JP2021065412A - 吸収性物品 - Google Patents
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(1)本発明の第1の態様は、液透過性のトップシートと、前記トップシートに対向して配置された液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品であって、前記吸収体は、表面が起毛した基体不織布と、前記基体不織布の起毛面の一部を覆うカバー不織布と、前記基体不織布の起毛した繊維間に固着担持した高吸収性ポリマーとからなる高吸収性シートと、前記基体不織布の起毛面及び前記カバー不織布の非肌側面の全体を覆う親水性シートと、を有し、前記カバー不織布は、前記基体不織布の幅方向中央部に配置され、前記基体不織布の幅方向の寸法に対する前記カバー不織布の幅方向の寸法の比率が5%以上50%以下であり、前記カバー不織布と厚さ方向で重なる、前記基体不織布の起毛面には前記高吸収性ポリマーの非存在領域が設けられ、前記吸収体は、平坦な状態において、35g/cm2の荷重下で測定した厚さが0.5mm以上4.0mm以下であり、前記35g/cm2の荷重下で測定した厚さが、無荷重状態で測定した厚さの30%以上70%以下であることを特徴とする、吸収性物品である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、前記カバー不織布は、前記基体不織布の幅方向中央部において、前記基体不織布の長手方向の一方の縁辺又は途中部から、前記基体不織布の長手方向の他方の縁辺まで延びるように配置されている。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性物品であって、前記カバー不織布は、前記基体不織布の長手方向寸法が前記基体不織布の幅方向寸法よりも大きい。
(4)本発明の第4の態様は、(1)〜(3)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記カバー不織布の、前記基体不織布の長手方向の両端の形状が、略四角形状、略三角形状、略半円状、及び略喇叭状よりなる群から選ばれる少なくとも1種である。
(5)本発明の第5の態様は、(1)〜(4)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記カバー不織布がエアスルー不織布であり、厚さが0.1mm以上3.0mm以下であり、坪量が10g/m2以上60g/m2以下である。
(6)本発明の第6の態様は、(1)から(5)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記基体不織布がエアスルー不織布であり、坪量が20g/m2以上120g/m2以下であり、厚さが0.3mm以上8.0mm以下であり、前記基体不織布を構成する繊維の太さが、1.8dtex以上9.0dtex以下である。
(7)本発明の第7の態様は、(1)〜(6)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記高吸収性ポリマーの坪量が150g/m2以上1000g/m2以下である。
(8)本発明の第8の態様は、(1)〜(7)のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記親水性シートは、坪量が10g/m2以上60g/m2以下の親水性不織布又はティシュペーパーである。
本実施形態の吸収性物品50は、ベビー用又は成人用を問わず種々の吸収性物品として使用できるが、代表的なものとして、例えば、軽失禁パッド、尿吸収パッド、パンツ型紙おむつ、テープ止め紙おむつ等が挙げられる。また、アウターとしての各種紙おむつと、インナーとしての吸収性物品50とを組み合わせて用いることもできる。
トップシート25は、吸収体1に向けて体液を速やかに通過させる液透過性のシート状部材であり、吸収体1を挟んで、バックシート30に対向して配置される。トップシート25は、着用者の肌に当接する場合があることから、やわらかな感触で、肌に刺激を与えないような性質を有する基材が好ましい。該基材としては、例えば、親水性不織布、同種又は異種の親水性不織布の積合体である複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム等が挙げられる。親水性不織布は、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂からなる合成繊維、レーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いて、エアスルー法、サーマルボンド法、スパンレース法、スパンボンド法等の公知の方法で加工することにより得られる。
本実施形態の吸収体1は、図2に示すように、高吸収性シート10と、基体不織布11の起毛面及びカバー不織布15の非肌側面のほぼ全体に接着された親水性シート20と、を有する。本実施形態の吸収体1は、高吸収性シート10と親水性シート20とのシート状積層体であり、少なくとも一部を折り曲げることなく、平坦な立体形状で用いられる。吸収性物品50を着用した場合、基体不織布11の肌側面(起毛させていない側の面)が、トップシート25に接するように設けられる。本実施形態の中でも、フラッフパルプを含まない吸収体1は、尿の逆戻りが抑制され、さらさらとした肌触りを維持しやすい。
以下、吸収体1の構成部材について詳細に説明する。
図3は、本実施形態の吸収体1に備わる基体不織布11及びカバー不織布15の構成を模式的に示す斜視図である。図3に示すように、基体不織布11の片側表面は起毛した状態である。そのため、不織布本来の嵩高さに加えて、高吸収性シート10に適度な厚みとやわらかさが付与されることにより、適度なクッション性が発生し、着用時のフィット感を向上させることができる。また、基体不織布11を上記のように起毛させることにより、基体不織布11の起毛した部分の繊維間に高吸収性ポリマー12を分散させて固着担持させることができる。その結果、高吸収性ポリマー12を固着担持させるための接着剤の使用量を少なくすることができるため、吸収性物品50全体としてのゴワゴワ感を低減できる。本実施形態の基体不織布11の長手方向及び幅方向は、吸収性物品50の長手方向及び幅方向にそれぞれ一致している。
カバー不織布15は、図3に示すように、基体不織布11の長手方向に沿って起毛面の一部を覆うように、配置される。カバー不織布15があることで、後述する高吸収性シート10の作製において高吸収性ポリマー12を固着担持するときに、基材不織布11の、カバー不織布15と厚さ方向で重なる起毛面は、高吸収性ポリマー12の非存在領域14となる。非存在領域14に高吸収性ポリマー12が存在しないことにより、非存在領域14が疑似的なスリットの役割を果たし、体液を吸収体1に素早く拡散することができる。カバー不織布15の基材は、体液の拡散速度が速く、素早く拡散できるものであればよく、例えば、親水性不織布、特に、エアスルー不織布が好ましい。カバー不織布15は、ホットメルト接着剤により、基体不織布11の起毛面に接着されていることが好ましい。
図2は、本実施形態の吸収体1に用いる高吸収性シート10の幅方向断面図である。本実施形態の高吸収性シート10は、図2に示すように、片側表面が起毛した基体不織布11と、基体不織布11の起毛面の一部を覆うカバー不織布15と、基体不織布11の起毛面の繊維間に固着担持された高吸収性ポリマー12と、を有する。このように高吸収性ポリマー12が分散して固着担持されることにより、高吸収性ポリマー12だけでなく、その周辺の基体不織布11にも尿等の体液が適度に拡散又は保持されることから吸収性能が向上し、フラッフパルプの非存在下でも十分な吸収性能を確保することができる。また、上述したようにカバー不織布15が存在することで、カバー不織布15と厚さ方向で重なる基体不織布11の起毛面に高吸収性ポリマー12の非存在領域14が設けられることにより、非存在領域14が疑似的なスリットの役割を果たし、高吸収性シート10及び後述する吸収体1の吸収性能が向上する。
高吸収性ポリマー12としては、尿を吸収及び保持し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸塩系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン・アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸・ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン・無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸塩系が好ましく、ポリアクリル酸ナトリウム系がより好ましい。また、高吸収性ポリマー12の坪量は、各種の吸収性物品に要求される吸収性能を確保する観点から、150g/m2以上1000g/m2以下とすることが好ましい。また、吸収性能、吸収後の肌触り及び着用者の動きやすさをより向上させる観点から、高吸収性ポリマー12の坪量は、300g/m2以上900g/m2以下とすることがより好ましい。
親水性シート20は、吸収性物品50を着用した場合に吸収体1の最も非肌側に位置し、親水性シート20の肌側面と、高吸収性シート10の非肌側面(基体不織布11の起毛面及びカバー不織布15の非肌側面)と、を接着することにより、高吸収性ポリマー12が吸収体1の外へ漏れることを防止することができ、着用時の肌触りも向上させることができる。親水性シート20としては、ティシュペーパー、吸収紙、スパンボンド不織布やエアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができ、入手性やコストの観点から親水性不織布又はティシュペーパーを用いることが好ましい。また、親水性シート20の坪量は、10g/m2以上60g/m2以下とすることが好ましく、13g/m2以上50g/m2以下とすることがより好ましい。なお、高吸収性シート10の起毛面を親水性シート20と接着する際には、高吸収性シート10と親水性シート20とを、ホットメルト接着剤や熱エンボス加工により固定することが好ましい。
吸収体1の製造方法としては、特に制限はないが、次の方法が一例として挙げられる。まず、基体不織布11の片側表面を回転ノコ刃又はニードルパンチを用いて、起毛させる。その後、ホットメルト接着剤等によりカバー不織布15を基体不織布11の起毛した面に接着させる。次に、高吸収性ポリマー12をホットメルト接着剤等により、基体不織布11の起毛した部分の繊維間に固着担持させる。カバー不織布15により、カバー不織布15の下に高吸収性ポリマー12の非存在領域14が設けられ、吸収体1のスリットのような役割を果たす。その後、基体不織布11の起毛面側と親水性シート20とをホットメルト接着剤等で接着し、高吸収性シート10を得る。
バックシート30は、吸収体1が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布とを積層した複合シートといった材料から形成される。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂からなるフィルム、ポリエチレンフィルムとポリプロピレンフィルムとの積層体等の、異種又は同種の樹脂フィルムの積層体である複合フィルム等が挙げられる。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体等の、異種又は同種の不織布の積層体である複合不織布及びこれらの複合材料が挙げられる。
立体ギャザー40は、例えば、吸収性物品50の着用者が排泄した体液の横漏れを防止する。立体ギャザー40は、吸収性物品50を着用したときに、トップシート25の肌側表面の幅方向両端部近傍において、吸収性物品50の長手方向に延びるように立設された一対の部材である。吸収性物品50の幅方向における立体ギャザー40の一端はバックシート30に固定され、その幅方向途中部はトップシート25に固着され、他端はトップシート25に固定されない自由端となるように、立体ギャザー40が配置される。
吸収性物品50の製造方法としては、上記のようにして得られた吸収体1をトップシート25とバックシート30との間に挟持し、トップシート25の上に立体ギャザー40を設置し、トップシート25とバックシート30とを一部又は全周に亘ってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定することで製造することができる。そして、吸収性物品50が尿取りパッドや軽失禁パッドである場合は、これを包装体に個別包装した後、長手方向に3つ折りにして折りたためばよい。また、吸収性物品50の用途やタイプに応じて、レッグギャザー、ウエストギャザー、サイドフラップ等を必要に応じて設けることができる。
<吸収体及び吸収性物品の作製>
(1)高吸収性シートの作製
まず、エアスルー不織布(坪量40g/m2、幅方向の寸法60mm、長手方向の寸法400mm)を用意し、基体不織布の片側表面を回転ノコ刃で物理的に起毛させて、基体不織布を作製した。次いで、カバー不織布(坪量15g/m2、幅方向の寸法30mm、長手方向の寸法400mm)を、ホットメルト接着剤により基体不織布の幅方向両端からそれぞれ15mmの距離を空けて、基体不織布の幅方向中央部に接着した。その後、基体不織布の起毛面に高吸収性ポリマー(坪量380g/m2)を分散させ、ホットメルト接着剤により、基体不織布の起毛した部分の繊維間に固着担持させ、高吸収性シートを得た。
親水性シートとしてスパンボンド不織布(坪量10g/m2、幅方向の寸法60mm、長手方向の寸法400mm)を用意し、上記で得られた高吸収性シートにおける基体不織布の起毛面側と、ホットメルト接着剤を塗布した親水性シートとを接着し、吸収体を得た。
上記で得られた吸収体の基体不織布側にトップシート(坪量25g/m2、幅70mm、長手400mm)を、また、親水性シート側に通気性ポリエチレンフィルム(坪量23g/m2、幅70mm、長手400mm)をホットメルト接着剤でそれぞれ接着し、実施例1の吸収性物品を得た。
カバー不織布として幅方向の寸法15mm、長手方向の寸法400mmのエアスルー不織布を使用する以外は、実施例1と同様にして、吸収体及び実施例2の吸収性物品を作製した。
カバー不織布として幅方向の寸法6mm、長手方向の寸法400mmのエアスルー不織布を使用する以外は、実施例1と同様にして、吸収体及び実施例3の吸収性物品を作製した。
幅方向の寸法60mm、長手方向の寸法400mmの、実施例1と同様に起毛した基体不織布及び親水性シートを使用し、カバー不織布を配置しない以外は、実施例1と同様にして、吸収体及び比較例1の吸収性物品を作製した。
エアスルー不織布(坪量20g/m2)/高吸収性ポリマー(坪量280g/m2)/エアスルー不織布(坪量20g/m2)/高吸収性ポリマー(坪量100g/m2)/スパンレース不織布(坪量20g/m2)を積層したシート(幅方向の寸法はすべて60mm、長手方向の寸法はすべて400mm)を吸収体として用いた。なお、比較例2で用いた各エアスルー不織布については、実施例1で用いた基体不織布のような起毛処理は行わなかった。この吸収体を用いる以外は実施例1と同様にして、比較例2の吸収性物品を作製した。
高吸収性ポリマー(坪量380g/m2)とフラッフパルプ(坪量400g/m2)との混合物をティシュペーパー(16g/m2)で覆い、幅方向寸法60mm、長手方向寸法400mmの略矩形状に成形し、吸収体として用いた。この吸収体を用いる以外は実施例1と同様にして、比較例3の吸収性物品を作製した。
いずれも幅方向寸法が70mm、長手方向寸法が400mmの、実施例1と同様に起毛させた基体不織布及び親水性シートを使用して、高吸収性ポリマーを坪量135g/m2で分散させて高吸収性シートを作製し、カバー不織布を配置しない以外は、実施例1と同様にして、吸収体及び比較例4の吸収性物品を作製した。
実施例1〜3及び比較例1〜4で得られた吸収体又は吸収性物品を用いて、下記の吸収速度、逆戻り量及び吸収体の厚さを測定した。また、下記の官能評価を行った。それぞれの結果を表1に示す。なお、表1では、高吸収性ポリマーを「SAP」とする。
実施例1〜3及び比較例1〜4の吸収体に、46g/cm2の加圧下で、内径30mmの筒より40mlの0.9質量%生理食塩水(37℃)を注水し、生理食塩水が吸収体表面へ吸収されるまでの時間(秒)を吸収速度1回目として計測した。3分経過後、再度40mlの0.9質量%生理食塩水(37℃)を注水し、生理食塩水が吸収体表面へ吸収されるまでの時間(秒)を吸収速度2回目として計測した。数値が小さいほど、吸収性に優れることを意味する。
実施例1及び比較例1〜4の吸収体に、生理食塩水200mlを注水し、注水してから10分後に35gf/cm2の荷重でろ紙を吸収体表面に圧着させ、1分間でろ紙に逆戻りした水分量(g)を測定した。逆戻り量(g)は、前記方法で食塩水を逆戻りさせたろ紙の重量から、ろ紙自体の重量を減じたものである。逆戻り量が少ないほど、吸収体がドライな状態であることを示す。
実施例1〜3及び比較例1〜4の吸収体に、圧力を加えないときの厚さ(無荷重厚さ)と、所定の圧力(ここでは35g/cm2)を負荷したときの厚さ(荷重厚さ)を測定した。なお、35g/cm2の荷重下での厚さは、吸収性物品におもりを乗せた状態のおもりの所定位置の高さから、おもり自体における同所定位置の高さを減じた値として求められる。また、厚さ比率(=荷重厚さ/無荷重厚さ)を求めた。
8人のパネラーの協力の下、実施例1及び比較例1〜3の各吸収体を用いたテープ止めタイプの吸収性物品を着用した場合の、着用感(フィット感、やわらかさ)と吸収性(吸収性物品外への漏れ(外漏れ)、さらさら感)について、「良い」又は「悪い」の2択で官能評価を行った。着用者は8時間使用し、日常動作における評価を行い、その結果を表1に示した。なお、外漏れについて、「良」は漏れないことであり、「悪い」は漏れが発生することである。
〇:「良い」を選んだ着用者が6人以上8人以下のとき
△:「良い」を選んだ着用者が3人以上5人以下のとき
×:「良い」を選んだ着用者が1人若しくは2人のとき、又は「良い」を選んだ着用者が1人もいないとき
10 高吸収性シート
11 基体不織布
12 高吸収性ポリマー
14 非存在領域
15 カバー不織布
20 親水性シート
25 トップシート
30 バックシート
40 立体ギャザー
50 吸収性物品
Claims (8)
- 液透過性のトップシートと、前記トップシートに対向して配置された液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品であって、
前記吸収体は、表面が起毛した基体不織布と、前記基体不織布の起毛面の一部を覆うカバー不織布と、前記基体不織布の起毛した繊維間に固着担持した高吸収性ポリマーとからなる高吸収性シートと、前記基体不織布の起毛面及び前記カバー不織布の非肌側面の全体を覆う親水性シートと、を有し、
前記カバー不織布は、前記基体不織布の幅方向中央部に配置され、前記基体不織布の幅方向の寸法に対する前記カバー不織布の幅方向の寸法の比率が5%以上50%以下であり、前記カバー不織布と厚さ方向で重なる、前記基体不織布の起毛面には前記高吸収性ポリマーの非存在領域が設けられ、
前記吸収体は、平坦な状態において、35g/cm2の荷重下で測定した厚さが0.5mm以上4.0mm以下であり、前記35g/cm2の荷重下で測定した厚さが、無荷重状態で測定した厚さの30%以上70%以下であることを特徴とする、吸収性物品。 - 前記カバー不織布は、前記基体不織布の幅方向中央部において、前記基体不織布の長手方向の一の縁辺又は途中部から、前記基体不織布の長手方向の一方の縁辺まで延びるように配置された、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記カバー不織布は、前記基体不織布の長手方向寸法が前記基体不織布の幅方向寸法よりも大きい、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記カバー不織布の、前記カバー不織布の、前記基体不織布の長手方向の両端の形状が、略四角形状、略三角形状、略半円状、及び略喇叭状よりなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記カバー不織布がエアスルー不織布であり、厚さが0.1mm以上3.0mm以下であり、坪量が10g/m2以上60g/m2以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記基体不織布がエアスルー不織布であり、坪量が20g/m2以上120g/m2以下であり、厚さが0.3mm以上8.0mm以下であり、前記基体不織布を構成する繊維の太さが、1.8dtex以上9.0dtex以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記高吸収性ポリマーの坪量が150g/m2以上1000g/m2以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記親水性シートは、坪量が10g/m2以上60g/m2以下の親水性不織布又はティシュペーパーであることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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