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JP2007221386A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2007221386A
JP2007221386A JP2006038624A JP2006038624A JP2007221386A JP 2007221386 A JP2007221386 A JP 2007221386A JP 2006038624 A JP2006038624 A JP 2006038624A JP 2006038624 A JP2006038624 A JP 2006038624A JP 2007221386 A JP2007221386 A JP 2007221386A
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image sensor
image
angle
sensors
signal
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Application number
JP2006038624A
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Masao Kobayashi
正夫 小林
Hideo Nakamura
秀夫 中村
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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Priority to US11/563,256 priority patent/US7671907B2/en
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Abstract

【課題】デジタルカメラにおいて、ズームレンズを用いることなく高速なズーム操作を可能とする。
【解決手段】固定焦点距離レンズ2からの光をビームスプリッタ4で2つに分割し、第1イメージセンサ12及び第2イメージセンサ14に結像する。第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14は画素数が同一で画素サイズが異なる。第1イメージセンサ12でワイド画像を得、第2イメージセンサ14でテレ画像を得る。ズーム操作に応じ、第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14とを切り替えて出力する。第1イメージセンサ12からの画像を記録する場合、第2イメージセンサ14の画像信号を用いてフォーカス検波を行いオートフォーカスを実行する。
【選択図】図1

Description

本発明はデジタルカメラ等の撮像装置に関し、特に複数の撮像素子を備える撮像装置に関する。
現在、多くのデジタルカメラがズームレンズと単一イメージセンサを備え、静止画や動画を撮影している。撮影された画像はデジタル的に処理されてデジタル画像ファイルが生成され、デジタルカメラ内のメモリに記憶される。デジタル画像ファイルは次にコンピュータに転送されて表示され、あるいはプリンタに転送されて印刷される。
小さなサイズと大きな光学ズーム範囲がデジタルカメラの望ましい仕様として要求される。ユーザは、限定されたズーム範囲よりも大きなズーム範囲を好む。しかしながら、撮影画像の画質を犠牲にすることなく大きなズーム範囲レンズを備えるとデジタルカメラのサイズが増大してしまう。光学一眼レフカメラのような高価なカメラにおいては、例えば28mm−70mmズームレンズと70mm−210mmズームレンズのような複数の交換レンズを用いることが可能であるが、コンパクトなデジタルカメラではユーザにとり不便である。
いくつかのデジタルカメラは一つのカラー画像を生成するために単一のレンズ及び複数のイメージセンサを用いている。被写体からの光はプリズムビームスプリッタにより複数のカラーに分割され、複数のモノクロイメージセンサがR,G,Bのカラー画像を撮像するために用いられる。
下記の特許文献1には、サイズが小さく画素密度が高いCCDと、サイズが大きく画素密度が低いCCDを2つの光学系に対してそれぞれ配置することが開示されている。
また、特許文献2には、単一の光学系に複数個(3個)の撮像素子を配置する構成が開示されている。3個の撮像素子の画角範囲は互いに異なるように設定して撮影範囲の拡大を図っている。
また、特許文献3には、互いに焦点距離の異なる3つの光学系に対して3つのCCDをそれぞれ配置し、これらを互いに切り替えることで焦点距離を異にする画像を選択的に、あるいは焦点距離を異にする複数の画像を同時に得る構成が開示されている。
特開2003−298919号公報 特開2002−314888号公報 特開平4−345378号公報
しかしながら、特許文献1あるいは特許文献3のように複数の光学系を用いる構成では、同一被写体を撮影する際に複数の光学系間の相対的位置の相違に基づく視差(パララックス)が発生するため、視差補正あるいは視差を考慮した画像処理を行う必要が生じる。一方、特許文献2のように単一の光学系に複数の撮像素子を配置する構成ではこのような視差の問題が生じないが、特許文献2では単に画角範囲を異ならせて撮影範囲の拡大を図るのみであって、複数の撮像素子を用いたズーム動作を実現する等、より効果的な使用方法については全く考慮されていない。さらに、複数の撮像素子を用いる場合には、単一の撮像素子を用いる場合に比べて構成の複雑化、サイズの増大、電力消費の増大を招くおそれがあるが、複数の撮像素子を用いた場合の小型化や省電力化を図るための構成については何ら考慮されていない。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、単一の光学系に対して複数の撮像素子を有する撮像装置において、複数の撮像素子を効率的に駆動してズーム動作を行い、また電力消費を低減することにある。
本発明は、単一の光学系と、前記単一の光学系からの光を複数光に分割する分割手段と、前記複数光のそれぞれを受光する、互いに画素数が同一で画素サイズが異なる複数の撮像素子と、前記複数の撮像素子を駆動する駆動手段とを有することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、画角変更操作手段と、表示手段と、前記画角変更操作手段の操作に応じ、前記複数の撮像素子から出力される画像信号を切り替えて前記表示手段に出力する制御手段とを有する。
本発明の他の実施形態では、前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び前記第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子から構成され、前記制御手段は、前記画角変更位置が前記第1撮像素子のワイド端から前記第2撮像素子の画角変更範囲内に設定されたしきい位置までの間にある場合は前記第1撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記しきい位置からテレ端までの間にある場合は前記第2撮像素子からの画像信号を出力する。この場合、前記第1撮像素子からの画像信号を用いて撮影する際に、前記第2撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御を行ってもよい。
本発明のさらに他の実施形態では、前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び前記第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子並びに前記第2撮像素子よりも画素サイズの小さい第3撮像素子から構成され、前記制御手段は、前記画角変更位置が前記第1撮像素子のワイド端から前記第2撮像素子の画角変更範囲内に設定された第1しきい位置までの間にある場合は前記第1撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記第1しきい位置から前記第3撮像素子の画角変更範囲内に設定された第2しきい位置までの間にある場合は前記第2撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記第2しきい値からテレ端までの間にある場合は前記第3撮像素子からの画像信号を出力する。この場合、前記第1撮像素子からの画像信号を用いて撮影する際に、前記第2撮像素子あるいは前記第3撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御を行い、前記第2撮像素子からの画像信号を用いて撮影する際に、前記第3撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御を行ってもよい。
本発明では、単一の光学系と画素数が同一で画素サイズが異なる複数の撮像素子とを組み合わせることで、撮像素子の切替によりズーム操作を高速に行うことができる。また、複数の撮像素子の画素数を同一とすることで、撮像素子を駆動する駆動回路を共有して回路構成を簡易化するとともに電力消費を低減できる。さらに、駆動回路により複数の撮像素子のいずれか複数を同時に駆動することで、画像拡大倍率の異なる複数画像を同時に出力する、あるいは画像を合成することも可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、イメージセンサを2つ有する場合、3つ有する場合、4つ有する場合について説明する。もちろん、イメージセンサを5つ以上有するデジタルカメラについても同様に適用し得る。
<2つのイメージセンサを有する場合>
図1に、本実施形態におけるデジタルカメラの概念構成を示す。デジタルカメラは、レンズ2、絞り80及びシャッタ82、レンズ2からの光を2つに分割するビームスプリッタ4、及びビームスプリッタ4からの光を受光する2つのイメージセンサ12、14を有する。第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14は画素数(ピクセル数)が互いに同一であり、イメージサイズ(ピクセルサイズ)が異なる。具体的には、
第1イメージセンサ12のサイズ>第2イメージセンサ14のサイズ
である。レンズ2は固定焦点距離レンズでよい。イメージセンサ12、14のイメージサイズが互いに異なるため、それぞれのイメージセンサで得られる画角が異なり、第1イメージセンサ12は相対的に広画角、第2イメージセンサ14は相対的に狭画角である。第1イメージセンサ12ではワイド画像が得られ、第2イメージセンサ14ではテレ画像が得られるということもできる。以後、固定焦点距離レンズを介して撮像するときのイメージセンサの画角、またはズーム光学系のワイド端を介して撮像するときのイメージセンサの画角を各イメージセンサの固有画角と称する。同一の光学系に設置されたイメージセンサは、その画素サイズにより固有画角が異なる。すなわち、画素サイズが大きいほど固有画角は大きくなる。図2に、第1イメージセンサ12の固有画角70aと第2イメージセンサ14の固有画角70bとを対比して示す。単一の光学系であるため、第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14で得られる固有画角に視差は存在しない。イメージセンサ12、14を適宜切り替えることで広画角と狭画角を切り替えることができ、レンズ2を固定焦点距離レンズとしても光学的なズーム動作を実現することができる。切替は、ズームスイッチの操作あるいはイメージセンサ12、14の切替スイッチの操作により行う。ズームスイッチの操作により切り替える場合、ワイド側では第1イメージセンサ12が選択され、テレ側では第2イメージセンサ14が選択される。第1イメージセンサ12の固有画角と第2イメージセンサ14の固有画角との間の画角は、第1イメージセンサ12で得られた画像信号を電子的に拡大する電子ズームで得ることができる。すなわち、ズームスイッチをワイド側からテレ側に順次操作すると、まず第1イメージセンサ12で得られたワイド画像が得られ、ズームスイッチの操作に応じて第1イメージセンサ12の電子ズーム画像が順次得られ、第2イメージセンサ14の固有画角に達すると第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14に切り替わって第2イメージセンサ14のテレ画像が出力される。第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14との切り替わりタイミングは任意に設定することができ、切替のしきい位置としては、第2イメージセンサ14の固有画角の他、固有画角よりもテレ側に設定してもよい。第2イメージセンサ14で得られる画像の電子ズーム範囲を画角変更範囲とすると、しきい位置は第2イメージセンサ14の画角変更範囲内で任意に設定されることになる。しきい位置よりもワイド側では第1イメージセンサ12の固有画角の画像あるいはその電子ズーム画像が出力され、しきい位置よりもテレ側では第2イメージセンサ14の固有画角の画像あるいはその電子ズーム画像が出力される。電子ズーム画像は画質の点で劣化するため、好適にはしきい位置は第2イメージセンサ14の固有画角位置に設定される。
レンズ2は基本的には固定焦点距離レンズであるが、可変焦点距離レンズとすることも可能である。第2イメージセンサ14ではテレ画像が得られるが、第2イメージセンサ14で第1イメージセンサ12のワイド画像中の任意の画像部分のテレ画像を得るには、第2イメージセンサ14を光軸に垂直な面内で移動可能な構成とすればよい。
また、本実施形態では構成の簡易化のため図1のようにイメージセンサ12、14で共通の絞り80を設けて自動露出(AE)を行う場合、イメージセンサ12、14はサイズが異なるため感度が異なるので(第1イメージセンサ12の感度>第2イメージセンサ14の感度)、イメージセンサ12、14の感度が同一となるように調整する必要がある。具体的には、以下のいずれかの方法を用いればよい。
(1)ビームスプリッタ4の透過率を各イメージセンサ12、14の感度に応じて調整することで感度の相違を補償する
(2)シャッタを用いて各イメージセンサ12、14の感度の相違を補償する
(3)各イメージセンサ12、14のゲインを調整することで感度の相違を補償する
(4)NDフィルタを用いて各イメージセンサ12、14の感度の相違を補償する
また、各イメージセンサ12、14は画素数が互いに同一であるため、イメージセンサ12、14を駆動するためのドライバをそれぞれに設ける他、それぞれのイメージセンサ12、14でドライバを共有することも可能であり、構成を簡易化することができる。ドライバを共有する場合、あるタイミングでは第1イメージセンサ12を駆動してワイド画像を得、別のタイミングでは第2イメージセンサ14に切り替えてテレ画像を得る。ワイド画像中にテレ画像をスーパーインポーズする場合等、リアルタイムでワイド画像とテレ画像を得る必要がある場合にはイメージセンサ12、14それぞれにドライバを設けることが好適である。各イメージセンサ12、14を同時に駆動しない場合、上記のとおりドライバを共有することができる他、ビームスプリッタ4の代わりにハーフミラーと反射ミラーの組み合わせとすることもできる。反射ミラーは回動可能な構成とし、各イメージセンサ12、14の駆動切替制御と連動させて光路中へ出し入れすることで、各イメージセンサ12、14に入射する光量の損失を抑えることができる。一方、イメージセンサ12、14それぞれにドライバを設けて独立に駆動する場合、イメージセンサ12、14のイメージサイズが異なるので、第1イメージセンサ12を駆動して被写体を撮影する場合、自動焦点(AF)制御は第1イメージセンサ12ではなくそれよりもサイズの小さい第2イメージセンサ14の画像信号を検波に用いることで測距性能を向上させることが可能である。
図3に、図1に示すデジタルカメラの詳細構成を示す。デジタルカメラはポータブルなバッテリ駆動のカメラである。デジタルカメラは着脱自在(リムーバブル)なメモリカード54に記憶される静止画(スチル)デジタル画像を生成する。デジタルカメラは静止画に加え、あるいは静止画と択一的に動画デジタル画像を生成してもよく、動画デジタル画像も同様にメモリカード54に記憶される。
デジタルカメラは撮像アセンブリを含み、撮像アセンブリは固定焦点距離レンズ2と、ビームスプリッタ4と、第1イメージセンサ12及び第2イメージセンサ14を含む。だ1イメージセンサ12はクロックドライバ13で駆動され、第2イメージセンサ14はクロックドライバ15で駆動される。イメージセンサ12、14をそれぞれ別々のドライバ13、15で駆動する場合である。撮像アセンブリは第1イメージセンサ12からの第1画像出力と、第2イメージセンサ14からの第2画像出力を提供する。イメージセンサ12、14は画素数が等しくイメージサイズが異なるイメージセンサであり、CCDあるいはCMOSで構成される。イメージセンサ12、14はシングルチップのカラーメガピクセルCCDセンサであり、カラー画像を撮影するための公知のベイヤー(Bayer)カラーフィルタを有する。
固定焦点距離レンズ2はイメージセンサ12、14の露光量を制御する絞り80とシャッタ82を有する。ここでは機能を明確にするために絞り80とシャッタ82を別々に設けているが、絞り機能とシャッタ機能の両方を一体化したものでもよい。なお、本実施形態では複数のイメージセンサ12、14に対して1個の絞りを設けているが、静止画撮影用の少なくとも1つのシャッタか、あるいは複数のイメージセンサ12、14毎に対応したシャッタを設けてもよい。シャッタは一般的には静止画撮影時に動作、使用され、絞り機能を兼用しない場合には動画撮影時には常時開放される。動画撮影時には画素間引きや画素加算等を組み合わせて低解像であるが高フレームレートを得、静止画撮影時には低フレームレートであるが全画素を独立に読み出して高品位高解像度画像を得るのがデジタルカメラで広く行われている手法である。このとき、高品位高解像静止画を読み出す間、CCDでは不可避のスミア等の影響を避けるためにシャッタが閉じられる。本実施形態は動画撮影、静止画撮影のいずれかに限定されるものではないが、以下では動画撮影におけるシャッタが開放のまま連続的にフレーム出力を行う状態を例として説明する。
コントローラ及びタイミングジェネレータ40はクロックドライバ13に信号を供給することで第1イメージセンサ12を制御し、クロックドライバ15に信号を供給することで第2イメージセンサ14を制御する。ユーザコントロール42はデジタルカメラの操作制御に用いられる。電源コントロール25はドライバ13、15の電源を制御する。第1イメージセンサ12からのアナログ出力信号及び第2イメージセンサ14からのアナログ出力信号はともにアナログ信号プロセッサ(ASP1)22で相関2重サンプリング等の処理とともに増幅され、A/Dコンバータ36でデジタル信号に変換された後にDRAMバッファメモリ38に記憶され、さらに画像プロセッサ50で処理される。画像プロセッサ50で実行される処理は、フラッシュEPROMメモリで構成されるファームウェアメモリに記憶されたファームウェアで制御される。
画像プロセッサ50で処理されたデジタル画像ファイルはリムーバブルメモリカード54に記憶される。メモリカード54はデジタル画像記憶媒体の一種であり、いくつかの異なる物理フォーマットで利用できる。例えば、メモリカード54は公知のフォーマット、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリスティック、MMC、SD、XDメモリカードフォーマットに適用できる。他の形式、例えば磁気ハードドライブ、磁気テープ、光ディスクも使用し得る。あるいは、デジタルカメラはフラッシュEPROM等の内蔵不揮発性メモリを用いてもよい。このような場合、メモリカード54は不要である。
画像プロセッサ50は種々のハウスキーピング及び画像処理機能を実行し、この中にはsRGB画像データを生成するためにカラー及びトーン補正によるカラー補間を含む。sRGB画像データは次にJPEG圧縮され、JPEG画像データとしてメモリカード54に記憶される。sRGB画像データは、SCSI接続、USB接続、FireWire接続等のホストインタフェースを介してホストPCにも供給され得る。JPEGファイルはいわゆるExif画像フォーマットを用いる。
画像プロセッサ50は、典型的にはプログラマブル画像プロセッサであるが、ハード結線されたカスタム集積回路プロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、ハード結線カスタムICとプログラマブルプロセッサの混合でもよい。
画像プロセッサ50は低解像度サムネイル画像も生成する。画像が撮影された後、サムネイル画像はカラーLCD70に表示される。カラーLCD70に表示されるグラフィカルユーザインタフェースはユーザコントロール42で制御される。ユーザコントロール42は、レリーズボタンや各種モード設定ボタン、ズームスイッチを含んで構成される。図に、4つのスイッチUSW1〜USW4を例示的に示す。スイッチUSW1は、レンズ2を固定焦点距離レンズとして機能させるか可変焦点距離レンズとして機能させるかを選択するスイッチである。スイッチUSW2は、ズーム動作のモードを切り替えるスイッチであり、この切替により、後述の(A)〜(C)のモードが選択される。スイッチUSW3は、撮影を行うイメージセンサを選択するスイッチであり、このスイッチUSW3の切替に応じて複数のイメージセンサの駆動回路の切替、あるいは出力画像の切替が行われ、それにより複数の画角の異なる画像を瞬時に選択することができる。USW4は、レンズ2が固定焦点距離レンズの場合にイメージセンサ間を電子ズームで連続的に画角変更を行うためのいわゆるズームスイッチである。このUSW4を操作することで、画角変更位置が任意に手動設定される。このようなスイッチ構造において、USW1で可変焦点距離レンズを選択した場合に、スイッチUSW2を操作することにより、
(A)スイッチUSW4の操作により、光学ズームにより連続的に画角変更を行い、テレ端またはワイド端に到達したところで自動的に次の撮像素子に切り替わり、光学ズームにより連続的に画角変更を行い、さらに最もテレ端となったところからは電子ズームで所定の画角まで連続的に画角変更を行うモード。
(B)スイッチUSW4の操作により、スイッチUSW3で任意に選択された撮像素子を用いて光学ズームにより連続的に画角変更を行うモード。
(C)スイッチUSW4の操作により、可変焦点距離レンズをワイド端にリセットしてから電子ズームで連続的に画角変更を行うモード。
のいずれかを選択することができる。
図4に、デジタルカメラのさらに詳細な構成を示す。コントローラ及びタイミングジェネレータ40はコントローラ40aとタイミングジェネレータ40bに分割して示されている。また、クロックドライバ13は垂直ドライバ13として示され、クロックドライバ15は垂直ドライバ15として示されている。
第1イメージセンサ(CCD1)12及び第2イメージセンサ14(CCD2)はそれぞれ水平転送クロック信号(水平転送ドライブ信号)Hn及び垂直転送クロック信号(垂直転送ドライブ信号)Vnにより駆動され、蓄積電荷を転送して出力する。水平転送ドライブ信号はタイミングジェネレータ40bから第1イメージセンサ12及び第2イメージセンサ14に供給され、垂直転送ドライブ信号は垂直ドライバ13,15から供給される。すなわち、タイミングジェネレータ40bは第1イメージセンサ12に水平転送ドライブ信号Hn1を供給するとともに第2イメージセンサ14に水平転送ドライブ信号Hn2を供給する。また、タイミングジェネレータ40bは第1イメージセンサ12及び第2イメージセンサ14に対して水平転送路最終段ドライブ信号HL及びリセットパルスRを供給する。水平ドライバ系で低負荷のドライブ信号はこのように第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14とで共有される。また、タイミングジェネレータ40bは垂直転送ドライブ信号Vnを垂直ドライバ13,15に供給する。垂直ドライバ13は第1イメージセンサ12に垂直転送ドライブ信号Vn1を供給する。また、垂直ドライバ15は第2イメージセンサ14に垂直転送ドライブ信号Vn2を供給する。
第1イメージセンサ12から読み出された画像信号sig1はアンプamp1で増幅(利得1.0の増幅で実質的にはバッファあるいはインピーダンス変換器として機能)されてキャパシタC1に供給される。一方、第2イメージセンサ14から読み出された画像信号sig2はアンプamp2で増幅(利得1.0の増幅で実質的にはバッファあるいはインピーダンス変換器として機能)されてキャパシタC2に供給される。キャパシタC1とキャパシタC2は他端で共通接続され、第1イメージセンサ12とキャパシタC1は、第2イメージセンサ14とキャパシタC2に対して互いに並列接続される。キャパシタC1及びキャパシタC2の出力はともに後段のアナログフロントエンド(AFE)及びA/Dコンバータ36に供給される。AFE及びA/Dコンバータ36は図3におけるASP22及びA/Dコンバータ36に対応するものである。アンプamp1及びアンプamp2はともにバイポーラトランジスタのエミッタフォロワで、ベース端子が入力(イメージセンサからの画像信号が供給される)、エミッタ端子が出力とされ、コレクタ端子に電源が接続される。アンプamp1、2はコレクタ電源OFF時にはハイインピーダンスとなる。図24に、アンプamp1、2を構成するエミッタフォロワの例を示す。抵抗Rとダイレクト接続されたバイポーラトランジスタQ3,及びバイポーラトランジスタQ2とで定電流負荷を構成し、バイポーラトランジスタQ1に接続されている。コレクタ電源Vccは抵抗Rとトランジスタのコレクタに接続されている。入力端子Vinに信号が加えられると、VccよりトランジスタQ1のベースエミッタ間電圧VBEだけ低い電圧の信号が出力端子Voutに出力される。動作時には電圧ゲイン1のアンプとして動作するが、コレクタ電源VccがOFFになるとトランジスタQ2がOFFとなるため、出力端子Voutの出力インピーダンスはほぼ無限大となる。なお、ここではバイポーラトランジスタを用いたエミッタフォロワとして構成したが、FETを用いたソースフォロワで構成しても同様の効果を得ることができる。したがって、amp2のコレクタ電源がOFF時には画像信号sig1がキャパシタC1を介してAFE及びA/Dコンバータ36に供給され、amp1のコレクタ電源がOFF時には画像信号sig2がキャパシタC2を介してAFE及びA/Dコンバータ36に供給される。このようにして、アナログスイッチを用いることなく画像信号の切替出力が可能となる。一般的なMOS型のアナログスイッチは熱ノイズ、1/fノイズ等のノイズを発生する上、オン抵抗が大きく正確な信号伝達ができない等の問題があり、バイポーラ型のいわゆるビデオスイッチは構成が複雑、消費電力が大きい、コストが高い等の課題があるが、本実施形態ではこのようなアナログスイッチを用いることなく画像信号を切替出力しているため、ノイズを低減するとともにコストも削減できる。
第1イメージセンサ12は正電源VHにスイッチSW1を介して接続され、負電源VLにスイッチSW2を介して接続される。また、垂直ドライバ13も正電源VHにSW1を介してVH1電源ラインで接続され、負電源VLにスイッチSW2を介してVL1電源ラインで接続される。一方、第2イメージセンサ14は正電源VHにスイッチSW4を介して接続され、負電源VLにスイッチSW5を介して接続される。また、垂直ドライバ15も正電源VHにスイッチSW4を介して電源ラインVH2で接続され、負電源VLにスイッチSW5を介して電源ラインVL2で接続される。スイッチSW1とSW4は直列接続され、SW1とSW4の結線点に正電源VHの電源ラインが接続される。また、スイッチSW2とSW5も直列接続され、SW2とSW5の結線点に負電源VLの電源ラインが接続される。これらのスイッチSW1、SW2、SW4、SW5はいずれもスイッチングトランジスタで構成され、そのON/OFFはコントローラ40aから供給されるパワースイッチ制御信号PSWで制御される。スイッチSW1にはコントローラ40aからPSWCCD1VH信号が供給され、スイッチSW2にはコントローラ40aからPSWCCD1VL信号が供給される。スイッチSW1及びスイッチSW2がともにON制御されると、第1イメージセンサ12及び垂直ドライバ13に電源が供給され、第1イメージセンサ12で生成された画像信号が第1イメージセンサ12から出力される。また、スイッチSW4にはコントローラ40aからPSWCCD2VH信号が供給され、スイッチSW5にはコントローラ40aからPSWCCD2VL信号が供給される。スイッチSW4及びスイッチSW5がともにON制御されると、第2イメージセンサ14及び垂直ドライバ15に電源が供給され、第2イメージセンサ14で生成された画像信号が第2イメージセンサ14から出力される。コントローラ40aは、これらの制御信号PSWCCD1VH〜PSWCCD2VLを各スイッチに供給することで第1イメージセンサ12、垂直ドライバ13、第2イメージセンサ14、垂直ドライバ15の動作状態、動作停止状態、電源供給状態、電源遮断状態を制御する。したがって、コントローラ40aは図3における電源コントロール25としても機能する。コントローラ40aは、ユーザが設定したズーム位置に応じて制御信号PSWCCD1VH〜PSWCCD2VLを各スイッチに供給する。
ズーム位置がワイド側あるいは第1イメージセンサ12側に設定されている場合、スイッチSW1及びSW2をON制御し、第1イメージセンサ12及び垂直ドライバ13に電源を供給して動作状態とする。ズーム位置がテレ側あるいは第2イメージセンサ14側に設定されている場合、スイッチSW1及びSW2をOFF状態とし、代わりにスイッチSW4及びスイッチSW5をON制御し、第2イメージセンサ及び垂直ドライバ15に電源を供給して動作状態とする。画像信号sig1及びsig2はAFE及びA/Dコンバータ36でデジタル画像信号に変換され、コントローラ40aに供給される。コントローラ40aはデジタル画像信号をバッファメモリ38として機能するDRAM38に記憶する。DRAM38はプログラムメモリの他、ビデオメモリ、いわゆるVRAMとしても使用され、表示系(LCD)と撮像系(CCD)の非同期動作を吸収する。タイミングジェネレータ40b、AFE及びA/Dコンバータ36は1チップに搭載され得る。
なお、第1イメージセンサ12はさらにスイッチSW3を介して接地され、第2イメージセンサ14はさらにスイッチSW6を介して接地される。これらのスイッチはそれぞれのイメージセンサの負電源VLのOFF速度を高速化してイメージセンサ間の切替速度を高速化するための放電スイッチである。すなわち、第1イメージセンサ12の非選択時にはSW3をON制御して第1イメージセンサ12の蓄積電荷を速やかに放電して次回の選択時に備える。また、第2イメージセンサ14の非選択時にはSW6をON制御して第2イメージセンサ14の蓄積電荷を速やかに放電して次回の選択時に備える。これらのスイッチSW3、SW6のON/OFFもコントローラ40aにより制御される。すなわち、スイッチSW3にはコントローラ40aからの制御信号PSWCCD1VLがインバータで論理反転されて供給され、スイッチSW6にはコントローラ40aからの制御信号PSWCCD2VL2がインバータで論理反転されて供給される。したがって、第1イメージセンサ12に関しては、スイッチSW2がOFF制御されている場合にスイッチSW3はON制御されて蓄積電荷を放電する。また、第2イメージセンサ14に関しては、スイッチSW5がOFF制御されている場合にスイッチSW6はON制御されて蓄積電荷を放電する。
図5に、図4に示す構成の動作タイミングチャートを示す。ズーム位置がワイド側あるいは第1イメージセンサ12側に設定されている場合、タイミングジェネレータ40bから水平転送ドライブ信号Hn1が第1イメージセンサ12に供給され、垂直ドライバ13から垂直転送ドライブ信号Vn1が第1イメージセンサ12に供給される。これにより、垂直同期信号VDに同期して第1イメージセンサ12から順次、画像w2、w3、w4、・・の画像信号sig1が出力される。ここで、「w」は第1イメージセンサ12が形成する画像はワイド側の画像であることを考慮してw(ワイド)と表記している。カラーLCD70にはこれらの画像w2、w3、w4が順次表示される。ユーザがズーム位置をワイド端からしきいズーム位置まで移動させると、PSWCCD1VLがON状態からOFF状態に移行し、続いてPSWCCD1VHがON状態からOFF状態に移行する。PSWCCD1VLがOFF状態に制御されるとSW3がON制御され、VL1ラインは高速放電によりその電位が上昇する。一方、VH1ラインの電位はPSWCCD1VHのOFF状態により徐々に低下する。これにより、第1イメージセンサ12及び垂直ドライバ13の電源供給が遮断される。PSWCCD1VHがON状態からOFF状態に移行するタイミングに同期してPSWCCD2VL及びPSWCCD2VHがOFF状態からON状態に移行する。これにより、VL2ラインの電位は低下し、VH2ラインの電位は上昇して第2イメージセンサ14及び垂直ドライバ15に電源が供給される。また、第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14への切替時には、同期信号Syncを強制的にLowレベルとし、その後、強制的にHiレベルとして同期をかける。この同期信号SyncのHiレベルのタイミングに同期して第2イメージセンサ14からの読み出しが開始され、水平転送ドライブ信号Hn2が第2イメージセンサ14に供給され、垂直ドライバ15から垂直転送ドライブ信号Vn2が第2イメージセンサ14に供給される。その後、第2イメージセンサ14から垂直同期信号VDに同期して順次、画像z0、z1、z2、・・・の画像信号sig2が出力される。ここで、「z」は第2イメージセンサ14がテレ側の画像であることを考慮してz(ズーム)と表記している。第1イメージセンサ12の画像w4を表示してから第2イメージセンサ14の画像z0を表示するまでには有限の時間を要する。そこで、プロセッサ40aは画像w4を表示してから画像z0を表示するまでは画像w4の画像をLCD70に表示し続ける(フリーズさせる)。具体的には、プロセッサ40aはDRAM38に記憶された画像w4を繰り返し読み出してLCD70に表示し続ける。図では、画像z0のLCD出力までに5フレーム分の時間を要するため5フレーム分だけ画像w4をフリーズさせている。また、3wserialは3ワイヤーのシリアル信号でコントローラ40aからタイミングジェネレータ40bに供給される。このシリアル信号は3つの状態値をもち、「1」でCCDのスタンバイ状態への移行、「2」でCCDのセッティング(CCD用のゲイン、電子シャッタ等)、「3」でスタンバイ解除で画像信号出力を意味する。3wserial信号の「1」が入力されると、タイミングジェネレータ40bは第1イメージセンサ12をスタンバイ状態に移行させ、その後に3wserial信号の「2」が入力されると測光センサからのデータに基づいて第2イメージセンサ14のゲイン調整を行い、VH2ライン、VL2ラインが安定した電位となった時点で「3」が入力されると第1イメージセンサ12のスタンバイ状態を解除する。
図5には、ユーザがズーム位置をテレ側からワイド側に移動させたときの動作タイミングチャートも示されている。ユーザがズームボタンをテレ側からしきいズーム位置まで移動させると、PSWCCD2VL及びPSWCCD2VH2を順次ON状態からOFF状態に制御して第2イメージセンサ14及び垂直ドライバ15の電源供給を遮断する。また、PSWCCD2VHのON状態からOFF状態への制御タイミングに同期してPSWCCD1VL及びPSWCCD1VHをOFF状態からON状態に制御して第1イメージセンサ12及び垂直ドライバ13に電源を供給する。その後、水平転送ドライブ信号Hn1を第1イメージセンサ12に供給して第1イメージセンサ12から画像信号を読み出す。第2イメージセンサ14から第1イメージセンサ12の切替にも時間を要するから、第2イメージセンサ14の最後の画像z3を5フレーム分だけフリーズさせた後、第1イメージセンサ12からの画像w5をLCD70に表示する。
図6に、他の動作タイミングチャートを示す。ズーム位置がしきいズーム位置まで移動すると、PSWCCD1VL及びPSWCCD1VHは同時にON状態からOFF状態に移行する。また、このタイミングに同期してPSWCCD2VL及びPSWCCD2VHはOFF状態からON状態に移行する。3Wserial信号によりCCDのセッティングが行われ、強制的に同期信号Syncを生成して第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14に切り替える。第1イメージセンサ12の最後の画像w4から第2イメージセンサ14の最初の画像z0までは最後の画像w4をフリーズさせる。図では2フレーム分だけw4をフリーズさせている。
このように、2つのイメージセンサ12、14を切り替えて駆動することで、ワイド画像とテレ画像を得ることができる。レンズ2として固定焦点距離レンズ2を用いた場合、イメージセンサ12、14の駆動切替制御及び電子ズームのみでズーム操作を行うため、ズームレンズを用いる場合と比較してズーム速度を向上することができる。また、ズームモータが存在しないので、撮影とともに録音する場合にもズームモータのノイズ対策が不要となる利点もある。
本実施形態では、基本的に2つのイメージセンサを択一的に駆動したが、それぞれのドライバ13、15を同時に駆動して2つのイメージセンサ12、14を同時に駆動することもできる。この場合、LCD70に第1イメージセンサ12で得られたワイド画像と第2イメージセンサ14で得られたテレ画像とをスーパーインポーズして表示することができる。
また、本実施形態において、レンズ2からの光の一部を分割してファインダに導いてもよい。図7に、この場合の概念構成を示す。レンズ2とビームスプリッタ4との間に第2のビームスプリッタ3a及び第3のビームスプリッタ3bを設け、レンズ2からの光の一部をスクリーン5に投影する。ユーザは、ファインダレンズ6を介して被写体像を視認する。
<3つのイメージセンサを有する場合>
図8に、本実施形態におけるデジタルカメラの概念構成を示す。デジタルカメラは、レンズ2、絞り80及びシャッタ82、レンズ2からの光をそれぞれ2つに分割する3つのビームスプリッタ3a、3c、4、ビームスプリッタ4からの光を受光する2つのイメージセンサ12、14、ビームスプリッタ3cからの光を受光するイメージセンサ16を有する。すなわち、まずビームスプリッタ3aで2つに分割され、一方の光はビームスプリッタ4でさらに2つに分割されて第1イメージセンサ12、第2イメージセンサ14に入射し、ビームスプリッタ3aで分割された他方の光はビームスプリッタ3cでさらに2つの分割されて第3イメージセンサ16及びスクリーン5に入射する。第1イメージセンサ12、第2イメージセンサ14及び第3イメージセンサ16は画素数(ピクセル数)が互いに同一であり、イメージサイズ(ピクセルサイズ)が異なる。具体的には、
第1イメージセンサ12のサイズ>第2イメージセンサ14のサイズ>第3イメージセンサ16のサイズ
である。レンズ2は固定焦点距離レンズである。イメージセンサ12、14、16のイメージサイズが互いに異なるため、それぞれのイメージセンサで得られる画角が異なり、第1イメージセンサ12は相対的に広画角、第2イメージセンサ14は相対的に中画角、第3イメージセンサ16は相対的に狭画角である。第1イメージセンサ12ではワイド画像が得られ、第2イメージセンサ14では中間の画像が得られ、第3イメージセンサ16ではテレ画像が得られるということもできる。3つのイメージセンサ12、14、16を適宜切り替えることで広画角と中間画角と狭画角とを切り替えることができ、レンズ2を固定焦点距離レンズとしても光学的なズーム動作を実現することができる。切替は、ズームスイッチの操作あるいはイメージセンサ12、14、16の切替スイッチの操作により行う。ズームスイッチの操作により切り替える場合、ワイド側では第1イメージセンサ12が選択され、中間位置では第2イメージセンサ14が選択され、テレ側では第3イメージセンサ16が選択される。第1イメージセンサ12の固有画角と第2イメージセンサ14の固有画角との間の画角は、第1イメージセンサ12で得られた画像信号を電子的に拡大する電子ズームで得ることができる。また、第2イメージセンサ14の固有画角と第3イメージセンサ16の固有画角との間の画角は、第2イメージセンサ14で得られた画像信号を電子的に拡大する電子ズームで得ることができる。ズームスイッチをワイド側からテレ側に順次操作すると、まず第1イメージセンサ12で得られたワイド画像が得られ、ズームスイッチの操作に応じて第1イメージセンサ12の電子ズーム画像が順次得られ、第2イメージセンサ14の固有画角に達すると第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14に切り替わって第2イメージセンサ14の中間画像が出力される。さらにズームスイッチをテレ側に順次操作すると、第2イメージセンサ14の電子ズーム画像が順次得られ、第3イメージセンサ16の固有画角に達すると第2イメージセンサ14から第3イメージセンサ16に切り替わって第3イメージセンサ16のテレ画像が出力される。第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14への切替のしきい位置(第1しきい位置)としては、第2イメージセンサ14の固有画角の他、固有画角よりもテレ側に設定してもよい。第2イメージセンサ14で得られる画像の電子ズーム範囲を画角変更範囲とすると、しきい位置は第2イメージセンサ14の画角変更範囲内で任意に設定されることになる。しきい位置よりもワイド側では第1イメージセンサ12の固有画角の画像あるいはその電子ズーム画像が出力され、しきい位置よりもテレ側では第2イメージセンサ14の固有画角の画像あるいはその電子ズーム画像が出力される。電子ズーム画像は画質の点で劣化するため、好適にはしきい位置は第2イメージセンサ14の固有画角位置に設定される。第2イメージセンサ14から第3イメージセンサ16への切替のしきい位置(第2しきい位置)についても同様である。
本実施形態においても、イメージセンサ12、14、16は互いにサイズが異なるため感度が異なるので、イメージセンサ12、14、16の感度が同一となるように調整する必要がある。例えば、上記の(1)の方法を用いて、ビームスプリッタ3a、3c、4の透過率を各イメージセンサ12、14、16の感度に応じて調整することで感度の相違を補償する。感度は、
第1イメージセンサ12>第2イメージセンサ14>第3イメージセンサ16
の順で高くなるので、これを補償するために、ビームスプリッタ3a、3c、4の透過率を調整する。上記の(1)〜(4)のいずれか複数を組み合わせて感度の相違を補償してもよい。例えば、ビームスプリッタ3a、3c、4の透過率を調整するとともに各イメージセンサ12、14、16のゲインも調整する等である。ゲイン調整にはノイズ増大の問題が生じ得るが、透過率とゲインをともに調整することでゲイン単独の調整量を抑制してノイズ増大を防止できる。
また、各イメージセンサ12、14、16は画素数が互いに同一であるため、イメージセンサ12、14、16を駆動するためのドライバをそれぞれに設ける他、それぞれのイメージセンサ12、14、16の少なくともいずれか2つのドライバを共有することも可能であり、構成を簡易化することができる。ドライバを共有する場合、ズーム操作に応じて順次、第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14へ、そして第2イメージセンサ14から第3イメージセンサ16へと切り替わるため、第1イメージセンサ12と第3イメージセンサ16とを同時に駆動することはほとんどなく、このことから第1イメージセンサ12用のドライバと第3イメージセンサ16用のドライバを共有することが好適である。もちろん、3つのイメージセンサ12、14、16を単一のドライバで駆動することもできる。
図9に、図8に示すデジタルカメラの詳細な駆動回路構成を示す。第1イメージセンサ12と第3イメージセンサ16とでドライバを共有化した構成である。すなわち、第1イメージセンサ12(ワイド用)及び第3イメージセンサ16(テレ用)はドライバ13で駆動され、第2イメージセンサ14(中間用)はドライバ15で駆動される。ドライバ13及びドライバ15にはタイミングジェネレータ40bからのタイミング信号が供給される。ドライバ13はタイミング信号を用いて駆動信号を生成し第2イメージセンサ14に供給する。また、ドライバ15はタイミング信号を用いて駆動信号を生成しマルチプレクサMUX20に供給する。マルチプレクサMUX20はシステムコントローラ及びバックエンドプロセッサ40aからの切替信号により駆動信号を第1イメージセンサ12あるいは第3イメージセンサ16のいずれかに出力する。第1イメージセンサ12及び第3イメージセンサ16からの出力はセレクタ21に供給される。セレクタ21はコントローラ及びバックエンドプロセッサ40aからの信号に応じてイメージセンサ12、16からの出力を切り替えてアナログフロントエンドAFE及びA/D36bに供給する。一方、第2イメージセンサ14からの出力はそのまま(セレクタを経ることなく)アナログフロントエンドAFE及びA/D36aに供給される。AFE及びA/D36a、36bでデジタル信号に変換された画像信号はシステムコントローラ及びバックエンドプロセッサ40aに供給されて処理され、LCD70に表示される。第2イメージセンサ14はドライバ13により独立に駆動されるため、第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14とを同時に駆動すること、あるいは第2イメージセンサ14と第3イメージセンサ16とを同時に駆動することが可能である。したがって、第1イメージセンサ12で得られるワイド画像と第2イメージセンサ14で得られる中間画像を同時に撮影して表示、記録することが可能であり、第1イメージセンサ12のワイド画像を撮影する際に、第2イメージセンサ14で得られる中間画像を用いて合焦位置検出(コントラスト検出法等)を行うこともできる。
なお、第1イメージセンサ12で得られるワイド画像のうち、第2イメージセンサ14で得られる中間画像でカバーされる領域、例えば中心部の合焦位置検出は第2イメージセンサ14の中間画像を用い、それ以外の領域(周辺領域)の合焦位置検出は第1イメージセンサ12のワイド画像を用いることも好適である。
図10に、図9の構成における切替タイミングの一例を示す。ズームスイッチをワイド側からテレ側に順次操作する場合である。図において、第1イメージセンサ12(CCD1)、第2イメージセンサ14(CCD2)、第3イメージセンサ16(CCD3)のそれぞれの光学的画角を示す。また、図10(a)はマルチプレクサ20及びセレクタ21で選択されるイメージセンサを示し、図10(b)はLCD70に表示されるイメージセンサの画像を示す。第1イメージセンサ12の固有画角はワイド端、第2イメージセンサ14の固有画角は中間位置(第1しきい位置とする)、第3イメージセンタ16の固有画角はテレ側(第2しきい位置とする)にある。ズームスイッチの操作により設定されるズーム位置がワイド端から第1しきい位置の間にある場合、マルチプレクサ20及びセレクタ21は第1イメージセンサ12(CCD1)を選択し、LCD70には第1イメージセンサ12の画像が表示される。すなわち、ズーム位置がワイド端にある場合には第1イメージセンサ12で得られた画像をLCD70に表示し、ワイド端と第1しきい位置との間は第1イメージセンサ12の画像信号を電子的に拡大した電子ズーム画像をLCD70に表示する。ズーム位置が第1しきい位置に達すると、第1イメージセンサ12の出力から第2イメージセンサ14の出力に切替え、第2イメージセンサ14で得られた画像をLCD70に表示する。ズーム位置が第1しきい位置と第2しきい値との間にある場合、第2イメージセンサ14の画像信号を電子的に拡大した電子ズーム画像をLCD70に表示する。この間、第1イメージセンサ12及び第3イメージセンサ16は使用されないため、マルチプレクサ20及びセレクタ21はいずれかを選択してよいが、例えば図に示すように、第1しきい位置と第2しきい位置との中間位置において第1イメージセンサ12から第3イメージセンサ16に切り替えることで、第3イメージセンサ16の出力に備えることができる。ズーム位置が第2しきい位置に達すると、第2イメージセンサ14の出力から第3イメージセンサ16の出力に切替え、第3イメージセンサ16で得られた画像をLCD70に表示する。ズーム位置が第2しきい位置よりもテレ側にある場合、つまりズーム位置が第2しきい位置とテレ端との間にある場合、第3イメージセンサ16の画像信号を電子的に拡大した電子ズーム画像をLCD70に表示する。
図11に、ズームスイッチをテレ側からワイド側に操作する場合の切替タイミングを示す。切替タイミングは図10と基本的に同一である。テレ端から第2しきい位置まではだ3イメージセンサ16の画像信号を電子的に拡大した電子ズーム画像をLCD70に表示し、第2しきい位置から第1しきい位置までは第2イメージセンサ14の画像信号を電子的に拡大した電子ズーム画像をLCD70に表示し、第1しきい位置からワイド端までは第1イメージセンサ12の画像信号を電子的に拡大した電子ズーム画像をLCD70に表示する。マルチプレクサ20及びセレクタ21は、第2しきい位置と第1しきい位置との中間位置に達するまでは第3イメージセンサ16を選択し、第2しきい位置と第1しきい位置の中間に達した時点で第3イメージセンサ16に代えて第1イメージセンサ12を選択する。
なお、ワイド側からテレ側へと「ズームアップ」する場合には、イメージサイズの小さいイメージセンサの画像信号を合焦位置検出に用いることができるが、イメージサイズの小さいイメージセンサを用いて表示及び撮影を行う際には、イメージサイズの大きいイメージセンサの画像信号を用いて合焦位置検出しておき、パンした場合にこの合焦位置検出の履歴を用いて高速にAFを収束させることが可能である。
図12に、ズームスイッチの操作に連動した駆動タイミングチャートを示す。第1イメージセンサ12(CCD1)、第2イメージセンサ14(CCD2)、第3イメージセンサ16(CCD3)に分けて示してある。ズーム位置がワイド端から第1しきい位置に達するまでは、第1イメージセンサ12の画像信号をそのまま、あるいは電子的に拡大して出力する。すなわち、ドライバ15からの駆動信号はマルチプレクサ20を介して第1イメージセンサ12に供給され、第1イメージセンサ12からの画像信号はセレクタ21を介してシステムコントローラ及びバックエンドプロセッサ40a、さらにはLCD70に供給される。EShatは電子シャッタの駆動信号である。第1イメージセンサ12からの出力信号はLCD70に供給されて表示用とされる他、オートフォーカス用の合焦位置検出信号として用いられる。ズーム位置が第1しきい位置に達する直前のタイミングで第2イメージセンサ14の駆動を開始し、第1しきい位置に達した時点で第1イメージセンサ12の出力から第2イメージセンサ14の出力に切り替えてLCD70に表示し、あるいは合焦位置検出を行う。ズーム位置が第1しきい位置から第2しきい位置に達するまでは、第2イメージセンサ14の画像信号をそのまま、あるいは電子的に拡大して出力する。第2しきい位置に達する直前のタイミングで第3イメージセンサ16の駆動を開始し、第2しきい位置に達した時点で第2イメージセンサ14の出力から第3イメージセンサ16の出力に切り替えてLCD70に表示し、あるいは合焦位置検出を行う。
上記の例では、表示用の画像信号と合焦位置検出用の画像信号をともに選択されたイメージセンサの画像信号としたが、次に、合焦位置検出用の画像信号をサイズの小さいイメージセンサの画像信号とする例について示す。
図13に、ズームスイッチの操作に連動した他の駆動タイミングチャートを示す。図12と異なるのは、ズームスイッチの操作に連動した、第2イメージセンタ14及び第3イメージセンサ16の駆動開始タイミングである。すなわち、ズーム位置がワイド端にある場合、第1イメージセンサ12を駆動するとともに、第2イメージセンサ14の駆動も開始する。第1イメージセンサ12のドライバ15と第2イメージセンサ14のドライバ13は異なるため、第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14とを同時に駆動することが可能である。このように、ズーム位置がワイド端と第1しきい位置との間にある場合、第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14は、ドライバ13、15により同時に駆動される。第1イメージセンサ12からの画像信号はLCD70に供給されて表示される他、合焦位置検出に用いられる。また、第2イメージセンサ14からの画像信号は専ら合焦位置検出に用いられる。合焦位置検出における両画像信号の意味は既述したとおりであり、第1イメージセンサ12の画角のほぼ中央部の合焦位置検出は第2イメージセンサ14の画像信号が用いられ、その周囲は第1イメージセンサ12の画像信号が用いられる。ほぼ中央部の合焦位置検出を第1イメージセンサ12の画像信号と第2イメージセンサ14の画像信号をともに用いることも可能であるが、測距精度を考慮すると第2イメージセンサ14の画像信号の重みを大きくすることが好適であろう。ズーム位置が第1しきい位置に達すると、第1イメージセンサ12の駆動を停止し、代わりに第3イメージセンサ16の駆動を開始する。すなわち、第1しきい位置に達した時点で、マルチプレクサ20はドライバ15からの駆動信号を第1イメージセンサ12ではなく第3イメージセンサ16に出力する。したがって、ズーム位置が第1しきい位置と第2しきい位置との間にある場合、第2イメージセンサ14と第3イメージセンサ16はドライバ13、15により同時に駆動される。第2イメージセンサ14からの画像信号はLCD70に供給されて表示される他、合焦位置検出に用いられる。また、第3イメージセンサ16からの画像信号は専ら合焦位置検出に用いられる。ズーム位置が第2しきい位置に達すると、第2イメージセンサ14の駆動を停止し、第3イメージセンサ16からの画像信号がLCD70に供給されて表示される。第2しきい位置よりテレ側では、表示及び合焦位置検出は第3イメージセンサ16からの画像信号を用いて行われる。
図14に、デジタルカメラの他の詳細な駆動回路構成を示す。図9と異なる点は、AFE及びA/D36a、36bの代わりに単一のAFE及びA/D36を設ける点、及び第1イメージセンサ12、第2イメージセンサ14、第3イメージセンサ16の出力を全てセレクタ21に供給し、セレクタ21でこれらの出力を選択的に切り替えてAFE及びA/D36に供給する点である。ドライバ13、15により第1イメージセンサ12と第2イメージセンサ14は同時に駆動でき、また、第2イメージセンサ14と第3イメージセンサ16は同時に駆動できるが、AFE及びA/D36はこれらの出力を並列に処理せずシーケンシャルに処理してLCD70に供給する。
図15に、図14の構成における切替タイミングを示す。ズーム位置がワイド端と第1しきい位置との間にある場合、マルチプレクサ20及びセレクタ21は第1イメージセンサ12(CCD1)を選択する。この間、基本的に第1イメージセンサ12が駆動(ON)され、第2イメージセンサ14及び第3イメージセンサ16は非駆動状態(OFF)となる。但し、第1イメージセンサ12は第1しきい位置を超えてもしばらくは駆動され続け、第2イメージセンサ14は第1しきい位置に達する直前に予め駆動が開始される。ズーム位置が第1しきい位置と第2しきい位置との間にある場合、第1イメージセンサ12及び第3イメージセンサ16は使用されないため、マルチプレクサ20のいずれの信号も任意に選択する(無関係)。但し、第2しきい位置に達する直前のタイミングでは第3イメージセンサ16側を選択しておく。第1イメージセンサ12は非駆動状態、第2イメージセンサ14は駆動され、第3イメージセンサ16も非駆動状態であるが第2しきい位置直前のタイミングで駆動が開始される。第2イメージセンサ14は第2しきい位置に達してもしばらくは駆動され続ける。
図16に、図14の構成におけるタイミングチャートを示す。図12の場合と同様である。AFE及びA/D36が単一であるため、構成が簡易化されるものの、第1イメージセンサ12の出力をLCD70に供給して表示しつつ、第2イメージセンサ14の出力を用いて合焦位置検出を行うことはできない。
図17に、デジタルカメラの他の詳細な駆動回路構成を示す。図14と異なる点は、ドライバ13、15の代わりに単一のドライバ13を設けた点である。すなわち、第1イメージセンサ12、第2イメージセンサ14及び第3イメージセンサ16でドライバを共有する場合である。ドライバ13で生成された駆動信号はマルチプレクサ20に供給される。マルチプレクサ20は、駆動信号を第1イメージセンサ12、第2イメージセンサ14及び第3イメージセンサ16に切替出力する。3つのイメージセンサ12、14、16でドライバ13を共有しているため、3つのイメージセンサ12、14、16は同時には駆動できず、ズーム位置に応じてそれぞれ異なるタイミングで駆動される。すなわち、ズームスイッチがワイド側からテレ側に順次操作されるに従って、まず第1イメージセンサ12が駆動され、次に第2イメージセンサ14が駆動され、さらに第3イメージセンサ16が駆動される。第1イメージセンサ12が駆動状態にあるとき、第2イメージセンサ14及び第3イメージセンサ16は非駆動状態にある。第2イメージセンサ14が駆動状態にあるとき、第1イメージセンサ12及び第3イメージセンサ16は非駆動状態にある。第3イメージセンサ16が駆動状態にあるとき、第1イメージセンサ12及び第2イメージセンサ14は非駆動状態にある。図14の構成に比べてさらに簡易化することが可能であるが、第1しきい位置で第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14へ切替える際に、事前に第2イメージセンサ14を駆動しておくことができないため切替直後は第2イメージセンサ14から画像信号が出力されず、タイムラグが生じる。このタイムラグは、LCD70画面では画像信号のないブラックアウト状態を生じる。
図18に、図17の構成における切替タイミングを示す。第2イメージセンサ14(CCD2)の光学的画角に対する第1しきい位置において切替が生じるが、図に示すように第2イメージセンサ14の電源は事前にOFF状態からON状態にされるものの、駆動信号が供給されて実際に画像信号が出力されるまでにタイムラグが存在するから画面の一時的ブラックアウトが生じる。この間、第1イメージセンサ12の画像LCD70に表示し続けることでブラックアウト状態を避けることができる(画面のフリーズ)。第3イメージセンサ16(CCD3)の光学的画角に対する第2しきい位置においても同様に切替が生じ、第3イメージセンサ16の電源は事前にOFF状態からON状態にされるものの、駆動信号が供給されて実際に画像信号が出力されるまでにタイムラグが存在するから画面の一時的ブラックアウトが生じる。なお、画面の一時的ブラックアウトではなく、CCD1からCCD2の切替時にはCCD1のフリーズ画像を表示し、CCD2からCCD3の切替時にはCCD2またはCCD1のフリーズ画像を表示してもよい。
図19に、デジタルカメラのさらに他の詳細な駆動回路構成を示す。各イメージセンサ12、14、16毎にドライバとAFE及びA/Dを設ける構成である。すなわち、ドライバ13は第1イメージセンサ12を駆動し、ドライバ15は第2イメージセンサ14を駆動し、ドライバ17は第3イメージセンサ16を駆動する。第1イメージセンサ12の出力はAFE及びA/D36aに供給され、第2イメージセンサ14の出力はAFE及びA/D36bに供給され、第3イメージセンサ16の出力はAFE及びA/D36cに供給される。全てのイメージセンサ12、14、16を同時に駆動することができるため、これらのイメージセンサ12、14、16で得られたワイド画像、中間画像、テレ画像を合成して表示する、あるいは3つの画像のうちの任意の2つの画像を合成して表示することが可能である。また、常に第3イメージセンサ16を駆動しておくことができるため、第3イメージセンサ16の出力を常に合焦位置検出に用いることもできる。
<4つのイメージセンサを有する場合>
図20に、本実施形態におけるデジタルカメラの概念構成を示す。デジタルカメラは、レンズ2、絞り80及びシャッタ82、レンズ2からの光をそれぞれ2つに分割する3つのビームスプリッタ3a、3c、4、ビームスプリッタ4からの光を受光する2つのイメージセンサ12、14、ビームスプリッタ3cからの光を受光する2つのイメージセンサ16、18を有する。すなわち、まずビームスプリッタ3aで2つに分割され、一方の光はビームスプリッタ4でさらに2つに分割されて第1イメージセンサ12、第2イメージセンサ14に入射し、ビームスプリッタ3aで分割された他方の光はビームスプリッタ3cでさらに2つの分割されて第3イメージセンサ16及び第4イメージセンサ18に入射する。第1イメージセンサ12、第2イメージセンサ14、第3イメージセンサ16及び第4イメージセンサ18は画素数(ピクセル数)が互いに同一であり、イメージサイズ(ピクセルサイズ)が異なる。具体的には、
第1イメージセンサ12のサイズ>第2イメージセンサ14のサイズ>第3イメージセンサ16のサイズ>第4イメージセンサ18のサイズ
である。レンズ2は固定焦点距離レンズである。イメージセンサ12、14、16、18のイメージサイズが互いに異なるため、それぞれのイメージセンサで得られる画角が異なり、第1イメージセンサ12は広画角(ワイド画角)、第2イメージセンサ14は中画角、第3イメージセンサ16は中画角より狭い画角、第4イメージセンサ18は狭画角(テレ画角)である。4つのイメージセンサ12、14、16、18を適宜切り替えることで広画角と中間画角(2つ)と狭画角とを切り替えることができ、レンズ2を固定焦点距離レンズとしても光学的なズーム動作を実現することができる。切替は、ズームスイッチの操作あるいはイメージセンサ12、14、16、18の切替スイッチの操作により行う。ズームスイッチの操作により切り替える場合、ワイド側では第1イメージセンサ12が選択され、中間位置では第2イメージセンサ14あるいは第3イメージセンサ16が選択され、テレ側では第4イメージセンサ18が選択される。ズームスイッチをワイド側からテレ側に順次操作すると、まず第1イメージセンサ12で得られたワイド画像が得られ、ズームスイッチの操作に応じて第1イメージセンサ12の電子ズーム画像が順次得られ、第2イメージセンサ14の画角に達すると第1イメージセンサ12から第2イメージセンサ14に切り替わって第2イメージセンサ14の中間画像が出力される。さらにズームスイッチをテレ側に順次操作すると、第2イメージセンサ14の電子ズーム画像が順次得られ、第3イメージセンサ16の画角に達すると第2イメージセンサ14から第3イメージセンサ16に切り替わって第3イメージセンサ16の画像が出力される。さらにズームスイッチをテレ側に順次操作すると、第3イメージセンサ16の電子ズーム画像が順次得られ、第4イメージセンサ18の画角に達すると第3イメージセンサ16から第4イメージセンサ18に切り替わって第4イメージセンサ16の画像が出力される。
具体的な駆動回路構成としては、各イメージセンサ12、14、1、6、18毎に独立にドライバを設ける他、第1イメージセンサ12と第4イメージセンサ18とでドライバを共有する、第1イメージセンサ12と第3イメージセンサ16でドライバを共有するとともに第2イメージセンサ14と第4イメージセンサ18でドライバを共有する、全てのイメージセンサ12、14、16、18でドライバを共有する等が可能である。
本実施形態において、上記のとおりシャッタ82を複数のイメージセンサに対して共通に設ける他、それぞれのイメージセンサ毎に設けることもできる。図21及び図22にこの場合の構成例を示す。図21は、図20における共通のシャッタ82に代えて、各イメージセンサ12、14、16、18毎にそれぞれシャッタ82a、82b、82c、82dを設けている。各シャッタ82a〜82dは、それぞれのイメージセンサに対し最適な露光時間となるように開閉制御される。例えば、イメージセンサ12を基準とし、絞り80の絞り値及びシャッタ82aの開時間が設定された場合、絞り80を設定された絞り値に維持しつつ、シャッタ82b、82c、82dの開時間をそれぞれのイメージセンサの感度の相違を補償するように調整する。また、図22は、図20における共通のシャッタ82に代えて、イメージセンサ12、14用の共通シャッタ82aと、イメージセンサ16、18用の共通シャッタ82bを設けている。本実施形態の絞り80は複数のイメージセンサに対して共通に設けられているが、基準となるイメージセンサの露光量が適正となる絞り値に固定する他、イメージセンサの切替に応じて絞り値を調整してもよい。絞り80の絞り値調整と、各イメージセンサ毎に設けられたシャッタの開時間の調整とを組み合わせることもでき、これによりきめの細かい露光量制御が可能となり、イメージセンサの切替に伴う露出変化を抑制できる。絞り80の絞り値調整と、各イメーセンサ毎のゲイン調整とを組み合わせてもよい。絞り80の絞り値、ビームスプリッタの透過率、ゲイン、シャッタの開時間のいずれか1つ、あるいはこれらの任意の組み合わせで露光量を制御できる。さらに、シャッタの代わりに露光量制御手段としてNDフィルタ(中性濃度フィルタ)を設けることもできる。図23に、図21におけるシャッタ82a〜82dの代わりに、NDフィルタ84a〜84dを設けた例を示す。図21において、シャッタ82aの代わりにNDフィルタ84a、シャッタ82bの代わりにNDフィルタ84b、シャッタ82cの代わりにNDフィルタ84c、シャッタ84dの代わりにNDフィルタ84dを設けたものである。シャッタとNDフィルタとを混在させることも可能である。例えば、図21において、シャッタ82aのみをNDフィルタ84aに代える等である。
また、上記の実施形態では、スイッチUSW1〜USW4を用いてズーム動作の切替設定をユーザが行うようにしたが、オートボタンを別途設け、このオートボタンが押された場合には、可変焦点距離レンズをワイド端にリセットしておき、ズームスイッチUSW4が押されている間は、画素サイズの大きいイメージセンサから順に電子ズームを行い、また適度な画角でイメージセンサを切り替えていき、最も画素サイズの小さいイメージセンサの固有画角にきたところでそこから先は可変焦点距離レンズを用いてズームを実行するようにしてもよい。これにより、ズーム切替をスムーズにでき、かつ、画質のよいズーム領域を確保できる。
2つのイメージセンサを有するデジタルカメラの概念構成図である。 2つのイメージセンサの画角説明図である。 2つのイメージセンサを有するデジタルカメラの全体構成図である。 2つのイメージセンサを有するデジタルカメラの駆動回路図である。 2つのイメージセンサを有するデジタルカメラのタイミングチャート(その1)である。 2つのイメージセンサを有するデジタルカメラのタイミングチャート(その2)である。 2つのイメージセンサを有するデジタルカメラの他の概念構成図である。 3つのイメージセンサを有するデジタルカメラの概念構成図である。 3つのイメージセンサを有するデジタルカメラの駆動回路図である。 図9の構成の切替タイミング説明図(ワイド側からテレ側)である。 図9の構成の切替タイミング説明図(テレ側からワイド側)である。 図9の構成のタイミングチャートである。 図9の構成の他のタイミングチャートである。 3つのイメージセンサを有するデジタルカメラの他の駆動回路図である。 図14の構成の切替タイミング説明図である。 図14の構成のタイミングチャートである。 3つのイメージセンサを有するデジタルカメラの他の駆動回路図である。 図17の構成の切替タイミング説明図である。 3つのイメージセンサを有するデジタルカメラの他の駆動回路図である。 4つのイメージセンサを有するデジタルカメラの概念構成図である。 シャッタの配置説明図である。 シャッタの他の配置説明図である。 NDフィルタの配置説明図である。 アンプの回路図である。
符号の説明
2 固定焦点距離レンズ、3 ズームレンズ、12 第1イメージセンサ、14 第2イメージセンサ、16 第3イメージセンサ、18 第4イメージセンサ、13,15,17 ドライバ、34 アナログMUX、36 A/Dコンバータ、38 バッファメモリ、40 コントローラ及びタイミングジェネレータ、50 画像プロセッサ、54 メモリカード、70 カラーLCD、80 絞り、82 シャッタ。

Claims (19)

  1. 単一の光学系と、
    前記単一の光学系からの光を複数光に分割する分割手段と、
    前記複数光のそれぞれを受光する、互いに画素数が同一で画素サイズが異なる複数の撮像素子と、
    前記複数の撮像素子を駆動する駆動手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    画角変更操作手段と、
    表示手段と、
    前記画角変更操作手段の操作に応じ、前記複数の撮像素子から出力される画像信号を切り替えて前記表示手段に出力する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び前記第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子から構成され、
    前記制御手段は、前記画角変更位置が前記第1撮像素子のワイド端から前記第2撮像素子の画角変更範囲内に設定されたしきい位置までの間にある場合は前記第1撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記しきい位置からテレ端までの間にある場合は前記第2撮像素子からの画像信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記第1撮像素子からの画像信号を用いて撮影する際に、前記第2撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御を行う焦点調整手段を有することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項2記載の装置において、
    前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び前記第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子並びに前記第2撮像素子よりも画素サイズの小さい第3撮像素子から構成され、
    前記制御手段は、前記画角変更位置が前記第1撮像素子のワイド端から前記第2撮像素子の画角変更範囲内に設定された第1しきい位置までの間にある場合は前記第1撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記第1しきい位置から前記第3撮像素子の画角変更範囲内に設定された第2しきい位置までの間にある場合は前記第2撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記第2しきい値からテレ端までの間にある場合は前記第3撮像素子からの画像信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項5記載の装置において、
    前記第1撮像素子からの画像信号を用いて撮影する際に、前記第2撮像素子あるいは前記第3撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御を行い、前記第2撮像素子からの画像信号を用いて撮影する際に、前記第3撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御を行う焦点調整手段を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1記載の装置において、
    前記駆動手段は、前記複数の撮像素子のうちの少なくともいずれか2つで共有化されることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7記載の装置において、
    前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び前記第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子並びに前記第2撮像素子よりも画素サイズの小さい第3撮像素子から構成され、
    前記駆動手段は、前記第1撮像素子と前記第3撮像素子とで共有化されることを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項8記載の装置において、
    前記駆動手段は、前記第1撮像素子と前記第3撮像素子とで共有化される第1駆動手段と、前記第2撮像素子を駆動する第2駆動手段から構成され、
    前記第1駆動手段は、前記第1撮像素子と前記第3撮像素子とを選択的に駆動し、
    前記第1駆動手段及び前記第2駆動手段は、前記第1撮像素子とともに前記第2撮像素子を同時に駆動し、かつ、前記第2撮像素子とともに前記第3撮像素子を同時に駆動することを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項7記載の装置において、
    前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び前記第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子並びに前記第2撮像素子よりも画素サイズの小さい第3撮像素子から構成され、
    前記駆動手段は、前記第1撮像素子と前記第2撮像素子と前記第3撮像素子とで共有化されることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項2記載の装置において、
    前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び前記第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子並びに前記第2撮像素子よりも画素サイズの小さい第3撮像素子から構成され、
    前記駆動手段は、前記画角変更位置が前記第1撮像素子のワイド端から前記第2撮像素子の画角変更範囲内に設定された第1しきい位置までの間にある場合は前記第1撮像素子と前記第2撮像素子とを同時に駆動し、前記画角変更位置が前記第1しきい位置と前記第3撮像素子の画角変更範囲内に設定された第2しきい位置までの間にある場合は前記第2撮像素子と前記第3撮像素子とを同時に駆動し、
    前記制御手段は、前記画角変更位置が前記ワイド端から前記第1しきい位置までの間にある場合は前記第2撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御しつつ前記第1撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記第1しきい位置から第2しきい位置までの間にある場合は前記第3撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御しつつ第2撮像素子からの画像信号を出力し、前記画角変更位置が前記第2しきい位置からテレ端までの間にある場合は前記第3撮像素子からの画像信号を用いて焦点制御しつつ前記第3撮像素子からの画像信号を出力することを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項1記載の装置において、
    前記複数の撮像素子に対して共通に設けられた絞り手段
    を有し、
    前記分割手段は、前記複数の撮像素子のいずれかの撮像素子に基づく測光値により前記絞り手段が所定の絞り値に調整される場合に、該絞り値に設定された状態で各撮像素子からの画像信号が適正値となるような分光透過率で分割することを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項1記載の装置において、
    前記複数の撮像素子に対して共通に設けられた絞り手段
    を有し、
    前記複数の撮像素子のいずれかの撮像素子に基づく測光値により前記絞り手段が所定の絞り値に調整される場合に、該絞り値に設定された状態で各撮像素子からの画像信号が適正値となるようにゲインを調整するゲイン調整手段を有することを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項1記載の装置において、
    前記複数の撮像素子に対して共通に設けられた絞り手段
    を有し、
    前記複数の撮像素子のいずれかの撮像素子に基づく測光値により前記絞り手段が所定の絞り値に調整される場合に、該絞り値に設定された状態で各撮像素子からの画像信号が適正値となるように露光量を調整するシャッタあるいはフィルタ手段を有することを特徴とする撮像装置。
  15. 請求項2記載の装置において、
    前記複数の撮像素子に対して共通に設けられた絞り手段
    を有し、前記絞り手段は、前記制御手段による切替に応じ、切替後の撮像素子に基づく測光値が最適な露光量となる絞り値に設定されることを特徴とする撮像装置。
  16. 請求項2記載の装置において、
    前記複数の撮像素子は、第1撮像素子及び第1撮像素子よりも画素サイズの小さい第2撮像素子から構成され、
    前記制御手段は、少なくとも前記第1撮像素子を電子ズーム制御することを特徴とする撮像装置。
  17. 請求項16記載の装置において、
    前記制御手段は、第1撮像素子のズーム画角位置が所定画角になったところで画像信号の出力を第2撮像素子に切り替えることを特徴とする撮像装置。
  18. 請求項17記載の装置において、
    前記所定画角は、第2撮像素子の撮像可能な画角範囲内に設定された画角位置であることを特徴とする撮像装置。
  19. 請求項2記載の装置において、
    前記制御手段は、画素サイズの最も大きい固有画角から画素サイズの最も小さい撮像素子の固有画角近傍までは電子ズーム制御を行い、前記最も小さい撮像素子の固有画角近傍からは光学系によるズームを実行することを特徴とする撮像装置。
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