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JP2011513539A - リパーゼを含む洗剤組成物 - Google Patents

リパーゼを含む洗剤組成物 Download PDF

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JP2011513539A JP2010548853A JP2010548853A JP2011513539A JP 2011513539 A JP2011513539 A JP 2011513539A JP 2010548853 A JP2010548853 A JP 2010548853A JP 2010548853 A JP2010548853 A JP 2010548853A JP 2011513539 A JP2011513539 A JP 2011513539A
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Abstract

本発明は、改善された洗剤内安定性を有する脂肪分解酵素変異体を含む洗剤組成物を提供する。改善された洗剤内安定性を伴なう脂肪分解酵素変異体は、親脂肪分解酵素内の特定のアミノ酸残基を置換することで取得される。

Description

本発明は、改善された洗剤内安定性を伴なう脂肪分解酵素と、それらを調製する方法に関する。本発明は特に、サーモミセス・ラノギノサスリパーゼの脂肪分解酵素の変異体に関する。
例えば、洗剤の効果の改善など、様々な工業目的で、例えばサーモミセス・ラノギノサス(同義語はヒューミコラ・ラノギノサス)から得られるリパーゼなどの菌性脂肪分解酵素を使用することが知られている。そのため、サーモミセス・ラノギノサス(同義語はヒューミコラ・ラノギノサス、欧州特許第EP258 068号及び欧州特許第EP305 216号)から由来するリパーゼは、洗剤用にリポラーゼ(登録商標)(Novozymes A/Sの製品)という商品名のもとで市販されている。国際公開特許第WO0060063号は、洗剤溶液で特に一回目の洗浄効果が優れているサーモミセス・ラノギノサスリパーゼの変異体について記載している。リパーゼは、衣服及びその他の布地から脂質、又は脂肪質のシミを除去するための洗剤酵素としての使用に加え、パンやその他の焼成製品の生地の添加剤、並びにパルプ及び紙の生産におけるピッチの問題の除去にも使用される。幾つかの適用においては、改善された熱安定性を伴なう脂肪分解酵素が好ましく(欧州特許第EP374700号、国際公開特許第WO9213130号)、他の適用においては洗剤内安定性が好ましい。国際公開特許第WO92/05249号、同第WO92/19726号、及び同第WO97/07202号は、サーモミセス・ラノギノサス(ヒューミコラ・ラノギノサス)リパーゼの変異体を開示している。
欧州特許第EP258 068号 欧州特許第EP305 216号 国際公開特許第WO0060063号 欧州特許第EP374700号 国際公開特許第WO9213130号 国際公開特許第WO92/05249号 国際公開特許第WO92/19726号 国際公開特許第WO97/07202号
第1の態様では、本発明は親脂肪分解酵素の変異体を含む洗剤組成物に関し、この変異体は(a)親脂肪分解酵素と比較した場合、配列番号2の任意のアミノ酸27、216、227、231、233及び256のいずれかに対応するアミノ酸残基の置換を含むアミノ酸配列を有し、(b)所望により、親脂肪分解酵素より洗剤内安定性が高い。
別の態様においては、本発明は、カルボン酸エステルの加水分解、又はエステルの加水分解、合成、又はエステル交換における組成物の使用に関する。
更なる態様においては、本発明は洗剤内安定製剤の製造のための脂肪分解酵素変異体の使用に関する。
リパーゼのアラインメント。
配列リスト
配列番号1は、サーモミセス・ラノギノサス(Thermomyces lanoginosus)由来のリパーゼをエンコードするDNA配列を示す。
配列番号2は、サーモミセス・ラノギノサス(Thermomyces lanoginosus)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号3は、アブシディア・レフレクサ(reflexa)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号4は、アブシディア・コリンビフェラ由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号5は、リゾムコール・ミエヘイ(Rhizomucor miehei)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号6は、リゾプス・オリゼー由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号7は、アスペルギルス・ニガー由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号8は、アスペルギルス・ツビンゲンシス(tubingensis)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号9は、フザリウム・オキシスポラム(oxysporrum)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号10は、フザリウム・ヘテロスポラム(heterosporum)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号11は、アスペルギルス・オリゼー由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号12は、ペニシリウム・カマンベルティ由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号13は、アスペルギルス・フォエティダス由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号14は、アスペルギルス・ニガー由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号15は、アスペルギルス・オリゼー由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
配列番号16は、ランデリナ・ペニサポラ(Landerina penisapora)由来のリパーゼのアミノ酸配列を示す。
アミノ酸修飾に関する命名法
本発明によるリパーゼ変異体について説明する際には、参照しやすくするために以下の命名法を用いる。
元のアミノ酸:位置:置換済みアミノ酸
この命名法に従うと、例えば、195位でグルタミン酸をグリシンに置換したものはG195Eと表示される。同じ位置でグリシンが欠失したものはG195と表示され、追加のアミノ酸残基、例えばリジンを挿入したものはG195GKと表示される。特定のリパーゼが他のリパーゼに比べて「欠失」を含み、かかる位置に挿入が成された場合、36位へのアスパラギン酸の挿入を36Dと示す。
複数の変異はプラスにより区切られる。すなわち、R170Y+G195Eは、170位と195位でそれぞれアルギニンとグリシンがチロシンとグルタミン酸に置換した変異を示す。
記載のアラインメントの手順を適用する場合、X231は、位置231に対応する親脂肪分解酵素中のアミノ酸を示す。X231Rは、アミノ酸がRで置換されていることを表す。配列番号2Xでは、XはTであり、したがってX231Rは231位のTをRに置換したものを表す。ある位置(例えば231位)のアミノ酸が、アミノ酸の群、例えばR、P及びYからなる群から選択される別のアミノ酸で置換されているような場合、これは、X231R/P/Yによって表されることになる。
いずれのケースでも、IUPACによる1文字又は3文字の正式なアミノ酸略称を採用する。
同一性:本明細書で使用される「同一性」という用語は、2つのアミノ酸配列間、又は2つのヌクレオチド配列間の関連が、「同一性」というパラメータで説明されることを意味する。
本発明の目的上、2つのアミノ酸配列のアラインメントは、エンボス(EMBOSS)パッケージ(http://emboss.org)バージョン2.8.0内のニードル(Needle)というプログラムを用いることによって割り出す。ニードルプログラムは、Needleman,S.B.及びWunsch,C.D.(1970)J.Mol.Biol.、48、443〜453に記載のグローバルアラインメントアルゴリズムを実行する。用いる置換マトリクスは、BLOSUM62、ギャップオープニングペナルティは10、ギャップエクステンションペナルティは0.5である。
本発明のアミノ酸配列(「発明配列」という。例えば配列番号2のアミノ酸1〜269)と、異なるアミノ酸配列(「異質配列」という)の同一性の程度は、2つの配列のアライメントの完全一致数を「発明配列」の長さ又は「異質配列」の長さのうちの短い方で除した値として算出する。この結果を同一度(%)として表す。
完全一致は、「本配列」と「異質配列」に、同一のアミノ酸残基が重複部分の同じ位置に備わっている場合に発生する。配列の長さは、配列内のアミノ酸残基の数である(例えば、配列番号2の長さは269である)。
上記の手順は、同一性の計算に加えて相同性並びにアラインメントの計算で用いてもよい。本発明の文脈においては、相同性とアラインメントは、以下に記載されているとおりに計算される。
相同性とアラインメント
本発明の目的上、相同性の程度は、当該技術分野において既知のコンピュータープログラム、例えば、GCGプログラムパッケージに搭載されるGAP(Program Manual for the Wisconsin Package,Version 8,August 1994,Genetics Computer Group,575 Science Drive,Madison,Wisconsin,USA 53711)(Needleman,S.B.and Wunsch,C.D.,(1970),Journal of Molecular Biology,48,443〜45)によって適切に割り出されると思われる(GAPは、ギャップ生成ペナルティが3.0、ギャップ伸長ペナルティが0.1のギャップポリペプチド配列比較用の設定で用いる)。
本発明では、アブシディア・レフレクサ(reflexa)、アブシディア・コリムビフェラ、リズムコア・ミエヘイ(Rhizmucor miehei)、リゾープス・デレマ、アスペルギルス・ニガー、アスペルギルス・ツビンゲンシス(tubigensis)、フザリウム・オキシスポラム、フザリウム・ヘテロスポラム(heterosporum)、アスペルギルス・オリゼー、ペニシリウム・カマンベルディ、アスペルギルス・フォエティダス、アスペルギルス・ニガー、サーモミセス・ラノギノサス(Thermomyces lanoginosus)(別名:フミコラ・ラヌギノーサ(Humicola lanuginosa))、及びランデリナ・ペニサポラ(Landerina penisapora)のリパーゼ配列内の相当(又は相同)位は、図1に示されるアラインメントによって定義される。
前記アラインメントに示されていないリパーゼ配列の相同位を確認するには、当該配列を、図1に示される配列にアラインメントする。GAPプログラムによって明らかになった最も相同性の高い配列に対するGAPアラインメントを用いて、その新たな配列を、図1中の本アラインメントに合わせてアライメントする。GAPは、GCGプログラムパッケージ(Program Manual for the Wisconsin Package,Version 8,August 1994,Genetics Computer Group,575 Science Drive,Madison,Wisconsin,USA 53711)(Needleman,S.B.and Wunsch,C.D.,(1970),Journal of Molecular Biology,48,443〜45)に掲載されている。ギャップ生成ペナルティが3.0、ギャップ伸長ペナルティが0.1のギャップポリペプチド配列比較用の以下の設定を用いる。
親リパーゼ(Parent lipases)
任意の好適な脂肪分解酵素を親リパーゼとも呼ばれる親リパーゼ酵素として使用することができる。幾つかの実施形態では、脂肪分解酵素は菌性脂肪分解酵素であってよい。
脂肪分解酵素は、カンジダ、クリベロマイセス、ピキア、サッカロマイセス、シゾサッカロマイセス、又はヤロウイアなどの属に由来する酵母脂肪分解酵素であってよく、又はより好ましくは、アクレモニウム、アスペルギルス、アウレオバシディウム、クリプトコッカス、フィロバシジウム、フサリウム、ヒューミコラ、マグナポルテ、ムコール、ミセリオフィソーラ、ネオカリマスティックス、ニューロスポラ、ペキロマイセス、ペニシリウム、ピロマイセス、シゾフィラン、タラロマイセス、サーモアスカス、チエラビア、トリポクラジウム、サーモマイセス、又はトリコデルマなどの属に由来する糸状菌性脂肪分解酵素であってよい。
脂肪分解酵素は更に、サッカロマイセス・カルルスベルゲンシス、サッカロマイセス・セレヴィシエ、サッカロマイセス・ディアスタティカス、サッカロマイセス・ドゥグラシィ、サッカロマイセス・クルイべリ、サッカロマイセス・ノルベンシス、又はサッカロマイセス・オビホルミス脂肪分解酵素であってよい。
あるいは脂肪分解酵素は、アスペルギルス・アクレアタス(aculeatus)、アスペルギルス・アワモリ、アスペルギルス・フミガタス、アスペルギルス・フォエティダス、アスペルギルス・ジャポニカス、アスペルギルス・ニダランス、アスペルギルス・ニガー、アスペルギスルオリゼー、アスペルギルス・タービゲンシス(turbigensis)、フザリウム・バクトリジオイデス(bactridioides)、フザリウム・セレアリス(cerealis)、フザリウム・クルークウェレンス(crookwellense)、フザリウム・セルモラム、フザリウム・グラミネアラム、フザリウム・グラミナム(graminum)、フザリウム・ヘテロスポラム(heterosporum)、フザリウム・ネグンジ(negundi)、フザリウム・オキシスポラム、フザリウム・レティキュラタム(reticulatum)、フザリウム・ロゼウム、フザリウム・サンブシウム(sambucinum)、フザリウム・サルコクロウム(sarcochroum)、フザリウム・スポロトリキオイデス、フザリウム・サルフレウム(sulphureum)、フザリウム・トルローサム(torulosum)、フザリウム・トリコセシオイデス(trichothecioides)、フザリウム・ベネナタム(venenatum)、フミコラ・インソレンス、サーモミセス・ラノギノサス(Thermomyces lanoginosus)(別名:フミコラ・ラヌギノーズ(lanuginose))、ムコールミエヘイ(miehei)、マイセリオフソラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラ・クラッサ、ペニシリウム・パルロゼラム、トリコデルマ・ハルジアナム、トリコデルマ・コニンギ、トリコデルマ・ロンギブラキアタム(longibrachiatum)、トリコデルマ・リーセイ(reesei)、又はトリコデルマ・ビリデポリペプチド脂肪分解酵素である。
幾つかの実地形態においては、本発明はサーモミセスリパーゼ又はサーモミセス・ラノギノサスリパーゼである脂肪分解酵素変異体に関する。
幾つかの実地形態においては、本発明は脂肪分解酵素変異体に関し、変異体は、配列番号2と、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%又は、少なくとも100%と同一である。
改善された洗剤内安定性を有する脂肪分解酵素変異体の変化。
以下に称されている位置は、配列番号2のアミノ酸残基の位置である。「相同性とアライメント」の段落で、異なるリパーゼにおいてアミノ酸残基の対応する又は相同する位置を見つける手順が説明されている。
脂肪分解酵素変異体、脂肪分解変異体、要するに変異体は、発明によって、驚くべきことに、親脂肪分解酵素よりも洗剤内安定性が高いことが見出された。洗剤内安定性は、洗剤の存在下での脂肪分解/リパーゼ活性保持の質として定義される。リパーゼ活性は、完全に又は部分的に保持され得る。そのため、本発明の変異体は、それが由来した親リパーゼと比較して、洗剤の存在下でリパーゼ活性を完全に又は部分的に保持する改善された能力を示す。
本明細書で使用される用語「リパーゼ活性」は、カルボン酸エステル加水分解酵素活性と定義され、当該活性は、ジアシルグリセロール及びカルボキシレートの形成下で、トリアシルグリセロールの加水分解に触媒作用を及ぼす。本発明の目的上、リパーゼ活性は次の手順に基づいて決定される。リパーゼの基質は、アラビアゴムを乳化剤として使用してトリブチリン(グリセリントリブチラート)を乳化することで調製される。続いて、pHスタット滴定実験装置内で、トリブチリンを30℃、pH7又は9で加水分解する。リパーゼ活性の1単位(1LU)は、30℃、pH7で1分間に1.0マイクロモルの酪酸を放出することの可能な酵素の量であると定義される。
幾つかの実施形態では、本発明の変異体は参照酵素と比較された。本明細書で使用される用語「参照酵素」又は「参照リパーゼ」は、別に明記しない限り、置換T231R+N233Rを伴なう配列番号2の成熟部分を意味する。
幾つかの実施形態では、本発明は親脂肪分解酵素の変異体に関し、変異体は(a)親脂肪分解酵素と比較した場合、配列番号2の任意のアミノ酸27、216、227、231、233及び256のいずれかに対応するアミノ酸残基の置換を含むアミノ酸配列を有し、(b)親脂肪分解酵素より洗剤内安定性が高い。
幾つかの実施形態では、本発明は親脂肪分解酵素の変異体に関し、変異体は(a)アミノ酸残基231及び233を含み、かつ、親脂肪分解酵素と比較した場合、配列番号2の任意のアミノ酸27、216、227、及び256のいずれかに対応する少なくとも1つのアミノ酸残基の置換を含むアミノ酸配列を有し、(b)親脂肪分解酵素より洗剤内安定性が高い。
幾つかの実施形態では、本発明は親脂肪分解酵素の変異体に関し、この変異体は、位置231+233及び(a)27、(b)216、又は(c)256のうちの1つの位置でのアミノ酸の変化を有し、所望によりこの変異体は更に227を含み、位置は配列番号2に対応する。
幾つかの実施形態では、本発明は変異体に関するが、アミノ酸残基の置換は、配列番号2の27R、216P、227G、231R、233R又は256Kの1つである。
幾つかの実施形態では、本発明は変異体に関するが、アミノ酸残基の置換は、配列番号2のD27R、S216P、L227G、T231R、N233R又はP256Kの1つである。
幾つかの実施形態では、本発明は変異体に関し、変異体は(a)T231R+N233R+P256K、(b)L227G+T231R+N233R、(c)L227G+T231R+N233R+P256K、(d)D27R+T231R+N233R、(e)D27R+L227G+T231R+N233R、及び(f)S216P+T231R+N233Rからなる群から選択される置換を含む。
幾つかの実地形態では、本発明は変異体に関するが、親脂肪酸酵素は、配列番号2と、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくと,も97%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は少なくとも100%同一である。
幾つかの実施形態では、本発明は変異体に関するが、親脂肪分解酵素は、サーモミセス・ラノギノサスDSM4109によって生産されたリパーゼであり、配列番号2のアミノ酸配列を有する。
幾つかの実施形態では、本発明は変異体に関するが、洗剤は液体洗剤内に存在する。
Figure 2011513539
幾つかの実施形態では、本発明は脂肪分解酵素変異体を含む製剤に関する。
幾つかの実施形態では、本発明は製剤に関し、この製剤は液体製剤であり得る。
ポリヌクレオチド、発現ベクター、宿主細胞、脂肪分解酵素変異体の生産。
幾つかの実施形態では、本発明は脂肪分解酵素変異体をエンコードする単離ポリヌクレオチドに関する。ポリヌクレオチドは、非常に低いストリンジェンシー条件下で、好ましくは低いストリンジェンシー条件下で、より好ましくは中間のストリンジェンシー条件下で、より好ましくは中の上のストリンジェンシー条件下で、さらにより好ましくは高いストリンジェンシー条件下で、最も好ましくは非常に高いストリンジェンシー条件下で、(i)配列番号1のヌクレオチド178〜660と、(ii)配列番号1のヌクレオチド178〜660に含まれるcDNA配列と、(iii)(i)若しくは(ii)のサブシーケンスと、又は(iv)(i)、(ii)、若しくは(iii)の相補鎖と、ハイブリダイズするポリヌクレオチドによってコード化される(J.Sambrook,E.F.,TManiatis,1989,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,2d edition,Cold Spring Harbor,New York)。配列番号1の部分配列は、少なくとも100個の連続したヌクレオチド、又は好ましくは少なくとも200個の連続したヌクレオチドを含む。更には、部分配列は、リパーゼ活性を持つポリペプチド断片をエンコードすることがある。
鎖長が少なくとも100個のヌクレオチドの長いプローブでは、厳密性が非常に低い条件から非常に高い条件は、5X SSPE、0.3%SDS、200ug/mLの断片化変性サケ精子DNA、及び厳密性が非常に低い場合と低い場合には25%のホルムアミド、厳密性が中度である場合と中の上である場合には35%のホルムアミド、厳密性が高い場合と非常に高い場合には50%のホルムアミド中、42℃でプレハイブリダイゼーション及びハイブリダイゼーションを行った後に、所望により標準的なサザンブロッティング手順を12〜24時間、最適に行うものとして定義する。
鎖長が少なくとも100個のヌクレオチドの長いプローブでは、担体物質は最後に、2X SSC、0.2%SDSを用いて、好ましくは少なくとも45℃で(厳密性が非常に低い場合)、より好ましくは少なくとも50℃で(厳密性が低い場合)、更に好ましくは少なくとも55℃で(厳密性が中度である場合)、更に好ましくは少なくとも60℃で(厳密性が中の上である場合)、更に好ましくは少なくとも65℃で(厳密性が高い場合)、最も好ましくは少なくとも70℃で(厳密性が非常に高い場合)、3回、それぞれにつき15分間洗浄する。
脂肪分解酵素変異体をエンコードする単離ポリヌクレオチド、ポリヌクレオチドを含む核酸作成物、核酸作成物を含む組み換え発現ベクター、及び核酸作成物又は組み換え発現ベクターを含む転換された宿主細胞は全て、当該技術分野において既知の方法で入手することができる。
洗剤内安定脂肪分解酵素変異体を取得する手順。
脂肪分解酵素の変異体は、例えば国際公開特許第WO9522615号、又は同第WO0032758号に記載されている部位特異的突然変異誘発、ランダム突然変異誘発、又は局部的突然変異誘発などの当該技術分野において既知の方法で取得することができる。特定の親脂肪分解酵素の洗剤内安定変異体は、以下の標準的な手順によって取得することができる。
突然変異誘発(エラーが発生しやすい、ドープ型オリゴ、スパイク型オリゴ)
一次スクリーニング
より多くの洗剤内安定突然変異体の同定
メンテナンス(グリセロール培養、LB−Ampプレート、ミニプレップ)
別のアッセイプレート上でのストリーキングアウト−2次スクリーニング
(1次スクリーニングより1度高い)
DNA配列
例えば、アスペルギルスなどの宿主細胞への形質転換
100mLスケールの中で培養、浄化、DSC
幾つかの実施形態では、本発明は次のステップからなる脂肪分解酵素変異体の調製方法に関する。(a)核酸作成物を含む転換された宿主細胞、又はヌクレオチド酸作成物を含む組み換え発現ベクターの脂肪分解酵素変異体の生産に適した条件のもとでの培養、及び(b)脂肪分解酵素変異体の回収。この方法は、当該技術分野において既知の原理に従って実施してよい。
幾つかの実施形態では、本発明は(a)親脂肪分解酵素を選択し、(b)親脂肪分解酵素の中で、配列番号2の任意の27、216、227、231、233及び256に対応する少なくとも1つのアミノ酸残基を置換し、(c)所望により(b)に記載された以外の1つ以上のアミノ酸を変化させ、(d)ステップ(a)〜(c)から生じた変異体を調製し、(e)変異体の洗剤内安定性をテストし、(f)より高い洗剤内安定性を有した変異体を選択し、(g)選択した変異体を生産するステップ、を含む変異体の生産方法に関する。
使用
本発明の変異体は、親脂肪分解酵素と同様に使用することができ、その改善された洗剤内安定性により、一定の目的のためにこの変異体が好ましいことがあり得る。したがって、幾つかの実施形態では、本発明はカルボン酸エステルの加水分解、又はエステルの加水分解、合成、若しくは交換における変異体の使用に関する。
幾つかの実施形態では、本発明は洗剤内安定製剤の製造用のための変異体の使用に関する。
組成物
好ましくは、組成物は本発明の請求項で定義されているポリペプチド内で濃縮される。用語「濃縮」とは、組成物のリパーゼ活性が増加して濃縮係数が1.1になることを指す。
組成物は、本発明のポリペプチドを主要酵素成分、例えば、1成分組成物として含むことができる。あるいは、組成物は、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エステラーゼ、α−ガラクトシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコアミラーゼ、α−グルコシダーゼ、β−グルコシダーゼ、ハロペルオキシダーゼ、インバーターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解酵素、ペプチドグルタミナーゼ、ペロキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼ、又はキシラナーゼ、などの複数の酵素活性を含むことができる。さらなる酵素を、例えば次の微生物によって生産してもよい:アスペルギルス(genus Aspergillus)属に属する微生物、好ましくは、アスペルギルス・アクレアタス(Aspergillus aculeatus)、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・フミガタス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルス・フォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルス・ジャポニカス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルス・ニダランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus nige)、又はアスペルギルス・オリザエ(Aspergillus oryzae);フザリウム(Fusarium)属、好ましくはフザリウム・バクトリジオイデ(Fusarium bactridioides)、フザリウム・セレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウム・クルックウェレンセ(Fusarium crookwellense)、フザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウム・グラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウム・ヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウム・ネグンジ(F
usarium negundi)、フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・レティキュラツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム・ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウム・ザムブチヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウム・ザルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウム・スルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウム・トルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウム・トリコセキオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウム・ベネナツム(Fusarium venenatum);フミコラ(Humicola)属、好ましくは、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)若しくはフミコラ・ラノギノサ(Humicola lanoginosa);又はトリコデルマ(Trichoderma)属、好ましくはトリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ・コニンギ(Trichoderma koningii)、トリコデルマ・ロンギブラキアタム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマ・リーセイ(Trichoderma reesei)、又はトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)。
組成物は、当該技術分野において既知の方法に従って調製することが可能であり、液体又は乾燥組成物の形状であってもよい。例えば、ポリペプチド組成物は粒子又は微粒子の形状であり得る。組成物に含まれるポリペプチドは、当該技術分野において既知の方法に従って安定させる。
洗剤成分
組成物は、典型的に1つ以上の洗剤成分を含んでなる。本明細書で使用するとき、洗剤組成物としては、物品並びに洗浄及び処理用組成物が挙げられる。本明細書で使用するとき、「洗浄及び/又は処理用組成物」という用語は、特に指示しない限り、タブレット、顆粒又は粉末形態の多目的又は「強力」洗浄剤のもの、特に洗濯洗剤;液体、ゲル又はペースト形態の多目的洗浄剤、特にいわゆる強力液体型;液体上質布帛用洗剤;手洗い用皿洗い洗剤又は軽質皿洗い洗剤、特に高発泡型のもの;家庭用及び業務用の種々のタブレット、顆粒、液体及びすすぎ補助剤型を含む食器洗い機用皿洗い洗剤を含む。組成物はまた、単位用量パッケージであってもよく、当該技術分野において既知のパッケージ、並びに水溶性、非水溶性及び/又は透水性のパッケージを含む。
本発明の洗剤組成物は、1以上の本発明のリパーゼ変異体を含んでもよい。リパーゼ変異体に加え、洗剤組成物は洗剤成分を更に含む。以下に例示される洗剤成分の非限定的なリストは、本組成物において使用するのに適しており、例えば、クリーニング性能を補助若しくは向上させるために、洗浄される基材の処理のために、又は着色剤、染料などを用いる場合と同様に洗浄組成物の審美性を変化させるために、望ましくは本発明の特定の実施形態に組み込まれてよい。このような追加成分の明確な性質及びそれらを組み込む濃度は、組成物の物理的形態及びそれが使用される洗浄作業の性質に依存する。好適な洗剤成分としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、転染抑制剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸(preformed peracids)、高分子分散剤、増白剤、泡抑制剤、染料、抗腐食剤、変色防止剤、香料マイクロカプセル、柔軟剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。
典型的な洗剤は重量比で、以下の成分の任意の混合を含む。5〜30%の界面活性剤、好ましくは直鎖アルキルベンゼンスルホナート及びアルコールエトキシサルフェートなどのアニオン性界面活性剤、0.005〜0.1%のプロテアーゼ活性タンパク質で、このプロテアーゼは好ましくはコロナーゼ(商標)、FNA、FN4又はサビナーゼ(商標)、0.001〜0.1%のアミラーゼ活性タンパク質から選択され、このアミラーゼは好ましくはテルマミル(商標)ナタラーゼ(商標)、ステインザイム(商標)及びピュラスター(Purastar)(商標)、及び0.1〜3%のキレート剤、好ましくはジエチレントリアミン五酢酸から選択される。顆粒及びタブレット製品については、かかる代表的な洗剤は、更に5〜20重量%の漂白剤、好ましくは過炭酸ナトリウム;1〜4重量%の漂白活性化剤、好ましくはTAED並びに/又は0〜30重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは10重量%未満のアルミノケイ酸塩ゼオライトA及び/若しくはトリポリホスフェートのようなビルダーを含むであろう。
漂白剤−本発明の洗剤組成物は1以上の漂白剤を含んでよい。
一般的に、漂白剤が使用される場合、本発明の組成物は、標記洗浄組成物の約0.1重量%〜約50重量%、又は更に約0.1重量%〜約25重量%の漂白剤を含んでよい。適切な漂白剤の例としては、以下のものが挙げられる。
(1)過ホウ酸のナトリウム塩(通常モノ−又はテトラ−ヒドレート)、過炭酸塩、過硫酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩及びこれらの混合物のようなアルカリ金属塩類を含む、過酸化水素源、例えば無機過水和物塩類。発明の1つの態様では、無機過水和物塩は、過ホウ酸塩、過炭酸塩、及びこれらの混合物のナトリウム塩類からなる群から選択される。
(2)R−(C=O)−Lの漂白活性化剤(式中、Rは、漂白活性化剤が疎水性の場合、6〜14個、又は8〜12個の炭素原子を有し、漂白活性化剤が親水性の場合、6個未満又は4個未満さえの炭素原子を有し、所望により分枝鎖である、アルキル基であり;Lは脱離基である)。適切な脱離基の例は、安息香酸及びその誘導体(特に、ベンゼンスルホネート)である。好適な漂白活性化剤類としては、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシ安息香酸又はその塩類、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)及びノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)が挙げられる。適切な漂白活性剤は、PCT国際公開特許第98/17767号にも開示されている。いかなる好適な漂白活性化剤も使用してよいが、発明の1つの態様では、標記洗浄組成物は、NOBS、TAED又はこれらの混合物を含んでもよい。
(3)予め生成された過酸類
過酸及び/又は漂白活性化剤(存在する場合)は、一般に、組成物を基準にして、約0.1〜約60重量%、約0.5〜約40重量%、又は更に約0.6〜約10重量%の量で、組成物中に存在する。1種以上のその疎水性前駆体は、1種以上の親水性過酸又はその前駆体と組み合わせて使用してもよい。
過酸化水素供給源及び過酸又は漂白活性化剤の量は、有効酸素(過酸化物供給源より供給される)対過酸のモル比が、1:1〜35:1、又は更に2:1〜10:1となるように選択されてよい。
界面活性剤−本発明による洗剤組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含んでよく、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤及びこれらの混合物から選択され得る。存在する場合、界面活性剤は、典型的には、対象となる組成物の約0.1重量%〜約60重量%、約0.1重量%〜約40重量%、約0.1重量%〜約12重量%、約1重量%〜約50重量%、更には約5重量%〜約40重量%の濃度で存在する。
含まれるとき、洗剤は通常、約1%〜約40%の、アルキルベンゼンスルホン酸塩直鎖、α−オレフィンスルホネート、アルキルサルフェート(脂肪族アルコールスルフェート)、アルコールエトキシサルフェート、第2級アルカンスルホネート、α−スルホ脂肪酸メチルエステル、コハク酸アルキル又はコハク酸アルケニル、又は石鹸などの陰イオン性界面活性剤を含む。
洗剤は通常、約0.2%〜約40%の、アルコールエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレート、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミンオキシド、エトキシ化脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノエタノールアミド、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド、又はグルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(「グルコアミド(glucamides)」)などの非イオン性界面活性剤を含む。
ビルダー類−本発明の洗剤組成物は、1種以上の洗剤ビルダー又はビルダー系を含んでよい。ビルダーを使用する場合、標記組成物は、典型的には、標記組成物の少なくとも約1重量%、約5重量%〜約60重量%、又は更に約10重量%〜約40重量%のビルダーを含む。
洗剤組成物は、(a)0重量%〜10重量%、好ましくは0重量%〜5重量%のゼオライトビルダー、(b)0重量%〜10重量%、好ましくは0重量%〜5重量%のリン酸ビルダー、及び(c)所望により0重量%〜5重量%のケイ酸塩を含んでよい。
ビルダーには、ポリホスフェートのアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩、アルカリ金属ケイ酸塩又は層状ケイ酸塩、アルカリ土類及びアルカリ金属カーボネート、アルミノケイ酸塩ブイウダー及び各種アルカリ金属、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸等のポリ酢酸のアンモニウム及び置換されたアンモニウム塩、並びにメリト酸、コハク酸、クエン酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキシレート、及び可溶性塩が挙げられるがこれらに限定されない。
キレート剤−本明細書の洗剤組成物は、キレート剤を含有してもよい。好適なキレート剤としては、銅、鉄及び/又はマンガンキレート剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。キレート剤を使用する場合、標記組成物は、標記組成物の約0.005重量%〜約15重量%、又は更に約3.0重量%〜約10重量%のキレート剤を含んでよい。
アミン混合物−好ましくは、この組成物は、次の一般構造式:ビス((CO)(CO)n)(CH)−N−C2x−N−(CH)−ビス((CO)(CO)n)(式中、nは20〜30であり、かつxは3〜8である)を有する化合物、又はこの硫酸化若しくはスルホン化変異体を含む。
増白剤−本発明の洗剤組成物は、洗浄される物品の外観を変えることのできる追加成分(蛍光光沢剤など)を含有することもできる。これら増白剤は、紫外域に吸収されて可視となって放射される。適切な蛍光増白剤の濃度としては、約0.01重量%、約0.05重量%、約0.1重量%、更には約0.2重量%の低い濃度から、0.5重量%又は更には0.75重量%の高い濃度までが挙げられる。
分散剤−本発明の組成物は分散剤も含むことができる。好適な水溶性有機物質類としては、ホモポリマー又はコポリマーの酸類又はそれらの塩類が挙げられ、それらのうちのポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個を超えない程度に離れている少なくとも2個のカルボキシルラジカルを含む。
酵素−本発明のリパーゼ変異体に加えて、洗剤組成物は、クリーニング性能及び/又は布帛ケアベネフィットを提供する1種以上のさらなる酵素を含むことが可能である。かかる酵素には、プロテアーゼ、別のリパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、オキシダーゼ、例えば、ラッカーゼ、及び/又はペルオキシダーゼが含まれる。
一般に、選択された酵素の特徴は、選択された洗剤と適合性がなければならず(すなわち、至適pH、その他の酵素的成分及び非酵素成分等)、酵素は有効量で存在する必要がある。
好適なプロテアーゼには、動物、植物、又は微生物起源のプロテアーゼが挙げられる。微生物起源が好ましい。化学的に修飾された又はタンパク質操作した変異体が含まれる。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼ又はメタロプロテアーゼであってもよく、好ましくは、アルカリ性微生物プロテアーゼ又はトリプシン様プロテアーゼである。アルカリ性プロテアーゼの例はサブチリシンであり、特にバチルス由来のサブチリシン、例えば、サブチリシンノボ(subtilisin Novo)、サブチリシンカールズベルグ(Carlsberg)、サブチリシン309、サブチリシン147及びサブチリシン168(国際公開特許第WO89/06279号に記載)、国際公開特許第WO05/103244号の配列番号4及び配列番号7である。他の好適なセリンプロテアーゼとしては、国際公開特許第2005052146号に開示された、マイクロコッカス(Micrococcineae)種、特にセルノナス(Cellulonas)種及びこれらの変異体由来のものが挙げられる。トリプシン様プロテアーゼの例は、トリプシン(例えばブタ又はウシ起源の)並びに国際公開特許第89/06270号及び同第94/25583号に記載のフサリウムプロテアーゼである。
有用なプロテアーゼの例は、国際公開特許第92/19729号、同第98/20115号、同第98/20116号及び同第98/34946号に記載の変異体、特に以下の位置のうち1以上が置換された変異体:27、36、57、68、76、87、97、101、104、106、120、123、167、170、194、206、218、222、224、235、245、252及び274、並びにとりわけ以下の変異を有する変異体:(K27R、V104Y、N123S、T124A)、(N76D、S103A、V104I)、又は(S101G、S103A、V104I、G159D、A232V、Q236H、Q245R、N248D、N252K)である。有用なプロテアーゼのその他の例は、国際公開特許第WO05/052146号に記載の変異型、特に次の位置の1以上に置換を有する変異型である:14、16、35、65、75、76、79、123、127、159及び179。
好ましい市販のプロテアーゼ酵素としては、アルカラーゼ(商標)、サビナーゼ(商標)、プリマーゼ(商標)、デュララーゼ(商標)、エスペラーゼ(商標)、コロナーゼ(商標)、ポラザイム(商標)及びカンナーゼ(商標)(Novozymes A/S)、マキサターゼ(商標)、マクサカル(商標)、マクサぺム(商標)、プロペラーゼ(商標)、プラフェクト(商標)、プラフェクトプライム(商標)、プラフェクトOxP(商標)、FNA、FN2、FN3及びFN4(Genencor International Inc.)が挙げられる。
リパーゼは、細菌由来又は真菌由来のリパーゼを含む。化学的に修飾された又はタンパク質操作した変異体が含まれる。有用なリパーゼの例としては、例えば、欧州特許第EP258 068号及び同第EP305 216号に記載されているH.ラヌギノーサ(同義語T.ラノギノサス)、又は国際公開特許第WO96/13580号に記載されているH.イソレンスから得られるヒューミコラ(同義語は、サーモミセス)、例えばP.アルカリゲネス又はP.シュードアルカリゲネス(欧州特許第EP218 272号)、P.セパシア(欧州特許EP331 376)、P.スタツェリ(GB1,372,034)、P.フルオレッセンス、シュードモナスsp.菌株SD705(国際公開特許第WO95/06720号、及び同第WO96/27002号)、P.ウィスコンシネシス(国際公開特許第WO96/12012号)から得られるシュードモナスリパーゼ、例えばB.サブティリス(Dartois et al.(1993),Biochemica et Biophysica Acta,1131,253−360)、B.ステアサーモフィラス(日本特許第JP64/744992号)又はB.プミルス(国際公開特許第WO91/16422号)から得られるバチルスリパーゼ、などから得られるリパーゼが挙げられる。
その他の例は、次に記載されているようなリパーゼ変異型である:国際公開特許第WO92/05249号、同第WO94/01541号、欧州特許第407 225号、同第260 105号、国際公開特許第WO95/35381号、同第WO96/00292号、同第WO95/30744号、同第WO94/25578号、同第WO95/14783号、同第WO95/22615号、同第WO97/04079号及び同第WO97/07202号。
他の市販されているリパーゼ酵素としては、リポラーゼ(商標)、リポラーゼウルトラ(商標)及びライペックス(商標)(Novozymes A/S)が挙げられる。
好適なアミラーゼ(α及び/又はβ)には細菌由来又は真菌由来のアミラーゼが含まれる。化学的に修飾された又はタンパク質操作した変異体が含まれる。アミラーゼとしては、バチルス、例えば、バチルス・リケニフォルミス(B. licheniformis)の特別菌株から得たアミラーゼが挙げられ、これは英国特許第1,296,839号により詳細に記載されている。
有用なアミラーゼの例としては、国際公開特許第WO94/02597号、同第WO94/18314号、同第WO96/23873号、及び同第WO97/43424号に記載の変異型であり、特に次の位置の1以上に置換を有する変異型である:15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408、及び444。
市販されているアミラーゼとしては、デュラミル(商標)、ターマミル(商標)、ステインザイム(商標)、ステインザイムウルトラ(商標)、ステインザイムプラス(商標)、ファンガミル(商標)及びバン(商標)(Novozymes A/S)、ラピダーゼ(商標)及びピュラスター(商標)(Genencor International Inc.)が挙げられる。
好適なセルラーゼには、細菌由来又は真菌由来のセルラーゼが挙げられる。化学的に修飾された又はタンパク質操作した変異体が含まれる。好適なセルロースにはバチルス属(genera Bacillus)、シュードモナス(Pseudomonas)属、フサリウム(Fusarium)属、チエラビア(Thielavia)属、アクレモニウム(Acremonium)属由来のセルロースを挙げることができ、例えば、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、ミセリオフトラ・テルモフィラ(Myceliophthora thermophila)から作成される真菌セルラーゼ、及び米国特許第4,435,307号、同第5,648,263号、同第5,691,178号、同第5,776,757号及び国際公開特許第WO89/09259号に開示されているフザリウム・オキスポラム(Fusarium oxysporum)が挙げられる。
特に好適なセルラーゼは、色彩維持利点のある(colour care benefits)アルカリ性セルラーゼ又は中性セルラーゼである。かかるセルラーゼの例は、欧州特許第0 495 257号、同第0 531 372号、国際公開特許第96/11262号、同第96/29397号、同第98/08940号に記載されたセルラーゼである。他の例は、国際公開特許第94/07998号、欧州特許第0 531 315号、米国特許第5,457,046号、同第5,686,593号、同第5,763,254号、国際公開特許第95/24471号、同第98/12307号及び国際出願第PCT/DK98/00299号に記載されたもののようなセルラーゼ変異体である。
市販されているセルラーゼとしては、レノザイム(商標)、セルクリーン(商標)、エンドラーゼ(商標)、セルザイム(商標)、及びケアザイム(商標)(Novozymes A/S)、クラリナーゼ(商標)、及びピュラダックス(Puradax)HA(商標)(Genencor International Inc.)、及びKAC−500(B)(商標)(花王株式会社)が挙げられる。
ペルオキシダーゼ/オキシダーゼ:
好適なペルオキシダーゼ/オキシダーゼは、植物由来、細菌由来又は真菌由来のものが挙げられる。化学的に修飾された又はタンパク質操作した変異体が含まれる。有用なペルオキシダーゼの例は、コプリナス(Coprinus)属のペルオキシダーゼ、例えば、国際公開特許第WO93/24618号、同第WO95/10602号、及び同第WO98/15257号に記載のようなC.サイネレウス(cinereus)及びその変異型のペルオキシダーゼである。
市販のペルオキシダーゼは、グアードザイム(Guardzyme)(商標)(Novozymes A/S)を含む。
洗浄組成物中に存在する場合、上述した酵素は、組成物の約0.00001重量%〜約2重量%、約0.0001重量%〜約1重量%、又は更に約0.001重量%〜約0.5重量%の濃度の酵素タンパク質で存在してよい。
酵素安定剤−種々の技法によって、洗剤に使用する酵素を安定化させることができる。本明細書で採用される酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、最終組成物中のカルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在によって安定化させることができる。さらなる従来の安定剤、例えば、プロピレングリコール又はグリセロールのようなポリオール、糖又は糖アルコール、乳酸、ホウ酸、又はホウ酸誘導体、例えば、芳香族ホウ酸エステル、又は4−フォルミルフェニルボロン酸のようなフェニルボロン酸誘導体もまた使用してよく、組成物は例えば国際公開特許第92/19709号及び同第92/19708号に記載のように配合してよい。
溶剤−好適な溶媒としては、水及び他の溶剤(例えば、親油性流体)が挙げられる。好適な親油性流体の例としては、シロキサン、他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、グリセリンエーテルのようなグリセリン誘導体、ペルフルオロ化アミン、ペルフルオロ化及びハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性の非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、環境に優しいその他の溶媒、並びにこれらの混合物が挙げられる。
光漂白剤−組成物は光漂白剤を含んでよい。好ましくは、光漂白剤は、キサンテン染料光漂白剤、光開始剤及びこれらの混合物から選択される。
適切な光漂白剤としては、触媒光漂白剤及び光開始剤が挙げられる。適切な触媒光漂白剤としては、以下の式の水溶性フタロシアニンからなる群から選択される触媒光漂白剤が挙げられる。
Figure 2011513539
式中、
PCはフタロシアニン環構造であり、
MeはZn、Fe(II)、Ca、Mg、Na、K、Al−Z、Si(IV)、P(V)、Ti(IV)、Ge(IV)、Cr(VI)、Ga(III)、Zr(IV)、In(III)、Sn(IV)、又はHf(VI)であり、
はハロゲン化物、サルフェート、ニトレート、カルボキシレート、アルカノレート、又はヒドロキシルイオンであり、
qは0、1、又は2であり、
rは1〜4であり、
はスルホ若しくはカルボキシル基、又は以下の式のラジカルであり、
−SO−R−X 、−O−R−X 、又は−(CH),−Y
式中、
は分枝又は非分枝のC〜Cアルキレン、又は1,3−若しくは1,4−フェニレンであり、
は−NH−、又は−N−C〜Cアルキルであり、
は次式の基であり、
Figure 2011513539
又はRがC〜Cアルキレンの場合、次式の基でもある。
Figure 2011513539
は次式の基である。
Figure 2011513539
tは0又は1である。
上記の式中、
及びRは互いに独立してC〜Cアルキルであり、
はC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル又はNRであり、
及びRは互いに独立してC〜Cアルキルであり、
及びRは互いに独立して水素又はC〜Cアルキルであり、
及びR10は互いに独立して非置換C〜Cアルキル、又はヒドロキシル、シアノ、カルボキシル、カルボ−C〜Cアルコキシ、C〜Cアルコキシ、フェニル、ナフチル、若しくはピリジルで置換されたC〜Cアルキルであり、
uは1〜6であり、
は芳香族5〜7員窒素複素環を完成させる単位であり、この環には、適切な場合、環員として更に1又は2個の窒素原子が含まれていてもよく、
は飽和5〜7員窒素複素環を完成させる単位であり、この環には、適切な場合、環員として1〜2個の窒素、酸素、及び/又は硫黄原子が含まれていてもよく、
はヒドロキシル、C〜C22アルキル、分枝C〜C22アルキル、C〜C22アルケニル、分枝C〜C22アルケニル及びこれらの混合物、C〜C22アルコキシ、スルホラジカル若しくはカルボキシルラジカル、次式のラジカル、
Figure 2011513539
次式の分枝アルコキシラジカル
Figure 2011513539
次式のアルキルエチレンオキシ単位、
Figure 2011513539
又は次式のエステルである。
Figure 2011513539
式中、
は水素、ヒドロキシル、C〜C30アルキル、C〜C30アルコキシ、−COH、−CHCOOH、−SO−M、−OSO−M、−PO 2−、−OPO 2−、及びこれらの混合物であり、
は水素、ヒドロキシル、−COOH、−SO−M、−OSO、又はC〜Cアルコキシであり、
は水溶性カチオンであり、
は−O−又は−NH−であり、
及びXは互いに独立して−O−、−NH−、又は−N−C〜Cアルキルであり、
11及びR12は互いに独立して水素、スルホ基及びその塩、カルボキシル基及びその塩、又はヒドロキシル基であり、R11及びR12ラジカルの少なくとも1つはスルホ基又はカルボキシル基又はそれらの塩であり、
は−O−、−S−、−NH−、又は−N−C〜Cアルキルであり、
13及びR14は互いに独立して水素、C〜Cアルキル、ヒドロキシ−C〜Cアルキル、シアノ−C〜Cアルキル、スルホ−C〜Cアルキル、カルボキシ又はハロゲン−C〜Cアルキル、非置換フェニル、又はハロゲン、C〜Cアルキル、若しくは、C〜Cアルコキシで置換されたフェニル、スルホ若しくはカルボキシルであり、若しくはR13及びR14は、結合している窒素原子とともに飽和5又は6員複素環を形成し、この環には環員として更に1個の窒素又は酸素原子が含まれていてもよく、
15及びR16は互いに独立してC〜Cアルキル又はアリール−C〜Cアルキルラジカルであり、
17は水素、非置換C〜Cアルキル、又はハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、フェニル、カルボキシル、カルボ−C〜Cアルコキシ若しくはC〜Cアルコキシで置換されたC〜Cアルキルであり、
18はC〜C22アルキル、分枝C〜C22アルキル、C〜C22アルケニル又は分枝C〜C22アルケニル、C〜C22グリコール、C〜C22アルコキシ、分枝C〜C22アルコキシ、及びこれらの混合物であり、
Mは水素、又はアルカリ金属イオン若しくはアンモニウムイオンであり、
は塩素、臭素、アルキルサルフェート又はアリールサルフェートイオンであり、
aは0又は1であり、
bは0〜6であり、
cは0〜100であり、
dは0又は1であり、
eは0〜22であり、
vは2〜12の整数であり、
wは0又は1であり、
は有機又は無機アニオンであり、
sは、Aが一価アニオンの場合はrに等しく、多価アニオンの場合はr以下であり、A は正電荷を打ち消す必要があり、rが1でない場合、Qラジカルは同じでも異なっていてもよく、
フタロシアニン環構造には更に可溶化基を含んでもよい。
その他の適切な触媒光漂白剤としては、キサンテン色素及びこれらの混合物が挙げられる。別の態様では、適切な触媒光漂白剤としては、スルホン化亜鉛フタロシアニン、スルホン化アルミニウムフタロシアニン、エオシンY、ホキシン(Phoxine)B、ローズベンガル、C.I.食用赤色14及びこれらの混合物からなる群から選択される触媒光漂白剤が挙げられる。別の態様では、適切な光漂白剤は、スルホン化亜鉛フタロシアニン及びスルホン化アルミニウムフタロシアニンの混合物であってよく、混合物のスルホン化亜鉛フタロシアニン対スルホン化アルミニウムフタロシアニンの重量比は1超、1超〜約100未満、又は約1〜約4である。
適切な光開始剤としては、芳香族1,4−キノン(アントラキノン及びナフタキノンなど)、α−アミノケトン(とりわけベンゾイル部分を含むもの、あるいはα−アミノアセトフェノンと呼ばれているもの)、α−ヒドロキシケトン(とりわけα−ヒドロキシアセトフェノン)、リン含有光開始剤(モノアシル、ビスアシル、及びトリスアシルホスフィンオキシド、並びにスルフィドなど)、ジアルコキシアセトフェノン、α−ハロアセトフェノン、トリスアシルホスフィンオキシド、ベンゾイン及びベンゾイン系光開始剤、並びにこれらの混合物からなる群から選択される光開始剤が挙げられる。別の態様では、適切な光開始剤としては、2−エチルアントラキノン、ビタミンK3、2−サルフェート−アントラキノン、2−メチル−1−[4−フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン(イルガキュア(Irgacure)(登録商標)907)、(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1−オン(イルガキュア(登録商標)369)、(1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン)(イルガキュア(登録商標)2959)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(イルガキュア(登録商標)184)、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4(1−メチル)−フェニル]プロパノン(イーサキュア(Esacure)(登録商標)KIP150)、2−4−6−(トリメチルベンゾイル)ジフェニル−ホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニル−ホスフィンオキシド(イルガキュア(登録商標)819)、(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィン酸エチルエステル(ルシリン(Lucirin)(登録商標)TPO−L)、及びこれらの混合物からなる群から選択される光開始剤が挙げられる。
光漂白剤は組み合わせて使用することができる(いずれかの光漂白剤混合物を使用してもよい)。適切な光漂白剤は、Aldrich(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)、Frontier Scientific(米国ユタ州ローガン)、Ciba Specialty Chemicals(スイス、バーゼル)、BASF(ドイツ、ルートヴィヒスハーフェン)、Lamberti S.p.A(イタリア、ガッララーテ)、Dayglo Color Corporation(インド、ムンバイ)、Organic Dyestuffs Corp.(米国ロードアイランド州イーストプロビデンス)から購入可能であり、及び/又は本明細書に記載の実施例に従って生成可能である。
布帛色調剤−組成剤は布帛色調剤を含む。布帛色調剤は、可視光線スペクトルの少なくとも一部を吸収するため、表面の色合いを変えることができる。好適な布帛色調剤としては、国際公開特許第WO2007/087257号の15及び16ページに詳細が記載され、本明細書に参考として組み込まれる試験方法1の要件を満足する染料、染料粘度共役体、及び顔料が挙げられる。適切な染料としては、小分子染料及びポリマー染料が挙げられる。適切な小分子染料としては、ダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレッド、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレット、及びベーシックレッドのカラーインデックス(C.I.)分類に該当する染料、又はこれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられ、例えば、次のものが挙げられる。
(1)次式のトリス−アゾ系ダイレクトブルー染料
Figure 2011513539
式中、ナプチル環A、B、及びCの少なくとも2つがスルホネート基で置換されており、環Cは5位をNH又はNHPh基で置換されてもよく、Xは2つ以下のスルホネート基で置換されたベンジル又はナフチル環であり、2位をOH基で置換されてもよく、更にNH又はNHPh基で置換されてもよい。
(2)次式のビス−アゾ系ダイレクトバイオレット染料
Figure 2011513539
式中、ZはH又はフェニルであり、環Aは、好ましくは矢印で示される位置がメチル及びメトキシ基で置換されており、環Aはナフチル環であってもよく、Y基はベンジル又はナフチル環であり、サルフェート基で置換されており、メチル基で1又は2置換されてもよい。
(3)次式のブルー又はレッドアシッド染料
Figure 2011513539
式中、X及びYの少なくとも1つは芳香族基でなければならない。1つの態様では、芳香族基は双方とも、置換ベンジル又はナフチル基であってよく、このベンジル又はナフチル基はアルキル、アルキルオキシ、又はアリールオキシ基などの非水溶化基で置換されてよく、X及びYはスルホネート又はカルボキシレートなどの水溶化基で置換されてなくてもよい。別の態様では、Xはニトロ基で置換したベンジル基であり、Yはベンジル基である。
(4)次の構造のレッドアシッド染料
Figure 2011513539
式中、Bはアルキル、アルキルオキシ、又はアリールオキシ基などの非水溶化基で置換されてもよいナフチル又はベンジル基であり、Bはスルホネート又はカルボキシレートなどの水溶化基で置換されてなくてもよい。
(5)次の構造のジアゾ染料
Figure 2011513539
式中、X及びYは、互いに独立してそれぞれ、水素、C〜Cアルキル又はC〜C−アルコキシであり、Rαは水素又はアリールであり、ZはC〜Cアルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル又はカルボニルであり、nは1又は2であり、及びmは0、1又は2であり、並びにこれらの対応する塩、並びにこれらの混合物である。
(6)次の構造のトリフェニルメタン染料
Figure 2011513539
Figure 2011513539
並びにこれらの混合物。別の態様では、適切な小分子染料としては、カラーインデックス(染色業者及びカラーリスト協会(Society of Dyers and Colourists)、英国ブラッドフォード)番号がダイレクトバイオレット9、ダイレクトバイオレット35、ダイレクトバイオレット48、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトバイオレット66、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71、ダイレクトブルー80、ダイレクトブルー279、アシッドレッド17、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドバイオレット15、アシッドバイオレット17、アシッドバイオレット24、アシッドバイオレット43、アシッドレッド52、アシッドバイオレット49、アシッドブルー15、アシッドブルー17、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー40、アシッドブルー45、アシッドブルー75、アシッドブルー80、アシッドブルー83、アシッドブルー90、アシッドブルー113、アシッドブラック1、ベーシックバイオレット1、ベーシックバイオレット3、ベーシックバイオレット4、ベーシックバイオレット10、ベーシックバイオレット35、ベーシックブルー3、ベーシックブルー16、ベーシックブルー22、ベーシックブルー47、ベーシックブルー66、ベーシックブルー75、ベーシックブルー159、及びこれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。別の態様では、適切な小分子染料としては、カラーインデックス(染色業者及びカラーリスト協会(Society of Dyers and Colourists)、英国ブラッドフォード)番号がアシッドバイオレット17、アシッドバイオレット43、アシッドレッド52、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー45、アシッドブルー113、アシッドブラック1、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51、及びこれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。別の態様では、適切な小分子染料としては、カラーインデックス(染色業者及びカラーリスト協会、英国ブラッドフォード)番号が、アシッドバイオレット17、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトブルー1、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー29、アシッドブルー113、又はこれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。
好適なポリマー染料としては、共役色原体を含むポリマー(染料−ポリマー共役体)、ポリマーの骨格に共重合した色原体を有するポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。
別の態様では、適切なポリマー染料としては、リキティント(Liquitint)(登録商標)(Milliken、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ)の名称で市販されている布帛直接着色剤、並びに少なくとも1つの反応染料と、ヒドロキシル部分、1級アミン部分、2級アミン部分、チオール部分、及びこれらの混合物からなる群から選択される部分を含むポリマーからなる群から選択されるポリマーとから形成される染料−ポリマー共役体からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。更に別の態様では、好適なポリマー染料としては、リキティント(Liquitint)(登録商標)(米国サウスカロライナ州スパルタンバーグのMilliken)バイオレットCT、リアクティブブルー、リアクティブバイオレット、又はリアクティブレッド染料で共役されているカルボキシメチルセルロース(CMC)、CMCが共役されているものとしては、メガザイム(Megazyme)(アイルランド、ウイックロー)からAZO−CM−セルローズの商品名、商品コードS−ACMCで市販されているC.I.リアクティブブルー19、アルコキシル化トリフェニール−メタン重合着色料、アルコキシル化チオフェン重合着色料、及びこれらの混合物からなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。
適切な染料粘土共役体としては、少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料とスメクタイト粘土を含む群から選択される染料粘土共役体、及びこれらの混合物が挙げられる。別の態様では、好適な染料粘土共役体としては、以下のC.I.からなる群から選択される1つのカチオン性/塩基性染料からなる群から選択される染料粘土共役体が挙げられる。ベーシックイエロー1〜108、C.I.ベーシックオレンジ1〜69、C.I.ベーシックレッド1〜118、C.I.ベーシックバイオレット1〜51、C.I.ベーシックブルー1〜164、C.I.ベーシックグリーン1〜14、C.I.ベーシックブラウン1〜23、CIベーシックブラック1〜11、及びモンモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土、サポナイト粘土、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される粘土。別の態様では、好適な染料粘土共役体としては以下の群から選択される染料粘土共役体が挙げられる:モンモリロナイトベーシックブルーB7 C.I.42595共役体、モンモリロナイトベーシックブルーB9 C.I.52015共役体、モンモリロナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555共役体、モンモリロナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040共役体、モンモリロナイトベーシックレッドR1 C.I.45160共役体、モンモリロナイトC.I.ベーシックブラック2共役体、ヘクトライトベーシックブルーB7 C.I.42595共役体、ヘクトライトトベーシックブルーB9 C.I.52015共役体、ヘクトライトベーシックバイオレットV3 C.I.42555共役体、ヘクトライトベーシックグリーンG1 C.I.42040共役体、ヘクトライトベーシックレッドR1 C.I.45160共役体、ヘクトライトC.I.ベーシックブラック2共役体、サポナイトベーシックブルーB7 C.I.42595共役体、サポナイトベーシックブルーB9 C.I.52015共役体、サポナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555共役体、サポナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040共役体、サポナイトベーシックレッドR1 C.I.45160共役体、サポナイトC.I.ベーシックブラック2共役体及びこれらの混合物。
適切な顔料としては、フラバントロン、インダントロン、1〜4個の塩素原子を有する塩素化インダントロン、ピラントロン、ジクロロピラントロン、モノブロモジクロロピラントロン、ジブロモジクロロピラントロン、テトラブロモピラントロン、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド(イミド基は置換されていないか、あるいはC1〜C3−アルキル又はフェニル若しくは複素環式ラジカルで置換されていてもよく、このフェニル及び複素環式ラジカルは更に、水溶性を付与しない置換基を有していてもよい)、アントラピリミジンカルボン酸アミド、ビオラントロン、イソビオラントロン、ジオキサジン顔料、銅フタロシアニン(1分子当たり2個以下の塩素原子を有していてもよい)、ポリクロロ−銅フタロシアニン、又はポリブロモクロロ−銅フタロシアニン(1分子当たり14個以下の臭素原子を有する)、及びこれらの混合物からなる群から選択される顔料が挙げられる。
別の態様では、好適な顔料としては、ウルトラマリンブルー(C.I.ピグメントブルー29)、ウルトラマリンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット15)及びこれらの混合物からなる群から選択される顔料が挙げられる。
上述の布帛色調剤は、組み合わせて使用することができる(布帛色調剤の任意の混合物を使用することができる)。適切な布帛色調剤は、Aldrich(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)、Ciba Specialty Chemicals(スイス・べーゼル)、BASF(ドイツ・ルートヴィヒスハーフェン)、Dayglo Color Corporation(インド・ムンバイ)、Organic Dyestuffs Corp.(米国ロードアイランド州イーストプロビデンス)、Dystar(ドイツ・フランクフルト)、Lanxess(ドイツ・レーバークーゼン)、Megazyme(アイルランド・ウィックロー)、Clariant(スイス・ムッテンツ)、Avecia(英国マンチェスター)から購入可能であり、及び/又は本明細書に記載の実施例に従って調製可能である。
好適な色調剤については、詳しくは米国特許第7,208,459(B2)号に記述されている。
好ましい布帛色調剤は、ダイレクトバイオレット9、ダイレクトバイオレット99、アシッドレッド52、アシッドブルー80及びこれらの混合物から選択される。
漂白触媒−典型的な漂白触媒は、ペルオキシ酸及び/又はその塩から酸素原子を受け取りその酸素原子を酸化可能基質に受け渡すことができる。好適な漂白触媒としては、イミニウムカチオン類及びポリイオン類、イミニウム双性イオン類、変性アミン類、変性アミンオキシド類、N−スルホニルイミン類、N−ホスホニルイミン類、N−アシルイミン類、チアジアゾールジオキシド類、ペルフルオロイミン類、環状糖ケトン類、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
好適なイミニウムカチオン及びポリイオンとしては、Tetrahedron(1992),49(2),423−38(例えば433頁の化合物4を参照)に記載されているとおりに調製したN−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリニウムテトラフルオロボレート、米国特許第5,360,569号(例えば11段落目の実施例1を参照)に記載されているとおりに調製したN−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリニウムp−トルエンスルホネート、及び米国特許第5,360,568号(例えば10段落目の実施例3を参照)に記載されているとおりに調製したN−オクチル−3,4−ジヒドロイソキノリニウムp−トルエンスルホネートが挙げられるが、これらに限定されない。
好適なイミニウム双性イオンとしては、米国特許第5,576,282号(例えば31段落目の実施例IIを参照)に記載されているとおりに調製したN−(3−スルホプロピル)−3,4−ジヒドロイソキノリニウム分子内塩、米国特許第5,817,614号(例えば32段落目の実施例Vを参照)に記載されているとおりに調製したN−[2−(スルホオキシ)ドデシル]−3,4−ジヒドロイソキノリニウム、分子内塩、PCT国際公開特許第WO05/047264号(例えば18頁の実施例8を参照)に記載されているとおりに調製した2−[3−[(2−エチルヘキシル)オキシ]−2−(スルホオキシ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリニウム、分子内塩、及び2−[3−[(2−(ブチルオクチル)オキシ]−2−(スルホオキシ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリニウム、分子内塩が挙げられるが、これらに限定されない。
好適な変性アミン酸素移動触媒としては、1,2,3,4−テトラヒドロ−2−メチル−1−イソキノリノール(Tetrahedron Letters(1987),28(48),6061〜6064に記載されている手順に従って生成させることができる)が挙げられるが、これに限定されない。好適な変性アミンオキシド酸素移動触媒としては、ナトリウム1−ヒドロキシ−N−オキシ−N−[2−(スルホオキシ)デシル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンが挙げられるが、これに限定されない。
好適なN−スルホニルイミン酸素移動触媒としては、Journal of Organic Chemistry(1990),55(4),1254〜61に記載されている手順に従って調製した3−メチル−1,2−ベンゾイソチアゾール1,1−ジオキシドが挙げられるが、これに限定されない。
好適なN−ホスホニルイミン酸素移動触媒としては、Journal of the Chemical Society,Chemical Communications(1994),(22),2569〜70に記載されている手順に従って生成させることのできる[R−(E)]−N−[(2−クロロ−5−ニトロフェニル)メチレン]−P−フェニル−P−(2,4,6−トリメチルフェニル)−ホスフィン酸アミドが挙げられるが、これに限定されない。
好適なN−アシルイミン酸素移動触媒としては、Polish Journal of Chemistry(2003),77(5),577〜590に記載されている手順に従って生成させることのできる[N(E)]−N−(フェニルメチレン)アセトアミドが挙げられるが、これに限定されない。
好適なチアジアゾールジオキシド酸素移動触媒としては、米国特許第5,753,599号(9段落目、実施例2)に記載されている手順に従って生成させることのできる3−メチル−4−フェニル−1,2,5−チアジアゾール1,1−ジオキシドが挙げられるが、これに限定されない。
好適なペルフルオロイミン酸素移動触媒としては、Tetrahedron Letters(1994),35(34),6329〜30に記載されている手順に従って生成させることのできる(Z)−2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−N−(ノナフルオロブチル)ブタンイミドイルフルオリドが挙げられるが、これに限定されない。
好適な環状糖ケトン酸素移動触媒としては、米国特許第6,649,085号(12段落目、実施例1)において調製されるような1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−D−エリトロ−2,3−ヘキソジウロ−2,6−ピラノースが挙げられるが、これに限定されない。
好ましくは、漂白触媒はイミニウム及び/又はカルボニル官能基を含み、及び典型的には、酸素原子を受け取ると、とりわけペルオキシ酸及び/又はその塩から酸素原子を受け取ると、オキサジリジニウム及び/又はジオキシラン官能基を形成することができる。好ましくは、漂白触媒はオキサジリジニウム官能基を含み、及び/又は酸素原子を受け取ると、とりわけペルオキシ酸及び/又はその塩から酸素原子を受け取ると、オキサジリジニウム官能基を形成することができる。好ましくは、漂白触媒は環状イミニウム官能基を含み、好ましくはその場合、環状部分の環のサイズは、原子5〜8個(窒素原子も包含して)、好ましくは原子6個である。好ましくは、漂白触媒は、アリールイミニウム官能基、好ましくは2環状アリールイミニウム官能基、好ましくは3,4−ジヒドロイソキノリニウム官能基を含む。典型的にはイミン官能基は4級イミン官能基であり、典型的には、酸素原子を受け取ると、とりわけペルオキシ酸及び/又はその塩から酸素原子を受け取ると、4級オキサジリジニウム官能基を形成することができる。
好ましくは、漂白触媒は次の化学式に相当する化学構造を有する。
Figure 2011513539
式中、n及びmは0〜4から独立して選択され、好ましくはn及びmは両方とも0で、それぞれのRは水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、溶融アリール、複素環、溶融複素環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナート、アルコキシ、ケト、カルボン酸、及びカルボアルコキシラジカルからなる群から選択された置換型又は非置換型ラジカルから独立して選択され;任意の2つの隣接R置換基を組み合わせて溶融アリール、溶融炭素環、又は溶融複素環を形成することができ;それぞれのRは水素、ヒドロキシ、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アリール、アラルキル、アルキレン、複素環、アルコキシ、アリールカルボニル基、カルボキシアルキル基、及びアミド基からなる群から独立して選択された置換型又は非置換型ラジカルから独立して選択され;任意のRは任意の他のRと結合して共通環の一部を形成してよく;任意のジェミナルRは結合してカルボニルを形成してよく;任意の2つのRは結合して置換型又は非置換型の溶融不飽和部分を形成してよく;RはC〜C20の置換型又は非置換型アルキルであり;Rは水素又は部分Q−Aで、Qは分枝又は非分枝アルキレン、tは0又は1、及びAは、OSO 、SO 、CO 、OCO 、OPO 2−、OPO及びOPO からなる群から選択されるアニオン基であり;Rは水素、又は部分−CR1112−Y−G−Y−[(CR10−O]−Rで、式中、それぞれのYはO、S、N−H、又はN−Rからなる群から独立して選択され;それぞれのRはアルキル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から独立して選択され、前記部分は置換されるか非置換であり、置換、非置換に関わらず前記部分は21未満の炭素を有し;それぞれのGはCO、SO、SO、PO及びPOからなる群から独立して選択され;R及びR10はH及びC〜Cアルキルからなる群から独立して選択され;R11及びR12はH、及びアルキルからなる群から独立して選択され、又は一緒に使用した場合は結合してカルボニルを形成してよく;bは0又は1で、cは0又は1であってよく、しかしcはbが0のときは0でなければならなず;yは1〜6の整数で;kは0〜20の整数で;RはH又はアルキル、アリール、又はヘテロアリール部分で;前記部分は置換されるか、又は非置換で;Xは(存在する場合)好適な荷電平衡対イオンで、好ましくはXはRが水素の場合に存在し、好適なXは塩化物、ブロマイド、スルフェート、メトスルフェート、p−トルエンスルホネート、ボロンテトラフルオリド、フォスフェートを含むが、これらに限定されない。
本発明の1つの実施形態では、漂白触媒は、以下の一般式に相当する構造を有する。
Figure 2011513539
式中、R13は、3〜24個の炭素原子(分枝炭素原子を包含)を含有する分枝状アルキル基、又は1〜24個の炭素原子を含有する直鎖アルキル基であり、好ましくは、R13は、8〜18個の炭素原子を含有する分枝状アルキル基、又は8〜18個の炭素原子を含む直鎖アルキル基であり、好ましくは、R13は、2−プロピルヘプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、イソノニル、イソデシル、イソトリデシル、及びイソペンタデシルからなる群から選択され、好ましくは、R13は、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、イソトリデシル、及びイソペンタデシルからなる群から選択される。
グリコシル加水分解酵素−グリコシル加水分解酵素は、典型的にキシログルカン及びアモルファスセルロース基質の両方に対する酵素活性を有する。好ましくは、グリコシル加水分解酵素は、GHファミリー5、12、44又は74から選択される。
キシログルカンに対する酵素活性は、下記に詳しく記述される。非晶質セルロース基質に対する酵素活性は、下記に詳しく記述される。
グリコシル加水分解酵素は好ましくは、グリコシル加水分解酵素ファミリー44に属する。グリコシル加水分解酵素(GH)ファミリーの定義は、Biochem J.1991,v280,309〜316により詳しく記述されている。
グリコシル加水分解酵素は好ましくは、少なくとも70%、又は少なくとも75%、又は少なくとも80%、又は少なくとも85%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%、配列No.1と同一の配列を有する。
本発明の目的上、2つのアミノ酸配列間の同一性の度合は、エンボスパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends in Genetics 16:276〜277)のニードプログラムで実施されているニードルマン−ブンシュアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443〜453)の、好ましくはバージョン3.0.0以降を使って決定される。使用される所望によるパラメータは、ギャップ開始ペナルティが10、ギャップ伸長ペナルティが0.5、EBLOSUM62(EMBOSSバージョンBLOSUM62)置換マトリックスである。「最長同一(longest identity)」と標識されたNeedle出力(−nobriefオプションを使用して得られる)が、同一性パーセントとして使用され、次のように計算される。(同一残基×100)/(アライメント長さ−アライメント中のギャップの合計数)。
好適なグリコシル加水分解酵素は、パエニバチルス・ポリザイマ(polyzyma)(野生型)から得られた国際公開特許第WO01/062903号に記載されているXYG1006などのGHファミリー44グリコシル加水分解酵素又はその変異体、バチルス・リケニフォルミス(野生型)から得られた国際公開特許第WO99/02663号に記載されている配列番号1などのGHファミリー12グリコシル加水分解酵素又はその変異体、バチルス・アガラドヘレンス(野生型)から得られたGHファミリー5グリコシル加水分解酵素又はその変異体、パエニバチルス(野生型)から得られた国際公開特許第WO01/064853号に記載されているXYG1034及びXYG1022などのGHファミリー5グリコシル加水分解酵素又はその変異体、ジョネシアsp.(野生型)から得られた国際公開特許第WO2002/077242号に記載されているXYG1020などのGHファミリー74グリコシル加水分解酵素又はその変異体、並びにトリコデルマ・リーセイ(野生型)から得られた国際公開特許第WO03/089598号の配列番号2に、より詳細に記載された酵素などのGHファミリー74グリコシル加水分解酵素又はその変異体からなる群から選択される。
好ましいグリコシル加水分解酵素は、パエニバチルス・ポリキシマ(野生型)から得られたXYG1006などのGHファミリー44グリコシル加水分解酵素からなる群から選択されるか、又はその変異型である。
キシログルカン基質に対するグリコシル加水分解酵素活性
pH7.5において下記のアッセイに従い、純粋な酵素が50000XyloU/gを超える特異的活性を有している場合、その酵素はキシログルカンに対して活性を有していると見なされる。
キシログルカナーゼ活性は、Megazyme(アイルランド)から入手したAZCL−キシログルカンを基質(青色基質)として使用して測定する。
青色基質の0.2%溶液は、1.5mLのエッペンドルフ試験管(それぞれに0.75mL)で攪拌しながら0.1Mのリン酸塩緩衝剤pH7.5、20℃でけん濁され、50マイクロリットルの酵素溶液が追加され、それらはエッペンドルフサーモミキサーで40℃で20分、1200rpmのミキシングによって培養される。培養後、着色溶液は14,000rpmで4分の遠心分離によって固体から分離され、上清の吸光度を分光測光器を使って1cmのキュベット内で600nmで測定する。XyloU単位は、600nmにおいて1cmキュベット内で0.24の吸光度をもたらす酵素の量として定義される。
XyloU活性の計算には、0.1〜0.8の吸光度値のみが使用される。吸光度値の測定値がこの範囲外となった場合、これに応じて最初の酵素濃度の最適化を行うべきである。
非晶質セルロース基質に対するグリコシル加水分解酵素活性
pH7.5において下記のアッセイに従い、純粋な酵素が20000EBG/gを超える特異的活性を有している場合、その酵素は非晶質セルロースに対して活性を有していると見なされる。緩衝剤として用いる化学物質及び基質は、少なくとも試薬等級の市販製品であった。
エンドグルカナーゼ活性アッセイの材料:
0.1Mリン酸塩緩衝液、pH7.5
Cellazyme C錠剤(アイルランドのMegazyme Internationalより入手)。
ガラスマイクロファイバーフィルター、GF/C、直径9cm(Whatmanより入手)。
方法:
試験管中で、1mLのpH7.5緩衝液と5mLの脱イオン水を混合する。
100マイクロリットルの酵素試料(又は酵素試料を既知の重量:重量希釈率で希釈したもの)を加える。各試験管にCellazyme C錠剤を1錠加え、試験管にキャップをして、ボルテックスミキサーで10秒間混合する。この試験管を、温度40℃のサーモスタット付き水浴に入れる。15分後、30分後及び45分後に、試験管を転倒混和することにより試験管の内容物を混合し、水浴に戻す。60分後、試験管の内容物を転倒混和し、次にGF/Cフィルターで濾過する。この濾液をきれいな試験管に回収する。
分光光度計を用い、吸光度(Aenz)を590nmで測定する。ブランク値(Awater)は、マイクロリットルの酵素試料の代わりに100μLの水を加えることにより決定される。
Adelta=Aenz−Awaterを計算する。
Adeltaは<0.5でなければならない。これより高い値が得られた場合は、異なる酵素希釈率で繰り返す。
DFO.1を決定する(DFO.1は、Adelta=0.1を得るのに必要な希釈率である)。
単位の定義:1エンドβグルカナーゼ活性単位(1EBG)は、上述のアッセイ条件において、Adelta=0.10を得る酵素量である。よって例えば、所定の酵素試料を、希釈率100で希釈後にAdelta=0.10を得た場合、その酵素試料は100EBG/gの活性を有する。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー−本発明の両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、布帛及び表面からグリース粒子を除去するように親水性と疎水性の特性が釣り合っている任意のアルコキシル化ポリマーを示す。本発明の両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの具体的な実施形態は、コア構造とそのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基とを含む。
コア構造は、式(I)、(II)、(III)及び(IV):
Figure 2011513539
の繰り返し単位を縮合形態で含むポリアルキレンイミン構造(式中、#は、各場合において、窒素原子と式(I)、(II)、(III)又は(IV)の2つの隣接する繰り返し単位のA基の遊離結合部位との間の結合の半分を示し、は、各場合において、アルコキシレート基のうちの1つに対する結合の半分を示し、Aは、直鎖又は分枝鎖のC〜C−アルキレンから独立して選択され、ポリアルキレンイミン構造は、式(I)の1繰り返し単位、式(II)のx繰り返し単位、式(III)のy繰り返し単位及び式(IV)のy+1繰り返し単位からなり、x及びyは、各場合において、0〜約150の範囲の値を有し、ポリアルキレンイミンコア構造の平均重量平均分子量Mwは、約60〜約10,000g/molの範囲の値である)を含んでもよい。
あるいは、コア構造は、式(I.a)及び/又は(I.b)のN−(ヒドロキシアルキル)アミンから選択される少なくとも1つの化合物の縮合生成物のポリアルカノールアミン構造
Figure 2011513539
(式中、Aは、C〜C−アルキレンから独立して選択され、R、R1*、R、R2*、R、R3*、R、R4*、R及びR5*は、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから独立して選択され、後者3つの言及されたラジカルは所望により置換されてもよく、Rは、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールから選択され、後者3つの言及されたラジカルは所望により置換されてもよい)のいずれかを含んでもよい。
コア構造に結合した複数のアルキレンオキシ基は、式(V)のアルキレンオキシ単位
Figure 2011513539
(式中、は、各場合において、式(I)、(II)又は(IV)の繰り返し単位の窒素原子に対する結合の半分を示し、Aは、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから独立して選択され、Aは、1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC〜C−アルキルから独立して選択され、mは0〜約2の範囲の平均値を有し、nは約20〜約50の範囲の平均値を有し、pは約10〜約50の範囲の平均値を有する)から独立して選択される。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーの特定の実施形態は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンから選択されてもよく、エトキシル化度及びプロポキシル化度は特定の制限値を上回りも下回りもしない。本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンの特定の実施形態は、ポリエチレンブロックのポリプロピレンブロックに対する比率(n/p)の最小値が約0.6であり、最大値が約1.5(x+2y+1)1/2である。約0.8〜約1.2(x+2y+1)1/2のn/p比率を有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンは、特に有益な特性を有することが判明している。
本発明によるアルコキシル化ポリアルキレンイミンは第1級、第2級及び第三級アミン窒素原子からなる主鎖を有し、これらの窒素原子はアルキレンラジカルAにより互いに結合し、ランダムに配列される。ポリアルキレンイミン主鎖の主鎖及び側鎖を開始又は終止し、その残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される第1級アミノ部分は、それぞれ式(I)又は(IV)の繰り返し単位と呼ばれる。残りの水素原子が引き続いてアルキレンオキシ単位により置換される第2級アミノ部分は、式(II)の繰り返し単位と呼ばれる。主鎖と側鎖に分枝する第三級アミノ部分は、式(III)の繰り返し単位と呼ばれる。
環化がポリアルキレンイミン主鎖の形成時に生じ得るので、環状アミノ部分が主鎖内に僅かな程度まで存在することも可能である。環状アミノ部分を含有するこのようなポリアルキレンイミンは無論、非環状第1級及び第2級アミノ部分からなるものと同様にアルコキシル化される。
窒素原子及びA基からなるポリアルキレンイミン主鎖は、約60〜約10,000g/モル、好ましくは約100〜約8,000g/モル、より好ましくは約500〜約6,000g/モルの平均分子量Mwを有する。
和(x+2y+1)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアルキレンイミン単位の総数に相当し、それゆえにポリアルキレンイミン主鎖の分子量に直接関わる。しかしながら、指定で与えられた値は、混合物中に存在する全てのポリアルキレンイミンの数平均に関わる。和(x+2y+2)は、1つの個々のポリアルキレンイミン主鎖内に存在するアミノ基の総数に相当する。
アミノ窒素原子に接続するラジカルAは、1,2−エチレン、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン、1,2−イソブチレン、1,2−ペンタンジイル、1,2−ヘキサンジイル又はヘキサメチレンなどの、同一又は異なる、直鎖又は分枝鎖C〜C−アルキレンラジカルであり得る。好ましい分枝状アルキレンは、1,2−プロピレンである。好ましい直鎖アルキレンは、エチレン及びヘキサメチレンである。より好ましいアルキレンは、1,2−エチレンである。
ポリアルキレンイミン主鎖の第1級及び第2級アミノ基の水素原子は、式(V)のアルキレンオキシ単位により置換される。
Figure 2011513539
この式では、変数は好ましくは、以下に与えられる意味のうちの1つを有する。
は、各場合において、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン及び1,2−イソブチレンから選択され、好ましくはAは1,2−プロピレンである。Aは1,2−プロピレンであり、Rは、各場合において、水素及びC〜Cアルキル(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及びtert−ブチルなど)から選択され、好ましくはRは水素である。添え字mは、各場合において、0〜約2の値を有し、好ましくはmは0又はおよそ1であり、より好ましくはmは0である。添え字nは、約20〜約50の範囲、好ましくは約22〜約40の範囲、より好ましくは約24〜約30の範囲の平均値を有する。添え字pは、約10〜約50の範囲、好ましくは約11〜約40の範囲、より好ましくは約12〜約30の範囲の平均値を有する。
好ましくは、式(V)のアルキレンオキシ単位は、アルコキシレートブロックの非ランダム配列である。非ランダム配列により、[−A−O−]が1番目に付加され(すなわち、式(I)、(II)又は(III)の繰り返し単位の窒素原子に対する結合に最も近接している)、[−CH−CH−O−]が2番目に付加され、[−A−O−]が3番目に付加されることが意味される。この配向は、内側ポリエチレンオキシドブロックと外側ポリプロピレンオキシドブロックとを有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンを提供する。
式(V)のこれらのアルキレンオキシ単位のかなりの部分は、エチレンオキシ単位−[CH−CH−O)]−及びプロピレンオキシ単位−[CH−CH(CH)−O]−により形成される。アルキレンオキシ単位はまた追加的に、小さな比率のプロピレンオキシ又はブチレンオキシ単位−[A−O]−を有してもよく、すなわち、水素原子で飽和したポリアルキレンイミン主鎖は、存在するNH−部分1モル当たりで最大約2モル、特に約0.5〜約1.5モル、特に約0.8〜約1.2モルの、少量のプロピレンオキシド又はブチレンオキシドと最初に反応させてもよい、すなわち、初期にアルコキシル化させてもよい。
ポリアルキレンイミン主鎖のこの最初の修飾により、必要である場合には、アルコキシル化における反応混合物の粘性を低下させることができる。しかしながら、修飾は一般にアルコキシル化ポリアルキレンイミンの性能特性に影響せず、したがって、好ましい尺度を構成しない。
両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマーは、本発明の洗剤及び洗浄組成物中に、組成物の約0.05重量%〜約10重量%の範囲の濃度で存在する。本組成物の実施形態は、約0.1重量%〜約5重量%を含んでもよい。より具体的には、本実施形態は、約0.25〜約2.5%のグリース洗浄ポリマーを含んでもよい。
ランダムグラフコポリマー−ランダムグラフトコポリマーは、(i)不飽和C〜Cカルボン酸、エーテル、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、糖単位ユニット、アルコキシ単位、無水マレイン、飽和ポリアルコール(例えばグリセロールなど)、及びこれらの混合物からなる群から選択されるモノマーを含む親水性主鎖、並びに(ii)C〜C25アルキル基、ポリプロピレン、ポリブチレン、飽和C〜Cモノカルボン酸のビニルエステル、アクリル酸又はメタクリル酸のC〜Cアルキルエステル、及びこれらの混合物からなる群から選択される疎水性側鎖を含む。
このポリマーは好ましくは、次の一般式を有する:
Figure 2011513539
式中、X、Y及びZは、H又はC1〜6アルキルから独立に選択される末端保護単位であり、各Rはメチル及びエチルから独立に選択され;各RはH及びメチルから独立に選択され;各Rは独立にC1〜4アルキルであり、並びに各Rはピロリドン及びフェニル基から独立に選択される。ポリエチレンオキシド主鎖の重量平均分子量は典型的に、約1,000g/mol〜約18,000g/mol、又は約3,000g/mol〜約13,500g/mol、又は約4,000g/mol〜約9,000g/molである。m、n、o、p及びqの値は、ペンダント基が少なくとも50%、又は約50%〜約98%、又は約55%〜約95%、又は約60%〜90%のポリマーの重量を含むように選択される。本明細書で有用なポリマーは典型的に、約1,000〜約100,000g/mol、又は好ましくは約2,500g/mol〜約45,000g/mol、又は約7,500g/mol〜約33,800g/mol、又は約10,000g/mol〜約22,500g/molの重量平均分子量を有する。
好適なグラフトコポリマーについては、国際公開特許第WO07/138054号、同第WO06/108856号、及び同第WO06/113314号に詳しく記述されている。
予備アルカリ度−組成物は4.0を超える、好ましくは7.5を超える予備アルカリ度を有してよい。本明細書で使用するとき、「予備アルカリ度」という用語は、洗剤組成物の1%(重量/容量)溶液を塩酸によってpH7.5まで(すなわち、以下で定義する様な予備アルカリ度を計算するために)滴定することによって決定される、洗剤組成物(g/NaOH/100g洗剤組成物)の緩衝能の尺度である。
gNaOH/100g製品の%アルカリとしての予備アルカリ度(pH7.5まで)=(T×M×40×容積)/(10×重量×アリコート)
T=pH7.5までの滴定量(mL)
M=HClのモル濃度=0.2
40=NaOHの分子量
Vol=総容積(例:1000mL)
W=製品重量(10g)
アリコート=(100mL)
完全に配合された洗剤組成物の試料10gを小数点第二位まで正確に量り取る。試料は、ダストキャビネット内でパスカルサンプラー(Pascall sampler)を使用して取り分ける必要がある。10gの試料をプラスチック製ビーカーに加え、200mLの二酸化炭素フリーの脱イオン水を加える。攪拌用プレート上で磁性攪拌器を使用し、完全に溶解するまで少なくとも15分間150rpmで攪拌する。ビーカーの内容物を、1リットルのメスフラスコに移動し、脱イオン水で1リットルにする。十分に混同し、100mLピペットを使用して、100mL1mLのアリコートを直ちに取る。±0.01pH単位まで読み取り可能なpH計を使用して、攪拌しながら、温度を21℃±2℃に確保しつつ、試料のpH及び温度を測定及び記録する。撹拌しながら、pHの測定値が正確に7.5になるまで0.2M塩酸で滴定する。使用した塩酸のミリリットル数を記録する。同様に3回繰り返した平均滴定量を採用する。前述した計算を行い、pH7.5にするためのRAを計算する。
発明の洗剤組成物のRAは、7.5より大きく、好ましくは8より大きい。前記RAは、9より大きくてもよく、又は更に9.5より大きくても、又は10以上でもよい。前記RAは、20以下又はそれ以上であってもよい。
例えば、1つ以上のアルカリ金属ケイ酸塩類(結晶性層状ケイ酸塩を除く)、典型的に非晶質ケイ酸塩類、一般的に1.2〜2.2比のナトリウム塩、アルカリ金属(典型的には、炭酸ナトリウム、重炭酸塩及び/又はセスキ炭酸塩類)によって、適切な予備アルカリ度が提供されてもよい。STPP及び過ホウ酸塩類及び過炭酸塩などの過酸基塩類も、アルカリ性に寄与する。汚れの酸性度、特にリパーゼ酵素によって遊離された脂肪酸に対抗しつつ、アルカリ性pHを前記洗浄工程中に維持するためには、緩衝が必要である。
香料−組成物は香料を含んてよい。香料は、例えばデンプンなどによって封入してよい。香料は、尿素ホルムアルデヒド、又はメラミン−ホルムアルデヒド材料によって封入してよい。これらの香料封入は、香料マイクロカプセルの形態であってよい。
組成物は、カプセル封入された香料及びカプセル封入されない香料を含んでよく、カプセル封入された香料内に存在する一般構造式(RCC(O)OR(ここで、RはそれぞれH、アルキル、アリール、アルキルアリール、環状アルキルから独立して選択され、少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つのRがHである)を有する香料原料材料と、それと同じ一般構造式を有するカプセル封入されていない香料の重量比が3:1より大きく、好ましくは4:1より大きく、又は更に5:1より大きく、又は10:1、又は15:1又は更に20:1より大きくさえある。
上記の一般構造式を有する典型的な香料の原材料としては、ベンジルアセテート、ヘキシルアセテート、アリルカプロエート、ゲラニルブチラート、ゲラニルアセテートエチルブチラート、ネリルブチラート、シトロネリルアセテート、エチルl−2−メチルペンタノエート、イソプロピル2−メチルブチラート、及びアリルアミルグリコレートが挙げられる。上記の一般構造式を有する香料原材料としては、英国ケント、アッシュフォードのQuestが提供するマンザナート(商標);及び米国ニュージャージー州のInternational Flavors and Fragrancesが提供するベルテネックス(商標)、ヴェルドックス(商標)、バイオリッフ(商標)が挙げられる。
組成物は香料を含んでよく、香料は0超過350ダルトン以下の分子量を有する1つ以上の香料原材料の少なくとも10重量%を含み、少なくとも80重量%の前記1つ以上の香料原材料が少なくとも2.4のcLogPを有し、前記香料組成物が少なくとも2.4のcLogPを有する前記1つ以上の香料成分の5重量%を含む。
本明細書で開示する香料組成物は、臭気、特に脂肪酸臭、より具体的には短鎖脂肪酸臭(酪酸臭など)をマスキングするのに特に有用であり、当該香料組成物は特に洗剤粉末内で有用である。
発明の1つの態様では、前記香料が、0超過350ダルトン以下、約100ダルトン〜約350ダルトン、約130ダルトン〜270ダルトン、又は更に約140ダルトン〜約230ダルトンの分子量を有する、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、又は更に90%の1以上の香料原材料を含み、前記1以上の香料原材料の少なくとも80%、85%、90%又は更に95%が、少なくとも2.4、約2.75〜約8.0、又は更には約2.9〜約6.0のClogPを有し、前記香料が、少なくとも2.4、約2.7〜約8・0、又は更に約2.9〜約6.0の範囲内のClogPを有する、前記1以上の香料成分の少なくとも5%、15%、25%、35%、45%、55%、65%、75%、85%、又は更に95%含む。本発明の前記態様では、前記1以上の香料成分は、シッフ塩基、エーテル、フェノール、ケトン、アルコール、エステル、ラクトン、アルデヒド、ニトリル、天然油又はこれらの混合物からなる群から選択されてよい。
洗浄方法
本発明は、ある場所、とりわけ表面又は布帛を洗浄及び/又は処理する方法を含む。それらの方法は、本出願人の洗浄組成物の実施形態を、希釈していない形態で、又は洗浄溶液中で希釈して、表面又は布帛の少なくとも一部分に接触させ、その後、所望により、表面又は布帛をすすぐ工程を含む。表面又は布帛は前述のすすぎ工程の前に洗浄工程を経てもよい。本発明の目的上、洗浄には、擦ること及び機械的攪拌が挙げられるが、これらに限定されない。当業者に理解されるように、本発明の洗浄組成物は理想的には洗濯用途に用いるのに適している。それゆえに、本発明は布帛を洗濯するための方法を含む。この方法は、洗濯されるべき布帛を本出願の洗浄組成物の少なくとも1つの実施形態、洗浄添加剤又はこれらの混合物を含む洗浄洗濯溶液と接触させる工程を含む。布帛は、標準的な消費者の使用条件で洗濯され得る大抵の任意の布帛を含んでもよい。溶液のpHは約8〜約10.5であるのが好ましい。組成物は、溶液中に約100ppm〜、好ましくは500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用してよい。水温は典型的には、約5℃〜約90℃の範囲である。本発明は、低い水温、例えば30℃未満又は25℃若しくは20℃未満のような低い水温にて特に有益な場合がある。水対布帛の比率は典型的には、約1:1〜約30:1である。
本発明は更に以下の例によって説明されるが、これは本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
緩衝剤として用いる化学物質及び基質は、少なくとも試薬等級の市販製品であった。
例1−リパーゼ変異体の発現
脂肪分解酵素変異体をコード化する遺伝子を含むプラスミドを構築し、当該技術分野で標準的な方法を用いて好適な宿主細胞にトランスフォームする。
例2−リパーゼ変異体の生産
34℃の一定の媒質温度と1.2リットルの開始容量を用いて、フェッドバッチ発酵として発酵を行う。媒質の初期pHは6.5に設定する。pHが7.0まで上昇したら、10%のHPO4を加えることでこの値を維持する。媒質中の溶存酸素の濃度は、攪拌速度を変えるとともに、毎分1リットルの媒質当たり1.0リットルの空気という一定の通気速度を用いることによって制御する。フィードの追加速度は全てのフェッドバッチフェーズで一定のレベルに維持する。
バッチ媒質は炭素源としてマルトースシロップ、窒素源として尿素と酵母抽出物、及び微量金属と塩の混合物を含有する。フェッドバッチ局面中に連続的に添加させるフィード物は、炭素源としてのマルトースシロップを含んでおり、その一方で、窒素の十分な供給を確保する目的で、酵母エキスと尿素を添加する。
脂肪分解酵素の精製は、当該技術分野において既知の標準的方法、例えば、発酵上澄のろ過、及び欧州特許第EP0851813号の実施例3に記載のような、それに続く疎水性のクロマトグラフィー及び陰イオン交換によって行われてもよい。
例3−脂肪分解酵素変異体の洗剤内安定性
以下の脂肪分解酵素変異体の洗剤内安定性の試験が行われ、参照脂肪分解酵素配列番号2と比較された。
Figure 2011513539
脂肪分解酵素変異体及び参照は、グラムあたり0.065mgの酵素タンパク質の市販洗剤の濃度で投与された。
Figure 2011513539
洗剤及び脂肪分解酵素変異体又は参照酵素を含む試料は、トリ(ヒドロキシメチル)アミノメタン(トリ)緩衝剤にpH=7.7で溶解され、−18℃及び35℃で、それぞれ2週間及び4週間保管された。残留酵素活性は、35℃で培養された後のリパーゼ活性を−18℃で保管された試料のリパーゼ活性で割ることで計算した。安定性データを以下の表4に示す。6つの脂肪分解酵素変異体は、全て参照リパーゼと比較して改善された洗剤内安定性を示した。
リパーゼ活性は、製品バレレート及びpNpを生成するための基質p−ニトロフェニル−バレレート(pNp−Val)の加水分解を監視することよって測定した。検出波長は405nm、pHは7.7、及び温度は3.7℃。このpHでエステラーゼ活性を有するリパーゼは全て、この方法で分析することができる。
Figure 2011513539
Figure 2011513539
(実施例A)
顆粒洗濯洗剤の形状をしている漂白洗剤組成物は、次の配合によって例示されている。
Figure 2011513539
実施例Aの任意の組成物は、2500ppm、25℃、及び水:衣類の比25:1の代表的な中央条件で、水中に600〜10000ppmの濃度で洗濯布帛に用いる。
(実施例B)
顆粒洗濯洗剤の形状をしている漂白洗剤組成物は、次の配合によって例示されている。
Figure 2011513539
実施例Bの組成物のいずれかが、水中濃度10,000ppm、20〜90℃、及び水:布の割合5:1で布帛を洗濯するのに使用される。
(実施例C)
Figure 2011513539
引用数字は100g当たりの酵素量(mg)
米国特許第4,597,898号に記載
BASFからの商標名LUTENSIT(登録商標)及びPCT国際公開特許第01/05874号に記載されているものなどで入手可能
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (24)

  1. 親脂肪分解酵素の変異体を含む洗剤組成物であって、前記変異体が、
    (a)親脂肪分解酵素と比較した際、配列番号2のアミノ酸27、216、227、231、233及び256のいずれかに対応するアミノ酸残基の置換を含むアミノ酸配列を有し、
    (b)所望により、親脂肪分解酵素よりも洗剤内安定性が高い、洗剤組成物。
  2. 親脂肪分解酵素の前記変異体が、
    (a)アミノ酸残基231及び233を含み、かつ、親脂肪分解酵素と比較した際、配列番号2のアミノ酸27、216、227及び256のいずれかに対応する少なくとも1つのアミノ酸残基の置換を含むアミノ酸配列を有し、
    (b)所望により、親脂肪分解酵素よりも洗剤内安定性が高い、請求項1に記載の洗剤組成物。
  3. 親脂肪分解酵素の前記変異体が、位置231+233及び、
    (a)27と
    (b)216、又は
    (c)256と、のうちの1つのアミノ酸の変化を有し、
    所望により、前記変異体が更に227を含み、その位置が配列番号2に対応する、請求項1又は2に記載の洗剤組成物。
  4. 前記変異体が、配列番号2の27R、216P、227G、231R、233R又は256Kの1つにあるアミノ酸残基の置換を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  5. 前記変異体が、配列番号2のD27R、S216P、L227G、T231R、N233R又はP256Kの1つにあるアミノ酸残基の置換を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  6. 前記変異体が、
    T231R+N233R+P256K;
    L227G+T231R+N233R;
    L227G+T231R+N233R+P256K;
    D27R+T231R+N233R;
    D27R+L227G+T231R+N233R;及び
    S216P+T231R+N233Rからなる群から選択される置換を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  7. 前記親脂肪分解酵素が、配列番号2と、少なくとも50%、又は少なくとも60%、又は少なくとも70%、又は少なくとも75%、又は少なくとも80%、又は少なくとも85%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%、又は少なくとも96%、又は少なくとも97%、又は少なくとも98%、又は少なくとも99%、又は少なくとも100%同一である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  8. 前記親脂肪分解酵素が、サーモミセス・ラノギノサスDSM 4109によって生産されたリパーゼであり、配列番号2のアミノ酸配列を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗剤組成剤。
  9. 前記組成物が液状である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  10. 前記組成物が、
    (a)0重量%〜10重量%ゼオライトビルダーと、
    (b)0重量%〜10重量%リン酸ビルダーと、
    (c)所望により、0重量%〜5重量%ケイ酸塩と、を含み、
    前記組成物が、所望により7.5より大きい予備アルカリ度を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記組成物が、キサンテン染料光漂白剤、光開始剤及びこれらの混合物から選択される光漂白剤を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記組成物が布帛色調剤を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記布帛色調剤が、ダイレクトバイオレット9、ダイレクトバイオレット99、アシッドレッド52、アシッドブルー80及びこれらの混合物から選択される、請求項12に記載の組成物。
  14. 前記組成物が漂白触媒を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 前記組成物が、グリコシル加水分解酵素、プロテアーゼ、アミラーゼ、オキシダーゼ及びこれらの混合物から選択される酵素を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 前記組成物が、
    (a)両親媒性アルコキシル化グリース洗浄ポリマー;
    (b)
    (i)不飽和C〜C酸、エーテル、アルコール、アルデヒド、ケトン、エステル、糖単位ユニット、アルコキシ単位、無水マレイン酸、グリセロールなどの飽和ポリアルコール、及びこれらの混合物からなる群から選択されるモノマーを含む親水性主鎖と、
    (ii)C〜C25アルキル基、ポリプロピレン、ポリブチレン、飽和C〜Cモノカルボン酸のビニルエステル、アクリル酸又はメタクリル酸のC〜Cアルキルエステル、及びこれらの混合物からなる群から選択される疎水性側鎖と、
    を含むランダムグラフトコポリマー;
    (c)次の一般構造式:ビス((CO)(CO)n)(CH)−N−C2x−N−(CH)−ビス((CO)(CO)n)(式中、nは20〜30であり、xは3〜8である)を有する化合物又はこの硫酸化若しくはスルホン化変異体;並びに
    (d)これらの任意の混合物、から選択される化合物を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. 前記組成物が香料マイクロカプセルを含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物。
  18. 前記組成物が、カプセル封入香料及び非カプセル封入香料を含み、前記カプセル封入香料に存在する、一般構造式:RCC(O)OR(ここで、Rはそれぞれ、H、アルキル、アリール、アルキルアリール、環状アルキルから独立して選択され、少なくともRのいずれかの1つがHである)を有する香料原材料と、前記非カプセル封入香料に存在する、前記一般構造式をまた有する香料原材料の重量比が、3:1よりも大きい、請求項1〜17のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 前記カプセル封入香料が、メラミンホルムアルデヒド及び/又は尿素ホルムアルデヒドによってカプセル封入されている、請求項18に記載の組成物。
  20. 前記組成物が香料を含み、前記香料が、0より大きいが350ダルトン以下の分子量を有する1つ以上の香料原材料の少なくとも10重量%を含み、前記1つ以上の香料原材料の少なくとも80重量%が、少なくとも2.4のcLogPを有し、前記香料組成物が、少なくとも2.4のcLogPを有する前記1つ以上の香料成分の少なくとも5重量%を含む、請求項1〜19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 表面又は布帛の処理及び/又は洗浄方法であって、所望により前記表面又は布帛を洗う及び/又はすすぎ洗いする工程と、前記表面又は布帛を請求項1〜20のいずれか一項に記載の組成物と接触させる工程と、次いで所望により前記表面又は布帛を洗う及び/又はすすぎ洗いする工程と、を含む、方法。
  22. カルボン酸エステルの前記加水分解における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  23. エステルの前記加水分解、合成又はエステル交換における、請求項1〜20のいずれか一項に記載の組成物の使用。
  24. 洗剤内安定製剤の前記製造のための、請求項1〜20に記載の脂肪分解酵素変異体の使用。
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