16aに設けられているため、左側面16aにおける、親指の指先の軌道に沿った領域以外は、極力設けない態様(すなわち、不用意に大きく形成されない態様)とすることができる。従って、把持部16を把持するドライバーの左手の親指等が両スイッチ17,18および凸部21に不用意に触れる機会が抑制され、結果として誤操作を抑制することができる。
また、図7に示すように、把持部16の前下面16d(反ドライバー側の裏面)には、パドルシフトスイッチ23a,23bが設けられている。パドルシフトスイッチ23a,23bは、シフトダウン用のシフトダウンスイッチ23bとシフトアップ用のシフトアップスイッチ23aとがペアで並設されたシーソー式のスイッチである。
パドルシフトスイッチ23a,23bは、把持部16の前下面16dにおける前上部分、すなわち前上面16e寄りの部位において、ドライバーが通常把持状態で把持部16を把持した状態で、例えば、人指し指と中指の指先で操作可能な位置に配置されている。
具体的には、ドライバーが左手で把持部16の後上面16c(ドライバー側の表面)に掌を当接させ、その状態で例えば、人指し指、中指を把持部16の後上面16cから前上面16e越しに前下面16d(反ドライバー側の裏面)に回り込ませるように把持部16を把持する。パドルシフトスイッチ23a,23bは、このように左手で把持部16を把持する際に、把持部16の前下面16dにおける、左手の人指し指と中指との指先が配置される位置に設けられている。
ここで、上述したように、ステアリングホイール6側に設けた7a,7bは、シフトアップスイッチ7aが、平面視でステアリングホイール6の中心軸(ホーン)に対して右側となるとともに、シフトダウンスイッチ7bが、ステアリングホイール6の中心軸に対して左側となる位置関係で配設されている(図8参照)。
把持部16側に設けたパドルシフトスイッチ23a,23bについても、ステアリングホイール6のパドルシフトスイッチ7の上述した位置関係と同様に、シフトアップスイッチ23aが平面視で右側(前下面16dの正面視で左側)となるとともに、シフトダウンスイッチ23bが平面視で左側(前下面16dの正面視で右側)となる位置関係で配設されている。
これにより、ドライバーは、把持部16を把持した状態の左手の例えば、人指し指の指先でシフトアップスイッチ23aの押圧操作を行うことができるとともに、例えば、中指の指先でシフトダウンスイッチ23bの押圧操作を行うことができる。
なお、把持部16の前下面16dに設けられたパドルシフトスイッチ23a,23bは、人指し指と中指で操作するに限らず、例えば、中指と薬指で操作する、或いは人指し指と薬指で操作するなど、他の指で操作してもよい。例えば、パドルシフトスイッチ23a,23bを中指と薬指で操作する場合は、把持部16を把持した状態の左手の例えば、中指の指先でシフトアップスイッチ23aの押圧操作を行うことができるとともに、薬指の指先でシフトダウンスイッチ23bの押圧操作を行うことができる。
図1~図4に示すように、上述した実施形態のブレーキ手動操作装置10(運転補助装置)は、手動でブレーキ操作可能な操作バー13(ブレーキ操作部)を車室内に備え、操作バー13は、ステアリングホイール6の車両左側近傍に配置され、図5~図7に示すように、操作バー本体部15(ブレーキ操作本体部)と把持部16とを備え、図5に示すように、把持部16は、操作バー本体部15の上端から車両前方に向かって斜め上方に傾斜して設けられ、図5、図6に示すように、該把持部16の左側面16a(運転席8側の側面)における下端寄りの位置にブレーキロックスイッチ17を設けたことを特徴とする。
前記構成によれば、ドライバーが把持部16をブレーキ操作時に把持した状態でドライバーの親指の指先が接触しにくい該把持部16の下側領域(当例においては後下領域)にブレーキロックスイッチ17を設けることで、ブレーキロックスイッチ17の操作性を損なうことなく、ブレーキロックスイッチ17の意図しない誤操作を防止できる。
詳述すると、前記構成によれば、ドライバーが、車両前方に向かって斜め上方に傾斜して設けられた把持部16の後上面16cにおける前上部分を掌で覆うように把持した状態において、ドライバーの親指は、該把持部16の車幅方向における、左側面16aの前上方の部位に配置された状態となる。このため、上述したように、把持部16の左側面16aにおける下端寄りの位置にブレーキロックスイッチ17を設けることで、左側面16aにおける、通常把持状態における左手の親指が配される位置よりも下方かつ後方の領域にブレーキロックスイッチ17を設けることができる。
従って、把持部16を把持した状態においてドライバーが意図的に親指を下方かつ後方へ動かさない限り、ブレーキロックスイッチ17に親指が触れることがないため、ブレーキロックスイッチ17の意図しない誤操作を防止できる。
一方、ブレーキロックスイッチ17を押圧する場合は、ドライバーは、左手によって把持部16を通常把持状態で把持した状態において、親指の指先を移動可能な方向である後下方へ移動可能な範囲において親指の付け根を支点として回動するように移動させるだけでブレーキロックスイッチ17を押圧することができる。
すなわち、ブレーキロックスイッチ17は、ドライバーの左手によって指先で容易にかつ迅速に押圧することを可能としながらも、操作性を損なうことがない。
すなわち、ブレーキロックスイッチ17は、ドライバーの左手によって指先で容易にかつ迅速に押圧することを可能としながらも、操作性を損なうことがない。
また、ドライバーは、ブレーキロックスイッチ17を容易に操作できるため、例えば、ドライブモードからパーキングモードへのシフトスイッチの操作時や、エンジン始動時にイグニッションスイッチをオンにする操作とブレーキ操作用の操作バー13の押し下げ操作とを同時に行う煩わしさを解消することができる。
従って、ドライバーは、ブレーキロックスイッチ17を活用して車両のブレーキ操作を含めた自由な運転操作を手動で行うことができる。
従って、ドライバーは、ブレーキロックスイッチ17を活用して車両のブレーキ操作を含めた自由な運転操作を手動で行うことができる。
その他にも、本実施形態の把持部16は、図4、図5に示すように、車両前方に向かって斜め上方に傾斜した姿勢で設けられているため、ドライバーが、ブレーキ操作時に肩から前下に延びる腕の先端に位置する左手で把持部16を把持した状態で操作バー13を押し込む際に、該左手の掌を把持部16によってしっかりと受け止めることができる。
従って、ドライバーは、操作バー13を押し込むようなブレーキ操作時に把持部16を把持する手が前下方向へ滑り難くすることができ、手動によるブレーキ操作の操作性を向上させることができる。
万が一、ドライバーが、ブレーキ操作時に操作バー13を前下方向へ押し込む際に、把持部16を把持した手が前滑りした場合においても、ブレーキロックスイッチ17を、上述したように把持部16における下端寄りかつ後端寄りの位置に設けているため、左手の親指がブレーキロックスイッチ17に触れて誤操作されることを回避できる。
図5、図6に示すように、この発明の態様として、把持部16の左側面16aにおける、ブレーキロックスイッチ17の上方近傍の位置には、該左側面16aから外方に突出する凸部21がブレーキロックスイッチ17に対して隣り合わせに設けられていることを特徴とする。
前記構成によれば、ブレーキロックスイッチ17の上方に凸部21を設けることでブレーキロックスイッチ17の誤操作をより一層防止できる。
詳述すると、ドライバーがブレーキ操作時に左手で把持部16を把持している状態において、該左手の親指は、左側面16aの上端寄りの位置に配置された状態(すなわち、本実施形態においては、親指の指先がハザードスイッチ18に触れた状態)となる。
ここで本実施形態においては、上述したように、ブレーキロックスイッチ17の上方近傍の位置には、把持部16の左側面16aから外方に突出する凸部21が設けられている。
このため、ドライバーが左手の親指の指先を、左側面16aの上端寄りの位置に配置された状態からブレーキロックスイッチ17まで左側面16aに沿って後下方向へ動かす際には、該指先が凸部21を軽く乗り越えるようにして動かすことになる。このときの指先の感触により、ドライバーに、自身の指先がブレーキロックスイッチ17に徐々に近付いていること(ブレーキロックスイッチ17までの距離感)を認識させることができる。
特に、本実施形態のように、ハザードスイッチ18とブレーキロックスイッチ17との境界部に凸部21を設けることで、両スイッチ17,18の違いをドライバーに感触によって直ぐに認識させることができる。従って、特にブレーキロックスイッチ17の誤操作を防ぐことができる。
この発明の態様として、図5に示すように、凸部21の下辺21dは前後方向に略水平に形成され、ブレーキロックスイッチ17の上辺17uは、前後方向に略水平に形成されるとともに前後方向の略全体が凸部21の下辺21dに対して対向して設けられ、図6、図7に示すように、凸部21は、ブレーキロックスイッチ17よりも外方への突出高さが高くなるように設けられている。
前記構成によれば、ブレーキロックスイッチ17は、前後方向に延びる上辺17uの略全体が凸部21の下辺21dに対して下方にて対向して設けられたため、ブレーキロックスイッチ17の操作時にドライバーの親指の指先が左側面16aの上端寄りの位置からブレーキロックスイッチ17の側へ移動する際に、凸部21に必ず触れることができる。
さらに、前記構成によれば、凸部21は、ブレーキロックスイッチ17よりも外方への突出高さが高くなるように設けられることで、凸部21に触れた感触が際立つため、凸部21の位置と凸部21以外の位置との違いを認識し易くなる。従って、ブレーキロックスイッチ17の誤操作を防止できる。
しかも、前記構成によれば、凸部21の下辺21dとブレーキロックスイッチ17の上辺17uとが共に、前後方向に略水平に形成されるため、指先が凸部21の側からブレーキロックスイッチ17の側へ移動する際に、ブレーキロックスイッチ17と凸部21との間を横切るように移動させることになる。このため、ドライバーは、凸部21とブレーキロックスイッチ17との境界部の上下方向の間隔が僅かでありながら、境界部を越えたことを認識し易くなる。
従って、凸部21とブレーキロックスイッチ17とをコンパクトなレイアウトとして親指の後下方向への移動距離を抑制しながら、ブレーキロックスイッチ17の誤操作を防止できる。
図5、図6に示すように、この発明の態様として、把持部16の左側面16aにおける、ブレーキロックスイッチ17の位置よりも上端寄りの位置にはハザードスイッチ18が設けられている。
前記構成によれば、緊急時に迅速に操作する必要があるハザードスイッチ18を把持部16の左側面16aにおける、該把持部16を把持した左手の親指の指先が配置される上端寄りに設けることで、ブレーキ操作をしながら容易にハザードスイッチ18を操作して車両周辺の人に危険状態を報知できる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
例えば、車両周辺の人に危険を報知する手段(危険報知手段)は、振動、音、或いは光など、他の人が危険を認識可能な方法であれば特に限定しない。
具体的には、危険報知手段が、光によって危険を報知する手段である場合は、上述した実施形態のように、ハザードランプ(非常点滅灯)に限らず、右ウインカーや左ウインカー(方向指示器)を採用することができる。危険報知手段が、音により危険を報知する手段である場合には音声スピーカを採用することができる。
例えば、車両周辺の人に危険を報知する手段(危険報知手段)は、振動、音、或いは光など、他の人が危険を認識可能な方法であれば特に限定しない。
具体的には、危険報知手段が、光によって危険を報知する手段である場合は、上述した実施形態のように、ハザードランプ(非常点滅灯)に限らず、右ウインカーや左ウインカー(方向指示器)を採用することができる。危険報知手段が、音により危険を報知する手段である場合には音声スピーカを採用することができる。
また、本実施形態においては、把持部16の左側面16aに、ブレーキロックスイッチ17およびハザードスイッチ18が設けられた構成としたが、本発明は、把持部16の左側面16aに、少なくともブレーキロックスイッチ17が設けられた構成であれば、ハザードスイッチ18は必須ではなく、また、前下面16dに設けられたパドルシフトスイッチ23a,23bについても必須ではない。
本発明は、把持部16の左側面16aに、少なくともブレーキロックスイッチ17が設けられた構成であれば、ブレーキロックスイッチ17やパドルシフトスイッチ23a,23b以外にも例えば、各種車載機器(エアコンやオーディオ等)のON/OFF等を制御するためのスイッチなど他のスイッチを設けてもよい。
また、本実施形態にいては、ブレーキ手動操作装置10がステアリングホイール6に対して左側に設置されているため、ブレーキロックスイッチ17およびハザードスイッチ18は、上述したように、把持部16における、ドライバーが把持部16を把持した左手の親指が位置する左側面16aに設けられる。このように、ブレーキロックスイッチ17およびハザードスイッチ18は、把持部16における、ドライバーが把持部16を把持した手の親指が位置する側(運転席8側)に相当する面に設けられることが好ましい。
但し、この構成に限定せず、ブレーキ手動操作装置10がステアリングホイール6に対して右側に設置される場合には、ブレーキロックスイッチ17およびハザードスイッチ18は、把持部16における、ドライバーが把持部16を把持した右手の親指が位置する左側面16aに設けてもよい。
6…ステアリングホイール
10…ブレーキ手動操作装置(運転補助装置)
13…操作バー(ブレーキ操作部)
15…操作バー本体部(ブレーキ操作本体部)
16…把持部
16a…左側面(運転席側の側面)
17…ブレーキロックスイッチ
21…凸部
21d…凸部の下辺
17u…ブレーキロックスイッチの上辺
18…ハザードスイッチ
10…ブレーキ手動操作装置(運転補助装置)
13…操作バー(ブレーキ操作部)
15…操作バー本体部(ブレーキ操作本体部)
16…把持部
16a…左側面(運転席側の側面)
17…ブレーキロックスイッチ
21…凸部
21d…凸部の下辺
17u…ブレーキロックスイッチの上辺
18…ハザードスイッチ
Claims (4)
- 手動でブレーキ操作可能なブレーキ操作部を車室内に備えた運転補助装置において、
前記ブレーキ操作部はステアリングホイール近傍に配置され、該ブレーキ操作部の上端に把持部を備え、
前記把持部は車両前方に向かって斜め上方に傾斜して設けられ、該把持部の運転席側の側面における下端寄りの位置にブレーキロックスイッチを設けたことを特徴とする
運転補助装置。 - 前記ブレーキロックスイッチの上方近傍の位置には、前記把持部の前記側面から外方に突出する凸部が前記ブレーキロックスイッチに対して隣り合わせに設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の運転補助装置。 - 前記凸部の下辺および前記ブレーキロックスイッチの上辺は、前後方向に略水平に形成されるとともに対向して設けられ、
前記凸部は、前記ブレーキロックスイッチよりも車幅方向外側へ突出していることを特徴とする
請求項2に記載の運転補助装置。 - 前記把持部の前記側面における、前記ブレーキロックスイッチの位置よりも上端寄りの位置にはハザードスイッチが設けられていることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の運転補助装置。
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