JP2014128893A - 非安定電圧時におけるサーマルヘッドの通電時間を制御する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定値を変数Cに設定し(S31)、サーマルヘッド通電を印字周期の開始直後に開始し(S33)、サーマルヘッドの電圧より決定したチョッピング・デューティー比に基づき算出したパルスオン時間経過まで、サーマルヘッド通電を維持し(S32、S34〜S36)、パルスオン時間経過から単位時間経過までサーマルヘッド通電を中止し(S37、S38)、サーマルヘッドの温度・電圧より算出したC(V)×K(TH)を変数Cから減算し(S39)、その変数Cが0より大きければ(S40)、S32〜S39を繰り返し、その変数Cが0以下であれば当該印字周期が終わるまでサーマルヘッド通電中止を維持する(S41、S42)。S31〜S42を印字周期毎に実行する。
【選択図】図6
Description
先ず、本発明の一実施形態に係る「非安定通電制御方法」を実行するテープ印刷装置1の概略構成について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
テープカセット5は、その内部に、テープスプール32、リボン供給スプール34、巻取スプール35、基材供給スプール37、接合ローラ39を備えており、夫々回転自在に軸支されている。テープスプール32には、表層テープ31が巻回されている。表層テープ31は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等からなる透明なテープである。そして、リボン供給スプール34には、インクリボン33が巻回されている。このインクリボン33には、インク加熱により溶融或いは昇華するインクが塗布され、インク層を形成している。巻取スプール35は、印刷に使用されたインクリボン33を巻き取る。そして、基材供給スプール37には、二重テープ36が巻回されている。この二重テープ36は、表層テープ31と同一幅で両面に接着剤層を有する両面接着テープの片面に対して、剥離テープを貼り合わせて構成されている。また、当該二重テープ36は、剥離テープが外側に位置するように、基材供給スプール37に巻回されている。そして、接合ローラ39は、二重テープ36と表層テープ31とを重ねて接合させる際に用いられる。
アーム20が最も時計回りに揺動すると、プラテンローラ21は、表層テープ31及びインクリボン33を、後述するサーマルヘッド41に対して圧接する。また、この時、搬送ローラ22は、表層テープ31及び二重テープ36を、接合ローラ39に対して圧接する。
すなわち、発熱素子41Aが1列に並んだ方向が「サーマルヘッド41の主走査方向D1」である。これに対して、「サーマルヘッド41の副走査方向D2」は、サーマルヘッド41上を表層テープ31及びインクリボン33が移動する方向と一致する。
図2に戻り、テープカセット5が所定位置に装着されると、プレート42は、テープカセット5の凹部43に嵌め込まれる。
従って、テープ搬送モータ2に対する電力供給により、テープ搬送モータ2の出力軸の回転が開始されると、巻取スプール35、接合ローラ39、プラテンローラ21、搬送ローラ22も連動して回転を開始する。これにより、テープカセット5内の表層テープ31、インクリボン33、二重テープ36は、テープスプール32、リボン供給スプール34、基材供給スプール37からそれぞれ巻き解かれ、下流方向(テープ排出口10、巻取スプール35方向)へと搬送される。
切断された積層テープ38は、テープ排出口10を介して、テープ印刷装置1の外部へ排出される。そして、当該積層テープ38は、二重テープ36の剥離紙を剥がし、接着剤層を露出させれば、任意の場所に貼り付けることが可能な粘着ラベルとして使用可能である。
次に、テープ印刷装置1の制御構成について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図4に示すように、テープ印刷装置1内には、制御基板(図示せず)が配設されており、この制御基板上には、制御部60、タイマ67、ヘッド駆動回路68、切断用モータ駆動回路69、搬送モータ駆動回路70が配設されている。
CPU61は、テープ印刷装置1における各種制御の中枢を担う中央演算処理装置である。従って、このCPU61は、キーボード3等からの入力信号及び各種制御プログラム等に基づいて、液晶ディスプレイ4等の各周辺装置を制御する。
そして、ROM64には、テープ印刷装置1における各種制御プログラムやデータが格納されている。従って、後述する「非安定通電制御方法」に関するプログラムは、このROM64に格納されている。
そして、タイマ67は、テープ印刷装置1の制御を実行する際に所定期間の経過を計時する計時装置である。具体的には、タイマ67は、後述する「非安定通電制御方法」に関するプログラムにおいて、印字周期や、単位時間(250μ秒)や、サーマルヘッド41の発熱素子41Aに対する通電(パルス印加)等の開始・終了を判断する際に参照される。また、サーミスタ73はサーマルヘッド41の温度を検出する為のセンサであり、サーマルヘッド41に取り付けられている。また、ヘッド駆動電圧検出回路82は、ヘッド駆動検出電圧として、サーマルヘッド41の電圧を検出する為の回路である。
次に、上述したテープ印刷装置1で実行される本実施形態に係る「非安定通電制御方法」について説明する。
[4.「非安定通電制御方法」のフローチャート]
すなわち、本実施の形態に係る「非安定通電制御方法」を実行するテープ印刷装置1は、発熱素子41Aの熱によって表層テープ31への記録を行うサーマルヘッド41の発熱素子41Aと、サーマルヘッド41に電圧を印加するヘッド駆動回路68と、サーマルヘッド41の印加電圧を検出するヘッド駆動電圧検出回路82と、サーマルヘッド41の発熱素子41Aの周辺温度を検出するサーミスタ73と、表層テープ31(テープカセット5)の種類に応じた定数を記憶するROM64と、単位時間(250μ秒)の経過を計測するタイマ67と、制御部60とを備える。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、上記図6の非安定通電制御において、通常状態にあるサーマルヘッド41の電圧を変数Vに代入すること(S34)は、サーマルヘッド41への通電が開始される処理(S33)の前に行ってもよい。
5 テープカセット
31 表層テープ
41 サーマルヘッド
41A 発熱素子
60 制御部
68 ヘッド駆動回路
64 ROM
67 タイマ
73 サーミスタ
C 変数
CHP_Duty チョッピング・デューティー比が代入される変数
C(V)サーマルヘッドの電圧に基づいて決定される値
K(TH)サーマルヘッドの周辺温度に基づいて決定される補正係数
T 通電時間
TH サーマルヘッドの周辺温度が代入される変数
Ts 印字周期
V サーマルヘッドの電圧が代入される変数
Claims (3)
- 非安定電圧時におけるサーマルヘッドの通電時間を制御する方法であって、
印字周期毎に以下(1)〜(7)の各ステップが実行され、
(1)前記サーマルヘッドで印字される印字媒体の種類に応じた固定値が変数に設定され、
(2)前記サーマルヘッドの通電が当該印字周期の直後に開始されると共に、前記サーマルヘッドの温度及び電圧が検出され、
(3)前記検出された電圧を介してチョッピング・デューティー比が決定され、
(4)前記サーマルヘッドの通電が開始された時点から前記決定されたチョッピング・デューティー比に基づいて算出されたパルスオン時間が経過する時点まで前記サーマルヘッドの通電が維持され、
(5)前記サーマルヘッドの通電が開始された時点から単位時間が経過する時点までの間のうち、前記決定されたチョッピング・デューティー比に基づいて算出されたパルスオン時間が経過した時点から前記単位時間が経過する時点まで前記サーマルヘッドの通電が中止され、
(6)前記検出された温度及び電圧を介して算出された計算値が前記変数から減算され、
(7)前記減算された変数が所定値より大きければ前記(2)〜前記(6)の各ステップが繰り返し実行される一方、前記減算された変数が前記所定値以下であれば当該印字周期が終わる時点まで前記サーマルヘッドの通電中止が維持されること、
を特徴とする非安定電圧時におけるサーマルヘッドの通電時間を制御する方法。 - 請求項1に記載する非安定電圧時におけるサーマルヘッドの通電時間を制御する方法であって、
前記(2)で検出された電圧が閾値以下である場合には、前記(3)で決定されるチョッピング・デューティー比を「1」にすること、を特徴とする非安定電圧時におけるサーマルヘッドの通電時間を制御する方法。 - 請求項2に記載する非安定電圧時におけるサーマルヘッドの通電時間を制御する方法であって、
前記(2)で検出された電圧が前記閾値より大きい場合に前記(3)で決定されるチョッピング・デューティー比は、前記閾値以下にある所定範囲の各電圧時に発生する前記単位時間当たりのエネルギー平均値に基づいて設定されていること、を特徴とする非安定電圧時におけるサーマルヘッドの通電時間を制御する方法。
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---|---|---|---|---|
JP2016068490A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 印刷物作成装置 |
JP2018144250A (ja) * | 2017-03-01 | 2018-09-20 | セイコーエプソン株式会社 | テープ印刷装置 |
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-
2012
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