JP2014067854A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造時間を短縮することで製造コストを抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、P型を有する半導体基板2と、半導体基板2内に形成され、N型を有する第1の不純物が、半導体基板2の表面20から所定の深さd1まで拡散したN型拡散層4と、半導体基板2内に形成され、第1の不純物よりも濃度が低いP型を有する第2の不純物が、表面20からN型拡散層4よりも浅い深さd2まで拡散し、その周囲がN型拡散層4に囲まれたP型拡散層6と、P型拡散層6に形成され、第1の不純物及び第2の不純物よりも濃度が高いN型を有する第3の不純物が、表面20からP型拡散層6の深さd2よりも浅い深さd3まで拡散したN+型拡散層12と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】半導体装置1は、P型を有する半導体基板2と、半導体基板2内に形成され、N型を有する第1の不純物が、半導体基板2の表面20から所定の深さd1まで拡散したN型拡散層4と、半導体基板2内に形成され、第1の不純物よりも濃度が低いP型を有する第2の不純物が、表面20からN型拡散層4よりも浅い深さd2まで拡散し、その周囲がN型拡散層4に囲まれたP型拡散層6と、P型拡散層6に形成され、第1の不純物及び第2の不純物よりも濃度が高いN型を有する第3の不純物が、表面20からP型拡散層6の深さd2よりも浅い深さd3まで拡散したN+型拡散層12と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
従来の技術として、N型エピタキシャル層と、P+型埋め込み層と、N+型埋め込み層と、を備えた半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この半導体装置は、N型エピタキシャル層、P+型埋め込み層及びN+型埋め込み層により縦型のバイポーラトランジスタが形成されている。
しかし、従来の半導体装置は、P+型埋め込み層及びN+型埋め込み層を形成した後に、N型エピタキシャル層をエピタキシャル成長させるので、半導体装置の製造時間が長くなる問題がある。
従って、本発明の目的は、製造時間を短縮することで製造コストを抑制することができる半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一態様は、第1の導電型を有する半導体基板と、半導体基板内に形成され、第1の導電型と異なる第2の導電型を有する第1の不純物が、半導体基板の表面から所定の深さまで拡散した第1の拡散層と、半導体基板内に形成され、第1の不純物よりも濃度が低い第1の導電型を有する第2の不純物が、表面から第1の拡散層よりも浅い深さまで拡散し、その周囲が第1の拡散層に囲まれた第2の拡散層と、第2の拡散層に形成され、第1の不純物及び第2の不純物よりも濃度が高い第2の導電型を有する第3の不純物が、表面から第2の拡散層の深さよりも浅い深さまで拡散した第3の拡散層と、を備えた半導体装置を提供する。
本発明によれば、製造時間を短縮することで製造コストを抑制することができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る半導体装置は、第1の導電型を有する半導体基板と、半導体基板内に形成され、第1の導電型と異なる第2の導電型を有する第1の不純物が、半導体基板の表面から所定の深さまで拡散した第1の拡散層と、半導体基板内に形成され、第1の不純物よりも濃度が低い第1の導電型を有する第2の不純物が、表面から第1の拡散層よりも浅い深さまで拡散し、その周囲が第1の拡散層に囲まれた第2の拡散層と、第2の拡散層に形成され、第1の不純物及び第2の不純物よりも濃度が高い第2の導電型を有する第3の不純物が、表面から第2の拡散層の深さよりも浅い深さまで拡散した第3の拡散層と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係る半導体装置は、第1の導電型を有する半導体基板と、半導体基板内に形成され、第1の導電型と異なる第2の導電型を有する第1の不純物が、半導体基板の表面から所定の深さまで拡散した第1の拡散層と、半導体基板内に形成され、第1の不純物よりも濃度が低い第1の導電型を有する第2の不純物が、表面から第1の拡散層よりも浅い深さまで拡散し、その周囲が第1の拡散層に囲まれた第2の拡散層と、第2の拡散層に形成され、第1の不純物及び第2の不純物よりも濃度が高い第2の導電型を有する第3の不純物が、表面から第2の拡散層の深さよりも浅い深さまで拡散した第3の拡散層と、を備えて概略構成されている。
[実施の形態]
(半導体装置1の構成)
図1は、実施の形態に係る半導体装置の要部断面図である。なお、実施の形態に係る各図において、描かれた画像と画像の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
(半導体装置1の構成)
図1は、実施の形態に係る半導体装置の要部断面図である。なお、実施の形態に係る各図において、描かれた画像と画像の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
半導体装置1は、図1に示すように、第1の導電型(P型)を有する半導体基板2と、半導体基板2内に形成され、第1の導電型と異なる第2の導電型(N型)を有する第1の不純物が、半導体基板2の表面20から所定の深さd1まで拡散した第1の拡散層としてのN型拡散層4と、半導体基板2内に形成され、第1の不純物よりも濃度が低い第1の導電型を有する第2の不純物が、表面20からN型拡散層4よりも浅い深さd2まで拡散し、その周囲がN型拡散層4に囲まれた第2の拡散層としてのP型拡散層6と、P型拡散層6に形成され、第1の不純物及び第2の不純物よりも濃度が高い第2の導電型を有する第3の不純物が、表面20からP型拡散層6の深さd2よりも浅い深さd3まで拡散した第3の拡散層としてのN+型拡散層12と、を備えて概略構成されている。
また半導体装置1は、P型拡散層6に形成され、第1の導電型を有する第5の不純物が、表面20からP型拡散層6よりも浅い深さまで拡散した第5の拡散層としてのP型ベース層8と、N型拡散層4に形成され、第2の導電型を有する第4の不純物が、表面20からN型拡散層4よりも浅い深さまで拡散した第4の拡散層としてのN型コレクタ層10と、を備えている。
(半導体基板2の構成)
半導体基板2は、例えば、Siを主成分とするSi基板等が用いられる。半導体基板2は、例えば、P型の不純物を含んでいる。本実施の形態では、このP型の不純物は、B(ボロン)である。従って、半導体基板2は、Bを含むP型のSi基板である。
半導体基板2は、例えば、Siを主成分とするSi基板等が用いられる。半導体基板2は、例えば、P型の不純物を含んでいる。本実施の形態では、このP型の不純物は、B(ボロン)である。従って、半導体基板2は、Bを含むP型のSi基板である。
この半導体基板2の厚みは、例えば、600μmである。
(N型拡散層4の構成)
N型拡散層4は、例えば、N型の第1の不純物を半導体基板2に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
N型拡散層4は、例えば、N型の第1の不純物を半導体基板2に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
このN型の第1の不純物は、例えば、P、As及びSb等である。本実施の形態では、第1の不純物としてPを用いた。
N型拡散層4は、例えば、図1に示すように、表面20から深さd1(およそ12μm)まで第1の不純物が拡散することで形成される。
従って半導体基板2とN型拡散層4は、PN接合している。
(P型拡散層6の構成)
P型拡散層6は、例えば、P型の第2の不純物を半導体基板2に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
P型拡散層6は、例えば、P型の第2の不純物を半導体基板2に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
このP型の第2の不純物は、例えば、B、BF2、In等である。本実施の形態では、第2の不純物としてBを用いた。
P型拡散層6は、例えば、図1に示すように、表面20から深さd2(およそ9μm)まで第2の不純物が拡散することで形成される。
ここで、第1の不純物及び第2の不純物の拡散は、導入と熱処理とを交互に行うことにより行われるのではなく、第1の不純物及び第2の不純物が導入された後に、熱処理が行われる。
この熱処理により、図1に示すように、第1の不純物は、拡散しながらP型拡散層6の下方で交わる。つまり、第1の不純物は、P型拡散層6の下方にも拡散する。このように拡散する理由の一つは、予定された領域に正確に不純物を導入することができるからである。
従ってN型拡散層4とP型拡散層6は、PN接合している。
半導体装置1を上面から見た場合、N型拡散層4がP型拡散層6を囲むように形成されている。
(P型ベース層8の構成)
P型ベース層8は、P型の第5の不純物をP型拡散層6に選択的に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
P型ベース層8は、P型の第5の不純物をP型拡散層6に選択的に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
このP型の第5の不純物は、例えば、B、BF2、In等である。本実施の形態では、第5の不純物としてBを用いた。
P型ベース層8は、例えば、表面20から深さd4(およそ1.0μm)まで不純物が拡散することで形成される。
このP型ベース層8には、P型ベース層8と電気的に接続する電極14が形成される。
(N型コレクタ層10の構成)
N型コレクタ層10は、N型の第4の不純物をN型拡散層4に選択的に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
N型コレクタ層10は、N型の第4の不純物をN型拡散層4に選択的に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
このN型の第4の不純物は、例えば、P、As及びSb等である。本実施の形態では、第4の不純物としてPを用いた。
N型コレクタ層10は、例えば、表面20から深さd4(およそ1.0μm)まで不純物が拡散することで形成される。
このN型コレクタ層10には、N型コレクタ層10と電気的に接続する電極15が形成される。
(N+型拡散層12の構成)
N+型拡散層12は、例えば、N型の第3の不純物をP型拡散層6に選択的に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
N+型拡散層12は、例えば、N型の第3の不純物をP型拡散層6に選択的に導入し、熱処理によりこれを拡散させることで形成される。
このN型の第3の不純物は、例えば、P、As及びSb等である。本実施の形態では、第3の不純物としてPを用いた。
N+型拡散層12は、例えば、図1に示すように、表面から深さd3(およそ1.2μm)まで第3の不純物が拡散することで形成される。
N+型拡散層12には、N+型拡散層12と電気的に接続する電極16が形成される。電極14〜電極16は、例えば、Poly−Si、Cu、Al等を用いて形成される。
半導体装置1を上面から見た場合、半導体装置1は、N+型拡散層12の周囲にP型ベース層8が形成され、P型ベース層8の周囲にN型コレクタ層10が形成されたような形状を有している。
また半導体装置1は、N型拡散層4、P型拡散層6及びN+型拡散層12により、縦型のバイポーラトランジスタが形成されている。
以下では、半導体装置1の製造方法の一例について、説明する。
(半導体装置1の製造方法)
図2A(a)〜(d)、及び図2B(e)〜(h)は、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
図2A(a)〜(d)、及び図2B(e)〜(h)は、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す要部断面図である。
P型を有する半導体基板2に、P型とは異なるN型を有する第1の不純物を選択的に導入する。
具体的には、図2A(a)に示すように、フォトリソグラフィ法等により、P型拡散層6を形成する領域上に、レジストパターン30を形成する。続いて、レジストパターン30をマスクとして、イオン注入法により、第1の不純物としてPを半導体基板2に導入する。第1の不純物が導入された後、レジストパターン30は、灰化処理により除去される。
この第1の不純物を導入する条件は、ドーズ量が、5.0×1013[cm−2]であり、加速エネルギーが、130[keV]である。つまり、第1の不純物は、半導体基板2の深い位置に、高い濃度で導入される。
P型を有する半導体基板に、第1の不純物よりも濃度が低いP型を有する第2の不純物を選択的に導入する。
具体的には、図2A(b)に示すように、フォトリソグラフィ法等により、P型拡散層6を形成する領域が露出するレジストパターン32を形成する。続いて、レジストパターン32をマスクとして、イオン注入法により、第2の不純物としてBを半導体基板2に導入する。第2の不純物が導入された後、レジストパターン32は、灰化処理により除去される。
この第2の不純物を導入する条件は、ドーズ量が、3.0×1013[cm−2]であり、加速エネルギーが、60[keV]である。つまり、第2の不純物は、第1の不純物よりも浅い位置に、低い濃度で導入される。また第1の不純物の加速エネルギーは、第2の不純物の加速エネルギーよりも高い。これは、第2の不純物よりも半導体基板2の深い位置まで第1の不純物を導入するためである。
なお、第1の不純物の導入と第2の不純物の導入の順番は、上記の例に限定されない。すなわち、第1の不純物及び第2の不純物の導入工程は、レジストパターン32を形成して第2の不純物を導入し、続いて、レジストパターン30を形成して第1の不純物を導入する順番でも良い。つまり、N型拡散層4を形成するために第1の不純物を導入する工程とP型拡散層6を形成するために第2の不純物を導入する工程の順番は、入れ替え可能である。
次に、半導体基板2に熱処理を施して、半導体基板2の表面20から所定の深さd1まで第1の不純物を拡散させてN型拡散層4を形成すると共に、表面20からN型拡散層4よりも浅い深さd2まで第2の不純物を拡散させ、その周囲がN型拡散層4に囲まれたP型拡散層6を形成する。
具体的には、図2A(c)に示すように、半導体基板2に熱処理を行って第1の不純物及び第2の不純物を拡散させる。この熱処理は、1200°で10時間行われる。
この熱処理により、第1の不純物が拡散してN型拡散層4が形成され、第2の不純物が拡散してP型拡散層6が形成される。
第1の不純物は、第2の不純物よりも高い加速エネルギーで、さらに高い濃度で導入されるので、第2の不純物よりも深く、そして広く拡散する。従ってP型拡散層6は、その周囲がN型拡散層4に囲まれるように形成される。言い換えるなら、表面20に露出したP型拡散層6の面以外の側面及び底面が、N型拡散層4と接触する。つまりP型拡散層6は、側面及び底面、つまりN型拡散層4との境界では、PN結合が形成されている。従って、P型拡散層6の底面近傍では、N型拡散層4に含まれる第1の不純物の濃度が所定の濃度以上、つまり、半導体基板2とP型拡散層6とがリークしない程度の濃度の第1の不純物が拡散している。
次に、P型拡散層6にP型を有する第5の不純物を選択的に導入する。
具体的には、図2A(d)に示すように、フォトリソグラフィ法等により、P型ベース層8を形成する領域が露出するレジストパターン34を形成する。続いて、レジストパターン34をマスクとして、イオン注入法により、第5の不純物としてBを半導体基板2に導入する。第5の不純物が導入された後、レジストパターン34は、灰化処理により除去される。
この第5の不純物を導入する条件は、ドーズ量が、3.0×1013[cm−2]であり、加速エネルギーが、60[keV]である。
次に、N型拡散層4にN型を有する第4の不純物を選択的に導入する。
具体的には、図2B(e)に示すように、フォトリソグラフィ法等により、N型コレクタ層10を形成する領域が露出するレジストパターン36を形成する。続いて、レジストパターン36をマスクとして、イオン注入法により、第4の不純物としてPを半導体基板2に導入する。
この第4の不純物を導入する条件は、ドーズ量が、1.0×1013[cm−2]であり、加速エネルギーが、60[keV]である。
なお、第5の不純物の導入と第4の不純物の導入の順番は、上記の例に限定されない。すなわち、第5の不純物及び第4の不純物の導入工程は、レジストパターン36を形成して第4の不純物を導入し、続いて、レジストパターン34を形成して第5の不純物を導入する順番でも良い。つまり、P型ベース層8を形成するために第5の不純物を導入する工程とN型コレクタ層10を形成するために第4の不純物を導入する工程の順番は、入れ替え可能である。
次に、半導体基板2に熱処理を施して、表面20からN型拡散層4の深さd1よりも浅い深さd4まで第4の不純物を拡散させてN型コレクタ層10を形成すると共に、表面20からP型拡散層6の深さd2よりも浅い深さd4まで第5の不純物を拡散させてP型ベース層8を形成する。
具体的には、図2B(f)に示すように、半導体基板2に熱処理を行って第4の不純物及び第5の不純物を拡散させる。この熱処理は、1000°で6時間行われる。
この熱処理により、第4の不純物が拡散してN型コレクタ層10が形成され、第5の不純物が拡散してP型ベース層8が形成される。
次に、P型拡散層6にN型を有する第3の不純物を選択的に導入する。
具体的に、図2B(g)に示すように、フォトリソグラフィ法等により、N+型拡散層12を形成する領域が露出するレジストパターン38を形成する。続いて、レジストパターン38をマスクとして、イオン注入法により、第3の不純物としてPを半導体基板2に導入する。第3の不純物が導入された後、レジストパターン38は、灰化処理により除去される。
この第3の不純物を導入する条件は、ドーズ量が、5.0×1015[cm−2]であり、加速エネルギーが、60[keV]である。
次に、半導体基板2に熱処理を施して、表面20からP型拡散層6の深さd2よりも浅い深さd3まで第3の不純物を拡散させてN+型拡散層12を形成する。
具体的には、図2B(h)に示すように、半導体基板2に熱処理を行って第3の不純物を拡散させる。この熱処理は、900°で0.5時間行われる。
この熱処理により、第3の不純物が拡散してN+型拡散層12が形成される。第3の不純物は、他の不純物に比べて濃度が高く、また、N+型拡散層12を形成する領域がP型ベース層8に囲まれていることから、P型ベース層8及びN型コレクタ層10よりも縦方向に拡散する。
次に、フォトリソグラフィ法等により、P型ベース層8に電極14、N型コレクタ層10に電極15、及びN+型拡散層12に電極16を形成して、図1に示す半導体装置1を得る。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る半導体装置1は、製造時間を短縮することで製造コストを抑制することができる。具体的には、半導体装置1は、埋め込み拡散層を形成してからエピタキシャル層をエピタキシャル成長させて作成する縦型のバイポーラトランジスタと比べて、主に、イオン注入法と熱処理とによる不純物の拡散によって縦型のバイポーラトランジスタを形成するので、製造時間を短縮することができる。また、半導体装置1は、製造時間が短縮されるので、製造コストを抑制することができる。
本実施の形態に係る半導体装置1は、製造時間を短縮することで製造コストを抑制することができる。具体的には、半導体装置1は、埋め込み拡散層を形成してからエピタキシャル層をエピタキシャル成長させて作成する縦型のバイポーラトランジスタと比べて、主に、イオン注入法と熱処理とによる不純物の拡散によって縦型のバイポーラトランジスタを形成するので、製造時間を短縮することができる。また、半導体装置1は、製造時間が短縮されるので、製造コストを抑制することができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体装置
2…半導体基板
4…N型拡散層
6…P型拡散層
8…P型ベース層
10…N型コレクタ層
12…N+型拡散層
14〜16…電極
20…表面
30…レジストパターン
32…レジストパターン
34…レジストパターン
36…レジストパターン
38…レジストパターン
2…半導体基板
4…N型拡散層
6…P型拡散層
8…P型ベース層
10…N型コレクタ層
12…N+型拡散層
14〜16…電極
20…表面
30…レジストパターン
32…レジストパターン
34…レジストパターン
36…レジストパターン
38…レジストパターン
Claims (4)
- 第1の導電型を有する半導体基板と、
前記半導体基板内に形成され、前記第1の導電型と異なる第2の導電型を有する第1の不純物が、前記半導体基板の表面から所定の深さまで拡散した第1の拡散層と、
前記半導体基板内に形成され、前記第1の不純物よりも濃度が低い前記第1の導電型を有する第2の不純物が、前記表面から前記第1の拡散層よりも浅い深さまで拡散し、その周囲が前記第1の拡散層に囲まれた第2の拡散層と、
前記第2の拡散層に形成され、前記第1の不純物及び前記第2の不純物よりも濃度が高い前記第2の導電型を有する第3の不純物が、前記表面から前記第2の拡散層の深さよりも浅い深さまで拡散した第3の拡散層と、
を備えた半導体装置。 - 前記第1の拡散層に形成され、前記第2の導電型を有する第4の不純物が、前記表面から前記第1の拡散層よりも浅い深さまで拡散した第4の拡散層と、
前記第2の拡散層に形成され、前記第1の導電型を有する第5の不純物が、前記表面から前記第2の拡散層よりも浅い深さまで拡散した第5の拡散層と、
を備えた請求項1に記載の半導体装置。 - 第1の導電型を有する半導体基板に、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第1の不純物を選択的に導入する工程と、
第1の導電型を有する半導体基板に、第1の不純物よりも濃度が低い前記第1の導電型を有する第2の不純物を選択的に導入する工程と、
前記半導体基板に熱処理を施して、前記半導体基板の表面から所定の深さまで前記第1の不純物を拡散させて第1の拡散層を形成すると共に、前記表面から前記第1の拡散層よりも浅い深さまで前記第2の不純物を拡散させ、その周囲が前記第1の拡散層に囲まれた第2の拡散層を形成する工程と、
前記第2の拡散層に前記第2の導電型を有する第3の不純物を選択的に導入する工程と、
前記半導体基板に熱処理を施して、前記表面から前記第2の拡散層の深さよりも浅い深さまで前記第3の不純物を拡散させて第3の拡散層を形成する工程と、
を含む半導体装置の製造方法。 - 前記第1の拡散層に前記第2の導電型を有する第4の不純物を選択的に導入する工程と、
前記第2の拡散層に前記第1の導電型を有する第5の不純物を選択的に導入する工程と、
前記半導体基板に熱処理を施して、前記表面から前記第1の拡散層の深さよりも浅い深さまで前記第4の不純物を拡散させて第4の拡散層を形成すると共に、前記表面から前記第2の拡散層の深さよりも浅い深さまで前記第5の不純物を拡散させて第5の拡散層を形成する工程と、
を含む請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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Citations (5)
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-
2012
- 2012-09-26 JP JP2012211958A patent/JP2014067854A/ja active Pending
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