[go: up one dir, main page]

JP2018129889A - 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体 - Google Patents

常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2018129889A
JP2018129889A JP2017019801A JP2017019801A JP2018129889A JP 2018129889 A JP2018129889 A JP 2018129889A JP 2017019801 A JP2017019801 A JP 2017019801A JP 2017019801 A JP2017019801 A JP 2017019801A JP 2018129889 A JP2018129889 A JP 2018129889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
superconducting
superconducting cable
slot
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017019801A
Other languages
English (en)
Inventor
康雄 引地
Yasuo Hikichi
康雄 引地
勉 小泉
Tsutomu Koizumi
勉 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
SWCC Showa Cable Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SWCC Showa Cable Systems Co Ltd filed Critical SWCC Showa Cable Systems Co Ltd
Priority to JP2017019801A priority Critical patent/JP2018129889A/ja
Publication of JP2018129889A publication Critical patent/JP2018129889A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)

Abstract

【課題】超電導ケーブルと常電導部とを接続する際に、大きさに応じた好適な通電容量を確保しつつ、超電導ケーブルへの外部からの熱侵入量を低減すること。
【解決手段】超電導ケーブルの外周に配置され、超電導ケーブルに接続されるケーブル接続部と、ケーブル接続部の外周を囲むように配置され、ケーブル接続部に電気的に接続されるとともに、常温側の機器に接続される端子部が外周側に設けられる板状の導電フランジ部とを有し、導電フランジ部には、端子部とケーブル接続部との間に、同心で且つ異なる直径の欠円状の複数のスロットが形成され、複数のスロットのうち、導電フランジの最外周に配置される第1スロットは、第1スロットの端部が挟む欠円部を、ケーブル接続部を挟み端子部とは逆側に配置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、超電導ケーブルの終端接続部等に用いられる常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体に関する。
従来、極低温で超電導状態になる超電導線材を導体として用いた超電導ケーブルが知られている。超電導ケーブルは、大電流を低損失で送電可能な電力ケーブルとして期待されており、実用化に向けて開発が進められている。
超電導ケーブルは、断熱管内に一心又は複数心のケーブルコアが収容された構造を有するものが知られている。一心のケーブルコアとしては、例えば中心から順に、フォーマ、超電導導体層、電気絶縁層、ケーブルシールド層、及び保護層等を有する。また、ケーブルコアとしては、フォーマの外周に、超電導導体層と、電気絶縁層とを交互に同心円状に配置した複数の超電導導体層を同一心で有する同軸型のケーブルコアが知られている。
断熱管は、ケーブルコアを収容し内部に冷媒(例えば液体窒素)が充填される内管(以下「断熱内管」)と、断熱内管の外周を覆う外管(以下「断熱外管」)を有する。断熱内管と断熱外管の間は、断熱のために真空状態とされる。
超電導ケーブルの終端接続部等に適用される超電導ケーブルの端末構造体においては、低温部となる低温容器に超電導ケーブルの端末部が収容され、超電導ケーブルの導体(例えば超電導導体層)がリード部の導体引出部を介して常温部に引き出される。低温容器は、超電導ケーブルの端末部を収容し運転時に液体窒素等の冷媒が充填される冷媒槽と、冷媒槽を収容し運転時に真空状態とされる真空槽とからなる二重構造を有する。
このような超電導ケーブルの端末構造体において、液体窒素が充填される冷媒槽内で、超電導ケーブルの超電導導体層に、導体引出部の機能を有する常電導接続部材を接続する構造として、例えば、特許文献1に示す超電導ケーブルの端末構造が知られている。
特許文献1では、円環状の外フランジの内側に、超電導ケーブルの外周に電気的に接続して取り付けた円環状の内フランジを、超電導ケーブルを中心に回転自在に電気的に取り付けた円盤状の常電導接続部材が開示されている。
図1に示す常電導接続部材では、円環板状の外フランジの内側に、内フランジが、接触子を介して相対的に回動可能に取り付けられている。外フランジの外周には、常温部に接続される端子が突設されている。
ところで、一般的に超電導ケーブルの終端に常電導接続部材を設置する構成では、端子から超電導ケーブルまでの通電経路が、外部から超電導ケーブルへの熱の侵入経路(伝導熱の経路)にもなる。よって、伝導熱の経路を長くして、超電導ケーブル側への熱侵入量を低くすることが考えられている。
特許文献1の常電導接続部材では、外側フランジにおいて、外周の端子から内側フランジまでの領域に、外フランジの表裏面を貫通する同心円の複数の円弧状のスロットを設けている。スロットによって、スロットが形成されていない部分(スロットの端部が挟む欠円部分)から、内フランジの方向(中心方向)に電流が流れるようにして、端子と内フランジとの間の通電距離を確保している。この通電距離を長くすることにより、外部からの熱を伝達しにくくして、超電導ケーブルの超電導層への熱の進入を防止している。
米国特許出願公開第2012/289405号明細書
ところで、特許文献1の常電導接続部材では、外フランジにおいて最外周に位置する円弧状のスロットは、スロットが形成されていない欠円部分を、常温側の機器(電力用同軸ケーブルも含む)に接続される端子のある方向に、つまり端子と半径方向で連続するように形成されている。これにより、通電時には、外フランジにおいて最外周のスロットの外側には、電流が流れない。よって、特許文献1の常電導接続部材において外側部分を無駄にせず有効に使用したいという要望があった。
本発明の目的は、超電導ケーブルと常電導部とを接続する際に、大きさに応じた好適な通電容量を確保しつつ、超電導ケーブルへの外部からの熱侵入量を低減することができる常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体を提供することである。
本発明に係る常電導接続部材は、
超電導ケーブルの外周に配置され、超電導ケーブルに接続されるケーブル接続部と、
前記ケーブル接続部の外周を囲むように配置され、前記ケーブル接続部に電気的に接続されるとともに、常温側の機器に接続される端子部が外周側に設けられる板状の導電フランジ部とを有し、
前記導電フランジ部には、前記端子部とケーブル接続部との間に、同心で且つ異なる直径の欠円状の複数のスロットが形成され、
前記複数のスロットのうち、前記導電フランジ部の最外周に配置される第1スロットは、当該第1スロットの端部が挟む欠円部を、前記ケーブル接続部を挟み前記端子部とは逆側に配置している構成を採る。
本発明に係る超電導ケーブルの端末構造体は、上記構成の常電導接続部材と、前記常電導接続部材に接続される超電導ケーブルと、を有する構成としても良い。
本発明によれば、超電導ケーブルと常電導部とを接続する際に、好適な通電容量を確保しつつ、超電導ケーブルへの外部からの熱侵入量を低減することができる。
本発明の一実施の形態に係る端末構造体を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る端末構造体における超電導ケーブルの概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態に係る端末構造体における常電導接続部材と超電導ケーブルの接続部分を示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係る端末構造体における常電導接続部材と超電導ケーブルの接続部分を示す底面図である。 比較例1としての常電導接続部材の正面図である。 本発明に係る実施の形態の超電導ケーブルの端末構造体における常電導接続部材の変形例を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る端末構造体1を示す図である。説明の便宜上、超電導ケーブル10が導入される側を後端側(図1では右側)、反対側を先端側(図1では左側であり挿入方向側ともいう)として説明する。
図1に示すように、端末構造体1は、超電導ケーブル10の端末部と、板状の常電導接続部材30と、冷媒槽21及び真空槽22を有する低温容器20と、支持脚部(支持部)28を有する。
端末構造体1では、中央部に超電導ケーブル10が挿通された常電導接続部材30が所定間隔を空けて配置されている。常電導接続部材30間に、超電導ケーブル10を囲むように筒状の内側収容片211が架設されることに冷媒槽21が形成される。また、冷媒槽21を囲むように、筒状の外側収容片221が架設されることにより、真空槽22が形成されている。
すなわち、低温容器20は、常電導接続部材30及び内側収容片211で構成される内側の冷媒槽21と、常電導接続部材30及び外側収容片221で構成される外側の真空槽22とからなる二重構造となっている。
このように構成される低温容器20(詳細には冷媒槽21)に超電導ケーブル10の端末部が所定の状態で水平方向に延在するように収容された状態となっている。
低温容器20から、常電導接続部材30(詳細には、図3に示す常電導接続部材30の端子部301)を介して超電導ケーブル10の導体電流が電力機器等の実系統側に引き出される。
なお、常電導接続部材30と同様に、シールド通電部を設けて、このシールド通電部に超電導ケーブル10のケーブルシールド層114(図2参照)を接地してもよい。
本実施の形態の超電導ケーブル10は、端末構造体1において、略水平方向に配置され、超電導ケーブル10における複層の超電導導体層毎に、水平方向で所定間隔を空けて配置された常電導接続部材30を介して、超電導ケーブル10の導体電流を引き出される。
図2は、本発明の一実施の形態に係る端末構造体における超電導ケーブルの概略構成を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、超電導ケーブル10は、断熱管12内に、電気絶縁層(導体絶縁層)113(113−1、113−2、113−3)を介して超電導導体層112(112−1、112−2、112−3)を同心円状に複数備えるケーブルコア11が収容された超電導ケーブルである。超電導ケーブル10は、各超電導導体層で位相の異なる電流を流す多相超電導ケーブルとしてもよい。ここでは、超電導導体層を、中心から、U相、V相、W相の電流を流す導体として3層で同軸上に有する三相同軸超電導ケーブルとしている。
ケーブルコア11は、例えば中心から順に、N冷却管である中央冷却管111、第1超電導導体層112−1、第1電気絶縁層(導体絶縁層)113−1、第2超電導導体層112−2、第2電気絶縁層(導体絶縁層)113−2、第3超電導導体層112−3、第3電気絶縁層(導体絶縁層)113−3、ケーブルシールド層114、及び保護層115等を有する。
各超電導導体層112及びケーブルシールド層114は、例えば、下層の外面に螺旋状に巻き付けた多数本の超電導テープ(テープ状の超電導線材)により構成されるものとした。超電導導体層を構成する各超電導テープは、互いに重ならずに配置されている。
超電導テープは、ここでは、REBaCu系(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd及びHoから選択された1種以上の元素を示し、y≦2及びz=6.2〜7である。)の高温超電導薄膜を備える酸化物超電導材である。この超電導テープは、テープ状の金属基板上に成膜された中間層上に、テープ状の超電導薄膜である酸化物超電導層(以下、「超電導層」と称する)、安定化層が順に積層されることによって作製される。なお、超電導テープの金属基板としては、ニッケル(Ni)、ニッケル合金、ステンレス鋼又は銀(Ag)である。また、中間層は、例えば、金属基板上に、酸化アルミニウム(Al)層、ガリウムドープ酸化亜鉛層(GdZr:GZO)、或いはイットリウム安定化ジルコニア(YSZ)等による第1層、Y又はLaMnO等の層である第2層、酸化マグネシウム(MgO)等から成る第3層、酸化ランタンマンガン(LaMnO)等の層である第4層、酸化セリウム(CeO)層である第5層を、順に積層することによって構成される。
超電導層は、有機金属酸塩あるいは有機金属化合物を原料とし、真空プロセスを使用せずに、MOD法(Metal Organic Deposition Processes:有機酸塩堆積法)により中間層上に成膜される。MOD法は、金属基板上に中間層を設けた複合基板上の金属有機酸塩を加熱して熱分解することによって複合基板上に超電導層である薄膜を形成する。
このように構成される超電導テープを、下層の中央冷却管111、電気絶縁層113(113−1、113−2)の外周に、超電導層(超電導薄膜)が外周側、複合基板(基板)が内周側となるように、螺旋状に巻回することによって、各超電導導体層112は構成される。
電気絶縁層113は、それぞれ下層の超電導導体層112の外周に、例えば、半合成絶縁紙を巻回して構成される。
保護層115は、例えば、ケーブルシールド層114の外周にクラフト紙等を巻回して構成される。
超電導ケーブル10の端末部においては、図1に示すように、ケーブルコア11に段剥ぎ加工が施され、先端側から順に各層が露出する。各超電導導体層112(112−1、112−2、112−3)には、各超電導導体層112に電気的に接続される常電導接続部材30(30−1には112−1、30−2には112−2、30−3には112−3)が接続されている。ここでは、常電導接続部材30は、超電導導体層112の外周に配置される。ケーブルシールド層114の外周には、ケーブルシールド層114に電気的に接続されるシールド接続端子が配置されてもよい。なお、本実施の形態では、超電導導体層112(112−1、112−2、112−3)の外周に配置される電気絶縁層113(113−1、113−2、113−3)の外周には、ストレスコーン等の電界緩和部15が配置されている。
断熱管12は、内側の断熱内管121と外側の断熱外管122とからなる二重管構造を有する。断熱内管121及び断熱外管122は、コルゲート状を有することが好ましい。断熱内管121及び断熱外管122は、例えば、ステンレス鋼(SUS)製のコルゲート管(波付き管)によりそれぞれ構成される。
断熱内管121は、ケーブルコア11を収容し、運転時には冷媒(例えば液体窒素)が充填される。これにより、超電導導体層112は、超電導状態に維持される。断熱内管121と断熱外管122の間は、断熱のために、運転時に真空状態に保持される。
このように超電導ケーブル10は、フォーマの外周側に、超電導導体層112と、波付き管である断熱内管121と断熱外管122とによる二重構造を採る断熱管12とを順に有する構成となっている。
断熱内管121は、シールド通電部の内周部に気密的に固定され、断熱外管122は、シールド通電部の外周部に気密的に固定される。
内側収容片211は、筒状であり、エポキシ樹脂や繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)等の絶縁材料により構成される絶縁管である。すなわち、超電導ケーブル10の端末部は、冷媒槽21である絶縁管に収容された状態となる。
内側収容片211の内側は、常電導接続部材30に、超電導ケーブル10の延在方向(「軸方向」ともいう)に貫通して形成された貫通孔344(図3参照)を介して連通した状態となっている。
なお、冷媒槽21は、例えば真空槽22内に配置された架台(図示略)に載置してもよい。冷媒槽21には、運転時に冷媒循環装置(図示略)により冷媒が循環供給される。冷媒槽21に連通する断熱内管121の内部も冷媒で充填される。
外側収容片221は、外周にがい管部23を有する筒状であり、冷媒槽21を収容するように常電導接続部材30間に設けられる。外側収容片221は、例えばエポキシ樹脂やFRP等の絶縁材料で構成され、常電導接続部材30に、気密的に固定される。
外側収容片221の内側は、常電導接続部材30に、超電導ケーブル10の延在方向に貫通して形成されたスロット部310を介して連通した状態となっている。がい管部23は、例えば、ポリマーがい管または磁器がい管により構成される。がい管部23は、例えば、絶縁筒の外周面に一体的にポリマー被覆体を一体的に設けて形成される。絶縁筒は、機械的強度の高いFRP(繊維強化プラスチック)で構成される。冷媒槽21内の超電導ケーブル10の外面に電界緩和部15を取り付ける場合には、この電界緩和層の周囲に、電界緩和部を囲む位置に配置される。ポリマー被覆体は、電気絶縁性能に優れる材料、例えばシリコーンポリマー(シリコーンゴム)などの高分子材料で構成され、外周面に、複数個の傘状の襞部が長手方向に離間して形成される。
がい管部23の内部、つまり、外側収容片221(真空槽22)の内部は、運転時には真空引きされて真空状態となる。
常電導接続部材30及び外側収容片221により構成される真空槽22は、運転時に真空ポンプ(図示略)により真空引きされ、真空状態に保持される。真空槽22に連通する断熱内管121と断熱外管122の間の空間が真空状態に保持される。
図3は、本発明の一実施の形態に係る端末構造体における常電導接続部材と超電導ケーブルの接続部分を示す正面図であり、図4は、本発明の一実施の形態に係る端末構造体における常電導接続部材と超電導ケーブルの接続部分を示す底面図である。なお、図3では、常電導接続部材の通電領域をドットで示している。
図3及び図4に示す常電導接続部材30は、内側収容片211(冷媒槽21)の内側の超電導ケーブル10の外周面に位置する超電導導体層の筒状接触部32に電気的に接続される。
常電導接続部材30は、超電導ケーブル10を、端子部301を介して常温側の機器に電気的に接続する。
常電導接続部材30は、超電導ケーブル10の外周に電気的に接触して配置される筒状接触部32と、筒状接触部32の外周に配置され、内側収容片211が固定される内側フランジ34と、内側フランジ34の外周に配置される外側フランジ36と、を有する。
常電導接続部材30では、筒状接触部32、内側フランジ34、及び複数の外側フランジ36は、それぞれ互いに、導電部材により形成され、それぞれ電気的に接続される。なお、内側フランジ34と外側フランジ36は、接触子であるマルチコンタクト35により筒状接触部32に対して、超電導ケーブル10を中心に相対的に回動自在となっている。
筒状接触部32は、内周面で超電導ケーブル10の外周の超電導導体層に密着して固定される。本実施の形態では、図4に示すように、内側フランジ34及び外側フランジ36の厚みよりも、超電導ケーブル10の延在方向に長い。筒状接触部32は各常電導接続部材30において、超電導ケーブル10の外周面に位置する超電導テープからなる超電導導体層に電気的に接合される。なお、筒状接触部32は、超電導ケーブル10の外周に配置され、超電導ケーブル10に接続されるケーブル接続部を構成する。
内側フランジ34には、接触子であるマルチコンタクト33が取り付けられている。このマルチコンタクト33を介して筒状接触部32を囲むように、内側フランジ34が電気的に接続されつつ、周方向及び軸方向に摺動自在に外嵌されている。
内側フランジ34は、外側フランジ36とともに、筒状接触部32の外周を囲むように配置され、筒状接触部32に電気的に接続されるとともに、常温側の機器に接続される端子部301が外周側に設けられる板状の導電フランジ部38を構成する。
内側フランジ34は、円環板状の銅等からなる導電部材であり、内部に超電導ケーブル10及び筒状接触部32が配置され、表裏面の外周縁部で、内側収容片211の開口端部が気密的に固定される。内側フランジ34は、外周部に、内側収容片211を固定する固定穴342が形成されるとともに、この固定穴342に固定された内側収容片211の内側部分には、内周縁に沿って、冷媒が通る貫通孔344が厚み方向に貫通して複数設けられている。つまり、貫通孔344は冷媒槽21内に配置される。
内側フランジ34の外周には、接続相手と電気的に接続しつつ、相対的に可動可能にする接触子であるマルチコンタクト35が取り付けられている。このマルチコンタクト35を介して、内側フランジ34の外周には、外側フランジ36が、電気的に接続されつつ、周方向及び軸方向に摺動自在に外嵌されている。
外側フランジ36は、板状の通電部分の外周に突出して設けられる端子部301と、端子部301と内側フランジ34との間の領域に形成されたスロット部310と、スロット部310により規定される通電部320と、を有する。
外側フランジ36は、例えば、銅等の導電材料により形成され、ここでは、環状の導電板である。外側フランジ36は、その外周から端子部301が一体に突設される。
外側フランジ36では、表裏面の少なくとも一面に外周部362に外側収容片221(図1参照)が気密的に固定される。図1に示す常電導接続部材30―1の表面(ここでは、先端側の面)には、真空槽22の先端面となるカバーが気密的に固定される。
外側フランジ36の厚みは、内側フランジ34の厚みと略同様としているがこれに限らない。外側フランジ36は、超電導ケーブル10の収縮により内側フランジ34が変位する際に好適に追従を行わせるために、内側フランジ34の幅よりも短く構成されることが望ましい。
スロット部310は、端子部301と筒状接触部32とを連続させるための通電部320を規定する。なお、スロット部310を内側フランジ34に設けて、内側フランジ34にスロット部310により規定される通電部320を形成してもよい。
スロット部310は、中心の超電導ケーブル10を囲むように配置される複数のスロット311、313、315有する。
スロット部310は、端子部301と、筒状接触部32の超電導ケーブル10との接触部分との間の通電部320の長さが、端子部301と、筒状接触部32の超電導ケーブル10との接触部分との間を少なくとも最短で結ぶ直線よりも長くなるように、通電部320を規定する。本実施の形態では、内側フランジ34は導電板状で超電導ケーブル10に接続された構成であるので、通電部320は、外側フランジ36において端子部301から内側フランジ34までの領域に形成されるものとして説明する。
本実施の形態では、スロット311、313、315は、それぞれ同心で且つ異なる直径の欠円状(円の一部を直線で切断した形状)をなしている。スロット311、313、315のうち、同心で且つ異なる直径で隣り合うスロット同士が、第1スロット及び第2スロットに相当する。
最外周側のスロット311(第1スロットに相当)において欠円部分を挟む端部311aは、半径方向で端子部301と超電導ケーブル10を挟んだ逆側の位置に配置させている。
また、スロット311に異なる直径で且つ、同心で隣り合うスロット313(第2のスロット)では、スロット313の欠円部分を挟む端部313aは、スロット311において欠円部分を挟む端部311aとは、同心を挟む逆側の位置、つまり、端子部301から離れた位置に配置されている。また、スロット313と異なる直径で且つ、同心で隣り合うスロット315では、スロット315の欠円部分を挟む端部315aは、スロット313において欠円部分を挟む端部313aとは、同心を挟む逆側の位置に配置されている。すなわち、複数の欠円状のスロット311、313、315では、隣り合うスロット同士で、欠円部分を挟む端部が、同心を挟んで逆側に配置される。
この構成によれば、端子部301から通電されると、図3のドットで示す通電領域からも明らかなように、電流は、通電部320、マルチコンタクト35,内側フランジ34、マルチコンタクト33を介して筒状接触部32に流れる。
具体的には、電流は、端子部301からスロット311で仕切られた外周部を流れる。そして、電流は、同心を挟み端子部301とは逆側のスロット311の端部311aで挟まれる欠円部分を通り、スロット311、313で仕切られる領域を通り、スロット313の端部313aで挟まれる欠円部分を介してスロット313、315で仕切られる領域を通り、スロット315の端部315aで挟まれる欠円部分を介して内側フランジ34に流れる。
このように、常電導接続部材30では、端子部301に最も近接する最外周のスロット311の欠円部分を、端子部301とは正対する方向に位置させることにより、熱伝導経路を長くすることができる。
よって、図5に示す常電導接続部材80のように、常電導接続部材30と同じ形状であるが、外側フランジ3611において、端子部301に最も近接する最外周のスロット3111の欠円部分3111aを、端子部3011側に配置し、端子部3011に連続させた構成と比較して、同じ大きさで熱侵入量を低減できる。
なお、常電導接続部材30において外側フランジ36の外周をグラスウール等の断熱材300で覆うようにしてもよい(図3に二点鎖線で示す)。これにより、外側フランジ36に外部からの熱侵入をより防止できる。
(変形例1)
図6は、変形例としての常電導接続部材30Aを示す平面図である。
常電導接続部材30Aは、常電導接続部材30と同様の基本的構成を有する。常電導接続部材30Aは、超電導ケーブル10の外周に電気的に接触して配置される筒状接触部32と、筒状接触部32の外周に配置され、内側収容片211が固定される内側フランジ34と、内側フランジ34の外周に配置される外側フランジ36Aと、を有する。
外側フランジ36Aは、板状の導電材の外周に突出して設けられる端子部301と、端子部301Aと内側フランジ34との間の領域に形成されたスロット部310A(スロット313A、315A)と、スロット部310Aにより規定される通電部320Aと、を有する。
図6に示す常電導接続部材30Aは、外径(具体的には、外側フランジ36Aの外径)を、常電導接続部材80よりも最外径を小さくして、最外周に位置する欠円状のスロット313Aの端部313Aaで欠円部分を、常温機器等の系統につながる電力ケーブルに接続する端子部301Aに正対する方向に配置している。これにより、端子部301Aから通電されると、外周部362Aに沿って通電する。
この構成によれば、常電導接続部材80と比較して、侵入熱が同値でも最外径を小さく、すなわち小型化することができる。この常電導接続部材30Aの小型化により、超電導ケーブルの端末構造体1の小型化を行うことができ、これを備える超電導ケーブルシステム全体の小型化も図ることができる。なお、システムを小型化できれば、冷却システムの負荷も下げることができ、超電導ケーブルの初期導入コストを低減できる。加えて、設置場所の制約が軽減され、超電導ケーブルシステムの敷設工事も容易となる。
なお、常電導接続部材30Aにおいて、外側フランジ36Aの外周をグラスウール等の断熱材300Aで覆うようにしてもよい(図6に二点鎖線で示す)。これにより、外側フランジ36Aへの外部からの熱侵入をより防止できる。
[実施例1]
図3に示す常電導接続部材30を、無酸素銅に銀メッキした材料を用いて、図1に示す端末構造体を製造した。常電導接続部材30は、外側フランジ36を厚さ40mm、最大外径Φ460mm、スロット幅5mm、スロット311、313、315間の幅19mmとして、内側フランジ34の外周に設けた構成とした。
[実施例2]
実施例1と同様の構成において、外側フランジのみ変更して、図6に示す常電導接続部材30Aを無酸素銅に銀めっきした材料を用いて、厚さ40mm、最大外径Φ354mm、スロット幅5mm、スロット313A、315A間の幅19mmとして、図1に示す端末構造体を実施例2として製造した。
[実施例3]
実施例1と同様の構成の常電導接続部材30において、外側フランジ36の外周を、グラスウールの断熱材300(図3参照)で覆い、実施例1と同様に図1に示す端末構造体を製造した。
[実施例4]
実施例2と同様の構成の常電導接続部材30Aにおいて、外側フランジ36Aの外周を、グラスウールの断熱材300A(図6参照)で覆い、実施例1と同様に図1に示す端末構造体を製造した。
[比較例1]
実施例1と同様の構成において、外側フランジ36のみ変更し、図5に示す常伝導接続部80を無酸素銅に銀めっきした材料を用いて厚さ40mm、最大外径Φ460mm、スロット幅5mm、スロット3111、3131、3151間の幅19mmとして、内側フランジ34の外周に設けた図1に示す端末構造体を比較例1として製造した。
これら実施例1、2及び比較例1のそれぞれについて、通電電流AC3000A(実効値)で通電して、熱侵入量を測定したところ、実施例1は250Wであり、実施例2は330Wであり、外側フランジ36をグラスウール断熱材で覆った実施例3は230W、外側フランジ36Aをグラスウール断熱材で覆った実施例4は315Wであり、比較例1は350Wであった。なお、熱侵入量は、カロリメトリック法にて測定した。
測定の結果、実施例1及び実施例2では、比較例1に対して熱侵入量が減少し、断熱材を有する実施例3及び実施例4は熱侵入量がより減少した。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 端末構造体
10 超電導ケーブル
11 ケーブルコア
12 断熱管
20 低温容器
21 冷媒槽
22 真空槽
23 がい管部
30、30A 常電導接続部材
32 筒状接触部(ケーブル接続部)
33、35 マルチコンタクト
34 内側フランジ(導電フランジ部)
36、36A 外側フランジ(導電フランジ部)
38 導電フランジ部
111 中央冷却管
112 超電導導体層
113 電気絶縁層
114 ケーブルシールド層
115 保護層
121 断熱内管
122 断熱外管
211 内側収容片
221 外側収容片
301、301A 端子部
310、310A スロット部
311、311A、313、313A、315、315A スロット
320、320A 通電部
342 固定穴
344 貫通孔
362、362A 外周部
311a、313a、315a 端部

Claims (4)

  1. 超電導ケーブルの外周に配置され、超電導ケーブルに接続されるケーブル接続部と、
    前記ケーブル接続部の外周を囲むように配置され、前記ケーブル接続部に電気的に接続されるとともに、常温側の機器に接続される端子部が外周側に設けられる板状の導電フランジ部とを有し、
    前記導電フランジ部には、前記端子部とケーブル接続部との間に、同心で且つ異なる直径の欠円状の複数のスロットが形成され、
    前記複数のスロットのうち、前記導電フランジ部の最外周に配置される第1スロットは、当該第1スロットの端部が挟む欠円部を、前記ケーブル接続部を挟み前記端子部とは逆側に配置している、
    常電導接続部材。
  2. 前記第1スロットに同心円で隣り合う第2スロットを有し、
    前記第2スロットは、当該第2スロットの端部が挟む欠円部を、前記端子部側に位置させて配置されている、
    請求項1に記載の常電導接続部材。
  3. 前記導電フランジ部の外周に、当該外周を覆う断熱材が設けられている、
    請求項1または2に記載の常電導接続部材。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の前記常電導接続部材と、
    前記常電導接続部材に接続される超電導ケーブルと、
    を有する、
    超電導ケーブルの端末構造体。
JP2017019801A 2017-02-06 2017-02-06 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体 Pending JP2018129889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017019801A JP2018129889A (ja) 2017-02-06 2017-02-06 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017019801A JP2018129889A (ja) 2017-02-06 2017-02-06 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018129889A true JP2018129889A (ja) 2018-08-16

Family

ID=63173291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017019801A Pending JP2018129889A (ja) 2017-02-06 2017-02-06 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018129889A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241707A (ja) * 1990-02-20 1991-10-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電流リードおよびその製造方法
JPH11214215A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Fuji Electric Co Ltd 冷凍機冷却型超電導磁石用電流リード
JP2010232014A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Railway Technical Res Inst 電流リード
US20120289405A1 (en) * 2011-05-11 2012-11-15 Nicolas Lallouet Contact element intended for a superconducting cable unit
JP2013059211A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの端末構造
JP2015211580A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 株式会社フジクラ 超電導ケーブルの端末構造
JP2016171025A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 古河電気工業株式会社 超電導ケーブルの終端部構造
JP2016195484A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 昭和電線ケーブルシステム株式会社 超電導ケーブルの端末構造体

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241707A (ja) * 1990-02-20 1991-10-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電流リードおよびその製造方法
JPH11214215A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Fuji Electric Co Ltd 冷凍機冷却型超電導磁石用電流リード
JP2010232014A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Railway Technical Res Inst 電流リード
US20120289405A1 (en) * 2011-05-11 2012-11-15 Nicolas Lallouet Contact element intended for a superconducting cable unit
JP2013059211A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの端末構造
JP2015211580A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 株式会社フジクラ 超電導ケーブルの端末構造
JP2016171025A (ja) * 2015-03-13 2016-09-23 古河電気工業株式会社 超電導ケーブルの終端部構造
JP2016195484A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 昭和電線ケーブルシステム株式会社 超電導ケーブルの端末構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100995767B1 (ko) 직류용 초전도 케이블의 단말 구조 및 직류용 초전도케이블 선로
US8271061B2 (en) Connection arrangement for two superconductor cables
EP3401930B1 (en) Flexible superconducting lead assembly
JP6482358B2 (ja) 超電導ケーブルの端末構造体
JP5416509B2 (ja) 超電導ケーブルの中間接続構造
JP6463202B2 (ja) 超電導ケーブルの端末構造体
JP2012156507A (ja) 超伝導ジョイント
JP2007188844A (ja) 超電導ケーブル
JP6947509B2 (ja) 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体
JP2012256744A (ja) 超電導コイル
JP7040730B2 (ja) 永久電流スイッチ
JP5742021B2 (ja) 接続ユニット及び接続構造
JP2018129889A (ja) 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体
JP6444229B2 (ja) 極低温ケーブルの終端接続部
JP5252324B2 (ja) 超電導送電システム
JP6891054B2 (ja) 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体
JP2016067167A (ja) 断熱管絶縁ユニット、及び超電導ケーブル線路
JP6491518B2 (ja) 超電導ケーブルの端末構造体
CN115620984A (zh) 超导线圈装置及电流导入线
JP6896527B2 (ja) 常電導接続部材及び超電導ケーブルの端末構造体
JP5742006B2 (ja) 常温絶縁型超電導ケーブルの端末構造
JP5252323B2 (ja) 常温絶縁型超電導ケーブル、およびその製造方法
JP5537761B2 (ja) 超伝導装置を室温にある装置と接続するための電気的引込み線
JP5754160B2 (ja) 絶縁継手、及び常温絶縁型超電導ケーブルの端末における冷媒引き出し構造
JP2015216735A (ja) 超電導ケーブル、及び超電導ケーブル線路

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190621

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191105

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210623

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210623

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210701

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210706

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210820

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210824

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20211116

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220104

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220208

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220208