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JP2007238457A - 洗浄料組成物をポンプ容器に充填してなる洗浄料 - Google Patents

洗浄料組成物をポンプ容器に充填してなる洗浄料 Download PDF

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Abstract

【課題】 脂肪酸石鹸を洗浄料成分として含有する、洗浄料組成物をポンプで吐出する洗浄料に於いて、前記洗浄料組成物が口部に固化し、吐出性を阻害するのを防ぐ手段を提供する。
【解決手段】 ポンプ容器に洗浄料組成物を充填してなる洗浄料に分岐脂肪酸及び/又はその塩を含有させる。前記分岐脂肪酸は、イソステアリン酸が好ましく、更に、洗浄料組成物にピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有することが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、化粧料に関し、更に詳細には、洗浄料組成物をポンプ容器に充填してなる洗浄料に好適な化粧料に関する。
人体に於いて、付着した異物を洗浄によって除去することは重要なことであり、前記異物が病原微生物であった場合には、洗浄行為は重要な感染予防処置となるし、スギ花粉のようなアレルゲンであった場合には、アレルギー反応の惹起の重要な予防処置となり、何れの場合においても洗浄行為は疾病から人体を守る有用な手段であると言える。この様な洗浄行為を担う洗浄用の化粧料(洗浄料)としては、脂肪酸ナトリウム石鹸やアシルグルタミン酸ナトリウムを固化した固形洗浄料、脂肪酸石鹸の水溶液、アルキル硫酸塩の水溶液、両性界面活性剤の水溶液などを主洗浄成分とした液体洗浄料、脂肪酸カリウム石鹸を水や多価アルコールとともにクリーム状に製剤化したクリーム状洗浄料などが存する。洗浄料の洗浄成分の界面活性剤は皮膚残存すると刺激を発現する場合が存することから、この様な洗浄料においては、洗浄成分が皮膚に残存しないような使用態様が望まれている。この意味に於いて、固形石鹸やクリーム状の洗浄料を使用する場合にも、泡立てネットなどの小道具などを利用して、泡立ててこの泡を用いて洗浄するのが常道となっている。この様な状況から、洗浄剤の製剤としては、液状洗浄料が最も洗浄後に、皮膚に洗浄料が残りにくく好ましい。しかしながら、液体洗浄料には、洗浄料組成物の取り出しが困難であるという欠点が存するため、これを補完する方法としてポンプ容器に充填し、使用量が簡便に吐出されるような形態での使用が主流になってきているが、この様な形態においては、洗浄料組成物の口部への固化と、それによるポンプ機能の障害という新たな問題が生じている(例えば、特許文献1を参照)。この問題は、口部に網目を配し、この網目により空気と洗浄料組成物を混合し、泡沫を形成させながら吐出する、「ポンプフォーマー容器」を用いた場合には特に重大であり、泡沫形成のための口部の網目構造に洗浄料組成物の固化物が詰まると、フォーマー機能が全く損なわれてしまう。この為、脂肪酸石鹸は洗浄性に優れるにもかかわらず、口部の固化物が発生しやすい欠点を有しているが故にポンプフォーマー用の洗浄料組成物への配合はされにくい状況にあった。
一方、イソステアリン酸を洗浄料以外の化粧料に含有させる技術は既に知られているが(例えば、特許文献2を参照)、イソステアリン酸等の分岐脂肪酸及び/又はその塩を洗浄料に含有させる技術は全く知られておらず、イソステアリン酸等の分岐脂肪酸及び/又はその塩を配合することにより口部の洗浄料組成物の固化が抑制できることも全く知られていなかった。
又、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を毛髪化粧料や油性クレンジング料に含有させる技術は知られているが(例えば、特許文献3、特許文献4、特許文献5を参照)洗浄料に含有させることは全く知られていないし、かかる成分を洗浄料に含有させることにより、前記イソステアリン酸等の分岐脂肪酸及び/又はその塩の口部の洗浄料組成物の固化抑制作用を更に高めることができることも全く知られていない。
特開2002−47172号公報 特開2002−53442号公報 特開2001−89332号公報 特開平11−35421号公報 特開2005−255667号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、脂肪酸石鹸を洗浄料成分として含有する、洗浄料組成物をポンプで吐出する洗浄料に於いて、前記洗浄料組成物が口部に固化し、吐出性を阻害するのを防ぐ手段を提供すること課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、脂肪酸石鹸を洗浄料成分として含有する、洗浄料組成物をポンプで吐出する洗浄料に於いて、前記洗浄料組成物が口部に固化し、吐出性を阻害するのを防ぐ手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、イソステアリン酸などの分岐脂肪酸及び/又はその塩を含有させることにより、この様な口部の固化を防げることを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示すとおりである。
(1)ポンプ容器に洗浄料組成物を充填してなる洗浄料であって、使用時にポンプより洗浄料組成物を吐出させて使用する態様であり、且つ、前記洗浄料組成物に分岐脂肪酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする、皮膚洗浄料。
(2)前記分岐脂肪酸は、イソステアリン酸である、(1)に記載の皮膚洗浄料。
(3)更に、洗浄料組成物にピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚洗浄料。
(4)洗浄成分として、脂肪酸のアルカリ金属塩を8〜16質量%含有することを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚洗浄料。
(5)前記脂肪酸のアルカリ金属塩として、カリウム塩とナトリウム塩とを15:1〜5:1の当量比で含有することを特徴とする、(4)に記載の皮膚洗浄料。
(6)洗浄料組成物の吐出の形態が泡沫であることを特徴とする,(1)〜(5)何れか1項に記載の皮膚洗浄料。
本発明によれば、脂肪酸石鹸を洗浄料成分として含有する、洗浄料組成物をポンプで吐出する洗浄料に於いて、前記洗浄料組成物が口部に固化し、吐出性を阻害するのを防ぐ手段を提供することができる。
(1)本発明の洗浄料の必須成分である分岐脂肪酸
本発明の洗浄料は、ポンプ容器に洗浄料組成物を充填してなる洗浄料であって、使用時にポンプより洗浄料組成物を吐出させて使用する態様であり、且つ、前記洗浄料組成物に分岐脂肪酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする。前記分岐脂肪酸としては、炭素数12〜26のものが好ましく、より好ましくは、炭素数14〜22がより好ましい。具体例を例示すれば、例えば、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、オクチルドデカン酸等が好ましく例示できる。かかる成分の塩としては、洗浄料組成物で使用されるものであれば、特段の限定無く使用でき、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギン酸塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。本発明の洗浄料の洗浄料組成物において、かかる成分は唯一種を含有することもできるし、二種以上を組み合わせて含有することもできる。かかる成分は、本発明の洗浄料の洗浄料組成物において、吐出し、吐出口に付着し、使用後に残存した洗浄料組成物中の水分が揮散し固化し、口部の吐出口を閉塞するのを抑制する作用を有する。この様な作用を奏するためには、前記分岐脂肪酸及びその塩を、分岐脂肪酸に換算して、総量で洗浄料組成物全量に対して、下限値として、0.1質量%、より好ましくは0.2質量%、上限値として5質量%、より好ましくは1質量%含有することが好ましい。又、かかる分岐脂肪酸含有量に換算した、分岐脂肪酸及びその塩の含有量は、分岐脂肪酸に分類されない脂肪酸及びその塩の含有量を脂肪酸の含有量に換算した値に対して、1〜10質量%であることが好ましい。これは、絶対的総量と脂肪酸総量に対する相対的総量において、少なすぎると口部に閉塞が起こり、吐出が阻害される場合が存し、多すぎても効果は頭打ちになり、製剤安定性を損なったり、泡沫形成性を損なう場合が存するためである。
(2)本発明の洗浄料の好ましい成分であるピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
本発明の洗浄料は、ポンプ容器に洗浄料組成物を充填してなる洗浄料であって、使用時にポンプより洗浄料組成物を吐出させて使用する態様であり、且つ、好ましい態様に於いて、ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有する。前記ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は既に化粧料用の原料として市販されており、本発明の洗浄料の洗浄料組成物においては、この様な市販品を購入して使用することができる。この様な市販品としては、例えば、日本エマルション株式会社製の「ピロテルCPI−40」が好ましく例示できる。かかる成分は、本発明の洗浄料の洗浄料組成物において、前記分岐脂肪酸及び/又はその塩の吐出口閉塞抑制効果を更に高める作用を有する。即ち、一旦使用し、その後長時間不使用の後、再び使用した場合、前記ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有している場合には、含有していない場合に比して有意に容易に吐出させることができる。即ち、前記分岐脂肪酸及び/又はその塩の効果を高めることができる。この様な効果を奏するためには、前記ピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、洗浄料組成物全量に対して、下限値で、0.01質量%含有することが好ましく、より好ましくは0.05質量%含有することが好ましく、上限値で、5質量%が好ましく、1質量%がより好ましい。
(3)本発明の洗浄料の洗浄料組成物
本発明の洗浄料の洗浄料組成物は、前記必須成分及び好ましい形態に於いて、前記好ましい成分を含有することを特徴とする。本発明の洗浄料組成物は、ポンプ機構によって吐出されることを条件としており、この様な条件からその粘度はB型粘度計4号ローター(60rpm)を用いた測定に於いて、粘度が1000mPa・s以下であることが好ましい。これ以上の粘度であると吐出しにくいことが存するためである。
本発明の洗浄料においては、脂肪酸のアルカリ金属塩を洗浄成分として含有することが好ましい。これは、脂肪酸のアルカリ金属石鹸に洗浄性が優れるが、口部に吐出残物の固化物を生じやすい特性が存し、本発明の効果が該口部の吐出残物の固化物による、口部閉塞を抑制することであるため、ポンプアップ容器形態の洗浄料に於いて、脂肪酸アルカリ金属石鹸の洗浄効果を最大に利用できるためである。前記脂肪酸のアルカリ金属石鹸を構成する脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、ヒドロキシステアリン酸などが好ましく例示でき、アルカリ金属としては、ナトリウム或いはカリウムが特に好ましく例示できる。勿論、動植物油を水酸化カリウムや水酸化ナトリウムで鹸化して、該鹸化物を配合する形態で含有させることもできる。特に好ましい形態としては、ヒドロキシステアリン酸、ミリスチン酸及びラウリン酸を組み合わせて、ナトリウムとカリウムの混合塩とした形態である。かかる脂肪酸の質量比としては、ミリスチン酸とラウリン酸の質量比が、1:3〜1:1が好ましく、ミリスチン酸の質量とラウリン酸の質量を加した質量とヒドロキシステアリン酸の質量との質量比が15:1〜9:1であることが好ましい。又、かかる脂肪酸のアルカリ金属塩の総量としては、10〜20質量%が好ましく、12〜18質量%がより好ましい。
前記の成分以外に、本発明の洗浄料の洗浄料組成物においては、本発明の効果を損なわない限度に於いて、通常洗浄料で使用される任意成分を含有することができる。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。本発明の洗浄料の洗浄料組成物はこれらの成分を常法に従って処理することにより、製造することができる。
本発明の洗浄料は、前記洗浄料組成物をポンプ容器に充填してなることを特徴とする。ポンプ容器は通常流布されているものであれば特段の限定なく適用することができる。ポンプ容器としては、吐出口の最小のものが直径1mmφ以下のものであれば、本発明の効果は顕著であり、好ましい。特に吐出口に複数の細口が集合的に配され、一定量の洗浄剤組成物を一定量の空気と混合して発泡させ、泡状態として吐出する構造のポンプフォーマーを装備したポンプフォーマー容器に充填してなることが好ましい。この様なフォーマー構造としては、特公昭52−16567号公報、実開平7−22956号公報、特開平9−193953号公報、2000−128215号公報などの特許文献に詳細が記載されている。本発明の洗浄料の洗浄料組成物は、この様な構造の吐出口を洗浄料組成物の固化体などで閉塞し、吐出を阻害しない。
以下に、実施例をあげて、本発明について、更に詳細に説明を加えるが、本発明が、かかる実施例にのみ、限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、本発明の洗浄料用の洗浄組成物を製造した。即ち、イ、ロの成分を80℃に加熱し、攪拌下イにロを徐々に加え、均一にし、攪拌冷却し、洗浄料組成物1を得た。このものの粘度は450mPa・sであった。同様に操作して、イソステアリン酸を水に置換した比較例1(400mPa・s)、ステアリン酸に置換した比較例2(450mPa・s)も製造した。
Figure 2007238457
<試験例1>
洗浄料組成物1を吐出口の口径が2.5mmのポンプを装着した容器に充填し、本発明の洗浄料1とした。同様に、同型の容器に比較例1を充填し、比較例3とし、比較例2を充填し、比較例4とした。洗浄料1、比較例3及び比較例4を40℃に保存し、保存後1日に、ポンプの押しボタンの上部に150gのおもりを置き、洗浄料組成物が吐出するのを確認した後、30日間40℃で保存し、再度150gのおもりを乗せて洗浄料組成物の吐出を観察した。結果は洗浄料1のみが吐出を観察し、比較例3及び比較例4は固化物で吐出口が閉塞され吐出されなかった。
<試験例2>
洗浄料組成物1をポンプフォーマーを装着した容器に充填し、本発明の洗浄料2とした。同様に、同型の容器に比較例1を充填し、比較例5とし、比較例2を充填し、比較例6とした。洗浄料2、比較例5及び比較例6を各2個40℃に保存し、保存後1日に、ポンプの押しボタンの上部に150gのおもりを置き、洗浄料組成物が吐出するのを確認した後、1個は1週間の保存後、残る1個は3週間の保存後再度吐出試験を行った。吐出試験では、吐出の可否と、泡形成の可否(吐出形状)とを観察した。結果を表2に示す。これより、本発明の洗浄料は泡沫吐出維持性に優れることがわかる。
Figure 2007238457
実施例1と同様に洗浄料組成物2を製造した。これをポンプフォーマー容器に充填し洗浄料3として、試験例2の方法で評価した。洗浄料3は保存1週間ではきれいな泡沫を吐出したものの、保存3週間では極めて肌理の粗い泡沫しか吐出できなかった。「ピロテルCPI40」を含有する形態が好ましいことがわかる。
Figure 2007238457
実施例1と同様に洗浄料組成物3を製造した。これをポンプフォーマー容器に充填し洗浄料4として、試験例2の方法で評価した。洗浄料4は保存1週間及び3週間に於いて、きれいな泡沫を吐出した。
Figure 2007238457
本発明は、ポンプ容器に充填されてなる洗浄料に応用できる。

Claims (6)

  1. ポンプ容器に洗浄料組成物を充填してなる洗浄料であって、使用時にポンプより洗浄料組成物を吐出させて使用する態様であり、且つ、前記洗浄料組成物に分岐脂肪酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする、皮膚洗浄料。
  2. 前記分岐脂肪酸は、イソステアリン酸である、請求項1に記載の皮膚洗浄料。
  3. 更に、洗浄料組成物にピログルタミン酸イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚洗浄料。
  4. 洗浄成分として、脂肪酸のアルカリ金属塩を8〜16質量%含有することを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚洗浄料。
  5. 前記脂肪酸のアルカリ金属塩として、カリウム塩とナトリウム塩とを15:1〜5:1の当量比で含有することを特徴とする、請求項4に記載の皮膚洗浄料。
  6. 洗浄料組成物の吐出の形態が泡沫であることを特徴とする,請求項1〜5何れか1項に記載の皮膚洗浄料。
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