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JP2011064762A - 転写装置及びその転写装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

転写装置及びその転写装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】中間転写ベルトと像担持体とが接触した接触状態から離間状態に切り換えて中間転写ベルトを駆動するときに、中間転写ベルトの主走査方向位置の制御不良や中間転写ベルトの弛み・スリップを防止できるとともに、中間転写ベルト等の交換時においては中間転写ベルト表面のキズの発生を防ぐことができる転写装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写ベルト10に所定の張力が付与され中間転写ベルト10と感光体ドラム40Y、M、C、Kとが接触した接触状態と、中間転写ベルト10に所定の張力が付与され感光体ドラム40Y、M、C、Kから中間転写ベルト10を離間させた第一離間状態と、感光体ドラム40Y、M、C、Kから中間転写ベルト10を第一離間状態よりも大きく離間させた第二離間状態とを取り得るように、感光体ドラム40Y、M、C、Kに対する中間転写ベルト10の位置を調整可能な位置調整手段を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体に形成された画像を中間転写ベルトに転写する転写装置及びその転写装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置では、一般に、像担持体上に形成された静電潜像を現像装置によってトナー画像とした後、被転写体に転写し、定着装置により定着する方法が採用されている。また、カラー複写機やカラープリンター等のカラー画像を形成可能な画像形成装置では、カラー現像装置によってブラック(Black)、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の各カラートナー画像を形成した後、中間転写ベルトに順次に中間転写して重ね合わせ、得られたカラートナー画像を被転写体の転写紙に転写し、定着手段で定着することによって、カラー画像が形成される。
上記従来のカラー画像を形成可能な画像形成装置の転写装置では、中間転写ベルトを張架する複数の支持ローラの取り付け誤差や支持ローラの支持部材が変形することにより支持ローラ間の平行度に誤差が生じ、中間転写ベルトがベルト幅方向に移動しながら走行する所謂蛇行が発生する場合がある。中間転写ベルトの蛇行が発生すると画像のゆがみやカラー画像の色ずれとなり画像品質が劣化する。従って画像形成装置の高画質化には中間転写ベルトの蛇行を防止する技術が重要である。
中間転写ベルトの蛇行を防止する従来技術としては、中間転写ベルトを張架する支持ローラのうち少なくとも1本を傾動可能に支持するステアリングローラとし、センサにより検出されるベルト端部の位置情報に基づいてステアリングローラを傾動させることで中間転写ベルトの蛇行を制御する蛇行制御方法が知られている(特許文献1参照)。このような蛇行制御方法においては、中間転写ベルト表面とステアリングローラとの接触抵抗により中間転写ベルトの主走査方向位置を制御するため、蛇行制御の安定性は両者の接触抵抗を決定する要因であるベルト張力に敏感である。
また、上記カラー画像を形成可能な画像形成装置の転写装置において、中間転写ベルト及び感光体の長寿命化のために、ブラックトナーのみを使用して画像を形成するモノクロ印刷モード時は、シアン、マゼンタ、イエロートナーを使用して画像を形成する感光体と中間転写ベルトとを離間させる技術が知られている。また、更なる長寿命化のために、画像形成動作終了時に全ての感光体と中間転写ベルトとを離間させる技術も知られている。画像形成終了時に感光体と中間転写ベルトとを離間させてからそれらの回転駆動を停止することで、感光体及び中間転写ベルトの回転駆動の停止動作中の線速差によるキズ・磨耗を防止することができると考えられる。
また、画像形成装置の大型化よる中間転写ベルトの長大化に伴い、中間転写ベルト表面に自動で潤滑剤を塗布するため、中間転写ベルトが全ての感光体から離間した状態で中間転写ベルトを駆動させ、ベルトクリーニング部が備えている潤滑剤を中間転写ベルト表面に塗布する潤滑剤塗布モードを備えている転写装置も知られている。また、中間転写ベルトのクリーニング性を向上させるため、中間転写ベルトが全ての感光体から離間した状態で中間転写ベルトを逆転駆動させる転写装置も知られている。これらの転写装置においては、中間転写ベルトと全ての感光体とが離間した状態で中間転写ベルトが駆動される。上記潤滑剤塗布は、初めて画像形成装置を使用するときや中間転写ベルト交換後に初めて装置を使用するときに主に行われる。従来は、メンテナンス担当者等が手作業で潤滑剤を塗っていたが、長大な中間転写ベルトや奥行きの長さの大きい中間転写ベルトの場合、手作業では困難であるため、潤滑剤の自動塗布機能が採用されるようになった。
上述のように感光体から中間転写ベルトを離間させるためには中間転写ベルトを張架するローラを移動させる必要がある。このとき中間転写ベルトの進行経路が変化し、ベルト張力が変動する。ベルト張力が変動すると次のような問題が発生するおそれがある。
例えば、中間転写ベルトの蛇行を防止するために上記ステアリングローラを備えた装置では、ベルト張力が変動すると中間転写ベルト表面とステアリングローラとの接触抵抗が変化するため、中間転写ベルトの主走査方向位置の制御に制御不良が生じるおそれがある。
また、モノクロ画像とカラー画像とが混在する画像情報が画像形成装置に入力された場合、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとが切り替わる際の中間転写ベルトの進行経路の変化によるベルト張力の変動により、ベルトの走行速度が乱されることで画像の歪みや色ずれが発生するおそれがある。
また、中間転写ベルトに潤滑剤を自動塗布するために中間転写ベルトと全ての感光体とが離間した状態で中間転写ベルトを駆動する装置では、ベルト張力が不足することで中間転写ベルトが撓み、中間転写ベルト表面と他部品との接触によるキズが発生するおそれがある。また、従来、全ての感光体から中間転写ベルトが離間した離間位置は1箇所だけであったため、例えば、潤滑剤を自動塗布するために全ての感光体から中間転写ベルトが離間した離間位置で中間転写ベルトや転写装置又は感光体を交換していた。しかし、この離間位置では中間転写ベルトと感光体との間隙が狭いので、交換に伴って中間転写ベルト表面が感光体や他部品に接触してキズが発生するおそれがあった。
特許文献2には、モノクロ印刷モード時とカラー印刷モード時とにおける中間転写ベルトの張力の変動を小さく抑えて張力の安定化を図るための転写ユニットを備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、表面にカラー画像が形成される複数の感光ドラムから、これらに対向して配設された複数の転写ローラを離間させる動作に連動させて転写ベルトの張力を調整するリンク部材が設けられている。このリンク部材が移動することによって、テンションローラを付勢するバネの長さがモノクロ印刷モード時とカラー印刷モード時とで大きく変化せず、中間転写ベルトの張力の変動を小さく抑えるように構成されている。
しかしながら、上記特許文献2に記載の画像形成装置には次のような問題がある。すなわち、この画像形成装置では、カラー感光ドラムに対するカラー転写ローラの接離動作によってバネで付勢されたテンションローラが移動し、このテンションローラの移動に連動してリンク部材も移動して中間転写ベルトの張力を調整している。そのため、接離駆動を行う駆動部品にかかる負荷が大きいという問題がある。
また、上記特許文献2に記載の画像形成装置は、ブラック転写ローラの位置が固定され移動しないため、ブラック感光ドラムから中間転写ベルトを離間させることはできない構成であり、全ての感光体ドラムから中間転写ベルトを離間させた状態で回転駆動して潤滑剤を自動塗布する場合について記載されていない。また、中間転写ベルトや転写装置又は像担持体を交換する場合などに生じるキズの防止についても何ら記載されていない。
本発明は以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、中間転写ベルトに所定の張力が付与されて中間転写ベルトが駆動される中間転写ベルトと像担持体とが接触した接触状態から、中間転写ベルトが駆動される像担持体から中間転写ベルトを離間させた離間状態に切り換えるときに、像担持体と中間転写ベルトとの接離駆動時の負荷の増大を抑制しつつ中間転写ベルトの張力変動を抑制して中間転写ベルトの主走査方向位置の制御不良や中間転写ベルトの弛み・スリップを防止することができるとともに、転写装置、中間転写ベルト又は像担持体の交換時においては中間転写ベルト表面のキズの発生を防ぐことができる転写装置及びその転写装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数のローラと、該複数のローラに掛け渡され回転駆動可能な中間転写ベルトと、該中間転写ベルトの表側に配設された少なくとも1つの像担持体に対向する位置で、該中間転写ベルトの裏側から、該中間転写ベルトに対向する少なくとも1つの転写部材と、を備えた転写装置であって、上記像担持体に対する上記中間転写ベルトの位置を調整する位置調整手段をさらに備え、該位置調整手段は、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該中間転写ベルトと該像担持体とが接触した接触状態と、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該像担持体から該中間転写ベルトを離間させた第一離間状態と、該像担持体から該中間転写ベルトを該第一離間状態よりも大きく離間させた第二離間状態との各状態を取り得るように、該像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の転写装置において、上記第一離間状態で、転写動作の待機又は上記中間転写ベルトへの潤滑剤の自動塗布が行われ、上記第二離間状態で、画像形成装置本体から当該転写装置、上記中間転写ベルト又は上記像担持体のいずれかが着脱されることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の転写装置において、上記複数のローラは、少なくとも2つの支持ローラと1つのバックアップローラとを含み、上記中間転写ベルト進行方向上流側または下流側から順に、該2つの支持ローラのうちの1つと、上記転写部材と、該1つのバックアップローラと、該2つの支持ローラのうちの他の1つと、が配置され、上記位置調整手段は、該転写部材と該1つのバックアップローラとを回動可能に支持する支持部材を備え、該支持部材を移動させることで該転写部材と該1つのバックアップローラとが連動して移動し、上記像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、複数のローラと、該複数のローラに掛け渡され回転駆動可能な中間転写ベルトと、該中間転写ベルトの表側に配設されたブラック画像を担持する1つのブラック像担持体に対向する位置で、該中間転写ベルトの裏側から該中間転写ベルトに対向する1つの転写部材と、該中間転写ベルトの表側に配設されたカラー画像を担持する複数のカラー像担持体に対向する位置で、該中間転写ベルトの裏側から該中間転写ベルトに対向する複数の転写部材と、を備えた転写装置であって、上記ブラック像担持体に対する上記中間転写ベルトの位置、及び上記複数のカラー像担持体に対する該中間転写ベルトの位置をそれぞれ調整する2つの位置調整手段をさらに備え、該2つの位置調整手段のうちの一方は、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該ブラック像担持体と該中間転写ベルトとが接触した接触状態と、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該ブラック像担持体から該中間転写ベルトを離間させた第一離間状態と、該ブラック像担持体から該中間転写ベルトを該第一離間状態よりも大きく離間させた第二離間状態との各状態を取り得るように、該ブラック像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の転写装置において、上記第一離間状態で、転写動作の待機又は上記中間転写ベルトへの潤滑剤の自動塗布が行われ、上記第二離間状態で、画像形成装置本体から当該転写装置、上記中間転写ベルト又は上記像担持体が着脱されることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5の転写装置において、上記複数のローラは、少なくとも2つの支持ローラと2つのバックアップローラとを含み、上記中間転写ベルト進行方向上流側または下流側から順に、該2つの支持ローラのうちの1つと、該2つのバックアップローラのうちの1つと、上記複数の転写部材と、上記1つの転写部材と、該2つのバックアップローラのうちの他の1つと、該2つの支持ローラのうちの他の1つと、が配置され、該2つのバックアップローラのうちの1つと該複数の転写部材とを支持する支持部材と、該1つの転写部材と該2つのバックアップローラのうちの他の1つとを支持する支持部材と、を備え、上記2つの位置調整手段のそれぞれが、該2つの支持部材をそれぞれ移動させることで、該2つのバックアップローラのうちの1つと該複数の転写部材とが連動して移動し、または、該1つの転写部材と該2つのバックアップローラのうちの他の1つとが連動して移動し、上記複数のカラー像担持体に対する該中間転写ベルトの位置、または、上記ブラック像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の転写装置において、上記ブラック像担持体と上記中間転写ベルト、及び、上記複数のカラー像担持体と該中間転写ベルトが、いずれも接触状態のときに、上記2つのバックアップローラと、上記1つの転写部材と上記複数の転写部材とが略同一平面上で上記中間転写ベルトに対向することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項3、6又は7の転写装置において、上記接触状態における上記中間転写ベルトの上記バックアップローラへの巻き付き量が、該中間転写ベルトの上記支持ローラへの巻き付き量よりも小さいことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項3、6又は7の転写装置において、上記支持部材は、上記中間転写ベルト幅方向と略平行に設けられた回転支点を有し、該回転支点は、上記転写部材を挟んで上記バックアップローラと反対側にあることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項3、6、7、8又は9の転写装置において、上記支持部材を移動可能に支持する第一カムと第二カムとを備え、上記接触状態では、該第一カムの上死点で該支持部材が支持され、上記第一離間状態では、該第二カムの上死点で該支持部材が支持され、上記第二離間状態では、該第一カムまたは該第二カムの下死点で該支持部材が支持されるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の転写装置において、上記第一カムを自動で駆動する自動駆動手段と、上記第二カムを手動で駆動する手動駆動手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項11の転写装置において、上記自動駆動手段は、モータあるいはソレノイドを用いて構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項3、6、7、8、9、10、11又は12の転写装置において、上記転写部材を挟んで上記バックアップローラとは反対側の位置に、上記支持部材に固定されて上記中間転写ベルトに当接する補助ローラをさらに備えたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、少なくとも1つの像担持体と、該像担持体上の潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像を現像して可視像化する少なくとも1つの現像手段と、該現像手段で可視像化された該像担持体上の画像を回転駆動された中間転写ベルト上に転写する転写装置と、を備えた画像形成装置であって、上記転写装置として、請求項1乃至13のいずれかの転写装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、中間転写ベルトに所定の張力が付与されて中間転写ベルトが駆動される中間転写ベルトと像担持体とが接触した接触状態と、中間転写ベルトに所定の張力が付与されて中間転写ベルトが駆動される像担持体から中間転写ベルトを離間させた第一離間状態とを取り得るように、像担持体に対する中間転写ベルトの位置を調整することができる。このように接触状態との間で切り換えることができる第一離間状態は、中間転写ベルトに所定の張力が付与された状態であるので、その切り換え時における中間転写ベルトのベルト張力の変動を小さく、中間転写ベルトの主走査方向位置の制御不良や、中間転写ベルトの弛み・スリップを防止することができる。また、上記接触状態と第一離間状態との間の切り換えに連動して中間転写ベルトの張力を調整するようなリンク部を設ける必要がないので、像担持体と中間転写ベルトとの接離駆動時の負荷の増大を抑制することができる。しかも、上記第一離間状態とは別に、像担持体から中間転写ベルトを第一離間状態よりも大きく離間させた第二離間状態を取り得るように、像担持体に対する中間転写ベルトの位置を調整することができる。この第一離間状態とは別の第二離間状態において、転写装置や中間転写ベルト又は像担持体を交換することができるため、像担持体や他の部品との接触による中間転写ベルト表面のキズの発生を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る転写装置を備えた画像形成装置の全体の一構成例を示す概略構成図である。 同転写装置の一構成例を示す模式的な構成図である。 同転写装置の接触状態から第一離間状態への移動動作を模式的に示す説明図である。 同転写装置の第一離間状態から第二離間状態への移動動作を模式的に示す説明図である。 同転写装置の接触・離間動作の手順の一例を示すフローチャートである。 他の実施形態に係る転写装置の位置調整手段を模式的に示す図であり、(a)は接触状態、(b)は第一離間状態、(c)は第二離間状態をそれぞれ示す。 さらに他の実施形態に係る転写装置の位置調整手段を模式的に示す図であり、(a)は接触状態、(b)は第一離間状態、(c)は第二離間状態をそれぞれ示す。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置(複写機)の概略構成図である。図1において、この画像形成装置は、複写機本体100と、この複写機本体100を載置する給紙テーブル200と、複写機本体100上に取り付けられたスキャナ300と、このスキャナ300上に取り付けられた原稿自動搬送装置(ADF)400とから主として構成されている。
複写機本体100には、潜像担持体としてイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーに対応した感光体ドラム40Y、40C、40M及び40Kが設けられている。各感光体ドラム40の周囲には帯電、現像、クリーニング等の電子写真プロセスを実行する各手段が配置され、これによって各画像形成ユニット18が形成されている。画像形成ユニット18は4つ並列されており、これによってタンデム型画像形成部20が形成されている。
なお、以下の説明において、上記感光体ドラムのように各色について用いる同種の部材や装置の符号には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックそれぞれに対応する添え字Y、M、C、Kを付す。また、複数の色に対応する部材や装置について符号を記載する場合、必要に応じて、感光体ドラム40Y、M、C、Kのように共通する番号部分を省略する。
各画像形成ユニット18の現像装置61においては、それぞれ上記4種のトナーを含んだ現像剤が用いられる。現像装置61は、現像剤担持体が現像剤を担持、搬送して、感光体ドラム40との対向位置において交互電界が印加されて感光体ドラム40上の潜像を現像する。交互電界を印加することで現像剤を活性化させ、トナーの帯電量分布をより狭くすることができ、現像性を向上させることができる。現像装置61を感光体ドラム40と共に一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在に形成してプロセスカートリッジとすることができる。このプロセスカートリッジは、この他に帯電手段、クリーニング手段を含んだものとすることもできる。
図1において、タンデム型画像形成部20の上部には、画像情報に基づいて感光体ドラム40をレーザ光又はLED光により露光して潜像を形成する露光装置21が設けられている。また、タンデム型画像形成部20の感光体ドラム40と対向する下方位置には、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト10が配置されている。中間転写ベルト10は複数の支持ローラ14A、14B、15及び16によって支持されている。中間転写ベルト10を介して感光体ドラム40と相対する隣接位置には、感光体ドラム40上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト10に転写する1次転写装置62が配置されている。中間転写ベルト10には、その表面に残留するトナーを取り除くためにクリーニング装置17が設けられている。クリーニング装置17は、例えばファーブラシ又はウレタンゴムで形成されたクリーニングブレードを中間転写ベルト10に当接させて、中間転写ベルト10に付着している2次転写残トナーを掻き取る。
中間転写ベルト10の下方には、中間転写ベルト10表面に重ね合わせて形成されたトナー像を、給紙テーブル200の給紙トレイ44から搬送されてくる転写紙に一括転写する2次転写装置が配置されている。2次転写装置は、後述する図2に示したように、転写部材としての2次転写ローラ23と、この2次転写ローラ23を中間転写ベルト10に接離可能に支持する支持部材としての図示しない支持プレートとから主として構成されている。この支持プレートは図示省略した支持軸を中心として回転可能に構成されており、これによって中間転写ベルト10と2次転写ローラ23とが接離可能になっている。2次転写装置は2次転写ローラ23を中間転写ベルト10を介してバックアップローラを兼ねる支持ローラ16に押し当て、中間転写ベルト10上のトナー像を図示省略した転写紙に転写する。2次転写装置に隣接するように定着装置25が設けられており、定着装置25は転写紙上の画像を定着する。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26と、この定着ベルト26に押し当てられる加圧ローラ27とから主として構成されている。2次転写装置及び定着装置25の下方には、転写紙を反転する反転装置が配置されている。反転装置は、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転させる。
上記構成の画像形成装置は、次のように動作する。
先ず、図1において、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットするか、又は原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じる。この状態で、図示省略した起動スイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動した後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは直ちにスキャナ300が駆動し、第一走行体33および第二走行体34を走行させる。そして、第一走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光を受け、これを第二走行体34に向けて反射し、第二走行体34のミラーで反射光を更に反射して結像レンズ35を通して読み取りセンサ36に入射させ、読み取りセンサ36で原稿内容を読み取る。
また、装置の起動スイッチを押すことによって、図示省略した駆動モータを駆動させて支持ローラ14A、15、16の1つを回転駆動し、他の2つの支持ローラを従動回転させ、これによって中間転写ベルト10を回動させる。支持ローラ14Bは、図2に示すように、支持ローラ14A、15、16とともに中間転写ベルト10に掛け渡されており、ベルトの表側に位置し、ベルト表側からベルトへ張力を与えている。そして、中間転写ベルト10の回転駆動と同時に、各画像形成ユニット18において、帯電器によって感光体ドラム40を一様に帯電し、次いでスキャナ300の読取り内容に応じて露光装置21からレーザやLED等による書込み光Lを照射して帯電した各感光体ドラム40上に静電潜像を形成する。静電潜像が形成された感光体ドラム40に現像装置61からトナーを供給し、静電潜像を可視像化し、各感光体ドラム40上にそれぞれブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。単色画像を順次1次転写装置62によって中間転写ベルト10上に重なるように1次転写し、中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。画像転写後の感光体ドラム40の表面は、感光体クリーニング装置によって残留トナーを除去し、除電装置で除電して再度の画像形成に備える。
起動スイッチを押すことにより、また給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つが選択されて回転し、ペーパーバンク43に多段に設けられた給紙カセット44の1つから転写紙(シート)を繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に挿入し、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて停止させる。一方、シートが手差される場合は、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に挿入し、同様にレジストローラ49に突き当てて停止させる。次に、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置との間にシートを送り込み、2次転写装置で転写してシート上にカラー画像を転写する。
2次転写ローラ23を通過した未定着トナー像を担持したシートを、搬送方向下流側の定着装置25へ搬送し、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を永久画像として定着する。画像定着後のシートは、切換爪55で切り換えて排出ローラ56によって排出し、排紙トレイ57上にスタックするか、又は切換爪55で切り換えてシート反転装置に導入し、ここで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録し、その後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。このとき、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーをクリーニング装置17で除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
次に、本実施形態の特徴部分である中間転写装置の構成について詳述する。
図2は、図1の画像形成装置における中間転写装置の拡大図である。モノクロ画像を作像する感光体ドラム40K上のトナー像を中間転写ベルト10上へ転写する転写部材としての転写ローラ62Kと、カラー画像を作像する複数の感光体ドラム40Y、M、C上のトナー像を中間転写ベルト10上へ転写する複数の転写部材としての転写ローラ62Y、M、Cとを備えている。また、転写ローラ62Kと感光体ドラム40Kとの接触・離間状態を制御する位置調整手段K70と、転写ローラ62Y、M、Cと感光体ドラム40Y、M、Cとの接触・離間状態を制御する位置調整手段YMC71と、を備えている。
なお、以下の説明において、ブラック用の感光体ドラム40Kに対する転写ローラ62Kの位置を調整する位置調整手段及びそれに関連する部材の名称の末尾には、位置調整手段Kのように添え字「K」を付し、カラー用の感光体ドラム40Y、M、Cに対する転写ローラ62Y、M、Cの位置を調整する位置調整手段及びそれに関連する部材の名称の末尾には、位置調整手段YMCのように添え字「YMC」を付し、互いに区別できるようにしている。
上記位置調整手段K70は、支持部材K81と、第一カムK72と、第二カムK74とで構成されている。支持部材K81は、平板状もしくは矩形のフレーム形状であって、転写ローラ62Kと下流側バックアップローラ75とを固定して回動可能に支持している。支持部材K81は、転写ローラ62Kよりベルト進行方向上流側の位置でベルト内側に在る回転支点82を中心に回動可能である。中間転写ベルト10に対して位置固定された2つの支持ローラ14A、15の間に転写ローラ62Kと下流側バックアップローラ75を配置した構成なので、支持部材K81によって転写ローラ62Kと下流側バックアップローラ75との位置調整を容易に行うことができる。本実施形態では、支持部材K81が回転支点82を中心として回動することで転写ローラ62Kと下流側バックアップローラ75とが連動して移動し、感光体ドラム40Kに対する中間転写ベルト10の位置を調整可能である。下流側バックアップローラ75は、転写ローラ62Kよりも中間転写ベルト10の進行方向に対して下流側に備えられており、1次転写部におけるニップ量を各色で同一とするためのローラである。
また、図2に示すように、第一カムK72と第二カムK74とは、支持部材K81よりも図中の下方に設けられている。図2に示す状態は、第一カムK72が上死点で支持部材K81を支持しており、中間転写ベルト10を感光体ドラム40Kに接触させる接触状態を示している。第一カムK72と第二カムK74とを回転することによって、支持部材K81が回転支点82を中心として回動し、これに連動して転写ローラ62Kと下流側バックアップローラ75とを移動させることができる。そして、第一カムK72と第二カムK74との回転停止位置をそれぞれ制御することによって、2段階の回動動作(接触状態から第一離間状態、第一離間状態から第二離間状態の2動作)を行うことができる。第一段階の回動動作によって、感光体ドラム40Kから中間転写ベルト10を離間させて第一離間状態とする動作を行い、さらに第二段階の回動動作によって第二離間状態として、下流側バックアップローラ75の巻きつき量を減少させてベルト張力を低下させる動作を、順次行うことが可能である。なお、第一カムK72と第二カムK74とは、互いに横に並べて配設するが、上下方向において第二カムK74を第一カムK72よりも下側であって、第一カムK72の下死点の位置よりも第二カムK74の上死点の位置が上になるように配設する。このように配設することにより、支持部材K81は、接触状態では第一カムK72の上死点で、第一離間状態では第二カムK74の上死点で、第二離間状態では第一カムK72または第二カムK74の下死点で、それぞれ支持される。
なお、以下の説明において、上記接触状態、第一離間状態及び第二離間状態それぞれにおける中間転写ベルトや転写ローラ等の位置を、「接触位置」、「第一離間位置」及び「第二離間位置」という。
図3は、転写ローラ62を移動させることによって中間転写ベルト10が感光体ドラム40から離間した第一離間状態を示す中間転写装置の拡大図である。モノクロ画像を作像する感光体ドラム40Kに対向する位置に配設された転写ローラ62Kについて説明する。転写ローラ62Kを図2に示す接触位置から図3に示す第一離間位置に遷移させるためには、図示しないモータ又はソレノイド等の駆動手段の駆動力により上死点の位置にある第一カムK72を180度回転させて下死点の位置で停止させる。すると、第一カムK72の回転に伴って、ベルト張力及び自重により支持部材K81は回転支点82を中心として転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75とともに図中時計回り方向に回動する。そして、支持部材K81は、第一カムK72が下死点に到達する前に、第二カムK74の上死点に当接して位置決めされる。
図4は、転写ローラ62をさらに移動させて中間転写ベルト10を感光体ドラム40から図3に示す第一離間状態よりも更に離すように離間させた第二離間状態を示す中間転写装置の拡大図である。モノクロ画像を作像する感光体ドラム40Kに対向する位置に配設された転写ローラ62Kについて説明する。転写ローラ62Kを図3に示す第一離間位置から図4に示す第二離間位置に遷移させるためには、図示しないレバーを手動で操作することにより、第二カムK74を180度回転させて下死点の位置で停止させる。第二カムK74の回転に伴って、ベルト張力及び自重により支持部材K81は回転支点82を中心として転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75とともに図中時計回り方向にさらに回動する。そして、支持部材K81は、第一カムK72の下死点の位置で位置決めされる。この第二離間位置では、第一離間位置よりも中間転写ベルト10が感光体ドラム40から離間した位置となる。なお、支持部材K81を第二離間位置で支持するのは、第一カムK72の下死点に限らず、第二カムK74の下死点であってもよい。
このように第一カムK72を回動することで、支持部材K81に支持された転写ローラ62Kが移動し、接触位置と第一離間位置との位置制御が可能であり、第二カムK74を回動することで、第一離間位置と第二離間位置との位置制御が可能である。また、下流側バックアップローラ75も支持部材K81に伴って移動し、接触位置、第一離間位置及び第二離間位置に位置制御される。
また、上記位置調整手段YMC71は、図2に示すように、支持部材YMC83と第一カムYMC76と第二カムYMC77とで構成されている。支持部材YMC83は、平板状もしくは矩形のフレーム形状であって、転写ローラ62Y、M、Cと上流側バックアップローラ78とを固定して回転可能に支持している。支持部材YMC83は、転写ローラ62Yよりベルト進行方向下流側の位置でベルト内側に在る回転支点84を中心に回動可能である。中間転写ベルト10に対して位置固定された2つの支持ローラ14A、15の間に転写ローラ62Y、M、Cと上流側バックアップローラ78を配置した構成なので、支持部材YMC83によって転写ローラ62Y、M、Cと上流側バックアップローラ78との位置調整を容易に行うことができる。本実施形態では、支持部材YMC83が回転支点YMC84を中心として回動することで転写ローラ62Y、M、Cと上流側バックアップローラ78とが連動して移動し、感光体ドラム40Y、M、Cに対する中間転写ベルト10の位置を調整可能である。上流側バックアップローラ78は、転写ローラ62Cよりも中間転写ベルト10の進行方向に対して上流側に備えられており、1次転写部におけるニップ量を各色で同一とするためのローラである。
また、第一カムYMC76と第二カムYMC77とは、支持部材YMC83よりも図中の下方に設けられている。図2に示す状態は、第一カムYMC76が上死点で支持部材YMC83を支持しており、中間転写ベルト10を感光体ドラム40Y、M、Cに接触させる接触状態を示している。第一カムYMC76と第二カムYMC77とを回転することによって、支持部材YMC83が回転支点YMC84を中心として回動し、これに連動して転写ローラ62Y、M、Cと上流側バックアップローラ78とを移動させることができる。そして、第一カムYMC76と第二カムYMC77との回転停止位置をそれぞれ制御することによって、2段階の回動動作(接触状態から第一離間状態、第一離間状態から第二離間状態の2動作)を行うことができる。第一段階の回動動作によって、感光体ドラム40Y、M、Cから中間転写ベルト10を離間させる動作を行い、さらに第二段階の回動動作によって上流側バックアップローラ78の巻きつき量を減少させてベルト張力を低下させる動作を、順次行うことが可能である。なお、第一カムYMC76と第二カムYMC77とは、互いに横に並べて配設するが、上下方向において第二カムYMC77を第一カムYMC76よりも下側であって、第一カムYMC76の下死点の位置よりも第二カムYMC77の上死点の位置が上になるように配設する。このように配設することにより、支持部材YMC83は、接触状態では第一カムYMC76の上死点で、第一離間状態では第二カムYMC77の上死点で、第二離間状態では第一カムYMC76または第二カムYMC77の下死点で、それぞれ支持される。
転写ローラ62Y、M、Cを図2に示す接触位置から図3に示す第一離間位置に遷移させるためには、図示しないモータ又はソレノイド等の駆動手段の駆動力により上死点の位置にある第一カムYMC76を180度回転させて下死点の位置で停止させる。すると、第一カムYMC76の回転に伴って、ベルト張力及び自重により支持部材YMC83は回転支点YMC84を中心として転写ローラ62Y、M、C及び上流側バックアップローラ78とともに図中反時計回り方向に回動する。そして、支持部材YMC83は、第一カムYMC76が下死点に到達する前に、第二カムYMC77の上死点に当接して位置決めされる。
また、転写ローラ62Y、M、Cを図3に示す第一離間位置から図4に示す第二離間位置に遷移させるためには、図示しないレバーを手動で操作することにより、第二カムYMC77を180度回転させて下死点の位置で停止させる。第二カムYMC77の回転に伴って、ベルト張力及び自重により支持部材YMC83は回転支点YMC84を中心として転写ローラ62Y、M、C及び上流側バックアップローラ78とともに図中反時計回り方向にさらに回動する。そして、支持部材YMC83は、第一カムYMC76の下死点の位置で位置決めされる。この第二離間位置では、第一離間位置よりも中間転写ベルト10が感光体ドラム40Y、M、Cから離間した位置となる。なお、支持部材YMC83を第二離間位置で支持するのは、第一カムYMC76の下死点に限らず、第二カムYMC77の下死点であってもよい。
このように第一カムYMC76を回動することで、支持部材YMC83に支持された転写ローラ62Y、M、Cが移動し、接触位置と第一離間位置との位置制御が可能であり、第二カムYMC77を回動することで、第一離間位置と第二離間位置との位置制御が可能である。また、上流側バックアップローラ78も支持部材YMC83に伴って移動し、接触位置、第一離間位置及び第二離間位置それぞれに位置制御される。
また、本実施形態では、接触状態で、2つのバックアップローラ75、78と、ブラック用転写ローラ62K及び複数のカラー用転写ローラ62C、M、Yとが略同一平面上で中間転写ベルト10に当接している。2つのバックアップローラ75、78があることで、全ての感光体ドラム40Y、M、C、K及び転写ローラ62Y、M、C、Kを使用して印刷を行うとき(フルカラー印刷時)の各転写ニップ量を同一にすることができる。特に、図2に示すように、上流側バックアップローラ78は、感光体ドラム40Cの上流側で中間転写ベルト10が支持ローラ15側に傾斜することを防ぎ、下流側バックアップローラ75は、感光体ドラム40Kの下流側で中間転写ベルト10が支持ローラ14A側に傾斜することを防いでいる。
また、本実施形態では、回転支点K82及び回転支点YMC84が、ブラック用転写ローラ62Kとカラー用転写ローラ62Y、M、Cとの間にある構成なので、ブラック画像形成部分(感光体ドラム40K、転写ローラ62K)またはカラー画像形成部分(感光体ドラム40Y、M、C、転写ローラ62Y、M、C)のいずれか一方を離間状態とすることも容易である。
次に、本実施形態の特徴部分である中間転写装置の動作について詳述する。
図5は、動作の手順を示すフローチャートである。まず、複写機本体100は、第一カムK72及び第一カムYMC76を下死点に回動し、第一離間位置に原点復帰させ、待機する(ステップS1)。画像形成装置に画像形成装置にカラー画像印刷情報が入力されると(ステップS2)、位置調整手段K70を構成する駆動手段の駆動力により第一カムK72が回動し、転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75は接触位置に位置決めされる。また、位置調整手段YMC71を構成する駆動手段の駆動力により第一カムYMC76が回動し、複数の転写ローラ62Y、M、C、及び上流側バックアップローラ78は接触位置に位置決めされる(ステップS3、S4)。この接触位置にてカラー画像の作像処理が行われる(ステップS5)。連続印刷のときは引き続きカラー画像の作像を行い(ステップS6でYes)、カラー画像の形成が終了すると(ステップS6でNo)、中間転写ベルト10と複数の感光体ドラム40Y、M、C、Kの回動を停止させる前に、位置調整手段K70を構成する駆動手段の駆動力により第一カムK72が回動し、転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75は第一離間位置に位置決めされる(ステップS8)。また、同時に位置調整手段YMC71を構成する駆動手段の駆動力により第一カムYMC76が回動し、複数の転写ローラ62Y、M、C及び上流側バックアップローラ78は第一離間位置に位置決めされる(ステップS8)。そして、次の画像印刷情報の入力まで待機(ステップS9でYes)、もしくは終了となる(ステップS9でNo)。
一方、画像形成装置にモノクロ画像印刷情報が入力されると(ステップS10でYes)、位置調整手段K70を構成する駆動手段の駆動力により第一カムK72が回動し、転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75は接触位置に位置決めされる(ステップS11、S12)。このとき位置調整手段YMC71は動作せず、複数の転写ローラ62Y、M、C及び上流側バックアップローラ78は、第一離間位置に位置制御された状態でモノクロ画像の作像は行われる。
接触位置でモノクロ画像の作像が行われる(ステップS13)。連続印刷のときは引き続きモノクロ画像の作像を行い(ステップS14でYes)、モノクロ画像の作像が終了すると(ステップS14でNo)、位置調整手段K70を構成する駆動手段の駆動力により第一カムK72が回動し、転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75は第一離間位置に位置決めされる(ステップS15、S8)。
また、中間転写ベルト10の表面にクリーニング装置17(図1参照)が備えている潤滑剤を自動で塗布するために潤滑剤塗布モードが選択されると(ステップS16でYes)、位置調整手段K70及び位置調整手段YMC71は、転写ローラ62Y、M、C、Kを第一離間位置に位置制御させた状態で、中間転写ベルト10の駆動が行われ、ベルト表面に潤滑剤が塗布されるる(ステップS17)。
第一離間位置は、中間転写装置あるいは感光体装置の着脱性に関係なく、転写ローラ62Y、M、C、Kと感光体ドラム40Y、M、C、Kとが接近する位置に設定しており、中間転写ベルト10と感光体ドラムY、M、C、Kとの接触・離間動作中に発生する中間転写ベルト10の走行経路の変動が小さい。これにより、ベルト張力の変動を抑制することが可能であり、中間転写ベルト10に所定の張力が付与され、中間転写ベルト10の蛇行制御を安定させ、また、モノクロ画像とカラー画像が混在する画像情報が画像形成装置に入力された場合、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードとが切り替わる際の中間転写ベルトの進行経路の変化によるベルト張力の変動により、ベルトの走行速度が乱されることによる画像の歪みや色ずれを防止することが可能である。また、中間転写ベルト駆動中のベルトの弛みやスリップを防止することが可能である。
なお、1つの印刷動作の終了後に次の印刷を待つまでの間(待機状態)に第一離間状態とするとよい。これにより、感光体ドラム40Y、M、C、Kと中間転写ベルト10とが接触することによる部材の磨耗や劣化を防止することが可能である。なお、第一離間状態では接触状態と比べてベルト張力の変動は小さい。そのため、次の印刷動作の実行時に張力を大きく増加させる必要もなく、張力変動により転写装置への負荷がかかることも防止できる。
画像形成装置を構成する感光体ドラム40Y、M、C、K、転写ローラ62Y、M、C、K及び中間転写ベルト10といった部品を交換する際には、画像形成装置より中間転写装置、あるいは感光体装置を着脱する必要がある(ステップS18でYes)。この際、上記位置調整手段K70を構成する図示しないレバーを手動操作することで、第二カムK74が回動し、転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75は第一離間位置から第二離間位置に位置決めされる(ステップS19、S20)。また、上記位置調整手段YMC71に設けられた図示しないレバーを手動操作することで、第二カムYMC77が回動し、複数の転写ローラ62Y、M、C、及び上流側バックアップローラ78は第一離間位置から第二離間位置に位置決めされる(ステップS19、S20)。この第二離間位置で、中間転写ベルト10等の着脱を行う(ステップS21)。
第二離間位置はベルト張力が変動することにより中間転写ベルト10の蛇行制御が不安定になることに関係なく、中間転写ベルト10と複数の感光体ドラム40Y、M、C、Kとが大きく離間するように設定されているため、中間転写装置と感光体装置との着脱性が非常に良好である。そして、着脱後には、図示しないレバーを手動操作し、第二カムK74と第二カムYMC77とを回動させて、複数の転写ローラ62Y、M、C、Kと2つのバックアップローラ75、78とを第一離間位置に復帰させる(ステップS22、S8)。
以上のように、本実施形態の転写装置によれば、転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75を接触位置、第一離間位置及び第二離間位置のそれぞれに位置制御する位置調整手段K70と、複数の転写ローラ62Y、M、C及び上流側バックアップローラ78を接触位置、第一離間位置及び第二離間位置のそれぞれに位置制御する位置調整手段YMC71とを備えている。
上記転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75は位置調整手段K70を構成する駆動手段の駆動力により接触位置と第一離間位置とへ位置制御される。また前記転写ローラ62K及び下流側バックアップローラ75は位置調整手段K70を構成するレバーを手動操作することで第二離間位置へ位置制御される。
また、上記複数の転写ローラ62Y、M、C及び上流側バックアップローラ78は位置調整手段YMC71を構成する駆動手段の駆動力により接触位置と第一離間位置とへ位置制御される。また、前記複数の転写ローラ62Y、M、C及び上流側バックアップローラ78は位置調整手段YMC71を構成するレバーを手動操作することで第二離間位置へ位置制御される。
なお、接触状態及び第一離間状態となるのは印刷時及び印刷待機時なので、画像形成装置の通常の使用形態(画像形成装置の電源オンの状態で印刷と待機動作を何度も繰り返すケース)を考えれば、駆動手段により自動で位置調節するのが好ましい。これに対して、第二離間状態にするのは転写装置や感光体ドラムの着脱時であり、主に転写ベルトや感光体ドラムの交換などの装置のメンテナンス時などを想定している。第二離間状態への位置調節動作は、接触状態と第一離間状態との間の位置調整動作に比べてきわめて頻度が低いため、装置の製造コストなどを考慮して駆動手段は設けず、手動で調節するのが好ましい。
第一離間位置は中間転写装置、あるいは感光体装置の着脱性に関係なく転写ローラ62と感光体ドラム40とが接近する位置に設定しており、中間転写ベルト10と感光体ドラム40Y、M、C、Kとの接触・離間動作中に発生する中間転写ベルト10の走行経路の変動が小さいため、ベルト張力の変動を抑制することが可能であり、中間転写ベルト10に所定の張力が付与される。
このため、中間転写ベルト10の主走査方向位置制御に狂いが生じることや、中間転写ベルト10駆動中のベルトの弛みやスリップを防止することが可能である。
また、第二離間位置はベルト張力が変動することにより中間転写ベルト10の蛇行制御が不安定になることに関係なく、中間転写ベルト10と複数の感光体ドラム40Y、M、C、Kとが大きく離間するように設定されているため、中間転写装置(特に、中間転写ベルト10、支持ローラ14A、14B、15、16)と感光体装置の着脱性が非常に良好である。
本実施形態に係る構成では、接触状態と第一離間状態とで、転写ローラ62Y、M、C、K及び下流側バックアップローラ75、上流側バックアップローラ78の移動距離が小さく設定されている。下流側バックアップローラ75、上流側バックアップローラ78は、支持ローラ14A、15と比較して中間転写ベルト10への巻きつき量が小さく、ベルト張力により受ける力も小さい。そのため、接離を行う駆動部品(第一カムK72、第一カムYMC76)にかかる負荷が小さい。また、接触状態と第一離間状態とでベルト張力の変動を小さく設定することができる。
また、第一離間状態と第二離間状態とで、転写ローラ62Y、M、C、K及び下流側バックアップローラ75、上流側バックアップローラ78が移動する距離が大きく設定されている。第二離間状態は、ベルト張力を確保する必要は無く、感光体ドラム40と中間転写ベルト10との距離を大きく離間させる位置に設定されており、感光体ドラム40と中間転写ベルト10との着脱性に優れる。なお、図4に示すように、本実施形態に係る構成では第二離間状態でバックアップローラ75、78へのベルト巻きつき量を減少させることにより、中間転写ベルト10の張力を大きく低下させている。したがって、中間転写ベルト10、転写ローラ62、支持ローラ14A、14B、15、16、バックアップローラ75、78等を含む、中間転写転写装置を感光体ドラム40Y、M、C、Kから離した後、さらに各ローラから中間転写ベルト10を取り外す動作も容易におこなうことができる。
また、本実施形態では、中間転写ベルト10は、ベルト表側から支持する支持ローラ14Bを離したのちに各ローラと着脱可能な構成である。第二離間状態で中間転写ベルト10のベルト張力は大きく低下しているので、手動または自動により支持ローラ14Bを離すのは容易である。支持ローラ14Bを離した後、緩んだ状態の中間転写ベルト10を他のローラから離せば中間転写ベルト10の取り外しが完了する。ベルトの取り付けは取り外しと逆の手順で行えばよい。
図6は、本発明の他の実施形態に係る転写装置の離間状態を模式的に示す図であり、(a)は接触状態、(b)は第一離間状態、(c)は第二離間状態をそれぞれ示す。この実施形態は、転写ローラ62Kよりも中間転写ベルト10の進行方向上流側の位置に補助ローラ91を有する点が、上記図1〜4に示す実施形態と異なる。補助ローラ91は回転支点82と転写ローラ62Kとの間で回転支点82寄りの位置に、支持部材K81によって回動可能に支持されている。図6(a)に示す接触状態では、補助ローラ91と転写ローラ62Kとが、中間転写ベルト10に巻きつくことなく当接している。これに対して、図6(b)及び(c)に示す各離間状態では、補助ローラ91が中間転写ベルト10に巻きついている。
これらの状態では補助ローラ91が回転支点82のすぐ上方で中間転写ベルト10を支持するので、回転支点82と中間転写体ベルト10とが接触することは無い。このように補助ローラ91を設けることによって、回転支点82と各ローラとの配置の自由度が増す。また、転写ローラ62Kが補助ローラ91と下流側バックアップローラ75との間に位置し、かつ、これらが図6(a)〜(c)に示すように、一直線上に並んだ位置関係を保持しつつ連動して移動するため、転写ローラ62Kが中間転写ベルト10に巻きつくことが無い。転写精度に影響する転写ローラ62Kに対してベルト巻きつきによる負荷がかかることが無いため、転写ローラ62Kの支持軸の歪みや変形を防ぐことができる。
ここで、図6(a)〜(c)を参照して感光体ドラム40Kと転写ローラ62Kとの離間距離の設定例を示す。回転支点82から下流側バックアップローラ75までの距離を例えば200mm、回転支点82から転写ローラ62Kまでの距離を例えば130mmとし、図6(a)に示すように接触状態を設定する。この接触状態から第一カムK72を180度回動させて支持部材K81と第一カムK72との接触位置を略鉛直下方に移動させ、支持部材K81を第二カムK74の上死点に当接させる。この状態が図6(b)に示すように、第一離間状態である。このときの感光体ドラム40Kと転写ローラ62Kとの離間距離D1は、例えば4mmである。
さらに第一離間状態から第二カムK74を180度回動させて支持部材K81と第二カムK74との接触位置を略鉛直下方に移動させ、支持部材K81を第一カムK72の下死点に当接させる。この状態が図6(c)に示すように、第一離間状態よりも離間量が大きな第二離間状態である。このときの感光体ドラム40Kと転写ローラ62Kとの離間距離D2は、例えば17mmである。
中間転写ベルト10への下流側バックアップローラ75の巻きつき量及び中間転写ベルト10のベルト張力は、接触状態で最も大きく、次いで、第一離間状態、第二離間状態の順に大きい。第一離間状態では離間距離D1が例えば4mmと小さく設定されており、接触状態と比べたときの下流側バックアップローラ75の巻きつき量やベルト張力の差は小さい。これに対して第二離間状態では離間距離D2が例えば17mmと大きく設定されており、下流側バックアップローラ75のベルトへの巻きつき量は小さくなり、ベルト張力も小さくなる。
なお、本実施形態では、ブラックの1次転写部の支持部材K81に補助ローラ91を設けた構成について説明したが、さらにカラー側の1次転写部の支持部材YMC83に補助ローラを設けてもよい。
図7は、本発明の更に他の実施形態に係る転写装置の位置調整手段を模式的に示す図であり、(a)は接触状態、(b)は第一離間状態、(c)は第二離間状態をそれぞれ示す。この実施形態は、支持部材K92は1つの回転支点を中心に回動する構成ではなく、支持部材K92全体が中間転写ベルト10から離れるように移動可能な構成である点が、上記図1〜4に示す実施形態と異なる。支持部材K92は、転写ローラ62Kと下流側バックアップローラ75とを回動可能に支持しつつ、図示しないリニアガイドにより鉛直上下方向に移動可能に配設されている。支持部材K92の下方には、2つの第一カムK72が互いに鉛直方向の位置が水平となるように配設されている。同様に2つの第二カムK74が互いに鉛直方向の位置が水平となるように配設されている。2つの第二カムK74は2つの第一カムK72よりも下側であって、第二カムK74の上死点位置が第一カムK72の下死点位置よりも上側になるように配設されている。
そして、支持部材K92の下方に設けられた2つの第一カムK72及び2つの第二カムK74を回動させて、接触状態のベルトと平行状態を保って支持部材K92を移動させ、図7(a)に示す接触状態から、図7(b)及び(c)に示すような第一離間状態及び第二離間状態にさせる。このような構成でも感光体ドラム40Kと中間転写ベルト10との離間量を上記実施形態と同じように調整することが可能である。
また、この他の実施形態では、ブラックの1次転写部の支持部材K92を平行状態を保って上下方向に移動させる構成について説明したが、さらにカラー側の1次転写部の支持部材をこのように構成してもよい。
また、以上説明した各実施形態のほか、本発明の特許請求の範囲に示した内容で様々な構成とすることが可能である。
例えば、感光体ドラム40Kについては接触状態、第一離間状態及び第二離間状態に調整可能とし、感光体ドラム40C、M、Y(カラー感光体)については接触状態及び第一離間状態にのみ調整可能とした構成にしてもよい。
また、感光体ドラム40C、M、Y、Kの4つが同一平面に並ぶタンデム構成に対して、本発明の位置調整手段を設けずに、感光体ドラム40Kのみを有するモノクロ画像形成装置に対して同様の位置調整手段を設けてもよい。
また、複数の感光体ドラム40C、M、Y、Kをそれぞれ支持するバックアップローラを独立して設けて、4つの感光体ドラムがそれぞれ独立して離間するよう構成してもよい。
また、上述の実施形態では2つのカムを順次回動させることによって3つの状態に変化させたが、これに限らず、位置調整手段として単一の部材を使用して、単一の部材により3つの状態に変化させる構成としてもよい。
また、第一カム、第二カムは手動、自動のどちらで回動させてもよく、例えば第一カム及び第二カムを共に自動で回動させてもよい。
また、第二離間状態でベルト張力を全く有しない状態として中間転写ベルトをそのまま着脱可能としてもよい。あるいは、第二離間状態ではベルト張力を有する状態として、さらに支持ローラ等を移動させることによりベルト張力をさらに低下させた後、中間転写ベルトを着脱可能としてもよい。
また、上述の他の実施形態では、支持部材K92が鉛直方向に移動可能な構成であるが、移動方向はこれに限らず、たとえば図7(a)に示す接触状態から右下方向または左下方向に支持部材K92を移動可能な構成としてもよい。
以上、本実施形態によれば、複写機本体100にモノクロ画像あるいはカラー画像の印刷情報が入力され、作像が開始すると、上記モノクロ画像転写手段の位置調整手段を構成するモータあるいはソレノイドの駆動力により上記第一カムK72が回動することで、転写ローラ62Kは接触位置へ移動して位置決めされ、接触状態になる。印刷情報による作像が終了すると、上記モノクロ画像転写手段の位置調整手段を構成するモータあるいはソレノイドの駆動力により上記第一カムK72が回動することで、転写ローラ62Kは第一離間位置へ移動して位置決めされ、第一離間状態になる。また、複写機本体100より中間転写装置あるいは感光体装置を着脱する際は、上記位置調整手段を構成するレバーあるいはボタンの手動操作により上記第二カムK74を回動することで、転写ローラ62Kを第一離間位置から第二離間位置へ移動して位置決めされ、第二離間状態になる。
また、上記モノクロ画像転写手段の位置調整手段は、複数の1次転写部のニップ条件を一定にするためにモノクロ画像を中間転写ベルト10上へ転写する転写ローラ62Kよりも中間転写ベルト進行方向下流側に配置された下流側バックアップローラ75の位置も同時に位置制御可能である構成としてもよい。
このとき下流側バックアップローラ75は上記モノクロ画像転写手段の位置調整手段により、中間転写ベルト10が複数の感光体ドラム40Y、M、C、Kの配列方向と水平に接触するように支持する接触位置と、中間転写ベルト10と感光体ドラム40Kとが離間する第一離間位置と、中間転写ベルト10と感光体ドラム40Kとが前記第一離間位置よりも大きく離間する第二離間位置に位置制御される。
また、第一離間位置は、中間転写装置や感光体装置の着脱性に関係なく中間転写ベルト10と感光体ドラム40Kとを接近させた位置に設定できるため、作像時及び作像終了後の待機時を通じてのベルト張力の変動量を小さくすることができる。中間転写ベルト10や中間転写装置の着脱性は第二離間位置で実現すればよい。第一離間位置では着脱性は考えずに位置を設定可能である。このため、中間転写ベルト10の主走査方向位置制御に狂いが生じることや、中間転写ベルト駆動中のベルトの弛み・スリップを防止することが可能である。
また、第二離間位置は、中間転写ベルト10を回転駆動しないので、ベルト張力が大きく変動して、中間転写ベルト10の蛇行制御が不安定になることに関係なく中間転写ベルト10と感光体ドラム40Kとを大きく離間させる位置に設定できる。このため、中間転写ベルト10と感光体ドラム40Kとが接触することにキズや、ベルトが引っかかることで破損することを防止することが可能であり、装置の着脱性の点で有利である。このようにベルト張力の保持は第一離間位置で実現すればよく、第二離間位置ではベルト張力を考慮せず、十分離間させた位置を設定可能である。
上述の理由から、第一離間位置と接触位置との差は小さく設定できるので、転写ローラ62Kと下流側バックアップローラ75が移動する距離も小さく設定できる。また、下流側バックアップローラ75の巻きつき量をテンションローラよりも小さくすれば、下流側バックアップローラ75の移動によるベルト張力の変動を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、上記中間転写装置が備える位置調整手段は、複数の転写ローラ62Y、M、Cと複数の感光体ドラム40Y、M、Cとが接触する接触位置と、複数の転写ローラ62Y、M、Cと複数の感光体ドラム40Y、M、Cとが離間する第一離間位置と、複数の転写ローラ62Y、M、Cと複数の感光体ドラム40Y、M、Cとが前記第一離間位置よりも大きく離間する第二離間位置を位置制御可能である。
また、上記位置調整手段は、複数の1次転写部のニップ条件を一定にするためにカラー画像を中間転写ベルト10上へ転写する複数の転写ローラ62Y、M、Cの内で中間転写ベルト進行方向再上流側に配置された転写ローラ62Cよりも上流側に配置された上流側バックアップローラ78の位置も同時に位置制御可能である構成としてもよい。
このとき上記上流側バックアップローラ78は上記位置調整手段により、中間転写ベルト10が複数の感光体ドラム40Y、M、Cの配列方向と水平に接触するように中間転写ベルト10を支持する接触位置と、中間転写ベルト10と複数の感光体ドラム40Y、M、Cとが離間するように中間転写ベルト10を支持する第一離間位置と、中間転写ベルト10と複数の感光体ドラム40Y、M、Cとが前記第一離間位置よりも大きく離間するように中間転写ベルト10を支持する第二離間位置に位置制御される。
複写機本体100にカラー画像印刷情報が入力され、作像が開始すると、上記位置調整手段を構成するモータあるいはソレノイドの駆動力により、複数の転写ローラ62Y、M、Cは接触位置へ移動し位置決めされる。印刷情報による作像が終了すると、上記位置調整手段を構成するモータあるいはソレノイドの駆動力により、転写ローラ62Y、M、Cは第一離間位置へ移動し位置決めされる。複写機本体100にモノクロ画像印刷情報が入力された場合は、転写ローラ62Kは第一離間位置に位置決めされたままの状態で作像が行われる。また、複写機本体100より中間転写装置あるいは感光体装置を着脱する際は、上記位置調整手段を構成するレバーあるいは、ボタンを手動操作することで、転写ローラ62Y、M、Cを第一離間位置から第二離間位置へ移動させ位置決めすることができる。
このとき第一離間位置は中間転写装置や感光体装置の着脱性に関係なく中間転写ベルト10と感光体ドラム40Y、M、Cとを接近させた位置に設定できるため、作像時及び作像終了後の待機時を通じてのベルト張力の変動量を小さくすることができる。
このため、中間転写ベルト100の主走査方向位置制御に狂いが生じることや、中間転写ベルト駆動中のベルトの弛み・スリップを防止することが可能である。
また、第二離間位置は、中間転写ベルト10を回転駆動しないので、ベルト張力が大きく変動して、中間転写ベルト10の蛇行制御が不安定になることに関係なく中間転写ベルト10と感光体ドラム40Y、M、Cとを大きく離間させる位置に設定できる。このため、中間転写ベルト10と感光体ドラム40Y、M、Cとが接触することにキズや、ベルトが引っかかることで破損することを防止することが可能であり、装置の着脱性の点で有利である。このようにベルト張力の保持は第一離間位置で実現すればよく、第二離間位置ではベルト張力を考慮せず、十分離間させた位置を設定可能である。
上述の理由から、第一離間位置と接触位置との差は小さく設定できるので、転写ローラ62Y、M、Cと上流側バックアップローラ78が移動する距離も小さく設定できる。また、上流側バックアップローラ78の巻きつき量をテンションローラよりも小さくすれば、上流側バックアップローラ78の移動によるベルト張力の変動を小さくすることができる。
10 中間転写ベルト
14A、14B 支持ローラ
15 支持ローラ
16 支持ローラ
17 クリーニング装置
20 タンデム型画像形成部
21 露光装置
23 2次転写ローラ
40 感光体ドラム
61 現像装置
62 転写ローラ
70 位置調整手段K
71 位置調整手段YMC
72 第一カムK
73 第二カムK
75 下流側バックアップローラ
76 第一カムYMC
77 第二カムYMC
78 上流側バックアップローラ
81 支持部材K
82 回転支点K
83 支持部材YMC
84 回転支点YMC
91 補助ローラ
100 複写機本体
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
特開2007−178938号公報 特開2008−233196号公報

Claims (14)

  1. 複数のローラと、
    該複数のローラに掛け渡され回転駆動可能な中間転写ベルトと、
    該中間転写ベルトの表側に配設された少なくとも1つの像担持体に対向する位置で、該中間転写ベルトの裏側から、該中間転写ベルトに対向する少なくとも1つの転写部材と、を備えた転写装置であって、
    上記像担持体に対する上記中間転写ベルトの位置を調整する位置調整手段をさらに備え、
    該位置調整手段は、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該中間転写ベルトと該像担持体とが接触した接触状態と、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該像担持体から該中間転写ベルトを離間させた第一離間状態と、該像担持体から該中間転写ベルトを該第一離間状態よりも大きく離間させた第二離間状態との各状態を取り得るように、該像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1の転写装置において、
    上記第一離間状態で、転写動作の待機又は上記中間転写ベルトへの潤滑剤の自動塗布が行われ、
    上記第二離間状態で、画像形成装置本体から当該転写装置、上記中間転写ベルト又は上記像担持体のいずれかが着脱されることを特徴とする転写装置。
  3. 請求項1又は2の転写装置において、
    上記複数のローラは、少なくとも2つの支持ローラと1つのバックアップローラとを含み、
    上記中間転写ベルト進行方向上流側または下流側から順に、該2つの支持ローラのうちの1つと、上記転写部材と、該1つのバックアップローラと、該2つの支持ローラのうちの他の1つと、が配置され、
    上記位置調整手段は、
    該転写部材と該1つのバックアップローラとを回動可能に支持する支持部材を備え、
    該支持部材を移動させることで該転写部材と該1つのバックアップローラとが連動して移動し、上記像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とする転写装置。
  4. 複数のローラと、
    該複数のローラに掛け渡され回転駆動可能な中間転写ベルトと、
    該中間転写ベルトの表側に配設されたブラック画像を担持する1つのブラック像担持体に対向する位置で、該中間転写ベルトの裏側から該中間転写ベルトに対向する1つの転写部材と、
    該中間転写ベルトの表側に配設されたカラー画像を担持する複数のカラー像担持体に対向する位置で、該中間転写ベルトの裏側から該中間転写ベルトに対向する複数の転写部材と、を備えた転写装置であって、
    上記ブラック像担持体に対する上記中間転写ベルトの位置、及び上記複数のカラー像担持体に対する該中間転写ベルトの位置をそれぞれ調整する2つの位置調整手段をさらに備え、
    該2つの位置調整手段のうちの一方は、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該ブラック像担持体と該中間転写ベルトとが接触した接触状態と、該中間転写ベルトに所定の張力が付与され該ブラック像担持体から該中間転写ベルトを離間させた第一離間状態と、該ブラック像担持体から該中間転写ベルトを該第一離間状態よりも大きく離間させた第二離間状態との各状態を取り得るように、該ブラック像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とする転写装置。
  5. 請求項4の転写装置において、
    上記第一離間状態で、転写動作の待機又は上記中間転写ベルトへの潤滑剤の自動塗布が行われ、
    上記第二離間状態で、画像形成装置本体から当該転写装置、上記中間転写ベルト又は上記像担持体が着脱されることを特徴とする転写装置。
  6. 請求項4又は5の転写装置において、
    上記複数のローラは、少なくとも2つの支持ローラと2つのバックアップローラとを含み、
    上記中間転写ベルト進行方向上流側または下流側から順に、該2つの支持ローラのうちの1つと、該2つのバックアップローラのうちの1つと、上記複数の転写部材と、上記1つの転写部材と、該2つのバックアップローラのうちの他の1つと、該2つの支持ローラのうちの他の1つと、が配置され、
    該2つのバックアップローラのうちの1つと該複数の転写部材とを支持する支持部材と、該1つの転写部材と該2つのバックアップローラのうちの他の1つとを支持する支持部材と、を備え、
    上記2つの位置調整手段のそれぞれが、該2つの支持部材をそれぞれ移動させることで、該2つのバックアップローラのうちの1つと該複数の転写部材とが連動して移動し、または、該1つの転写部材と該2つのバックアップローラのうちの他の1つとが連動して移動し、上記複数のカラー像担持体に対する該中間転写ベルトの位置、または、上記ブラック像担持体に対する該中間転写ベルトの位置を調整可能であることを特徴とする転写装置。
  7. 請求項6の転写装置において、
    上記ブラック像担持体と上記中間転写ベルト、及び、上記複数のカラー像担持体と該中間転写ベルトが、いずれも接触状態のときに、上記2つのバックアップローラと、上記1つの転写部材と上記複数の転写部材とが略同一平面上で上記中間転写ベルトに対向することを特徴とする転写装置。
  8. 請求項3、6又は7の転写装置において、
    上記接触状態における上記中間転写ベルトの上記バックアップローラへの巻き付き量が、該中間転写ベルトの上記支持ローラへの巻き付き量よりも小さいことを特徴とする転写装置。
  9. 請求項3、6又は7の転写装置において、
    上記支持部材は、上記中間転写ベルト幅方向と略平行に設けられた回転支点を有し、
    該回転支点は、上記転写部材を挟んで上記バックアップローラと反対側にあることを特徴とする転写装置。
  10. 請求項3、6、7、8又は9の転写装置において、
    上記支持部材を移動可能に支持する第一カムと第二カムとを備え、
    上記接触状態では、該第一カムの上死点で該支持部材が支持され、
    上記第一離間状態では、該第二カムの上死点で該支持部材が支持され、
    上記第二離間状態では、該第一カムまたは該第二カムの下死点で該支持部材が支持されるように構成したことを特徴とする転写装置。
  11. 請求項10の転写装置において、
    上記第一カムを自動で駆動する自動駆動手段と、
    上記第二カムを手動で駆動する手動駆動手段と、を備えたことを特徴とする転写装置。
  12. 請求項11の転写装置において、
    上記自動駆動手段は、モータあるいはソレノイドを用いて構成されていることを特徴とする転写装置。
  13. 請求項3、6、7、8、9、10、11又は12の転写装置において、
    上記転写部材を挟んで上記バックアップローラとは反対側の位置に、上記支持部材に固定されて上記中間転写ベルトに当接する補助ローラをさらに備えたことを特徴とする転写装置。
  14. 少なくとも1つの像担持体と、該像担持体上の潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像を現像して可視像化する少なくとも1つの現像手段と、該現像手段で可視像化された該像担持体上の画像を回転駆動された中間転写ベルト上に転写する転写装置と、を備えた画像形成装置であって、
    上記転写装置として、請求項1乃至13のいずれかの転写装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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