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JP2007161641A - 液体洗浄料 - Google Patents

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JP2007161641A
JP2007161641A JP2005359668A JP2005359668A JP2007161641A JP 2007161641 A JP2007161641 A JP 2007161641A JP 2005359668 A JP2005359668 A JP 2005359668A JP 2005359668 A JP2005359668 A JP 2005359668A JP 2007161641 A JP2007161641 A JP 2007161641A
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Megumi Yamamoto
めぐみ 山本
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Pola Orbis Holdings Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Abstract

【課題】 洗浄性を維持しつつ、顔及び/又は身体用の洗浄料の防腐力を高める手段を提供する。
【解決手段】 1)イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上と、2)α−ヒドロキシ酸及び/又はその塩とを顔及び/又は身体用の洗浄料に含有する。前記α−ヒドロキシ酸としては、乳酸であることが好ましく、洗浄成分として脂肪酸のカリウム石けんを10〜20質量%含有することが好ましく、パラベンフリーであることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は液体の洗浄料に関し、更に詳細には、顔及び/又は身体の洗浄に有用な洗浄料に関する。
液体洗浄料は、速やかに泡立てられて、且つ、すすぎにおいても泡切れが良く、固形石けんのように水分による膨潤や、固化などが存せず、「石けんかす」がでにくい利点があるため、シャワーの普及とともに広く普及している。その反面、溶液状態であるため、防腐の観点より、パラベンなどの防腐剤の添加が必要になる。パラベン類は石けんなどとともに存在した場合、皮膚に一過性の刺激感を誘起する、いわゆる「スティギング」現象を起こしやすい為、石けんを洗浄成分とする液体洗浄料においては、その使用可能者が限られる場合が存した。
パラベンに代わる防腐成分としては、ベンザルコニウム塩或いはヒビテングルコネートなどが知られているが、この様な成分はアニオン性界面活性剤とコンプレックスを形成するため、洗浄料では使用しがたいのが現状であった。又、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール或いは1,2−オクタンジオールを添加して抗菌性を高める手段も存する(例えば、特許文献1を参照)が、この様な成分の添加することにより洗浄性、気泡性が損なわれる場合が存し、これらの成分の配合には多くの困難が伴った。
一方、乳酸やグリコール酸などのα−ヒドロキシ酸、或いは、それらの塩は皮膚の表皮を剥離する作用や、毛髪への有効成分の浸透を増加させる作用が存することが知られており、洗浄料への配合技術も知られている。(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6を参照)しかしながら、1)イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上と、2)α−ヒドロキシ酸及び/又はその塩とを含有せしめることにより、洗浄性を維持しつつ、顔及び/又は身体用の洗浄料の防腐力を高めることができることは全く知られていない。又、この様な構成の洗浄料も全く知られていない。
特開平08−59455号公報 特開2002−020245号公報 特表2001−503058号公報 特表2001−503410号公報 特開2004−217589号公報 特開平09−241690号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、洗浄性を維持しつつ、顔及び/又は身体用の洗浄料の防腐力を高める手段を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、洗浄性を維持しつつ、顔及び/又は身体用の洗浄料の防腐力を高める手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上と、2)α−ヒドロキシ酸及び/又はその塩とを含有する顔及び/又は身体の洗浄料がその様な特性を備えていることを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上と、2)α−ヒドロキシ酸及び/又はその塩とを含有することを特徴とする、顔及び/又は身体の液体洗浄料。
(2)前記α−ヒドロキシ酸が、乳酸であることを特徴とする、(1)に記載の顔及び/又は身体の液体洗浄料。
(3)(1)又は(2)記載の、顔及び/又は身体の液体洗浄料において、洗浄成分として脂肪酸のカリウム石けんを10〜20質量%含有することを特徴とする、顔及び/又は身体の液体洗浄料。
(4)パラベンフリーであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の顔及び/又は身体の液体洗浄料。
(5)透明な性状を有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の顔及び/又は身体の液体洗浄料。
本発明によれば、洗浄性を維持しつつ、顔及び/又は身体用の洗浄料の防腐力を高める手段を提供することができる。
(1)本発明の洗浄料の必須成分である多価アルコール
本発明の洗浄料は、必須成分として、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上を含有させることを特徴とする。これらの成分は、いずれも化粧料用の減量であり、市販もされていて、その入手は用意である。かかる成分で特に好ましいものは、イソプレングリコールである。これは洗浄機能への影響が最も少なく、防腐効果を確保できるためである。かかる成分は唯一種を含有させることもできるし、二種以上を含有させることもできる。かかる成分は、本発明の洗浄料に、泡立て性や洗浄性などの機能を維持しつつ、防腐力を付与する効果を有する。この様な効果を発現するためには、かかる成分を総量で、洗浄料全量に対して、3〜10質量%、より好ましくは5〜8質量%含有することが好ましい。これは少なすぎると、防腐効果を発揮しない場合が存し、多すぎると、洗浄性や泡立ちに影響を与える場合が存する。
(2)本発明の洗浄料の必須成分であるα−ヒドロキシ酸
本発明の洗浄料は必須成分としてα−ヒドロキシ酸及び/又はその塩を含有することを特徴とする。ここで、α−ヒドロキシ酸としては、カルボキシル基のα位に水酸基を有する有機酸を意味し、具体的には、乳酸、グリコール酸、グルコン酸、リンゴ酸などが好適に例示できる。これらの中で特に好ましいものは乳酸である。本発明の洗浄料では、かかるα−ヒドロキシ酸をフリー体として含有させることもできるし、塩として含有させることもできる。塩としては、生理的に許容されるものであれば特段の限定はされないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノエタノールアミン塩等の有機アミン塩、リジン塩、アルギン酸塩等の塩基性アミノ酸塩等が好適に例示できる。特に好ましいものはアルカリ金属塩である。
本発明の洗浄料においては、かかるα−ヒドロキシ酸或いはその塩を唯一種含有させることもできるし、二種以上組み合わせて含有させることもできる。かかる成分は、本発明の洗浄料において、皮膚に固着した汚れ、特に油汚れを石けんが落とすのを補助し、その除去効果を高める作用を有する。この様な効果を奏することにより、前記必須成分の多価アルコールの存在下でも優れた洗浄作用を発揮する。この様な効果を奏するためには、α−ヒドロキシ酸及び/又はその塩の含有量は、総量で洗浄剤全量に対して0.01〜2質量%が好ましく、より好ましくは、0.05〜0.5質量%である。
(3)本発明の洗浄料
本発明の洗浄料は、前記必須成分を含有し、優れた防腐力を有することを特徴とする。かかる優れた防腐力故、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンなどのパラベン類が存しない状況でも十分な防腐力を有する。この為、本発明の洗浄料においては、パラベンを含有しないパラベンフリーであることが好ましい。この様なパラベンフリーの形態をとることにより、ごくまれに存在するパラベン類に一過性の刺激、いわゆるスティギングを感じやすい人でもスティギングを感じることなく洗浄料を使用できるためである。この様なスティギングの現象は洗浄料のような界面活性剤の高濃度溶液とともにパラベンが存在した場合に発現しやすいと言われており、この様な観点からすれば、本発明の洗浄料においてパラベンフリーの形態をとることは意義深い。又、本発明の洗浄剤の洗浄成分としては脂肪酸カリウム石けんを用いることが好ましく、該脂肪酸カリウム石けんとしては、ミリスチン酸カリウムとラウリン酸カリウムを組み合わせて用いることが好ましく、その脂肪酸石けんの総量は、洗浄料全量に対して、10〜20質量%が好ましく、より好ましくは、14〜18質量%である。かかる量の石けんを含有させると、通常はパール感を有する白濁状態を呈するが、前記必須成分の存在下では透明な性状を有する。又、脂肪酸石けんをこの様に通常より多い量含有させられるのは、前記スティギング抑制効果により、一過性の刺激が低下していることが一つの要因でもある。
本発明の洗浄料においては、通常洗浄料で使用される任意成分を本発明の効果を損ねない範囲において含有することができる。この様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン;アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。この様な必須成分、任意成分を常法に従って処理することにより、本発明の洗浄料は製造できる。
以下に、実施例をあげて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
以下の表1に示す処方に従って、本発明の顔及び/又は身体用の洗浄料を製造した。即ち、イ、ロの成分を85℃に加温し、攪拌下イにロを加え、攪拌冷却し、透明な性状の顔及び/又は身体用の洗浄料1を得た。
Figure 2007161641
<試験例1>
顔及び/又は身体用の洗浄料1について、防腐効果を調べた。防腐効果は、洗浄料20mlに対し、予備培養後、枯草菌をPBSで1×10個/ml(終濃度)になるように菌液を加え、サブロー寒天(SDA)培地に20μl播種して、35℃で24〜48時間培養し、コロニー数をカウントした。この培養において、コロニー形成は認められなかった。これより、本発明の洗剤はパラベンフリーであるにもかかわらず、優れた防腐力を有することがわかる。
<試験例2>
顔及び/又は身体用の洗浄料1について、油性汚れに対する洗浄性を試験した。この洗浄料とともに、洗浄料1のイソプレングリコールを1,3−ブタンジオールに置換した比較例1、洗浄料1の乳酸ナトリウムをリン酸ナトリウムに置換した比較例2を洗浄料1と同様に製造し、同様に試験した。試験は、前腕内側部に設けた2cm×4cmの部位に下記の表2に示すリップカラーを30mg塗布し、これに洗浄料20μl滴下し良く手指で馴染ませた後温水ですすぎ、部位の色と無処置の部位の色の色差(ΔE)をコニカミノルタ社製の色彩色差計で計測し、この色差を指標とした。結果を表3に示す。これより、本発明の洗浄料は優れた洗浄性を有していることがわかる。
Figure 2007161641
Figure 2007161641
<試験例3>
顔及び/又は身体用の洗浄料1、比較例1及び比較例2について、スティギング試験を行った。即ち、スティギングをおこしやすい人を用い、この人の前腕内側部に38℃に温調したそれぞれのサンプルの5%水溶液を綿棒に含浸させてブラインド条件で軽く触れ、その反応を観察した。この接触を認識し、痛みを感じた場合にはスティギングありと判別した。顔及び/又は身体用の洗浄料1及び比較例2では4回の接触でも全く認知されなかったが、比較例1では4回とも刺激感を感じた。これより本発明の洗浄料は一過性の刺激の発現が抑制されていることがわかる。この効果はイソプレングリコールによることもわかる。
実施例1と同様に表4の処方に従って、本発明の洗浄料である、顔及び/又は身体用の洗浄料2〜4を製造した。これらについて、試験例1及び試験例2の評価を行った。結果を表5に示す。これより、他の必須成分に分類される多価アルコールもイソプレングリコールと同様の効果を奏することがわかる。
Figure 2007161641
Figure 2007161641
実施例1と同様に表6の処方に従って、本発明の洗浄料である、顔及び/又は身体用の洗浄料5、6を製造した。これらについて、試験例1及び試験例2の評価を行った。結果を表7に示す。これより、他の必須成分に分類される多価アルコールもイソプレングリコールと同様の効果を奏することがわかる。
Figure 2007161641
Figure 2007161641
本発明は刺激の少ない洗浄料に応用できる。

Claims (5)

  1. 1)イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールから選択される1種乃至は2種以上と、2)α−ヒドロキシ酸及び/又はその塩とを含有することを特徴とする、顔及び/又は身体の液体洗浄料。
  2. 前記α−ヒドロキシ酸が、乳酸であることを特徴とする、請求項1に記載の顔及び/又は身体の液体洗浄料。
  3. 請求項1又は2記載の、顔及び/又は身体の液体洗浄料において、洗浄成分として脂肪酸のカリウム石けんを10〜20質量%含有することを特徴とする、顔及び/又は身体の液体洗浄料。
  4. パラベンフリーであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の顔及び/又は身体の液体洗浄料。
  5. 透明な性状を有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の顔及び/又は身体の液体洗浄料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007131642A (ja) * 1999-02-22 2007-05-31 Applera Corp 固体支持体上での標識化オリゴヌクレオチドおよびアナログの合成のための方法および組成物
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