JP2003031709A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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Abstract
ン抵抗バイポーラトランジスタを安定的に供給する。 【解決手段】 コレクタ3内にベース5とコレクタ用高
濃度オーミック拡散層11が間隔をもって形成され、ベ
ース5内にエミッタ7とベース用高濃度オーミック拡散
層9が間隔をもって形成され、コレクタ3上及びベース
5上にまたがり、エミッタ7に隣接し、かつコレクタ用
高濃度オーミック拡散層11と間隔をもって、ゲート酸
化膜13を介してゲート電極15が形成されている。ベ
ース用高濃度オーミック拡散層9とゲート電極15はベ
ース配線25又はゲート電極配線27を介して入力端子
29に接続され、同電位にされている。オン時にはベー
ス5、エミッタ7間が順方向電圧になり、ベース5とゲ
ート電極15が同電位にされているので、ゲート電極1
5には高電圧は印加されない。これによりゲート酸化膜
13の破壊を抑制する。
Description
の製造方法に関し、特にバイポーラトランジスタを備え
た半導体装置及びその製造方法に関するものである。本
発明の半導体装置は、例えば高耐圧用出力ドライバを備
えた定電圧電源や、インバータ出力部のドライバトラン
ジスタ(NPN、PNPバイポーラトランジスタ)を備
えたDC/DCコンバータなどに適用される。
の回路を備えた半導体装置において、最近、さまざまな
用途で使用するために、半導体装置の高出力電流の要求
が大きくなっている。そこで使用される高耐圧用スイッ
チとして例えばLDMOSトランジスタ(横方向二重拡
散絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)が用いられてい
る。LDMOSトランジスタはドレインに高耐圧をかけ
ることができ、さらに実効長を小さくすることができ
る。
ようにソース及びドレインとは逆導電型の低濃度不純物
層を形成し、ゲート電極直下の低濃度不純層表面にチャ
ネルを形成する電界効果トランジスタである。図19は
Nチャネル型LDMOSトランジスタの一例を示す断面
図である。高抵抗のN型ドレイン領域102上にゲート
酸化膜104を介してポリシリコンゲート電極106が
形成されており、ゲート電極106のソース側端部をマ
スクにしてP型不純物が注入され熱拡散されてチャネル
領域108が形成されている。低抵抗のN型ソース11
0とN型ドレイン用高濃度オーミック拡散層112が、
ゲート電極106をマスクとしたP型不純物のイオン注
入と熱拡散により形成されている。114は層間絶縁
膜、116,118はそれぞれN型ソース110,N型
ドレイン112と接続された電極配線である(特開平7
−302903号公報参照)。
ン抵抗を下げるためにゲート酸化膜104を薄く形成し
ている。そのため、ゲート酸化膜104が破壊しない程
度にゲート電極106に電圧を印加してLDMOSトラ
ンジスタを動作させる必要がある。ゲート酸化膜104
を例えば250Åの膜厚で形成した場合、25ボルト以
上の電圧をかけるとゲート酸化膜104は簡単に破壊し
てしまうため、ゲート電極106へは15V程度の電圧
しか印加することができない。したがってドレイン電圧
とゲート電圧を同じ設定で動作させることができないこ
ととなる。
るため、入力電圧(電源電位)と接地電位でのインバー
タ出力が必要とされる。このとき、ゲート電極に印加す
る電圧の大きさを制限させて使うようにするには、内部
降圧回路などによりゲート電圧に印加する電圧を下げる
方法が挙げられる。しかし、この方法は結局、電圧を下
げる点で効率低下なるため、その解決を図る必要性があ
った。
してバイポーラトランジスタを用いる方法がある。バイ
ポーラトランジスタではベース拡散がMOSトランジス
タのゲート電極に相当し、入力を電圧で制御する方法で
はなく順方向電流を流して動作させるトランジスタであ
る。順方向電流を流して動作させるので、その入力印加
電圧は1ボルト程度しか発生しないことが知られてい
る。オン抵抗が低いバイポーラトランジスタを形成する
場合、一般的には縦型構造のバイポーラトランジスタ
(縦型バイポーラトランジスタ)が用いられる。しか
し、縦型バイポーラトランジスタの構造においては、コ
レクタを構成するエピタキシャル層と、コレクタ抵抗を
下げるための埋込み層と、コレクタ抵抗の低抵抗化のた
めのコレクタウオール拡散層が必要である。さらに、他
の素子との拡散分離のためのアイソレーション拡散層も
必要である。このように、縦型構造のパイポーラトラン
ジスタは、製造プロセスが複雑であるという問題があっ
た。
バイポーラトランジスタ(横型バイポーラトランジス
タ)がある。しかし、高耐圧を実現するためには、エミ
ッタとコレクタ間の距離を離して配置する必要があるの
で、ベース幅が広がり、電流を流す部分が対向するコレ
クタ、エミッタ間の表面のみとなり、縦型バイポーラト
ランジスタと比較して電流増幅が得られないという問題
があった。
タとして、異なる導電型の二重拡散をポリシリコンゲー
ト電極に対して自己整合的に形成することにより製造す
ることができる製造プロセスの簡単なLDMOSトラン
ジスタ構造を検討した。LDMOSトランジスタは、ド
レイン拡散層、チャネル拡散層及びソース拡散層を備え
ており、これらの拡散層は、ゲート酸化膜直下の領域で
は横型バイポーラトランジスタ構造をもち、さらにその
直下の領域では縦型バイポーラトランジスタ構造をも
つ。このため、LDMOSトランジスタ構造は、ドレイ
ン拡散層をコレクタ、チャネル拡散層をベース、ソース
拡散層をエミッタとしてバイポーラトランジスタ動作さ
せた場合、ベース幅を小さくしても、コレクタ、エミッ
タ間の耐圧を高耐圧に保つことができる可能性がある構
造である。しかし、LDMOSトランジスタ構造では、
ゲート電極に高電圧を印加するとゲート酸化膜が破壊さ
れるという問題があった。
プロセスが簡単なLDMOSトランジスタ構造を用い、
ベース幅が小さく、かつゲート絶縁膜の破壊を抑制した
バイポーラトランジスタを備えた半導体装置及びその製
造方法を提供することを目的とするものである。
置の第1の態様は、第1導電型の拡散層からなるコレク
タと、上記コレクタ上にゲート絶縁膜を介して形成され
たゲート電極と、上記ゲート電極が形成された領域と一
部重複して上記コレクタ内に形成された第1導電型とは
逆導電型である第2導電型の拡散層からなるベースと、
上記ベース内の上記ゲート電極に隣接した領域に形成さ
れた第1導電型の拡散層からなるエミッタと、上記ベー
ス内に上記エミッタと間隔をもって形成された第2導電
型の拡散層からなるベース用高濃度オーミック拡散層
と、上記ゲート電極に対して上記エミッタとは反対側の
領域の上記コレクタ内に形成された第1導電型の拡散層
からなるコレクタ用高濃度オーミック拡散層とを備え、
上記ゲート電極と上記ベースが同電位になるように配線
が形成されてなるバイポーラトランジスタを備えている
ものである。
は、第1導電型の拡散層からなるコレクタと、上記コレ
クタ上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極
と、上記ゲート電極が形成された領域と一部重複して上
記コレクタ内に形成された第1導電型とは逆導電型であ
る第2導電型の拡散層からなるベースと、上記ベース内
の上記ゲート電極と隣接した領域に形成された第1導電
型の拡散層からなるエミッタと、上記ベース内に上記エ
ミッタと間隔をもって形成された第2導電型の拡散層か
らなるベース用高濃度オーミック拡散層と、上記ゲート
電極に対して上記エミッタとは反対側の領域の上記コレ
クタ内に形成された第1導電型の拡散層からなるコレク
タ用高濃度オーミック拡散層とを備え、上記ゲート電極
と上記エミッタが同電位になるように配線が形成されて
なるバイポーラトランジスタを備えているものである。
トランジスタにおいて、第1の態様ではゲート電極とベ
ースが同電位になるように配線が形成されており、第2
の態様ではゲート電極とエミッタが同電位になるように
配線が形成されている。第1の態様及び第2の態様のバ
イポーラトランジスタについて、エミッタとベースを同
電位にしてオフさせた状態では、LDMOSトランジス
タのオフ状態と同様に、コレクタ(LDMOSトランジ
スタのドレインに相当)とベース(LDMOSトランジ
スタのチャネル)に電位差が生じると、コレクタとベー
スの接合面近傍にコレクタ側とベース側の両方に空乏層
が生じ、高耐圧を維持できる。
ーラトランジスタについて、エミッタとベースに電位差
を生じさせてオンさせた状態では、LDMOSトランジ
スタを含むDMOS(Double Diffused MOS、二重拡散
MOS)とは異なって、ベース、エミッタ間が順方向電
圧になる。第1の態様のバイポーラトランジスタでは、
オンさせた状態では、ゲート電極とベースが同電位にさ
れているのでエミッタ、ゲート電極間に電圧がかかる
が、ベース、エミッタ間が順方向電圧になっているの
で、エミッタ、ゲート電極間には順方向電圧しかかから
ず、ゲート電極には高電圧は印加されない。これによ
り、ベースへの入力電圧として高電圧、例えば電源電位
を印加してもゲート絶縁膜の破壊を抑制することがで
き、安定した動作を得ることができる。第2の態様のバ
イポーラトランジスタでは、オンさせた状態では、ゲー
ト電極とエミッタが同電位にされているのでベース、ゲ
ート電極間に電圧がかかるが、ベース、エミッタ間が順
方向電圧になっているので、ベース、ゲート電極間には
順方向電圧しかかからず、ゲート絶縁膜には順方向電圧
しかかからない。これにより、ベースへの入力電圧とし
て高電圧、例えば電源電位を印加してもゲート絶縁膜の
破壊を抑制することができ、安定した動作を得ることが
できる。
ポーラトランジスタにおいて、ベース内でエミッタとベ
ース用高濃度オーミック拡散層を接触させて配置する
と、互いに濃い拡散層なので、エミッタとベース用高濃
度オーミック拡散層との接合でリークが発生する虞れが
ある。そこで、第1の態様及び第2の態様のバイポーラ
トランジスタでは、ベース内でエミッタとベース用高濃
度オーミック拡散層を間隔をもって配置している。第1
の態様及び第2の態様のバイポーラトランジスタは、ゲ
ート電極直下の横型バイポーラトランジスタ構造が主な
動作となり、コレクタ、ベース、エミッタと濃度勾配を
つけることが可能となり、ベース幅を小さくすることが
でき、小面積で高効率のバイポーラトランジスタを実現
できる。
1の局面では、以下の工程(A)から(F)を含んでバ
イポーラトランジスタを形成する。 (A)半導体基板に第1導電型の拡散層からなるコレク
タを形成する工程、(B)上記コレクタ表面にゲート絶
縁膜を形成し、上記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成
する工程、(C)上記ゲート電極の一側面側の上記コレ
クタ内に第2導電型の不純物注入を行ない、その後熱拡
散処理を行なって、上記コレクタ内に上記ゲート電極に
対して自己整合的に第2導電型の拡散層からなるベース
を形成する工程、(D)上記ゲート電極に対して上記ベ
ースとは反対側の領域及び上記ベース内の上記ゲート電
極に隣接する領域に第1導電型の不純物注入を行なっ
て、上記コレクタ内に第1導電型の拡散層からなるコレ
クタ用高濃度オーミック拡散層を形成し、上記ベース内
に上記ゲート電極に対して自己整合的に第1導電型の拡
散層からなるエミッタを形成する工程、(E)上記ベー
ス内の上記エミッタと間隔をもつ領域に第2導電型の不
純物注入を行なって、上記ベース内に上記エミッタと間
隔をもって第2導電型の拡散層からなるベース用高濃度
オーミック拡散層を形成する工程、(F)上記ゲート電
極と上記ベースが同電位になるように配線を形成する工
程。
2の局面では、上記製造方法の第1の局面と同じ工程
(A)から(E)を含み、続けて以下の工程(F)を行
なってバイポーラトランジスタを形成する。(F)上記
ゲート電極と上記エミッタが同電位になるように配線を
形成する工程。
置の第1の態様のバイポーラトランジスタを製造するこ
とができる。製造方法の第2の局面によれば、半導体装
置の第2の態様のバイポーラトランジスタを製造するこ
とができる。製造方法の第1の局面及び第2の局面で
は、ゲート電極に対して自己整合的にベース及びエミッ
タを形成しているので、横型バイポーラトランジスタ構
造の電流増幅率を決定し、最も電流が流れるベース幅を
短く設定することができる。さらに、ゲート電極に対し
て自己整合的にベース及びエミッタを形成することによ
り、ベース幅の寸法に関して写真製版工程でのアライメ
ントズレを考慮する必要はない。これにより、面積の小
さな高効率のバイポーラトランジスタを製造することが
できる。
記コレクタ用高濃度オーミック拡散層は上記ゲート電極
と間隔をもって形成されていることが好ましい。その結
果、ゲートモジュレート効果を抑制して耐圧を向上させ
ることができる。
タ用高濃度オーミック拡散層と上記ゲート電極を間隔を
もって配置する場合、上記ゲート電極と上記コレクタ用
高濃度オーミック拡散層との間の上記コレクタ内に、上
記コレクタよりも濃く、かつ上記コレクタ用高濃度オー
ミック拡散層よりも薄い第1導電型の不純物濃度をもつ
拡散層からなる中濃度コレクタをさらに備えていること
が好ましい。その結果、中濃度コレクタにより、ゲート
電極とコレクタ用高濃度オーミック拡散層との間の拡散
抵抗(コレクタ抵抗)を低減することができ、大電流領
域での電流増幅率を向上させることができる。
用することができる。その一例として、出力ドライバか
らの出力電圧を基準電圧と比較しその出力電圧が一定な
るようにフィードバックをかける定電圧電源を挙げるこ
とができる。そこで使用される出力ドライバとして本発
明の半導体装置を構成するバイポーラトランジスタを使
用することが好ましい。その結果、耐圧を維持しつつ、
出力ドライバとして使用するバイポーラトランジスタの
大きさを小さくすることができ、チップ面積の縮小化を
図ることができる。
て、内蔵スイッチの切替え動作によりコンデンサに電荷
を充放電させることにより電流を流すチャージポンプ方
式のDC/DCコンバータを挙げることができる。そこ
で使用される少なくとも1つの上記内蔵スイッチとして
本発明の半導体装置を構成するバイポーラトランジスタ
を使用することが好ましい。その結果、耐圧を維持しつ
つ、内蔵スイッチとして使用するバイポーラトランジス
タの大きさを小さくすることができ、チップ面積の縮小
化を図ることができる。
(C)を行なった後、上記工程(D)を行なう前に、上
記ゲート電極に対して上記ベースとは反対側の領域の上
記コレクタ内に第1導電型の不純物注入を行なって上記
ゲート電極に対して自己整合的に中濃度コレクタを形成
する工程(C’)を含み、上記工程(D)において、上
記コレクタ用高濃度オーミック拡散層を上記ゲート電極
と間隔をもってかつ上記中濃度コレクタに隣接して形成
することが好ましい。その結果、中濃度コレクタの位置
はゲート電極端で決定されるため、中濃度コレクタ、ベ
ース間の距離に関して写真製版工程でのアライメントズ
レを考慮する必要がなくなる。
示す断面図である。この実施例は本発明の半導体装置の
第1の態様を構成するバイポーラトランジスタをNPN
バイポーラトランジスタに適用したものである。P型の
半導体基板(P型基板)1表面に素子分離用のフィール
ド酸化膜2が形成されている。バイポーラトランジスタ
形成領域のP型基板1にN型の拡散層からなるコレクタ
(Nwell)3が形成されている。コレクタ3内にP型の
拡散層からなるベース(Pbody)5が形成されている。
ベース5内にN型の拡散層からなるエミッタ(N+)7と
P型の拡散層からなるベース用高濃度オーミック拡散層
(P+)9が間隔をもって形成されている。エミッタ7と
ベース用高濃度オーミック拡散層9の間隔は例えば1.
5μm以上である。コレクタ3内には、ベース5と間隔
をもって、コレクタ3よりも濃い濃度でN型不純物が導
入されたN型の拡散層からなるコレクタ用高濃度オーミ
ック拡散層(N+)11が形成されている。
拡散層11間の領域に、コレクタ3上及びベース5上に
またがり、エミッタ7に隣接し、かつコレクタ用高濃度
オーミック拡散層11と間隔をもって、ゲート酸化膜1
3を介して例えば導電性のポリシリコンからなるゲート
電極15が形成されている。ゲート電極15とコレクタ
用高濃度オーミック拡散層11の間隔は例えば1.5μ
m以上である。ベース5及びエミッタ7はゲート電極1
5に対して自己整合的に形成されたものである。
地電位19に電気的に接続されている。コレクタ用高濃
度オーミック拡散層11はコレクタ配線21を介して電
源電位23に電気的に接続されている。ベース用高濃度
オーミック拡散層9にはベース配線25が電気的に接続
されており、ゲート電極15にはゲート電極配線27が
電気的に接続されている。ベース配線25とゲート電極
配線27は電気的に接続されている。ベース配線25及
びゲート電極配線27は、入力電圧が印加される入力端
子29に電気的に接続されている。
トランジスタを製造するための、製造方法の第1の局面
の一実施例を示す工程断面図である。図1、図2及び図
3を参照して製造方法の一実施例を説明する。 (1)P型基板1上に、写真製版によりコレクタ形成領
域に開口部をもつレジストパターンを形成し、そのレジ
ストパターンをマスクにして、150KeVの加速エネ
ルギー、4.0×1012cm-2程度のドーズ量の条件で
P型基板1にリンの注入を行なう。レジストパターンを
除去した後、1180℃、8時間の条件でリンの熱拡散
処理を行ない、コレクタ(Nwell)3を形成する(図2
(a)参照)。
ilicon)法により、P型基板1表面にフィールド酸化膜
2を8000Å程度の膜厚で形成し、バイポーラトラン
ジスタ形成領域及び他の素子領域(図示は省略)を分離
形成する(図2(b)参照)。
を300Åの膜厚で形成し、さらにその上に例えばCV
D(化学的気相成長)法により、ポリシリコン膜を35
00Åの膜厚で形成する。そのポリシリコン膜に例えば
気相拡散法により過飽和のリンを拡散させた後、写真製
版によりポリシリコン膜をパターニングしてゲート電極
15を形成する(図2(c)参照)。
ベース形成領域及びゲート電極15上に開口部をもつレ
ジストパターンを形成し、そのレジストパターン及びゲ
ート電極15をマスクにして、30KeVの加速エネル
ギー、2.5×1013cm-2程度のドーズ量の条件でコ
レクタ3にボロンを注入する。レジストパターンを除去
した後、処理温度が1100℃、処理時間が3時間程度
の条件で熱拡散処理を行ない、ゲート電極15に対して
自己整合的にベース(Pbody)5を形成する(図2
(d)参照)。
ト電極15に隣接した領域、ゲート電極15上、及びコ
レクタ3上のゲート電極15に対してベース5とは反対
側の領域に開口部をもつレジストパターンを形成する。
このとき、コレクタ3上にはゲート電極15に隣接して
幅寸法が例えば1.5μm以上のレジストパターンが存
在するようにレジストパターンを形成する。そのレジス
トパターンをマスクにして、50KeVの加速エネルギ
ー、6.0×1015cm-2程度のドーズ量の条件で、コ
レクタ3及びベース5に、リン又は砒素の注入を同時に
行なう。レジストパターンを除去した後、処理温度が9
20℃、処理時間が1時間程度の条件で熱拡散処理を施
して不純物を熱拡散させ、ベース5内のゲート電極15
に隣接する領域にエミッタ(N+)7を形成し、コレクタ
3内にゲート電極15とは例えば1.5μm以上の間隔
をもってコレクタ用高濃度オーミック拡散層(N+)11
形成する(図3(e)参照)。
ッタ7とは例えば1.5μm以上の間隔をもって開口部
が位置するようにレジストパターンを形成する。そのレ
ジストパターンをマスクにして、30KeVの加速エネ
ルギー、2.0×1015cm-2程度のドーズ量の条件
で、ベース用高濃度オーミック拡散層を形成するための
ボロン注入を行なう。レジストパターンを除去した後、
処理温度が920℃、処理時間が1時間程度の条件で熱
拡散処理を施して不純物を熱拡散させ、ベース5内にベ
ース用高濃度オーミック拡散層(P+)9形成する(図3
(f)参照)。
P型基板1上に層間絶縁膜(図示は省略)を形成し、エ
ミッタ7上、ベース用高濃度オーミック拡散層9上及び
コレクタ用高濃度オーミック拡散層11上の層間絶縁膜
にコンタクトホール(図示は省略)をそれぞれ形成す
る。各コンタクトホールに導電材料を充填し、層間絶縁
膜上に配線17,21,25,27を形成して、エミッ
タ配線17を介してエミッタ7を接地電位19に電気的
に接続し、コレクタ配線21を介してコレクタ用高濃度
オーミック拡散層11を電源電位23に電気的に接続
し、ベース配線25及びゲート電極配線27を介してベ
ース用高濃度オーミック拡散層9及びゲート電極15を
入力端子29に電気的に接続する。
したバイポーラトランジスタを製造することができる。
さらに、ベース5及びエミッタ7をゲート電極15に対
して自己整合的に形成しているので、横型バイポーラト
ランジスタ構造の電流増幅率を決定し、最も電流が流れ
るベース幅を短く設定することができる。さらに、ベー
ス5及びエミッタ7をゲート電極15に対して自己整合
的に形成することにより、ベース幅の寸法に関して、写
真製版工程でのアライメントズレを考慮する必要はな
い。これにより、面積の小さな高効率のバイポーラトラ
ンジスタを製造することができる。
スタをオフさせた状態では、ゲート電極15のゲート電
圧、ベース5のベース電圧及びエミッタ7のエミッタ電
圧が同じ電位(接地電位)になる。オフさせた状態で
は、DMOSトランジスタと同様に、コレクタ配線21
及びコレクタ用高濃度オーミック拡散層11を介してコ
レクタ3(DMOSトランジスタのドレインに相当)に
正のコレクタ電圧(電源電位)が印加されており、コレ
クタ3とベース5(DMOSトランジスタのチャネルに
相当)の接合面に、コレクタ3側及びベース5側の両方
に空乏化が生じ、高耐圧が維持される
スタをオフさせた状態での耐圧特性を示す図であり、縦
軸はコレクタ電流IC(単位はA(アンペア))、横軸
はコレクタ−エミッタ間の電圧VCE(単位はV(ボル
ト))を示す。図4に示すように、コレクタ−エミッタ
間の電圧VCEが0〜30Vまでの間は数百ピコAのコレ
クタ電流ICしか流れず、LDMOSトランジスタのオ
フ状態と同様の耐圧特性をもつことが分かる。
タをオンさせた状態では、ベース配線25及びベース用
高濃度オーミック拡散層9を介してベース5に入力電圧
としての電源電位が印加され、ゲート電極配線27を介
してゲート電極15にも電源電位が印加される。DMO
Sトランジスタではソース、チャネル間は同電位である
が、この実施例のバイポーラトランジスタでは、チャネ
ルをベース、ソースをエミッタとするため、ベース5に
正のベース電圧が印加されるのでベース5、エミッタ7
間が順方向電圧になる。これにより、ゲート電極15に
は高電圧が印加されない。図5を用いてその一例を説明
する。
スタをオンさせた状態でのコレクタ電流ICとコレクタ
−エミッタ間の電圧VCEとの関係(下方のデータ)と、
ゲート電圧VGとコレクタ−エミッタ間の電圧VCEとの
関係(上方のデータ)を表す図であり、左の縦軸はコレ
クタ電流IC(単位はmA(ミリアンペア))、右の縦
軸はゲート電圧VG(単位はV)、横軸はコレクタ−エ
ミッタ間の電圧VCE(単位はV)を示す。図5に示すよ
うに、ベース5と同電位になっているゲート電圧VGは
0.8〜0.9V程度の電圧で維持され、ゲート電極15
には高電圧は印加されない。これにより、ゲート酸化膜
13の破壊を抑制することができ、バイポーラトランジ
スタの安定な動作を得ることができる。
は、ベース5及びゲート電極15へ供給する入力電源と
して電流制限をかければ、電源電位と接地電位を用いる
ことができ、従来技術のようには電源電圧を下げるため
の内部降圧回路などを設けなくてよいので、例えばDC
/DCコンバータなどの回路に組み込んだ場合に効率低
下を招くことはない。
は、従来のバイポーラトランジスタとは異なってゲート
電極15が設けられている。ゲート電極15への正の電
圧印加によりチャネルができやすい状態になる。さら
に、エミッタ7とベース用高濃度オーミック拡散層9を
間隔をもって配置することにより、エミッタ、ベース間
の接合リークを低減している。これらの作用により、従
来のバイポーラトランジスタに比べて、低電流領域の電
流増幅率を向上できるという効果もある。
スタの電流増幅率リニアリティー特性を示す図であり、
縦軸は電流増幅率hfe、横軸はコレクタ電流IC(単位は
A)を示す。ここで、電流増幅率hfeは(コレクタ電流
IC)/(ベース電流IB)により算出される。図6に示
すように、コレクタ電流ICの低電流域では、従来のバ
イポーラトランジスタよりもかなり高い電流増幅率hfe
を示した。この実施例のバイポーラトランジスタを例え
ば定電圧電源の出力ドライバとして使用する場合、従来
のバイポーラトランジスタを使用する場合に比べて、低
出力電流時の消費電流を低減できる。一方、コレクタ電
流ICの高電流域では、従来のバイポーラトランジスタ
と同様の電流増幅率リニアリティー特性を示した。
例を示す断面図である。この実施例は本発明の半導体装
置の第1の態様を構成するバイポーラトランジスタをP
NPバイポーラトランジスタに適用したものである。N
型の半導体基板(N型基板)31表面に素子分離用のフ
ィールド酸化膜32が形成されている。バイポーラトラ
ンジスタ形成領域のN型基板31にP型の拡散層からな
るコレクタ(Pwell)33が形成されている。コレクタ
33内にN型の拡散層からなるベース(Nbody)35が
形成されている。ベース35内にP型の拡散層からなる
エミッタ(P+)37とN型の拡散層からなるベース用高
濃度オーミック拡散層(N+)39が間隔をもって形成さ
れている。エミッタ37とベース用高濃度オーミック拡
散層39の間隔は例えば1.5μm以上である。コレク
タ33内には、ベース35と間隔をもって、コレクタ3
3よりも濃い濃度でP型不純物が導入されたP型の拡散
層からなるコレクタ用高濃度オーミック拡散層(P+)4
1が形成されている。
ク拡散層41間の領域に、コレクタ33上及びベース3
5上にまたがり、エミッタ37に隣接し、かつコレクタ
用高濃度オーミック拡散層41と間隔をもって、ゲート
酸化膜43を介して例えば導電性のポリシリコンからな
るゲート電極45が形成されている。ゲート電極45と
コレクタ用高濃度オーミック拡散層41の間隔は例えば
1.5μm以上である。ベース35及びエミッタ37は
ゲート電極45に対して自己整合的に形成されたもので
ある。
電源電位23に電気的に接続されている。コレクタ用高
濃度オーミック拡散層41はコレクタ配線51を介して
接地電位19に電気的に接続されている。ベース用高濃
度オーミック拡散層39にはベース配線55が電気的に
接続されており、ゲート電極45にはゲート電極配線5
7が電気的に接続されている。ベース配線55とゲート
電極配線57は電気的に接続されている。ベース配線5
5及びゲート電極配線57は、入力電圧が印加される入
力端子29に電気的に接続されている。
図2及び図3を参照して説明した製造方法実施例の上記
工程(1)から(6)とは逆導電型により同様の工程を
行なうことにより製造できる。図2及び図3を参照して
説明した製造方法の実施例を逆導電型にした製造方法に
おいても、図2及び図3を参照して説明した製造方法の
実施例と同様に、ベース35及びエミッタ37をゲート
電極45に対して自己整合的に形成するので、ベース幅
を短く設定することができる。さらに、ベース35及び
エミッタ37をゲート電極45に対して自己整合的に形
成することにより、ベース幅の寸法に関して写真製版工
程でのアライメントズレを考慮する必要はない。これに
より、面積の小さな高効率のバイポーラトランジスタを
製造することができる。
スタをオフさせた状態では、ゲート電極45のゲート電
圧、ベース35のベース電圧及びエミッタ37のエミッ
タ電圧が同じ電位(電源電位)になる。ベース配線55
及びベース用高濃度オーミック拡散層39を介してベー
ス35に正のベース電圧(電源電位)が印加された状態
では、コレクタ33とベース35の接合面に、コレクタ
33側及びベース35側の両方に空乏化が生じ、高耐圧
が維持される。
タをオンさせた状態では、ベース配線55及びベース用
高濃度オーミック拡散層39を介してベース35が電源
電位以下になり、ゲート電極45もゲート電極配線57
を介してベース35と同電位になる。ベース35の電位
がエミッタ37に印加されている電源電位よりも低電位
になるのでエミッタ37、ベース35間が順方向電圧に
なる。これにより、ゲート電極45には高電圧が印加さ
れないので、ゲート酸化膜43の破壊を抑制することが
でき、バイポーラトランジスタの安定な動作を得ること
ができる。
は、ベース39及びゲート電極45へ供給する入力電源
として電流制限をかければ、電源電位と接地電位を用い
ることができ、従来技術のようには電源電圧を下げるた
めの内部降圧回路などを設けなくてよいので、例えばD
C/DCコンバータなどの回路に組み込んだ場合に効率
低下を招くことはない。
は、従来のバイポーラトランジスタとは異なってゲート
電極45が設けられている。ゲート電極45を接地電位
にしてエミッタ37よりも低電位にすることによりチャ
ネルができやすい状態になる。さらに、エミッタ37と
ベース用高濃度オーミック拡散層39を間隔をもって配
置することにより、エミッタ、ベース間の接合リークを
低減している。これらの作用により、従来のバイポーラ
トランジスタに比べて、低電流領域の電流増幅率を向上
できるという効果もある。
を示す断面図である。この実施例は本発明の半導体装置
の第2の態様を構成するバイポーラトランジスタをNP
Nバイポーラトランジスタに適用したものである。図1
と同じ機能を果たす部分には同じ符号を付し、その部分
の詳細な説明は省略する。P型基板1表面にフィールド
酸化膜2が形成されている。P型基板1のバイポーラト
ランジスタ形成領域にN型の拡散層からなるコレクタ
(Nwell)3、P型の拡散層からなるベース(Pbody)
5、N型の拡散層からなるエミッタ(N+)7、P型の拡
散層からなるベース用高濃度オーミック拡散層(P+)
9、N型の拡散層からなるコレクタ用高濃度オーミック
拡散層(N+)11、ゲート酸化膜13及びゲート電極1
5により構成されるバイポーラトランジスタが形成され
ている。このバイポーラトランジスタは図1に示したバ
イポーラトランジスタと同じ構成である。
コレクタ配線21を介して電源電位23に電気的に接続
されている。ベース用高濃度オーミック拡散層9はベー
ス配線61を介して入力端子29に電気的に接続されて
いる。エミッタ7にはエミッタ配線65が電気的に接続
されており、ゲート電極15にはゲート電極配線67が
電気的に接続されている。エミッタ配線65とゲート電
極配線67は電気的に接続されている。エミッタ配線6
5及びゲート電極配線67は、接地電位19に電気的に
接続されている。
造するための、製造方法の第2の局面の実施例では、図
2及び図3を参照して説明した上記工程(1)から
(6)と同じ工程を行なった後、次の工程を行なう。図
8を参照して説明すると、P型基板1上に層間絶縁膜
(図示は省略)を形成し、エミッタ7上、ベース用高濃
度オーミック拡散層9上及びコレクタ用高濃度オーミッ
ク拡散層11上の層間絶縁膜にコンタクトホール(図示
は省略)をそれぞれ形成する。各コンタクトホールに導
電材料を充填し、層間絶縁膜上に配線21,61,6
5,67を形成して、コレクタ配線21を介してコレク
タ用高濃度オーミック拡散層11を電源電位23に電気
的に接続し、ベース配線61を介してベース用高濃度オ
ーミック拡散層9を入力端子29に電気的に接続し、エ
ミッタ配線65及びゲート電極配線67を介してエミッ
タ7及びゲート電極15を接地電位19に電気的に接続
する。この製造方法の実施例によれば、図2及び図3を
参照して説明した製造方法の実施例と同じ作用効果をも
って、図8に示したバイポーラトランジスタを製造する
ことができる。
スタをオフさせた状態では、ゲート電極15のゲート電
圧、ベース5のベース電圧及びエミッタ7のエミッタ電
圧が同じ電位(接地電位)になる。この実施例のバイポ
ーラトランジスタをオフさせた状態での耐圧特性は、図
4に示した耐圧特性と同じである。すなわち、この実施
例のバイポーラトランジスタをオフさせた状態では、コ
レクタ配線21及びコレクタ用高濃度オーミック拡散層
11を介してコレクタ3に電源電位が印加されており、
コレクタ3とベース5の接合面に、コレクタ3側及びベ
ース5側の両方に空乏化が生じ、高耐圧が維持される。
タをオンさせた状態では、ベース配線61及びベース用
高濃度オーミック拡散層9を介してベース5に入力電圧
としての電源電位が印加される。ベース5に正のベース
電圧が印加されることによってベース5、エミッタ7間
が順方向電圧になる。これにより、ゲート電極15には
高電圧が印加されない。その一例を図9を用いて説明す
る。
スタをオンさせた状態でのコレクタ電流ICとコレクタ
−エミッタ間の電圧VCEとの関係(下方のデータ)と、
ゲート電圧VGとコレクタ−エミッタ間の電圧VCEとの
関係(上方のデータ)を表す図であり、左の縦軸はコレ
クタ電流IC(単位はmA)、右の縦軸はゲート電圧VG
(単位はV)、横軸はコレクタ−エミッタ間の電圧VCE
(単位はV)を示す。図9に示すように、エミッタ7と
同電位になっているゲート電圧VGは0.8〜0.9V程
度の電圧で維持され、ゲート電極15には高電圧は印加
されない。これにより、ゲート酸化膜13の破壊を抑制
することができ、バイポーラトランジスタの安定な動作
を得ることができる。
は、ベース5へ供給する入力電源として電流制限をかけ
れば、電源電位と接地電位を用いることができ、従来技
術のようには電源電圧を下げるための内部降圧回路など
を設けなくてよいので、例えばDC/DCコンバータな
どの回路に組み込んだ場合に効率低下を招くことはな
い。
ジスタの電流増幅率リニアリティー特性を示す図であ
り、縦軸は電流増幅率hfe、横軸はコレクタ電流IC(単
位はA)を示す。この実施例のバイポーラトランジスタ
では、エミッタ7とベース用高濃度オーミック拡散層9
を間隔をもって配置することにより、エミッタ、ベース
間の接合リークを低減している。図10に示すように、
従来の横型バイポーラトランジスタよりもベース幅が小
さいにもかかわらず、従来のバイポーラトランジスタと
同様の電流増幅率リニアリティー特性を示し、電流増幅
率hfeは最大で100程度を得ることができた。
施例を示す断面図である。この実施例は本発明の半導体
装置の第2の態様を構成するバイポーラトランジスタを
PNPバイポーラトランジスタに適用したものである。
図7と同じ機能を果たす部分には同じ符号を付し、その
部分の詳細な説明は省略する。N型基板31表面にフィ
ールド酸化膜32が形成されている。N型基板31のバ
イポーラトランジスタ形成領域にP型の拡散層からなる
コレクタ(Pwell)33、N型の拡散層からなるベース
(Nbody)35、P型の拡散層からなるエミッタ(P+)
37、N型の拡散層からなるベース用高濃度オーミック
拡散層(N+)39、P型の拡散層からなるコレクタ用高
濃度オーミック拡散層(P+)41、ゲート酸化膜43及
びゲート電極45により構成されるバイポーラトランジ
スタが形成されている。このバイポーラトランジスタは
図7に示したバイポーラトランジスタと同じ構成であ
る。
コレクタ配線51を介して接地電位19に電気的に接続
されている。ベース用高濃度オーミック拡散層39はベ
ース配線71を介して入力端子29に電気的に接続され
ている。エミッタ7にはエミッタ配線75が電気的に接
続されており、ゲート電極45にはゲート電極配線77
が電気的に接続されている。エミッタ配線75とゲート
電極配線77は電気的に接続されている。エミッタ配線
75及びゲート電極配線77は、電源電位23に電気的
に接続されている。
造するための、製造方法の第2の局面の実施例では、図
2及び図3を参照して説明した上記工程(1)から
(6)とは逆導電型により同様の工程を行なった後、次
の工程を行なう。図11を参照して説明すると、N型基
板31上に層間絶縁膜(図示は省略)を形成し、エミッ
タ37上、ベース用高濃度オーミック拡散層39上及び
コレクタ用高濃度オーミック拡散層41上の層間絶縁膜
にコンタクトホール(図示は省略)をそれぞれ形成す
る。各コンタクトホールに導電材料を充填し、層間絶縁
膜上に配線51,71,75,77を形成して、コレク
タ配線51を介してコレクタ用高濃度オーミック拡散層
41を接地電位19に電気的に接続し、ベース配線71
を介してベース用高濃度オーミック拡散層9を入力端子
29に電気的に接続し、エミッタ配線75及びゲート電
極配線77を介してエミッタ37及びゲート電極45を
電源電位23に電気的に接続する。この製造方法の実施
例によれば、図2及び図3を参照して説明した製造方法
の実施例と同じ作用効果をもって、図11に示したバイ
ポーラトランジスタを製造することができる。
ジスタをオフさせた状態では、ゲート電極45のゲート
電圧、ベース35のベース電圧及びエミッタ37のエミ
ッタ電圧が同じ電位(電源電位)になる。ベース配線7
1及びベース用高濃度オーミック拡散層39を介してベ
ース35に正のベース電圧(電源電位)が印加された状
態では、コレクタ33とベース35の接合面に、コレク
タ33側及びベース35側の両方に空乏化が生じ、高耐
圧が維持される。
タをオンさせた状態では、ベース配線75及びベース用
高濃度オーミック拡散層39を介してベース35が電源
電位以下になる。ベース35の電位がエミッタ37に印
加されている電源電位よりも低電位になるのでエミッタ
37、ベース35間が順方向電圧になる。これにより、
ゲート電極45には高電圧が印加されないので、ゲート
酸化膜43の破壊を抑制することができ、バイポーラト
ランジスタの安定な動作を得ることができる。
は、ベース39及びゲート電極45へ供給する入力電源
として電流制限をかければ、電源電位と接地電位を用い
ることができ、従来技術のようには電源電圧を下げるた
めの内部降圧回路などを設けなくてよいので、例えばD
C/DCコンバータなどの回路に組み込んだ場合に効率
低下を招くことはない。
は、エミッタ37とベース用高濃度オーミック拡散層3
9を間隔をもって配置することにより、エミッタ、ベー
ス間の接合リークを低減している。これにより、従来の
横型バイポーラトランジスタよりもベース幅が小さいに
もかかわらず、従来のバイポーラトランジスタと同様の
電流増幅率リニアリティー特性を得ることができる。
他の実施例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は
(A)のA−A位置での断面図である。この実施例は本
発明の半導体装置の第1の態様を構成するバイポーラト
ランジスタをNPNバイポーラトランジスタに適用した
ものである。図1と同じ機能を果たす部分には同じ符号
を付し、その部分の詳細な説明は省略する。P型基板1
表面にフィールド酸化膜2が形成されている。P型基板
1のバイポーラトランジスタ形成領域にN型の拡散層か
らなるコレクタ(Nwell)3、P型の拡散層からなるベ
ース(Pbody)5、N型の拡散層からなるエミッタ
(N+)7、P型の拡散層からなるベース用高濃度オーミ
ック拡散層(P+)9、N型の拡散層からなるコレクタ用
高濃度オーミック拡散層(N+)11、ゲート酸化膜13
及びゲート電極15が形成されている。コレクタ用高濃
度オーミック拡散層11とゲート電極15の間のコレク
タ3内に、コレクタ3よりも濃く、かつコレクタ用高濃
度オーミック拡散層11よりも薄いN型の不純物濃度を
もつ拡散層からなる中濃度コレクタ(N-)81が形成さ
れている。
コレクタ配線21を介して電源電位23に電気的に接続
されている。エミッタ7はエミッタ配線17を介して接
地電位19に電気的に接続されている。ベース用高濃度
オーミック拡散層9にはベース配線25が電気的に接続
されており、ゲート電極15にはゲート電極配線27が
電気的に接続されている。ベース配線25とゲート電極
配線27は電気的に接続されている。ベース配線25及
びゲート電極配線27は、入力端子29に電気的に接続
されている。
濃度オーミック拡散層9はA−A方向で隣接する2つの
バイポーラトランジスタで共通に形成されている。ま
た、コレクタ用高濃度オーミック拡散層11及び中濃度
コレクタ81はA−Aに直交する方向で隣接する2つの
バイポーラトランジスタ領域で連続する拡散層により構
成されている。これらの4つのバイポーラトランジスタ
について、コレクタ3及びエミッタ7は連続する拡散層
により構成され、ゲート電極15は連続するポリシリコ
ン膜により構成されている。
ック拡散層11とゲート電極15の間のコレクタ3内に
中濃度コレクタ81が設けられているので、コレクタ用
高濃度オーミック拡散層11とゲート電極15の間のコ
レクタ抵抗を低減することができ、大電流領域での電流
増幅率を向上させることができる。
ンジスタを製造するための、製造方法の第1の局面の一
実施例の一部を示す工程断面図である。図13では1つ
のバイポーラトランジスタのみについて示す。図2も参
照して、この製造方法の実施例を説明する。図2を参照
して説明した製造方法の実施例の上記工程(1)から
(4)と同じ工程を行なって、P型基板1にフィールド
酸化膜2、コレクタ3、ベース5、ゲート酸化膜13、
ゲート電極15を形成する(図2(d)参照)。
対してベース5とは反対側のコレクタ3上の領域及びゲ
ート電極15上に開口部をもつレジストパターンを形成
する。そのレジストパターンをマスクにして、100K
eVの加速エネルギー、5.0×1012cm-2程度のド
ーズ量の条件で、コレクタ3内にリンの注入を行なって
中濃度コレクタ(N-)81を形成する。その後、レジス
トパターンを除去する(図13(d’)参照)。
ト電極15に隣接した領域、ゲート電極15上、及び中
濃度コレクタ81上に開口部をもつレジストパターンを
形成する。このとき、中濃度コレクタ81上にはゲート
電極15に隣接して幅寸法が例えば1.5μm以上のレ
ジストパターンが存在するようにレジストパターンを形
成する。そのレジストパターンをマスクにして、50K
eVの加速エネルギー、6.0×1015cm-2程度のド
ーズ量の条件で、ベース5及び中濃度コレクタ81に、
リン又は砒素の注入を同時に行なう。レジストパターン
を除去した後、処理温度が920℃、処理時間が1時間
程度の条件で熱拡散処理を施して不純物を熱拡散させ、
ベース5内のゲート電極15に隣接する領域にエミッタ
(N+)7を形成し、中濃度コレクタ81にゲート電極1
5とは例えば1.5μm以上の間隔をもってコレクタ用
高濃度オーミック拡散層(N+)11形成する(図13
(e’)参照)。
ッタ7とは例えば1.5μm以上の間隔をもって開口部
が位置するようにレジストパターンを形成する。そのレ
ジストパターンをマスクにして、30KeVの加速エネ
ルギー、2.0×1015cm-2程度のドーズ量の条件
で、ベース用高濃度オーミック拡散層を形成するための
ボロン注入を行なう。レジストパターンを除去した後、
処理温度が920℃、処理時間が1時間程度の条件で熱
拡散処理を施して不純物を熱拡散させ、ベース5内にエ
ミッタ7とは例えば1.5μm以上の間隔をもってベー
ス用高濃度オーミック拡散層(P+)9形成する(図3
(f’)参照)。
と、P型基板1上に層間絶縁膜(図示は省略)を形成
し、エミッタ7上、ベース用高濃度オーミック拡散層9
上及びコレクタ用高濃度オーミック拡散層11上の層間
絶縁膜にコンタクトホール(図示は省略)をそれぞれ形
成する。各コンタクトホールに導電材料を充填し、層間
絶縁膜上に配線17,21,25,27を形成して、エ
ミッタ配線17を介してエミッタ7を接地電位19に電
気的に接続し、コレクタ配線21を介してコレクタ用高
濃度オーミック拡散層11を電源電位23に電気的に接
続し、ベース配線25及びゲート電極配線27を介して
ベース用高濃度オーミック拡散層9及びゲート電極15
を入力端子29に電気的に接続する。
示したバイポーラトランジスタを製造することができ
る。さらに、中濃度コレクタ81をゲート電極15に対
して自己整合的に形成しているので、中濃度コレクタ8
1の位置はゲート電極15端で決定されるため、中濃度
コレクタ81、ベース5間の距離に関して写真製版工程
でのアライメントズレを考慮する必要はない。
他の実施例を示す断面図である。この実施例は本発明の
半導体装置の第1の態様を構成するバイポーラトランジ
スタをPNPバイポーラトランジスタに適用したもので
ある。図7と同じ機能を果たす部分には同じ符号を付
し、その部分の詳細な説明は省略する。N型基板31表
面にフィールド酸化膜32が形成されている。N型基板
31のバイポーラトランジスタ形成領域にP型の拡散層
からなるコレクタ(Pwell)33、N型の拡散層からな
るベース(Nbody)35、P型の拡散層からなるエミッ
タ(P+)37、N型の拡散層からなるベース用高濃度オ
ーミック拡散層(N+)39、P型の拡散層からなるコレ
クタ用高濃度オーミック拡散層(P+)41、ゲート酸化
膜43及びゲート電極45が形成されている。コレクタ
用高濃度オーミック拡散層41とゲート電極45の間の
コレクタ33内に、コレクタ33よりも濃く、かつコレ
クタ用高濃度オーミック拡散層41よりも薄いP型の不
純物濃度をもつ拡散層からなる中濃度コレクタ(P-)8
3が形成されている。
電源電位23に電気的に接続されている。コレクタ用高
濃度オーミック拡散層41はコレクタ配線51を介して
接地電位19に電気的に接続されている。ベース用高濃
度オーミック拡散層39にはベース配線55が電気的に
接続されており、ゲート電極45にはゲート電極配線5
7が電気的に接続されている。ベース配線55とゲート
電極配線57は電気的に接続されている。ベース配線5
5及びゲート電極配線57は、入力電圧が印加される入
力端子29に電気的に接続されている。
ック拡散層41とゲート電極45の間のコレクタ33内
に中濃度コレクタ83が設けられているので、コレクタ
用高濃度オーミック拡散層41とゲート電極45の間の
コレクタ抵抗を低減することができ、大電流領域での電
流増幅率を向上させることができる。
図2及び図13を参照して説明した製造方法の実施例を
逆導電型にして実施することにより製造できる。図2及
び図13を参照して説明した製造方法の実施例を逆導電
型にした製造方法においても、図2及び図13を参照し
て説明した製造方法の実施例と同様に、中濃度コレクタ
83をゲート電極45に対して自己整合的に形成するの
で、中濃度コレクタ83に関して写真製版工程でのアラ
イメントズレを考慮する必要はない。
他の実施例を示す断面図である。この実施例は本発明の
半導体装置の第2の態様を構成するバイポーラトランジ
スタをNPNバイポーラトランジスタに適用したもので
ある。図12と同じ機能を果たす部分には同じ符号を付
し、その部分の詳細な説明は省略する。P型基板1表面
にフィールド酸化膜2が形成されている。P型基板1の
バイポーラトランジスタ形成領域にN型の拡散層からな
るコレクタ(Nwell)3、P型の拡散層からなるベース
(Pbody)5、N型の拡散層からなるエミッタ(N+)
7、P型の拡散層からなるベース用高濃度オーミック拡
散層(P+)9、N型の拡散層からなるコレクタ用高濃度
オーミック拡散層(N+)11、ゲート酸化膜13、ゲー
ト電極15及び中濃度コレクタ81により構成されるバ
イポーラトランジスタが形成されている。このバイポー
ラトランジスタは図12に示したバイポーラトランジス
タと同じ構成である。
コレクタ配線21を介して電源電位23に電気的に接続
されている。ベース用高濃度オーミック拡散層9はベー
ス配線61を介して、入力電圧が印加される入力端子2
9に電気的に接続されている。エミッタ7にはエミッタ
配線65が電気的に接続されており、ゲート電極15に
はゲート電極配線67が電気的に接続されている。エミ
ッタ配線65とゲート電極配線67は電気的に接続され
ている。エミッタ配線65及びゲート電極配線67は、
接地電位19に電気的に接続されている。
ラトランジスタと同様に、コレクタ用高濃度オーミック
拡散層11とゲート電極15の間のコレクタ3内に中濃
度コレクタ81が設けられているので、コレクタ用高濃
度オーミック拡散層11とゲート電極15の間のコレク
タ抵抗を低減することができ、大電流領域での電流増幅
率を向上させることができる。
造するための、製造方法の第2の局面の実施例では、図
2及び図13を参照して説明した製造方法の実施例の上
記工程(1)から(7)と同じ工程を行なった後、次の
工程を行なう。P型基板1上に層間絶縁膜(図示は省
略)を形成し、エミッタ7上、ベース用高濃度オーミッ
ク拡散層9上及びコレクタ用高濃度オーミック拡散層1
1上の層間絶縁膜にコンタクトホール(図示は省略)を
それぞれ形成する。各コンタクトホールに導電材料を充
填し、層間絶縁膜上に配線21,61,65,67を形
成して、コレクタ配線21を介してコレクタ用高濃度オ
ーミック拡散層11を電源電位23に電気的に接続し、
ベース配線61を介してベース用高濃度オーミック拡散
層9を入力端子29に電気的に接続し、エミッタ配線6
5及びゲート電極配線67を介してエミッタ7及びゲー
ト電極15を接地電位19に電気的に接続する。この製
造方法の実施例によれば、図2及び図13を参照して説
明した製造方法の実施例と同じ作用効果をもって、図1
5に示したバイポーラトランジスタを製造することがで
きる。
他の実施例を示す断面図である。この実施例は本発明の
半導体装置の第2の態様を構成するバイポーラトランジ
スタをPNPバイポーラトランジスタに適用したもので
ある。図14と同じ機能を果たす部分には同じ符号を付
し、その部分の詳細な説明は省略する。N型基板31表
面にフィールド酸化膜32が形成されている。N型基板
31のバイポーラトランジスタ形成領域にP型の拡散層
からなるコレクタ(Pwell)33、N型の拡散層からな
るベース(Nbody)35、P型の拡散層からなるエミッ
タ(P+)37、N型の拡散層からなるベース用高濃度オ
ーミック拡散層(N+)39、P型の拡散層からなるコレ
クタ用高濃度オーミック拡散層(P+)41、ゲート酸化
膜43、ゲート電極45及び中濃度コレクタ83により
構成されるバイポーラトランジスタが形成されている。
このバイポーラトランジスタは図14に示したバイポー
ラトランジスタと同じ構成である。
コレクタ配線51を介して接地電位19に電気的に接続
されている。ベース用高濃度オーミック拡散層39はベ
ース配線71を介して入力端子29に電気的に接続され
ている。エミッタ7にはエミッタ配線75が電気的に接
続されており、ゲート電極45にはゲート電極配線77
が電気的に接続されている。エミッタ配線75とゲート
電極配線77は電気的に接続されている。エミッタ配線
75及びゲート電極配線77は、電源電位23に電気的
に接続されている。
ラトランジスタと同様に、コレクタ用高濃度オーミック
拡散層41とゲート電極45の間のコレクタ33内に中
濃度コレクタ83が設けられているので、コレクタ用高
濃度オーミック拡散層41とゲート電極45の間のコレ
クタ抵抗を低減することができ、大電流領域での電流増
幅率を向上させることができる。
造するための、製造方法の第2の局面のさらに他の実施
例では、図2及び図13を参照して説明した製造方法の
実施例の上記工程(1)から(7)とは逆導電型により
同様の工程を行なった後、次の工程を行なう。N型基板
31上に層間絶縁膜(図示は省略)を形成し、エミッタ
37上、ベース用高濃度オーミック拡散層39上及びコ
レクタ用高濃度オーミック拡散層41上の層間絶縁膜に
コンタクトホール(図示は省略)をそれぞれ形成する。
各コンタクトホールに導電材料を充填し、層間絶縁膜上
に配線51,71,75,77を形成して、コレクタ配
線51を介してコレクタ用高濃度オーミック拡散層41
を接地電位19に電気的に接続し、ベース配線71を介
してベース用高濃度オーミック拡散層9を入力端子29
に電気的に接続し、エミッタ配線75及びゲート電極配
線77を介してエミッタ37及びゲート電極45を電源
電位23に電気的に接続する。この製造方法の実施例に
よれば、図2及び図13を参照して説明した製造方法の
実施例と同じ作用効果をもって、図16に示したバイポ
ーラトランジスタを製造することができる。
ら図16に示した半導体装置及び製造方法の実施例で
は、P型基板1又はN型基板31にバイポーラトランジ
スタを形成しているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、P型ウエル内又はN型ウエル内にバイポーラ
トランジスタを形成してもよい。
置を適用した定電圧電源の一実施例を示す回路図であ
る。電源に接続される入力端子(Vin)91と、負荷に
接続される出力端子(Vout)93との間に、出力トラ
ンジスタを構成するPNPバイポーラトランジスタ95
が設けられている。差動増幅回路97が設けられてお
り、差動増幅回路97の出力端子はPNPバイポーラト
ランジスタ95のベースに接続されている。差動増幅回
路97の反転入力端子は基準電圧発生回路(Vref)9
9に接続されている。反転入力端子には基準電圧発生回
路99から基準電圧が印加される。差動増幅回路97の
非反転入力端子には、PNPバイポーラトランジスタ9
5の出力電圧を分圧抵抗R1とR2で分圧した電圧が印
加される。差動増幅回路97及び基準電圧発生回路99
の電源は入力端子91から供給される。差動増幅回路9
7、基準電圧発生回路99及び抵抗R2は接地されてい
る。この実施例では、PNPバイポーラトランジスタ9
5として本発明の半導体装置を構成するバイポーラトラ
ンジスタを用いているので、耐圧を維持しつつ、出力ド
ライバの大きさを小さくすることができ、チップ面積の
縮小化を図ることができる。
場合、入力電圧を抵抗比分割で出力させるが、出力端子
93に接続される外部負荷に流す電流量によりPNPバ
イポーラトランジスタ95のオン抵抗を可変させなけれ
ば出力電圧が一定にならない。そのため、差動増幅回路
97内で基準電圧発生回路99からの基準電圧と抵抗R
1,R2からの帰還抵抗電圧を比較させることにより出
力電圧を一定にする。
反転型チャージポンプDC/DCコンバータの一実施例
を示す回路図である。回路には、入力端子(Vin)10
1、出力端子(Vout、反転出力)103、グラウンド
端子(GND)105、ポンプ容量正側端子(CP+)
107とポンプ容量負側端子(CP−)109が設けら
れている。ポンプ容量正側端子107とポンプ容量負側
端子109の間には、外付け部品のコンデンサ(図示は
省略)が接続されている。
子105の間に、順にPNPバイポーラトランジスタ1
11とNPNバイポーラトランジスタ113が設けられ
ている。PNPバイポーラトランジスタ111とNPN
バイポーラトランジスタ113の間にポンプ容量正側端
子107が接続されている。NPNバイポーラトランジ
スタ113とグラウンド端子105の間は接地電位11
5に接続されている。接地電位115と出力端子103
の間に、順にNPNバイポーラトランジスタ117,1
19が接続されている。NPNバイポーラトランジスタ
117,119の間にポンプ容量負側端子109が接続
されている。
電圧に基づいて入力端子101と同電位の電圧(Vin電
圧)とグラウンド端子105と同電位の電圧(GND電
圧)を交互に発振する発振回路(OSC)123が設け
られている。発振回路123の出力端子は、NPNバイ
ポーラトランジスタ113,119のベースに直接接続
されており、NPNバイポーラトランジスタ117のベ
ースにインバータ125を介して接続されており、PN
Pバイポーラトランジスタ111のベースにインバータ
125及び127を介して接続されている。
バータは、発振回路123を通して4つのトランジスタ
111,113,117,119のベースに電流を与え
てスイッチングさせ、ポンプ容量正側端子107とポン
プ容量負側端子109の間に接続されたコンデンサを充
放電させることにより電流を流し、入力端子101から
入力された入力電圧の反転電圧が出力端子103に出力
される仕組みになっている。この実施例では、内蔵スイ
ッチを構成するPNPバイポーラトランジスタ111及
びNPNバイポーラトランジスタ113,115,11
7のうち、少なくとも1つについて本発明の半導体装置
を構成するバイポーラトランジスタを用いているので、
耐圧を維持しつつ、内蔵スイッチの大きさを小さくする
ことができ、チップ面積の縮小化を図ることができる。
たとき、PNPバイポーラトランジスタ111とNPN
バイポーラトランジスタ117がオンし、他の2つのN
PNバイポーラトランジスタ113,119はオフにな
る。このとき、ポンプ容量正側端子107とポンプ容量
負側端子109の間に接続されたコンデンサに電荷がた
まる。発振回路123からVin電圧が発振されたとき、
PNPバイポーラトランジスタ111とNPNバイポー
ラトランジスタ117はオフになり、他の2つのNPN
バイポーラトランジスタ113,119はオンする。こ
のとき、電荷をためたコンデンサは放電するが、出力端
子103がグラウンド端子105よりも低い電位にされ
ているので、入力電圧でたまった電荷とは反転電圧が出
力端子103から出力される。上記の動作が繰り返され
ることにより、入力電圧の反転電圧で電流が流れ続け
る。
発明を構成するバイポーラトランジスタを定電圧電源又
はDC/DCコンバータに適用しているが、本発明が適
用される回路装置はこれに限定されるものではなく、バ
イポーラトランジスタを含む回路装置を備えた半導体装
置であれば、本発明の半導体装置を適用することができ
る。
導電型の拡散層からなるコレクタと、上記コレクタ上に
ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、上記ゲ
ート電極が形成された領域と一部重複して上記コレクタ
内に形成された第2導電型の拡散層からなるベースと、
上記ベース内の上記ゲート電極に隣接した領域に形成さ
れた第1導電型の拡散層からなるエミッタと、上記ベー
ス内に上記エミッタと間隔をもって形成された第2導電
型の拡散層からなるベース用高濃度オーミック拡散層
と、上記コレクタ内に形成された第1導電型の拡散層か
らなるコレクタ用高濃度オーミック拡散層とを備え、上
記ゲート電極と上記ベースが同電位になるように配線が
形成されてなるバイポーラトランジスタを備えているよ
うにしたので、ベース幅を小さくすることができる。さ
らに、ゲート電極とベースが同電位にされているので、
オンした状態ではエミッタ、ゲート電極間には順方向電
圧しかかからず、ゲート電極には高電圧は印加されな
い。これにより、ベースへの入力電圧として高電圧を印
加してもゲート酸化膜の破壊を抑制することができ、安
定した動作を得ることができる。
電型の拡散層からなるコレクタと、上記コレクタ上にゲ
ート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、上記ゲー
ト電極が形成された領域と一部重複して上記コレクタ内
に形成された第2導電型の拡散層からなるベースと、上
記ベース内の上記ゲート電極に隣接した領域に形成され
た第1導電型の拡散層からなるエミッタと、上記ベース
内に上記エミッタと間隔をもって形成された第2導電型
の拡散層からなるベース用高濃度オーミック拡散層と、
上記コレクタ内に形成された第1導電型の拡散層からな
るコレクタ用高濃度オーミック拡散層とを備え、上記ゲ
ート電極と上記エミッタが同電位になるように配線が形
成されてなるバイポーラトランジスタを備えているよう
にしたので、ベース幅を小さくすることができる。さら
に、ゲート電極とエミッタが同電位にされているので、
オンした状態ではベース、ゲート電極間には順方向電圧
しかかからず、ゲート絶縁膜には順方向電圧しかかから
ない。これにより、ベースへの入力電圧として高電圧、
例えば電源電位を印加してもゲート酸化膜の破壊を抑制
することができ、安定した動作を得ることができる。
レクタ用高濃度オーミック拡散層は上記ゲート電極と間
隔をもって形成されているようにしたので、ゲートモジ
ュレート効果を抑制して耐圧を向上させることができ
る。
レクタ用高濃度オーミック拡散層と上記ゲート電極を間
隔をもって配置した場合、上記ゲート電極と上記コレク
タ用高濃度オーミック拡散層との間の上記コレクタ内
に、上記コレクタよりも濃く、かつ上記コレクタ用高濃
度オーミック拡散層よりも薄い第1導電型の不純物濃度
をもつ拡散層からなる中濃度コレクタをさらに備えてい
るようにしたので、中濃度コレクタにより、ゲート電極
とコレクタ用高濃度オーミック拡散層との間のコレクタ
抵抗を低減することができ、大電流領域での電流増幅率
を向上させることができる。
電源で使用されるバイポーラトランジスタとして本発明
の半導体装置を構成するバイポーラトランジスタを使用
するようにしたので、耐圧を維持しつつ、出力ドライバ
として使用するバイポーラトランジスタの大きさを小さ
くすることができ、チップ面積の縮小化を図ることがで
きる。
DCコンバータで使用される少なくとも1つの内蔵スイ
ッチとして本発明の半導体装置を構成するバイポーラト
ランジスタを使用するようにしたので、耐圧を維持しつ
つ、内蔵スイッチとして使用するバイポーラトランジス
タの大きさを小さくすることができ、チップ面積の縮小
化を図ることができる。
極に対して自己整合的にベース及びエミッタを形成して
請求項1に記載の半導体装置を製造するようにしたの
で、横型バイポーラトランジスタ構造の電流増幅率を決
定し、最も電流が流れるベース幅を短く設定することが
でき、さらにベース幅の寸法に関して写真製版工程での
アライメントズレを考慮する必要はない。これにより、
面積の小さな高効率のバイポーラトランジスタを製造す
ることができる。
極に対して自己整合的にベース及びエミッタを形成して
請求項2に記載の半導体装置を製造するようにしたの
で、横型バイポーラトランジスタ構造の電流増幅率を決
定し、最も電流が流れるベース幅を短く設定することが
でき、さらにベース幅の寸法に関して写真製版工程での
アライメントズレを考慮する必要はない。これにより、
面積の小さな高効率のバイポーラトランジスタを製造す
ることができる。
レクタをゲート電極に対して自己整合的に形成して請求
項4に記載の半導体装置を製造するようにしたので、中
濃度コレクタの位置はゲート電極端で決定されるため、
中濃度コレクタ、ベース間の距離に関して写真製版工程
でのアライメントズレを考慮する必要はない。
図である。
るための、製造方法の第1の局面の一実施例の前半を示
す工程断面図である。
せた状態での耐圧特性を示す図であり、縦軸はコレクタ
電流IC、横軸はコレクタ−エミッタ間の電圧VCEを示
す。
せた状態でのコレクタ電流ICとコレクタ−エミッタ間
の電圧VCEとの関係(下方のデータ)と、ゲート電圧V
Gとコレクタ−エミッタ間の電圧VCEとの関係(上方の
データ)を表す図であり、左の縦軸はコレクタ電流
IC、右の縦軸はゲート電圧VG、横軸はコレクタ−エミ
ッタ間の電圧VCEを示す。
幅率リニアリティー特性を示す図であり、縦軸は電流増
幅率hfe、横軸はコレクタ電流ICを示す。
面図である。
図である。
せた状態でのコレクタ電流ICとコレクタ−エミッタ間
の電圧VCEとの関係(下方のデータ)と、ゲート電圧V
Gとコレクタ−エミッタ間の電圧VCEとの関係(上方の
データ)を表す図であり、左の縦軸はコレクタ電流
IC、右の縦軸はゲート電圧VG、横軸はコレクタ−エミ
ッタ間の電圧VCEを示す。
増幅率リニアリティー特性を示す図であり、縦軸は電流
増幅率hfe、横軸はコレクタ電流ICを示す。
断面図である。
を示す図であり、(A)は上面図、(B)は(A)のA
−A位置での断面図である。
造するための、製造方法の第1の局面の一実施例の一部
を示す工程断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
一実施例を示す回路図である。
ンバータの一実施例を示す回路図である。
を示す断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 第1導電型の拡散層からなるコレクタ
と、 前記コレクタ上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲー
ト電極と、 前記ゲート電極が形成された領域と一部重複して前記コ
レクタ内に形成された第1導電型とは逆導電型である第
2導電型の拡散層からなるベースと、 前記ベース内の前記ゲート電極に隣接した領域に形成さ
れた第1導電型の拡散層からなるエミッタと、 前記ベース内に前記エミッタと間隔をもって形成された
第2導電型の拡散層からなるベース用高濃度オーミック
拡散層と、 前記ゲート電極に対して前記エミッタとは反対側の領域
の前記コレクタ内に形成された第1導電型の拡散層から
なるコレクタ用高濃度オーミック拡散層とを備え、 前記ゲート電極と前記ベースが同電位になるように配線
が形成されてなるバイポーラトランジスタを備えている
半導体装置。 - 【請求項2】 第1導電型の拡散層からなるコレクタ
と、 前記コレクタ上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲー
ト電極と、 前記ゲート電極が形成された領域と一部重複して前記コ
レクタ内に形成された第1導電型とは逆導電型である第
2導電型の拡散層からなるベースと、 前記ベース内の前記ゲート電極と隣接した領域に形成さ
れた第1導電型の拡散層からなるエミッタと、 前記ベース内に前記エミッタと間隔をもって形成された
第2導電型の拡散層からなるベース用高濃度オーミック
拡散層と、 前記ゲート電極に対して前記エミッタとは反対側の領域
の前記コレクタ内に形成された第1導電型の拡散層から
なるコレクタ用高濃度オーミック拡散層とを備え、 前記ゲート電極と前記エミッタが同電位になるように配
線が形成されてなるバイポーラトランジスタを備えてい
る半導体装置。 - 【請求項3】 前記コレクタ用高濃度オーミック拡散層
は前記ゲート電極と間隔をもって形成されている請求項
1又は2に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記ゲート電極と前記コレクタ用高濃度
オーミック拡散層との間の前記コレクタ内に、前記コレ
クタよりも濃く、かつ前記コレクタ用高濃度オーミック
拡散層よりも薄い第1導電型の不純物濃度をもつ拡散層
からなる中濃度コレクタをさらに備えている請求項3に
記載の半導体装置。 - 【請求項5】 出力ドライバからの出力電圧を基準電圧
と比較しその出力電圧が一定なるようにフィードバック
をかける定電圧電源を備えた半導体装置において、 そこで使用される前記出力ドライバが請求項1から4の
いずれかに記載のバイポーラトランジスタであることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項6】 内蔵スイッチの切替え動作によりコンデ
ンサに電荷を充放電させることにより電流を流すチャー
ジポンプ方式のDC/DCコンバータを備えた半導体装
置において、 そこで使用される少なくとも1つの前記内蔵スイッチが
請求項1から4のいずれかに記載のバイポーラトランジ
スタであることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 以下の工程(A)から(F)を含んでバ
イポーラトランジスタを形成することを特徴とする半導
体装置の製造方法。 (A)半導体基板に第1導電型の拡散層からなるコレク
タを形成する工程、(B)前記コレクタ表面にゲート絶
縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成
する工程、(C)前記ゲート電極の一側面側の前記コレ
クタ内に第2導電型の不純物注入を行ない、その後熱拡
散処理を行なって、前記コレクタ内に前記ゲート電極に
対して自己整合的に第2導電型の拡散層からなるベース
を形成する工程、(D)前記ゲート電極に対して前記ベ
ースとは反対側の領域及び前記ベース内の前記ゲート電
極に隣接する領域に第1導電型の不純物注入を行なっ
て、前記コレクタ内に第1導電型の拡散層からなるコレ
クタ用高濃度オーミック拡散層を形成し、前記ベース内
に前記ゲート電極に対して自己整合的に第1導電型の拡
散層からなるエミッタを形成する工程、(E)前記ベー
ス内の前記エミッタと間隔をもつ領域に第2導電型の不
純物注入を行なって、前記ベース内に前記エミッタと間
隔をもって第2導電型の拡散層からなるベース用高濃度
オーミック拡散層を形成する工程、(F)前記ゲート電
極と前記ベースが同電位になるように配線を形成する工
程。 - 【請求項8】 以下の工程(A)から(F)を含んでバ
イポーラトランジスタを形成することを特徴とする半導
体装置の製造方法。 (A)半導体基板に第1導電型の拡散層からなるコレク
タを形成する工程、(B)前記コレクタ表面にゲート絶
縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成
する工程、(C)前記ゲート電極の一側面側の前記コレ
クタ内に第2導電型の不純物注入を行ない、その後熱拡
散処理を行なって、前記コレクタ内に前記ゲート電極に
対して自己整合的に第2導電型の拡散層からなるベース
を形成する工程、(D)前記ゲート電極に対して前記ベ
ースとは反対側の領域及び前記ベース内の前記ゲート電
極に隣接する領域に第1導電型の不純物注入を行なっ
て、前記コレクタ内に第1導電型の拡散層からなるコレ
クタ用高濃度オーミック拡散層を形成し、前記ベース内
に前記ゲート電極に対して自己整合的に第1導電型の拡
散層からなるエミッタを形成する工程、(E)前記ベー
ス内の前記エミッタと間隔をもつ領域に第2導電型の不
純物注入を行なって、前記ベース内に前記エミッタと間
隔をもって第2導電型の拡散層からなるベース用高濃度
オーミック拡散層を形成する工程、(F)前記ゲート電
極と前記エミッタが同電位になるように配線を形成する
工程。 - 【請求項9】 前記工程(C)を行なった後、前記工程
(D)を行なう前に、前記ゲート電極に対して前記ベー
スとは反対側の領域の前記コレクタ内に第1導電型の不
純物注入を行なって前記ゲート電極に対して自己整合的
に中濃度コレクタを形成する工程(C’)を含み、前記
工程(D)において、前記コレクタ用高濃度オーミック
拡散層を前記ゲート電極と間隔をもってかつ前記中濃度
コレクタに隣接して形成する請求項7又は8に記載の製
造方法。
Priority Applications (4)
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US11/115,340 US6979864B2 (en) | 2001-06-27 | 2005-04-27 | Semiconductor device and method for fabricating such device |
US11/244,050 US20060027864A1 (en) | 2001-06-27 | 2005-10-06 | Semiconductor device and method for fabricating such device |
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