JP7549995B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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前記吸収体は、
複数の起毛繊維が立設された起毛面、及び非起毛面を有する基体不織布と、
前記基体不織布の前記起毛面の前記起毛繊維間に固着担持された高吸収性ポリマーと、
前記基体不織布の前記高吸収性ポリマーが固着担持された前記起毛面を覆う親水性シートと、を備える高吸収性シートを有し、
前記高吸収性シートは、
幅方向途中部で長手方向に沿ってかつ前記基体不織布の前記非起毛面を内側にして折り曲げられた第1から第4の4つのシート部を含む積層構造を有し、
前記第1シート部は、着用者の最も肌側に位置し、幅方向一端が前記高吸収性シートの幅方向一端であり、
前記第2シート部は、前記着用者の最も非肌側に位置して前記第1シート部と厚み方向に対向し、幅方向一端及び他端がそれぞれ前記第4シート部及び前記第3シート部に繋がり、
前記第3シート部は、前記第2シート部の幅方向他端から厚み方向に立ち上がって前記第1シート部の幅方向他端に繋がり、
前記第4シート部は、前記第1シート部と前記第2シート部との厚み方向の間に位置し、幅方向他端が前記高吸収性シートの幅方向他端であり、
前記第1シート部の前記高吸収性ポリマーの前記固着担持領域と、前記第2シート部の前記高吸収性ポリマーの前記固着担持領域と、前記第4シート部の前記高吸収性ポリマーの前記固着担持領域とが、厚み方向に重なり合う重なり領域と、
前記第1シート部と前記第4シート部とを、前記高吸収性シートの幅方向一端付近で固定する第1接着部と、
前記第2シート部と前記第4シート部とを、前記高吸収性シートの幅方向他端付近で固定する第2接着部と、をさらに備えることを特徴とする吸収性物品。
(2)前記重なり領域の幅方向寸法は、前記第2シートの幅方向寸法の10%以上95%以下である、上記(1)の吸収性物品。
(3)前記親水性シートの坪量が15g/m2以上80g/m2以下である、上記(1)又は(2)の吸収性物品。
(4)前記親水性シートの曲げこわさが0.015gf・cm2/cm以上0.080gf・cm2/cm以下である、上記(1)~(3)のいずれかの吸収性物品。
(5)前記基体不織布の坪量が20g/m2以上80g/m2以下である、上記(1)~(4)のいずれかの吸収性物品。
(6)前記基体不織布がエアスルー不織布であり、前記エアスルー不織布を構成する繊維の太さが1.6dtex以上14dtex以下である、上記(1)~(5)のいずれかの吸収性物品。
(7)前記高吸収性シートにおける前記高吸収性ポリマーの坪量が100g/m2以上600g/m2以下である、上記(1)~(6)のいずれかの吸収性物品。
以下、図面を参照しつつ、第1実施形態に係る吸収性物品50について説明する。図1及び図2は、吸収性物品50を示す。図3及び図4は、それぞれ吸収体20、20Aを示す。図5は基体不織布11を示す。図6は、高吸収性シート16を示す。これらの図面は吸収性物品50中の各構成部材の形状や寸法、大小関係等を規定するものではない。
第2に、高吸収性シート16を所定の3層疑似積層構造とした上で、高吸収性シート16の幅方向両端16a、16b付近に第1接着部14及び第2接着部15を設けることで、SAP固着担持層17が封止され、SAP固着担持層17中の高吸収性ポリマー12の脱落が防止される。その結果、SAP固着担持層17中の高吸収性ポリマー12の固着担持に必要なホットメルト接着剤の量が低減され、より柔らかい吸収体20となる。
第3に、一枚の高吸収性シート16を折り曲げた3層疑似積層構造は、高吸収性シート16の製造設備1台で製造でき、操業スピード等の操業性が良好である。これに対し、オンラインでSAPシート3層を積層するには、層毎に別々の設備を要し、コスト的にも設置場所的にも操業スピード等の操業性にも課題が多い。
トップシート10は、吸収体20に向けて体液を速やかに通過させる液透過性のシート状部材であり、吸収体20を挟んで、バックシート30に対向して配置される。トップシート10は、着用者の肌に当接する場合あることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えない基材が好ましい。該基材としては、例えば、親水性シート、同種又は異種の親水性シートの積層体である複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム等が挙げられる。親水性シートとしては、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂からなる合成繊維、レーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維等を用いて作製された、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布等が挙げられる。
吸収体20はトップシート10とバックシート30との間に挟まれ、例えば、トップシート10を透過してきた尿等の体液を吸収及び保持する。吸収体20は、図3、図4等に示すように、フラッフパルプ等の吸収性繊維を含有しない、高吸収性シート(以下「SAPシート」ともいう)16を用いて構成される。
第1接着部14は、第1シート部Aの非肌側面と第4シート部Dの肌側面とを、高吸収性シート16の幅方向一端16a付近で固定する。好ましい実施形態では、第1接着部14は、第1シート部Aの親水性シート13の非肌側面と、第4シート部Dの親水性シート13の肌側面とを、SAP層17を塞ぐように、高吸収性シート16の幅方向一端16a付近で固定する。
吸収体20Aは、吸収体20の変形例の一つであり、吸収体20の作製に用いた高吸収性シート16よりも幅長の高吸収性シート16を用い、折り目の数を3から4に変更し、第3シート部Cが第2シート部Bとの折り目から斜め方向に立ち上がる以外は、吸収体20と同じ構成を有している。
図5に示すように、基体不織布11の片側表面11aには、基体不織布11を構成する繊維が起毛した起毛繊維11xが複数立設されている。そのため、不織布本来の嵩高さに加えて、高吸収性シート16に適度な厚みとやわらかさが付与され、良好なむクッション性が発生し、着用時のフィット感が向上する。また、基体不織布11を起毛させると、起毛繊維11x間に高吸収性ポリマー12を分散させて固着担持させることができる。基体不織布11の片側表面11aを起毛させる方法としては、回転ノコ刃、ニードルパンチ等を用いる方法が挙げられ、インラインでの生産性やコストの観点から回転ノコ刃を用いる方法が好ましい。
高吸収性ポリマー12としては、尿を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸塩、ポリアスパラギン酸塩、(デンプン・アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸・ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン・無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等が挙げられる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸塩が好ましく、ポリアクリル酸ナトリウムがより好ましい。高吸収性シート16のSAP層17における高吸収性ポリマー12の坪量は、例えば、100g/m2以上600g/m2以下の範囲である。
基体不織布11のSAP層17を覆う親水性シート13は、例えば、SAP層17全体に体液を拡散させる。親水性シート13は、ホットメルト接着剤や熱エンボス加工等により、SAP層17の表面に固定される。好ましい実施形態では、親水性シート13は、高吸収性シート16の強度と、クッション性や柔らかさ等とをバランスよく両立させる観点から、曲げこわさが0.015gf・cm2/cm以上0.080gf・cm2/cm以下の範囲である。曲げこわさが0.015gf・cm2/cm未満では、親水性シート13が柔らかすぎて操業性が悪くなる傾向があり、また、吸収体20も柔らかいため、着用時によれて漏れが生じやすくなる傾向がある。曲げこわさが0.080gf・cm2/cmを超えると、吸収体20が固くなり着用時の柔らかさやフィット感が低下する傾向がある。曲げこわさの測定方法は後述する。
吸収体20、20Aは、長さが例えば100mm以上800mm以下の範囲、150mm以上500mm以下の範囲、又は270mm以上500mm以下の範囲であり、幅が例えば50mm以上500mm以下の範囲、60mm以上400mm以下の範囲、又は90mm以上190mm以下の範囲である。また、吸収体20、20Aの平面視形状が砂時計型である場合は、長さが180mm以上480mm以下の範囲、着用者の腹部及び背部にそれぞれ当接する腹側部及び背側部の幅がともに60mm以上160mm以下の範囲であり、着用者の股下部に当接する股部の幅が50mm以上140mm以下の範囲である。また、吸収体20、20Aの全面又は一部にエンボス加工を施してもよい。吸収体20、20Aの平面視形状としては、例えば、砂時計型、Iの字状、長方形、4角が丸まった角丸四角形、長円等が挙げられる。
吸収体20や吸収体20Aの製造方法としては、特に制限はないが、以下の方法が一例として挙げられる。基体不織布11の片側表面を回転ノコ刃又はニードルパンチを用いて、起毛させる。その後、高吸収性ポリマー12をホットメルト接着剤等により、基体不織布11の起毛面11aの起毛繊維11x間に固着担持させ、SAP層を形成する。その後、基体不織布11のSAP層17と親水性シート13とをホットメルト接着剤等で接着し、高吸収性シート16を作成する。この高吸収性シート16を、幅方向の所定の途中部で所定の折り曲げ角度で折り曲げると、吸収体20や吸収体20Aが得られる。吸収体20や吸収体20Aでは、各折り曲げ部分の折り目は、滑らかな弧を描くように構成しているが、角張るように構成してもよい。
バックシート30には、吸収体20が保持する体液が衣類を濡らさないような液不透過性を有する基材を用いる。該基材としては、例えば、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体である複合シート等が挙げられる。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布の積層体である複合不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布の積層体である複合不織布、これらの2種以上の積層体である複合材料等が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン等のフィルム、ポリエチレンとポリプロピレンとの複合フィルム等が挙げられる。
立体ギャザー40は、例えば、使用者の排泄した体液の横漏れを防止するために、トップシート10の肌側面の両端付近に長手方向に沿って設けられる。本実施形態の立体ギャザー40は、幅方向一端がバックシート30の肌側面の両端付近に固定され、幅方向途中部がトップシート10の肌側面の両端付近に固定され、幅方向他端はトップシート10に固定されない自由端40aである。自由端40a付近には弾性伸縮部材(不図示)が長手方向に沿って配設され、自由端40aに起立性を付与し、着用者の体型に合わせて変形可能にする。
吸収性物品50は、トランスファシート(不図示)を備えていてもよい。トランスファシーは、例えば、トップシート10と吸収体20(又は吸収体20A)との間に配置される。トランスファシートとしては透液性を有する基材であれば特に限定されないが、例えば、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布、サーマルボンド不織布/スパンボンド不織布積層体等の同種又は異種の不織布を積層した複合不織布、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等からなる発泡フィルム、これらの2種以上の積層体である複合シート等が挙げられる。これらの中でも、体液の立体ギャザー40への移行を防止する観点から、エアスルー不織布が好ましい。トランスファシートの坪量は例えば20g/m2以上の範囲又は20g/m2以上60g/m2以下の範囲である。
吸収性物品50は、公知の製造方法により製造できるが、例えば、吸収体20又は吸収体20Aをトップシート10とバックシート30との間に配置する工程と、トップシート10とバックシート30とを一部又は全周に亘ってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定する工程と、バックシート30及びトップシート10の所定位置に立体ギャザー40を設置する工程と、を含む製造方法が挙げられる。そして、吸収性物品50が尿取りパッドや軽失禁パッドである場合は、これを包装体に個別包装した後、長手方向に3つ折りにして折りたためばよい。また、吸収性物品50の用途や形態に応じて、レッグギャザー、ウエストギャザー、サイドフラップ等が適宜設けられる。
まず、基体不織布として表1に示す各物性、寸法を有したエアスルー不織布を用意し、基体不織布の片側表面を回転ノコ刃で物理的に起毛させて、高吸収性ポリマーを分散させ(坪量240g/m2)、ホットメルト接着剤(10g/m2)により、基体不織布の起毛した部分の繊維間に固着担持させた。さらに、親水性シートとして表1に示す各物性、寸法を有したエアスルー不織布(曲げこわさgf・cm2/cm、実施例1:0.019、実施例2:0.031、比較例1:0.012、比較例2:0.085)を用意し、基体不織布の起毛面側と、ホットメルト接着剤を塗布した親水性シートとを接着し、高吸収性シートを得た。次に、基体不織布の非起毛面が内側を向くようにして高吸収性シートを図3に示す3層疑似積層構造に折り曲げ、高吸水性シートの幅方向両端付近で各シート部をホットメルト接着剤で固定した。こうして実施例1~4、比較例1、2の吸収体を作製した。
基体不織布として表1に示す各物性、寸法を有したエアスルー不織布を用意し、基体不織布の片側表面を回転ノコ刃で物理的に起毛させて、高吸収性ポリマーを分散させ(坪量360g/m2)、ホットメルト接着剤により、基体不織布の起毛した部分の繊維間に固着担持させた。さらに、親水性シートとして表1に示す各物性、寸法を有したエアスルー不織布を用意し、基体不織布の起毛面側と、ホットメルト接着剤を塗布した親水性シートとを接着し、高吸収性シートを得た。次に、基体不織布の起毛面が外側を向くように高吸収性シートを配し、中央部60mmを残し、左右を中央に向けてC折りし、中央部で重なる親水性シート同士をホットメルト接着剤で固定し、SAP層が厚み方向に重なり合わない吸収体を用いる以外は、実施例1と同様にして比較例3の吸収性物品を作製した。
エアスルー不織布(坪量20g/m2)/高吸収性ポリマー(坪量240g/m2)/エアスルー不織布(坪量20g/m2)を積層して得られた高吸収性シート(幅方向の寸法はすべて60mm)を3層重ねて吸収体として用いた以外は、実施例1と同様にして吸収性物品を作製した。なお、比較例4で用いたエアスルー不織布については、実施例1で用いた基体不織布のような起毛処理は行わなかった。
実施例1~4及び比較例1~4で得られた吸収性物品を用いて吸収速度を測定し、その結果を表1に示した。
(吸収速度)
実施例1~4及び比較例1~4の各吸収性物品に、46g/cm2の加圧下で、内径30mmの筒から0.9質量%の生理食塩水(37℃)40mlを注水し、生理食塩水が吸収体表面へ吸収されるまでの時間(秒)を吸収速度1回目として計測する。3分経過後、0.9質量%の生理食塩水(37℃)40mlを再度注水し、生理食塩水が吸収体表面へ吸収されるまでの時間(秒)を吸収速度2回目として計測する。数値が小さいほど、吸収性に優れることを意味する。
(操業性)
〇:操業のスピードを低下させることなく、通常の生産が可能であった。
△:操業のスピードは通常に比べて、1%以上10%以下低下した。
×:操業スピードは通常に比べて、10%を超えて低下した。
(官能評価)
8人のパネラーに実施例1~4及び比較例1~4の各吸収性物品を着用してもらい、着用感(フィット感、やわらかさ)と吸収性(吸収性物品外への漏れの有無)について、「良い」又は「悪い」の2択で官能評価を行った。着用者は8時間使用し、日常動作における評価を行い、その結果を表1に示した。
〇:「良い」を選んだ着用者が6人以上8人以下のとき
△:「良い」を選んだ着用者が3人以上5人以下のとき
×:「良い」を選んだ着用者が1人若しくは2人のとき、又は「良い」を選んだ着用者が1人もいないとき
(曲げこわさ)
曲げこわさ(曲げ剛性)は、曲げ試験機(商品名:KES-FB2、カトーテック(株)製)の固定チャックと移動チャックに試料(100mm×100mm)を差し込んでセットして測定した。移動チャックが正側の最大曲率+2.5cm-1まで移動し反転して曲率0を通過し、その後、負の最大曲率-2.5cm-1まで移動し反転して曲率0で測定が終了し、このようにして1サイクルの曲率に対する曲げモーメントの往復曲線が得られる。曲げモーメントの往復曲線において、曲率0.5cm-1と1.5cm-1の間の傾きと曲率-0.5cm-1と-1.5cm-1の間の傾きの平均値を曲げこわさとした。
11 基体不織布
11a 起毛面
11b 非起毛面
11x 起毛繊維
12 高吸収性ポリマー
13 親水性シート
14 第1接着剤層
15 第2接着剤層
16 高吸収性シート
17 SAP層(SAP固着担持層)
20、20A 吸収体
30 バックシート
40 立体ギャザー
40a 自由端
50 吸収性物品
A 第1シート部
B 第2シート部
C 第3シート部
D 第4シート部
Claims (7)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これらの間に配置された吸収体と、を備える吸収性物品であって、
前記吸収体は、
複数の起毛繊維が立設された起毛面、及び非起毛面を有する基体不織布と、
前記基体不織布の前記起毛面の前記起毛繊維間に固着担持された高吸収性ポリマーと、
前記基体不織布の前記高吸収性ポリマーが固着担持された前記起毛面を覆う親水性シートと、を備える高吸収性シートを有し、
前記高吸収性シートは、
幅方向途中部で長手方向に沿ってかつ前記基体不織布の前記非起毛面を内側にして折り曲げられた第1から第4の4つのシート部を含む積層構造を有し、
前記第1シート部は、着用者の最も肌側に位置し、幅方向一端が前記高吸収性シートの幅方向一端であり、
前記第2シート部は、前記着用者の最も非肌側に位置して前記第1シート部と厚み方向に対向し、幅方向一端及び他端がそれぞれ前記第4シート部及び前記第3シート部に繋がり、
前記第3シート部は、前記第2シート部の幅方向他端から厚み方向に立ち上がって前記第1シート部の幅方向他端に繋がり、
前記第4シート部は、前記第1シート部と前記第2シート部との厚み方向の間に位置し、幅方向他端が前記高吸収性シートの幅方向他端であり、
前記第1シート部の前記高吸収性ポリマーの固着担持された領域と、前記第2シート部の前記高吸収性ポリマーの固着担持された領域と、前記第4シート部の前記高吸収性ポリマーの固着担持された領域とが、厚み方向に重なり合う重なり領域と、
前記第1シート部と前記第4シート部とを、前記高吸収性シートの幅方向一端付近で固定する第1接着部と、
前記第2シート部と前記第4シート部とを、前記高吸収性シートの幅方向他端付近で固定する第2接着部と、をさらに備えることを特徴とする吸収性物品。 - 前記重なり領域の幅方向寸法は、前記第2シートの幅方向寸法の10%以上95%以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記親水性シートの坪量が15g/m2以上80g/m2以下である、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
- 前記親水性シートの曲げこわさが0.015gf・cm2/cm以上0.080gf・cm2/cm以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記基体不織布の坪量が20g/m2以上80g/m2以下である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記基体不織布がエアスルー不織布であり、前記エアスルー不織布を構成する繊維の太さが1.6dtex以上14dtex以下である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記高吸収性シートにおける前記高吸収性ポリマーの坪量が100g/m2以上600g/m2以下である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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